miss_youの観てきた!クチコミ一覧

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『目』 見るだけでなく

『目』 見るだけでなく

KARAS

KARAS APPARATUS(東京都)

2014/09/28 (日) ~ 2014/10/04 (土)公演終了

満足度★★★★★

無題1267(14-306)
20:00の回(曇)。19:30受付、地下一階で待機、19:57開場、20:08開演~20:54終演。クラシックをまるまる1曲使った佐東さんのソロ。オープニングからして「サモトラケのニケ」が星の光に乗って舞い降りてきたような光と闇の展開。大きく翼を拡げゆったりと降り立つのを目にすると聴こえてくる曲。偉大な作曲家と対峙するかのような舞、楽章ごとに「目」「耳」に届くものがシンクロするのでした。ラストは微かな明かりの中、遠いところへ戻ってゆくような演出。

いつものトークは佐東さんおひとりで。
踊ることと同じように言葉で伝える機会を持つことも大事。
どう音楽とともにあるか、初めて「対面する気持ち」になれた。
カラダで向き合うことは耳で聴いているだけとはずいぶん違う。

宇宙船

宇宙船

3.14ch

王子小劇場(東京都)

2014/09/19 (金) ~ 2014/09/29 (月)公演終了

満足度★★★★

無題1266(14-305)
14:00の回(晴)。13:15受付、13:30クラシックが流れる会場へ。最前列はミニ椅子、2列目に座ります。暗幕で舞台は見えません。

13:59前説(アナウンス)、14:04開演〜15:58終演。初めて観たのがこの作品2012/1@東演パラータで、以降、「帰郷」「小型」、そして再演となった本作。気のせいか舞台が一回り小さくなったような感じ。

世代宇宙船、セクサロイドとSF黎明期の作品に出てきそうな題材。西暦3000年代の(船内)社会構造がこうなっている理由は明らかにされていませんが、これもまた懐かしさ(「禁断の惑星」「タイムマシン」とか)を呼び起こす素材のひとつ。

ネタバレBOX

最後のシーンは「2001 A SPACE ODYSSEY」風でもあり面白い。目指したのは木星ではなくアンドロメダ星雲(Wikiには距離239万光年ってあったけど…700年後には戻って来れるのか?)の「M314星」だけど。

昔、「スターロスト 宇宙船アーク」というSFドラマがNHKで放送されました。あるサイトから借用すると「破滅に瀕した地球から人類を乗せ」たアーク号は「事故によりブリッジ乗組員は死亡」「500年もの歳月が流れて」。
騒音と闇 ドイツ凱旋ver.

騒音と闇 ドイツ凱旋ver.

革命アイドル暴走ちゃん

こまばアゴラ劇場(東京都)

2014/09/25 (木) ~ 2014/09/30 (火)公演終了

無題1265(14-304)
20:00の回(曇)。受付時に荷物を預け、履物を変え、ビニールコートを受け取る、チケット表面記載の整理番号順(A〜)に入場。

二階堂さんの作品は「芸劇eyes番外編『20年安泰』(2011/6@水天宮)」以来。どうしてもこの時と比較してしまうのですが、会場の違いが作品の印象を随分変えてしまうものだと感じました。

客入れ時に映像とトーク、やや押して20:10開演〜20:55終演。

ネタバレBOX

「20年安泰」のときは、大きな会場を突き抜けるもの(どこまで行っても膨張するもの)を感じましたが(検索すると役者51人)、本作の場合、会場の色のせいか全方位囲まれた小空間に(想像力すら)閉じこもってしまったように思えました。開演前の映像にあった渋谷交差点のパフォーマンスはカッコいい、と感じたのに…。

とはいえ、轟音ととぎれることのない展開、役者さんのひたむきさはとても良かったです。

2階で気になったところをメモしていたのでしょうか、ノートに書き込んでいた二階堂さんが印象的でしたが、お客さんを舞台にあげて役者たちが退場するときも続けていたのは残念。
第八夜「黎明の鳥」

第八夜「黎明の鳥」

有末剛 緊縛夜話

ザムザ阿佐谷(東京都)

2014/09/28 (日) ~ 2014/09/28 (日)公演終了

満足度★★★★★

無題1264(14-303)
17:00の回(晴)。16:30受付、開場。靴を脱いで中へ。正面に映像。舞台上、下手にも客席、上手には奏者(ピアノ、トランペット、パーカッション)、女性客も多く満席。岩瀬さんのお名前があったので観に来ました。

天井からロープをかける仕掛が2本、中央の床にゴザ、正面奥に姿見、椅子。ぐるっと見回すと客席左に繭のようなものがぶら下がっていて足先が見えています。16:54、白い仮面(右半分)を赤いロープでとめた女性が舞台へ...もう一人...はロープを縛り付けてゆく、開演~17:57終演。

舞台とはやや雰囲気は違うと思いますが、YouTubeに予告映像あり。

緊縛夜話とあるように舞台上での「緊縛」。着衣とはいえ目の前、まるで蜘蛛の糸に絡めとられてゆくかのよう。上半身から腰、足の指まで。女性は一言も発せず宙吊りになります(時間は短い)。縛ってゆくその手さばき、ロープの組み方、解くときはすっと。演奏と歌。舞は岩瀬さん(2014/6@ストライプハウス以来)。

緊縛は初めて観ますが、思いのほか厳かで無言劇のよう。宙吊りになった背中にうかぶ汗は妖しく光り、太ももの赤い痕が艶めかしく...。

「緊縛の文化史」を読んでみようかと思うのでした。

同級生たち

同級生たち

シンクロナイズ・プロデュース

調布市せんがわ劇場(東京都)

2014/09/23 (火) ~ 2014/09/28 (日)公演終了

満足度★★★★★

無題1262(14-301)と1263(14-302)
9/24(水)19:30の回(小雨、曇)、19:32開演~21:29終演。9/27(土)18:30の回(曇)、18:30開演~20:25終演。いずれも1時間前から受付、30分前開場。

2回観ました。

こちらは初めて。役者さんも初めてでしたが早川さんは「森の別の場所(2013/11@風姿花伝)」で観ていました。

1週間前「さくらんぼ畑 四幕の喜劇(桜の園)」を観ていて、戯曲も斜め読みしていたのがよかったのでしょう、普段は受け付けないチェーホフのセリフ、「マクベス」「人形の家」も自然と聴くことができました(なにげない展開が絶妙)。

開演前、舞台の3面に暗幕が掛けられているので「何か」置いてあると分かるのですが、開けてびっくり。

舞台は、20年ぶりにかつての稽古場=現倉庫に集まった1期生と20期生とを
重ね合わせ、恩師の教え、過去の傷痕、芝居をすることの難しさや想いを
テンポよく取り込んだ作品。流れるクラシック、楽しい稽古風景(笑うしかない!)、創作の悩み、舞台への憧れ、仲間と舞台に立ちたいという強い想い。

ただ、時事問題を生のまま採りあげている部分には違和感がありました、観客の想像に委ねたほうがよかったかなと。


「愚鈍起承転浪漫譚」のポスターが貼ってあるのはご愛嬌。

『いのちの石』

『いのちの石』

演劇ユニット インスピッ!!

劇場MOMO(東京都)

2014/09/24 (水) ~ 2014/09/28 (日)公演終了

満足度★★★★

無題1261(14-300)
12:00の回(晴)。11:45受付、そのまま整列、11:27開場。こちらは初めて。ロビーにはたくさんの花、チェキ申込、DVD販売。開場時には30名ほどのお客さん、男性はほんの数名、「オリーブ」の回、舞台は化石を研究していた祖父の元研究室…今は図書館(だが蔵書は大学に寄贈予定)、ホワイトボード、書棚、浮き玉、(健康保険組合の表示)温度計、ガラス窓、下手はキッチン、上手は玄関。前説はアナウンス、110分、ビデオ撮影。12:04開演〜14:00終演。

孫娘を中心に、幼馴染、祖父の教え子(その妹、したってくる女性)、隣の主婦、喫茶店マスター。もう一方にWキャスト名である「ハト」と「オリーブ」の物語を絡ませ、要所に歌(聴いていて心地よいコーラス)を織り込んだ佳作。

2002.8.@早稲田大学学生会館アトリエで上演された作品のようです。コミカルな部分と登場はしないが祖父との繋がり、そこから生まれた特別な物語が「いのちの石」として結晶しているように思えました。

ウィキペディアでみると、「 団塊(英: nodule)とは、堆積岩中に見られる、周囲と成分の異なる塊。ノジュールともいう。中心に化石が含まれることがある。」とありますが、ちょっとイメージしにくいのでした。座席にもよるのでしょうが少し寒かったです。

ネタバレBOX

気になった点

埋めたものを覚えていないというのには無理があるのでは?ちょっと不自然さを感じ(忘れているという状況が必要だったのでしょうか?)

記憶消失(するくらいの落雷でほとんど無事というのも)、この家だけ停電という設定(エピソード)は必要だったのか

と思ってしまいました。
嗚呼、じょっぱり純情

嗚呼、じょっぱり純情

らぶ・まん

駒沢オリンピック公園 総合運動場中央広場(東京都)

2014/09/23 (火) ~ 2014/09/24 (水)公演終了

満足度★★★★

無題1260(14-299)
16:30の回(晴)。16:00会場着、受付。ここ(駒沢オリンピック公園)は初めて...駅から会場までの道...何かの大会があったのでしょうか日焼けした学生らしき人たちがたくさん歩いてきます。

公園内に入ると、歩く人より走っている人の方が多い。少し歩いて中央広場に着くと、すぐ目に入ってくる「デコトラ」。コの字型に駐車してあり、内側にはベンチ席。受付してからちょっと歩き回ってみます。天気もよく風もいい気持ち。

田中さん(4作目)が出るというので観に来ました。トラックの荷台(客席側が開いて)が舞台、普通の劇場とは違い屋外なので、自転車に乗った子供さん、学生、通りががり人などが「何かな?」という表情で覗いています。飲食、写真撮影可。開放されていたところにトラックがやってきて開演16:34~17:49終演。

客席からみて前方が正面ですが、右に「ホテル穴ぐら」、左に「ゲイバー」、客席の間も使っていました。荷台に乗ると揺れるそうで台を使っての出入りはゆっくりと。細かい演技ではなく、とにかく大きくハデに。お話はツッパリたち、ヤクザが絡んでの抗争。ダンスもありのパフォーマンス。終演する頃には薄暗くちょっと寒くなりましたが屋外ならではの臨場感でした。

夜の公演の方が電飾ギラギラで刺激的だったかも。

服部未来さんは「始まりのマーチを待っていた(2013/3@森下)」に出ていらした方かな?

Today is Fineday 2014 【池袋演劇祭CM大会・優秀賞受賞】

Today is Fineday 2014 【池袋演劇祭CM大会・優秀賞受賞】

劇団C2

萬劇場(東京都)

2014/09/19 (金) ~ 2014/09/23 (火)公演終了

満足度★★★★★

無題1259(14-298)
14:00の回(晴)、13:15受付、列を作って待機、13:30開場。

「Eternal Malice ~英雄の作り方~(2013/12)」を観ていて2作目ですが、松山さんは「Spring(2014/3@Grotte)」に出ていらして、このときは前田さんも朗読者のおひとりでした。

「英雄」とはまったく違った、暖かく優しい人たちが笑わせてくれるお話でした。

ホーロー看板から時間が止まってしまった商店街という印象を受け、風雨にさらされた家屋、長屋のような造り、懐かしさを感じます。

13:58前説、やや押して14:06開演~15:55終演。

おでん(牛すじ、しらたき、がんも、ちくわ、はんぺん、だいこん...)、定食(レバニラ炒め、とんかつ、ダブル餃子...)、お店、下手から「プライマリー」「あっけふぃ」「桜井団子」「ぺんぺんぐさ」。

速いテンポで会話が進み、随所に笑いのタネが撒かれ、明るい笑い声が客席のいたるところから聞こえてきます。

今まで凛とした姿(役どころ)だった前田さん...は、おばさん役で登場、ボケ&ツッコミを繰り出していました。

ちょべりばペット

ちょべりばペット

右手愛美プロデュース企画

ステージカフェ下北沢亭(東京都)

2014/09/18 (木) ~ 2014/09/20 (土)公演終了

満足度★★★★

無題1258(14-297)
13:00の回(晴)、12:32受付、開場(ドリンク..アイスのみ..注文)、上手にキーボード。13:10前説(本編50分+トーク)~13:57、トーク14:23終演。誰かと思ってよ~くみたらコロさんがスタッフ...。

右手さんを初めて見たのは「露出狂(2010/5@王子)」、最近では「ダルマdeシアターPART3(2014/6@APOC)」こちらは森実さんも。

高橋さん「神と遊べば(2014/8@B1)」「箱の中の4人(2014/5@DECO)」。

マイクを通さない歌声、小さなステージでの近未来(?)のお話とダンス。

さくらんぼ畑 四幕の喜劇(桜の園)

さくらんぼ畑 四幕の喜劇(桜の園)

オクムラ宅

ギャラリーしあん(新御徒町駅より徒歩1分)(東京都)

2014/09/19 (金) ~ 2014/09/28 (日)公演終了

満足度★★★★

無題1257(14-296)
19:00の回(曇)。18:30受付、開場、庭に面したほうが舞台(子供部屋)、奥が客席(桟敷、椅子席)。既に役者さんが何名か...お菓子を食べたり、マンガ読んだり、雑談したり...積木、グラブ&ボール、ガラス戸の向こうには庭が見えます。上演中ペットボトル可、19:02開演~20:17、休憩、20:30~21:42(10秒休憩×2)。

まず、チェーホフは観ないのですが、横田さんが出ていらっしゃるので観に来ました。此処は2回目、民家でのチェーホフも2回目...2011/6@ゆうど..このときもシンクロ少女のお二人。

内容はウィキペディアくらいでしか知らないので、公演翌日、白水Uブックス(小田島雄志訳)を借り、読んでみようとするのですがちっとも面白くないのでまったくはかどりませんでした。没落のお話ならば他にもたくさんあるだろうし、何よりも、戯曲に描かれた人物たちがあまりに人間離れしているようにしか思えないので受けつけず。

ところが、不思議なことに、観劇中退屈することはありませんでした。日本の家、日本のスナック菓子、マンガ、おもちゃ...が違和感を減じたのではないかと思いました。

当パンの「人物相関図」がよくできていて参考になりました。

植田さん「怪獣使いの娘たち(2014/6@駅前」、室田さん「かっぽれ!~夏~(2013/9@あうるすぽっと)」、藤田さん「キメラガール(2012/11@BASE)」、家田さん「天晴(2012/8@プロット)」..なのでさいじょうさんがいらしてたんですね。

片恋スパイラル

片恋スパイラル

私立ルドビコ女学院

サンモールスタジオ(東京都)

2014/09/17 (水) ~ 2014/09/23 (火)公演終了

満足度★★★★

無題1256(14-295)
17:00の回(晴)。15:50会場着、16:05受付(整理券あり、この時間で15番)、16:30開場。

いつもの舞台、客席の間に通路、左右、1~3列目にミニ椅子(平地)、4列目からパイプ椅子(ひな壇)でしたが開演の少し前に3列目撤去。

16:46日替わりパフォーマンス(年代別アイドルメドレーダンス)、校則の説明、上演時間110分、17:02開演~17:52、特別講師(阿久津先生)によるホームルーム(生徒=お客さん含む、強制参加)、18:02~18:55終演、お見送りスペシャルバージョンはキャスト全員のハイタッチ(@階段)。

「After After School(2011/1)」「JK Monster(2013/7)」「ロストセブンティーン(2013/10)」で4作目。

先月観たBorderline「さよならをあげる(2014/8@バビロン)」に水野さんが出ていて「ルドビコ出てましたねー」と声をかけたら「次回、登校するように」とのことでしたのでまた観に来ました。

学園ものなので恋の悩み、ともだちのこと、自分のこと、懸命になることのなかに妬み、自信、不信、恨みや望み、あこがれが流れ込んで若さと一途さだからみんな乗り超えることができる...そんなことを思いながら観ていました。

お客さん(=生徒)にも'厳しく'ダメ出しをしていて面白かった。

ダンス花

ダンス花

セッションハウス

神楽坂セッションハウス(東京都)

2014/09/20 (土) ~ 2014/09/20 (土)公演終了

満足度★★★★

無題1255(14-294)
19:00の回(曇)。18:29受付、開場。19:02前説(105分、10分休憩あり)。19:05開演~19:51、20:07~20:39終演。

COMBO×COMBOは2回目...「くろいの×しろいの(2013/12@アトリエカノン)」...で、井草さんは「童貞キューピッド(2014/1@王子)」で舞監をしていらっしゃるのを観に行きました。仙田さん 「絶対的脱皮(2014/1)」、MaMaNiMaNiMaNi「MaNiPuLaTe(2013/6)」、木原さんは初めて、四戸さんは「ぴちぴちちゃぷちゃぷ(2011/5@アートスクウエア)」、TABATHAで2014/1。

COMBO×COMBOの女性ダンサー(ポニーテールの方、お名前わからず)...安定感がとても高い。井草さん、11月のTABATHA公演、平日で難しいかもですが、行こうと思っています。

MaMaNiMaNiMaNi...影の使い方が印象的。

おとなげない遺伝子

おとなげない遺伝子

スマッシュルームズ

シアター711(東京都)

2014/09/17 (水) ~ 2014/09/21 (日)公演終了

満足度★★★★★

無題1254(14-293)
19:30の回(曇)。18:30受付(整理券等はありません)、19:00開場。色違いの四角い箱が4つ(AGCTの4つかな)、舞台奥はカーテンで仕切られています。こちらは初めて。客入れでかかっていたのは昭和っぽいエレキサウンド、19:28前説(105分)、19:35開演〜21:19終演。

「説明」に書かれたこと…途中から、あぁそういうことか…と。開演直後は??な配役でしたが、一巡りしたあたりから面白い構図だと思えてきました。最後は「そっちかな?」と思ったとおりの方でしたが、個人的には良かったと思います。

当パンに、武田さん「8-エイト-によせて(@アートスクエア)」。これは渋谷で観た「朗読劇 8-エイト-(2014/7)」の再演(出演者も同じようです)ですね。

私の席では空調は良好でした。

ネタバレBOX

繰り返しは大の苦手なんですが、本作では大丈夫。少しずつ見えてくるものがひとつひとつ当てはまってゆく構成との相性が良かったのだと思います。
非常の階段

非常の階段

アマヤドリ

吉祥寺シアター(東京都)

2014/09/12 (金) ~ 2014/09/21 (日)公演終了

無題1253(14-292)
19:30の回(曇)。19:10会場着、受付(全席指定)、19:15/19:30前説(アナウンス、135分)、間があき19:35開演〜22:03終演。パイプとパネルで幾何模様に仕切られた舞台、上手手前、板を円形に組んだ1段高いウッドデッキ風の居室、下手、木製のテーブルと椅子。

(結社、家族、公務員)/(芝居、客席に向けての芝居、ダンス)という構成がしっくりこないままの長丁場。

ネタバレBOX

雑記(まったくもって個人的なところで)

ダンスはダンス公演を観に行っているので劇中展開されてもたいていはピンとこない(これは他の劇団でも同じ)ので物語を追おうとする意識が続かないのでした。

客席への語りかけは、先日観た一人芝居では構成上必要だと思いましたが、本作ではどういう意図だったのかわからなかったので意識が素に戻ってしまいました。

2組の抗争劇(声が大きい方の勝ち)&お役人(無難なまとめ役)という取り合わせに新味が感じられませんでした(どこまで行っても表面的…参考文献として挙げられたもののうち【ノンフィクション】ものは数冊読んでいた。他に石井光太さんの著作なども)。

首をつる理由がわかりませんでした…物語の消失点はそこだったのだろうか…
我妻恵美子  「肉のうた」

我妻恵美子 「肉のうた」

大駱駝艦

大駱駝艦・壺中天(東京都)

2014/09/13 (土) ~ 2014/09/21 (日)公演終了

満足度★★★★★

無題1252(14-291)
20:00の回(晴)、18:50会場着、19:00受付(1時間前から整理券配付…10名強並んでいました)。19:25番号順に階段に整列(荷物預りあり)、19:30開場、ひな壇、ベンチシート席、最前列の前にやや低めの1列追加(ということは2列目の方が観やすかったかも)、暗幕で舞台の様子はわからず。

此処は初めて「 大駱駝艦」も初めて、いつもすぐ完売になるので本作は早目に予約(普段は予定だけして前日や数日前予約が多い)しました。

20:04前説(80分)、20:06開演〜21:28終演。当パンをみると我妻さんを含め10人の女性ダンサー、「場面表題(SCENES)」が1〜10まで。

幕の向こうは想像を超えたうごめく肉の世界でした。決してジメジメしたものではなく緊張感ある群舞、コミカルな動き、その合間にこの世のものとは思えない物の舞…目を見張るばかり。

吟遊演舞/オロチ

吟遊演舞/オロチ

企画団体シックスペース

pit北/区域(東京都)

2014/09/13 (土) ~ 2014/09/15 (月)公演終了

満足度★★★★★

無題1251(14-290)
13:00の回(晴)。今日は12:31受付開場、入って左に座ります。

12:51前説、13:05開演〜14:05終演。

昨日に続き2回目(なのでリピーター割引)ですが巧いですね。ファンタジーに近い神話、伝承、語り継がれたものが長い年月、遠くて近い何処かをイメージさせ、詩と馴染みのある音階・旋律と、地の底のような地階の冷やかさとが交じり合い独特の作風に仕立てられていました。

終演後、今まではストレートプレイだったとお聞きしましたが、振付とそれを演じ切るダンサーの力量は高く、ビジュアル面でも衣装(上階の3人を含め)や仮面が場面の雰囲気をよく出していたと思います。

林檎…赤い…赤子?

ロゴは元素結合かな?

【全ステージ終了致しました。ご来場ありがとうございました】イける☆この頃

【全ステージ終了致しました。ご来場ありがとうございました】イける☆この頃

ウンゲツィーファ

新宿眼科画廊(東京都)

2014/09/12 (金) ~ 2014/09/17 (水)公演終了

満足度★★★★

無題1250(14-289)
12:30の回(晴)。12:00受付、12:11開場。

一人住まい用の賃借物件らしい...間取りとしては、居間と玄関、トイレ、キッチンとは壁で隔てられているようで上手側にドア枠のみある。

時計回りに、小さなテーブル(JINRO、ペットボトル、弁当の器、マンガ雑誌)、ギーターケース、、ソファ、ラック(マンガ他)、直敷きのフトン、冷蔵庫、レンジ、コンロ、フィギア、模型、アナログTV(98年製)、扇風機、壁にシャツ、何ゆえか大入り袋(劇団?)...「ウクレレが弾ける本」があるなと思ったら奥の方にあった。床が見えないほどの散らかりよう...日々増殖しているのでしょうか、やはり少し匂っているのでは...

フジタタイセイさんが出ていらっしゃるので観に来ました。古俣さんは「常夜ノ國ノ~(2014/5@王子)」「人皮の本~(2014/3@シャイン)」、hocotenさんは「偽典・地獄変(2013/4@pit」...

ギリギリのところまではいかず、どちらかというと成り行き任せでもいいのかな...とも思えました...いや、表現が難しい。

カトルカール

カトルカール

セッションハウス

神楽坂セッションハウス(東京都)

2014/09/13 (土) ~ 2014/09/15 (月)公演終了

満足度★★★★★

無題1249(14-288)
16:00の回(晴)。15:30受付、開場、15:58前説(90分、10分の休憩あり)~16:42、休憩、16:53~17:28終演。

モモのお二人(加藤さんはプロジェクト大山の加藤さん?)、川村さんは以前此処で観ていました。

20分×4+10分の休憩。

客席とのコミュニケーション(温かい金のミルク)もありとても楽しめました。あきたけださんは「針の山」が意外..独りいっ!...(もう一曲、聴いたことはありませんが「阿呆陀羅経」かも)。

吟遊演舞/オロチ

吟遊演舞/オロチ

企画団体シックスペース

pit北/区域(東京都)

2014/09/13 (土) ~ 2014/09/15 (月)公演終了

満足度★★★★★

無題1248(14-287)
13:00の回(晴)。12:40受付、開場。奥の階段から下りて会場に行くと役者さん(5人)が白い布を掛けられ横たわったり、壁に背中をつけ座り込んだり、何人かは右手薬指に赤い糸。上階席ありで、地階入って右は最前列ベンチシート1列のみ、左は桟敷席とベンチシートと変わった配置、天井から灯り。

12:53前説(60分)、13:00、此処は秘密の見世物小屋、世界に屠られた叙事詩の展示場、覗き場、..という開演のコトバ、女性が掛かっている布を取り開演~14:00終演。

演出助手に「フジフォー」山下さんのお名前があったので観に来ました。山下さん脚演「小宇宙」を観たのは2013/12@SENTIO、その後「みんなのうた(2014/7@LIFT)」では制作でした。

唄、語り、舞、神話で構成されるまことしやかな嘘八百、3つの物語。

どこかでみたことが...と思い調べてみると、片山さん、「グロテスク(2014/3@東演)」ガーゴイル役、石黒さんは修道士1役の石黒さん?安達さんはダンス"カトルカール"プロジェクトN°4(2013/12@セッションハウス)を観ていました。ちょうど「カトルカールN°6」を9/13と15で観ているところ。

語り/唄の3人は上階、舞は地階。衣装(色合いも)や、語り口が物語の神話としての展開によく合っていました。

劇中のダンスが本格的だったので驚きました。このままセッションハウスに持って行ってもいいくらい。

上階と地階とでは響きが違うと思いますが、地階の方、もう少しエコーを効かせると趣きが深まったのではないかと、また、当パンにあらすじがあるとより物語を理解できると思いました。

で、もう一回行くことにしました。

トイレはこちら

トイレはこちら

2014多摩美術大学大学院卒業制作

キッド・アイラック・アート・ホール(東京都)

2014/09/12 (金) ~ 2014/09/13 (土)公演終了

満足度★★★★

無題1247(14-286)
18:00の回(受付直前に豪雨)。17:28受付(チケットレス)、18:32開場。

普段通りの配置。逆ハの字にベンチ、左にラジカセ、右に線香がおいてありますが本物ではなく工作モノ。やや奥、天井から長~いUの字にロープ、その下に巨大なバームクーヘンとみえたのは小さなトランポリン。客席寄りにはすっかり葉が落ちたのかほとんど真っ白な木の枝が逆さまになってぶら下がっています。

ミニ椅子、パイプ椅子の座席。17:55前説(80分)、18:02開演~19:17終演。本来二人芝居だそうで、本作では3人、キャラクターが入れ替わる演出。

きもけんの「ぬちょぉ…(2014/7@眼科画廊)」に出ていた高橋さんがいらっしゃるので観に来ました。もちろん妖怪メイクでしたので素顔は不明でしたが...。

グレーのパジャマ風衣装が非日常的。

前半は大人しいかなと感じましたが、後半俄然面白くなってきて、最後はタイトルの意味がよ~くわかりましたし、おつりまで用意するところでは苦笑い。

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