満足度★★★★
ノックと足音
良かったです。好みの作風でした。
一番良かったのは、タイトルのようにノックと足音の演出。
客室の入り口が見えない構造になっていたので、「誰が来たんだ!?」とドキリとし、
登場までの間に鳴り響く足音に焦らされドキドキしっぱなしでした。
他にも
・現在と回想シーンを切り分ける照明効果
・要所要所にかかるBGMの選曲
のセンスが良いなぁと思いました。
あと、黒電話の存在も効果的でした。
気になったのは
・A国のスパイが判明してからの展開が冗長に感じました。
特に情報屋が殺されるまでのくだり(再現シーン)は不要だと思う。想像で補える内容でした。
・Vはソファに座る際、はじめはハンカチを敷いていたのに、その後はその動作が無かった。
人物が入れ替わった?なんて勘ぐっていたのですが何も無かった(^^;)
・仮想国家が舞台のためか、固有名詞が徹底的に排除されていたように感じたのですが、
逆にそれで日本くささを感じてしまった。
なぜかケネディだけ実名、ここは笑い所だったのかな(^^;)