
はぐらかしたり、もてなしたり
iaku
シアタートラム(東京都)
2025/06/27 (金) ~ 2025/07/06 (日)公演終了

MY TYPE~早乙女琴子の場合
東京夜間飛行
in→dependent theatre 1st(大阪府)
2025/06/28 (土) ~ 2025/06/29 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
感想遅くなりました。印象としては良くできたお芝居でした。とても面白かったです。語りもエピソードもうんうんという感じで拝見でした。楽しい時間ありがとうございました。

~喜楽に落語~ ハルカス寄席
近鉄アート館
SPACE9(大阪府)
2025/07/01 (火) ~ 2025/07/24 (木)公演終了

しおり記念日
いきるひ
SPACE9(大阪府)
2025/07/05 (土) ~ 2025/07/06 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
前半だれたけど、後半盛り返しが素晴らしい!
流行りのLGBT系だけど、とても上手く表現出来ていたと思いました!

父と暮せば
こまつ座
紀伊國屋サザンシアター TAKASHIMAYA(東京都)
2025/07/05 (土) ~ 2025/07/21 (月)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★
『父と暮せば』は黒木和雄の映画で観て成程と思った。2018年、山崎一氏&伊勢佳世さんの舞台を俳優座劇場で観て度肝を抜かれた。いや映画の比じゃない、これは舞台で観ないとヤバイ奴だ。2021年紀伊国屋サザンシアターにて同キャストで再演。その時は二回観た。(今思えばもっと無理してでも回数観るべきだった) 。2022年、ゴツプロ!presents 青春の会第二回公演としてシアター711にて佐藤正和氏&中薗菜々子さんで観た。同じ戯曲でもこんなに変わるのか、と奥深さに唸った。
そして今回、松角洋平氏&瀬戸さおりさんの布陣。山崎一氏&伊勢佳世さんではもう観れないのか···、との想いはあるが。こまつ座通ってる連中からすれば瀬戸さおりさんの評価は絶大だろう。一体この名作をどう解釈するのか?
流石の出来。皆泣いていた。超満員じゃないのは残念だが。今日は初日、ここから先は伸び代しかない。何処まで行くのだろう?楽しみ。
ちょうどジェームズ・キャメロンが広島長崎の原爆映画を製作し自ら監督することを発表。「まるで観客が被爆を実体験するかのように徹底的にリアルに描く」と宣言。「この地獄に観客は耐えられるだろうか?」。世界中が初めて原爆の怖ろしさを知る機会になるのかも知れない。それを経験した日本人達が遺した膨大な作品群。『父と暮せば』もまた新たに再評価されることは間違いない。
必見。

はぐらかしたり、もてなしたり
iaku
シアタートラム(東京都)
2025/06/27 (金) ~ 2025/07/06 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
鑑賞日2025/07/05 (土) 13:00
座席1階
iakuの横山拓也らしい、一つ一つのプロットがきれいに結ばれた会話劇だった。こういう緻密な戯曲がiakuの魅力の一つで、それがいかんなく発揮された力作だった。
出だしはオムライスだ。夫は妻が作るウインナーがたくさん入ったオムライスが好きなのだが、なぜか今回は入っていなった。妻にそれを告げると「絶対に入れた」という返事で雰囲気は険悪になる。夫はそんなことでけんかするつもりはなく「ただ事実を言っただけ」なのだが、妻はそうは受け取っていない。
物語はオムライスを起点として、この夫婦の娘や、コンビニの駐車場で車にぶつけられた男と「ひき逃げだ」と世話を焼いた女性など、登場人物の人間関係がクモの糸を広げるように少しずつ拡大していく。客席ではそれを「こういうことなのか」と確認しながら、それぞれの人物に展開されていく予想外の物語に見入っていく。
男女のすれ違いや思いもかけぬ展開、有名コーヒー店でのちょっとしたアイテムなど、とても気の利いた戯曲だ。ちょっとしゃれたラブストーリーということもあるのだろうか、関西弁は出ず舞台は東京っぽい。笑いのポイントはたくさんあるが、登場人物のキャラクターのぶつかり合いで引き出されるものが多く、よく工夫されていた。ただ、これだけのナイスな戯曲なのだから、タイトルはもう一工夫あってもいい。
最初に登場する夫婦は夫が小松台東の瓜生和成、妻がばぶれるりぐるの竹田モモコというなかなかの豪華メンバーだ。客席はほぼいっぱいだったが、端の方には空席も。人気のiaku、さらに出演メンバーもいいのになぜなんだろうと思った。まだ見ていない人は上演は明日まで、一見の価値あり。

骨と肉
JACROW
シアタートラム(東京都)
2025/06/19 (木) ~ 2025/06/22 (日)公演終了
実演鑑賞
大型家具販売店での父娘のお家騒動を描いた 2017年初演を改定再演。115分。6月22日までシアタートラム。そのあと7月6日まで愛知。
https://kawahira.cocolog-nifty.com/fringe/2025/07/post-857952.html

未来へつむぐ
つむぎジャパン
国立オリンピック記念青少年総合センター・カルチャー棟・小ホール(東京都)
2025/07/04 (金) ~ 2025/07/05 (土)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★
戦後80年、このような反戦をテーマにした公演が多く上演されることだろう。謳い文句は「平和への約束、忘れてはならない過去がある、だから未来のために今を生きる」である。勿論「特攻を美化してはいけない。しかし特攻の事実は絶対に風化させてはならない」ともある。
物語は説明通りで、令和に生きる少女がタイムリープして、戦時中 それも知覧基地へという設定は既視感がある。例えば、映画「その花が咲く丘で、君とまた出会えたら」などを観たことがある。
この公演の制作は丁寧で、それだけに訴える 力 も強い。当時の衣裳や所作、特に特攻隊員たちのキビキビした動きはリアル。一方、隊員たちの世話係として派遣される知覧高等女学校の生徒、通称 なでしこ隊の少女たちの礼儀正しさ。特攻隊員となでしこ隊の微笑ましい交流、しかし 間もなく特攻命令が…。その結末は既に知っているだけに、心情をどのように表現するかが見所。少しネタバレするが、知覧特攻平和会館や桶川飛行学校平和祈念館に展示されている手紙、それを1人ひとりが 遺書代わりに台詞(言葉)として述べ 消え(退場し)ていく。その姿が凜々しくも痛ましい。
実際、戦争を生き延びた方々も少なくなり、戦後世代が背負うものが問われているような。世界を見渡せば、どこかの地域や国が紛争/戦争をしているのも事実。だからこそ この公演を行う意味がある。
ただ説明の笹木美和の いじめ という孤独の中で、という思いを特攻隊員だった曾祖父に繋げるのはピンとこない。彼女が 謳い文句にあるような思いを抱く切っ掛けに共感出来れば、もっと好かった。
(上演時間2時間 休憩なし)

ひとくず
映像劇団テンアンツ
本多劇場(東京都)
2025/07/04 (金) ~ 2025/07/09 (水)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
必見! 華5つ☆ 途中休憩を挟み長尺の大作だが余りに夢中になって時を図るのを忘れた。追記7月8日11:55

此岸と彼岸の間
獏天
劇場MOMO(東京都)
2025/07/01 (火) ~ 2025/07/06 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★
広いとは言えない舞台でたくさんの役者が入り乱れての立ち回りはとても迫力があった。
怒りに満ちた怒涛のセリフのため聞き取りづらいところが多いことや前半の設定がわからないまま進んでいく状況が少し残念だった。

金曜はダメよ♡
トツゲキ倶楽部
「劇」小劇場(東京都)
2025/06/25 (水) ~ 2025/06/29 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★
鑑賞日2025/06/27 (金) 19:00
新作ホラー映画製作のため3人の若手脚本家が集められたがプロデューサーから「あれはダメ、これもダメ」と制限がつけられ……な物語。
その試行錯誤中の脚本の内容を舞台上の演技で見せる別チームがいて、な構造は舞台や映像表現でままあるが、その架空の(?)メンバーの意思が次第に現実界の面々に伝わり始めるのが妙案でトツゲキ倶楽部らしいところ。
倉田江美や小松左京の作品にも通ずるこういうシカケ、好きなんだなぁ。
あと、オープニングで流れる「あの曲」、知っているとニヤリだよね♪

ひとくず
映像劇団テンアンツ
本多劇場(東京都)
2025/07/04 (金) ~ 2025/07/09 (水)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★
杮落とし観劇
遂に劇団念願の本多劇場での公演
おめでとうございます
お話は説明通りで不器用な登場人物たちの
幸せをつかもうと足掻く落涙の物語でした
休憩入れての3時間半もの長丁場ながら
目が離せない内容でありました
ただ入場時の混乱があり
開演が30分以上遅れてました
でも待ってる観覧客さん方も
大人しく待っていたトコが
愛されてる劇団だなァと思えました

グッジョブ
や印企画
シアター711(東京都)
2025/07/01 (火) ~ 2025/07/06 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
デザイン事務所内の群像劇みたいな
人間模様が楽しめた約100分の作品
いろいろと要素を詰め込みながら
綺麗にまとめてあって見応え満足でした

トレマーズとバック・トゥ・ザ・フューチャーの同時上映を観に行った僕のその後の話
カワモとメイメイ企画
阿佐ヶ谷アルシェ(東京都)
2025/07/02 (水) ~ 2025/07/06 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★
中々のものだ。バイバイの「ワレワレノモロモロ」等で川面女史の創作的側面をチラ見はしていたが、田中氏原案(自らの半生を記した)、脚本・演出川面の舞台は出来として予想をかなり上回った。
トークにて、川面氏は個人のリアルなエピソードを劇化したいらしく、その感性はもしやバイバイで岩井作品のリアルを元にした創作と舞台製作で育まれたものか、と想像した。
役者のチョイスも秀逸である。アルシェという狭小空間にも合っていた。
手脚の長い菊池明明を、武器として用いていた。二人のコンビは以前春風舎でケラ作品をやったのに遡るが、あの気合の入った本域芝居をやっただけで演劇的ポテンシャルが知れるという代物で。
今後もこのユニットで(不定期でも良いので)活躍を期待する。

平田俊子作品連続上演『夜の左側』『ガム兄さん』
流山児★事務所
Space早稲田(東京都)
2025/06/23 (月) ~ 2025/07/21 (月)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★
まずは「夜の左側」、平田俊子という作家を再発見の時間であった。台詞が面白い。秀逸。
「ガム兄さん」がかつて書かれた脚本で、今作は当時のアパート住いの男が今もそこにいた、という設定と読めるようだ。が特にその事に言及するわけではなく踏まえる必要もない。人生とはかくの如し、の一言で足りる。が、劇中に執拗に言及される「あいつ」が、過去作に実際に登場するというなら興味がある。ゴドーのように観客が目にする事のない存在としてあっても良いのだが、一点、あいつは男なのか女なのか、混乱しそうではあった。仮想のあいつはその時々で違うのか、自分の生涯に決定的な影響を与えた存在が、一人ではないとの含意か、人生の末期にあって混濁した記憶の中の「誰か」を通して自分の人生を捉え返すという事なのか、またはそのどれもか。。
何より塩野谷氏の存在感である。流山児氏は「必ず噛む」が予測内だし立ち方と発声の構えが決まってるので予測内、にしてはどうにか芝居に貢献できていた。龍昇氏も常に変わらないが笑わせる。伊藤女史も役目が判っておる。玄人ばかり揃い踏みの初々しい芝居。

KYOTO
燐光群
ザ・スズナリ(東京都)
2025/06/27 (金) ~ 2025/07/13 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★
坂手氏オリジナルと思い込んでいたが翻訳物であった。燐光群の場合翻訳劇はほぼ「本邦初」であるが、本作も非常に興味深く観た。
CO2排出制限目標を出した京都議定書はそれなりに有名だが、今はSDG'sを経てさらに進んだ段階にあるとは言え、意識の面では「慣れ」に拠るものか、相対的に低くなった気がする。ネットの深化によって陰謀論やフェイク、オカルティズムも、様々な「あり得る事実」の一つ程度に光を浴び、等しく無視できるものとなる。現実を捉える感覚が変質し、玉石混淆に存在する有象無象の言説に埋もれて、平準化されると、CO2問題も一旦カッコに括り、「夏は暑い!」けれど「それはそれ」で終ってしまう。
異常気象(以前はこの語句だった気がするが今は「気候変動」?)の問題、実は産業と結びついている眉ツバな分野と自分などは疑う一人だったが、京都議定書を扱うなら脱酸素を「善」とする前提だろうと推測しつつ、温暖化とCO2の因果関係に関する研究がどう絡んで来るのか、芝居の行方を眺めた。
科学の領域の話である「温暖化とCO2の関係」については、劇中ある研究成果に言及されるが、脚光を浴びたその主張は反対勢力の巻き返しにあい、学者は地位を失墜させられる事になる。
本作で「科学的裏付け」について触れられたのはここのみであった。
が、この作品のテーマは別の所にある事が見えて来る。物語としての面白さを語りたいが(今書き始めると長大になる事間違いなし)、日を置いて書いてみる。

花がこがれる
アユカプロジェクト
シアター風姿花伝(東京都)
2025/07/03 (木) ~ 2025/07/06 (日)公演終了

未来へつむぐ
つむぎジャパン
国立オリンピック記念青少年総合センター・カルチャー棟・小ホール(東京都)
2025/07/04 (金) ~ 2025/07/05 (土)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
最高!圧巻!何もかもよかったです。満点の舞台でした。知覧の特攻隊の話はある意味ベタですが、でも、すごく新鮮ですごく腹にドスン!とくる話と演技でした。中盤あたりから周りからすすり泣く声がしてきましたし。劇中の歌とサックス、最高でした。音響も抜群で聞き惚れました。サックスを吹いているシーンで完全に涙腺崩壊しました。あと、私の真横に下村元文科相大臣がいたことにビックリでした。下村さんの最後のスピーチもよかったし、戦争経験者の話もズシンときました。最高の時間でした。

ひとくず
映像劇団テンアンツ
本多劇場(東京都)
2025/07/04 (金) ~ 2025/07/09 (水)公演終了

🟥京都🟥 keyp - C
劇団1mg
THEATRE E9 KYOTO(京都府)
2025/07/04 (金) ~ 2025/07/06 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★
いつもと違う1mgを見た感じ
10回目公演ということも有るのか…
プチミステリーだが、犯人(トリック)は比較簡単に分かりミステリーファンには不完全燃焼だが、違った作風を観たいならおすすめデス