miss_youの観てきた!クチコミ一覧

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パブリックイメージリミテッド

パブリックイメージリミテッド

かもめマシーン

小劇場 楽園(東京都)

2012/04/04 (水) ~ 2012/04/08 (日)公演終了

満足度★★★★★

無題351(12-094)
18:30の回(晴 ちょっと寒い)。18:00受付開場。リーディング、公開稽古、そして今夜の本公演、場所は1年ぶりくらいの「楽園」。創りこまれる過程を追いながら観劇できたのは貴重な体験、役者さんたちとお話しできたのもよかった。内容はあとにさせていただき。当パンをみると「4.48サイコシス」とあり腰を抜かしそうになる。なのでとても観たいとお伝えする、ぜひ観たいので。

ネタバレBOX

今夜は入って右、柱に隠れて左側の客席はほとんど見えません。舞台には何もなく深い緑(ここの壁が緑だとは知りませんでした)、たぶん、1年前もここに座ったように思います。会場内は薄暗く、客席に向けられた照明でチラシをみるお客さん、椅子席。ちょうど入り口あたりから、蝉の声、車の音、ピアノ?がときどき、微かに聞こえてきます。設定は夏じゃなかったはず…。

ひとりずつ、2人あるいは3人、バラバラに、順番に、頭の部分を重ねて、全部重ねて。基本、役者同士の会話はなく、多少、身体的な接触がある程度。お客さんに「説明」するというスタイルといいましょうか、多数による「ひとり芝居」のような。

かもめマシーンは3作目。①清水さんと私(つまり、役者も観客もひとりずつ)②清水さんと観客(10人くらい)、そして今回初めて役者(複数)と観客(複数)。役者さん、同じ作品で(未完性の段階であっても)3回目なので、役回りに迷うことはありませんし、場所はいつもの「新宿駅」であり、ニュースでもよく出る「南口」。役者さんのセリフと同時に映像がくっきりと浮かびます。

余談:「PIL」は聴いたことがありません、Wikipediaに「セックス・ピストルズ」「ザ・クラッシュ」の名前が…かろうじて「ロンドン・コーリング」はもっていて、さらにWikipediaに「ジャンル:ポストパンク」とあるので「一覧」をみると。Liveに行ったことがあるのは、Laurie Anderson/Associates/Divo/The Icicle Works/Simple Minds。ハッキリと覚えているのは、Laurie Andersonだけ、あとのバンドはすっかり忘れてしまいました。U2なんかもリストにありますが(自分の中では)違うような気も。

「空耳の科学(柏野牧夫著)」を読んでいます。音を聞き分ける(聴覚)ことに関するお話で、そのための「器官」、神経経路や脳内で行われている情報処理。高校生を相手にした講義をまとめたものなので読みやすいです。これを読めば聖徳太子の10人は無理でも3人位は聞き分けられるかと思ったのですが、そのようなことはありませんでした(爆)。
問題のない私たち

問題のない私たち

“STRAYDOG”

座・高円寺1(東京都)

2012/04/06 (金) ~ 2012/04/08 (日)公演終了

満足度★★★★★

無題350(12-093)
14:00の回(晴)。高円寺には早目に到着、先日「古本道入門(岡崎武志著)」という本を読んだこともあって商店街の古本屋を3つのぞく。13:35会場着(指定席)、平日の観劇ができなくなったので5日間あきました。入場前にパンフを買うとビニール袋に入ったくじを引くように言われ…アタリ!?…わーい、サイン入りのパンフです。
入るといつものように(制服姿の)役者さんがいらして席まで案内をしてくれます。今日はちょうど真ん中くらい。ここは横幅があり、セットも大きくなっています。学校の教室、ガラス窓の向こう、廊下、マーシャルのGアンプ、ギター、キーボード、ドラムス(TAMA)、ベース、Bアンプ、今日もバンド演奏。舞台上、天井近くには大きく「STRAY GIRL  HIGH SCHOOL」。場内案内に加えてパンフの販売もしています、で、その場でサインももらえます。

前回2011/8(BONBON)、「女の子ものがたり」、3回目。Bチーム、14:07開演〜16:00終演、左右の出口でお見送り。お芝居もダンスも歌も、バンドも…何もかもが楽しい。

ネタバレBOX

河村さん、3作とも出演。よーくみていると、改めて姿勢がいいなぁと思う。背筋が伸びて安定している、腕の振りも切れがいいのでダンスで映える。マイケルのこの曲(ダンス)は、他の劇団でもみましたが、いいものです。マイケルは2回、Liveに行きました(横浜スタジアムと東京ドームだったか)、桁違いの才能、初めてそう思ったのはずいぶん前のこと。

また、いつも思うのは、大人数の舞台なのに、みなさんの演技は滑らかでとてもみやすい。あまり暗転しない、奥でバンドがスタンバイする様子も見える、役者は自分で椅子、ソファ、テーブルを片付ける。客席通路、舞台前も使う…ぐるっと回って出てくるのだろうが大変なものだ。
下手で行われたコントのような2人組のやりとりも面白い、ここでやっと住吉さん(個人的に…ファンなのです)が前方に。今日はバンドと一緒にバックボーカルのようでした。続く
赤色のジュース

赤色のジュース

みどり人

阿佐ヶ谷アートスペース・プロット(東京都)

2012/03/30 (金) ~ 2012/04/02 (月)公演終了

満足度★★★★★

無題349(12-092)
18:00の回(晴)。17:15会場着、表から見ていると「ちょうど受付」ということでご案内くださり、受付(チケットはないです)。ロビーで待ちます、ビスケットを勧められ1枚いただく、受付の上方に「緑色のヘルメット」...これは関係ない?「みどり人」は初めて、ここは2回目。宮本さんつながりでの観劇です。17:30開場、舞台中央、少し高くなっている部分は白、左右の両壁は黒。2列目からイス席(縞しまのザブトン)、18:00、さいじょうさんご自身で前説。18:04開演~19:45終演。酔っ払い...実に美味い、じゃなくて巧い。

宮本さん、これで5作目。終演後、ちょっと声をかけさせていただく。
玉崎さん2作目、森口さん4作目。もうすこし書き足します

ダンス専科2012

ダンス専科2012

セッションハウス

神楽坂セッションハウス(東京都)

2012/03/31 (土) ~ 2012/03/31 (土)公演終了

満足度★★★★

無題348(12-091)
15:00の回(雨と風)。14:32受付開場、今日も客席数が多い、5演目、間に10分の休憩というアナウンス,15:09前説、15:12開演〜16:59終演。こんなに多様なダンスをみることができるなんて、お芝居でも複数の劇団共演ものがありますが、全部いい!というものではありません。技術的/手法的なことはなにも知りませんが、楽しければよし。演目2の「日本舞踊」は能の舞台でみたらもっと映えるんだろう、演目4は動きや表現の大きさに感心60分フルに使ったプログラムをみたいな。以下、公演内容とは関係ありません。

ネタバレBOX

運営について。
ダンスでこれだけ開演が遅れるのはなぜ?
雨で遅れる人達待ち?
開演時間には状況説明をするのが普通では?
雨の中、傘をさして並んで待っている人がいるのだから
受付開始時間の案内くらいあってもいいのでは?
(たしか)3人中で待っていたけど(特別な)関係者の方?
途中休憩、16:15〜16:28、ここもずれ(10分のはず)ている。
遠吠岬は夕曇り【ご来場ありがとうございました!】

遠吠岬は夕曇り【ご来場ありがとうございました!】

劇団ぺブル(ペブル・グラベル)

中野スタジオあくとれ(東京都)

2012/03/30 (金) ~ 2012/04/01 (日)公演終了

満足度★★★★★

無題347(12-090)
13:00の回(快晴)。12:15会場着、もう受付は始まっていました、チケットはなく代わりのトランプカードが整理券に、先日、こりっちメンバーからこの先に図書館があることを教えていただいたので、ちょっとのぞきに行きます、戻って場内へ、12:30開場。舞台中央あたりに暗幕、ということは、その後にセットが。なぜかきちんと制服を着た(このビルの)警備の方、客席への誘導、トイレの案内、空調の具合他にも気配りしまくり…無愛想な警備員が多い中で立派な心がけだ…なわけがなく、役者さんでした、係の者がこないので代役で前説までこなすマルチぶり、いい雰囲気で観劇できそうな気持ちになってきます。いつものようにどのお話にしようか迷い、こりっちから予約したら最後の1枚だったのか「×」になりました。客席はパイプ椅子、13:05開演〜15:05終演。

ネタバレBOX

開始そうそうフラッシュ、喧嘩か…暗転、お墓のシーン、墓石、花と絵と男、ここらは覚えておいて後で何かあるんだなとインプットしておく。

個人的なこと:我を忘れるようなお芝居、自分が楽しんでいることをめいっぱい感じながらみるお芝居。今日は、後者、こちらの劇団は初めて、いやいや〜とっても・・・よかった。

未完
24の瞳の次世代の最初の道筋

24の瞳の次世代の最初の道筋

ENBUゼミナール

笹塚ファクトリー(東京都)

2012/03/31 (土) ~ 2012/04/01 (日)公演終了

満足度★★★★★

無題346(12-089)
19:30の回(強風)。19:02受付開場、入って通路を通り(スタッフ)Aさんと会う、あれっ?中野じゃないのですか、とお聞きするとそっちは木曜までということで。広く、斜めに迫り出した舞台(高さ1メートルくらい)、正面、上手には大きく高い壁、座席は入り口からの通路(役者さんが通ります)を挟んで左右に。最前列(ミニ椅子)だと目線が床面と同じ高さになりそうだったのでちょっと後ろに。今日は早々と前列にもお客さんが座って、満席、追加の椅子まで。場内に子供の声を含んだドラマの一部のようなものが流れていて、もしかして「24の瞳」の音声部分かなと思う。19:31前説、押しています。19:38場内明るくなり、一人ずつ、両サイドから登場、開演のようです~21:30終演。

ENBUの卒業公演は3本目でどれもがよかった。作演出が生徒自身、いたるところに私にはあわない部分(繰り返しは苦手)があったけど、そんなことよりこの12人がここにいて「芝居」をやっていることのほうが大切、それをみるためにここに来たのですから。

満足度はメンバーのこれからを想いながらのものです。

ネタバレBOX

先生が生徒の名前を読み上げてひとりずつ、大きな壁は「黒板」、そこに描かれ書かれたものは劇中で採りあげられ、数字なんかも意味があったのだろうか、歌は意外と上手、おばあさんの場面は3.11なのだろう、繰り返し現れる裸男はツナミか地震か、長々と続く「行為」は退屈なだけ、それでも何か確信しているのだろう、黒板の上、左そして床から現れる男、月光仮面風の男、なぜ小さな命を消し去ろうとする?延々と水漬け..ここは不快だ…力(権力でもいい)が全てを赦すのか、12人が揃った動きが面白い、壁に向かって張り付いている(動かない)ところは絵的に必要だったのか、下手、舞台端では何を覗いているのか…。
ストレンジャー彼女

ストレンジャー彼女

tsumazuki no ishi

【閉館】SPACE 雑遊(東京都)

2012/03/28 (水) ~ 2012/04/01 (日)公演終了

無題345(12-088)
19:30の回(晴)。18:40会場着受付(整理券あり)、19:02開場。中央に四角い舞台、壁面に沿って四方が客席(椅子&ザブトン)。舞台、斜めにテーブルと小さな椅子(10脚?)。ポジションがほぼ固定されているので座る位置によって役者さんを正面から見るかどうかが決まります。奥の「上座=入り口から一番遠い」に大高さんが座ります。入って右、奥(壁に沿って1列)ですと女優陣(たぶん)、左ですと男優陣がみえます。入り口側はこの部屋への「入り口」にもなっているので背中のシーンが多くなるのではないかと思いました。私は左でしたので、亜矢乃さんは目の前でも、後ろ姿か横顔。そのかわりテーブルの向こうに座っているこどもたち「4人」の表情などはよくみえます。なお、こちら側、1列目と2列目は同じ床面にイスがあるので2列目に座ると完全に前の人に被るのでみにくいのではないかと思います。

さて、場内をみわたしますと、薄暗く、工事現場のように壁面にはパイプが組まれ、青いビニールシートで覆われ、赤いコーン、電線、足場のようなもの、放置された「跡」のような状況。四角い舞台、周囲には細い鉄骨のようなものが(人が通ることができる間隔をあけて)何本も立てられ、リングのような趣。その外側を役者が通れるようになっていて、各辺に蛍光灯...「蛍光灯にご注意を」という張り紙がありましたが点けられるわけではありませんでした。

19:33前説、19:35音楽..大きくなって、凄い騒音。亜矢乃さんつながりで見に来ました(前作も)、21:40終演

ネタバレBOX

座っている異様な人たち、テーブルの上では首をつっている男、床にだれか倒れている。ビールにコップにつまみ。寒々とした、ここは工事が中止されたタワーマンション、エレベータの中(?)、魔の区画らしい。 

さて、「ボディ・スナッチャー」か、人体(dead or alive)を借りて、地底から現れる種族(と称する霊媒者なの?)...、殺されたこども、かつての殺人鬼、殺人願望の女、洗脳されないけど共にいる女...が何をしているのか、がわかりませんでした。で、???それで???だからさ???が続きました。前作も同じといえば同じようなものだったように思うのですが、今回は、動きが少なく、視覚的に淡泊だったので、のめり込むことができなかったのだと思います。でも、面白くなかった、というのではなく...モヤモヤ...もやもやっと。

最後は、借りたボディにエネルギー補填なのかご飯とみそ汁、倒れてゆくボディ。
「説明」を読まずに書いてます…先に読んだほうがいいのか…芝居の中でチャンとわかればいいし、わからなければそういうものだということにしてます。

とみやまさん「女王の器」でしたね。
当パンをみると、仁後さん「墓場にて、竹。」とありました。「プラすマイなす」に続いてみようかなと思うので、日程があえば。
愛、あるいは哀、それは相。※無事公演終了しました!ありがとうございました!

愛、あるいは哀、それは相。※無事公演終了しました!ありがとうございました!

TOKYOハンバーグ

ワーサルシアター(東京都)

2012/03/27 (火) ~ 2012/04/02 (月)公演終了

満足度★★★★★

無題344(12-087)
19:30の回(晴)。18:50会場着、受付(整理券あり)、19:00開場。こちらも3作目でした。舞台は喫茶店(Hotline)。30㎝くらいの床高、カウンター、テーブル、ドア...、メニューをみると、ソフトドリンク、カレーライス、(カレー)チャーハン、オムライス、ミックスサンドなど。カウンターには、グラス、コーヒーミル、レジ…奥の棚にもグラスやカップ、ん?ガンダムかな?ならばとカウンターをよーくみるとジオングのハコ。舞台転換時の照明、ピアノが美しく、3.11(事前の予習を欠いたため、劇の中でそれと気づきます)を扱ったお話の中で一番「すっと」入り込むことができたお芝居。それに役者さんたちが巧いし、心を光で現したらこうなるんだろうな、と思わせる照明の使い方。まだまだ終わることのない「3.11」。終始、包まれているような感覚。

ネタバレBOX

開演〜不気味な響き、迫る気配、叫ぶ人々、ひとびと。ここで3.11と気付きます。福島から伊勢へやってきた3姉妹、受け入れる親戚、お店の常連、3女の同級生、冷静に「現実」を直視するジャーナリスト。その日から…1年後、祈りを届けるのはチラシにある、2本の松へ。

フラッシュのように混乱を描き続けるもの、都内の小さな居酒屋の一夜を描いたもの、メルヘンの世界から1本松を採りあげたもの…いろんな表現がありました。その中で、柔らかく包まれるような感覚は初めて。

3女がジャーナリストに言う「おかえりなさい」というコトバ、そうなんだ…このコトバなんだな、と何度も思うのでした。
ヒューマンエラー(再演)

ヒューマンエラー(再演)

643ノゲッツー

OFF OFFシアター(東京都)

2012/03/27 (火) ~ 2012/04/01 (日)公演終了

満足度★★★★★

無題343(12-086)
19:30の回(晴)。3作目です。18:45受付、19:00開場。再演なので舞台の様子などはすでに前回の「観てきた!」にたくさん書かれていて、特に付け加えることはなさそうです。舞台手前の小さなテーブルには、(スコッティ)ティシュペーパー、evian、かむかむレモン、pureグミ、マンガ単行本、タバコ。19:25前説...普段、ここで公演時間の案内がありますが、本日はなし。19:32開演~21:06終演。ハードな切れ味のお芝居、加(被)害者の...その後については何冊か本で読んだくらいです。本人、家族...傷痕はいつまでも生々しくあり続けます。視覚的にも(私には)よかったですし、ふと聞こえてくる「音」もよかったと思いました。上手くゆくのは自分の才能、ダメなときは他人のせい...逃れられない足枷なのでしょうか。

おひさま

おひさま

劇団天動虫

こった創作空間(東京都)

2012/03/21 (水) ~ 2012/03/25 (日)公演終了

満足度★★★★

無題342(12-085)
19:30の回(雨)。詳細はもう少しあとで(すみません)

紅葉散る場所で~君からの宝物~

紅葉散る場所で~君からの宝物~

演劇プロデュースユニット 颶現練歌

d-倉庫(東京都)

2012/03/22 (木) ~ 2012/03/25 (日)公演終了

満足度★★★★★

無題341(12-084)
14:00の回(雨)。すみません、年度末のバタバタでコメント滞っています。始まりが終わりにつながっていて、最後、そうなるのか...と久々に感心しました。また後で付け加えます。

ミュージカル地獄八景亡者戯

ミュージカル地獄八景亡者戯

ミュージカルサークルEM

タイニイアリス(東京都)

2012/03/24 (土) ~ 2012/03/25 (日)公演終了

満足度★★★★★

無題340(12-083)
16:00の回(晴)。今日は三丁目周辺、2本目。久しぶりのタイニイアリス、15:34受付開場、前2列が桟敷き、少し間をあけ後方は椅子。当パンをみると「慶応」「全員舞台を始めて2年」…これはいいけど「素人同然」とあるの大丈夫かななんて思ったり。お客さんは学生さんが多いのか話し声、ざわめきが大きい。流れているのは洋風の(?)三味線の曲。舞台正面、鮮やかな模様の襖が4枚、そこから半円の台が客席に向かってせり出している、左右は岩肌、ここは地獄。
桟敷と舞台との間が広いので何故かなと思ったら、ここも使うということでした。
15:53前説。なんと、入口付近には立見の方も。16:05開演〜オープニングのダンス、自己紹介(白い布に名前)、真っ黒な衣装に隈取、KISSのようなメイク(これで怪獣ブーツを履けばそのもの)…片倉さん、小柄だけどはちきれていた。地獄と極楽との争い〜18:08終演。最初はどうかなと思っていましたが、なかなか面白かったです。

ネタバレBOX

最近、ようやくひと回りしたように感じ始め、4月からきっと機会が減る、との読みもあって、できるなら、巧い役者さん+定評のある演出家=観たい度(高)…では「ない」もの、を見るようにしようかなと考えています。学生さん、社会人、旗揚げ公演、卒業公演などですね。荒削りさが目についたとしても、もう自分にはないもの…これがみたいな、なんて思いますが、つまらないものばかりだと軌道修正するのかな…。

で、ちょうど三丁目で「慶応」とあったのでみに行ったわけです。早稲田は何回かみましたが、こっちはどうでしょう。導入部は少々ゆっくりし過ぎじゃないかとか(もっとテンポ早目がいいな)、カラダ(上半身)鍛えようよとか(強者なんだし)、歌は地声(生音)よりマイクを使ってもいいのではとか(芝居小屋では響かないし)、思いながらでしたが、地獄と極楽の構図がわかり始めると面白くなりました。ダンスではみなさん元気に。

閻魔と地獄の鬼戦隊、時間移動した助っ人3人組、天使たちが入り乱れ、危険いっぱいの地獄ツアー。刀と拳銃と十手…十手じゃ鬼に勝てないよな…と思う、落語「地獄八景亡者戯」を随分脚色しているみたい、まっ、よければいいか。

楽日、舞台を終え観客に応える役者陣、スタッフ、やっぱりこれだな。
テレビ “TELE-BI”

テレビ “TELE-BI”

お米は生きている

新宿眼科画廊(東京都)

2012/03/24 (土) ~ 2012/03/27 (火)公演終了

満足度★★★★★

無題339(12-082)
19:00の回(晴)。今日は三丁目徒歩圏内というテーマ設定にしたので、こちらにしました。18:20会場着、もう受付は始まっていてすぐ中へ。ここに来るのは1ケ月ぶり。入って…雰囲気はなんだか「電子的」。すぐ右、男性がおひとり、案内をするでもなくちょっと高目の位置に座っている。案内の方は他にいらしゃるので、きっと役者さんだろうと推察。会場を横に使い、入口側の壁のほうが舞台、木製の段があり、モニターが3台、一番右のモニターのうえに大きめのスクリーン(映像はその向こうの壁にも映っている)、プロジェクターは客席側に矢倉を組んで設置されている。下手、PC2台と男性ひとり。上手、TV(?)に映像が映っていて、それをカメラがとらえているようです。これが、スクリーン、3台のモニターへ。映っているのはテレビの色パターン(?)。ぼやけた輪郭、チラつく画像、かかっている音楽は一定のテンポを繰り返す。客席は前方にモニター側同様、木製の段が作られてあり、丸いクッション。その後ろ、丸椅子。真ん中付近の丸椅子に座ります。客席側の壁は全面、鏡。 画廊のサイトで図面をみると確かに…、するとブルーシートがかかっていたのはピアノか。19:06開演〜20:21終演。とっても私的な感想で言いますと、面白かった。但し、一般的な「お芝居」とは随分違うし、当パンにもそうあります。

ネタバレBOX

Intro〜各chapter〜Outro、「海岸」「トゥ・ナイト・ザ・都内」「センセーション先生」のような章題。冒頭、灯台が映り、江ノ島に似ているなぁ、と思ったらその通りでした。役名=役者さんのお名前。3台のモニターにひとりずつ(同じ衣装で)映し出されたり、目の前のシーンがでたり、文字だったり。上手にいるときは照明を落とすなど。「たかしメモ」と称するものを求め、ちょっと先の未来からタイムトラベル。突如、デビルマンのエンディングテーマを口ずさむ。ちなみに、アニメの不動明自身は、デ「ビ」ルマンではなく、「デ」ビルマンというアクセントだったと思う。かつて流行った歌…これはテレビ(ニュースを除く)をみないからわからず。お話の展開はシュール(実はよくわからないコトバ)。
今までみたことがないもの…これが私の望む時間であり、それ故に、それだからこそ、面白かったのだと思います。
三月十一日の夜のはなし / わたしのお父さん

三月十一日の夜のはなし / わたしのお父さん

趣向

STスポット(神奈川県)

2012/03/23 (金) ~ 2012/03/24 (土)公演終了

無題338(12-081)
11:00の回(曇り)。10:40受付開場。受付前、テーブルに照明の飾りつけ。3/20(火)に「ご多分にもれず、ふつう」で来ているので、遠い横浜としては珍しい。今回は舞台を横に使ってのお芝居。上手奥(廊下側)に音響、照明。最前列はクッション、うしろは椅子席。舞台には木工細工のような...木片をいくつか集めたオブジェ(?)。薄地のカーテンが数本。ひとつだけはっきりと「椅子」だとわかります。ピアノ曲が静かにながれ、オノマリコさんご自身が場内の案内、右胸に花。

11:04前説、1作目~11:35、2作目~12:19終演。ひとつめ、一人芝居(3.11)。ふたつめ3人。「解体されゆく」「The Girls next door」とオノマさん関連も含め3作目。
(いままでオノさん...だと思っていました)

ネタバレBOX

1作目をみながら、全体の色調が木片に合わせているのかなと思う。照明もやや落とし気味。役者さんの衣裳も同系色で落ち着いたもの。「3.11」を採りあげたお芝居をどうみるのか、なかなか難しい。地震発生前~発生~同日夜の様子。

年が明けてから「3.11」を扱った作品を何作かみました。千切れとんだ感情の「断片、カケラ」、1年後の「今」…、絶れたこと、喪ったこと…いろいろあり、触れればまだカラダがココロが切れそう、それらが砂浜の一粒一粒のように小さく丸くカタチを変えるには長い月日が必要だと思い、本作は、ひとりの女性の体験、当日、直接(地震/津波)の被害がなかった多くの方が経験したこととあまり違いはないのだろうと思い、それをみてどうする…と思い、日常に入りかけてきたものは去ってしまったのか、恐ろしいものは自然なのか、科学なのか、生そのものなのか…と思い。
観劇中、そんな距離感がつきまとい、お芝居の中ではなく、別の所に「何か」を探そうとする自分を感じ続けるのでした。

2作目、3人… 母、姉、弟、(でてこないが父)、こちらもよくわからないのでした、聖地チベット展(上野 )に行ったのは2年前、ヤン・リーピンの「クラナゾ」を観たのは昨年、鳥葬についてはインドに関する本を読んだ時、少し書いてあった、ダライ・ラマのことはニュースで見聞きするくらい…それだけ。高層ビルのオフィス(が示すもの)とチベット(が示すもの)との間にあるもの、姉と家族との間にあるもの、姉のなかにあるもの、何かを見落としているのだろうか、でも、劇的な展開ではなく、特別なものでもないと思う、自分のなか、どの引き出しに収めるのか…少し、待つ。

ちいさな話というのは、どんどん「私」的になるか、「距離」が増すものなのだろうか、そうだとすると接点が見つからないことがあるのではないかと考える。

「男の子じゃないでしょう」(首を振る)…「男の子なの。そう思って」というセリフがあり、首を振ったのは、①はい、男の子ではなく、女の子である、でも、これからは思ってほしい②いいえ、「私は」女の子ではなく、男の子である。後に続くセリフと合わせると②のように思うけど、あっているのだろうか…GID…でいいのだろうか、なんだかずっとわからないままのような気がする。

横浜、70階はランドマークタワーだろうと
春風亭ぴっかり 落語会

春風亭ぴっかり 落語会

道楽亭 Ryu's Bar

道楽亭Ryu’s Bar(東京都)

2012/03/21 (水) ~ 2012/03/21 (水)公演終了

満足度★★★★★

無題337(12-080)
19:00の回。初めて迷いました、タイニイアリスの前から電話...すぐ近くでした。落語を聴くのはこれも初めて。他にも迷われたのか遅れるお客さん待ちで19:06開演~19:29~19:46~20:01中入り、20:10~20:33終演。ぴっかりさん、3作と3回の衣裳替え。開演ちょっと前の会場着で最前列しか空いていないため、お客さんの合間を縫って頭下げ下げ座席(丸椅子)へ、目の前、見上げるように高座、深紅の大きな座布団、当然、ぴっかりさんは座ってのお噺なので、常時、目の前。エビス駅前バーより近いです。いやー、いいもんですね。お話の持って行き方、はっとさせるオチ。落語にもいろいろな作法があるのでしょうが、気軽に行くことができる場所だと思いました。

飛べないお姫さまのすべて

飛べないお姫さまのすべて

白米少女

東中野レンタルスペース(東京都)

2012/03/16 (金) ~ 2012/03/20 (火)公演終了

満足度★★★★★

無題336(12-079)
18:00の回(晴)。東中野…この劇場は初めてですが「203号」だからすぐわかるだろうと螺旋階段を上がり、「201」がみえ、さて、この奥だなと思い目をやるとずっと先にテーブルのようなもの、男性がおひとり…歩きだし室号を確認しながら「202」…あれ、ない…廊下の反対側には「受付」なんて書いてあるが、どうみても劇団の受付ではない。キョロキョロしていると、奥の男性から声がかかる…さっきのテーブルの所が受付でした。すぐ受付していただき、ちょっとお話しました。廊下に案内板等を出してはいけないのだそうです。17:30開場、入って左、PCとスピーカー、やや右奥の床に「コンロとナベ」。四方を椅子(座布団あり)が囲んでいます。入口から一番遠い角席に座ります。天井には太い配管、布が巻き付けてあり、これは劇団が?
壁際にソファがあり、赤いショールをかけた女性が横になって文庫本を読んでいます。こういう時、何を読んでいるのかとても気になるのです。終演後、聞きそびれてしまいました。電気コンロ、ナベ、冷蔵庫、炊飯器、ティシュペーパー、生活感があるようで、なさそうな空間。17:58、スピーカーから前説が流れ、18:01開演、女性がナベの蓋をとり、温め直し、ゆっくりかき混ぜているのはカレー。

朗読のようでもあり、その言葉の一見平坦なやりとり、言い回し、口調、これに役者さんの気怠そうな振る舞い、予期せぬシチュエーションに固まってしまう思考、DVDの音声解説のようなセリフ、それが心情なのか、実際に発せられた「言葉」なのか…とても面白い演出でした。A3用紙両面(4ページ)に小ぃ〜さな文字で書かれてあるのは、脚本。微妙にぼやけ…少々読みにくいかなと…

ネタバレBOX

前作は広い舞台でしたが、今日は普通の部屋の中で起こったちょっとしたことにピッタリなワンルームマンション風。設備は、温めるか冷やすか、ご飯を炊くか(ここは「白米」サイドの必須アイテムなのか)、しかできないオール電化仕様。炊事場は共用…、風呂なし/トイレなし…水まわりというものがない、天井には大きな天井扇とエアコン(但し、会場の設備)、TVもなく、ソファしかない部屋で女性(山西さん)はひとりで日々を過ごすはずが…

客席が四方に配置されているので、場面によっては役者さんの表情が見えないことがありますが、そういうものなので気にしません。カレーが温まってくると香りが届きます。熱いまま冷蔵庫に入れるのは…と思うけど全部カレーならいいか…。来るはずのない闖入者、1人、2人、3人、で4人の息が妙にあっていて、掛け合いがなぜか気持ちの良いものに聞こえています。

言葉に出ないけど、みんな思考フル回転、状況把握と可能な対処方法を何百万回とシミュレーションしつつ、カラダは固まったまま、結局、とんちんかんな問いを発するか、できるだけ早く自分の(日常の)ペースに戻ろうとする、そんな風に思いながらみていました。

終演後、廊下でスタッフの方とお話ししていると、わざわざ、やないさきさんが出て来てくれました、しばしお話しと楽しかったお芝居のお礼、次回もとお伝えし帰路に。
ご多分にもれず、ふつう。

ご多分にもれず、ふつう。

モモンガ・コンプレックス

STスポット(神奈川県)

2012/03/16 (金) ~ 2012/03/21 (水)公演終了

満足度★★★★★

無題335(12-078)
15:00の回(晴)。ダンスでこんなに吹き出すとは思いませんでした。いかにも頼りなさげな男子諸君の好演があったからこそ。木村さん3作目。

上手な想いの遺し方

上手な想いの遺し方

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北池袋 新生館シアター(東京都)

2012/03/16 (金) ~ 2012/03/18 (日)公演終了

満足度★★★★★

無題334(12-077)
12:00の回(曇り)。11:15、2Fへ受付、11:30開場。左右に各1枚、中央には、上下に1枚ずつ、絵があります。舞台には横長の箱...新聞記事などがコラージュされていて、震災の記事「an・an」のロゴ。ベンチシートとイス席、ザブトンあり。11:51黒の上下、黒いネクタイ姿の女性による前説(を聞きながら飴を食してしまう)、90分。12:05開演~13:29終演。終演後、お二人にお話しをうかがう。客演の3人もはりきっていた。うち、お一人は客席まで乱入、傍若無人、やりたい放題で暴れまくり、お客さんを震え上がらせる(爆)。続く。

HOTEL CALL AT “杉並演劇大賞”受賞

HOTEL CALL AT “杉並演劇大賞”受賞

メガバックスコレクション

阿佐ヶ谷アルシェ(東京都)

2012/03/16 (金) ~ 2012/03/25 (日)公演終了

満足度★★★★★

無題333(12-076)
18:00の回(雨)。17:30受付...ドキドキしながら会場へ、一目見てしばし立ち止まります。別世界が創られ、思わず近寄ります。ここでどんなお話が繰り広げられるのだろうと思わずにはいられません。17:46シルクハットの男が登場、18:00開演~19:59終演。なぜホテルの名前が「Call at(立ち寄り、短い訪問、停車)」なのか、なぜチェックアウトできないのか...お話の構成、舞台セット、衣装、そして何よりも役者さん。ときどき、自分だったらどうするんだろう、と考えてしまうお芝居があります、今夜はそのひとつ。最後の「カミナリ」と「拳骨」に暖かみを感じました。続く。

旅居 vol.02

旅居 vol.02

旅居

ザムザ阿佐谷(東京都)

2012/03/18 (日) ~ 2012/03/19 (月)公演終了

満足度★★★★

無題332(12-075)
16:00の回(小雨)。15:20受付(チケットはなく、靴入れ用のビニール袋がチケット代わり)、15:40開場。ザムザでダンスは始めてです。鳴海さんのお名前があったこと、ちょうど阿佐ヶ谷に行くのでみにきました。床、上手側(下のほう)、正面上部(カーテンで)は真っ白、下手側は剥き出しのまま、床に四角い穴(もともとそういう造り?)があり黒い矢印がそこを示しています。黒いスピーカが2つ。チラシをながめていると…床が何となく動く(影でした)ので、目を上げると上手奥、2階に女性がひとり座っていました。両足をぶらりとさせ、何か書いています。それを破り、折って、紙ヒコーキができて飛ばします、それを繰り返し、6-7機が飛び、2機が客席まで滑空。女性は阿竹さん、初めてです。16:05鳴海さんの開演挨拶、阿竹さんは舞台へ、落ちているヒコーキを集め「穴」へ。残った奥の1機の前に座り込み、床に文字を書き始めます、フランス語でしょうか…C'est ナントカ…曲線を描いて「穴」の縁まで書き続けます。黒い髪を後ろで留め、黒い瞳と眉がくっきり、衣装は白。照明は場面によって照度が変わります。基本はゆっくりとしたもの、繰り返し、時にスピードの変化。終盤、髪を解き、舞います。背中にかかる黒髪、衣装、床の白さとの対比。ダンス=黒+暗というパターンではない舞台。終演の挨拶なし…ちょっと残念。個人的に:もう少し動きのパターンがあって、穴を塞いで下手側をフルに使って、どこかでひとつ(薄くても明るい)色を使ってくれたらなぁと思いました。でも、横になって客席方向に向けられた眼差し、物憂げに閉じられた瞳はとっても魅力的。16:49終演。お客さんいっぱいいらしてました。

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