満足度★★★★
無題1163(14-211)
14:00の回(猛暑)。1階で13:30受付、ふたり...開場(地下へ)...3人。床を抜いた設定。此処は「十七戦地」で2回、日芸組で1回、本作で4回目。
中島さん「ゲンゴロウ(2014/2@pit)」「きれいごと~(2014/5@眼科)」、西村さん「ラフレシア(2013/10@明石)」「きれいごと~」、篠原さん「小宇宙(2013/12@SENTIO)」「月を泳ぐ魚(2014/3@此処)」、左藤さんは「夢の泉と泥濘(2014/4@pit)」...芝村さんはたぶん7作目。
先日、「劇団Q市街」の公演を観てきました。主宰の前田さん、こちらの左藤さんも出ていらした公演。そのお二人がそれぞれ旗揚げ公演。
横長の舞台、入って奥の壁際に椅子席、若い男女、「法則」によって定められた動きをする天体が溶け合ったようなお話。
コントラバスはカーテンを外してオープンな状態で演奏した方が会場としても効果があるのではないかと思います。よく観に行く舞踏(開座)の公演ではコントラバスがノイズをまき散らしています。
星の物語と、男女の物語。マチネだったので会場が明るい、夜だったらまた印象が違っていたのでしょう。地球、月、彗星、太陽…女の子、ワイルドになれない男、二面性を持った女性、散歩が好きな子…。
星空の神話と日常の想いとが重なっているように見えましたが、なかなか整理できず、苦戦。地球と月とは兄妹みたいな関係ではなかったか…で、毎年遠ざかっていると。
明るいので、宇宙空間を想像し難い。丸い敷物は「月」で、彗星のシルエットは「(尾)箒状」にみえるけど、地球は水の惑星ではなさそうだし、雰囲気作りは大切だと思う。
もっとメルヘン色を強めるとか、彗星が地球に惹かれ、初めて自分の意思で軌道を変えてしまうとか(地球上の恋人たちは夜空を見上げて…これじゃSFですね)、かぐやは月の裏側に生命の起源(モノリスでもいい)を発見するとか、白い衣装の女性は実は「ダークマター」だったとか。勝手なこと言ってすみません。