とちの観てきた!クチコミ一覧

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8人の女優たち

8人の女優たち

喜劇団R・プロジェクト

遊空間がざびぃ(東京都)

2015/11/26 (木) ~ 2015/11/29 (日)公演終了

満足度★★

痛そう・・・
ごめんなさい、私には何を見せたかったのかがさっぱり分かりませんでした。
とりとめの無いとらえどころの無いお話を2時間最後まで突っ走ったような感じ。
シュールコメディと銘打ってますけど、シュールと言うよりは日常系に近いのかなぁという気がしました。
あと、チラシにあった「変態」成分は全く感じられませんでした。

演出家、演出助手2人の熱演とは真逆の脱力系なお笑いは割と好みでした。

がざびぃの公演では過去観てきた中でもトップクラスの混み具合で、
座布団席まで出るほどの人気っぷりでした。
上演前、上演後は写真撮影OKのようです。まるで撮影会のような雰囲気でした。

ネタバレBOX

オーディションは全てアドリブだったのかな?演出家は普通に素で笑ってたような(笑)
ただ、8回もやるのは冗長に感じました。
毎回ビンタで笑いを取るのもちょっと短絡的かなという気がします。





[memo]
ワークショップオーディションに参加した8人の女優。
今日の結果でヒロインを決める。
演出家「決められない。お前決めて」
もっとも迷惑な客死

もっとも迷惑な客死

上野くん、電話です

スタジオ空洞(東京都)

2015/11/17 (火) ~ 2015/11/23 (月)公演終了

満足度★★★★

ノックと足音
良かったです。好みの作風でした。
一番良かったのは、タイトルのようにノックと足音の演出。
客室の入り口が見えない構造になっていたので、「誰が来たんだ!?」とドキリとし、
登場までの間に鳴り響く足音に焦らされドキドキしっぱなしでした。

他にも
・現在と回想シーンを切り分ける照明効果
・要所要所にかかるBGMの選曲
のセンスが良いなぁと思いました。
あと、黒電話の存在も効果的でした。


気になったのは

・A国のスパイが判明してからの展開が冗長に感じました。
 特に情報屋が殺されるまでのくだり(再現シーン)は不要だと思う。想像で補える内容でした。

・Vはソファに座る際、はじめはハンカチを敷いていたのに、その後はその動作が無かった。
 人物が入れ替わった?なんて勘ぐっていたのですが何も無かった(^^;)

・仮想国家が舞台のためか、固有名詞が徹底的に排除されていたように感じたのですが、
 逆にそれで日本くささを感じてしまった。
 なぜかケネディだけ実名、ここは笑い所だったのかな(^^;)

ネタバレBOX




[memo]
誰かが東側に情報を流している。

・「IV」は「V」の妻に夫の情報を提供させる
・「I」は大使館の女性に情報を提供させ、情報屋の持っている裏切り者のリストと交換するつもりだった
・「V」は「III」を見殺しにした組織に反発?東のスパイに
・情報屋は「V」に情報を売る。浮気に逆上した婚約者に殺される。
・大使館の女性が東側のスパイ「エレファント」
 ・「I」をキスで眠らせ、リストを奪い返す
 ・「V」を殺そうとするがホテルの支配人に殺される
舞台「攻殻機動隊ARISE:GHOST is ALIVE」

舞台「攻殻機動隊ARISE:GHOST is ALIVE」

㈱NEGA

東京芸術劇場 プレイハウス(東京都)

2015/11/05 (木) ~ 2015/11/15 (日)公演終了

満足度★★

3D!
日本初の3D映像+舞台なのだそうです。原作ファンの方に誘われて観に行きました。
ちなみに私は原作を全く知りません。

入場時に3Dメガネを渡され、観劇中はずっと3Dメガネをかけた状態で観劇します。
サイバーな世界観で3Dとの相性はとても良かったです。

肝心の3D映像ですが、時折「おっ」となる場面もあるのですが、全体的に物足りない印象を受けました。
恐らく、後方席だったのが原因で前の方の席だと違った印象になるのでは無いかと思います。
 ・3D映像の流れるエリアが狭く後方からだと通常の背景との境界が目立つ
 ・3D映像と演者さんが重なる部分に違和感があって3Dに見えない
のが気になりました。
あと、背景含め、もっとモリモリ3Dになるのかなと思っていたのですが、結構限定的でした。
光学迷彩の演出はとても良かったです。驚きました。

1幕65分、2幕55分の2部構成。目を休ませる意味合いもあるようです。

警視庁鈴鳴署刑事課!

警視庁鈴鳴署刑事課!

teamACT

早稲田小劇場どらま館(東京都)

2015/11/13 (金) ~ 2015/11/15 (日)公演終了

満足度★★

スピンオフ
スピンオフになるだけあって皆個性的でキャラが立っているので掛け合いが楽しかったです。
キャラ作りや演出はアニメっぽい感じですね。
個人的にはメガホンで喋る灰原とキレると関西弁になるモモが特に良かったです。

かなりはちゃめちゃな展開でしたけど、「この課は何でもあり」だそうなので
軽くふんわりと観るのが良さげです。

上演時間は80分。途中の舞台転換中になぜか休憩のようなものが入ります。
ちょっといただけないなぁと思ったのは
めっちゃシリアスなシーンで着信音が鳴り響いたり、暗転中にサイリウムを光らせたり。
マナーは守りましょう(^^;)

ネタバレBOX





[memo]
7年前、黒田のミスで逃がした強盗殺人犯がケンカで拘束され署に連行される。
証拠が無く、やむなくケンカでの調書を取る。
が、調書のサインの筆跡が決め手に。
カイコ【全公演終了しました!!ご来場誠にありがとうございました!!】

カイコ【全公演終了しました!!ご来場誠にありがとうございました!!】

くちびるの会

【閉館】SPACE 雑遊(東京都)

2015/11/04 (水) ~ 2015/11/10 (火)公演終了

満足度★★★★★

詩のような世界観
過去の記憶、思い出。それらを呼び覚ますキーワード、アイテムたち。
昔を思い出そうとするときに、印象的な出来事から少しずつ記憶が蘇っていく感覚。
曖昧な記憶が徐々に鮮明になっていく感じや記憶の改竄なんかがとてもうまく表現されているなぁと思いました。

時間列車は同じ過去の出来事を行きと帰りで全然違うものとして見せてくれます。
いい記憶として思い起こしたものが、実は忘れたい過去だった。
逃げ出したいほどの痛い記憶と対峙する主人公は観ていて辛かったです。
全体的にかなり重い空気でしたけど、ラストは前向きなエンドかな。

詩的、幻想的な世界観の作品で、台詞回しも時折朗読劇のように思えることがありました。
伏線とその回収も上手いですね。特に切符、ロケット鉛筆のくだりが良かったです。
過去のトラウマとなっていたはずアイテムが未来への切符となっていたのは、
過去を認めて前に進むことが出来た、という風に受け取りました。

ネタバレBOX

金ちゃんがいじめっこ側についたエピソードが一番きつかった。
信じて貰えないというのは辛いですよね。
極楽プリズン

極楽プリズン

渋谷ニコルソンズ

恵比寿・エコー劇場(東京都)

2015/11/06 (金) ~ 2015/11/08 (日)公演終了

満足度★★★

何度観ても泣ける
田村亮一座とのコラボ公演。
この戯曲自体は初演、再演と観てきましたが、今回は再演版とほぼ同じお話になっていました。

彼女のために自らを犠牲にするシーバ、
無事彼女を救い出し晴れ晴れとした顔で祝杯をあげるシーバ、
ストーリーも結末も分かっているのですが、やっぱり泣けます。


今回はメイン所の役をよしもとの芸人さんたちが担当。
正直、演技的な部分の出来はちょっと厳しかったかな・・・(^^;)

ネタバレBOX




[memo]
彼女が何者かに殺され、自分は冤罪で逮捕される。
投獄された極楽プリズンはなんでも自由。脱獄すら自由。

脱獄してみると過去に戻っていて彼女と再会。
何度過去を繰り返しても彼女が殺される。
 ・結婚する(漫画家)→彼女は漫画家として成功するが編集者と浮気
 ・結婚する(主婦)→育児、パート疲れ
 ・結婚せず親友になる→漫画家になるがクスリ漬け
 ・嫌われる→怒ると関西弁になる?

彼女は同室の小林の娘だった。
 トンボは小林(ゲイ)の愛人
 警官2人は小林・トンボの車に突っ込む。4人とも死亡
実は彼女が殺されたのでは無くシーバが殺された。
 シーバを殺したのは隣人の女性。彼氏と勘違い。

彼女は精神的にやられて自殺寸前。
シーバが脳に入り込みセロトニンを増やし自殺回避。
『翔べ! スペースノイド』上映会

『翔べ! スペースノイド』上映会

劇団東京都鈴木区

遊空間がざびぃ(東京都)

2015/11/02 (月) ~ 2015/11/02 (月)公演終了

公演時と遜色ない面白さ
前作『翔べ! スペースノイド』をキャストの皆さんによる副音声付きで観ようという上映会。
劇場内に80インチほどのスクリーンを設置。
出演者は鈴木さん、宮岡さん、山口清裕さん、桐山さん、宝田さん、橋本さん、山口征秀さん、戸田さん。
皆さん当時の衣装を(一部)着用して登壇されていました。

上映された映像はカメラ4台を駆使したものだそうで、
編集が大変素晴らしく、普通に売り物になるレベルの出来だったと思います。
アングル一つでここまで笑えるんだと思ったり。大変楽しかったです。
是非DVD化を期待したいところです。(画角は4:3だったかな?)

いつの間にか客も出演者さんも作品にがっつり見入ってしまい皆無言に。
気が付けば副音声がほとんど無い状態になっていました(笑)

終演後には本編では観ることのできなかった「ホログラフ グラフティ」の振り付けも観ることが出来て
とても満足度の高いイベントでした。

錆びつきジャックは死ぬほど死にたい

錆びつきジャックは死ぬほど死にたい

ポップンマッシュルームチキン野郎

CBGKシブゲキ!!(東京都)

2015/10/28 (水) ~ 2015/11/03 (火)公演終了

満足度★★★

さすがの完成度
練られたストーリー、迫力の殺陣、クオリティの高い舞台美術の数々
さすがPMC野郎さん、と思わせる内容でした。

複数の時代を往き来しますが、分かりやすい構成になっていましたので、
戸惑うことは無かったです。
今回はいつものエグいネタ、下ネタは抑え気味な感じ。
そういうのを期待している人には物足りなく感じるかもしれません。

演技ではジャックの動きがすごい良かったです。

ネタバレBOX

ウラギリウス、オンナスパイ、ハヤジニウスなどなど(笑)、
名前で分かるシリーズがすごいツボ。好きです。

殺陣のラジオ体操は前作で似たようなのをやってましたよね?
お披露目〜死体編〜

お披露目〜死体編〜

日本コメディ協会

小劇場B1(東京都)

2015/10/30 (金) ~ 2015/11/01 (日)公演終了

満足度★★★

驚いた!
4本とも死体を題材にしっかりコメディしていてとても面白かったです。
ただ、どの作品も死体そのものは笑いの主題ではなく、サブ的な位置づけになっているように感じました。
死体が存在する、というシチュエーションから笑いに持っていくのはやはり難しいのでしょうか。

Vol.1
すれ違い、勘違いの連続でコメディの王道のようなお話ですね。
楽しかったです。

Vol.2
唯一死体が存在したお話。
黒岩家の謎が明らかになるくだりの雰囲気が好きです。

Vol.3
例のシーン、大変驚きました!場内どよめいてました(笑)
インパクト大ですね。
空気の読めない五十嵐くんがツボでした。

Vol.4
大変面白い試みですね。
その構成力には驚くばかりですが、演じきった役者さんたちも凄い!
2chの結婚前、結婚後のコピペのようなお話。

ネタバレBOX






[memo]
1.「先生と私」
 先生(脚本家)、殺し屋、編集者、暴力団○○組、幼稚園の○○組の勘違いとすれ違い
2.「黒岩家のしあわせ家族計画」
 お爺ちゃんはとっくに死亡している。年金の不正受給。
 次はお祖母ちゃんを。
3.「キャンピング・デッド」
 全身ユニクロの2人。
4.「リバースするのに遠慮はいらない」
 バグが発生して登場人物の一部のセリフだけが逆順に。
BLT 〜少女と金魚鉢〜

BLT 〜少女と金魚鉢〜

劇団東京都鈴木区

遊空間がざびぃ(東京都)

2015/10/29 (木) ~ 2015/11/03 (火)公演終了

満足度★★★

2本立て
BLを題材にした学校編と声優編の2本立てのお話。
連作といえば連作なのだけど、ほぼ独立したお話になっていました。

前向きなお話で観劇後感が良かったです。
コメディとしては声優編の方が好き。テンポが良くて笑えました。
とあるシーン、女性のお客さんたちの絶叫にちかい歓声(悲鳴?)が凄かった(^^;)
BL界隈に明るくなくても十分楽しめます。BL好きな方にはより楽しめるのだと思います。

鈴木区さんは伏線とかリンクを良く入れてくるので、この2編の間に何かあるのかな?と身構えていたのですが、
今作はそういうのは控え目でした(見落としているだけかも)。
と油断していたら・・・・・・こういう演出は良いですね。



初日から大盛況、受付の行列が凄いことになっていて開演は15分押しでした。
舞台ギリギリまで客席を広めにとっているので手前の演技が若干見えづらい時があります。
早めにいって見やすい席を狙うのが良いと思います。

あ、あと今回は空調ばっちりでした!

この中から3つ

この中から3つ

電動夏子安置システム

ステージカフェ下北沢亭(東京都)

2015/10/21 (水) ~ 2015/10/25 (日)公演終了

満足度★★★★★

面白すぎる短編集
笑った笑った。もう前説からゲラゲラ笑っちゃいました。
小冊子?の仕掛けにも驚いたり。
始まる前からこれだけ楽しませてもらえる訳で、本編が面白く無いわけがありません。
2時間笑いっぱなしだったような気がします。舞台で涙出るほど笑ったのは久しぶりです。

「この中から1人」は是非長編で観たい。
最初の設定の時点で、これ絶対面白いわ、と思いました。
短編なのでオチはあっさりでしたが。
こういうダークな心理ゲームは大好き。

一番笑ったのは「止められぬ想い」かな。
分かってるんだけど笑っちゃいますね。道井さんの部長が最高でした。

渡辺美弥子さんの一人芝居も3編とも面白すぎ。
こんなの笑いを堪えられる訳が無い(笑)

15周年記念なのに劇団員さん全員が出演されている訳ではなかったようで、
ちょっと意外でした。

いつものことですが、時間に常に気を配っている姿勢が素晴らしいです。
たった2分遅れただけで(それも客の遅刻が原因)、何度もそのことに触れていました。
しかも終演時間ぴったりに終わるあたりが流石です。

遭難ルールブック

遭難ルールブック

KAMAYAN

OFF OFFシアター(東京都)

2015/10/21 (水) ~ 2015/10/25 (日)公演終了

満足度★★★

ニヤニヤ系
まさにニヤニヤ系という形容詞がぴったりですね。
ドカン!と受ける感じではなくて、ニヤニヤクスクスという感じ。
そういう雰囲気作りはうまいなと思いました。
わちゃわちゃしたライトなノリで楽しいです。

あと、今回も舞台美術が良かったです。
あそこがああなった時はちょっと驚きました(^^;)

前作はスウェット属性を開花させてくれましたが(笑)
今回はつなぎですか。なかなかいいツボを突いてきますね!

ロープレのお約束だったりBLだったり、やや若い人向けかな。
実際、客層は若い人が多いように感じました。

食卓のピエロ

食卓のピエロ

劇団フルタ丸

下北沢バーGijido(東京都)

2015/10/17 (土) ~ 2015/10/18 (日)公演終了

満足度★★★★

楽しい!美味しい!
下北沢カレーフェスとのコラボ企画。
カウンター席が客席、厨房の中で役者さんたちの演技が行われるバー公演です。
開演時間になったら一人ずつ入場、席に着くとカレーが配膳されます。
カレーは本格的で美味しかったです。

フルタ丸さんというと、シリアスやブラックな作品が多い印象なのですが、
本作のようなライトな感じの作品も良いですね。
楽しい作品でした。

ネタバレBOX





[memo]
ピエロカレーの4人はみんな親から捨てられて家庭のカレーの味を知らない。
妻のカレーが不味いのでレシピを教えて欲しいと訪ねてくる夫婦。
男3人はまんまと騙されレシピを教える。
実は2人は夫婦では無く、カレーのレシピを盗むためにやってきた。
東京は26市

東京は26市

ThE 2VS2

OFF OFFシアター(東京都)

2015/10/16 (金) ~ 2015/10/19 (月)公演終了

満足度★★★★★

好みです
面白いです。めっちゃ笑いました!
全6話の短編オムニバス。今回はかなり好みの作品ばかりでした。

下ネタ、バカバカしいネタ、(いい意味で)くだらないネタのオンパレード。
笑い所で一気に押してくる勢いとノリはさすが関西の劇団さんですね。笑いが止まりません。
私の観た回は場内かなりウケていたと思います。
セリフでパッとでてくる単語の選択や、比喩のセンスがいいな、と思うことが多かったです。

こちらの劇団さん、前回もそうだったのですが観る側に立った良対応の数々が印象に残っています。
他の方も書かれていますけど、フライヤーを袋詰めにしてくれているのは地味に助かります。(小劇場界隈では他に見たことがないです)
関東の私にも毎回DMを送付してくれたり(それが借金を増やしている原因だったりして?(^^;))
アンケートも工夫されていて、ここまで書きやすい構成になっている劇団はなかなか無いと思います。

ネタバレBOX


[memo]
①全ての登場人物が繋がっている
②離婚式
③マイケルが便秘。ウ○コを宇宙船に見立てる。
④カレー屋でバカにされる。辛かった→からかった(揶揄う)
⑤トランプ擬人化。最弱の3を革命(大富豪)。
⑥双六
モノクロ

モノクロ

劇団ロオル

シアターブラッツ(東京都)

2015/09/30 (水) ~ 2015/10/04 (日)公演終了

満足度★★★

黒を観劇
千秋楽に当日券で滑り込み。通路席でしたがギリギリ観られました。

民衆の衆愚性を表す象徴的な場面、英雄3人が民衆に袋だたきに合うシーンがとても印象に残りました。
ラストの操り人形の糸が切れたような演出からの暗転はブラックな余韻を残してくれて、まさに「黒」って感じがして良かったです。

殺陣のシーンは多めですが全体的にややソフトな感じかな。
糸を使って攻撃してくる相手との攻防がめちゃくちゃ格好良くてお気に入りです。
こういう殺陣の演出は初めて観ました。

ホーボーズ・ソング HOBO'S SONG〜スナフキンの手紙Neo〜

ホーボーズ・ソング HOBO'S SONG〜スナフキンの手紙Neo〜

虚構の劇団

内子座(愛媛県)

2015/09/26 (土) ~ 2015/09/27 (日)公演終了

満足度★★★★★

愛媛旅行を兼ねて
大千秋楽を見るため、観光がてら愛媛の内子まで観に行ってきました。

内子座は大正時代に建築された劇場だそうです。
土足厳禁で劇場には靴を脱いで上がります。
昔の建物ということで空調が心配だったのですが、冷房がしっかり効いていて快適に観劇できました。
ただ、座席に背もたれが無いので途中ちょっと腰が・・・(^^;)

改めて、作品全体の完成度が高くて良くできているなぁと思いました。
例えば、場面転換する時はプロジェクションマッピング?で背景を投影して、
一瞬で今どこなのかがわかるようになっています。
衣装も場面や役によってきちんと変えているので混乱することが無いです。
こういう観る側に負担の少ないところはさすがだと思いました。

ネタバレBOX

2人のキスシーン ~ 尋問の場面は何度観てもが胸に迫るものがありました。
BGMのグリーングリーンがまたとても効果的。

ピアニカ=「中途半端な楽器」はなるほどと思った。
「大人になっても楽しめる楽器をやりたい」も言われてみて納得。たしかに。

今回はアクションシーンも良かった。
特に終盤のババ(三上さん)、クリハラ(佃井さん)の手に汗握る攻防は素晴らしかった。
最初にお互い正面から打ち合うところが一番好きです。
俺、HEROらしいよ。

俺、HEROらしいよ。

演劇ユニットちょもらんま

pit北/区域(東京都)

2015/09/18 (金) ~ 2015/09/20 (日)公演終了

満足度★★★

結構刺さる
中間管理職の悲哀をコミカルに描いた作品。ヒーローものの場面の割合は抑えめでした。

主人公が部下と上司に振り回される場面がもどかしくて、
サラリーマンが観たら何かしら刺さるものがあるのでは無いでしょうか(笑)
私も室長さん大変だなぁなんて思わず感情移入してしまいました。

正直、設定や展開には良く分からない点が多かったのですが、
細かい事はあまり気にしない方が楽しめると思います。

初めて行く劇場でした。ユニークな構造ですね。
B1、B2が吹き抜けになっていて、B2に2面舞台と客席、B1には吹き抜けから舞台を見下ろすことのできるテラス席?がありました。

ネタバレBOX

主人公のタナカは元営業トップで出世頭。
同じ部署に彼女?までいるわけで、「冴えない」って感じはあまりしなかったかなぁ。
災難だなとは思いましたけど(笑)

同じ中間管理職?同士の田中と敵のボスがそれぞれの部下や仕事について語り合っているシーンがお気に入りです。







[memo]
資料室への鍵(カード)で変身する。全身タイツ。
資料室の中に敵(宇宙人)が探しているものがあるので鍵を狙っている。

清掃員の男が敵のボス。女性清掃員はそれを阻止しようとしている。

新人の部下が勝手に会議に出席。
社長激怒。田中は降格?

最初に鍵を借りに来た営業の吉村が敵の部下。
鍵を狙って襲いかかってくる。
田中が社長に始末書を出してくる間、部下が時間稼ぎ。

トイレ掃除に感心した社長。降格は免除される。

田中が変身して吉村を倒す。
リハーサル☆ギャング

リハーサル☆ギャング

劇団 演劇らぼ・狼たちの教室

ウッディシアター中目黒(東京都)

2015/09/16 (水) ~ 2015/09/20 (日)公演終了

満足度★★

小劇場+任侠ドタバタコメディ
劇中劇がかなりぶっとんだ内容で楽しかったです。
ストーリーはさっぱり分かりませんでしたが(笑) みんなの要望を全部突っ込んだストーリーなので分からないのが正解なのかも。

ヤクザたちに解説するという形を取って、演技・演劇の歴史やうんちくなんかを時間を取って描いていて、
観劇初心者の私は「なるほど」とか「へー」なんて感心しながら観ていました。
ただ、年代別の演技・演出の違いを具体例で見せてくれていたのですが、
私には違いが良く分かりませんでした(^^;)
長台詞や早台詞を噛まずにきちんとやり遂げていたのは良かったと思います。

場面が唐突に切り替わったりするので何度か戸惑いました。
もう少し丁寧というか親切で分かりやすい見せ方になっていたら
より楽しめたのでは無いかなと思います。

ネタバレBOX

娘がなんのために死んだのかがさっぱり分かりませんでした。
イギリス帰りの姉(妹だったかな?)と劇団とのバトルも投げっぱなしでしたし。
死ぬ必要は無かったのでは。。。

あと客をステージに上げる演出はあまり好きではないです。
苦手な人は前方の席は避けた方が良いでしょう。
ホテル・ミラクル2

ホテル・ミラクル2

feblaboプロデュース

新宿シアター・ミラクル(東京都)

2015/09/18 (金) ~ 2015/09/23 (水)公演終了

満足度★★★

初日
初夜割り利用。たまに音響がブツブツ切れている場面もありましたが、それ以外は特に問題も無く初日から高い完成度で仕上がっていたと思います。
客層はやっぱり男性率が高いですね(笑) 8割強といった感じです。

新宿歌舞伎町のラブホを舞台にしたオムニバス4本+1。
同じホテルが舞台なのでセットは前作と同じです。(多分)
普段は見ることの無い他人の「性」を間近から覗き見るような感覚で、ドキドキしますね。

4本の中では『獣、あるいは、近付くのが早過ぎる』が一番好みでした。
かなりぶっとんだシチュエーションですが、そんな危機的状況下でも変わらない男女の駆け引きがコミカルで面白かった。
マナミ役の女優さんの演技がとても良かったです。
最後のケンジの本音の叫びも良かった(笑)

前作同様、上演前の注意が楽しい。次回も楽しみ。

そして、飯島くんしかいなくなった

そして、飯島くんしかいなくなった

九十九ジャンクション

小劇場B1(東京都)

2015/09/16 (水) ~ 2015/09/20 (日)公演終了

満足度★★★★

タイムリーですね
非常に難しいテーマ。色々と考えさせられる作品ですね。
某少年Aの話題が最近ニュースになったばかり。とてもタイムリーな作品です。
終盤は緊迫感にあふれ、息をのむ展開の連続でした。

初日を観劇したのですが、ミスも無くとても良い演技でした。
特に施設の先生(カウンセラー?)とカフェ店員さんが印象に残りました。

ネタバレBOX

被害者家族と加害者家族、どちらの言い分も分かる・・・
といいたいところですが、「被害者家族というのは嘘」ということが分かってしまうと
一方的に詰られた加害者家族がなんか可愛そうに思えてきました。
彼らは絶対に反論できませんからね。ちょっとフェアじゃ無いかなと。





[memo]
被害者を作る会?
会員は被害者になっている人の話を持ち寄って一人を選ぶ。
選ばれた人を支援する。
会に参加したいと2人がいきなり訪ねてくる。

実は会員は皆加害者家族。
3ヶ月に1度、忘れる日笑える日を作るためにこの会を始めた。

初参加の2人は被害者家族。加害者家族を糾弾する。
が、被害者家族というのは嘘。
少年法改正で少年法に守られた最後の少年となった飯島に加害者家族を見せて更正を促すため。

カフェ店員のイジメを救って欲しいと訴えた施設の職員もイジメられていた。

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