
チミドロの境界線
劇団YAKAN
中板橋 新生館スタジオ(東京都)
2022/11/17 (木) ~ 2022/11/20 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★
シュールで笑えるサイコ・ミステリーなのかなーと思って観ていましたが、意外な展開に。終わってみれば、なかなかにヒューマンな話でした。

秘密結社のつくり方
ACファクトリー
シアターサンモール(東京都)
2022/11/09 (水) ~ 2022/11/13 (日)公演終了

ミライの扉
ピウス
ザ・ポケット(東京都)
2022/11/18 (金) ~ 2022/11/27 (日)公演終了

しびれ雲【11月6日~11月12日昼公演中止】
キューブ
本多劇場(東京都)
2022/11/06 (日) ~ 2022/12/04 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★
よくできた家庭劇、ホームコメディである。ケラが得意のブラックな悪意やオカルト的要素を封印して、正攻法のリアリズムで、善意の人々の何気ない話を作って、見事に成功させた。チェーホフ劇の演出もずば抜けていたから、当然だ。記憶喪失の青年(井上芳雄)とか、木魚もお経も置いて突然駆け落ちする坊さんとか、ちょっと変な設定はそれくらい。舅(石住昭彦)の、すし屋になったり、突然席を立って行ったりの、変なぼけ方もある。
3時間半(15分休憩込み)と、長い芝居だがまったくあきない。大きな話やテーマはないのだが、あえていえば3つの話がつづれ織りのようになっている。未亡人波子(緒川たまき)をめぐる亡夫の実家の茶の間の出来事、と娘富子(21歳、富田望生)の縁談。ここはまさに小津安二郎的。波子(40歳)に舅姑が「あんたはまだ若い。再婚して、幸せになってほしい」と手をつくのは、「東京物語」の三男の嫁の話がダブる。本家の息子(26歳、森隼人)の発見が、ちょっとしたざわつきを起こす。
波子の妹・千夏(ともさかりえ)と夫(萩原聖人)の夫婦喧嘩。弁当をめぐる小さないさかいがどんどん悪化して、離婚しそうになる。これが深刻だけど実は一番のコメディーで、近所の妹のやよい(清水葉月)が絡んでの綱引きは絶妙。素直になれない男と女、あるいは空気の読めない男が相手を怒らせてしまうドタバタは非常に楽しかった。
三つめは記憶喪失のフジオ(不死身の男、と波子が名付けた)をめぐる話。自分が何者かはあまりこだわっていないで、文次と千夏の仲裁に汗をかく好人物である。
菅原永二が文吉の友人と、坊さんの二役。どちらも話に混ざれず置いてけぼりにされる役だが、特に坊さんにコミカルな味があった。ケーキ屋(三宅弘城)、藪医者(実は名医?、松尾諭)、バー経営者(尾方宜久)も、くすぐり笑いをうまく醸していた。
「キネマの天地」と同じ梟島の設定。場所と梟島言葉だけで、話に関連性はない。梟島言葉はケラの作った人工方言である。「……しくさってください」などと、「…しくさる」を丁寧語に使うチグハグ感が何とも言えない。嘘も徹底すれば本当になるというように、本当の方言のように聞こえてくる。「ごめんなちゃい」を聞きながら、井上ひさしの「父と暮せば」のラストの一言「ありがとありました」を想い出した。

『鋼鉄の棺』
東京華劇団
シアターグリーン BASE THEATER(東京都)
2022/11/18 (金) ~ 2022/11/20 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
日本という国の為政者に欠けているもの、それは人間性である。その欠如の意味する所を今作は本質的に捉えて表現してみせた。観たいで自分がこの国を未だに許せないと書いた。その理由に特攻に行かされて亡くなった従兄の弟が敗戦後何度も分祀してくれるように願い出たにも拘わらず、常に門前払い扱いを受け続けたことが在る。敗戦前、大日本帝国は有為な多くの学徒を特攻の名の下、あたら殺した。而も唯一の主権者は、その罪を一切公式に問われたことなどなかった。遺族は本音では誰一人このような為政、為政者を赦しはすまい。(追記後送)

妖話会
遊戯空間
プロト・シアター(東京都)
2022/11/19 (土) ~ 2022/11/20 (日)公演終了

プラネタジャッジR
FREE(S)
ウッディシアター中目黒(東京都)
2022/11/15 (火) ~ 2022/11/20 (日)公演終了

かがやく都市
うさぎストライプ
アトリエ春風舎(東京都)
2022/11/18 (金) ~ 2022/11/30 (水)公演終了

女と男のしゃば・ダバ・だぁ~★Suki★のつづき~
あみゅーず・とらいあんぐる
ウイングフィールド(大阪府)
2022/11/18 (金) ~ 2022/11/20 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★
ちょっぴり切なくなることもあるけど、心が軽くなるお芝居でした。大ベテランの皆さま、これからもお身体に気を付けてお芝居魅せて下さい。
お芝居観られてありがとう♬♬♬

喜劇 余命2ヶ月と言われて30年
劇団ズーズーC
鶯谷ズーズーC劇場(東京都)
2022/11/05 (土) ~ 2022/11/27 (日)公演終了

私の一ヶ月
新国立劇場
新国立劇場 小劇場 THE PIT(東京都)
2022/11/02 (水) ~ 2022/11/20 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★
なんとも不思議な魅力を持った作品。よくこんな構成を思いつくものだ。あらすじの前知識なしで観劇した。最初、物語がよく見えて来ないし、コンビニで買い物を延々繰り返すシーンはいったい何なのか、と不思議だったが・・・。現実感がなく、どこか幻想的で、でも気づいたらいつの間にか登場人物の心の奥底に入り込んでいた、というような。

ジャガーの眼
東京倶楽部
すみだパークシアター倉(東京都)
2022/11/19 (土) ~ 2022/11/27 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★
演出は菅田俊氏。宇梶剛士(たかし)氏と菅原文太氏の付き人(用心棒)を務め、仮面ライダーZX(ゼクロス)でもあった名俳優。
蝋人形サラマンダ役の佳村さちかさんが偉く美形だった。
扉役・森了蔵氏はジャンポケ斉藤に似た風貌の気が違ったテンション、舞台中で喚き散らす。
マルセル・デュシャンの墓碑銘、「されど、死ぬのはいつも他人ばかり」は寺山修司の大のお気に入りの言葉。
「死ぬのは皆他人、生きるのも皆他人、愛するのも皆他人」がテーマか。人が皆持つ埋められない心の隙間(存在としての寂しさ)を、他人を使って埋めようとする。ほんのひと時それが埋められたように錯覚するが矢張り寂しい隙間風が吹いていく。
理屈や論理を無視して作中人物が必死になって訴えるある種のロマンチシズム、つかこうへい的な昂揚こそが見所。うえのやまさおりさんの熱演でしんいちの心が絆されるシーンが印象に残る。うえのやまさおりさんは素晴らしい女優だ。
寺山修司の愛用したデニム地のサンダル(今回は違った)を移動探偵社と称して、寺山がかつて覗きで捕まった町内に現れる探偵田口(永倉大輔氏)。転がる林檎を追ってきた。
そこに現れるのは前の探偵事務所の社長である扉(森了蔵氏)と蝋人形のサラマンダ(佳村さちかさん)。かつて田口はサラマンダと愛し合っていた。
事故死した恋人の移植された角膜を追うくるみ(うえのやまさおりさん)は、結婚直前のサラリーマンしんいち(贈人〈ぎふと〉氏)に付きまとう。その角膜には印象的な傷があり、“ジャガーの眼”と称されていた。

プラネタジャッジR
FREE(S)
ウッディシアター中目黒(東京都)
2022/11/15 (火) ~ 2022/11/20 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
とても面白い内容でした。とても上手く作られた内容で、あっという間に終わってしまいました。
役者の皆さんの演技も心情の変化を上手く表現されていて、素晴らしかったです。初めて拝見した団体さんですが、次回も気になりました。楽しみにしています

妖話会
遊戯空間
プロト・シアター(東京都)
2022/11/19 (土) ~ 2022/11/20 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
実は三島由紀夫作品も読んだことなく伺ってしまいましたが、冒頭から迫力のある語り口、とても引き込まれました。情景が浮かぶ朗読で、役者さんの力量の確かさを感じました。とても良かったです。チェロの演奏も良かったです

となりの田中さん
劇団俳協
TACCS1179(東京都)
2022/11/16 (水) ~ 2022/11/20 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
面白かったです。セットもよかった。集合住宅に住んでいると特にありそうなお話をとても分かりやすく心情豊かに演じられていてとてもよかったです。各田中さんの今後はどうなるのかなと、お芝居なのに心配になりました。

触れただけ
SPIRAL MOON
「劇」小劇場(東京都)
2022/11/16 (水) ~ 2022/11/20 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
本団体さんもよく拝見するのですが、今回も面白かったです。いつも、丁寧にお芝居に向き合って演じられている印象がありますが今回はより感じました。本団体さんの短編は初めてでしたが、少しずつ繋がっていて、さすがだなあと思いました。とても面白かったです。次回も楽しみにしています

ジャンキー・チエの木人件
グワィニャオン
シアターグリーン BIG TREE THEATER(東京都)
2022/11/16 (水) ~ 2022/11/20 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
この団体さんは本当に期待を裏切らないです。新撰組に関するシリーズを拝見していて、今回は違うのでどんなのかと思っていましたが、内容も、役者さんのお芝居も最高でした。いつも通りセットもしっかりしていて良かったです。次回も楽しみです。

王国
少女東京奇襲
スタジオ空洞(東京都)
2022/11/18 (金) ~ 2022/11/21 (月)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
#髙橋咲貴子 #荒牧奈津希
#石田茜子 #横手慎太郎
#花岡美月(敬称略)
剥き出しの感情に、剣山で皮膚を引っ掻かれたような痛みを感じる。夫婦でも分かり合えないことはある。いやむしろ、分かり合えないことばかり。それを飲み込んで苦しむのか、苦しいけれど吐き出すのか。躾も教育も優しさや思いやりを美徳とし、他人の身になって考えることや、他人の気持ちを考えること、そして他人に迷惑をかけるなと教え諭す。言わなきゃわからない。そして、言ってもわからない。それが人間で、言わなきゃわからないと言う相手と、随分とハッキリ言う相手とのミスマッチは、なかなかにしんどい。人間関係は第三者が鍵を握っていたりするモノ。二人の第三者が、片や大きく片やさりげなく揺さぶりをかける。
人は誰もが関わり合って変化しながら生きている。そんなことを改めて考える濃密な時間を堪能した。

ジャンキー・チエの木人件
グワィニャオン
シアターグリーン BIG TREE THEATER(東京都)
2022/11/16 (水) ~ 2022/11/20 (日)公演終了

ジャンキー・チエの木人件
グワィニャオン
シアターグリーン BIG TREE THEATER(東京都)
2022/11/16 (水) ~ 2022/11/20 (日)公演終了