実演鑑賞
満足度★★★★★
たて続けに戦争というものについて考えさせられている
と言っても変化があるわけではない
深まっていくだけ
ひとつ再認識させられたのは「空気」
「無畏」にしても「回天」にしても怖いのは「空気」
確か昨年観て今回はパスした「帰還不能点」でも日本の「真空」(意思決定、だれが最終責任者なのか不明)について言及されていたが、方向を決め、推し進めるのは「空気」
世の中の空気、兵の空気・・・
特攻に突き進んでいく狂気は兵の、若者の、国民の空気から生まれる
南京事件も軍の中の空気から・・・
戦争そのものが世の中の空気から・・・
「〇六」では波の音がいつまでも耳に残った
「その頬」では久しぶりに広島弁をたっぷり聴いた
今日の残るセリフは「生きとるだけでなんでこんなに悲しいんね?」
改めて劇チョコの舞台美術はシンプルだが効果的だと感じた(「遺産」は凝っていて印象的だったが)