最新の観てきた!クチコミ一覧

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ホテル

ホテル

20歳の国

新宿眼科画廊(東京都)

2022/05/13 (金) ~ 2022/05/24 (火)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

鑑賞日2022/05/14 (土) 12:00

まずは「マジック」を鑑賞。ほどよくエッチな良質な会話劇。今後も30の国、40の国、50の国と、成長と老いを見守りたい劇団です。

ネタバレBOX

本当に披露するささやかなマジックが良いアクセントになっていました。
平家物語 颯 寿永4年のスワロウテイル

平家物語 颯 寿永4年のスワロウテイル

神戸・清盛隊

六行会ホール(東京都)

2022/05/13 (金) ~ 2022/05/15 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

とても良かったです。
平家の全盛期から滅亡を描いたストーリーでしたが、それぞれのキャラクターが魅力的に描かれていました。
平家物語というと難しい印象ですが、所々に笑いもあり観易かったです。
ダンスや殺陣も見応えがあり素晴らしかったです。そして、家族への思いや武士としての思いが伝わってきて、涙腺が緩みました。
良い舞台で大満足でした。
拠点が関西の団体ですが、魅力のある団体なので、今後も関東に進出してほしいと感じました。

ヒミツ

ヒミツ

Gahornz

SPACE AVAILABLE 浅草橋(東京都)

2022/05/06 (金) ~ 2022/05/15 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

面白かった。シーンの繋ぎうま〜、役者さんの演技うま〜で惹き込まれた。

真夏の夜の夢

真夏の夜の夢

dysmic Entertainment

AI・HALL(兵庫県)

2022/05/13 (金) ~ 2022/05/15 (日)公演終了

満足度★★★★

30分以上前に来たけど、凄い列。全日程満席🈵と期待度upで拝見。ダンスと演劇が融合して、ミュージカル要素が高く、シェークスピアを楽しむ人向けではない。但し、完成度は高く、綺麗に流れていた。
演劇の観点からはうーんだが、ミュージカルとしての観点では120点です。
トリプルコールに演者の感動、涙には心打たれました。
次回観ると聞かれたら、観るしかないと答えます。

グレーな十人の娘

グレーな十人の娘

劇団競泳水着

新宿シアタートップス(東京都)

2022/04/21 (木) ~ 2022/04/29 (金)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★

鑑賞日2022/04/24 (日) 13:00

上手く騙されたし概ね理解できたと思うが「そういうコト」に「そういうヒト」が関わってイイのか?という疑問が残った(あれも嘘なの?)

ネタバレBOX

現職の警察官が保険金の不正受領を知っていながら加担するのはいかがなものか?
え、何か見落としたり聞き落としたりしている???
贅沢と幸福

贅沢と幸福

オパンポン創造社

大阪市立芸術創造館(大阪府)

2022/05/13 (金) ~ 2022/05/15 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

重苦しい雰囲気なお芝居でした。人間の強さ、弱さ、矛盾、生き方を感じました。
楽しめると言うか、貴方ならどうする?と言われているような気がしました。
そして、何気ない日常が贅沢であることを。
お芝居観られてありがとう。

ブタに真珠の首飾り

ブタに真珠の首飾り

しむじゃっく

新中野ワニズホール ( Waniz Hall )(東京都)

2022/05/12 (木) ~ 2022/05/15 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

鑑賞日2022/05/15 (日)

価格3,000円

15日14時半開演の千穐楽の舞台を拝見。

何が正解なのかわからない幾つかのテーマについて、躊躇しながらも、自身の考えを語っていく4人の登場人物。
そして、最も深刻なテーマである、重い障がいを持って生まれた子供への対応につき、4人の中で最も軽率そうな印象の琴水に、最も真理に近い処し方(当事者ではないという認識を持って、応援に徹する)を提案させた脚本の巧みさに感銘!
じっくりと聴かせてもらった75分。

それにしても、今回もそうだが、しむじゃっく 制作・主宰の舞台は、内容(選んだ脚本)が手堅くて、演出に余韻があって、ハズレなしだよなぁ!

ネタバレBOX

【配役】
斉藤美海(後輩に頼られているダンス部の先輩。飲食店のバイトから正社員へ)
…坪和あさ美さん
児玉明日歌(美海の後輩。海外留学と子育て?との両立で悩む)
…竹原名央さん
伊藤涼花(美海のダンス部での後輩。美海の”発言”にわだかまりを抱く)
…南あゆむさん
結城琴水(美海のダンス部での後輩。離婚・再婚を通して、細かいことに悩むのをやめる)
…秋吉アスカさん
お勢、断行

お勢、断行

世田谷パブリックシアター

世田谷パブリックシアター(東京都)

2022/05/11 (水) ~ 2022/05/24 (火)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★

2017年2月、シアタートラムで上演された『お勢登場』が素晴らしかった。黒木華主演で8本の乱歩の短編小説を一つに纏め上げたピカレスク・ロマン。やはりそれを期待して今作のチケットを取ったが2020年2~3月公演は緊急事態宣言で中止。しかも公演の二日前の発表。そして今回ようやく上演される運びに。無垢で天真爛漫、そして天性の犯罪者。お勢を倉科カナさんがどう演じるのか?

きつい和装美人の大空ゆうひさん、アイドル顔の福本莉子さん、和製ドニー・イェンの梶原善氏、池谷のぶえさんに江口のりこさん・・・、豪華キャストの大盤振る舞い。
金の掛かった舞台美術は上下左右前後に可動。

あるシーンを予告篇のように先に見せる手法。作中でそのシーンが訪れる際、デジャヴを感じて妙な気分になる。「ああ、あの描写はこれだったのか」的な。

福本莉子さんの歌う「明日にするわ」がやたら良かった。

ネタバレBOX

この脚本は・・・、酷い。

可動するセットも余り意味がない。舞台を転換する必然性がないのにガラガラ動くだけ。そもそも芝居にする程の話ではないのに、無理矢理膨らませているような。
『アウトレイジ』のキャッチコピー、「全員悪人」を狙ったのだろうが不発。各人の欲望の目的があやふや。財産目当てなのか、復讐目当てなのか、ただの悪戯なのか。倉科カナさんが福本莉子さんの願いを叶える為に動くのもさっぱり理解出来ない。(せめて彼女だけは確固たる目的があって欲しかった)。
財産目当てで「暗所恐怖症」の主人を無理矢理精神病院に監禁。その金の取り分を巡って仲間割れ、みたいな話。

時系列が前後するので、更に裏に思惑がありそうだが何もない。倉持裕(ゆたか)のオリジナル脚本、江戸川乱歩が如何に凄いのかを再認識させられた。
『焔 〜おとなのおんなはどこへゆく〜』

『焔 〜おとなのおんなはどこへゆく〜』

下北澤姉妹社

駅前劇場(東京都)

2022/05/11 (水) ~ 2022/05/15 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

タイトルの通り途中どこへ向かって、どんな終わりかと思いながら拝見しましたが、ひとまずまとめてきた感じでした。それぞれの違う女性の生き方があり、誰のそれが正しいのか。本人の心の持ちようなんでしょうけど。と、感じながら見ていました。役者の皆さんの演技はとてもよかったです。自然で迫力があって。途中のダンスとかは少し唐突に思いました。会話劇で押してくれたほうが、私は好きでした

花柄八景

花柄八景

Mrs.fictions

こまばアゴラ劇場(東京都)

2022/05/11 (水) ~ 2022/05/23 (月)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

皆さんのコメントの通りとても面白かったです。途中の落語もテンポ良くとてもいい感じで、落語としても最後まで聞きたいくらいでした。
全体的にほっこりする感じで、微笑ましく全編見ることができました。役者の皆さんの演技もほんとによかったです。次回作品も気になる団体さんになりました。

花柄八景

花柄八景

Mrs.fictions

こまばアゴラ劇場(東京都)

2022/05/11 (水) ~ 2022/05/23 (月)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

既に高評価のコメントが多くついているので、余計な情報を入れないようにして観たけど、大正解。本当に面白かった。それに尽きる。

SANC•SANC•SANC

SANC•SANC•SANC

演劇創造ユニット[フキョウワ]

神戸アートビレッジセンター(兵庫県)

2022/05/14 (土) ~ 2022/05/15 (日)公演終了

満足度★★★★★

素直に良かった。現代日本が抱えている問題(司法 行政 立法は分かっていないが)を上手く表現している。複数の問題を互いにシンクロさせて、観客を飽きさせない工夫が成されていた。この劇団の演目は全て拝見しているが一番良かったと思う。今後も楽しみにしてます。

衣人館 / 食物園

衣人館 / 食物園

牡丹茶房

ギャラリーLE DECO(東京都)

2022/05/11 (水) ~ 2022/05/15 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

・食物園
ずーーーっと居心地悪い。最高。周りが見えなくなった人がさらに盲目になる話だった。なんという皮肉、不条理。胸糞悪くて、業も深いけどほんの一瞬救いがみえたのが良かった。大変美しかったです。
・衣人館
美への執着が行き過ぎた行動になるのが、グロくて良かった。

みんな我が子 -All My Sons-【5/17(火)~24(日)公演中止】

みんな我が子 -All My Sons-【5/17(火)~24(日)公演中止】

Bunkamura

Bunkamuraシアターコクーン(東京都)

2022/05/10 (火) ~ 2022/05/30 (月)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

この作品を見るのは2回目。今回は父親の堤真一がしっかり中心に座って、戯曲本来の構造にのっとっていたと思う。前回(詩森ろば演出)は母役の神野三鈴が素晴らしすぎて、母中心の芝居に見えた。やはり名作である。今回の母親役の伊藤蘭も悪くなかった。

長男役の森田剛は少々おとなしかったが、父親の罪の隠ぺいを剥ぐときはしっかり迫力があった。長男が俗事に染まらない潔癖な性分というのは、弁護士になったジョージ(大東駿介)のせりふで印象づく。長男の芝居のなかでの言動からは示唆されない。戯曲の小さい欠点だが、おやっと思った。

コクーンの広い舞台に、壁面いっぱいにそそりたつ横板張りの家の壁。マイホームというより、閉じ込められている牢屋のイメージを感じた。またマイクなし(集音マイクは使っているかもしれない)でも声がよく通っていた。発声は大変だと思うが、生の声が芝居をいっそうリアルにした。

ネタバレBOX

ジョージは一度はケラー夫妻の歓待に丸め込まれそうになるが、母が口を滑らせた一言で、再び厳しい態度になる。長男が父へ疑いを向けるのも、母親の一言にある。父親は鉄面皮を通しているのに、母親からぼろが出ていく作劇になっている。「賢くやることよ」と母親が父親を支え動かしてもいるのだが。

最後の父親の決断をすっかり忘れていて、衝撃を受けた。「セールスマンの死」に通じるラストだ。ミラーからの父なるものへの嫌悪と指弾なのだろうか。婚約者(西野七瀬)が、ケラー家が自分の父親にしたことをすべて知っても、それでも長男と結婚しようというのは、どういう気持ちなのだろうか?疑問に残った。
贅沢と幸福

贅沢と幸福

オパンポン創造社

大阪市立芸術創造館(大阪府)

2022/05/13 (金) ~ 2022/05/15 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

凄かった!ダークが過ぎる世界へ観客を突き落とすように見せかけてちゃんと手を差しのべて引き上げてくれるような作品でした☆野村有志さんにアメとムチを絶妙に使い分けられ掌の上で踊らされちゃった気分になりました(*^^*)それはモチロン良い意味での敗北感ですよ♪野村さんやっぱ天才や!!
個人的に好きな高橋映美子さんのキャラが最高に眼福でした!ありがとー\(^o^)/

『焔 〜おとなのおんなはどこへゆく〜』

『焔 〜おとなのおんなはどこへゆく〜』

下北澤姉妹社

駅前劇場(東京都)

2022/05/11 (水) ~ 2022/05/15 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

アラフィフ、女友達3人組。
生活ランクの幅はタワマン上層階セレブから都営住宅家賃減免対象者まで
これだけライフスタイルの異なる女性3人が学生時代からの長きに渡ってどういう友情を育んできたのかは謎ではありますが、悩み事が友情の肥やしとなってきたのか滲み出るものもイイ感じに仲が良さげ、もう傍観しているだけでも楽しい。
仲良さげの中にも各々、地雷があるようで、盛り上がった勢いでの微妙なヒリヒリ感がめっぽう面白い。
パーティールーム、徐々に人が集まりだし旦那衆や弁護士までが一堂に会して、厄介な飛び火が目まぐるしく駆け回っていく感じ・・・そんな流れがもの凄くツボでした。

積み重なり合って後半になるほど案件過多になっていった印象
そこまでサービスしなくても旨味を引き出せる力量、魅力は充分あるのに、ちょっと勿体ない。なんて思いながらも、結局めちゃ面白かった!です。

女性の方が遥かに「幸福」に対しての捉え方が複雑で面倒であるという事
自身で優先すべきモノをその手に入れながら、どうしても他者の尺度でいう「幸せ」と照らし合わせてしまうサガ。
繊細とも言えるけれど途方もなく業が深い‼・・・いや男も業深いです、ごめんなさい
少なくとも浮気の罪深さは男女関係無しという事で
(しかし浮気男を懲らしめる!と言って結束するのは女性独特)

ネタバレBOX

記者をしている旦那が己の使命を力説している姿(早々に興味を示さなくなっていく奥さん、そしてそれをわざわざ解説する娘さん(笑)も含めて)が印象的。
旦那衆サイドは各自それなりに充実しています感がコントラストとして面白い(彼等も深掘りするとどうなのか分からないところですが)

家族以外の登場人物。
コンセルジュ役の関口秀美さん
美人なのは良しとして、こんなお色気駄々洩れコンセルジュはタワマンの奥様方達が絶対許さんだろ、ありえ~ん!(笑)と思いながらも、彼女の妖艶の力がこの異常な一夜を引き起こしたとも思え、非常に重要なポジション。

弁護士役の高畑裕太さん
数年前、観劇した主役予定公演での降板、残念であった過去あり。
しかし今回、もう冒頭からめちゃくちゃ全力で役を演じている姿を拝見できて感慨深かった。
観て良かった理由の大きなひとつとなりました。

ベイビ- ドン クライ 

ベイビ- ドン クライ 

東京ハイビーム

「劇」小劇場(東京都)

2022/05/10 (火) ~ 2022/05/15 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

面白かったです!
ストーリーは笑える要素満載のコメディーでしたが、切なさあり、感動ありで、考えさせられる事も多かったです。
役者さん達は、それぞれ癖のあるキャラクターを熱演していて、リアクションも良かったです。
シリーズ物という事なので、これからのサダオやブービー、ジャイアンの子供が気になります。
楽しくて笑い溢れる舞台で、大満足でした!

踊る埼玉

踊る埼玉

ミュージカル座

光が丘IMAホール(東京都)

2022/05/10 (火) ~ 2022/05/15 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

とても面白かったです!分かり易いストーリーで、肩肘張らず楽な気持ちで楽しめるミュージカルでした。
歌もダンスも盛り沢山で、役者さん達のレベルが高くて観応えがありました。
あっちもこっちも観たくて目が足りず、出演している役者さんの分だけ目があるといいのにと思いました。
キレキレで揃ったダンス、綺麗な歌声、皆を笑顔にさせるストーリーで大満足でした!

杜若艶色紫―お六と願哲―

杜若艶色紫―お六と願哲―

劇団前進座

国立劇場 大劇場(東京都)

2022/05/14 (土) ~ 2022/05/23 (月)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

藤川矢之輔の愛嬌のある演技が光っていた。極悪人の願哲にもっと大暴れしてほしくなる。河原崎國太郎の悪婆お六はどうだろう。前半の一・二幕はぱっとしなく見えたが、三幕になって精彩が出た。一・二幕はやはり見せ場がなく、三幕でヒモのような夫伝兵衛を愛しながら尻に敷いてるところから、ぐっと悪婆らしくなる。そして最後の日本堤の場での願哲とのたちまわり。願哲を斬った勢いで花道までダーッと駆けてきての見栄には鬼気迫る力がみなぎっていた。

國太郎の二役のもう一つ、花魁八ツ橋は、次郎左衛門(嵐芳三郎)に斬られる場面で長く長く二人で舞うのが歌舞伎らしい見せ場。芳三郎は凛とした二枚目を姿も声もよく演じていた。

筋の合理性や心理の深さよりも見せ場優先という芝居。その見せ場が2時間35分(休憩25分)にてんこもり。早変わり、着替え、八ツ橋殺し、願哲と誤っての乞食殺し(以上前半1時間半)、願哲殺し、次郎左衛門も加わっての大捕り物(後半35分、そのまま幕)と、面白かった。

また三味線、太鼓、お囃子、杵の音が歌舞伎の不可欠の「伴奏音楽、効果音」であることがよくわかった。セリフの隙間を埋め、動きや立ち回りを盛り上げ、「歌」舞伎を作っている。

お勢、断行

お勢、断行

世田谷パブリックシアター

世田谷パブリックシアター(東京都)

2022/05/11 (水) ~ 2022/05/24 (火)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

ダークでグロテスクだけど、どこか品のある大正レトロな江戸川乱歩的雰囲気が横溢していた。見ながら「江戸川乱歩みたい」と思っていたら、あとで原案が江戸川乱歩だと知って、なるほどと思った。とくに前作の「お勢、登場」は乱歩の7つの短編からできている。今回はキャラクターは生かしているが、話はオリジナル。

後妻お園(大空ゆうひ)と政治家(梶原善)と医者の密談で、奥座敷の当主を無理やり精神病院に入れる。娘のあきら(福本莉子)と居候の自称作家のお勢(倉科カナ)はその一部始終を見て、表面何事もない風ながら、ひそかに彼らの罪への罰をくだすことをはかる。その量刑は常識的には全く釣り合いが取れないが、父を偏愛するあきらにとっては当然の報いだ。美しい(これ重要)お勢の魔性がそれをあおり、実行する。当主の妹の有閑マダムの池谷のぶえのいやみぶりも、江口のり子のしたたかな女中ぶりもさえていた。

舞台装置が素晴らしく、乱歩的な錯綜した話をみごとに支えていた。(倉持氏とのアフタートークで白井氏も、前振りのコロナでの中止の話題の次に、この装置を話題にした)。スライド式の箱と障子をいくつも入れ子のように組み合わせた二階建てのセット。個々の部分が奥に引っ込んだり、舞台袖から現れたり、上下に障子が動いたり、中央に階段が現れたりと、変幻自在。手前の舞台の奥に、桟をすかした廊下ができるのも、邸宅の奥行きが出た。応接間、子ども部屋、病院、書斎、公園(マッピング映像がうまい)、井戸、電気工夫の部屋等々をスムーズに立ち現せる。

物語も時間を「半年前」「昨日」などとテロップがてて、時間を行き来する。この入り組んだ時空構造がこの作品の肝である。冒頭の後妻たちの注射器を持っての決起シーンと、お勢とあきらの「あなたは何がしたいの?」「したいということは本当にしたいことではない。したいことはすでにしている。だから私のしたいことは、今までしてきたことの中にある」という冒頭の会話も、劇の進行とともに鍵場面として再現され、その意味が解る。

タイトルロールのお勢は、ほとんどの間、傍観者であり、ことを行うお園が主役のようにみえる。他人のうちに入り込んだ居候が、その家のドラマを見つめ介入するのは筒井康隆「家族八景」を想い出した。

歴史・社会とのかかわりは薄いが、女性の「子を産む道具」扱いされる無権利状況、精神病院の虐待ともいうべき患者の処遇、醜悪な金権政治がこの作品の根底にはおかれている。

ネタバレBOX

劇の後半に向け、あきらとお勢が夢のように語った「罰」とは、違った事件が次々起きる。「あれはただのおしゃべりだったか」と油断させるが、最後には「アッ」と思う間もなく、二人のおしゃべりが現実になる。このどんでん返しが面白かった。

実は女学生(くらいの)あきらの無邪気な悪意が悲劇の発端になっていたというのが、さらなるどんでん返しである。あきらも「したいこと」は「すでにしていた」のである。

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