最新の観てきた!クチコミ一覧

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エギング☆ロック

エギング☆ロック

遊気舎

神戸アートビレッジセンター(兵庫県)

2021/07/02 (金) ~ 2021/07/04 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

楽日観劇。
ああしておけば、こんな筈じゃ…
一生懸命生きてきても、やり直したい事だらけ。
輝きを取り戻そうと2人は、そしてチームメイトは…

西原希蓉美さんの歌が素敵でした。元気でた!

sandglass

sandglass

遊劇舞台二月病

AI・HALL(兵庫県)

2021/07/03 (土) ~ 2021/07/04 (日)公演終了

映像鑑賞

満足度★★★★

配信観劇。
千秋楽観劇したが咀嚼不十分な気がして再度、配信にて観劇。

配信によって距離をとって観劇できた為か、中川真一さんの言うイライラ感薄れ、沢村兄妹への感情移入が更に進み、変に納得。
ただ二月病さんらしい、どす黒さやアクの強さをもう少し感じたい気がした。

sandglass

sandglass

遊劇舞台二月病

AI・HALL(兵庫県)

2021/07/03 (土) ~ 2021/07/04 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

千秋楽観劇。
「成しえた事の小ささに嘘をついて
 無くした物の大きさに嘘をつく。」
そうして人は悲しみ乗り越え、立ち上がってゆくのだと思う。

主人公飯田兄妹に比べ、沢村兄妹(復員兵·夜鷹)の境遇が重すぎて、共感しきり。
反面、飯田兄妹への感情移入薄れてしまい少し残念。
咀嚼不十分な感じ?もう1度観ようと思う!

猫を探す

猫を探す

このしたやみ

THEATRE E9 KYOTO(京都府)

2021/07/02 (金) ~ 2021/07/04 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

透明感のある2人芝居。
二口大学さんが善良な独身大学職員を好演。
そして広田ユウミさんは、男に好意持つ学生の母、お店の看板娘、老婆、など多数の役どころ緩急自在の演技でした。

そんな2人の景色が一変する。
あの時どうすれば…

自分の知ってる過去が少しずつ無くなり、時には一変し、それでも繰り返される毎日。
哀しく切なく、そして繰り返される何気ない毎日を大切にしたくなる物語。

コメンテーターズ

コメンテーターズ

ラッパ屋

紀伊國屋ホール(東京都)

2021/07/18 (日) ~ 2021/07/25 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

鑑賞日2021/07/25 (日)

#コメンテーターズ
#ラッパ屋
語り部は引きこもりの息子 #瓜生和成 さん。でも、彼はいたってノーマルで素直で客観性がある。それがむしろ、現代社会が抱える闇にも思える。インターネットというバケモノが日本に入ってきてもうすぐ30年になる。誰もが発信できる時代で、ネットが大きな影響力を持つようになったのに、全く力を感じられなかったり。もう何を信じていいのかわからない。一般人の意見とは何か。そもそも一般人とか普通とかいう概念が揺らいでいる。そこへ来て、国民の誰もが忖度してしまうなら…何も信じられないし、怖い。恐ろしい世の中。報道は、元来そうした偏りの要素を持っているもの。政治的なことも経営的な面でも影響を受け、忖度する。
これを、まさに五輪開催中に観る不思議。開催反対の声はどれくらい本気だっただろうか。政治家もデモも、パフォーマンスで終始し、それでヨシとしてはいなかっただろうか。本気ならば、もう少し違ったうねりのようなものが起こるのではなかろうか。
そんなことへ思考を広げながら観た。
こうなったら、ノコギリ男爵ブログだけが頼りだな。

かげきはたちのいるところ

かげきはたちのいるところ

アガリスクエンターテイメント

サンモールスタジオ(東京都)

2021/07/16 (金) ~ 2021/07/25 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

過激派や学生運動のパロディかと思ったら、切ない恋愛などの人間ドラマが出てきたりして、思いっきり青春物だった。終盤ではグッときた。役者さんのレベルが高い。もちろん笑えます。

奇跡を待つ人々

奇跡を待つ人々

東京夜光

こまばアゴラ劇場(東京都)

2021/07/24 (土) ~ 2021/08/04 (水)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★

鑑賞日2021/07/26 (月) 18:00

劇団化して最初の公演だが、不思議な感触の芝居だった。
 遠い未来の「絶対安全都市」に住む女の部屋に、過去から男と男型AI、未来から男が来るが…、という物語。過去と言っても現時点よりは未来の世界で、そのまた先の世界を描く、独特の手法で、「安全」や生きる意味を考えさせられるのだが、世界観がブッ飛んでいるので、ちょっとついていけない感じがあったのも事実。2作目『ユスリカ』、3作目『BLACK OUT』とも感触が違う芝居で、正直やや面食らったところはあるが、面白い、とは言える。

YUKUE -みつばち-

YUKUE -みつばち-

せんすtheatre

兵庫県立芸術文化センター 中ホール(兵庫県)

2021/07/25 (日) ~ 2021/07/25 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

考えず本能のまま生きるみつばち
考え考え答えのない答えを必死に探そうともがく人間
もがく中から見える希望
もうちょっと頑張っていこうと思わせてくれた作品でした

YUKUE -みつばち-

YUKUE -みつばち-

せんすtheatre

兵庫県立芸術文化センター 中ホール(兵庫県)

2021/07/25 (日) ~ 2021/07/25 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

コロナ禍で閉塞感がある中で色々と考えさせられる内容でした。しかしながら考えさせられる中でもパワーを貰えるような演出で、何か自分も前を向いて頑張ろうという気になりました。ありがとうございました。これからも頑張って下さい!皆様の活動を応援しています。

かげきはたちのいるところ

かげきはたちのいるところ

アガリスクエンターテイメント

サンモールスタジオ(東京都)

2021/07/16 (金) ~ 2021/07/25 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

鑑賞日2021/07/25 (日)

価格4,200円

千穐楽の25日13時開演回(途中14:18から5分間の換気休憩。終演は15:40の上演時間160分)を拝見。

2014年6月の『時をかける稽古場』から、『紅白旗合戦』『時をかける稽古場2.0』『わが家の最終的解決(再演)』『発表せよ!大本営!』と観てきたが、”寄席の観客、怒涛の大爆笑”的なウケ方の部分と、登場人物の心理描写に感情移入させられる情感の部分とのミックス具合、本作品が一番優れていたように感じられた。

それにしても、脚本の絶妙な位置に仕掛けられた笑いの爆弾を、作者の意図通りのタイミングで炸裂させる気心知れた演技陣の、他の団体・ユニットでは真似の出来ないチームプレイには、今回もまた、マスクの下で大笑いさせてもらった。こうしたアガリスクさんのテンポの良さを一度体感すると、当面、他のコメディー系の公演での笑いのハードルが上がるので、困るといえば困るんだが…w

ネタバレBOX

【配役】
塩原(元中核派。「革命的反グローバル資本主義者同盟」のリーダーだが理想に走り過ぎ)
…塩原俊之さん
斉藤(塩原の大学時代の友人。真剣さと軽薄さのミックスした人格)…斉藤コータさん
鹿島(元中核派。「…同盟」のメンバーを見守る”寮母さん”的スタンス)…鹿島ゆきこさん
熊谷(元革マル派。革命と恋愛感情との板挟みで、密かに苦悩)…熊谷有芳さん
榎並(今どきの女子大生ながら、権利意識はしっかりしている)…榎並夕起さん
津和野(大麻の愛好者。組織の活動とPerfumeファンであることの間で板挟み)…津和野諒さん 
淺越(革命には興味はなく、自分の爆弾製造技術を活かすために運動に参加)…淺越岳人さん
前田(警察官の伊藤と交際していることを隠したまま、アジトでの共同生活に入る)
…前田友里子さん
伊藤(前田の交際相手で、交通部所属の警察官。当初、前田の活動を知らなかった)
…伊藤圭太さん
矢吹(アジトの大家。相当のお人好し)…矢吹ジャンプさん
25日の日替わりゲスト(NHKの集金人だがバリバリのネトウヨ)…木内コギトさん
音楽劇「Le Rayon Vert」

音楽劇「Le Rayon Vert」

DANCETERIA-ANNEX

スタジオ「HIKARI」(神奈川県)

2021/07/21 (水) ~ 2021/07/23 (金)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

3姉妹を観てて家族って大事だなっと思ったし、ジークかっこよかった!

かげきはたちのいるところ

かげきはたちのいるところ

アガリスクエンターテイメント

サンモールスタジオ(東京都)

2021/07/16 (金) ~ 2021/07/25 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

鑑賞日2021/07/25 (日) 13:00

1年待ちました。途中配信等でネタの放出も多々あったのですが、中身が薄くなるどころか、期待以上の爆笑ステージ。開催前はボロボロ状態だったけど開会式以降はどうにか進行しているオリンピックと同時進行の上演というのも、タイミングばっちりでした。

ネタバレBOX

皆でテレビゲームに興じるシーンは、私が初めて観たアガリスク作品(テトリスのゲーム機の中身を描いたナンセンスなステージ)を彷彿とさせました。あの頃から比べると、いつのまにか立派なステージセットをこしらえるようになったり、主宰の人の名前を深夜ドラマのスタッフクレジットで見かけるようになったり、まさに継続は力なりだなあと感じました。
もしもし、こちら弱いい派 ─かそけき声を聴くために─

もしもし、こちら弱いい派 ─かそけき声を聴くために─

東京芸術劇場

東京芸術劇場 シアターイースト(東京都)

2021/07/22 (木) ~ 2021/07/25 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★

ネタバレ

ネタバレBOX

『もしもし、こちら弱いい派』を観劇。

東京芸術劇場『芸劇eyesシリーズ』で、期待の若手三劇団の短編集。
演劇ジャーナリスト・徳永京子の企画で、過去に二回ほど催され盛り上がりを見せたシリーズ。
最近では個人の弱さの視点で捉える若手劇団が増える中、そこにテーマを持っていき『いいへんじ』『ウンゲツィーファ」『コトリ会議』の三劇団が挑む。
だが企画者の劇団の選択ミスなのか?
語るに値しない出来だったのが正直なところだ。
そもそも過去の開催後からどれくらい年月が経っているのか?
シリーズものの間隔はある程度の時間が必要だが、既に五年以上は経過しているし、その間の大きな時代のうねりの中で素晴らしい若手劇団は登場していて、直ぐ取り上げないのは怠慢としか思えない。
企画者への不満と作品の内容の不出来さがマッチしてしまったが、千秋楽の客の入りを見ていると明らかに答えは出ているようだ。
このシリーズは二度と見ない!
YUKUE -みつばち-

YUKUE -みつばち-

せんすtheatre

兵庫県立芸術文化センター 中ホール(兵庫県)

2021/07/25 (日) ~ 2021/07/25 (日)公演終了

満足度★★★★★

ミュージカルファクターを持たせながらも、作者?の言いたかったことがとても上手く表現されていたと思います。明日からの生きる勇気になる作品です❕

アンダーグラウンド・アンソロジー

アンダーグラウンド・アンソロジー

イマシブ

シアターKASSAI【閉館】(東京都)

2021/07/22 (木) ~ 2021/07/25 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

2013年1月バンタムクラスステージ短篇集(https://stage.corich.jp/stage/40885)で上演された2作と、女優主催イベントのために細川博司が書き下ろした1作からなる3本の短編オムニバス。
過去に観ている2作の面白さは分かっているので作品に不安なく観劇。
観劇してから分かったことだが3作には2人が銃を向け合うという共通のシチュエーションが出てくる。その割に銃声が響くのは1作のみ、2発だけだ。それが3作を通してほどよい緊張感をもたらす構成になっているように思う。

3作とも洋画の吹き替え風セリフ満載でいてそれが浮つかない、不自然にならない細川作品の味をしっかりと孕んでいる。緊張と弛緩のコントロールがなされ、観客は一緒に緊張したり緊張を緩ませたり。そうやって翻弄されるのが気持ちいい。暗転明けから緊張の続く最初の「几帳面独白道化師」→暗転明けロリイタ服を着た女性2人が銃を向け合う異常な光景とすぐに始まる心地好いセリフの応酬に惹きつけられる「ステイルメイト」→全体の構造が見事に完成された「ジャガーノート」。3作の並びも良かった。

劇場での公演は本日までだがアーカイブ配信は後日開始。一見の価値あり。

ネタバレBOX

(※敬称略)
上記に書いた銃声は1作目「几帳面独白道化師」でのみ鳴るが光らないので「バンタムクラスステージじゃない」と思える笑(バンタムクラスステージでやるなら銃声にあわせて光が明滅し、薬莢の落ちる音が聞こえることだろう)(このとき2回撃たれる福地教光の撃たれる演技・こときれる演技が当たり前に良い)。1作目で銃声を響かせておくことで、2作目・3作目でもいつ発砲されるか分からないスリリングさがある。

2作目「ステイルメイト」は初見。櫻井しおりの声音遣いが素晴らしかった。アニメ声優をされているとのことで納得。諜報員として命をやりとりする駆け引きの声と娘との電話で出す母の声を使い分け、かつ全てが吹き替え風に発せられ観客を楽しませてくれる。
安っぽいロリイタ服(安っぽく見えないロリイタ服はそれはもうお高いのです)が妙に納得できる設定。登場人物5人のバランスが良い!狙われる必然は分かったが争う必然があまり見えなかったりと甘さはあるものの緊迫感と笑いと人間の妙、いつもながら細川博司は女性をえがくのがうまい。決着についてなんとなく想像できるタイトルも良い。人物の配置が入れ替わるときにさりげなくルームメイトを守る久代梨奈演じるレイク、ちゃんと訓練を受けた諜報員だななんて思わせてくれる。なおこのレイクのコードネーム「ペインキラー」ににやりとしてしまう(細川作品によく出てくる女性工作員のコードネームである)。女性スパイものとしてかっこよく出来すぎであるが満足度は高い。メキシカン・スタンドオフ状態の長かったお二人、ぜったい腕痛いと思う、、お疲れさまでした。

3作目「ジャガーノート」はとにかく脚本が素晴らしい。4回目の上演となるが今回の出演者がベストではないだろうか。氏家蓮のキンキーからまっすぐな愛情と情熱、そして、痛めつけられているはずなのにしっかりとした頼れる男らしさを感じた(暴力を受けるシーンもうまかった)。梅田悠のペイシェンス、強さも弱さも見せてくれた。土矢兼久のダニー、流暢なセリフ運びが耳によく馴染む。福地教光のチャズ、ついにダニーを卒業したが役としては名前が変わっただけで同じ役をやっており、そのときとはまた違う円熟味ある演技を見せてくれた(同じ役でもダニーではないのだから当たり前なのだろうが)。徹夜明けの疲労が見える演技、刺されかたひとつとっても8年前と異なる見せ方。正統に細川博司が演出し笑いに走りすぎない、あくまでも登場人物達が真剣極まりない状況だからこそ笑いが起こるコメディ。ペイシェンスが真剣にダニーを罵れば笑いが起き、チャズが困惑しても笑いが起き、チャズが手でジェスチャーしながら「戻せ」と言うだけで、半ばパニックのダニーとペイシェンスが言われるまま銃の向きを戻すだけで笑いが起こる。もちろん適切な演技、適切なタイミングが図られて結果として観客を引き込み笑わせるのだ。洋画のような動き、セリフ、物語。ロマンチックで、けして難しくなく見やすい。細川作品の随を集めたような短編。惜しみない拍手を送りたい。

細川博司が気に入っている状況やセリフなど、こうして3作を連ねるだけで見えてくるのが面白かった。

なおパンフレットの作品解説および人物解説も興味深く拝見。楽しませていただきました。
「几帳面独白道化師」は2012年5月4日初演(中之島春の文化祭2012)なので初出が2012年11月19日というのは誤りじゃないかなーなんて。「ジャガーノート」第3稿は2014年8月通称ロクバンタム(https://stage.corich.jp/stage/55523)に向けてでしょうね。初演は2012年5月18日からのLINX'S04(https://stage.corich.jp/stage/33748)、再演は2013年1月短篇集ですから計算が合います。重箱の隅つつきすみません。
かげきはたちのいるところ

かげきはたちのいるところ

アガリスクエンターテイメント

サンモールスタジオ(東京都)

2021/07/16 (金) ~ 2021/07/25 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

鑑賞日2021/07/24 (土) 18:30

座席C列12番

価格4,200円

1年以上ぶりの生観劇。
150分という時間にちょっと気が重くなった。(短い休憩を含め開演〜終演は160分)
4,200円という価格。
緊急事態宣言下で席はゆったりなのを期待したらみっちり。
そして端っこの席。
どんよりどよどよ。

ネタバレBOX

とにかく脚本が秀逸。
笑いあり、シリアスあり、いろんな層に「おもしろな空気」が含まれている感じ。
恒例の「屁理屈」「すれ違い」も、1年以上間隔が空いて食傷気味だったのが治っていた模様。
150分という時間も、中身が詰まっていれば問題なしかと。
LGBT要素が含まれていたのも、時代の趨勢ですかね。
役者さんたちも達者でした。
端っこで舞台で見えない部分があったのが残念かな。
第29次笑の内閣「マクラDEリア王」

第29次笑の内閣「マクラDEリア王」

笑の内閣

THEATRE E9 KYOTO(京都府)

2021/07/22 (木) ~ 2021/07/26 (月)公演終了

満足度★★★★

笑えました‼️現代社会を上手く皮肉る手法はいつもと変化はないが、古典戯曲を取り入れたところが、凄い❗次回も拝見したくなりました。

フェイクスピア

フェイクスピア

NODA・MAP

大阪新歌舞伎座(大阪府)

2021/07/15 (木) ~ 2021/07/25 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

評判はいいらしく、観に行く人はネタバレ感想は読むな!とあちこちに書かれていた。まったく予備知識なく出かけた。7月25日が楽日である。コロナ禍の中、奇跡的に東京・大阪公演とも一日も中止にはなかった。

大好きな橋爪功や白石加代子も出ていて、野田さんはシェイクスピア役、肖像画通りのハゲでブルマーみたいな衣装で出てくる。
芸達者ぞろいの少数精鋭の役者と大勢のコロスたち。
互いに神様から授かった言葉の箱を取り合うドタバタごっこ。
シェイクスピアのリア王とオセローとマクベス・ハムレットの父王の亡霊シーン、女役を高橋一生が演じ、主役は橋爪さんがさらりと演じてみせるシーンはオイシかったが、いつもの難解な言葉遊びはなくて、ちっとも野田秀樹を観に来たという感じがしない。
こりゃ、駄作かなと思った。

<ネタバレへ>

30数年前に気が付いていれば、こんな状況になならなかった環境問題。「永遠プラス36年前」という謎の言葉に、私はそんなふうに合点がいった。ノンフィクションにしてはいけない!

もし地球が気候変動により元の地球に戻れない、引き返せなくなったとき、自分の命を顧みず必死で生き残る可能性のために戦う人間がいるに違いない。だが多くの乗客が助からなかったように大多数の人類は滅びてしまうであろう。

神様の言葉の箱を奪い合ったドタバタぶりは、私たちの姿だったのだと。

ネタバレBOX

ところが終盤、箱の中身がボイスレコーダーの声であることが分かって、ぼんやり観ていた私の目が一瞬で冴えた。
機長に扮した高橋一生と副操縦士伊原剛志のカッコいいこと!

御巣鷹山の日航機墜落事故が再現され、コロスが扮した乗客が冷静なスチュワーデスの指示に従う機内の様子は、キャスター付の椅子と互いを繋ぐポールの動きと巧みな演技で演じてみせる。
迷走する航空機内の緊迫した様子に観客席の私も息が苦しくなる。

墜落までの30分間、この絶体絶命のピンチの中、必死に操縦するパイロットの姿、「アタマを、頭を上げろ!」と叫ぶボイスレコーダーの声。事故後、何度も何度もテレビ等で放送された声が鮮やかに蘇える。「永遠プラス36年前」である。
夜会行

夜会行

鵺的(ぬえてき)

サンモールスタジオ(東京都)

2021/07/01 (木) ~ 2021/07/07 (水)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

久しぶりの新宿御苑&劇場に鵺的「夜会行」を鑑賞。

男女がキスをする映画が奇異な目で見られた時代があったそう。
この夜会行の世界が、ありふれたもの、で、あるべきで、ありふれたもの、であった。
頭デッカチになりがちだけど、多分考えてはダメなんでしょうね。ありのまま感じるが良いのだと。

#高木登
#青山祥子
#奥野亮子
#笠島智
#ハマカワフミエ
#福永マリカ

かげきはたちのいるところ

かげきはたちのいるところ

アガリスクエンターテイメント

サンモールスタジオ(東京都)

2021/07/16 (金) ~ 2021/07/25 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

鑑賞日2021/07/24 (土) 18:30

座席1階A列10番

価格4,200円

ずっとスマホの中でしか見たことなかったアガリスクの方たちが、あのセットの中、目の前を動き回るのを観て、まずはそこに感動。うわ、俺アジトにいる!とか、津和野さんだ!とか笑
で、キャラ入るとみんな、途端にオーラに包まれる感じ✨これは生でしか味わえないですね😉
今日観てて釘付けになったのは鹿島さん。例えばドラマではカメラが追っていない時の表情とか生だと見ることができるんですが、普段キリっとした鹿島さんがふと見せるしおらしい感じとか、最後の方の塩原さんとのやりとり、キラキラしててちょっと心持っていかれました。前田さんと伊藤さんのやりとりの安定感は流石ですね!
緊迫した場面を立体的に魅せるアガリスク四次元殺法(勝手にそう呼んでますw)の展開、これ生で観れてマジで痺れました。静と動がジェットコースターのようで、最後はちょっと泣いてしまいました。

コロナのせいで延期になった作品とのことですが、そのおかげで運良く僕はアガリスクさんを知り、生で観ることができました。

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