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LISTEN TO THE STEREO!!【満員御礼!】

LISTEN TO THE STEREO!!【満員御礼!】

劇団ゴールデンタイム!

要町アトリエ第七秘密基地(東京都)

2013/03/29 (金) ~ 2013/03/31 (日)公演終了

満足度★★★★

無題648(13-073)
19:30の回(曇)。19:01開場。3方の壁に、薄汚れたぼろきれが巻かれたバリケード...難破船の帆のようでもあり、枝が伝っています。白い箱が4つ。ここは初めて、最初、通り過ぎてしまいました。パイプ椅子席、1-2列目は平地、3列目からひな壇。場内アナウンスで「ツイッターキャンペーン」のお知らせ。19:28前説、ここから少し間があり19:37開演~21:22終演。説明にもありますように結構テンポの良いタイムトラベル物でした。出演者のお名前に手塚さん...獣の仕業。次の公演はいつなのか気になっていたので終演後お訊ききしました(チラシも入っていました)。

で、公演タイトルの意味はなんだろうとか思うのですね(曲名から?)。

ネタバレBOX

時間ものは得意分野。「爆破する」動機がもうひとつだと思うのですが、よく考えてあったと思います。同一時間に「未来」「現在」の個体が同時に存在しつつも互いは接触できない...というルールですかね。でも、最後の時間軸(過去から)が少し難しかったように思います(小説で読んだらもっと自分のペースで把握できたかもしれません)。

「リン」の設定はもっと冷静沈着...世の中の事なんかまったく気にしないクールな人物だったらどうだっただろうとなんて思いました。それが自分を取り戻し、ラストのすれ違いにつながったら..(でもこれは単なる好みの問題ですね)。

至近距離で撃ちあえばどちらも致命傷だと思いますが...それはそれとして。でも、いつも思うのは、片手で銃を撃つのは難しいのではないかと。

爆発でワームホールができるとなると相当なエネルギーで地球くらいは簡単に吹っ飛びそうな気がします。

カーチェイスに銃撃戦、犯罪都市で破壊されるビルは9.11的、テロ、罪と罰の街。

-W-

-W-

Baobab

STスポット(神奈川県)

2013/03/28 (木) ~ 2013/04/01 (月)公演終了

満足度★★★★★

無題647(13-072)
19:30の回(曇)。18:51受付、19:01開場、最前列は桟敷、2列目少し段、3列目以降が椅子席。正面の白壁にチラシと同じ映像、19:26前説(90分)。木村さん出演ということでみにきました(1月にソロ、2月、赤レンガ倉庫でのコンペティションも横浜でした)。1部が「あなたといる風景」、4人のダンサー、基本2組(3人のお名前わからず)。無音、BGMあり、映像、照明。ソロとはまた違ったよさがあり、初日でしたが時間をかけて横浜まで来てよかったです。19:30開演~20:54終演(途中休憩なし)

ネタバレBOX

最初のお二人が終わり暗転...中央に位置する二人は身体に注ぐ光と影のバランスが絶妙で、彫刻の美を観ているような感覚。

4人が揃っての場面も、開場の狭さなど感じることはありませんでした。

正面の壁に投影されたイメージとの重ね合わせが気になるかなと思いましたが、そのようなことはありませんでした。

客席まで迫る演技。
生憎(あいにく) ―それはただひとつの合図―

生憎(あいにく) ―それはただひとつの合図―

オフィスコットーネ

笹塚ファクトリー(東京都)

2013/03/27 (水) ~ 2013/03/31 (日)公演終了

満足度★★★★★

無題646(13-071)
19:00の回(雨~曇)。18:40会場着、受付(全席指定)、入場。最前列はミニ椅子、2-3列目はパイプ椅子でここまで平地、4列目からひな壇。演出に「てがみ座」の作品を手掛けていらっしゃる扇田さん、それにオノマリコさんの作品(STとCOREDO)などでみている斉藤さん、「空っぽの騎士」の間瀬さんが出演していらっしゃるのでみにきました。

薄暗い舞台、工事現場で使うような鉄パイプが30本くらいでしょうか組まれ、牢獄のような異様さをみせています。デスク、ベッド、テーブルに椅子。下手に薄汚れた時計、上手は絵、真ん中には高い位置にミニブランコ?...19:00前説、19:03開演~20:43終演。広い舞台に役者さんが8名、照明が絞られ、上手からゆっくり登場..ここで相当なゾクゾク感。カフカ「審判」は読んだことがなく、劇中のカフカの「言葉」も知りませんが、照明、BGMの使い方、役者さんの立ち位置に寸分の狂いはなく、すべてのことがひとつひとつの動きやセリフとして結晶化しているようでした。

悲劇、破滅以外のなにものも認めないような舞台の空気。一度も陽が当たったことがないような冷え冷えとした空間、殺したのかそうではなかったのか、渾沌、澱んだ関係、生命...

次回作は長田さんの「凪の樹海」こちらも楽しみ。箱田さんがいらしたのでご挨拶。

ネタバレBOX

みるのは洋画ばかりでしたので大森さんのお名前、知りませんでした(「星になった少年」はタイトルだけ知ってました)。サイトの「見えざる審判」を読んで…「選択」できる(できていると思っている)のだろうか、毎日のくり返しが積み重なり、ぶ厚い層となり、ある時、自らの重みに耐えられず、崩れ近くにいる「者」を飲み込んで行く、たとえてみると、底なし沼の湖面で生まれた者に沈むこと以外に「選択」する余地はあるのだろうか…とか、いろいろと。
カイロ団長とツェねずみと密猟者ジョバンニの話

カイロ団長とツェねずみと密猟者ジョバンニの話

青果鹿

青果鹿スタジオ(東京都)

2013/03/20 (水) ~ 2013/03/24 (日)公演終了

満足度★★★★★

無題645(13-070)
18:00の回(曇)。神田川沿い…桜、桜、花見をしている人たち。17:30受付、開場。4日前に続いて2回目、楽日です。場内、ピンクレディがかっているのですが、邦楽を聴かないのでほとんど知らないのでした。今日は左右の標識に「白鳥の停車場」、とまっているのはフクロウですかね、「サウザンクロス」などが記されていて、郵便屋さんも前に出てきた…が、戻るのに時間がかかったようです。18:09開演〜19:35終演。

ジョバンニ、ブチュコ(と、おとっつぁん)、刑事、、ねずみ、マスター、みんな濃い…濃くて魅力的。

カイロ団長役の川口さん、「靴の中の小石」でみていました。帰ってDVDをみましたが役によって随分印象が異なるものです。

次、未定だそうですが、待ちましょう!

ハルメリ2013

ハルメリ2013

世の中と演劇するオフィスプロジェクトM

座・高円寺1(東京都)

2013/03/23 (土) ~ 2013/03/27 (水)公演終了

無題644(13-069)
19:00の回(雨)。18:40会場着、受付、整理番号付きですが既に開場してます。演出助手にワカヌさんのお名前があったのでみにきました。
久しぶりです、完全に外してしまいました。最初、2人が出てきたところから(いや..前説からかも)最後まで。やっぱり「繰り返し」は苦痛でした。開演時間を相当過ぎました(お客さんが席に誘導されるのをず〜っと待っている様子がみえているし、放置状態、初日ではないのだし手際が悪い)が、もっと早く説明があってもよいのではないかと思いました。18:59前説(120分)、19:11開演〜21:12終演。

ネタバレBOX

このお話し、3人くらいで、持ち時間1人1分で終わらないかな、とずっと思ってしまうくらい。セリフの9割が「特定の単語」ではないかと感じるほど諄く聞こえてしまいました。それも嬉々として…。ダンスシーンに「熱(気)」が感じられず、「右往左往する」集団はなんだったのだろう。「説明」の内容も全く理解(実感)できなかったのでした(スミマセン)。

と書いたものの、もしかすると「生理的に」受付できないからではないかと、もしかすると別の役者だったら、もしかすると別の演出だったらなどと考えてみても…
夢のつづき

夢のつづき

(有)キィーワード

笹塚ファクトリー(東京都)

2013/03/19 (火) ~ 2013/03/24 (日)公演終了

満足度★★★★

無題643(13-068)
13:00の回(曇)。階段手前に案内板、左、精算済み、右、当日精算。12:15受付(整理券あり)、わかりやすくスタッフの方の誘導も丁寧。12:30開場ということだったので5分ほど前に戻ると黄色い整理券を持った方々が左列に並んでいる…私のは「白」、聞いてみると階段下に別の列、そこで待つ(黄と白の違いはわからず)、12:30開場。予定してはいませんでしたが馬渕さん(リジッター企画)が出ていらっしゃるのでみにきました。馬渕さんを客演でみるのは「思い出パレット」以来なのですが、その時の様子、あまり覚えてなくて…(真嶋さんも)。
出演していらっしゃる役者さん、たぶんみなさん初めて。TVや映画に出ている方のお芝居はまずみないのですが、本作、違和感等ありませんでした。

当パンによると、全7場、マンションのリビング/写真家のスタジオ。ちょっとした工夫で違いを出していました。下手、棚に陶器(オフィスの時には雑誌を置くラック)、2段上がってリビングの床、上手、大きな窓、桜の枝と蕾、テーブルとソファ(黒と白)、チェスト(白)、上に電話。客席左に撮影用カメラ(DVDになるそうです)。

12:44前説(場内アナウンス)、12:50スタッフの方による前説。13:04、ピアノ曲が流れ暗転、電車の音、〜14:49終演。

ネタバレBOX

亡くなった友人の作品を上演するがその願いは叶うことなく…と思っていたら最後の最後で。確かに、開演前、舞台と最前列との間で演技するのでご注意下さい、という説明がありましたが、途中、それらしい場面があったので忘れていました。ちょっと「ヤラレタ!」と思ったものの、演劇らしい終わり方。大人の「女性」の恋、人生…わからないところもあり、「男性」はこれでイイノカ、とも思うのでした。

帰り際、馬渕さんに声をおかけする、7月の公演、いきます。
馬のリンゴ 【3月15、16日 アフタートーク決定】

馬のリンゴ 【3月15、16日 アフタートーク決定】

ワワフラミンゴ

神楽坂フラスコ(東京都)

2013/03/15 (金) ~ 2013/03/20 (水)公演終了

満足度★★★★

無題642(13-067)
14:00の回(晴)。13:30受付、開場。ここは2回目、入って右側が客席、奥がこあがりのようになっていて(以前はここで演じていました)、靴を脱いで座るようになっています。反対側が舞台となり木のベンチ、カウンターにロッカーなど。
13:57前説、14:00~14:56終演。15:00~15:20アフタートーク。ダンスはダンサーの方...とは違いますが、雰囲気がよくでていたと思います。弱気で人見知りしそうなヴァンパイアは日中でも戸外へ行く、しばらくわからなかった「Thriller」、陽気のよさに少しウトウトしていたときにぼんやり眺めたような、そうではなかったような不思議な時間でした。

籠の中

籠の中

上智大学劇団リトルスクエア

上智小劇場(一号館講堂)(東京都)

2013/03/15 (金) ~ 2013/03/16 (土)公演終了

無題641(13-066)
17:00の回(晴)。16:30受付、開場。「のばら~」からで2作目、この会場では数日前、「Sophia Modern Dancers」の「星に願いを」みました。「一年生」とありましたが、そこがハンデとなってはいないようでした。前回の「教室」とはちがってもともと広い会場、舞台奥にベッド、テーブル、コートハンガー、椅子などが横に並べてあります。客席は段差があり、2段目からパイプ席(クッションあり)、3列。16:56前説(60分)、17:00開演~17:54終演。

お話の密度と会場の広さがあっていないように思えました。他のお芝居でも同じように感じることがあります。広さをそのまま使う必要はないと思います。場転、暗転にも時間がかかるし、そこは「みせ方」を工夫し演劇のなかの虚構を維持できればよいのではないかと感じました。

靴を履いている/履いていない...の違い、がわかりにくかった。物語の核になるはずの「動機」が弱いのではと感じました。60分という時間の中では大河ドラマのようなじっくりとした展開はできないので、時間と話の構成をよく考え、観客に余裕を与えず(そういった意味でもお話が中断しないような進め方のほうがよいのでは?)、最後まで引っ張り、-そこで...。

結局「動機」に、お客さんがどう反応するかがこのお話の評価につながると思います。ちょっと中途半端な終わり方になっていたのではないかと思いました。

Beyond Tradition

Beyond Tradition

筑波大学ダンス部

THEATRE1010(東京都)

2013/03/23 (土) ~ 2013/03/23 (土)公演終了

満足度★★★★★

無題640(13-065)
17:10会場(11階)着、メールで確認したら17:30受付という回答でしたがもうずいぶん(20人くらい)並んでいて、どんどん増える。17:30ロビー開場、17:36開場、みなさん、やや前方〜後方に座っていらっしゃる、ここは初めて、10階は「テへランで〜」をみました。筑波大学の公演も初めてです。

創部58年、50周年記念公演で大盛況、立ち見もでたようです。18:01「上を向いて歩こう」のメロディが流れ、正面奥に映像、3部構成(間に10分の休憩)~18:39/18:47~19:29/19:39~20:22終演。

振り付け、音楽、照明、もちろんダンサーのみなさん(高校生も!)、え~っとナビゲーター、すべてが新鮮。

スピード、安定感、身体能力、表現力...どれをとっても高度で、エンターテインメント要素も十分。

※先にも書いたように、申し込み時に受付時間を尋ねたら「17:30から」ということだった。少し前に11Fへ上がるとかなり並んでいる。どこが受付かわからず訊くがあまり丁寧な対応とは思えなかった。手前は関係者(?)、受付済みの方の列(4人ずつ)の向こう側に、当日、予約済み、と分かれていた。案内スタッフが数名いるものの、来客者の様子をみながら声をかけ誘導してはいなかった。他の大学はこうではなかった。

かっぽれ!〜春〜

かっぽれ!〜春〜

green flowers

テアトルBONBON(東京都)

2013/03/20 (水) ~ 2013/03/24 (日)公演終了

満足度★★★★★

無題639(13-064)
14:00の回(曇、寒くはない)13:15受付、13:28開場、前2列がパイプ椅子。4作目になりました。広い和室が懐かしい。13:58太鼓がデンデン、14:04笛と太鼓、14:05ようやく落語が…前説を兼ねて(105分)〜15:34終演。当パンに「相関図」があり復習しましたが…もう「かっぽれ!3(9月)」の告知が載っています。自然と笑い、拍手がおきる、人の暖かさが伝わってくるお芝居でした。

Vacances/HIBARI/Lady

Vacances/HIBARI/Lady

サムゴーギャットモンテイプ

新宿ゴールデン街劇場(東京都)

2013/03/22 (金) ~ 2013/03/24 (日)公演終了

満足度★★★★★

無題638(13-063)
19:30の回(薄曇り)。18:50受付、19:10開場。ベンチシート、開演少し前、最前列のその前に超ミニ椅子が追加されました。こちらは初めて、19:27前説(Lady/Vacances~5分休憩~HIBARIの順)。19:37開演~21:18終演。受付時に名前がありませんでしたが、こりっちからの申し込みが「当日」でもできるので確認がもれていたのではないかと思います(今、この時間でも14:00の回の予約ができる)。場所と時間だけで選んだので「Lady」が英語で始まって...「?」と思ったのですが、なぜか話が通じる...あとでみると「全編中学生レベルの間違った英語」とありました。短いフレーズをつなげた会話なので大丈夫、笑ってしまいます。3方の壁面にパネルの様なものが架けられています。お話の概要は「説明」にある通り、役者さんの個性によるのでしょう、3編とも笑いどころが多く、発想が奇抜、楽しい晩となりました。

ネタバレBOX

初日、「HIBARI」ではいろいろ仕掛けがうまく動かず、黒衣がもがけばもがくほど笑ってしまうのでした(スミマセン)。下手にみえていたロープ、ヘリコプターから「華麗」に降りてくるシーンで使っているはずが、役者さんが苦労している(早く降ろせと言っているようにしかみえない)のがまた面白い。
そこに巨大(人とおなじ大きさ)「マグロの握り」をもってくるとは...すでに普通の想像力を超えているけど、ウマイ設定。


◆気になったこと
受付について。受付したらきちんと並んでもらった方がよい。劇団によっては、周囲や車のことを考え、列が長くなると劇場側と道の反対側に分けて並ばせていた。整理券がなければ整列してもらった方がいいと思います。
帽子について。これも先日の某劇団、前説で「帽子を被っている方は..」と後ろの方のためにぬいでくださいとアナウンスしていました。今夜も帽子の方をお見かけしました(数センチは高くなっている)が、暗い中、室内なのでそのようにお願いしてもいいのではないかと思いました。
カイロ団長とツェねずみと密猟者ジョバンニの話

カイロ団長とツェねずみと密猟者ジョバンニの話

青果鹿

青果鹿スタジオ(東京都)

2013/03/20 (水) ~ 2013/03/24 (日)公演終了

満足度★★★★★

無題637(13-062)
18:00の回(曇~雨、風強い)。17:30受付、開場。ここは3回目、青果鹿は2作目で前作の朗読劇が2011/12月、ずいぶん待ちました。Satoko(白石里子)さんは「Zero Plus」をみていて3作目。18:00開演~19:29終演。その後行われた初日打ち上げに誘われ参加、みなさんのお話に聞き入る。

ベーリング海のほとりにあるバー。トノサマガエルにアマガエル、某家末裔のねずみ..そしてジョバンニ。BGMのクラシックとロックが心地よく、目の前の役者さんたちは「とんでもない役」を演じている。会場が醸し出す雰囲気と照明がよくあっていてめちゃくちゃ楽しい90分でした。
宮澤+M.パンチ+貴族+生き物図鑑(種について学習できる特典付)+人形劇…どんな登場人物も飲み込んでしまう不思議なお話でした。

ネタバレBOX

「ツェねずみ」の「ツェ」は、Led Zeppelinの「Ze」だそうで、劇中「Immigrant Song」がかかります(「Ⅲ」のスタジオバージョン。個人的には「How the West〜」のライヴバージョンほうが好き)。もう一曲、Bon Joviの懐かしい曲もかかります。チャイコフスキー「1812」「ピアノ協奏曲」他、クラシックも。
『コーヒーが冷めないうちに』

『コーヒーが冷めないうちに』

川口プロヂュース

ART THEATER かもめ座(東京都)

2013/03/13 (水) ~ 2013/03/17 (日)公演終了

満足度★★★★★

無題636(13-061)
12:00の回(晴、暖かい)。11:15受付(整理番号券あり)、11:30開場。3つのテーブル(二人用)と椅子、カウンターに椅子。振り子時計が3つあり、その針は違う時間、動いてはいない。仄暗い照明、4つのお話。とても丁寧なつくり。11:57前説(川口さんご自身)、12:05開演~13:47終演。「時の娘」たちのお話、コーヒーが冷めないうちに読み切ることができる短編集。過去へ未来へ翔ぼうとする者たち、変えたいこと、伝えたいことを胸に。こちらは初めてですが、役者のみなさんの巧さもあり、心に残る「時間」となりました。

この作品、2011年に上演されていたのですね。林さんは、ガラス玉遊戯、シンクロ少女等で拝見しました。SFが好きだったので、いろんなジャンルの作品を読んだり、観たりしました。その中でも「時間物」は、ほろ苦くもあり甘酸っぱくもありで、出会いと別れが人生と重なり、切なさも一層増すのでした。

5話目以降や、変り種版もみたくなりました。

ネタバレBOX

「時の娘」は創元SFのタイトルですが未読。大好きなヤングの「たんぽぽ娘」に引けを取らない作品だと思います。条件の設定でもある「コーヒーが冷めないうちに」というタイトルが苦味と旨味を感じさせ、大人の哀しみが伝わってきました。

だから「今」を一生懸命に、そんな声が聞こえてきそうです。
来訪者(作・演出:中津留章仁)

来訪者(作・演出:中津留章仁)

TRASHMASTERS

座・高円寺1(東京都)

2013/03/14 (木) ~ 2013/03/20 (水)公演終了

無題635(13-060)
19:00の回(晴)。18:31開場(指定席)。最前列は「B」、舞台全面に暗幕...ということは相当なセットが用意されているハズ。「狂おしき怠惰」からで2作目(あまりあわなかったので今回はどうかなと)。場内には単調なギターの音色が聴こえています。右が下降、左がときどき上昇するフレーズ...これが開演まで延々と続く、ということは確信的に流しているということでしょうが、飽きる。ためしに数えてみたら1分間で、右が16回、左が2回(但し、別パターンあり)..が約30分続く。18:55前説(場内アナウンス、2時間55分、途中休憩なし)、いつもの小さな劇場とは客層が違います。19:01ギターが大きくなり、19:02暗転~20:26-インターミッション(字幕とナレーション)-20:34~21:56終演、ギターが鳴る。役者挨拶なし。やはりちょっと違いました。報道番組のコメントを集めてお話にしました...までではないにしても、国際力学がこのように動くものだろうか..とずっと思ってしまいました。これだけ緊張度が高まっているなかあまりに無防備だし、防弾ガラスじゃないのかな...とか、情報収集/分析力はなさそうだし、盗聴されてるし、護衛はいなくていいのか、第二次大戦下ならわかるような気もするのですが。暗転~早口の経過報告~まったく違ったセット、も予定調和してしまったので、その間の時間が退屈。出てきたシーンも戦後(停戦中)らしくないし...。ということでお話はダメでしたが、役者さんはとてもよかったです。

花束を渡すのは誰だ?

花束を渡すのは誰だ?

コマイぬ

Gallery&Café FIND(東京都)

2013/03/12 (火) ~ 2013/03/16 (土)公演終了

満足度★★★★★

無題634(13-059)
20:00の回(少し曇り、のち雨)。ここは初めて。19:25会場着、受付(整理番号券あり)、19:45開場。外階段から2階へ上がります。長方形の部屋、入って左に客席。奥には階段。19:58前説(南さん、65分)。20:01開演~21:08終演。やはり南さんの作品はいいな、好み。タイトルに関連した本がさりげなく置いてある。単行本を買ったのは78年です。南さんが「ジュブナイル」とおっしゃっていました。この言葉をお聞きし、想いは一気に「そのとき」に戻り、何十冊も読みあさった毎日が甦るのでした。

TIME

TIME

セッションハウス

神楽坂セッションハウス(東京都)

2013/03/02 (土) ~ 2013/03/03 (日)公演終了

満足度★★★★★

無題633(13-058)
14:00の回(曇)。13:25開場。14:02前説(90分)。「University Dance Cross 12th」。昨年の「UP!」に続いて2回目です。作品1-5までで14:42~休憩~14:51~作品6-9まで15:33終演。大学生1~4年、10大学40名の溌剌としたパフォーマンスはみていて清々しい。観客も同世代で、終わった後、にぎやか。創意工夫と熱情は見ていて楽しい。別のところでも書きましたが。ダンサーの方で、顔とお名前が一致する方は少なく、本作のように短い時間で交代する形式ですとなおさら。でも、一組、とても印象に残っていたダンサーがいらっしゃいました。「しゃべる女(Holidays」)に出演していた池田さん。双子なのでよく覚えていて、そのときは以前どこでみたのかはっきりしませんでしたが、終演後、お話をさせていただき、「UP!」にはでていなかったということで、…そういえば、当パンに日本大学芸術学部とあったので江古田まで「Modern Dance Performance」をみに行ったのを思い出しました。またいつみることができるかわかりませんが機会があれば。

3/23には筑波大のダンス公演を予定。

仮の部屋

仮の部屋

ユニークポイント

atelier SENTIO(東京都)

2013/03/09 (土) ~ 2013/03/17 (日)公演終了

満足度★★★★★

無題632(13-057)
19:00の回(晴、星が見える)。18:22受付、18:40開場。白い正方形の床、男性が二人雑誌を読んでいる。見渡すと、一升瓶(吹上)、缶ビール(金麦)、7-11のさきいか、三ツ矢サイダーのダンボール、ゴミ箱、バケツ、ガムテープに荷造り紐、ウェットティッシュ、雑誌(NEWTON、論語と孔子)、新聞が雑然と置いてある。どうやら引越し前の様子。湯呑で飲んでいるのはお茶かと思ったが一升瓶を傾けている。床の四方に6本の針金が天井近くまで張られ、そこに巻き付いているのは...皮か?19:00前説(70分)。19:01「もしもし...」男の一人がどこかに電話をかける...開演~20:05終演。「白痴」からで2作目(「アイ・アム・アン・エイリアン」は他の劇団でみました)。

ネタバレBOX

取り壊される「部屋」の住人、その前の住人、その前の...と取り壊される前に一目見ようと勝手に上り込んでくる。その部屋はお話の中ですら舞台装置であり、壁は「ある」ことになっているが、「ない」ことにもなる。役者はみているが、同時に見られている。

その部屋には「穴」があって、覗けば死体が累々と。

童貞(じゃないが)男、すでに上り込んでいる男。高利貸し夫婦、自殺の旅に出ている父娘。冒頭の電話「もしもし」で呼ばれたデリヘル嬢。

見える人にしかみえない「穴」、なぜ死体が...?
壁抜けは視点の転移?

不思議な同居人たちとの1時間(ほぼリアルタイム)の物語
『                        』

『 』

荒川チョモランマ

日本基督教団 巣鴨教会(東京都)

2013/03/11 (月) ~ 2013/03/11 (月)公演終了

満足度★★★★★

無題631(13-056)
20:00の回(晴)。19:20受付、19:30開場。ここは2回目、教会でのお芝居は3回目(根津教会)。(多分)木製のベッドを横に2つつなげた懺悔室、白いテーブル、カラーボックス、女性の衣装がかけられ、周囲には「絵本」、壁沿いに白い風船がぎっしり、散らかり放題だけどこういったのは好き。床面からキャンドルに近い色合いの照明、コの字形にベンチ、奥に十字架、静かな場内、今日は3・11、2年経ったという感覚はない。20:00入って左上、教会の照明が落とされ…I wanna hold your hand〜I feel fine(なぜこの曲に?)が流れ、椅子席を追加し、20:04前説(60分、開演遅れについて一言)〜21:03終演。教会でなければならなかった理由はわからないけど、普通の劇場でないところでのお芝居は好き、十字架に役者の影が重なり、天井、壁に映る星々、子供であり、大人であり、老いたものである登場人物と本人、永いお話。「◎の魔法(@Site)」からで2作目。終演後、舞台の撮影OK。

ネタバレBOX

思い出した…品川の教会でコンサート(笹川美和さん)、求道会館(長尾春香さん)。私はノンフィクションを期待しているのではないので、神聖でも世俗的でもどちらでも、場所にあわせてもあわせなくても、よい(好みの)キャラクターであれば、とても個人的な時間なので。

3.11の時、考えていたのは「帰ることができない」ということだけだったのではないか?と思う、翌日、マチネに行ってるくらいなので。

「聴き取れなかったセリフ」、それがタイトルだったと教えていただいた、そうか、それを伝えたかったのか。今、伝えるべき、伝えたかった相手はいるのか…など考えてみた。

星々はもう少し美しく投影してほしかった。

足場が不安定なのが気になりました。

さて、来年の3.11は何をしているのだろうか。
わが星

わが星

聖学院大学演劇部わがままスナイパー

シアター・バビロンの流れのほとりにて(東京都)

2013/03/09 (土) ~ 2013/03/10 (日)公演終了

満足度★★★★★

無題630(13-055)
11:30の回(晴、今日も暖かい)。11:00受付、開場。座席は6つのブロック(それぞれ前後2列、段差あり)に分かれ中央部分を囲んでいます。スタッフの方の案内に従い、奥の席に座ります。何もなく、天井から家庭用の蛍光灯がひとつ。「わが星」、名前は知っていました。書店でもよく見かけます。でもみることはないだろうと考えていた作品(「あゆみツアー@森下スタジオ」はみました)なのですが大学が近いのでみにきました。

11:35開演~13:15終演。始まって、ぐるぐる時計まわりでかなりのスピードで回転したときはついていけるかなと思ったのですが、落ち着いてきたころから引き込まれていきました。「ちーちゃん」役の栃木さん、だだっ娘ブリが巧く、他の役者さんもとても私好みでした。
取り急ぎ第一報です。

※前日、予約についてメールをしましたが返信がありませんでした。ここはご注意ください、。

始まりのマーチを待っていた

始まりのマーチを待っていた

Crackersboat

森下スタジオ(東京都)

2013/03/08 (金) ~ 2013/03/10 (日)公演終了

無題629(13-054)
15:00の回(曇、風)。14:20会場着、受付。14:30、一旦外へ出て場内へ、座布団席2+椅子席3。ちょっとあいませんでした。動き、早さ…はみえる、でも寸劇っぽいのはよくわからない…、デジタル的にデザインされた型の組み合わせ…にみえてしまいました。

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