満足度★★★★★
無題1119(14-158)
19:30の回(曇)。19:00まで1階ロビーで待機、(エレベータが小さいので)5~6人ずつ5階へ。前日届いたメールには「チケットの整理番号順の入場」とありましたが、普通に並んだ順でした(チケットには整理番号らしい数字はあります)。
此処は初めてで、この会場としても「初の演劇公演」。
5階で降り、受付、L字型の客席、舞台はウッドデッキ、夜景。
美術は「てがみ座」も手掛け「第21回 読売演劇大賞最優秀スタッフ賞を受賞した杉山さん。
大きなガラス窓の外には高層ビル群、薄暗くなってくる正面のビル屋上には大型クレーン、芝居が進むにつれ闇に溶け込み、空間は一気に縮み、その闇に抗うようにガラス面に映るのは役者の姿、背中を見せている役者の「もうひとつの顔」が映っているようです(ですのでソワレお薦め)。
清水さん...先月「ニューオーダー(2014/4@楽間)」を観たばかりで、13作目(風琴工房では前作に続いて2作目)」、初めて観たのは「20年安泰(2011/6@水天宮ピット、ジエン社)」。
「XTC」のときも「曇。家。」のときも感じたけど…清水さん…貴女はすごいよ。
今までにない感情のふり幅、ドレス姿も初めて。
清水さんでなかったらまず観に来なかったと思いますが、ぶつかり合う3人の役者さんがいらしたからこそ、海外戯曲が苦手な私でも楽しめたのではないかと思います。病んでいるのか、正気なのか、目の前を見るべきなのか、背後に映る影の方が実体なのか。信じた者からの突き刺さるコトバ、底なし沼に嵌まる恐怖。
19:32前説(アナウンス、120分)、19:35開演、キャサリン登場~21:41終演。李千鶴さんは「11のささやかな嘘(2011/7@みゆき館)」、金丸慎太郎さんは「ハローワーク(2012/2@BONBON)」を観ていました。
小さいけどノイズは何処から出ているのでしょう?