miss_youの観てきた!クチコミ一覧

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★★JOURNEY JOURNEY★★

★★JOURNEY JOURNEY★★

ダンスワークス

昭和女子大学 人見記念講堂(東京都)

2014/07/19 (土) ~ 2014/07/20 (日)公演終了

満足度★★★★★

無題1176(14-224)
12:30の回(晴)。9:20会場着、昨年よりちょっと早めに着きました。今年もオープンキャンパス中でたくさんの親子が構内へ入っていきます。この時間で並んでいるのは約10名...チケットには「開演2時間前」から整理券配布と記載ありましたが、「開場2時間前」でした。チケット1枚に整理券1枚、31番。振りかえると40人位の列。

開場15分前にロビー開場、12:00指定席+10番ずつ入場、中央付近が「指定席」、やや後方に「招待席」、あとは自由席で前方から埋まります。家族、友人関係が多く、開演まで大賑わい。

今年で3回目、12:30開演のブザー、12:34~13:38で12組、休憩、13:57~14:58で10組、計22組とFINAL。ベース音で座席がピピる音量、煌びやかな照明、客席からの声援、タップやバレエ、小学生の子、ベテランも...幅広い演目が途切れることなく続く、夏の大イベント。FINAL後、舞台から客席を駆け抜け退場するダンサーはあどけない表情、ともだちを見つけ手を振り満面の笑み、ロビーは人でいっぱい。また来年も観たいものです。

ちいさなひまわり

ちいさなひまわり

ぱぷりか

新宿ゴールデン街劇場(東京都)

2014/07/18 (金) ~ 2014/07/21 (月)公演終了

満足度★★★★

無題1175(14-223)
14:00の回(曇)。13:32受付、開場。

木製の椅子が3つ、じょうろ、天井から鉢植え(逆さまに)。

15:36前説(飲み物可、60分)、14:02開演..オレンジの傘、「あめふり(北原白秋)」..、強い雨、セミの声、~15:02終演。

ENBUの公演は何回か観たことがあり、阿部さんは「昼下りの岸田(2013/7@王子)」の卒業公演が初めてで、本作が5作目。岡本さんは時々自動の「生れて初めて出すフォルテ(2014/6@せんがわ)」からで2作目ですが、ミュージシャンと役者なのでずいぶん違った印象。岡さん、前田さんは初めて。

とても繊細な雰囲気を持っていて、この世代の女性らしいものなんだろうな、と思いました。特に岡さん(さく役)の存在が異質というか異色で好印象。

白地に水色が点在する背景、ライトが当たると淡い影をつくっているのが雨上がりの空を思わせてくれました。

終盤、倒れたとき(2回目)、作家はどちらを選択するのだろう、と思って観ていました...終わってしまうのか...続けるのか。再生..この結末でよかったと(個人的に)思うのでした。

空騒ぎ

空騒ぎ

獣の仕業

千本桜ホール(東京都)

2014/07/19 (土) ~ 2014/07/20 (日)公演終了

満足度★★★★★

無題1174(14-222)
19:30の回(曇)。19:00受付、19:28前説(80〜85分)、19:32開演〜20:54終演。

「せかいで〜(2012/3@ブラッツ)」からで5作目、「オセロ(2012/9@APOC)」に続いてのシェイクスピア作品。

舞台上、出ずっぱりの8人、普通に立っているだけなら普通の人たち。「獣の仕業」の過去作品から想像しようとしても「喜劇」の2文字は答えとしては出てきませんでしたが、先日、「マクベス」を素材にした作品や「鮭スペアレ」の「弱法師」…利賀演劇人コンクール出演作…の公開稽古、を観たこと。原作を(端折りながらも)通読したこと。いろんなことが影響しているのでしょう、とても個性的、動的な作品に仕上がっていたと思いました。

取り急ぎ。

おむすび

おむすび

劇団サミシガリヤ

シアター711(東京都)

2014/07/17 (木) ~ 2014/07/22 (火)公演終了

満足度★★★★★

無題1173(14-221)
19:30の回(小雨)。18:50受付(受付順に整理番号)、19:00開場。

舞台にはカーテン、どんなセットなのでしょう。BGMに「だんご3兄弟」がかかり、調べてみると1999年1月に発表されたそうで、懐かしい。

19:20/19:27前説(105分)。19:32開演~21:14終演。4作目になりました。

「おむすび」「おにぎり」。温かくても冷えてもおいしいのは作り手の心がこめられているから。今夜のサミシガリヤのお話は羽座さん、役者さん、スタッフのみなさんが握ってくれたのではないかと思えるほどの優しさに満ち溢れた作品でした。

笑いと哀しみ、親子、兄弟姉妹、恋人...それぞれが寄り添いながら物語が織られていきます。

終演後「ノミの心臓(DVD)」を購入。この作品が初めてだった森山さん...その後も出演作を観に行って「石橋さま~」で4作になりました。

「弱法師」公開稽古

「弱法師」公開稽古

鮭スペアレ

文化交流ひろば(東京都)

2014/07/17 (木) ~ 2014/07/17 (木)公演終了

満足度★★★★★

無題1172(14-220)
中込さま、本日は貴重な機会、ありがとうございました。少しコメントします。

19:30の回(曇)。19:20会場着、19:35開場、靴を脱いで奥の椅子へ、稽古中です。

こちらは「かあいい日本~(2014/2@LE DECO)」が初めてで、本公演はまだ1回だけです。

昨年も出演した「利賀演劇人コンクールの本番(7/21)」を目前にしての公開稽古です。正式な日程がなかなか発表にならず、できるだけ予定を空けて待っていました。

会場は光が丘駅から10分弱の旧光が丘第五小学校の3階。通し稽古は20:00~20:58。珍しく予習をしてきました(戯曲そのものは読んでいません)が、三島作品は一つも読んだことはなく(1冊だけ「美しい星」文庫をSF小説らしいということで持っていますが未読)、勉強不足でありました。

それでも演出は想像を超えたものであり、そのためでしょうか予習しながら物語について考えていたこととはまったく違ったものを感じました。

育ての親か産みの親か、ちょうど最高裁の判決がありましたし、両親...という点では先日観た「朗読劇「8 -エイト-」、同性婚の裁判劇(演出は鳥公演の西尾さん)などを思い出しました。

5歳の子供の目に焼き付いた「炎」、聴こえる「阿鼻叫喚」、目を閉じても閉じなくても、常に暗闇の中で見続けるその時のことから解放されるエンディング..そんな印象でした。

※利賀には行けませんが、次の公演...またみに行きます。

ネタバレBOX

本番と役者、奏者の位置が同じだとして。桜間と俊徳は「縦」で、桜間の方が高い位置。両方の親は「横」で俊徳より低い位置(「虫けら」なんだから、床を這うのは当然、世俗のしがらみから抜け出すことなどできない、というようにみえる)。

親は俊徳をまともに見ない…視線を合わせず、そこに心情のつながりはなく、いいなり、自虐的な行為により「親」であることを世間に主張することにただただ執着。

桜間…法廷を一睨した後はずっと俊徳を見続ける。物語の頂点に位置し、これから何が起こるかすら知っている(ようにみえる)。

俊徳の表情は苦悩に歪むが親は見も聞きもせず、桜間だけが後ろから黙って見続けている。

最後に横たわっているのは暗闇の中に閉じ込められた5歳の俊徳なんだろうか、と思う。すでに死んでいた、ということならば20歳の俊徳はどうなるのか、再生するのか。

奏者は目の部分を覆い、両親は仮面を着ける。桜間と俊徳だけが正面から視線を合わせ語り合ったのかな…

ざっと、そんな印象でした。
愛、あるいは哀、それは相。※無事公演終了致しました。ありがとうございました!

愛、あるいは哀、それは相。※無事公演終了致しました。ありがとうございました!

TOKYOハンバーグ

サンモールスタジオ(東京都)

2014/07/16 (水) ~ 2014/07/23 (水)公演終了

満足度★★★★★

無題1171(14-219)
14:30の回(晴)。13:30受付、14:02開場。

会場を八幡山(2012/3)から新宿御苑に移しての再演。劇団として再演は過去にもありました…私が「TOKYOハンバーグ」を初めて観たのが「髪結う時」の再演で(2011/5@千本桜)、確認すると本作で真帆役の新妻さんが出ていらっしゃいました。小川さん、光藤さんはその次の「百光年の詩」で。B.LET'Sのお二人、土田さん、永島さんは「春の遭難者(2014/2@「劇」)」「箱の中の4人(2014/5@LE DECO」。

公開ゲネプロです。客入れのときにBGMなし、14:14/14:25前説、S.E.何かが迫り来る…。

14:30開演〜16:25終演。初演時とはメンバーが異なりますが、コーヒーの香り、ほんのりと射した照明の先にあるカウンターや椅子が沈黙によって語りかけてくるような余韻が会場を後にしてもずっと続いているような気がします。

夏帆役の光藤さん、初演のときはまだ幼さの方が勝っていたという印象ですが、本作(役柄上)では、より大人に近づいているように感じました。

三姉妹が見つめ続けるその先…それは遠く離れた故郷であり、また、これからの何年〜何十年なんだろうと思うのでした。

アンケートより:
夏になると冷房が効きすぎる会場が多いのですが、半袖・薄着だとちょっと寒かったのではないかと思います。

ネタバレBOX

雑記です

下手、お店の入り口(ドア)が少し開きぎみ?

甲本と姉妹との関係をもう少し広げ、掘り下げても良かったのではないか…初演から2年、震災から4年経っているので…部分的な改定があっても、という気もしました。

LEGS

LEGS

SPINNIN RONIN

座・高円寺2(東京都)

2014/07/14 (月) ~ 2014/07/15 (火)公演終了

満足度★★★★★

無題1170(14-218)
20:00の回(曇)。予定を繰上げ、19:05受付開始。予約完了のメールの日にちが違っていたので問い合わせ返信するも、回答なしだったので、その旨受付で説明、本日に変更。

19:17、開場19:40、開演20:05に変更との説明。

20:00前説、20:07開演〜21:17終演。

こちらは「SKY RUNNER(2012/11@d)」以来で2作目。圧倒的なパワーと演技、音楽、照明、ダンサーの顔、肩、背中に光る汗、鳴り響く床、場内に拡がる笑い、これは凄いものを観ました。

魔女たちのエチュード

魔女たちのエチュード

ライト・トラップ

パフォーミングギャラリー&カフェ『絵空箱』(東京都)

2014/07/12 (土) ~ 2014/07/13 (日)公演終了

無題1169(14-217)
15:00の回(猛暑)。14:20会場着で受付開始を待っていると声をかけられ、外は暑いのでまずは中へ、と(親切!)。

入って右側に舞台、カウンター側に椅子席、1-3列は平地、3-4列で段差。

14:52前説(60分〜休憩10分〜40分)。15:04開演、赤いパジャマ(男用?)の女性が5人〜16:08、16:18〜17:01終演。

神話上の女5人(洋3+和2)、「魔女とのインタビュー」とあるように、(自己紹介+物語の組み合わせ)×5。

以前、別の公演でも感じたことですが、場所によってはかなり寒い。お話は…あまり魔女っぽくなく、最後のエピソードは、夏、終戦、らしいものでした。

売り言葉

売り言葉

劇団TANTOO

足立区扇2-26-41扇ビルB1(東京都)

2014/07/12 (土) ~ 2014/07/15 (火)公演終了

満足度★★★★

無題1168(14-216)
14:00の回(晴)。

早めに着いたので周辺を、と思いましたが時間をつぶす場所はありませんでした。「舎人ライナー」「扇大橋」は初めて。

チラシには15分前開場とありましたが、予約が遅かったので(当日券扱い?)、13:56中へ(チケットレス)。

入って右が客席、椅子+クッション3列。舞台、ありました自転車(黄)。木製の屏風が左右に。上手、イーゼル、パレット、花、「荒涼たる帰宅」の一文が書かれたボード(文字は緑)。14:04開演〜15:34終演。

この演目を観るのは2回目(2012/1)。当パンに「智恵子の年譜」。以前観た内容は結構忘れていて、比較などできませんが、智恵子の病気と晩年の生活のことは「年譜」にも記載があり、思い出しながら感じるものが戻ってくるのでした。

そういえば、好きな作家、尾崎翠も晩年は不遇でしたし、てがみ座で観た「空のハモニカ」…金子みすゞは、病気と自殺。

悪い森

悪い森

お布団

サブテレニアン(東京都)

2014/07/10 (木) ~ 2014/07/13 (日)公演終了

無題1167(14-215)
17:00の回(曇)。16:30受付、開場。入って右に客席。左に、パイプ椅子(背もたれに役名)、役者は床に横たわり、スマホ。

こちらは初めてですが「Cui?」「のーたりん様」で観た役者さんも。

素材は「マクベス」ですが、すみませんピンときませんでした。本格的な「マクベス」は観たことがなく「劇団わらく」「ClubC」の作品を観たことがあるだけ(原作は読みました)にしてもあらすじを追っている部分は何を狙っているのかがわかりませんでした...

終わってみると原作にはない(終盤の)部分からの展開をメインに構成したら面白かったのではないかと思いました。

客入時に役者が舞台にいる...というのは学生さんの公演に多い気がしますが、だからどうなのかこれもよくわかりませんでした。

普通の衣装で、今風の会話でシェイクスピアができないとは思いませんが、シェイクスピアでなければならなかったものは何だったのでしょう?

魔女は一人(原作は3人)しか出てきませんが、終わりの方では相手が複数いるというセリフになっていたけど。

ネタバレBOX

魔女の予言が実は完璧ではなく、続きがあるという設定(対抗馬は殺し屋)は面白くなりそう。

ただ、キャラクター設定(演出)が、王や闘士っぽくないのでなかなかイメージできませんでした。

もっとシェイクスピアから離れた方が良かったかも。

突出したキャラクターが不在(であるように感じました)なので、物語に起伏が足りないのと、焦点を予言に絞って筋道をわかりやすくする、スピード感を出す等、いろいろできたのではないかと思いました。

ただ、この劇団が目指しているのはどうもそうではないような気もするので、もしかすると的外れな感想だったかも…
朗読劇「8 -エイト-」

朗読劇「8 -エイト-」

「8 -エイト-」実行委員会

アツコバルー arts drinks talk(東京都)

2014/07/11 (金) ~ 2014/07/13 (日)公演終了

無題1166(14-214)
19:00の回(やや曇)。18:30まで1F(Bunkamura側)エレベータ前で待機(案内板あり)。当日券の方も並んでいらっしゃいます。此処の地下は「サラヴァ東京」ですね。

時間になり5Fへ、靴を脱ぎ渡されたビニール袋へ。会場は思ったより広く、奥が客席、桟敷、ビール(アサヒ)ケース、パイプ椅子+各クッションの3列。

TVモニターが3台(「8」が映っています)、中央、ビールケース席に座ります。

左右に演者用らしき箱(椅子)、その後方に、椅子、三味線、ピアニカ...。赤く細いラインが四角く床を囲んでいて、この外側も役者が通ります、という説明。天井をみると霜状のものが吹き付けられたような仕上がり。

お客さんはどんどん入ってきて、客席右端は立ち見のようです。1列30人位座っていたでしょうか、とても多いです。

19:05前説(95分)~20:42終演、客席正面の壁が開かれるとバーカウンター(ドリンク注文可)、アフタートーク20:49~21:21。

「観たい!」にも書きましたように、西尾さん演出、遠藤さんが出ていらっしゃるので観に来ました。

根本さん「醜い蛙ノ子(2011/5@BONBON)」、呉城さん「カナヅチ女、夜泳ぐ(2012/7@王子)」、葉丸さんは「柿喰う客」で数作。

法廷劇なれどシリアスな情景展開にはならず、傍聴席、休廷、TVのキャンペーン(?)映像と通訳、なぜか歌。

流れはそうなるであろう方向に(現実面でも)動きました。

法廷が、それぞれの雑談で聞き取れないほどであったり、ヒソヒソ話であったり...面白い演出でしたが、全体がぼんやりしてしまったような印象です。

ネタバレBOX

同性婚、性同一性障害、有性生殖/無性生殖、染色体、不妊治療、堕胎、間引き、(文化/歴史)いろいろあると思いますが、ドキュメンタリー性が薄いせいか、本作の背景、関連事象にさらに触れてみようという動機づけには至りませんでした(個人的にできることは、関連書籍を手にするくらいですが、前述のキーワードについてはそのようにしています)。
新作『7月の夜』/再演『空時計サナトリウム』

新作『7月の夜』/再演『空時計サナトリウム』

KARAS

シアターX(東京都)

2014/07/09 (水) ~ 2014/07/13 (日)公演終了

満足度★★★★★

無題1165(14-213) 「7月の夜」
20:00の回(雨、強風)、19:30受付、19:45開場、20:05開演~21:12終演。

荻窪のスタジオ以外で観るのは初めてです。開演前は、全体に暗いのでどのような舞台になっているのか見えません。

始まってみると...非常にゆっくりとした動きが中心で、舞台全体から受けたイメージは「エイリアン」の巨大な宇宙船の内部、地底深い暗黒の渓谷...異世界...2体の生物が蠢く暗黒の世界。

ネタバレBOX

大きな黒い布が幾層も垂れ、奥行きを強く感じます。照明の位置によって全体の印象も移ろい、ヒトではない「何か」がそこにいて...弱っているのか、闘っているのか.生存について.強烈なものが漂ってきます。
新作『7月の夜』/再演『空時計サナトリウム』

新作『7月の夜』/再演『空時計サナトリウム』

KARAS

シアターX(東京都)

2014/07/09 (水) ~ 2014/07/13 (日)公演終了

満足度★★★★★

無題1164(14-212) 「空時計サナトリウム」
20:00の回(雨→曇)。19:30受付(予約時の整理番号)、19:45開場、20:03前説、20:04開演~21:02終演。

開演前、舞台上、暗くてほとんど見えませんが,正面の壁、左右に正方形の照明があたり、鼓動のように時を刻んでいます。

男の独白とダンサーの鬼気迫る動き。

ポーランドの作家シュルツの作品...だそうで、先日、同じこの会場でポーランドのカンパニー「Amareya Theatre」の「Nomadic Woman」を観たのが偶然ではないように思えます。

ネタバレBOX

天井から吊られた棒状の照明(列車のつり革)が左右に揺れ、座っている者のカラダもわずかに揺れる。

男の声が響き、ダンサーはその声に導かれているかのように動く。

演劇的なシーン、ダンスのシーン、心理的な情景が照明の変化とともに客席に伝わってきます...列車の中、黒い森、病室のベッド、会場全体がサナトリウムの様を呈し、星空であったり怯えた心であったり、驚異的。

ひとりの看護婦(白)を除いて、全員黒い衣装(伊東さんは黒い手袋まで)、、黒いマスク、周囲の壁にもダンサーの黒い影が映り、一人が数人にも見えます。
「みんなのうた」

「みんなのうた」

美しい呼吸

LIFT(東京都)

2014/07/09 (水) ~ 2014/07/13 (日)公演終了

満足度★★★★

無題1163(14-211)
14:00の回(猛暑)。1階で13:30受付、ふたり...開場(地下へ)...3人。床を抜いた設定。此処は「十七戦地」で2回、日芸組で1回、本作で4回目。

中島さん「ゲンゴロウ(2014/2@pit)」「きれいごと~(2014/5@眼科)」、西村さん「ラフレシア(2013/10@明石)」「きれいごと~」、篠原さん「小宇宙(2013/12@SENTIO)」「月を泳ぐ魚(2014/3@此処)」、左藤さんは「夢の泉と泥濘(2014/4@pit)」...芝村さんはたぶん7作目。

先日、「劇団Q市街」の公演を観てきました。主宰の前田さん、こちらの左藤さんも出ていらした公演。そのお二人がそれぞれ旗揚げ公演。

横長の舞台、入って奥の壁際に椅子席、若い男女、「法則」によって定められた動きをする天体が溶け合ったようなお話。

コントラバスはカーテンを外してオープンな状態で演奏した方が会場としても効果があるのではないかと思います。よく観に行く舞踏(開座)の公演ではコントラバスがノイズをまき散らしています。

星の物語と、男女の物語。マチネだったので会場が明るい、夜だったらまた印象が違っていたのでしょう。地球、月、彗星、太陽…女の子、ワイルドになれない男、二面性を持った女性、散歩が好きな子…。

星空の神話と日常の想いとが重なっているように見えましたが、なかなか整理できず、苦戦。地球と月とは兄妹みたいな関係ではなかったか…で、毎年遠ざかっていると。

明るいので、宇宙空間を想像し難い。丸い敷物は「月」で、彗星のシルエットは「(尾)箒状」にみえるけど、地球は水の惑星ではなさそうだし、雰囲気作りは大切だと思う。

もっとメルヘン色を強めるとか、彗星が地球に惹かれ、初めて自分の意思で軌道を変えてしまうとか(地球上の恋人たちは夜空を見上げて…これじゃSFですね)、かぐやは月の裏側に生命の起源(モノリスでもいい)を発見するとか、白い衣装の女性は実は「ダークマター」だったとか。勝手なこと言ってすみません。

『雅愛流図(ガールズ)』

『雅愛流図(ガールズ)』

ダンスマルシェ

北沢タウンホール(北沢区民会館)(東京都)

2014/07/09 (水) ~ 2014/07/10 (木)公演終了

無題1162(14-210)
19:30の回(雨→曇)。18:00受付開始、18:35会場着、ロビー開場、19:01開場。

下手、ピアノ。中央、手前に傾斜したテーブル(2つつないで)。奥、天井まで白いスクリーン)。

池上さんは「羽音(2011/7@このホール)」「ベルタ(2013/11@六本木)」(どちらもYou Tubeあり)、と3作目です。

ピアノ&アコーディオン+劇+ダンス、19:30前説(70分)、19:35開演~20:46終演。

ダンス色は薄いのではないかと感じました。

太子堂のサーカス【公演終わりました。ご来場、ご声援ありがとうございました!】

太子堂のサーカス【公演終わりました。ご来場、ご声援ありがとうございました!】

タテヨコ企画

sancha teatretto(東京都)

2014/07/03 (木) ~ 2014/07/13 (日)公演終了

満足度★★★★★

無題1161(14-209)
20:00の回(曇)。こけら落とし公演だそうで、室内はピカピカ。三軒茶屋から少し歩きますが茶沢通りを外れると普通の住宅街…暗い。会場の近くにスタッフの方、右に曲がってすぐ。

19:35会場着、受付(チケットレス、座席は予め指定されています)。やや変形の横長ワンルームという雰囲気、床はフローリングで入口に向かってコの字の座席(主にパイプ椅子+座布団)。入口の重そうなガラスドアは防音になっているようで、開演までは騒いでも可とのこと。入口横に受付、脚立やデイパック。

19:47前説(横田さん、60分)、18:55上手のドアが開き(階段が見える)、女性が1人、麦茶、雑誌「東京大改造マップ2020」を読む、20:03受付撤去、開演の挨拶、女は電話をする〜21:01終演。

舘さん「想稿 銀河鉄道の夜(2014/4@アゴラ)」、久行さん「スペインのA(2013/6@BOKAN)」、郷本さん「テノヒラサイズの人生大車輪2011(2011/9@南大塚)」。

「説明」にあるように、女、「探検隊」の仲間(婚約している二人)、会社の同僚、ちょっと広すぎる家、なんということもない会話、幼い頃の記憶、サーカスの象、妹の登場で流れが変わり、揺れ動く心と真直ぐな想いとが触れ合うまでのお話でした。

戸外も使った演出、遠くから聞こえるサーカスの音楽、不安を抱えて過ごしてきた女性像が印象的でした。

ネタバレBOX

コップを倒したのは演出かハプニングか…受付で使っていたテーブルでいいので、その上に置けばいいのになぁと、ずっと思っていました。
星の結び目

星の結び目

青☆組

吉祥寺シアター(東京都)

2014/07/04 (金) ~ 2014/07/09 (水)公演終了

満足度★★★★★

無題1160(14-208)
19:30の回(曇)。18:35会場着、受付(全席指定)。青☆組は4作目、吉田さんは「Butterflies〜」を2バージョン(2013/2…こちらでは渋谷さん、吉田さん&11)。

広い会場でどうだろうかと思っていましたが、縦と横とを組み合わせたセットでした。左右いっぱいに廊下、手前/奥に段差。上手客席寄りに白い大きな円台。その奥に木戸のようなもの、天井からは数本、布上のものや灯りが垂れています。静謐、厳かな佇まい。オリジナルTシャツを着て誘導をする女性は吉田さんでした。

19:26女性が舞台へ、掃除を始める…19:31前説(130分、いつものように優しい語り)、19:36まだ受付待ちの方がいらしゃるそうで、やや押し、鳥の声〜21:49終演(ダブルコール)。アフタートーク21:53〜22:14。1階へ下りると、物販は終わっていたのでしょうか…。

アフタートーク中、客席で大きな声で話をしている方がいて、これじゃ聞こえないな〜と思った時、最前列の方がお二人、同時に、振り向いて注意…その会話の主は関係者の方でした…(ーー;)

縦横、視覚的に仕切られた空間と照明の組み合わせがとてもよく、果てしなく続く奥行きだったり、たった一人の空間であったりと自在に変化。白い紙を張った円台が積もった雪のようにも見え、灯りの濃淡が垂れている布の色合いすら変えてゆくのでした。

時代と、戦争と、没落、父と母、闇市、アジア、梅、紫陽花…そして星と氷。回想シーンや時間の循環が巧み。

多根さんは、てがみ座「地を渡る舟(2013/11)」で観ていました。

第11回シアターX(カイ)国際舞台芸術祭

第11回シアターX(カイ)国際舞台芸術祭

シアターX(カイ)

シアターX(東京都)

2014/06/14 (土) ~ 2014/07/06 (日)公演終了

満足度★★★★

無題1159(14-207)
14:30の回(曇)。14:00受付、その少し前に着いたのですが、屋外で何やらパフォーマンス…数人の男女が牛歩…長い時間をかけて建物の2階へ。

14:21開場。ドアをくぐると立っている。また、舞台にも人がいて、じっとしている。上手のセットはキーボード?

正面スクリーンに魚をさばいている映像。入口で手渡された資料「ルイーズ・フォンテンの物語」に目を通す。風琴工房の「国語の時間(2013/2)」も強制的に「ことば」を学ばされた人たちのお話でした。

14:32下手より一人の女性が舞台へ、演台のようなものの前で映像と同じ動作、続いて髪を切られる者、バリカンで刈り上げられる…丸刈り、衣服を剥ぎ取られるのは「強制」を現しているのではないだろうか、そして半裸でじっと立たされるだけ。

そして女性は語る。

奥に位置する者はナイフでヴァイオリンを弾き、音楽を奏でないヴァイオリンは床に叩きつけられ砕け散る。

手前に座っていた唯一の少女はバケツを持っていて、中には数匹の魚。女性は魚をさばき、切り落とされた頭は台の上に置かれ、瞬きしない丸い死んだ「眼」は客席に向いているが何も見ていない。

歩行器、杖、台車に捕まりながら客席から舞台へ上がる者たち。

床に倒れたままマイクに語り続ける者。

下手奥、何十本と吊らされたナイフの下で動く者。

映像はどこまでも続く家の様子を単調に映し、アコーデオンを抱えた全裸の者はノイズを発しながら客席までやってくる。

15:17終演、20分の休憩。

15:36「今日のニュースです」で開演〜15:52終演。

今日は、ここに出ている大石さんを観にやって来ました。「ClubC」解散(2013/9)後、振付作品や客演作を観ましたが、フルダンス公演は久しぶり。「ClubC」ではお揃いの衣装をつけていて、本公演は普段着(ネクタイ着用もあり)+古事記らしい衣、で新鮮。終演後、ちょっとご挨拶。

劇中、「ふげん」「もんじゅ」の語源に触れ「普賢、文殊という菩薩」であることを知る。

最後は清水さん。ゆったりとした動きと縦に流れるような白い衣装。帽子をアクセントにしたり、和太鼓の音でしょうか。「木咲耶姫花」。「コノハナサクヤヒメ」は開座の公演名で何度か目にしていて、以前「祭氏」の公演(2013/2&ST)で古事記を題材にした時、少し読んだのですが、すっかり忘れていました。16:04終演。

その後、ロビーで座談会。質問というよりは、ご自身の感想を述べる方が多く、ちょっと残念。通訳の方は頑張っていました。

ポーランド広報センターのサイトに行って「シアターアマレヤ」の映像を観ました(YouTubeには他にも映像あり)。「ポーランドについて」の「文学」に「スタニフワフ・レム」の名前(解説はない)。「ソラリス」ポーランド語原典からの翻訳を買ったのは2004/9なのに…未読(ハヤカワの文庫は読んでます)。

8/2から「イーダ」の上映が始まるので観たいなと思うけど…上映館が少ない。

評価ですが、個々のパフォーマンスはとても良かった思うものの、この日の3つの組み合わせが(個人的に)しっくりこないので、全体としての評価にしました。

ちょっとそこに座りなさい

ちょっとそこに座りなさい

劇団Q市街

北池袋 新生館シアター(東京都)

2014/07/04 (金) ~ 2014/07/06 (日)公演終了

満足度★★★★★

無題1158(14-206)
13:00の回(曇)。12:31受付、開場。舞台手前にパイプ椅子が2脚。前田さん率いる劇団の旗揚げ公演。前田さんは役者さんとして4月に「生活図鑑」の公演を観ています(が、はっきりとお顔を覚えていなくてごめんなさい)。役者さん、2年生の舞台だそうで日芸の層の厚さを感じます。

帰ってからブログをみると前田さん、小倉さん..神奈川総合高校ということはttuの山田さんやダンサーの木村さん...と同じですね。

13:00前説(アナウンス、90分)、13:06開演~14:45終演。

ちゃんと「説明」にある通りの物語。お話の構成がよくできていて「二人」の共通の友人(2)、ナオコの父(1)、半井の姉(1)と均等に配し、それぞれの似たような事情が「どっちもどっち」の微妙な力関係を保っていたのではないかと思いました。辻内さんが(個人的にですが)滅法巧く、表情、目線、カラダの動きもよかったと思います。

劇中のフライヤーのひとつは「マニラ瑞穂記」かな?赤い「瑞」の文字が見えたような..

ただ、やはり私も隣人の表現にひっかかるものを感じました。何気ない言い回しになっていますが、このシーンが必要だとは思えませんでした。

当パンによると豊島さんのダンス公演...府中の森では日女の卒業公演を観たことがあり日程があえば行ってみたいと思います。

来週は「美しい呼吸」と「お布団/OFFTON」に。

ツヤマジケン

ツヤマジケン

日本のラジオ

王子小劇場(東京都)

2014/07/01 (火) ~ 2014/07/06 (日)公演終了

満足度★★★★★

無題1157(14-205)
19:00の回(曇)。18:15受付、18:31開場、18:57前説(95分)、2回目です。

どうしてももう一度「ジャージ組」を観たくてやってきました。初日に台本を購入しているので斜め読み、「事件」についてウィキペディアで復習。

福満さんは「劇団鋼鉄村松」、三澤さん「遺作(2013/8@RAFT)」...「想い出パレット(2010/12@ラビネスト」や「ローヤの休日(2011/3@王子)」にも名前が...

今夜は関村さんがゲストのアフタートーク。

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