proof(プルーフ)-証明- 公演情報 proof(プルーフ)-証明-」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 4.2
1-6件 / 6件中
  • 満足度★★★★★

    この作品は、ここで観て正解?
    このところ、ちょっと変わった箱にこだわり?このストーリーは、この箱がベストに思えてきた...楽しめました。

  • 満足度★★★★

    凝縮された面白さだった!
    ある数学者のお話。
    一風変わった小屋での上演で、セットもガラス張りもオシャレ。力量のある役者さんたちなので魅力的に映る。2方向から観れることや、それぞれの背負っているものや気持ちのやり取りは楽しい。
    尺が少し長いのと、キャサリンの心情をもう少し分かりやすいともっと見やすかったかなと思いました。昼間はかなり熱そう。
    こういった戯曲は面白いし、もっと展開していって欲しいです。

  • 満足度★★★

    借景の効果
    ガラス張りのビルでの公演。
    わたしはマチネでしたが、
    ソワレでは全く違う感じになるんだろうなと思いました。

    翻訳モノの言葉のチョイスの違和感はやはり好きにはなれません。
    が、この作品は他の訳、演出も観てみたかったです。

    キャサリンが外人の子どものようで
    すごくキュートでした。

  • 満足度★★★★

    借景(夜)の効果
    詩森ろば版「proof」は、私が今までに観た「proof」の中で一番スっと腑に落ちたラストシーンでした。

    ネタバレBOX

    ガウスに発見されたソフィー・ジェルマンのエピソードが、そのままハルとキャサリンに当てはまり、性差を超えて「美しい数学」に向き合う人類を見せてくださいました。
    現代日本の夜景をバックに2人がシルエットになり、1990年代のお話が現在、未来へとつながっている(同時に起こっている)ように思わせてくれました。

    1700年代のフランスで家にこもって孤独に研究をしていた女性のエピソードが、ちゃんと生かされた演出だったと思います。
  • 満足度★★★★

    素数の証明
    面白い。130分。

    ネタバレBOX

    シカゴ。偉大な数学者・ロバート(佐藤誓)が狂った末に死ぬ。父の面倒をみるため、青春を捧げた娘のキャサリン(清水穂奈美)は色々な喪失感を抱え、姉・クレア(李千鶴)の同居の話に反発する。葬儀の日、キャサリンとロバートの弟子・ハル(金丸慎太郎)は結ばれキャサリンの表情も明るくなる。キャサリンから、世紀の数学的証明が記されたノートをみせられたハルは、ロバートの偉大さを再度讃えるが、キャサリンはそれは自分が書いたものだと言い張る…。

    父から数学者としての才能を引き継いだにも関わらず、姉がNYに転居してしまったゆえ、父の面倒を見続けるため碌に大学もいけなかったキャサリンの鬱憤が爆発する中盤。好きじゃないクレア(数学も碌に知らない)から疑われ、好きなハルにも疑われ、それでも自分の証明だと激昂するキャサリンの、理解されないもどかしさとか寂しさとかプライドが胸を打つ。
    父が狂ってしまったシーンも挿入しハルたちが数日で検証を試みたことから、キャサリンの証明であることに信憑性が出てきたところで幕。

    父の面倒をみつつ書いたその証明は、孤独なキャサリンの存在(意義)の証明のようなもので、その存在に光が射し始めるといった話。証明することで世界(他人)に認められる人間の孤独と再生を描いたようにみえた。
  • 満足度★★★★★

    無題1119(14-158)
    19:30の回(曇)。19:00まで1階ロビーで待機、(エレベータが小さいので)5~6人ずつ5階へ。前日届いたメールには「チケットの整理番号順の入場」とありましたが、普通に並んだ順でした(チケットには整理番号らしい数字はあります)。

    此処は初めてで、この会場としても「初の演劇公演」。

    5階で降り、受付、L字型の客席、舞台はウッドデッキ、夜景。

    美術は「てがみ座」も手掛け「第21回 読売演劇大賞最優秀スタッフ賞を受賞した杉山さん。

    大きなガラス窓の外には高層ビル群、薄暗くなってくる正面のビル屋上には大型クレーン、芝居が進むにつれ闇に溶け込み、空間は一気に縮み、その闇に抗うようにガラス面に映るのは役者の姿、背中を見せている役者の「もうひとつの顔」が映っているようです(ですのでソワレお薦め)。

    清水さん...先月「ニューオーダー(2014/4@楽間)」を観たばかりで、13作目(風琴工房では前作に続いて2作目)」、初めて観たのは「20年安泰(2011/6@水天宮ピット、ジエン社)」。

    「XTC」のときも「曇。家。」のときも感じたけど…清水さん…貴女はすごいよ。

    今までにない感情のふり幅、ドレス姿も初めて。

    清水さんでなかったらまず観に来なかったと思いますが、ぶつかり合う3人の役者さんがいらしたからこそ、海外戯曲が苦手な私でも楽しめたのではないかと思います。病んでいるのか、正気なのか、目の前を見るべきなのか、背後に映る影の方が実体なのか。信じた者からの突き刺さるコトバ、底なし沼に嵌まる恐怖。

    19:32前説(アナウンス、120分)、19:35開演、キャサリン登場~21:41終演。李千鶴さんは「11のささやかな嘘(2011/7@みゆき館)」、金丸慎太郎さんは「ハローワーク(2012/2@BONBON)」を観ていました。

    小さいけどノイズは何処から出ているのでしょう?

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