miss_youの観てきた!クチコミ一覧

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- 月波 -

- 月波 -

COoMOoNO

キッド・アイラック・アート・ホール(東京都)

2014/10/16 (木) ~ 2014/10/19 (日)公演終了

満足度★★★★★

無題1277(14-326)
14:00の回(晴)。会場外の壁面に大きな布、いつものトカゲのような生物。1階はshelfかと思っていましたが5階を使っていました。ですので1階で観るのは初めて(4作目)。

13:41受付、開場。ミニ椅子+パイプ椅子、舞台手前(横2/3くらい)、薄い布(黒)が垂れていて、床には大小の水色の「紙の箱」…完成しているもの、これから折ってゆくもの、青い布。14:04開演(波の音、前説なし)〜15:24終演。布越しでははっきりと見えなかった舞台、下手に(ベランダ用?)テーブルと椅子(2脚)、奥、下手側、下へ降りられるよう開けてあります。

繰り返される日常、大きめのBGM、青でもあり緑でもあるような色を纏った役者、人が去ってゆく「ここ」、現実でありながら幻想的な部分を織り込んだ作品。一見、淡々とした(演劇っぽくない)会話は、どこかに感情を置き忘れて(流されて)しまったように聴こえました。夜になれば会える月、だから新月の夜は体調がすぐれないのでしょう。

当パンによると、次回もここで、12/4-5、「DANCE」振付:久保佳絵さん…久保さんはセッションハウスで観ていました。

ネタバレBOX

「あの日」「3年半」「心の穴を埋める」「ここを離れられない」「内陸」などの言葉で少しずつ見えてくるのでした。

孫とお婆さん(という設定)はちょっと無理があるように感じました…せめて姉くらいでないと見た感じが…。一旦ここまで。
目々連ー覗き込む葉ー【千秋楽当日券あり!】

目々連ー覗き込む葉ー【千秋楽当日券あり!】

鬼の居ぬ間に

「劇」小劇場(東京都)

2014/10/16 (木) ~ 2014/10/19 (日)公演終了

満足度★★★★★

無題1276(14-325)
19:00の回(晴)。18:30受付、開場。階段を上がって入ろうとすると薄暗い土間が目に入ってきます。すでに妖しい雰囲気が濃厚。上手が玄関、板の間、畳と続き、正面には障子戸(なぜ障子戸で碁なのかは後で調べてわかりました)。手前は戸外になっていてすすきの穂。会場全体が暗く、虫の声。

2作目(地獄篇-賽の河原-)で、やはり今回も津金さんがでていらっしゃるので観に来ました。18:58前説(アナウンス、110分)、19:03開演~20:53終演。

お話の雰囲気と照明がよくあっていました。

Dance Performance ~ロンド・カノン形式による創作表現~

Dance Performance ~ロンド・カノン形式による創作表現~

日本大学藝術学部演劇学科

日本大学藝術学部 江古田キャンパス(東京都)

2014/10/17 (金) ~ 2014/10/18 (土)公演終了

満足度★★★★★

無題1275(14-324)
13:00の回(快晴)。12:15受付、12:30開場。ロビーでは洋舞コース40周年記念のパネル展示。お名前をみてゆくと...2006年:片ひとみさん(catatsu、鮭スペアレ)、2010:増田彩乃さん(COoMOoNO)、近いところでは、四戸賢治さん(lulu)や池田さん姉妹、平岡さん(制作)。

小冊子があったので1冊いただきました。

全14作品、7~8演目の間に休憩あり。13:00開演~15:20終演。

幾何学的でシャープな演目/情緒的な演目。モノトーン/カラフル、に大別できそうで、個人的には前者が好み。

12/12,13 卒業制作(洋舞)が予定されています。

アンサータン・ストーリーズ

アンサータン・ストーリーズ

演劇ユニット「クロ・クロ」

劇場MOMO(東京都)

2014/10/15 (水) ~ 2014/10/19 (日)公演終了

満足度★★★★★

無題1274(14-323)
19:30の回(晴)。19:00受付、開場。こちらは初めて。

下手にクロスがかかった作家のデスク、ノートPC、辞書(新明解アクセント辞典?)、青いファイル、(たぶん原稿待ち)編集者用のテーブル、極小の椅子。六角形を半分にしたようなレイアウト、3面には正方形のパネル、客入時の案内では100分の予定、19:33開演~21:13終演。

演出の千頭和直輝さんは「劇団肋骨蜜柑同好会」にいらした方で「(P.K.)Dick」という名前がでたとき、なるほどー、と思いました。

屋代さんは「ツヤマジケン」を観ていて,出演していた三澤さんの「キスミー・イエローママ」はゲンパビで脚本の阿部さんと当日運営の新居さんにつながり、ちょっとジャンプするとフジタさん、るんげさん...一方、長くまちづくりを観続けた国枝さん。虚構の世界はどこまでつながっているのかと思うほどでした。

ネタバレBOX

劇中、ハイゼンベルクの「不確定性原理( Uncertainty principle)」に触れるところがあるように、本作は常に揺れ動き、振り返ると合わせ鏡に挟まれたような感覚に陥り、今と過去が裏と表で不可分になっているようでした。

心療内科へ行くシーンでは作家の混乱と不安、死んだ友人の影に怯えているのかのようでした。

ル・グィンの「天のろくろ」は、見た夢の通りに現実世界が変わってしまうお話で、小説として書いたことがその通り現実に起こってしまう本作に通じるものがあります。

今と過去との歪みの切替(暗転)時に時を告げるチャイムが鳴っていた。

意図的に曖昧な部分として残しておいたようなところもありましたが、不思議な感覚でとても面白く観ることができました。
「一本刀土俵入り」

「一本刀土俵入り」

椿組

【閉館】SPACE 雑遊(東京都)

2014/10/15 (水) ~ 2014/10/21 (火)公演終了

満足度★★★★

無題1273(14-322)
19:30の回(雨)。18:45会場着、受付(整理番号付)、19:00開場。

L字の客席、入って右と左(左には客席の間に花道あり)、子供の落書きのようなカラフルな色の舞台、壁に岩のような雲、鳥、流星(?)、中央奥は2段になっていて、手前に木のベンチ。入り口横にEギターが2本、セミアコと初めて実物を見たエレクトリック・シタール。

BGM …西部劇、19:31開演の挨拶、19:32開演〜21:21終演(開演前、上演時間は1:48と言っていました)。


内容は「説明」の通り。先日観た時間堂は1960年代(高度成長期)前半のお話、本作は1970年代…万博、よど号事件、浅間山荘事件、沖縄返還、オイルショック、ロッキード事件。

ネタバレBOX

明日を信じて生きることができた60年代とは変わって、背負ってきたもの、捨ててしまったものが色鮮やかな舞台の裏側に見えているようでした。

女性陣は艶っぽく、強く。男性は野暮ったく、弱く。
第三帝国の恐怖と貧困

第三帝国の恐怖と貧困

劇団わらく

【閉館】SPACE 雑遊(東京都)

2014/10/02 (木) ~ 2014/10/06 (月)公演終了

無題1272(14-321)
19:30の回(曇)。18:30受付(整理券あり)、19:00開場。

ネットフェンスにも、鉄格子のようにもみえる舞台、その外側(左右)にテーブルと椅子。

19:15前説(120分)、19:30開演の挨拶、台本変更のお詫び~21:33終演。

海外の戯曲は不得手でそれは本作でも変わりませんでした。今では使うことのない言い回し(こなれていないセリフ)と異国という設定(仕草)が邪魔をするのでしょうか。

「マクベス」「壁あまた、砂男」...3作目でした。

衝突と分裂、あるいは融合

衝突と分裂、あるいは融合

時間堂

十色庵(東京都)

2014/10/09 (木) ~ 2014/10/13 (月)公演終了

満足度★★★★★

無題1271(14-320)
11:00の回(雨/曇)。10:20会場着、受付(整理券あり)、10:30開場。

入ると...人がたくさんいました。此処は「オープニングイベント(2014/6)」にも来ているので2回目です。客席は対面...入り口からみて奥が椅子+ベンチ、手前ベンチの各2列。

物販、飲み物あり。中央床に白衣...ピアノ(おもちゃ)、縦笛...天井から対角線上に電球。10:59前説、11:05「やろう」という声で開演~12:40終演。

1963年、昭和38年..「日本で初めて原子力による発電が始まった」年と二つの「今」が、科学者、教師、政治家、親族たちからみた、衝突し、分裂し、融合する人の世界として描かれていました。

核分裂シーンの見せ方が面白く、それぞれの主張(立場)も分かりやすいのでよ~く聞いてみようという気持ちになります。

11月の「ミニシアター1010」では4面客席になるのでしょうか、また観たいと思います(十色庵の手作り感がどう変わるのか)。

終演後台本を購入しましたが、ネタバレなしで観るのがよいと思います。

菅野さん「短篇集:ノスタルジア(2014/7@APOC)」、阿波屋さん「; mo0ment(2014/8@楽間)」、中谷さん「寄り添い支える(2014/5@絵空箱)」..ここには@仙台の阿部さんも出ていらっしゃいました。

ネタバレBOX

白衣に(墨色)刷られていたのは「その頃」を象徴するものなのでしょう。ボンカレー、チキンラーメン、月光仮面、キンチョール、オロナミンC、仁丹、三菱鉛筆、ナショナル、若乃花物語、鉄人25号、鉄腕アトム、hi-lite、相撲、車。

ボールペン、電卓、オタマ、ボトル、箱などでSE。

静かなスタートから一気に熱量が高まる展開と主張どうしの交戦が文字通り劇的。

最後はパラレル-ワールドなのか、アトムのように空を飛ぶサンコに感激。
ペンダントイヴ -studio version-

ペンダントイヴ -studio version-

BATIK(黒田育世)

森下スタジオ(東京都)

2014/10/11 (土) ~ 2014/10/12 (日)公演終了

無題1270(14-319)
19:30の回(晴)。19:09青いチケット→セブンイレブンのチケット、と交互に中へ、前2列の桟敷席と椅子席。19:31開演~21:01終演。

先月の「落ち合っている」がダメだったので本作はどうかなと思っていましたが、やはり受け付けないところが多かったのでした。

笑ったり、泣いたり、興奮状態だったり...なぜそうしているのかがわからず、延々と続くその感情表現にまったく共感できなかったので、時間がとても長く感じました。大きな円弧で駆けたり、ずっと廻っていたりなども同様。

はじめて憲法を考えるときのように

はじめて憲法を考えるときのように

弓手研平 + 作戦会議 + おででこ + 劇団ピアチェーレ + and more...!

Ito・M・Studio(東京都)

2014/10/11 (土) ~ 2014/10/12 (日)公演終了

満足度★★★★★

無題1269(14-318)
15:00の回(晴)。14:30受付(ペットボトルのお茶あり)、開場。桟敷席+椅子席(クッションあり…一部、関係者席)。

舞台には10名くらいの役者さん、体をほぐしたり、雑談したり。「Ito・M・Studio 10年祭」2作目です…観たのは作戦会議「夏の砂の上(2014/9)」、その時「劇団ピアチェーレ」が参加するというのを知りました。本作で7作目になります。4年生4名、2年生2名、1年生4名…総勢10名。長谷川さん、加藤さん、中澤さんは過去の公演を観ていますが、他の皆さんは初めて。

左右に椅子(朗読者用)。上手にスクリーン、本作タイトルが映っています。14:57前説、15:02開演〜16:08、〜16:50トーク終了。①憲法(条文の朗読) ②絵 ③散文詩(朗読) ④パフォーマンス ⑤画家とゲストの俳優さんとのトーク、という異色の組み合わせ。公演名から重く堅苦しいものを想像していましたが、終わってみると良い「きっかけ」になる試みだと思いました。

トークの中で演者の衣裳についてブータンの民族衣装は和服に近い、顔つきも日本人に極めて近いというお話がありました。以前、古事記を主題にしたお芝居を観たことがあり、本作に神話的なものを感じたのは、長い歴史の流れがあったからなのでしょうか。

ピアチェーレの次回公演は12月の予定、中澤さんの「激情コミュニティ」のスタッフ参加も12月。

走れメロス

走れメロス

ttu【2017年5月末解散】

インストールの途中だビル屋上(東京都)

2014/10/11 (土) ~ 2014/10/13 (月)公演終了

満足度★★★★★

無題1268(14-317)
16:16受付、開場。6階までエレベーター、階段で屋上へ。やや風があるものの頭上には優しい青と白。

屋塔屋、給水タンク、クリーム色の外壁、紅(緋)色(赤い色の方が錆止め効果があるようです)の手すり。水を使用するということでビニールカッパを渡されます。この回はお二人が床面に直座り、残りのお客さんは屋上の手すりに沿って立ち見。

屋上での公演は2回目。かもめマシーンの「雲。家。(2011/9@若山美術館)」は銀座でした。これが不思議なものでしたので、約1年後、同作の公演があり観に行くと増永さんがスタッフでいらしたのでした(重力/Note 2012/11)。

16:30〜17:00。

終演後、岩崎さんから次回のダンス公演チラシをいただきました。予定に入れてますので、11月、Pitでお会いしましょう。

ネタバレBOX

ほぼ17:00を告げるチャイムと同時に終演。メロスの言葉は時に木霊となって返ってくる、行くべき道を水滴が妨げる、風が緋のマントをさらってゆこうとする、見上げるとこのビルの一番高いところに登ったメロスはそのまま青が薄れた空に溶け込んでゆくようでした。

車の、電車の、風の、救急車の「今」の音が地上から伝わってきますが、このルーフトップでのパフォーマンスは「Let It Be」のrooftop concertを思い出させ、どこまでも届くのではないかと思わずにはいられませんでした。
こいぶみ

こいぶみ

システマ・アンジェリカ

早稲田大学学生会館(東京都)

2014/10/10 (金) ~ 2014/10/12 (日)公演終了

満足度★★★★★

無題1277(14-316)
19:00の回(曇)。18:35会場着、受付、中へ。白い舞台、左右に薄布、円形の段が3段、おはじきが点在。特に理由はなかったのですが、ふらっと観に来ました。19:00前説(75分)、19:06開演~20:21終演。

4人の女性による幻想的なお話。冒頭、少年と少女の出会い、そのときの少年役寺門さんの表情が秀逸。特に「時代」が明示されているわけではありませんが、女中さんがいて、男女の関係はとても淡い。

夫に捨てられた母と息子との関係や少女との「恋文」のやり取りが、セリフのやや長い間合いを挟んで静かに展開。

少年は白いシャツにサスペンダーの短パン...トーマの心臓..の少年のよう。
その母役の田久保さんは、狂気の様を、目の動きを含め緊張感を維持。

当パンをみると田久保さん..劇団百日紅御一行様(2014/12@空洞)に出演されるとのこと。この公演予定に入れていますのでまたその時に。

ネタバレBOX

少年の白い「シャツ」はやはり男物がよいと思います。
板橋ビューネ2014

板橋ビューネ2014

板橋ビューネ

サブテレニアン(東京都)

2014/10/07 (火) ~ 2014/10/13 (月)公演終了

満足度★★★★

無題1276(14-315)
20:00の回(曇)。19:36受付、19:41開場。横の壁際に客席(各2列)、20:02前説(休憩込で120分)、開演(劇団MIRレパートリー「ヴォイツェック」)〜20:47、20:57(NUDO「縛られたプロメーテウス」)〜22:00終演。

「ヴォイツェック」をやるというので観に来ました。が、全編韓国語での上演でした。「ヴォイツェック!」と短い英語以外全く解らず。

この作品を観るのは3作目…ttu2013/11@理髪店、戯曲勉強会ビオロッカ2014/3@かもめ座。あらすじすらろくに把握していないのですが、演出はわかりやすいものではなかったかと思いました。舞台には横倒しになった椅子(4)、四隅に紐が吊らされ、お面が掛かっています。お面をつける人、そうでない人、の違いはなんだったのだろう。

10分の休憩、セットの交換。

ベッドらしきものに腰掛けた男、天井からライトが吊るされ、足下にも。入口側にマイクスタンド。マイクを通じて掠れ切った声が届くが、演出なのかハウリング音(?)が収まらない。淀んだ抑揚のないイントネーション、足下の照明(私の位置からだと役者が遮るようになった)が相当眩しかったようで、反対側のお客さんの多くは当パンで顔を覆っていました。

内容…解らず。

とはいえ、両作品とも、昨年観た演目からこういったのが出てくるのかな…に近いものでした。他では観ることができなさそう。

プラテーロと私Ⅱ

プラテーロと私Ⅱ

KARAS

KARAS APPARATUS(東京都)

2014/10/05 (日) ~ 2014/10/11 (土)公演終了

満足度★★★★★

無題1275(14-314)
20:00の回(曇)。19:40会場着(台風の状況がわからなかったので当日券で)、19:59開場、20:11開演〜21:17終演、21:36トーク終了。

今夜は、勅使川原さんがプラテーロ、佐東さんが朗読。ということでだいぶ作品(声質、体格と後方に映るシルエットが違うこともあり)の印象も違いました。

ギター、朗読、照明がプラテーロと周囲の移り変わりを丁寧に描き出し、季節、花、実、鳥、虫、今は亡き人びとが、光と影との間に浮かんで見えるようでした。

2014/8の初演では、佐東さんがプラテーロ。なんとなく懐かしい気持ちになりました。

お二人のプラテーロ。
佐東さん:従順、優しさ、穏やか、信頼
勅使川原さん:やんちゃ、しっかりもの、頼りがい

五人揃えばいろんな話

五人揃えばいろんな話

ソラカメ

要町アトリエ第七秘密基地(東京都)

2014/10/04 (土) ~ 2014/10/05 (日)公演終了

満足度★★★★

無題1274(14-313)
17:00の回(雨)。16:20会場着、受付、16:24開場、16:55前説(90分)。客席側(本など)読むには暗いかなと感じました(位置にもよる?)。

前作「ピンク(2014/1@新生館)」が大変気に入ったのでまた観に来ました。今回は「劇団員全員が作演出」、各作品の前にそれぞれが「タイトル」「氏名」を提示。

1.Listen 山形悠
2.ユー・キャン・フライ 江田恵
3.原宿 岡本苑夏
4.無知の間 阿部優花
5.行け!ソラカメ! 荻原和美

前作で作演出の岡本さんは初めて。ダンスは勢いよく、5色の戦隊はあまり強そうではないのがなんとも微笑ましい。

ドアを開ければいつも

ドアを開ければいつも

演劇ユニット「みそじん」

鶏由宇(東京都)

2014/10/03 (金) ~ 2014/10/05 (日)公演終了

満足度★★★★★

無題1273(14-312)
14:00の回(雨)。13:30、2階へ上がり受付、開場、縦長の畳の和室で奥が舞台、間に(ここも畳)廊下、挟んで客席、(前方)座椅子と普通の椅子席。正面、雨戸がしまっていて外光は入らず普通の蛍光灯。古いオルガン(YAMAHA)、ちゃぶ台、床の間、掛け軸。右に(お芝居の中での)2階への階段、左に台所、風呂場、末っ子の部屋(があるという設定)。

此処は初めてですが、「家(お座敷)」を使っているというので観に来ました。「ルーサイトギャラリー」「gallery園」「ゆうど」「ギャラリーしあん」、今までこういった雰囲気の会場で観たものはみな良かったです。

14:00前説(80分)、14:05開演〜15:29終演。冬の夜20時(ラジオから聴こえてくる)、亡くなった母親の七回忌で帰ってきた姉妹の就寝前の数時間を描いた良作。父と暮らす次女。結婚し子供がいる長女、ずっと前に家を出て結婚もしている三女、家を出たばかりの末娘。

父との関係、次女への想い、母の記憶、それぞれの「今」が反発し、引きつけあいながら物語を織り込んでゆきます。亡くなってしまった者、生きている者が雨降る夜に出会ったようなお話。

横山さんは「怪獣使いの娘たち」を観ていました。「汽水域(てがみ座 11/28〜)」公演のスタッフでお名前。

12/20と27の土曜日、此処で再演。

Windows in my heart

Windows in my heart

Sophia Modern Dancers

上智大学1号館講堂 (東京都)

2014/10/03 (金) ~ 2014/10/05 (日)公演終了

満足度★★★★★

無題1272(14-311)
11:00の回(強い雨)。10:10会場(2階)着、受付(整理券あり)、10:30開場。

「In wonderland(2012/3)」からで5作目です。舞台背景は絵本のような図柄、当パンも薄い水色を基調としたお洒落なデザイン。BGMに「Born to Run」がかかった。10:55/11:02前説(アナウンス、50分)、11:05開演~11:53終演。

1.Alone
2.Curiosity
3.In A Book
4.Love Makes You...♥
5.Gossip Girls
6.Good job!
7.Back Alley Temptation
8.Rival!?
9.Pray
10Always With You

変わらないファンタジーの世界に加え、Burlesque、ポップな女の子、ビートを利かせたナンバーなどが次から次へと。

赤い花・白い花、それから

赤い花・白い花、それから

マドモアゼル・シネマ

神楽坂セッションハウス(東京都)

2014/10/04 (土) ~ 2014/10/05 (日)公演終了

満足度★★★★★

無題1271(14-310)
19:00の回(曇)。18:20受付、18:30開場。

客席には以前マドモアゼル・シネマに出演されたダンサーもいらして満席。


8/15(金)21:30から行われた行われた公開リハーサル、その直後の韓国での公演を終えてのフルバージョン。

寄せては返す波の音、19:08前説、19:10開演~20:11終演。

ピアノの音色に乗って...モノローグ、人は生涯に何回くらい桜をみるのか、いずれ祖先の視覚が紛れ込み、重なり合い、霞み出し、艶やかで妖しく不気味な花の色が吹雪く。

渾身の力をふりしぼった作品、客席との掛け合い、風に舞いあがる薄桃色の花びら、天を衝く爆発ヘア、身に纏う厚手のコート、床に置かれたコートが描いたもの。

選曲も好み、次はどのような作品になるのか楽しみです。

ネタバレBOX

リハーサルの時には(座席位置の関係だったのか)気がつきませんでしたが、コートは日本列島のカタチ(北海道~九州)に並んでいるようにみえたので、終演後、外園さんに訊いてみると...正解でした。
"conditions" _music by SHUTA HASUNUMA

"conditions" _music by SHUTA HASUNUMA

岩渕貞太 身体地図

森下スタジオ(東京都)

2014/10/03 (金) ~ 2014/10/05 (日)公演終了

無題1270(14-309)
15:00の回(曇)。14:15受付、14:30開場(Cスタジオ)。椅子席3列、4列。正面、木台(?)が横に2段、壁ができています。15:04開演〜16:06終演。


岩渕さん、小暮さんは「斑(ふ)(2014/3@アートスクエア)」を観ていて2回目です。当パンに「身体と音楽をめぐる作品」とあります。

立体的な音像(音が回る)、カラダの動きや位置が緩やかに変化してゆきます。

当パンに挟まれたチラシに、今週2回観に行った勅使川原さんの「eyes 目(@KARAS APPARATUS)」があり、それはベートーベン「7番」全曲を使ったダンス。本作は、ノイズ、コラージュされたような断片が中心。

最近読んだ本(生命の進化について書かれたもの)に載っていた食虫植物の項が連想されるのですが…外的刺激を受け反応する、止まる、また反応する…一見ほとんど変わらない表情も植物的だったのかも。大地を摑む根、太陽を求める花、風に抗する葉ですかね。

不謹慎な家

不謹慎な家

PANDA JOCKEY

シアター711(東京都)

2014/10/01 (水) ~ 2014/10/05 (日)公演終了

満足度★★★★★

無題1269(14-308)
19:30の回(小雨、曇)。18:30受付、19:00開場。D.Bowie、10cc、The Runawaysなどがかかる。

客席側が解放されている掘りごたつのような舞台、座る部分は高めなので後方でも観やすい(と思います)。深い堀のところに白い木製のテーブル、舞台両サイドに鉄格子。19:30前説(アナウンス、90分)、19:34開演〜21:02終演。

この脚本、この演出、こんな役者さんたち…始まったばかりのところでわずかに笑い声…「アレッ?コレハ ワラウトコロカ?」と思ってしまいましたが、そのうちみなさん「うふっ」「へへへ」「ハハハ」と…でも舞台上は極めて真面目な議論(極論、暴論)の応酬、これがなんとも面白く、徳橋さんvs他の全員。強烈なキャラクターで舞台を撹乱、ググっと睨みを利かせれば、みんな首をすくめビビりまくるのでした。

ネタバレBOX

カウンセリングセミナーで出会った女4人。男はみな塀(掘と似ているのは考えすぎか)の中(殺人、詐欺…)。お勤めの年数はいろいろあれど、待っている女たちがなぜか同居することに。

管理人に指名された「有川」は「みのり」に惚れている。みのりが連れ込んだ浮気相手の男やみのりの兄がどんどん話をややこしくするが笑うしかない。

男を待つみのり、なのに別の男と浮気(前科あり)をする、母親には会おうとせず兄を追い返す。余計な一言が嵐を呼び、荒れ狂うみのりは止まることを知らず、そのままのテンションで爆走、実に爽快。
『目』 見るだけでなく

『目』 見るだけでなく

KARAS

KARAS APPARATUS(東京都)

2014/09/28 (日) ~ 2014/10/04 (土)公演終了

満足度★★★★★

無題1268(14-307)
20:00の回(曇)。19:40会場着、受付、19:57開場、2回目です。

今夜はお二人によるデュエットバージョン。第一~第二楽章を勅使川原さん、第三~第四楽章、エンディングを佐東さん。20:06開演~20:54終演、21:11トーク終了。

ネタバレBOX

トークで、使用しているのはC.クライバー指揮のものですというお話がありました。

検索してみると
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
第5番 録音:1974年3月,4月
第7番 録音 : 1975年11月,1976年1月

クライバーについては
カルロスクライバー ある天才指揮者の伝記(上下)がいいと思いますが、少し読みにくいです。

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