とちの観てきた!クチコミ一覧

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チェンジング☆ホテル

チェンジング☆ホテル

アリスインプロジェクト

シアターKASSAI【閉館】(東京都)

2013/05/01 (水) ~ 2013/05/06 (月)公演終了

満足度★★★★

華やかな舞台
チケットプレゼントにて観劇。
演技以外にも歌にダンスにアドリブにと複数回観ても楽しめる内容で、
結局リピート観劇しました。

そんなに広い劇場では無いKASSAIのステージの上で総勢20名近い女性陣が所狭しと作品を演じる姿はとても華やか。
可愛らしさ溢れるアリスインプロジェクトと、笑いのツボを心得たはちみつシアターとのコラボは本当にうまくはまっていたと思います。

ネタバレBOX

ホテルに居合わせた女子校ダンス部のメンバーとギャング団の魂が入れ替わってしまった事から巻き起こるドタバタコメディ。
物語として一番印象に残っているのはアルファルドの過去話のくだり。
アルファルドを演じる北山さんの、魂を無くす前後の演じ分けも良かったです。

アドリブという名の無茶ぶりも面白い。
演者さんも明らかに素で笑ってるよね、というノリで思わず爆笑。

通常の舞台では、気になった演者さんが居ても終演後のお声がけはつい躊躇してしまうのですが、
この公演のように物販+サイン会、握手会という形式にしてくれると気軽に参加できるのでありがたいです。
筋肉少女【残すは7月in→dependent theatre 1st!】】

筋肉少女【残すは7月in→dependent theatre 1st!】】

石原正一ショー

こまばアゴラ劇場(東京都)

2013/05/01 (水) ~ 2013/05/03 (金)公演終了

満足度★★★★

圧倒されました
お客から「中学生の妄想みたいな話」と言われた、というエピソードを前説で紹介されていたが、まさしくその通り。
そしてその妄想がエンターテイメントとして成立するレベルまで作り上げられているのが素晴らしい。

はちゃめちゃなノリと勢いが最後までノンストップ。
スピード感あふれる展開が爽快です。
懐かしいネタのオンパレードで、原作を知っているとより楽しめると思います。

バラバラにされたミートくんや、マッスルドッキングなど
一見チープな演出なのだけど、思わず納得してしまう空気感が凄いです。

今宵すべてのBARで

今宵すべてのBARで

お茶の間ゴブリン

秋葉原アトリエ「ACT&B」(東京都)

2013/04/26 (金) ~ 2013/04/29 (月)公演終了

満足度★★★★

雰囲気がとても良かった
バーを舞台にした安楽椅子探偵もの。
コメディタッチな導入部、謎解きのワクワク感、サスペンス的な演出が綺麗に決まっていたと思います。
セットや照明などの演出を含めた雰囲気作りがうまいです。

座席は横には若干窮屈でしたが縦の段差がしっかりと取られていて後方でも見やすかったです。

ネタバレBOX

謎解き部分は、主にマスターが謎解き役として進行。
どこかで一度は聞いた事があるようなトリビアが鍵になっていたり、
違和感を覚えたところがちゃんと伏線になっていたりと謎解きの塩梅は絶妙でした。
一件落着と思わせてそれだけでは終わらないどんでん返しな展開もお見事。


個人的には謎解きにもう少し観客参加型的な演出があっても良かったかなぁと感じました。
謎解きに入る前の状況説明で一旦整理できるのは良いのですが、
舞台を観ていると結局は考える時間が無いので、もう少しシンキングタイムが欲しかったです。

劇場の入り口を舞台演出でも利用している関係上仕方ないのでしょうが、
遅刻してくるお客さんを待って開演時間が押してしまっていたのは残念。
左の頬(無事全ステージ終了!ご来場まことにありがとうございました))

左の頬(無事全ステージ終了!ご来場まことにありがとうございました))

INUTOKUSHI

シアター風姿花伝(東京都)

2013/04/10 (水) ~ 2013/04/21 (日)公演終了

満足度★★★

ハイスピードノンストップコメディ
初めて観劇する劇団さん。
いやーパワフルですね。ノリと勢いに終始圧倒されました。

ただ、私の笑いのツボとは若干ずれてるのかなぁと感じました。
クスクスと笑える場面は多かったのですが、爆笑とまではいきませんでした。
ただ、このシュールでおバカな感じは嫌いでは無いです。楽しい舞台でした。

遠慮がちな殺人鬼

遠慮がちな殺人鬼

企画演劇集団ボクラ団義

シアターKASSAI【閉館】(東京都)

2013/04/03 (水) ~ 2013/04/08 (月)公演終了

満足度★★★★

あっという間の3時間半
面白い!
練りに練られたストーリーとその演出・見せ方が秀逸で、
3時間半の長丁場も気にならずにラストまで飽きることなく観る事ができました。

サスペンスコメディの本作は、笑いの分量も絶妙でサスペンス部分を壊さずにうまく融合されていたと思います。
場の空気感、雰囲気が最高に好みのテイストでした。

ネタバレBOX

とある陶芸家の通夜の席、彼を殺したのは自分だと言い張る一癖も二癖もある登場人物たち。
登場人物が多いうえ、彼らと陶芸家との関係、犯行の動機など複雑な設定となっていましたが、
理解がぎりぎりついて行ける速さの展開になっていたかなと思います。
休憩中、そして終演後に配布されたパンフレットでもうまくフォローされていたのは親切に感じました。

事件の真相に関しては、各人がなぜ自分が殺した事にしたいのか、
という点はだいたい納得できました。
消える壺はちょっとSFチックかなぁという気がして、そこだけが浮いた印象を受けました。
復讐の全貌が明らかになった後、ラストが最初のシーンにつながる構成は◎。
あの終盤から結びの一幕までの流れは鳥肌ものでした。


気になった点としては、、、
急遽キャスト変更があったとの事で仕方ないのかなぁとは思いますが、
代役の方の台詞の噛み具合、終始ほぼ手帳を見ながらの演技がどうしても気になってしまいました。
舞台転換も最初の数回は「おおっ!」と驚きましたが、
頻繁に行われる事でテンポの悪さに繋がっていたように思います。
ミトリ屋

ミトリ屋

劇団ドドドドドド

遊空間がざびぃ(東京都)

2013/03/28 (木) ~ 2013/03/31 (日)公演終了

満足度★★★★★

油断してると泣かされます
すごく良かったです。
ゆるいコメディ調のノリから、人の死、命について描いた終盤のシリアスな展開への流れがお見事でした。
ラストのオチも秀逸。最後に暗示されるある真相に気付くと、それまでの会話や演出の印象が変わり、そういうことかとストンと腑に落ちてきました。

暖かくてじんわりと胸に残る作品。
観劇後感も良く、個人的に好みな作品でした。

ネタバレBOX

登場人物では冬子が一番のお気に入り。
普段感情を見せないクールな冬子が時折見せるユーモラスな一面はとても魅力的に映りました。
そして、終盤の桜と冬子のやりとりがとても印象深いです。
桜の死に直面して初めて感情を見せる冬子の姿には涙腺を刺激されました。
ヒーローアゴーゴー!

ヒーローアゴーゴー!

劇団東京都鈴木区

シアターKASSAI【閉館】(東京都)

2013/03/13 (水) ~ 2013/03/24 (日)公演終了

満足度★★★★

再演+新作
再演、新作両方とも観劇しました。
アクの強いキャラクターたちに、漫画チック、アニメチックな演出・ストーリー。
ノリとテンポも良く、2.5次元的な気軽に楽しめるカジュアルな舞台という印象です。

新作ではブルー役の山口さん、レッド役の佐藤さんの演技がとても印象に残りました。
特に佐藤さんはシリアスな場面もコミカルな場面ももうそのまま素なんじゃないかと思ってしまうくらいに自然で、演技に引き込まれた。

ネタバレBOX

とても面白いし、楽しかったのですが、
物語としてはどちらのお話もちょっと詰め込みすぎかなぁという気がします。
1話がもの凄く長く感じました。
(2500円でこれだけ楽しませてもらっておいて贅沢な意見だとは思いますが・・・)
物語を締めるシリアスな要素が複数あったのは、ストーリーが少しぼやけた印象になってしまっていたかも。

そして、何かが決定的に足りないと感じていたのですが、ようやく気付きました。
おかもちのシーンが無くなってる!!
あぁ!!

あぁ!!

ネコ脱出

不思議地底窟 青の奇蹟(東京都)

2013/03/20 (水) ~ 2013/03/24 (日)公演終了

満足度★★★

初ネコ
初めて観劇しました。
全7作、1時間強の短編コント集。
全体的にシュールなノリで勢いと疾走感に溢れていて、あっという間の1時間でした。

ネタバレBOX

一番のお気に入りは『ハローワーク』。
特定のキーワードで前職の抜けきれない癖が発動してしまう女性の豹変っぷりが笑えました。
後半の怒濤の連続技は◎。

『スクープ』も好みの一作。
全く的を射ない例え話にラストのオチ。
短い話しながら綺麗にオチていたと思います。

あっという間ではありましたが、
会場が狭く、座席もきつきつだったので、
今回くらいの上映時間でちょうどよかったかなという感じです。
笑う通訳

笑う通訳

電動夏子安置システム

上野ストアハウス(東京都)

2013/02/15 (金) ~ 2013/02/20 (水)公演終了

満足度★★★★★

噛み合わない会話劇
今回が初見の劇団さん。Member班バージョンを観劇しました。
いやぁ面白かったです。2時間目一杯楽しめました。

ネタバレBOX

お互いに言葉が微妙に通じず、意思の疎通がうまくいかない外交官と警察、
双方の視点が交互に繰り返される形で進行する会話劇。

でたらめな通訳を介して余計にすれ違いまくるコミュニケーションに
最初はシリアスに思えた空気も、次第におかしみに変わっていき、最後にはやることなすことが笑いに繋がる。
お互い大まじめにやっているのが一層笑いを誘います。

殺人事件の真相や情報漏洩に関してはあっさり目に流し、
会話も最後まで噛み合わないままの幕引きですが、
このエンドレスな感じが観劇後にも良い余韻となって感じられました。
cafe de 6° 第一章 ~小さな幸せ~

cafe de 6° 第一章 ~小さな幸せ~

劇団ドドドドドド

MODeL T(東京都)

2013/01/26 (土) ~ 2013/01/27 (日)公演終了

満足度★★★★★

心地良い舞台
カフェを舞台にしたカフェで観る舞台。
少しシュールな非日常と日常の間をふわふわと彷徨っているような感覚。
やわらかでじんわりとなれる空気感が凄い良かった。

爆笑できるシーンがある訳では無い。号泣できるような感動的な場面も、大きな事件が起きるわけでも無い。
動きのあまりない穏やかな静の舞台。
でも、観劇後に何かあったかなものがずーっと残っているような素敵な舞台でした。
この感じ私は好みです。

ネタバレBOX

カフェで繰り広げられる全3話の連作短編。

1話目、2話目は、宇宙人が登場したり、犬が人間になったりといったシュールで不思議なお話。
宇宙人の渡辺さんが可愛かった(笑)
前作『家電のきもち』にも出演されていた葉山さん演じる主婦の妄想炸裂具合が楽しい。
妄想で突っ走りながらも時折入れる冷静なツッコミが凄い好きです。

3話目は作中作の朗読劇。
今回演劇初挑戦という伊藤さんの語り口に圧倒されました。
心に自然に入ってくるような、とても存在感のある落ち着いたお声で、
作品に凄い引き込まれました。
青春音楽活劇「詭弁・走れメロス」

青春音楽活劇「詭弁・走れメロス」

アトリエ・ダンカン

博品館劇場(東京都)

2013/01/04 (金) ~ 2013/01/17 (木)公演終了

満足度★★★

疾走感溢れる逃亡劇
原作の『新訳 走れメロス』のイメージで、もっと泥臭くて男臭い舞台を期待していましたが、
二枚目な演者さんたちによる歌有り、踊りありのかなりキレイ目な舞台になっていました。

森見作品の持つ独特な雰囲気とは異なりますが、
モノローグの嵐にスピーディーなアクションの連続で、疾走感ある逃亡劇が上手く表現できていたと思います。

木曜、うぐいす館にて

木曜、うぐいす館にて

thursday-follies

プロト・シアター(東京都)

2012/12/14 (金) ~ 2012/12/16 (日)公演終了

満足度★★★

雰囲気◎
上演時間が1時間強ということで、若干駆け足な感じはしましたが、
テンポが良くてあっという間に感じられました。

演者さんの演技や舞台セット含めて不可思議な空気感がとても良かった。
会場となったプロトシアター自体も雰囲気がある会場で、この舞台にとても合っていました。

ネタバレBOX

時子を亡霊?という形で登場させ、語らせるという大胆なアレンジ。
賛否あると思うのですが、個人的にはマイナスでした。
5人の会話から時子像を想像で創り上げていくことで、作品がよりミステリアスに感じられていたので
最初から登場して、あの時はこうだったと断定されるとネタバレを食らった気分になりました。
ただ、長編小説を原作とする作品のストーリーを短時間で理解しやすくするためには必要な演出だったのかな、という気もします。
地球の王様

地球の王様

Doris & Orega Collection

紀伊國屋サザンシアター TAKASHIMAYA(東京都)

2012/11/14 (水) ~ 2012/11/25 (日)公演終了

満足度★★★★

後半にひっくり返された
序盤は西村さん演じる部長の細かい事にもつっかかって行く姿が若干ウザく感じられ、笑いもいまいちツボに入らず、
という感じでこれはちょっと外したかなぁなどと思っていたのですが、
後半から俄然面白くなった。

序盤の部長のウザめなキャラ付けが、
後半のコミカルな場面にも、シリアスな場面にも一層効果的に効いていました。

思いっきり笑えて、ホロリともさせられる。
とても爽快な観劇後感で、観て良かったと思える舞台でした。

こどもの一生

こどもの一生

パルコ・プロデュース

PARCO劇場(東京都)

2012/11/04 (日) ~ 2012/11/25 (日)公演終了

満足度★★★★★

非常に高いクオリティ
キャストの演技、シンプルなようで凝った舞台セット、インパクトのある視覚的演出などなど
全てが高いクオリティで満足な内容でした。

ネタバレBOX

小説版を読んだ上で観劇。
ストーリーが多少アレンジされていましたが、
2時間という時間の中でとてもうまくまとまっていたと思います。
らもさんが目指した、笑いから恐怖への反転の反応もしっかりと得られていました。

小説版とは異なり、ラストがダークなオチになっていましたが、
観劇後の余韻も含めて、個人的には舞台版の方が好みです。

演者さんでは吉田鋼太郎さんの演技がとにかく印象に残った。
序盤の傲慢な社長役、そしてMMM療法によって子供返りした後のガキ大将風の演技にも全く違和感がなく、
役作りがとても自然で良かったです。
必殺ファミレス仕事人

必殺ファミレス仕事人

ニコルソンズ

シアターD(東京都)

2012/11/16 (金) ~ 2012/11/16 (金)公演終了

満足度★★★★

運命のドミノ倒し
ちょっと頼りなさげなニート3人組と客とのやりとりに爆笑の連続。
コミカルな展開から、復讐代行の全貌が徐々に見えてくる後半の展開への構成が素晴らしかった。
ラストの少し不気味にも感じられるオチがまた良い余韻を残してくれました。

ネタバレBOX

ファミレスの一角で繰り広げられる、復讐代行業の3人と3組の客との打ち合わせのみで構成される舞台。

3つの案件を絡ませて、それぞれの別のターゲットの復讐に利用する
という展開はまさにドミノ倒しのようで面白かった。
あまりにうまく行き過ぎでしょう、と思っていたがラストのオチでなんとなく納得。
朗読劇 夜は短し歩けよ乙女

朗読劇 夜は短し歩けよ乙女

演劇ユニット*エンゼルランプ

多目的スタジオ「プロモボックス!」(東京都)

2012/10/19 (金) ~ 2012/10/20 (土)公演終了

満足度★★★★

イメージ通り
原作が好きな作品なので、期待半分不安半分で観に行ったのですが、
かなり満足な内容でした。

ネタバレBOX

朗読劇という形式上、キャラと声が合っているかどうか、という点もかなり重要だと思うのですが、本作は文句なし。
自分のイメージ通りの配役でした。
特に黒髪の乙女役の木村美月さんは声も外見も本当にピッタリで、普通の舞台でも観てみたくなるほど。

ストーリーも原作をほぼ網羅していて、2時間に良く収めることができたなぁと感心しました。
贅沢を言えば、詭弁踊りのくだりは観てみたかった。

会場が狭く、舞台上にずらっと演者さんが並び客席と向かい合う形なので、
結構圧迫感がありました。
あと、パイプ椅子で2時間は後半ちょっときつかったです。
途中休憩があると嬉しかったかも。
家電のきもち

家電のきもち

劇団ドドドドドド

池袋GEKIBA(東京都)

2012/10/13 (土) ~ 2012/10/14 (日)公演終了

満足度★★★

ゆるふわほっこり系
家電役ってどう演じるんだろうと興味津々だったのですが、
家電3人のキャラクター分けがしっかりされていて、演者さんの雰囲気ともあっていて良かったです。

会場は初めて行く劇場で、かなりこじんまりとした箱でした。
ステージと客席が近く段差が無いため、ステージ前方での演技が見えないことが多かったのはちょっと残念。

ネタバレBOX

全体的にほのぼのとした空気感の作品でした。
大きな事件やとってつけたようなオチがあるわけでもなく、
終始穏やかなノリで、女の子達の日常をのぞき見しているような雰囲気。

知識が偏っていてちょっとズレている家電たちと、
その無邪気な言動に時に優しく、時に冷静に突っ込みを入れるあきとの関係が微笑ましかった。
鈴木ごっこ

鈴木ごっこ

ニコルソンズ

渋谷区文化総合センター大和田・伝承ホール(東京都)

2012/06/27 (水) ~ 2012/06/30 (土)公演終了

満足度★★★★

設定が面白い
オリジナル編とハーレム編を観劇しました。
基本的な設定は共通で、各公演ごとに登場人物がガラリと変わるというユニークな舞台でした。

ネタバレBOX

初対面の男女4人が鈴木として偽装家族を1年間ばれずに演じきれば
全員の借金がチャラに。

ヤクザの陰がちらつきダークな雰囲気を多少臭わせつつも、
家族には到底見えない4人による鈴木ごっこがコミカルで笑えます。
ラストのどんでん返しとブラックなオチによる余韻も心地良かった。

ハーレム編では、登場人物全員の性別が入れ替わっていて、
同じ台詞やシチュエーションでもニュアンスが変わってくるのが面白い。
キミが、No.1☆/デカ長・園田獄太郎の憂鬱

キミが、No.1☆/デカ長・園田獄太郎の憂鬱

劇団東京都鈴木区

【閉館】(東京都)

2012/08/30 (木) ~ 2012/09/02 (日)公演終了

満足度★★★★

どちらも楽しめました
1時間弱の短編コメディニ本立て。
内一作は初のラブコメということでしたが、笑いのノリは今までの作品通りで
安心して見られました。
ゆるーいショートコント風の前説も楽しく、アットホームな雰囲気で心地よい公演でした。

客席がステージをコの字型に囲む形になっていたのですが、
左右の席は演者さんの後頭部しか見えないなんて場面が多々あり、ちょっと見づらいかなと感じました。
正面の席では近すぎたり、振り返らないと見えない場面があったりして、こちらもちょっと見づらかったです。

ネタバレBOX

『デカ長・園田獄太郎の憂鬱』
ストーリーはかなり突拍子もない感じで、正直ミステリー物として考えると「う~ん…」な感じなのですが、
そういうのは置いといて、キャラの掛け合いや、それっぽい空気感を楽しむ作品なのかなと思いました。
舞台上にいきなり横たわる死体から始まる冒頭と、ラストの演出は『自給探偵』を彷彿とさせます。
他にも過去作とのリンクが散りばめられていて、それらを見つけるのも楽しいです。
登場人物では、絵本作家役の演者さんが凄い印象に残りました。シリアス場面でのギャップが良かった。
そして、いつもながら音楽のチョイスが良いです!

『キミが、No.1☆』
シリアスと笑いのバランスが絶妙でした。
テクノ先輩のキャラが面白すぎです。
終盤は本気で泣かせにかかってるな!と思っていたら笑撃のオチが(笑)
しんみりとし過ぎることなく、ほっこりとした観劇後感が得られて良かった。
狙い

狙い

関口愛美一人芝居企画

シアターD(東京都)

2012/09/08 (土) ~ 2012/09/09 (日)公演終了

満足度★★★★

結構癖になる
全5作のショートオムニバス。
シュールあり、おバカあり、ちょっとホロリとするようないい話ありでバラエティに富んでいて楽しめた。
幕間のシュールなショートムービーも含めて、なんか癖になる舞台。
是非次回も観にいきたい。

ネタバレBOX

『バカチアガール』
こういう明るい突き抜けたバカキャラは大好きです。
間断なく繰り出されるネタに次第にどんどんツボにはまってくる。
中毒性が高いです。

『中二病邪気眼女教師』
クールビューティーな外見と、それに反した中二病全開な残念具合が絶妙。
いきなり始まる妄想劇が面白いです。
とてもいいキャラなので、是非シリーズ化して欲しい。

『オレ、なでしこ』
思わずこっ恥ずかしくなるような青春ラブコメ。
初々しい感じとツンデレ気味の演技がとても良かった。
最後のオチも良く、とてもよい観劇後感。

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