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『SHOKU』-黒田育世のレパートリーを踊る試み-

『SHOKU』-黒田育世のレパートリーを踊る試み-

BATIK(黒田育世)

KAAT神奈川芸術劇場・中スタジオ(神奈川県)

2014/06/13 (金) ~ 2014/06/15 (日)公演終了

満足度★★★★★

無題1136(14-174)
19:30の回(晴、風強い)。ちょっと早かったので山下公園に行ってみる(海!)。

受付は3F、チケットを持っている場合はそのまま待ちで、19:10整理番号順に入場となりましたがチケット購入先ごとに整理番号がありました...ですので1番が3人いたりなど...

最前列は3人ずつのベンチシート(クッション)、2列目からは椅子ひな壇席。19:32前説(アナウンス)、19:36開演~20:34終演。

「BATIKトライアルvol.12(2013/4)」からで3作目。少し前(2014/4)お茶の水女子大の「創作舞踏公演」で委嘱作品の上演がありました。

チラシ写真と同じ衣装、冒頭から激しいヘッドバンクギング、叩き付けるような足踏みが床を響かせます。からだを限界まで酷使、圧巻の1時間でした。

さみだるる、世界

さみだるる、世界

セッションハウス

神楽坂セッションハウス(東京都)

2014/06/14 (土) ~ 2014/06/15 (日)公演終了

満足度★★★★★

無題1135(14-173)
19:00の回(晴)。18:30受付、ロビー開場。18:49開場、4面の客席、いつもの客席からみて右柱の横にしました。この会場で違う場所に座ったのは初めてで、客席頭上のスタッフがみえますね。18:55前説(65分)、19:00開演~20:09終演。

どこかで観たダンサーたち...とずっと感じていたので終演後、舞台監督にお訊きするとニチジョの方とのこと。

調べると2013/9のシアター21フェス「Step Up vol.48」に「ヒールレスハイヒール」に出ていらっしゃいました(岩佐さん、風岡さん、迫田さん)。村田さん、磯村さんは2014/3「シアター21フェス vol.95 "春編"」。もっと前「ぴちぴちちゃぷちゃぷ(2013/5)」に岩佐さん、風岡さん、磯村さんが同じチーム。

衣装はセッションハウスのスタッフブログにあるように「セーラー服」、4面囲みの座席、少女らしさでいっぱいの舞台でした。

10分間の「解説付き」告白ダンス、何かを求めているのか不安な中にも好奇心、一枚ずつ重ねてゆき大きな絵になる構成、追いかけっこの間に見える笑い顔。

時間堂スタジオ赤羽(仮称) オープニングイベント

時間堂スタジオ赤羽(仮称) オープニングイベント

時間堂

時間堂スタジオ赤羽(仮称)(東京都)

2014/06/13 (金) ~ 2014/06/16 (月)公演終了

満足度★★★★★

無題1134(14-172)
13:00の回(晴、暑)。12:32会場着、受付(トランプがドリンク券)コの字座席、カウンターからみて左、レスポールタイプのギターとマーシャル・ミニアンプがあったのでそちらへ(深い意味はないか…)、どの席でもそれほど違いはなさそう。

「廃墟(2011/3@KASSAI)」からで5作目になります。

ベンチシート、座布団、パイプ椅子席、カウンターでは物販(本作台本あり)、ドリンク、カレーがあるそう。

京浜東北線が遅れている関係で13:07黒澤さん挨拶。写真撮影可(但し、上演中のシャッター音はNG、お客さんの写り込みに注意)、飲食可。

13:12第一部「開幕トーク」…(秘話)元カラオケスナックが劇場になるまで(現在進行中)、正式名称のお知らせ〜13:55。

14:10第二部「花のゆりかご、星の雨」〜15:16。このあと「交流会」ですが台本を購入して退場。

黒澤さんのお話にも出てきた、板橋の「SENTIO」を思わせる白い(ザラザラ感)壁、天井は低くまだむき出し、壁に穴があり「おしゃれ照明予定地」の貼り紙。新しい演劇の場の誕生。

2009/6、お子さんができた劇団員のために書かれた作品、今回は、お腹が大きくなったヒザイさん…はすでに母の顔。

母、祖母…娘。時代を隔てても繋がっていることを、ちょっと面白い仕掛けでみせてくれます。実際のところは親の気持ちってなかなかわからないものかもしれませんが…。

自宅から王子より近い場所に劇場ができました。さて、どんなお話が生まれてくるのか、楽しみです。

ネタバレBOX

タイムトラベル、みたいなものですかね。呑まないとその力を使えないという制約は酒好きには嬉しいのか辛いのか。

時間ものはいつも切ない(先日観たAga-riskは笑ったけど)。SF小説でも大好きなジャンル。
眠る男

眠る男

吉野翼企画

パフォーミングギャラリー&カフェ『絵空箱』(東京都)

2014/06/11 (水) ~ 2014/06/15 (日)公演終了

満足度★★★★★

無題1133(14-171)
19:30の回(曇)。19:00開場で実質開演~21:19終演。入って左がメインの客席でコの字型配置。上手、ピアノ、ベース、ギターとパーカッションの3名。役者、ダンサー、奏者による130分、終演後の面会なし。

そこにあるのは濃密な異界。原作はネットで閲覧可、帰りの電車で斜め読みしてもやっぱりお話はよくわかりませんでしたが「舞台」の設定、流れる「時」の毒々しさがとても印象的。

佐々木さんは同じここで「半神」を観たのが初めてで4作目になりました。西出さん、山羽さんも「半神」出演者。石井さんは直近ですと「赤い下着、覗くその向こう側、赤の歪み(キ上の空論2014/5) 」。点滅さんも2作目。

バンド演奏がこれまた素晴らしい。

※一緒に観に来た女性の位置がちょうど空調直撃だったそうで、かなり寒かったと言ってました(隣の私は普通でした)。

ネタバレBOX

雑記:

みると…中央に黒いイントレ、群がる人々、その周りを彷徨する者、いや、それは中に一歩踏み入れた受付(眠っているのか…)から始まっていて、壁一面に貼ってある「ことば」に封印されたように感じる。

いつもの1オーダーはなく、すぐに「三文芝居」が始まる、男たち女たちは黒い骨格に縛りつけられずっとそこにいる、人でないものだけが彷徨している、上半身をはだけた男のカラダ、女の腕や足に黒い文字(女帝、娘、男、片眼、愚者…)、客席にいた男は舞台に連れ出される、戸惑い、アコースティック&エレクトリックG、B、(KORG)電子パーカッション、ピアノにヴォイス。

時計の振り子のようにカラダが時を刻む、湧き上がる竜巻のように役者の吐くことばが渦巻く、目を閉じ、唄う…

長い時間、よくこの姿勢でいられるものだと思うし、終始危なげない動き、頭が天井につく高さ。

目の前に迫る点滅さん…赤い眼が…

役者さんは出ずっぱり。柿喰う客の「露出狂」が舞台に切立った「山」を置いて、役者さんはずっとそこにいましたが、座るといっても本作では「床」ではなく「パイプ」。


寄り添い支える

寄り添い支える

KATO企画

パフォーミングギャラリー&カフェ『絵空箱』(東京都)

2014/05/30 (金) ~ 2014/05/31 (土)公演終了

満足度★★★★★

無題1132(14-170)
17:00の回(晴、暑)。16:32受付、開場。この公演に気づくのが遅く、当日券あるだろうかと会場へ。中から出ていらしたのは南さん...当日券のことをお訊きする(OK)。

芝原さんと加藤さんのお二人は、@森のテラス(2014/2)でコマイぬのさん吠えめ「わたしのお父さん」を観ました。芝原さんは「とても個人的な物語(2011/3@眼科画廊/脚演出 南さん)」、同時期に「犬と花(2011/4@OFF OFF)」からで7作目。

阿部さんは「昼下りの岸田(2013/7@王子)」、「田中幸子の秘密(2013/9@ワーサルシアター)」「東京<reprise>(2014/3@王子)」…を観ていたにもかかわらず気づかなくて、終演後、(観に来ていた)TRICKTOPS の國枝さんに教えていただく。

ポかリンの中島さん、客演(ロ字ック、浮世企画)を観ているのですが、ポかリンは「宙の色(2012/4@KINGYO)」で止まっている…。

入って、手前(道路側)と奥に客席、手前に座ります。上手にピアノ、うえにカメラが2台置いてあります。

16:46前説(加藤さん、70分)、16:50男がピアノで曲を弾く、17:00開演〜18:12終演。

当パンの表紙は、丸い地平線、手をつないでいる人たちのイラスト。心のつながりを描いた作品。

ダルマdeシアターPART3

ダルマdeシアターPART3

チームホッシーナ

APOCカフェ(東京都)

2014/06/05 (木) ~ 2014/06/15 (日)公演終了

満足度★★★★★

無題1131(14-169)
18:00の回(雨)。17:20会場着、受付(1オーダー)。1階が会場、カウンター、ソファ、テーブル席。18:01ノリの良い音楽がかかり、司会者登場、諸注意とお客様へのツッコミ…それからいろんな人が来店、カフェは笑いで大混乱。

「チームホッシーナ」3作目(1月@2階、3月@新宿)です。お芝居、ミュージカル、コメディとそれぞれ違った楽しさ。3作とも出演は谷口さんで…どんどんくだけてきます。右手さんは「露出狂」からで5作目、「未熟な、ふるんちゅ」は観に行けなかったのですが、その変身ぶりはお見事。大暴れしたとんでもない来店者たちは去り、18:58終演。

普通に、カフェ公演かと思っていましたが、仕掛けというか、イベントというか、自己主張のかたまりたちは、客席の間を抜い、座り込む。楽しくてたまらない1時間でした。

ネタバレBOX

白雪姫は本当にコスプレ好きの方かと思っていました…いや、少しは「?」でしたが、それにしては何気ない顔で座ってるし。

メイドの森さんもスタッフかと思った。やんちゃ度が高い。

谷口さんの普通の主婦とバドミントンの組み合わせが普通すぎて笑う。

右手さんが戸外にその姿をみせると会場内大騒ぎ。

かわづさんはさすがの貫禄とキャラクターのギャップが楽しい。

今日は、店内貸切、コスプレの日でした。

終演後、保科さん自ら当パンを手渡し。キャスト欄をみるとそうそうたるメンバーでした。
時をかける稽古場

時をかける稽古場

Aga-risk Entertainment

サンモールスタジオ(東京都)

2014/06/07 (土) ~ 2014/06/15 (日)公演終了

満足度★★★★

無題1130(14-168)
18:30の回(雨)。12:47受付(整理番号あり)、12:58開場。

下手側の床が手前に、(上部)上手側の梁が上がっている変形会場。客席、右の最前列にベンチシート、他はパイプ椅子席。ホワイトボード、会議室テーブル、そこかしこにデイパック。

13:30客席後方から前説、120分。13:33開演~15:39終演。終演後、台本と「2013版ナイゲン(DVD)」を購入。

珍しく「説明」の通りの内容ですが、面白さは体験しないと伝わらない。

役名=芸名(?)、あだ名..(沈さんは木村さん)...「レティクル@王子(2014/5)」のときはまだご本人か半信半疑でしたが、ちゃんとご本人だったのでほっとする。

ごっついマシーンではなく、どこにでもある「装置」で時間と空間を移動、タイムパラドックスもあっさりとかわし、入り乱れる異時間の自分たち。

ヴァイオリン〜震える影〜

ヴァイオリン〜震える影〜

KARAS

KARAS APPARATUS(東京都)

2014/06/06 (金) ~ 2014/06/11 (水)公演終了

満足度★★★★★

無題1129(14-167)
18:00の回(雨)。17:30会場着、受付、17:57開場、18:05前説、開演~18:57終演、トーク終了19:12。上映回を含めると4回目。

タイトルにあるように「ヴァイオリン」が鳴り響く会場で、今夜は勅使川原さんと伊東さん(昨日までは伊東さんのソロだったそうです)。

庄司紗矢香さんの演奏を含むヴァイオリン曲とお二人のダンス。空気を揺らすヴァイオリンの弦、空間の響きに呼応するダンサーのカラダ、照明。無心になりそうな..その少し手前でとどまり、眼前の明と暗、静と動をカラダと感覚で受け取る1時間でした。

キス・アンド・クライ

キス・アンド・クライ

トツゲキ倶楽部

小劇場 楽園(東京都)

2014/06/04 (水) ~ 2014/06/09 (月)公演終了

満足度★★★★★

無題1128(14-166)
19:00の回(雨)。18:20会場着、受付(トランプカードの整理券)。

いつものように入って右。3作目、前田さん7作目。吉留さんは「荒川、神キラーチューン(2014/4@サンモールスタジオ)」「壺を割った男(2013/2@エコー劇場)を観ました。堀口さんも、遡ってみると「〜if〜(2011/11)@千本桜」「ゾンビとミルルのグルグルしたハナシ(2011/4@ポケット)」。

「キス・アンド・クライ」「今宵あなたに」「プチプチ」の3作。20:50、役者さん紹介、終演。終盤、少しずつ見えてくるものが3作の面白さを深めてきます。

個人的に、1話目はもう少しシーンを絞ってライバルとの関係を深めたら、と思いました。

相当古いけど今でもよく聴く曲が多かった。

もう今ではラジオは聴かないけど、この構図はとても面白い。

アラカルトかと思ったら、絶妙のコース料理だった。

Art at Tokyo Tech 2014 Summer

Art at Tokyo Tech 2014 Summer

東京工業大学

東京工業大学 大岡山キャンパス(東京都)

2014/06/04 (水) ~ 2014/06/04 (水)公演終了

満足度★★★★★

無題1127(14-165)
18:30の回(曇)。18:20会場着、受付(チラシをいただく)、18:06開場。

此処は初めて。円形の会場、周囲の壁は「木」、セッションハウスのグレーとは雰囲気が違います。先月、セッションハウスのダンス公演に行ったとき、伊藤さんから本公演のチラシをいただきました。

18:32挨拶と解説、18:43開演~19:02、休憩、19:14~19:49、~アフタートーク20:21終了。

「1部」たどたどしいなかにも、ひた向きさがみえる学生たちのパフォーマンス。みていて自分の中に淀んでいたものが、洗い流されてゆくような感覚。夢を育てる若者たち。

「2部」7月の公演前。人数も多くなり、それぞれの「東京」が会場を変えることによってどうみえてくるのか楽しみ。

fffffffffffffffffffffff - 生まれて初めて出すフォルテ

fffffffffffffffffffffff - 生まれて初めて出すフォルテ

時々自動

調布市せんがわ劇場(東京都)

2014/05/29 (木) ~ 2014/06/01 (日)公演終了

満足度★★★★★

無題1126(14-164)。
13:00の回(晴、暑)。12:25会場着、受付(チケットレス)、12:31開場。

舞台、楽器が集められ山のよう、照明があたって金色に輝いています。トランペット、サックス、トロンボーン…。

13:06、4人登場、楽器の間にある長いホースのようなものを吹く、国広さんによる前説〜14:21、アンコール14:23終演、アフタートーク14:29〜14:48。

「動物たちの冬(2012/11)」以来で2作目です。ジャンルは「演劇」とありますが、ライヴの間にショート芝居を挟んだ珍妙なパフォーマンス。

廃品回収車(?)によるメンバー募集、ゴムホースの笛、食事の時間、地獄に舞う(煌く)細い糸、上下左右…どっちを向いても音が出る、


鈴木さんは日芸卒…このところ日芸の方(卒業、在校とも)の公演に行く機会がとても多い…し、どれも面白いのです。

当パン裏、今後の予定。岡本さんの次作「ちいさなひまわり」は、「ぱぷりか」旗揚げ公演…その出演者のひとり、阿部さんはKATO企画「寄り添い支える(2014/5/31@絵空箱)」、それ以前にも「THE TRICKTOPS」(2014/3@王子)他2作で観ていて、この作品も予定に入れていました。鈴木さんは「鴎座」の「Viva Death(サラ・ケイン。2013/12@SPACE EDGE)」を観ました。

きれいごと、なきごと、ねごと、

きれいごと、なきごと、ねごと、

Cui?

新宿眼科画廊(東京都)

2014/05/31 (土) ~ 2014/06/04 (水)公演終了

満足度★★★★★

無題1125(14-164)
19:00の回(晴)。18:40会場着、受付、初日に観ていて2回目です。

18:56前説(56分)~20:08終演。物語の進行に追いつこうとする余計な力が抜け、ずっと内容に近づくことができたような気がします。

まず考えなければならないのは始点(原点、起点)がどこにあるのかということで、「今こうだから」という気持ち(しかたがない等)は、現実的な行動指針としては最も重要なものであっても、物語としてはそのことをただ受け入れるだけでは面白くないだろうと...これからいろいろ考えるための素材が多くあったと思います。

すべてが「過剰」な世界、血縁、告白、溺愛、付きまとい、妬み、すべてをため込んでしまう世界。

同じものを(再演ではなく)2回観ることはそう多くはありませんが、観た後、すぐもう一回と思った作品のひとつとなりました。

ところで、「Cui?」は初めてだと思っていましたが、よ~く確認すると、2011/12@バビロン「爽快で豪快に罵倒し合えよ」を観ていました。自分のコメントをみると、当時、やはりお話に着いていけなかったようです(成長してませんね)。その時のメンバー:西村さん、中島さん、スタッフでは櫻内さん、大橋さん、鉄炮塚さん、格清さん...。いいかげんな記憶ですみません。

楽屋

楽屋

ちょくちょく企画

EARTH+GALLERY (住所は下記)(東京都)

2014/05/28 (水) ~ 2014/06/01 (日)公演終了

満足度★★★★★

無題1124(14-163)
17:30の回(晴、猛暑)。17:00受付、開場。前夜に予約フォームから予約するも返信メール届かず。入って右にパイプ椅子席(4列)。舞台は白い壁に囲まれ3ケ所に化粧台と椅子(奥、左右)、三角形、白い家具、ハンガーコート、靴、花、姿見、ターンテーブル(LPはドビュッシー?)、天井から吊り下げられている裸電球。こちらは初めて、此処も初めて。

本作、1回観たことがありまして...そのときは全然合わなかったので、もう観ることはないだろうと思っていました...が、江間さん(妹さんのほう)がスタッフとして参加していらっしゃることを教えていただき、なんとか楽日に観劇。

17:32前説(75分)、17:36開演~18:49終演、当パンには女優A~Dとお名前しかなかったので、終演後j江間さん(妹さん)にお聞きしました。

ちょっと気になったので確認すると奈賀さん「スペインの母A(2013/6@CINEMA BOKAN)」を観ていました。で、なーんと土屋さんは「グッドモーニング・ブルーバード(2011/6@ポケット)」、江間さんのお姉さんは「ゾビンとミルルのグルグルしたハナシ(2011/4)」を観ていました。

土屋さん、8月の予定「蛇を踏む」は矢嶋さんと組んだ作品。その矢嶋さんはcatatsu「ふと来る」@セッションハウス(5/25)に出ていらっしゃいました。

こんなに面白いものだとは...役者さん、演出、会場...それこそ各公演ごと、違ったものが生まれるのかな、なんて感じました。

「鏡と音楽」パリ公演上映会

「鏡と音楽」パリ公演上映会

KARAS

KARAS APPARATUS(東京都)

2014/05/08 (木) ~ 2014/05/31 (土)公演終了

満足度★★★★★

無題1123(14-162)
20:00の回(晴)。空低くかかるやや赤みを帯びた月は、ほとんどを地球の影に蝕され、薄い刃を思わせ、本作で観ることができるであろうものを示しているようでした。

4月に(2回)観た「アップデイトダンス」シリーズ第7弾「鏡と音楽」の映像版です。音楽は別録のようで、ダンサーの息づかい、足音などは聴こえてきませんが、最後、会場では拍手が沸き起こっていました。

実際に作品を此処で体験しているので、感覚を補填しながら観ていました。
伝わってくる「切れ味」は常人ではできないもの。

次回作「震える影」は6/6(月)~11(水)まで。日程未定ですが観に行くことにしています。

きれいごと、なきごと、ねごと、

きれいごと、なきごと、ねごと、

Cui?

新宿眼科画廊(東京都)

2014/05/31 (土) ~ 2014/06/04 (水)公演終了

満足度★★★★★

無題1122(14-161)
14:00の回(晴、夏)。会場は地階のほうで13:35受付(チケットレス)、開場。
手前が客席。

こちらは初めて。

芝村さんは6作目。新田さん、(制作)鉄炮塚さんは先月の「夢の泉と泥寧」、西村さん「ラフレシア」、原田さん、中島さん「ゲンゴロウ」、綾門さんは出演者ではありませんが「キメラガール アンセム/120日間将棋」、トークゲストとしてお名前があった「道成寺(2014/3@青の奇蹟)」のときは同じ日芸の中込さん(鮭スペアレ)のほうに行ってしまいました、すみません。

床は白と黒のパネルが交互に、天井にはA4(たぶん)のガラス窓のような枠、割れたガラス片(石を投げつけられたからか)、電球。短いパターンの電子音楽が繰り返され、14:03前説(65分、映像シーンで目に刺激あり)、14:06ノイズが大きくなり開演~15:11終演。

男1+女3兄弟姉妹、姉と弟...。会話よりモノローグの方が多く、物語というよりはこの世代が生きてゆくことについて語っているように思えます。

所々心情的に理解できないところがあるのは世代が違うからだと思うので、あまり気にはせず、それは作家が「今」感じていて、示したいことなのだろうと意識しながら観ていました。

家族であることの鬱陶しさ、「男」の欲望と弱さ...なぜ男はこのように思慮のな
い生き物で、頼りないのだろう。

できればもう一回観たいなと..※行くことにしました(6/1)。

追記:4年前、横浜黄金町の「ジャック&ベティ」で小野さやか監督作品「アヒルの子」を観た(すでに「ポレポレ東中野」で観ていて2回目)後、懇親会に行きました。そこで出た話題の一つが「生き難くくありませんか?」。

世代が違う10人ほどが思い思いに語るなか、私自身はいい加減な性格であり、いつも「なんとかなるだろう」で済ませてきたのでその後も「これからもなんとかなるだろう」と過ごしてきました。

本作を観てモヤモヤっと感じたのは「生き難いの?」ということだったようです。

特定の個人、不特定の個人、身近にいる個人、を抹消しようという強い動機、白(したしみ)が容易に黒(憎しみ)に変わるのが「今」だというのなら。どうやって行きてゆけばいいのか…関係を絶つ(断つ)…?

LOVE/ワールドラヴ

LOVE/ワールドラヴ

劇団ワールド×ワールド×ワールド

SPACE EDGE(東京都)

2014/05/29 (木) ~ 2014/06/01 (日)公演終了

無題1121(14-160)
19:30の回(晴)。18:50会場着、受付(Islandの津金さんがいらしたのでご挨拶、整理券あり)、19:00開場。

此処は2回目でサラ・ケインの「Viva Death(2013/12)」を観ました。入って左に「へ」の字型の客席、舞台下手、ソファ、用途不明のBOX、上手にはダブルベッド、天井部にはちょうどベッドと同じ大きさの木枠。


こちらは初めて、チラシに描かれているのは宇宙ロケットか...。19:25前説、19:35アニメ声の放送で開演~21:12終演。

重層的な脚本なのか、どのような世界観なのかわからないまま9割方進んでしまい、終盤の急展開にもついていけませんでした。

「15歳未満」お断りとあるのでそれなりのシーンがありますが、どうして必要なのかわからず。詩文的なセリフ、今風のセリフ、声高(絶叫に近い)なセリフが混在。

世界をトリップすること、拒絶し受け入れること...。もう少し、丁寧に展開してもらうとついていけそうな気がしました。

嘘つきアポロジー

嘘つきアポロジー

9-States

OFF OFFシアター(東京都)

2014/05/28 (水) ~ 2014/06/01 (日)公演終了

無題1120(14-159)
19:00の回(晴)。18:17会場着、受付、18:30開場。

「説明」にあるように小さなBARが舞台、下手にカウンター、上手が出入り口。
中央にテーブルと椅子、虫の声が聞こえます。

18:56前説(アナウンス)、19:02開演~20:43終演。

裏の裏は表ではなく裏かもしれない...そんな印象。お話は面白いのですが、各シーンの構成や展開が急角度で行われるので追いつくのに苦労しました。

タバコのシーンあり。後半、少し寒く感じました。

ネタバレBOX

本日(5/29)観たお芝居もそうでしたが、伝わりにくい筋立てになってはいないか、そのあたりが難しいところかもしれません。読書では自分の中で落ち着くまで待つことができますし、映画ならそれこそわかりやすさが一番。お客さんを稽古を重ねた劇団と同等のレベルまで導くのは、役者自身であり、演出家の手腕であり、音響、照明もそのためにあるはずだと思っています。
proof(プルーフ)-証明-

proof(プルーフ)-証明-

風琴工房

SHIBAURA HOUSE 5階(東京都)

2014/05/27 (火) ~ 2014/06/01 (日)公演終了

満足度★★★★★

無題1119(14-158)
19:30の回(曇)。19:00まで1階ロビーで待機、(エレベータが小さいので)5~6人ずつ5階へ。前日届いたメールには「チケットの整理番号順の入場」とありましたが、普通に並んだ順でした(チケットには整理番号らしい数字はあります)。

此処は初めてで、この会場としても「初の演劇公演」。

5階で降り、受付、L字型の客席、舞台はウッドデッキ、夜景。

美術は「てがみ座」も手掛け「第21回 読売演劇大賞最優秀スタッフ賞を受賞した杉山さん。

大きなガラス窓の外には高層ビル群、薄暗くなってくる正面のビル屋上には大型クレーン、芝居が進むにつれ闇に溶け込み、空間は一気に縮み、その闇に抗うようにガラス面に映るのは役者の姿、背中を見せている役者の「もうひとつの顔」が映っているようです(ですのでソワレお薦め)。

清水さん...先月「ニューオーダー(2014/4@楽間)」を観たばかりで、13作目(風琴工房では前作に続いて2作目)」、初めて観たのは「20年安泰(2011/6@水天宮ピット、ジエン社)」。

「XTC」のときも「曇。家。」のときも感じたけど…清水さん…貴女はすごいよ。

今までにない感情のふり幅、ドレス姿も初めて。

清水さんでなかったらまず観に来なかったと思いますが、ぶつかり合う3人の役者さんがいらしたからこそ、海外戯曲が苦手な私でも楽しめたのではないかと思います。病んでいるのか、正気なのか、目の前を見るべきなのか、背後に映る影の方が実体なのか。信じた者からの突き刺さるコトバ、底なし沼に嵌まる恐怖。

19:32前説(アナウンス、120分)、19:35開演、キャサリン登場~21:41終演。李千鶴さんは「11のささやかな嘘(2011/7@みゆき館)」、金丸慎太郎さんは「ハローワーク(2012/2@BONBON)」を観ていました。

小さいけどノイズは何処から出ているのでしょう?

ぴちぴち ちゃぷちゃぷ らんらんらん '14

ぴちぴち ちゃぷちゃぷ らんらんらん '14

日本女子体育大学ダンスプロデュース研究部

アサヒ・アートスクエア(東京都)

2014/05/24 (土) ~ 2014/05/25 (日)公演終了

無題1118(14-157)
14:30の回(晴、風強い)。14:00受付、開場。14:30前説(マイク利用)、14:34開演〜15:10、15:44、休憩、15:55〜16:42終演。

①川村美紀子「乙女のシンボル」。
②上野天志「Je me souviens de toi」。
③鈴木ユキオ「Lay / ered」。

川村さんは、昨年の「NEXTREAM21 in RIKKOUKAI2013(2013/4)」を観ました。

こちらは、2011、2013、2014と3回目ですが、振付家によってこんなに違うものかと思うのでした。

大学生のダンス公演は、数校観に行っていて、年度では作風などあまり変わらない印象です。

好みがあるので、どれも…とはならないものの、変幻自在ぶりに感心。

共演NG

共演NG

劇団フルタ丸

「劇」小劇場(東京都)

2014/05/16 (金) ~ 2014/05/25 (日)公演終了

無題1117(14-156)
19:30の回(晴)。18:45受付、18:59開場。19:25前説(100分)、「N」「G」を示す舞台装置、19:30開演~21:09終演。「ゴールテープ(2011/7)」「うつくしい革命(2012/8)」「匿名家族(2013/5)」「Parallel(2013/11)」、本作で5作目。

2つの世界を対比させ、どうみせるかが面白いところではないかと思っていたのですが、本作、並行するお話自体は普通で、とりたてて意表を突く接点がないまま終わってしまいました。

どうしても前作と比較(するのがよいとも思わないのですが)しながら観てしまいました。チラシのイラストは「水と油」でしょうか。

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