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シュレック・ザ・ミュージカル【8月18日~24日公演中止】

シュレック・ザ・ミュージカル【8月18日~24日公演中止】

フジテレビジョン/アークスインターナショナル/サンライズプロモーション東京

東京建物 Brillia HALL(東京都)

2022/08/15 (月) ~ 2022/08/28 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

夏休みということもあって、一種のファミリーミュージカルになってしまうのかとやや不安だったが、
何というレベルの高さ!誰が歌っても聞き応えあり!これだけでも充分価値あり!
かれこれ20年ほど前に観た映画のキャラクターが次々に頭の中に浮かんできた!
まるで彼らが生身のカラダになったようなそんな気さえしてくるほどの楽しさだった。
セットがやや閉鎖的なのが気にはなったが、出演者の演技・歌がそんなものをぶっ飛ばす勢いだったので、
暫くぶりの観劇、大満足であった!!

観るお化け屋敷「カーテン」

観るお化け屋敷「カーテン」

下北沢企画

ザ・スズナリ(東京都)

2022/08/18 (木) ~ 2022/08/21 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

ネタバレ厳禁の作品なのでさらっと感想を。
入口から入るときはちゃんと周りを見たほうがいいです。
私は速足で通り過ぎてしまったので色々と見過ごしてしまったようで後悔しています( ノД`)
上演時間が1時間10分と会ったのですが実際は45分位だったのでまだ終わりではないだろうと皆さん暫く座っていました。

ネタバレBOX

本編より劇場内に入るほうが1人で見に来たのでドキドキしてしまいました。
お化け屋敷のような雰囲気だったのでなるべく前の方が見えるように速足で歩いてしまったのでちゃんと仕掛けを見れてなくて残念。
ストーリーはスプラッターホラー系ですね。内臓とか苦手な人にはちょっとかな。
客席や通路に仕掛けがあるんだろうなぁと思っていたのですがそれほどなくてちょっと残念。
もう少し脅かしてくれても良かったかなぁ。
鴨川ホルモー

鴨川ホルモー

アトリエ・ダンカン

吉祥寺シアター(東京都)

2009/05/15 (金) ~ 2009/06/07 (日)公演終了

実演鑑賞

ある俳優の出演履歴を眺めていて目に止まった「アトリエ・ダンカン」、最近全く耳にしなくなった名前が懐かしく、唯一観たダンカン・プロデュースのこの芝居の事を思い出した。(この時期はこりっちなど全然知らなかったな..。)

出演していた芦名星が亡くなった時期もつい調べたが・・もっと前かと思ったら三浦春馬の直後、コロナ期に自死した一人であった。
芝居の方は、映画が良かったので(脚本・演出が鄭義信という事もあって)当時の自分には高いチケット代を払って吉祥寺シアターで観た。
超常現象を扱うのに適した映画の方にはっきり軍配。この出来の「差」が、出演者の芸能人としての「売れ方」の差と重なって見え、同情と反発を感じてしまった舞台鑑賞でもあった。映像出演の機会が頭打ちなタレントが、舞台に流れるパターンであったとすれば、仕事に熱も入らぬだろうし観る者にとっても甚だ迷惑な話・・という反発と、見た目だけのタレントが売る芸もなく殻も破れず困惑する姿への同情。当時はそんな想像しかできない自分だった、て事かも知れぬなぁと思わないでもなかったが、しかし主演だった女優の死の報を(十余年を経て)耳にした瞬間、当時この舞台から思い描いた殺伐とした芸能界の風景が、蘇って来た。
この「痛かった」舞台の風景は、芸能界に足を突っ込んだ一人の人生の断面として焼き付いた。ドキュメントである。それほどに、彼女は役ではなく本人の気分を発散していたように映った(不満の原因を探った記憶ははっきりとある。ただ純粋に演技上の混迷であった可能性も今は考えなくはないが)。演技者としての現在地から「あんな時代もあった」と振り返る道もあったのに・・とは、他人の無責任な願望であって、事実を飲み込むしかない。

下山 ~親鸞の覚悟~

下山 ~親鸞の覚悟~

文化芸術教育支援センター

中目黒キンケロ・シアター(東京都)

2022/08/17 (水) ~ 2022/08/21 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

面白い、お薦め。
親鸞の半生を力強く描いた物語。親鸞の生い立ち、修行や煩悩はもちろん、当時の時代(社会)状況を描くことで「人間・親鸞」が見事に立ち上がってくる。脚本の深みと広がりは十分堪能できるが、音響・音楽や照明効果といった舞台技術によって一層 印象に残る作品に仕上がっている。特に和琴演奏の高谷秀司氏、音楽 竜馬四重奏の竜馬 氏(ヴァイオリン)/仁 氏(鼓)の生演奏は、舞台に臨場感をもたらす”力”があった。

物語は約800年前。当時の疲弊と混乱した時代背景は、現在のコロナ禍の閉塞と混沌とした世相に重なると。敢えて そう描いているようだが、親鸞の人間らしく生きる、人々に寄り添った生き方は、現代人にも通じるのでは…。
(上演時間2時間 途中休憩なし)

まったく新しい‼︎宇宙創造論

まったく新しい‼︎宇宙創造論

演劇ユニットG.com

アトリエ第Q藝術(東京都)

2022/08/17 (水) ~ 2022/08/21 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

G.comの舞台を観るのは5年前の『雨季』以来。レムの「新しい宇宙創造説」をモチーフにしてるというから難解なのかと思いきや、いやー、面白かったなあ。あのスペースを縦横無尽に使った芝居で、充分に楽しませてもらった。

今は昔、栄養映画館

今は昔、栄養映画館

みやのりのかい

OFF・OFFシアター(東京都)

2022/08/12 (金) ~ 2022/08/14 (日)公演終了

実演鑑賞

面白かったです。

下山 ~親鸞の覚悟~

下山 ~親鸞の覚悟~

文化芸術教育支援センター

中目黒キンケロ・シアター(東京都)

2022/08/17 (水) ~ 2022/08/21 (日)公演終了

実演鑑賞

すごい舞台でした。

帰還不能点(8/17~8/21)、短編連続上演(8/25・26)、ガマ(8/29~9/4)

帰還不能点(8/17~8/21)、短編連続上演(8/25・26)、ガマ(8/29~9/4)

劇団チョコレートケーキ

東京芸術劇場 シアターイースト(東京都)

2022/08/17 (水) ~ 2022/09/04 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

『帰還不能点』
初演からの二度目。今回は浅井伸治氏が演った役を照井健仁氏が演っている。
近衛文麿と松岡洋右が強烈に焼き付く。
泥沼の支那事変(日中戦争)の収め方が日本の命運を決めた。
良い役者が勢揃い。岡本篤氏と黒沢あすかさんはぐっと泣かせる。

ネタバレBOX

「みんなを救えないことが貴女一人を救わない理由にはならない!」
この一言が全て。

アフターアクトとして、西尾友樹氏と岡本篤氏の一人芝居が付いてきた。
西尾氏作品は山崎を追悼する飲み会に誘われたものの、どうしてもその山崎を思い出せず悶々とする不可思議なコメディ。一体どう受け止めていいものか観客も苦笑い。
岡本氏作品はモロ師岡調の泥酔おっさんモノ。これがやたら上手い。敗戦2年後、岡田と山崎が久方振りに飲む様子。
まったく新しい‼︎宇宙創造論

まったく新しい‼︎宇宙創造論

演劇ユニットG.com

アトリエ第Q藝術(東京都)

2022/08/17 (水) ~ 2022/08/21 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

説明は、少し「難解さ」を思わせていたが心配無用。しっかり楽しませてくれる。お薦め。
物語は虚構に次ぐ虚構の世界、展開していく どの場面が現実なのか想像する楽しみ。その観(魅)せる面白さが半端なく凄い!虚構という足元が覚束ない不安、それを逆手にとって不安定もしくは不明確な世界に我々は生きていることを思わせる。壮大な宇宙、解明しきれていない諸々を創造する、そこに舞台化する面白さがある。一方、現実は目に見えないコロナ…得体の知れない疫病と戦っている不安な日々、それでも逞しく生きていく。そんな状況下、演劇という虚構の世界で面白可笑しく楽しませ、勇気づけてくれる佳作。

公演は「演劇ユニットG. comがコロナ禍の演劇を模索するためにスタートしたアトリエ第Q藝術3部作・完結編」と銘打っており、第1部・第2部のダイジェストを(映像で)観せ物語に広がりを持たせる。舞台は稽古から上演する迄、スタッフ・キャスト、そして観客まで すべて人と関わる。内容は、虚構等という人との関係を希薄に描きつつ、舞台そのものは濃密に描いている。勿論、コロナ感染予防対策として、例えば第2部「神様はつらい。」では舞台と客席の間にアクリル板で仕切るといった配慮をしている。色々な意味で劇作の試みがされた公演だと思う。第1部「虚数」を観ていないのが悔やまれる。
(上演時間1時間25分)

ネタバレBOX

舞台美術は、中央にテーブルと椅子、正面壁にはゲーム モニターを思わせるスクリーンがある。上手には演台があり、説明にあるノーベル賞授賞式のスピーチから物語は始まる。これから展開する物語(場面)のプロットや難しい理論の説明をスクリーンに映し出す。舞台セット(会場 構造を活かした)の工夫は、随所で見られるが、それは実際 劇場で観てほしい。

人物は、私、妻、娘、息子という一人称、他にプログラマー、デバッガー、アバターという三人称のような存在が登場する。物語は、今から数年後、ストックホルムで開かれているノーベル賞受賞式の壇上で、ノーベル賞を受賞した私(大学教授)のスピーチから始まる。受賞した研究は『宇宙ゲーム理論』。そして、このゲーム=宇宙を作ったのは誰なのか?という問いについて、私はある真実を皆様にお話ししたいと…。私のスピーチが終わると、一転、家庭団欒のような光景。息子は後ろ向きで顔は分からない。アップテンポな描き方、現実か虚構か判然としない世界を作っているのは自分だ と思っている人々。果たして、操り操られているのは、その主導権を握っているのは…。

スタニスワフ・レムの「新しい宇宙創造説」をヒントに劇作しているらしいが、原作にはそもそもストーリーは一切なく、架空の書物 の 架空の執筆者 が取った 架空のスピーチ が延々書き連ねた超難読本らしい。それを舞台化し観客に分かり易く、しかも面白く観せる。それは観客の脳内を刺激し続けること。現実の世界ではなく、かと言って現実から離れ過ぎた荒唐無稽でもない。随所に高度な理論や哲学的な台詞が散りばめられており、現実と虚構の程良い距離感が知的好奇心をくすぐる。物語は私の「宇宙ゲーム理論」をベースに、そのバーチャル世界へアクセスしたり逆に手玉にとられたりといった創造ならぬ騒動が繰り広げられる。まさしく目まぐるしい変化--七転八倒の人間賛歌SF劇だ。

思わぬ所からプログラマーやデバッガーが現れ驚かされる。また庭を使った場面をスクリーンに映し出すといった、中継光景が闇に照らされた照明で幻想的に見える。もちろん、壁(扉)を開けるため 実際の光景(演技)を観ることも出来る。ゲーム プログラミング言語・数式等を映し出し、仮想空間へ誘う巧さ。プログラミング・書き換え・上書きを思わせる描き方。「仮説」ゆえに「理論」として認められなかった私とその家族の物語は、観応え十分。
次回公演も楽しみにしております。
ひとつオノレのツルハシで

ひとつオノレのツルハシで

MyrtleArts

ザムザ阿佐谷(東京都)

2022/08/18 (木) ~ 2022/08/22 (月)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★

漱石と妻の夫婦喧嘩の最中に、突然転がり込んできたボロだらけの浮浪者風の青年。青年がエキセントリックに漱石の「坑夫」に食いつき、「他人の話ででっち上げただけ、己を掘れ」とツルハシを置いていく(らしい。少しうとうとしたので不正確)。

4年後、彼岸過迄を書いている漱石のもとに、再び青年がやってくる。「己を掘ってきた」という漱石に、青年は「狭苦しい話」「妻の本心とか、友だちとの仲違いとかどうでもいい」と、もっと深くて広い話を書けと批判する。青年は田中正造を尊敬し、この4年、行動を共にしてきたという。「谷中村には紫の炎がある、文学がある」。その正造が死んだと、臨終の言葉「鉱毒問題の本質からすれば、(正造の臨終の席に人々が集まった)ここもまた敵地」を繰り返し、その言葉に受けた衝撃を広げる…。

身の入らない支援者たち、言葉だけの同情者への「ここもまた敵地」の正造の言葉の刃を、漱石に突きつける作劇のポイント。青年が幻視する「紫の炎」に、たった一人でも自分の道を突き進む生き方、情熱、真実の人間の心を託す。

言葉は理屈っぽくて、核心になかなか触れずに仄めかしが多い。その分、消化しにくいが、要は書斎対現場、文学対行動の対立ということになる。1時間35分

ネタバレBOX

漱石の書くものが所詮狭い書斎の高等遊民の話という批判はその通り。日本は「亡びるね」の文明批評は影を潜めてしまう。でも「こころ」が、明治の己を殺し、御一新に胸膨らませた己を葬る覚悟の文学という見方は、一つの見方ではあある。

最後に妻が青年を突き放し、田中正造の跡を継げと激励するのは、シニカルなひねりがあった。普段なにかと夫に蔑まれて鬱屈しているせいだろう、いざとなれば女は強い。
あつい胸さわぎ

あつい胸さわぎ

iaku

in→dependent theatre 2nd(大阪府)

2022/08/18 (木) ~ 2022/08/22 (月)公演終了

満足度★★★★★

再演とは知らずに観劇。途中で、記憶が走馬灯のように回りながらの観劇。これはこれで、とても勉強になった。キャストや内容も若干(背景は前の方が良いかも)変わっていたので、変化を感じながら観劇できた。個人的には前回の方が良いと感じたが、また見てみたくなる作品でした❗

観るお化け屋敷「カーテン」

観るお化け屋敷「カーテン」

下北沢企画

ザ・スズナリ(東京都)

2022/08/18 (木) ~ 2022/08/21 (日)公演終了

実演鑑賞

色々と面白い仕掛けがあり驚きました。
ネタバレなしで観た方がいいと思うので
観るおばけ屋敷を堪能してください。

普段よく行くスズナリが
あんな風になっているとはおもろ…!

やはり大きな音はビクッてなりますね。
前のお客さんも大きな音でビクッとなってました。

ネタバレBOX

空中浮遊がとても綺麗でした。

もう1人くらい客席のど真ん中に
隠し込んでおいて絶叫させたりして欲しかったが
コロナ禍では無理かぁ〜。

下山 ~親鸞の覚悟~

下山 ~親鸞の覚悟~

文化芸術教育支援センター

中目黒キンケロ・シアター(東京都)

2022/08/17 (水) ~ 2022/08/21 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

素晴らしい作品。自分的にこういう方向性の作品は全面的に支持。地獄の末法の乱世、シリアスに煩悩と戦って超越者にならんとする若き僧達。鎌倉時代、1201年の比叡山延暦寺(滋賀県)が舞台。親鸞役の柿本光太郎氏が秀逸。彼の表情一つ一つがリアルな空気感を伝えてくれる。
ずっと生演奏を続ける「竜馬四重奏」の二人、ヴァイオリンの竜馬氏と鼓(他和楽器)の仁氏。要所要所で和琴(わごん)を演奏し浪曲調にうなる高谷秀司(たかたにひでし)氏。細かい工夫が効いていて飽きさせない。子役の男女二人が可愛らしかった。吉良藍流(きらあいる)さんと坂元明登君。こういう真剣に仏教と向き合った作品を今後も期待。

「南無阿弥陀仏」(阿弥陀仏に帰依します)を唱えたのは空也とされていて、法然、親鸞と続いていく。『仏説無量寿経』に説かれた法蔵菩薩の誓願、「全ての衆生(生物)の救済が叶うまで私は如来にはなりません」。而して法蔵菩薩はすでに阿弥陀如来となられている。このことから法蔵菩薩の誓願は叶っており、この世の生きとし生ける全てのものは救済されることがすでに約束されている。これが浄土宗、浄土真宗の教義の中核。

ネタバレBOX

舞台は下山までだが、もう少し教義を語って欲しくもあった。

自分が浄土真宗に興味を抱いたのは、「日本のヘレン・ケラー」こと中村久子さんの話。「お念仏なさいませ。一切は阿弥陀様にお任せすることです。」との言葉に衝撃を受けた彼女、「煮えたぎっていた坩堝は坩堝のまま坩堝でなくなりました。」との境地に至る。あるがままの自分の許容。そのままの自分自身と向き合う為の念仏。「私を救ったのは、両手両足のない私自身の体であった。」とまで綴った。
遡行の記憶にて

遡行の記憶にて

カスタムプロジェクト

コール田無 多目的ホール(東京都)

2022/08/12 (金) ~ 2022/08/14 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

結構難問でした!
引っ掛かる台詞やシーンがかなりあったのですが、全然結び付かなかったです。
でも、楽しかったです!

下山 ~親鸞の覚悟~

下山 ~親鸞の覚悟~

文化芸術教育支援センター

中目黒キンケロ・シアター(東京都)

2022/08/17 (水) ~ 2022/08/21 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

とても見ごたえがある面白い作品でした。2時間を越える内容でしたが、物語に入り込めたので長く感じませんでした。演者の皆さんの演技も真に迫っておりよかったです。歴史上の人物を等身大の人として感じながら拝見しました。とても良い時間ありがとうございました。

明けちまったな、夜。

明けちまったな、夜。

ゴセキカク

インディペンデントシアターOji(東京都)

2022/08/13 (土) ~ 2022/08/16 (火)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

面白かったと思います。どこかで聞いたことのあるような話は否めませんが、その分リアリティーはあったように思います。20代後半の出来事でそこまで劇的でもなく、等身大で演じられていたのかなと、感じました。最後のまとめが少し強引だった気がしますが、それは好みだと思います。良かったです。

世界は笑う【8月7日~8月11日昼まで公演中止】

世界は笑う【8月7日~8月11日昼まで公演中止】

Bunkamura

Bunkamuraシアターコクーン(東京都)

2022/08/07 (日) ~ 2022/08/28 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

ナンセンス系喜劇に殉じた先人たちへの追悼を込めたケラのお盆興行である。
キャストに今の実力系人気者も加わって主な出演者だけで15名超え。前半一幕は新宿、後半二幕はドサ回った長野の温泉場、休憩20分を入れて3時間50分。終演は10時を20分ほど超えるコロナ禍では珍しい大作だが、ケラには少ない世態・人情噺でア・ラ30歳の女性を中心に広い客層を集めて満席だった。
昭和32年から34年の夏にかけて、新宿の3百人規模の大衆演劇の一座を舞台に繰り広げる劇団の集団劇だ。ちょうどこのころ社会に出たので、この時期のこともよく知っている。ケラはまだ生まれていないはず、と調べてみると、生まれるほぼ、五年前である。この作者、以前から素材はよく調べると感心していたが、今回も、この時代の軽演劇をめぐる空気をよく掴んでいる。当時、ムーラン閉鎖の後は、松竹の第一劇場も閉めて、このような小屋は新宿にはなかったが、図体だけはバカでかい新設のコマが開場してよくこういう大衆喜劇を組んでいた(ガラガラだった)。戦前の浅草の小屋で受けていた喜劇人(シミキンとか森川信とか)が流れてきて、丁度始まったテレビで受け始めた新しいタレントの間で、この手の劇団のドタバタ・ナンセンス系が消えていく終末期の雰囲気を、ケラは見てもいないのに的確に描いている。
もちろん演じるのは現代の役者だし、コクーンの舞台だから、あの時代の自堕落な町は再現しようもないが、それでも話が進むうちに時代の埃っぽい空気は伝わってくる。脇の人物の置き方もうまく、街に居ついたような傷痍軍人のアコーデオン弾きとか、楽屋に入り浸って商売をつぶすラーメン屋とか、貸本屋をやっている未帰還の出征兵士の若妻、とか、街によどんだ層も絶妙だが、テレビ局の部長と担当者とか、金を金庫に入れて持ち歩く女興行主とか、川端康成(本人)とか当時の混乱のなかで浮いていた層の設定もうまい。今まで形だけはよく出てきたような設定だが、ここは当時よりは小奇麗だが、本質は掴んでいて見事にメインのドラマに絡む。当時の最大の社会問題は売春禁止法の実施で赤線、青線の新宿は大きな変化を迫られたのだが、そのことはほんの一言触れられたくらいで、全く素通りしているところも、ケラのうまいところだ。舞台は関係ない!
KAATの「夜の女たち」も見て見たくなった。
肝心の芝居に戻ると、新宿の軽演劇で働いていた兄を頼りに田舎から出てきたポン中の弟が役者として受けるだけでなく本も書けて小さな世界で出世する、と言う兄弟物語がメインの筋立てになっていて、そこへ、周囲の人物を巧みに咬ませながら話は進む。
いつものナイロンのように背負い投げを食わせられることもなく、見終わると、ケラの先人への追悼の念も伝わってきて、夏の夜にふさわしいいい芝居見物になった。
余談。いよいよ東急文化村も建て直すらしいが新劇場の設計では、ぜひ、あまり直方形にこだわらずに舞台に向かって客席は台形に。始まる前に女性警察官みたいな場内案内が、席から体を乗り出さないでください!と大声で注意するのは芝居見物の感興を大いに削ぐ。長い芝居は首が痛い。もう一つ、席番号は見えるところへ。いまは小洒落たつもりて番号標記を席の瀬に折り曲げているが、そのために番号のところが客電では陰になって読めない。

三都物語 ~京都・巴里・東京 装束サマーフェスティバル~

三都物語 ~京都・巴里・東京 装束サマーフェスティバル~

井筒企画

明治座(東京都)

2022/08/17 (水) ~ 2022/08/18 (木)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

華やかで、バラエティに富んだショー、大いに楽しめました。

Super Summer Intrasquad Game!!

Super Summer Intrasquad Game!!

PAPALUWA

吉祥寺シアター(東京都)

2022/08/11 (木) ~ 2022/08/14 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

鑑賞日2022/08/14 (日) 14:00

甲子園出場を決めた高校野球部でレギュラーに練習試合を挑んだ「5軍」メンバー……な学園青春スポーツコメディ。
このテの「お約束」なものからブッ跳んだものまでいろんなネタを多岐にわたり採り入れ、それでいてバランスよく(私見)まとめているのは上手い。
特に終盤の「アレ」はスケールが大きいSF系ホラ話だが、ちゃんとそれまでに伏線をはっているし見せ方にも工夫があるし納得(私見)という巧みさ。
他に「アノ人を高校生役にしたのはそういうことか」という配役にも納得。(←出演が決まってから創られた設定とのこと)
一部強引なところもあれ、力ワザで押し切るみたいな?(笑)
さらに、クライマックスの試合場面をいろんな角度で見せたアイデアや、吉祥寺シアターの構造を活かして使った見せ方も良かった。
あと、反目していたレギュラーと5軍メンバーが終盤で和解する落とし方もイイし幕切れの「アレ」もある意味お約束的ではあるが「それな♪」とニヤリ。いやぁ、愉しかった。

下山 ~親鸞の覚悟~

下山 ~親鸞の覚悟~

文化芸術教育支援センター

中目黒キンケロ・シアター(東京都)

2022/08/17 (水) ~ 2022/08/21 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

とても良かったです。
親鸞の生きる事への苦しさ、煩悩への葛藤が描かれ、観応えがありました。
命懸けで、ありのままに生きる事、愛する人と生きる事を選んだ姿が感動でした。
役者さん達の演技も良く、それに加え、生演奏のバイオリンや和楽器の音色が素晴らしく、舞台を盛り上げていました。
心が洗われるような気持になりました。良い舞台でした!

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