最新の観てきた!クチコミ一覧

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ポンペイ

ポンペイ

さんらん

上野ストアハウス(東京都)

2022/08/17 (水) ~ 2022/08/22 (月)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

今回はがっつり長編のさんらん。歴史的な大災害に見舞われた町を「災いを予見できた」想定でドラマ化。
大規模な厄災(の可能性)に直面した人間と社会の普遍的な問題が浮かび上がる。

ヘンシン

ヘンシン

イデビアン・クルー

座・高円寺1(東京都)

2022/08/18 (木) ~ 2022/08/21 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

久々二度目のイデビアン。格好いいの一言。完璧なスタッフワーク。
前回はどこで観たのだったか・・舞台としてはとある旅館の風景という事で幾分言語化しやすい(紹介しやすい)世界だったが、今作は背後に横長にパネル(壁)が三枚わたされ上手下手に出入口が開いてる恰好。他は衣裳に特徴がある(途中で見事に変身する)のみで間断なく続く「舞踊」は日常動作のコミュニケーションから抽象的な群舞まで、「ニュアンス」が高解像度で眼前に迫る。ナチュラル演技の対極、研ぎ澄ました動きでナチュラルのイデアを造形する。修練の賜物だ。

伯爵のおるすばん

伯爵のおるすばん

Mrs.fictions

吉祥寺シアター(東京都)

2022/08/24 (水) ~ 2022/08/28 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

鑑賞日2022/08/25 (木) 19:00

135分。休憩なし。

帰還不能点(8/17~8/21)、短編連続上演(8/25・26)、ガマ(8/29~9/4)

帰還不能点(8/17~8/21)、短編連続上演(8/25・26)、ガマ(8/29~9/4)

劇団チョコレートケーキ

東京芸術劇場 シアターイースト(東京都)

2022/08/17 (水) ~ 2022/09/04 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

たて続けに戦争というものについて考えさせられている
と言っても変化があるわけではない
深まっていくだけ
ひとつ再認識させられたのは「空気」
「無畏」にしても「回天」にしても怖いのは「空気」
確か昨年観て今回はパスした「帰還不能点」でも日本の「真空」(意思決定、だれが最終責任者なのか不明)について言及されていたが、方向を決め、推し進めるのは「空気」
世の中の空気、兵の空気・・・
特攻に突き進んでいく狂気は兵の、若者の、国民の空気から生まれる
南京事件も軍の中の空気から・・・
戦争そのものが世の中の空気から・・・
「〇六」では波の音がいつまでも耳に残った
「その頬」では久しぶりに広島弁をたっぷり聴いた
今日の残るセリフは「生きとるだけでなんでこんなに悲しいんね?」
改めて劇チョコの舞台美術はシンプルだが効果的だと感じた(「遺産」は凝っていて印象的だったが)

追憶のアリラン(8/18~8/26)、無畏(8/24~8/27)

追憶のアリラン(8/18~8/26)、無畏(8/24~8/27)

劇団チョコレートケーキ

東京芸術劇場 シアターウエスト(東京都)

2022/08/18 (木) ~ 2022/08/27 (土)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

「無畏」
一昨年観て圧倒された作品だが、再び深く考えさせられた(キャスト同じ)
一昨年と同じく大室弁護士が松井大将の責任を「検証」していくシーンが圧巻だった
松井役の林竜三と上室役の西尾友樹の演技が圧巻
ハコは下北の駅前劇場の方が好きだな(サイズ感)、巣鴨プリズンにも合って、検証シーンでもより緊迫感があった

伯爵のおるすばん

伯爵のおるすばん

Mrs.fictions

吉祥寺シアター(東京都)

2022/08/24 (水) ~ 2022/08/28 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

気の遠くなるような壮大な物語。
その壮大さに負けないくらい舞台セットや衣装等、美術に力が入っていて延々と移り行く世界、生活の場へと瞬時に入り込ませてくれる。
冒頭から すっかり目を奪われてしまいました。
きっとお金もかかっているだろうけれど、何よりセンスが良い。
そして決して死ぬことのない伯爵が持つ独特のトーンといい、それぞれの時代を彩っていく登場人物達の多彩さといったら、笑いのスパイスもしっかり効いて 演技の方も驚くほどにセンスが良い。

伯爵は死なないだけでなく、いつまでも若くて美しい。
本物の若さに囲まれて、その中にちゃっかり溶け込んでいる伯爵はひょうひょうとしながらも、どこか一歩引いた立ち位置を必死に維持しているようでどこか物悲しい。
出逢いや別れは長い年月と共に風化していく。
そんな出逢いや別れに意味があるのか・・・
そんな問いかけに胸をしめつけられ、その後の導きにまた心打たれてしまうのでした。

伯爵のおるすばん

伯爵のおるすばん

Mrs.fictions

吉祥寺シアター(東京都)

2022/08/24 (水) ~ 2022/08/28 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

3年前の公演の印象が強かったので、サンジェルマン伯爵役が岡野康弘から4ドル50セントの前田悠雅に替わると聞いたときは不安もあったが、観ているうちにそんなことは忘れて最後まで。この壮大で且つ可愛らしく、切ない愛のお話にうるうる。

帰還不能点(8/17~8/21)、短編連続上演(8/25・26)、ガマ(8/29~9/4)

帰還不能点(8/17~8/21)、短編連続上演(8/25・26)、ガマ(8/29~9/4)

劇団チョコレートケーキ

東京芸術劇場 シアターイースト(東京都)

2022/08/17 (水) ~ 2022/09/04 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

鑑賞日2022/08/25 (木)

価格3,130円

25日18時半開演
どのように死んでゆくべきか?の『〇六〇〇猶二人生存ス』(49分)
前を向いて生き続けていきたい!の『その頬、熱線に焼かれ』(70分)
対照的な短編2篇を、い組の回で拝見(途中休憩10分込み上演時間130分)。

ネタバレBOX

前半の、人間魚雷・回天が題材の『〇六〇〇猶二人生存ス』。
海底に先端が突き刺さったまま、脱出不可能という極限下に置かれた二人の大尉が辿り着いた、帝国軍人としての崇高な精神の境地が、かえって後続の多くの若者の未来を奪う、残酷な結果につながった…彼らの人となりをよく知る回天の整備員に、終戦後、批判させることで、人々が抗うことの出来ない"空気"の怖さがよく描かれていた。

【配役】
黒木大尉…大知(だいち)さん 樋口大尉…二村仁弥(ふたむら・じんや)さん
後藤整備員…谷口継夏(たにぐち・けいた)さん


後半の、原爆投下によるケロイド治療の為、渡米した「広島ガールズ」が題材の『その頬、熱線に焼かれ』。
手術後の智子の死を知り、明日の手術に対して気弱になった敏子を励まし、あるいは叱咤しながらも、最後には、前を向いて生きていこう!と気持ちを新たにした「広島ガールズ」。
ただ、それまで成り行きにハラハラしながらも、明るく皆を見守っていたはずの智子が、改めて自身の死という現実に直面させられ、一気に泣き崩れる姿には、胸が痛んだ。
なお、個人的に気になったのが、濃淡はあるにせよ、結果的に登場人物7人のエピソードをひと通りなぞった話の運び。この分、ストーリーの焦点が若干ぼやけたようにも感じられた。

【配役】
敏子…椎木美月(しいぎ・みづき)さん、智子…蓑輪みきさん
弘子…本宮真緒(ほんみや・まお)さん、節子…谷川清夏(たにがわ・きよか)さん
昭代…中野亜美さん、信江…中神真智子さん、美代子…柳原実和さん
伯爵のおるすばん

伯爵のおるすばん

Mrs.fictions

吉祥寺シアター(東京都)

2022/08/24 (水) ~ 2022/08/28 (日)公演終了

実演鑑賞

良い舞台だったと思います。

伯爵のおるすばん

伯爵のおるすばん

Mrs.fictions

吉祥寺シアター(東京都)

2022/08/24 (水) ~ 2022/08/28 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

声を大にして言います!大好きで大好きな作品です!前回も観劇しましたがやっぱり大好きだと再認識しました。沢山の散らばった宝石を一つ一つ集めていって、最後はその宝石達を一つ一つ思い返すような愛しくて堪らない気持ちになりました。今回は伯爵が女性ですが、それはそれで新しい視点が見えてとてもよかったです!一連の変化していく演技が素晴らしかったです。こんなに愛しいと思える作品にはそうそう出会えません。また観れて本当によかったですし、出会ってない方には全力で出会って欲しい舞台です。岡野さんが何の役なのかもポイントです。最高でした。泣けました…!是非この舞台も映像化していただきたいです!

ネタバレBOX

前回伯爵だった岡野さんが今回はまさかのブルボンさん!!!もうそこにいるのは岡野さんではなくてブルボンさんでした。伯爵とのお別れのシーンのそっと触れる演技とか声色とか。わーーー!!!!と草原を駆けたくなるくらい素敵で最高で大好きだなぁと思いました!
瓶詰めの海は寝室でリュズタンの夢をうたった

瓶詰めの海は寝室でリュズタンの夢をうたった

おぼんろ

Mixalive TOKYO・Theater Mixa(東京都)

2022/08/18 (木) ~ 2022/08/28 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

鑑賞日2022/08/25 (木) 15:00

ピノキオやスティーヴン・キング、川端といった古今東西の名作へのオマージュ(風なところ)も含めながら、物語の渦の中に観客を引きこむ手法は見事。大ステージならではの演出もあって、劇団としてスケールもアップ。おぼんろ作品ではお馴染みのさひがしジュンペイには今のロバート・プラントみたいな風格がありました。

ときじく〜富士山麓鸚鵡鳴〜【大阪公演、8月4日公演中止】

ときじく〜富士山麓鸚鵡鳴〜【大阪公演、8月4日公演中止】

カムカムミニキーナ

座・高円寺1(東京都)

2022/08/04 (木) ~ 2022/08/14 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

鑑賞日2022/08/14 (日) 13:00

徐福伝説と姥捨の風習、さまざまな日本昔話が結びつく裏系の歴史超大作。見応えあり。

ざんねんないきもの事典 ~いきものたちの逆襲~

ざんねんないきもの事典 ~いきものたちの逆襲~

エイベックス・エンタテインメント

あうるすぽっと(東京都)

2022/08/18 (木) ~ 2022/08/28 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

鑑賞日2022/08/25 (木) 11:00

大傑作! 生き物に対する好奇心と愛情にあふれたステージ。トリビア系知識も満載。楽しく勉強にもなるステキな作品だと思います。ビジュアルもカワイイ&かっこいい。

大阪演劇見本市2022

大阪演劇見本市2022

関西演劇振興会議

ABCホール (大阪府)

2022/08/25 (木) ~ 2022/08/25 (木)公演終了

満足度★★★★

朗読劇と演劇プラス抽選会。正に見本市と言った感じで、ちょっとしたお祭り気分。老舗演劇好きにはたまらない感じです。

追憶のアリラン(8/18~8/26)、無畏(8/24~8/27)

追憶のアリラン(8/18~8/26)、無畏(8/24~8/27)

劇団チョコレートケーキ

東京芸術劇場 シアターウエスト(東京都)

2022/08/18 (木) ~ 2022/08/27 (土)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

自劇団の戦争を素材にした舞台6本をこの夏に一挙上演する企画の一本である。チョコレートケーキがこうした作品に取り組む意図は明確だ。残った子孫たちへ、と言うが、筆者のような先行する世代にとっても、良い企画だと思う。ことに中にすでに見た「帰還不能点」や「その頬、熱線に焼かれ」が入っていて、ことに前者は演劇的にもよく工夫されていて、単に、戦争を指導した者たちだけでなく、それを支えた社会も的確に描出していた。
「無畏」は昨年初演されたが、時期が悪く知った時にはすでに終演していて見逃した。A級戦犯となって処刑された南京大虐殺事件の陸軍司令官の松井岩根(林竜三)の戦争犯罪をテーマにしている。
戦争犯罪はどのように裁かれるべきかと言うテーマが難しい上に、事件そのものが複雑な事情の上に成り立っている。史実はかなり明確になってきているが、それにその時々の国際的な政治判断がついて回る。事件を客観できないところへ、松井の「誰かが責任と言うなら、私だろう」という結論を急ぐ判断があって、それが戦勝国による法廷で裁かれる、と言うところが悩ましい。いつもは、問題の中心から、距離を置く時間や場所をを発見するのがうまい古川健だが、今回はその余裕がなく、史実のデータををできるだけ詰め込もうとする。ほとんど弁明の余地のない上海派遣軍(原口雄太郎)と増援軍(今里眞)の司令官たちとその幕僚(近藤フク)たちが単純化されて敵役になってしまう。作者には、たとえ、部分的なドラマになったとしても、全体をイメージさせるだけの力量はあるはずなのに、今回はそこまで出来て居ない。
これは原爆乙女の米国による治療を描いた「その頬、熱線に焼かれ」の時も感じたことだが、現在まで尾を引いている現実を、観客が芝居の一幕として理解するには複雑すぎるのだ。しかし、そこが生で演じられる演劇のいいところで、今回の敗戦の八月公演は壮挙と言っていいだろう。
今のコロナ騒ぎの政府対応にも、この国の合理的なシステム作りが出来ない病弊は露呈しているのだから。(これでは芝居の「見てきた」にはならないが)

伯爵のおるすばん

伯爵のおるすばん

Mrs.fictions

吉祥寺シアター(東京都)

2022/08/24 (水) ~ 2022/08/28 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

サンジェルマン伯爵といえば『サイボーグ009』の単行本の書き下ろし短編、石森章太郎が彼の正体を推理する作品で知った。不老不死の男、時空旅行者、未来人、宇宙人etc... 、色々な考察がある。
だが今作ではその辺は余り関係ない。18世紀の終わり頃のフランス、ずっと橋の下で暮らしていた浮浪者。奴隷商人の仲介でブルボン公爵夫人に買われる。設定やキャラが『花柄八景』と地続きなのはご愛嬌。
展開は4コマ漫画の連作集を思わせ、業田良家『自虐の詩』を想起。パラパラと捲っている内にいつしか長大な時間の流れを感じさせるテクニック。話は壮大でスピルバーグの狂った映画、『A.I.』や『インタビュー・ウィズ・ヴァンパイア』、『火の鳥 未来編』の哲学性も帯びる。

主演の前田悠雅さん、この人は何なんだろう。特徴的なくぐもった鼻声。シーンによって森川由加里だったり水川あさみだったりに見えるが結局誰にも似ていない。凄いカリスマ性があり、作品創作のファム・ファタール的存在。この人を使えば特別な作品が出来上がると作家に思わせる力。ファンの崇拝を集める巫女。なんかカスパー・ハウザーっぽい。
相変わらずの岡野康弘氏の天才振り。この人の声色はどうなっているのか。化物だ。
岡田帆乃佳さんは何でも出来る使い勝手の良さ。どの役もきちんと演じ分けている。
森由姫さんはまさに清純派アイドル、病弱キャラがいい。
仲美海さんもかなり弾けた記憶に残るキャラ。

永遠に死ねない伯爵の素敵な人々との出逢いと別れ。
小泉今日子の『丘を越えて』が宇宙の始まりから終わりまでずっと流れ続けているようなノスタルジー。
観客の誰もが帰り道、ずっと昔にこんな映画を観たことがあるような不思議な気持ちになる。

伯爵のおるすばん

伯爵のおるすばん

Mrs.fictions

吉祥寺シアター(東京都)

2022/08/24 (水) ~ 2022/08/28 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

素敵でした。死なない事は死ねないっていうことで、切なく愛しく涙が出ました。暗転が多いなと思いましたが、効果的だったように思います。是非観て欲しいです。おすすめです。

伯爵のおるすばん

伯爵のおるすばん

Mrs.fictions

吉祥寺シアター(東京都)

2022/08/24 (水) ~ 2022/08/28 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

 切ないね、死ねないということは!

ネタバレBOX

 板上には、極めて手の込んだ舞台美術。全体としてフランスの建築物に特徴的なシンメトリックな構造であるが、ホリゾントの壁中央には中央のやや低い位置に丸窓、その左右に方形の窓が穿たれこの真下辺りは、サロンと寝室(第一場ではブルボン伯爵夫人の屋敷だが、場転に応じてベッド上の掛物、サロンの小道具類は適宜変わる)驚くべきことにこの部分は回り舞台になっており、実に効果的に用いられる。この回り舞台の下手・上手はシンメトリーになっているが、こちらの造作も大しもので、下手側だけ説明しておこう。(シンメトリーだから上手側は簡単に想像できよう)2F部分(フランスの伝統的表現では1階に当たる)は回り舞台の側から見て隣に小さな踊り場を囲む木製の柵、その背後にホリゾントとの間を若干開けて、方形と半楕円形の穴を穿った壁、半楕円形のアーチを持った壁は斜め手前に延び、1F(地上)へ続く階段に繋がっている。この階段も途中で右斜めに曲がるという構造でセンスの良さを見せる。無論、木製の品の良い手摺も付随している。
 この屋敷には、伯爵夫人と右足、左足の履物担当の各男性奴隷、小間使いの女性奴隷1人が住んでいるが、既存の奴隷たちはずる賢かったり、様々なことを教えてもインセンティブが低い為、婦人は無垢な魂を持った奴隷を求めていた。夫人にとって最も大切なもの・こととは、社会的地位や富、名誉ではなく純で気高い魂であったからである。掛かるが故に彼女は既存奴隷達に教育を施したのであったが、前述の如く、一向に効果が無かった。連れて来られたのは橋の下に既に30年程も暮らしているという噂の橋の主と仇名される若者であった。無口でピュアだとのことであった。夫人は、この若者の面倒をみることにしたが中々言葉を発することがなかった。彼女は童話を使って読み書きを教え、ある時若者は口を利いた。若者は伯爵夫人に篤い好意を抱き、彼女を好きになったが、彼女には普段離れていても夫があり、近年は体を壊して妻の城に戻りこちらに住むことになったので、それまでの使用人は総て所払いとなった。またこの時代フランス革命後の粛清により、王族・貴族はギロチンの憂き目に遭う者も多かった。結局、夫はギロチンの露と消えたが、婦人に拾われた若者には、それ迄の記憶は無く、唯、伯爵家に引き取られ、貴族の衣装を与えられて生活し、而も中々品のある顔立ちであったこともあり、奴隷仲間とパリに出てからは彼らの目論見に従って荒稼ぎをした時期もあった。が、彼が不老不死であることを知った伯爵夫人が死ねないことの不幸を哀れんだように、彼は現在は膨張過程に在る我らの宇宙が収縮過程に入り遂にはビッグバン以前のエネルギー集合体になる迄収縮する時点迄生きた。この間流れた時は約56億年、愛した相手は体の弱かったそして、心の底から彼を愛してくれ、彼も心底彼女に惚れたが、逢えない3年の後、病に連れ去られ、迎えに行ってやることもできなかったひよこへの慚愧の念を抱えながら、何時しか長い時を経て、傷が和らいで少しはヒトらしく生き、恋をしたのであった。彼女との約束「他の人を好きにならないで」との願いを守って次に愛した者から「男だったらいいってことではないんじゃない」と指摘された件を含めて内心忸怩たる念を抱えながら結局5人を愛し、宇宙人とも恋を交わして独り彼のみが永生を享受する身であった為、その幸福は短く、悔恨と苦悩ばかりが永い生涯を終える直前、人類のみならず、地球に生まれ嘗て存在した生き物総てと共に、共に暮らした宇宙人達が集まり、互いに出会って行うさよならパーティーの司会者としてこの宴を仕切る大役を担う。無論、彼の愛した総ての人々もこの時蘇り、再会を祝して乾杯! 花火が弾ける中。間もなく宇宙が終わる。
VAMP SHOW【8月8日~15日公演中止】

VAMP SHOW【8月8日~15日公演中止】

パルコ・プロデュース

PARCO劇場(東京都)

2022/08/08 (月) ~ 2022/08/28 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

ずーっと前から(これは絶対に劇場で観ないといけない)と思い待ちに待った今回。菅原さん、戸塚さん、平埜さん目当てで、もちろん余裕の期待越えでした。特に戸塚さんタンゲのしぶとさ暑苦しさったら… 吸血鬼5人組の立ち位置もいい感じ、謎の彼女の不思議感も良かった。河原さんのこだわりの演出(そこでそんなドッキリ!みたいな)好きです。

憫笑姫 -Binshouki-

憫笑姫 -Binshouki-

壱劇屋

シアターグリーン BIG TREE THEATER(東京都)

2022/08/17 (水) ~ 2022/08/23 (火)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

全編に渡ってハードな殺陣・アクションが組み込まれ劇中に台詞は一切無し!
言葉は黙して殺陣で紡ぐ、超攻撃型アクションステージ!
この紹介文に偽りなし。本当に見事な殺陣芝居でした。敵・味方を身に着ける布一枚で表現していました。

ネタバレBOX

しかし、私は「なんで?なんで?」と思ってしまいました。魅力的な姉に王が一目惚れ?と思って見ていたのが、実は敵と戦わせるためだった・・・はまだいいとして(いや、ひどい裏切りだが)いきなり剣を渡されて戦えるものでしょうか。しかも強い。そんな素養があるという話はどこにもなかったと思うので(私が気付けなかったのならごめんなさい)、どうしても「なんで?なんで?」が拭えませんでした。コロナじゃなかったら終演後に竹村さんに聞けたのに・・・

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