
芸人と兵隊
トム・プロジェクト
カメリアホール(東京都)
2022/01/19 (水) ~ 2022/01/21 (金)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★
移動演劇「桜隊」は知っていたが、こちらの題材は知らなかった。
史実を深く掘り下げる作・演の二人なので観劇。
村井さん柴田さんの掛け合いは必見。
初演時にいくつかの感想で見られた「ベテラン以外の若手は微妙」というのも、全く気にならなかった。
戦争の移りゆく時期の描き方も上手かった。

ロング・タイム・ノー・シー
ナイーブスカンパニー
シアターグリーン BOX in BOX THEATER(東京都)
2022/02/02 (水) ~ 2022/02/06 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★
もったいなくも1日だけの男女のキャスティング2人の朗読による1時間50分。途中退屈するかと思いきや、後半になるにつれそういった関係だったのかと段々と引き込まれる魅力がありました。
切なくも前向きなラストは、運命というものを考えさせられる余韻がありました。
2時間近くも会話だけでひきつける脚本の魅力、そのコトバだけでココロを表現するキャストの方の魅力にあふれた舞台でした。他の男女の組み合わせも見てみたくなりました。

天日坊【2月25日-26日公演中止】
松竹/Bunkamura
Bunkamuraシアターコクーン(東京都)
2022/02/01 (火) ~ 2022/02/26 (土)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
改築になるコクーン最後のコクーン歌舞伎。掉尾を飾るすばらしい舞台だった。
数え上げればきりがないほどいい。初演は12年、再演らしく跳ねるところははね、抑えるところは抑えて緩急自在、現代歌舞伎の代表作になった。
まず宮藤官九郎の脚本。百五十年ぶりの黙阿弥再演と言うが、中身は黙阿弥歌舞伎によくある趣向盛り沢山の大歌舞伎でも時に見る御落胤悪党ものである。そこを宮藤官九郎が現代観客向きに、あれよあれよというテンポのいい道中物にアレンジしている。御簾内は上手下手に置いたそれぞれに金管二本(ほかに下手にリズム二名、上手はギター二名)入りのジャズ風バンド(音楽Dr,kyOn、平田直樹)これがよく似合う。二十分の休憩を入れて3時間10分、全く飽きない。
演出は串田和美。コクーン歌舞伎を先代勘三郎と組んで始めた功労者である。串田ももう八十歳、初期の青臭さはなくなって老練であるが古びていない。いつまでも気分は青春だ。ここの歌舞伎がよくやるように小屋掛け芝居の外枠を作っていて、それがこのチープな詐話にぴったりだ。
役者もいい。座頭の勘九郎はもとより(いやと言うほど先代に似てきたなぁ。歌舞伎と言うのは怖いものだ)お六の七之介ももはや見事な大看板ぶり、地雷太郎の獅童もニンにあっている。脇の鶴松の高窓大夫、萬次郎の猫間、など歌舞伎役者に交じった笹野高史のお三婆ア、初出演(でもないと思うが)の小松和重の現代劇俳優がいい色合いで入っている。抑えに扇雀。いう事のない座組である。皆精彩があって少しづつ全体を押し上げ、舞台が活気を帯びている。最後の長い殺陣。古典歌舞伎の殺陣の様式を踏まえていて、それがジャズ伴奏に嵌まる現代の殺陣で山場になっている。コロナ禍で掛け声がないのが歌舞伎公演としては唯一の失点か。ここは仕込んででも掛け声がないと緞帳が降りない。
コクーン歌舞伎全作に言えることだが、どの作品も古典を踏まえている。そこが赤坂歌舞伎、六本木歌舞伎や新感線とちがって、高く評価したいところだ。歌舞伎はファッションではない、単なる様式でもない。日本の文化の中で、数少ない世界のレベルで誇れる演劇文化なのだ。

シナモンロール食べたい~序章~
シナモンロール食べたい
〈アーカイブ映像公開〉(東京都)
2022/02/28 (月) ~ 2022/02/28 (月)公演終了
映像鑑賞
満足度★★★★
鑑賞日2022/02/04 (金)
基本、ワンカメを固定してるだけなんだけど、役者の動きや配置でユーモラスな遠近感が出ていて、飽きがきません。配信ならではの工夫が見られるところに好感が持てました。次も見ます。

通る夜・2022
劇団芝居屋
劇場MOMO(東京都)
2022/02/02 (水) ~ 2022/02/06 (日)公演終了

スター誕生 2022
ミュージカル座
シアターグリーン BIG TREE THEATER(東京都)
2022/02/02 (水) ~ 2022/02/06 (日)公演終了

ロング・タイム・ノー・シー
ナイーブスカンパニー
シアターグリーン BOX in BOX THEATER(東京都)
2022/02/02 (水) ~ 2022/02/06 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
照明・音響の躍動感、細やかな心情表現、1日限りのキャスティング、贅沢にもこの日だけの情感に満ち満ちた朗読劇。
プロローグから出会いの章。
おぼつかない手探りから、フッと手が触れ合い、やがてお互いの指に力が宿っていく、そんな感じのフワッとした幸福感に包まれていく心情描写、導入から巧い。
下手に喜田裕也さん、上手に今井彩菜未さん
座席の位置によって男女、言葉の発信・受信のアングルが異なるので、上手・中央・下手、微妙に影響あるかも。
今回、自分の席は完全に今井彩菜未さんサイド。
彼女が問いかける、繊細にて微妙な言葉の中から既に薄幸の影が薄っすら見える・・・揺られながら、そんな気がしながら観ていました。
やがて来る波も知らずに。
後半になるほど更に食い入ってしまう切ない男女のコトバとココロ、1時間50分。

通る夜・2022
劇団芝居屋
劇場MOMO(東京都)
2022/02/02 (水) ~ 2022/02/06 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★
芝居屋の舞台を観るのは3年振り2回目
シリアスな老境の想いかと思いきや、回想によるベテランの味の昭和ノスタルジーの青春グラフィティ
マイム・マイムのダンスでの舞台転換と最後のカップヌードルと卒業写真集へのスポットライトが印象に残った
柔道部主将のタケシ役の木の下敬志の朴訥とした演技が軽いマサルとの対比もあって良かった

イカれた失踪
シアワセナゲキダン
神戸三宮シアター・エートー(兵庫県)
2022/01/14 (金) ~ 2022/01/16 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★
Aチーム初日観劇。
離婚騒動を機に、几帳面な花咲が大雑把なのどかと住み始めるが…
病的な潔癖さがおかしくって、
性格が正反対な二人のやり取りがたまらなく愉しかった。
ダンスも良かったです。
女は変わるんですね!
カーテンコールのお楽しみ写真撮影にも感謝!

あゐ ばさみ
劇団光合聲
大阪市立芸術創造館(大阪府)
2022/01/08 (土) ~ 2022/01/10 (月)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
千秋楽観劇。
カリスマ美容師に溺れる女と、
女に好意を寄せる男と、
女の娘、
そして事件を巡る刑事と記者…
あゐを知り、
あゐを貫き、
あゐに溺れる。
重い内容だったが、没入感半端なし!
無茶苦茶、観いってしまった。
凄かった。面白かった。
ダンスも良かった。

「つくりばなし」
ホリベ企画
SPACE9(大阪府)
2022/01/10 (月) ~ 2022/01/10 (月)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
1st観劇
悲しみで、4コマ連載漫画「ゆかいつーかい☆飛び出せ!げんきくん」を144週休止中の漫画家と、相撲好きの奥さん。
そのやり取りが、ちょっと天然で、ほんわか愉しく、優しく暖かい。
げんきくんの最終回も心あったか、愉しかった!

ランドセル
演劇企画テルミナ
SPACE9(大阪府)
2022/01/09 (日) ~ 2022/01/09 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★
千秋楽観劇
捕虜とルーツを同じくする雇われ兵。
兵士は捕虜に話しかける。
羊が変貌を遂げたように、この国も?
そしてラストのどんでん…
30分で表現するには、バックボーンが複雑で、少しついていけなかったが、役者さんの掛け合い愉しかった。

「ミス・ダンデライオン」「水平線の歩き方」
演劇集団キャラメルボックス
博品館劇場(東京都)
2022/02/02 (水) ~ 2022/02/06 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★
2本とも笑いあり、涙ありの素晴らしい作品でした。流石安定のキャラメルボックス!心洗われる舞台で、ファンの方々もとても温かい感じがしました。

見舞う男
ジェットラグ
CBGKシブゲキ!!(東京都)
2022/02/03 (木) ~ 2022/02/07 (月)公演終了
実演鑑賞
企画は先を見ている。ジャニーズもファンクラブの総会のような演劇公演をやっていても仕方がない、中津留も社会派ばかりでは観客の幅が狭くなる。トムプロジェクトに代わる新しい若者向けのストレートプレイで劇場を埋めようというのは意欲的だ。ジャニーズ主演、文学座から手堅い女優を借りてきて、ショーが似合う劇場シブゲキで若者の人情社会劇をやる。狙いは新鮮だが、今回は滑った。あまりやらない試みだから仕方がないが、意余って力足りず。みなが安全興行に走って見逃しているとことをついたいい企画なのに残念。懲りずに次を期待しよう。

通る夜・2022
劇団芝居屋
劇場MOMO(東京都)
2022/02/02 (水) ~ 2022/02/06 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★
鑑賞日2022/02/04 (金) 19:00
芝居屋のお芝居を数年ぶりに見ました。
この人間模様、芝居屋って感じでした。
コロナで田舎に帰っていないですが、田舎の友だちに会いたくなりました。

通る夜・2022
劇団芝居屋
劇場MOMO(東京都)
2022/02/02 (水) ~ 2022/02/06 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
鑑賞日2022/02/04 (金) 19:00
座席1階1列
こんな状況ですが、貴重な観劇の機会を作って頂いた事に感謝。
最初はなんだこれ?って思いました。じじい(尊称です)の一人芝居かよ、ギャグ古すぎだろ、って。
ただ話が進むにつれ、久しぶりに心が揺り動かされました。どの演者さんも、とにかく喜怒哀楽の表現がストレート。なんの衒いもない演技は、こんなにもきちんと心に響くんだな、と素直に感動しています。
前回の舞台は2018年との事。4年という月日に、色々な想いがあったと思いますが、とても素敵な舞台でした。ありがとうございます😊

SINGIN' IN THE RAIN ~雨に唄えば~【1月22日~31日公演中止】
TBS/BS-TBS/HORIPRO/ぴあ/TOKYO FM/TSP
東急シアターオーブ(東京都)
2022/01/22 (土) ~ 2022/02/13 (日)公演終了

おつかれ山さん
ことのはbox
シアター風姿花伝(東京都)
2022/01/26 (水) ~ 2022/02/01 (火)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★
観てるだけでストレスのたまる展開、
本当におつかれですね⁉︎
反面教師じゃないですが、こうならないように生活したいですね⁉︎

『銀河鉄道の夜』
楽園王
サブテレニアン(東京都)
2022/02/02 (水) ~ 2022/02/06 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★
3年半前、初演を観ている。受付の人が凄い綺麗で、舞台が始まるとヒロインの藤田早織さん(現・館山サリさん)であった。そんなことを思い出しつつ観ていたが、かなりの場面を覚えている自分に気付く。
今回のヒロインの日野あかりさんは真木よう子に見えたり、玉井詩織に見えたりとにかく美人。横顔の鼻のラインがやたら綺麗。役柄は主人公(政井卓実氏)の別れた元カノ、そののち事件に巻き込まれて亡くなったことを知らされる。そんな彼女が夢に現れ、「銀河鉄道に乗って私に逢いに来い。」と誘う。宮沢賢治の『銀河鉄道』の元となった岩手軽便鉄道(現・SL銀河)に思わず乗車するのだが···。
前回より美術や演出を簡略化して、シンプルに刈り込んだ構成。テンポよく観易いのだが、劇中劇が『銀河鉄道の夜』のダイジェスト風で、初演の辿々しい迷宮感が薄れてしまった。「自己犠牲の美学」のエピソードを並べてしまうと途端に話は安っぽく俗っぽく。原作の持つ深く謎めいた魅惑は作者にもはっきりとはしない無意識の想念の渦で、綺麗に解決しない不完全燃焼感が逆にずっと後を引く作品の核心。
死者の魂と世界の果てまで旅に出、鉄道の窓から目に映るのは神秘的な美しき世界の謎。最初から最後までジョバンニの胸の裡をエーテルのように充たしているのは決して癒えることのない蒼き悲しみ。

『銀河鉄道の夜』
楽園王
サブテレニアン(東京都)
2022/02/02 (水) ~ 2022/02/06 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
#政井卓実 #日野あかり
#大畑麻衣子 #小林なほこ
#加藤彩 #宮田みや(敬称略)
初日。『銀河鉄道の夜』は何度も上演されている。でも今作は別モノ。オリジナルのストーリーが組まれ、現代の男女と賢治とトシが交錯する。兄妹のエピソードをなぞるような男と女。最愛の妹……最愛の恋人……そしてカムパネルラ。生と死と恋が溶け合うのではなく、確かな存在感をもってマーブル状に絡み合う。
カムパネルラほど主役を超える脇役を見たことがない。その圧倒的な存在感を放つのは、天才バカボンのパパとカムパネルラくらいだ。
このトシと女とカムパネルラを繋ぎ合わぜた日野さん。今作は彼女の美しさを存分に満喫すればイイ。その麗しさに刺激され、彼女を見つめながら脳内思考の旅に出た。