ロミオとヂュリエット
鮭スペアレ
黄金町 八番館(神奈川県)
2015/02/14 (土) ~ 2015/02/15 (日)公演終了
満足度★★★★★
無題1398(15-046)
12:00の回(快晴)。11:40開場、階段を上がり脚立の横に座ります。横で五十部さんがタイコを叩いています。初回とは反対側なので、風景も違って見えます。
前日、森鴎外(1862-1922)記念館で北原久仁香さんによる「最後の一句」朗読公演がありました。この作品は1915年10月に発表されたそうで、本作の訳者、坪内逍遥(1859-1935)と時代的に重なる部分があり、「ロミオとジュリエト」の翻訳は1910年。
「最後の一句」に「北国通の船(北前船)」が出てくるのですが、床に座りひざを抱え天井を見上げているとなにやら船底にいるような錯覚。船底にもかかわらず、さらに「下」へ続く階段、窓はなく薄暗い、波の音や何かを叩く音...何かがやってくる..雰囲気に取り込まれそうになります。
外国の方がおひとり、座席にはいっぱいの人。12:02前説、12:07開演~13:08終演。公開ゲネを含めて5ステ、港町横浜、小一時間の想像の船旅は終わってしまいましたが、また、次回作を待ちましょう。
ダンスアーカイヴプロジェクト2015
大野一雄舞踏研究所
BankART Studio NYK(神奈川県)
2015/02/10 (火) ~ 2015/02/15 (日)公演終了
満足度★★★★★
【プロジェクト大山】無題1397(15-045)
16:00の回(晴)。
プロジェクト大山は、「オオヤマニアック(2014/3@セッションハウス)」以来。
15:30会場着、ここでは高襟「高襟上海凱旋公演 無花果キネマ(2012/2)」を観ていて2回目、受付(前のときも無愛想だった)に訊いて3Fへ。エレベータを降りると受付(3A)、15:50頃開場との案内。
開場(3B)すると、コの字の客席。入り口側は桟敷+椅子席(3列)、左右は椅子席(2列)。正面扉の左側に大きなスクリーン。円柱の間がアクティングスペース。
なぜかそこに書道セット(半紙や硯)が3つ、客席に近い床にこれもコの字に沿って文字がかかれた半紙が多数「マスク」「石井漠」「をどるばか」…。奥の「3C」との間の壁際、下手に炊飯器と鍋、クッキングヒーター。上手にめくり台「をどるばか」。
15:57一人、座って文字を書き始め、続いて2人。右から長谷川さん、梶本さん、古家さん。「グロテスク」「怖がらせたい」「蛇精」「食欲をそそる」「からあげ」「ビール」「法悦」「自由が丘」「プロジェクト大山」…1枚書いてはコの字に並べられたところへ置き、戻ると少し後ろにさがり、最後は「3C」まで後退。その間、古家さんはにんじん、ジャガイモ、たまねぎを刻み、肉、水…ルーを入れ「カレー」を作っているのでした。
そんな感じで始まった本作はスクリーンの映像に合わせた振り付けがメイン。いつもの青い衣装ではなく、ごてごてと小さなぬいぐるみのような、房のようなものを身に付けていました。
とここまで書いて。2013年10月にも同じメンバーで上演していたのですね。
熱々カレー完食、バースデーケーキを一瞬でかわら割り、掃除…など変わった趣向。
ラストは「Can't Help Falling In Love(ELVIS)」、大野慶人さんの指人形と一緒に。
丘の上、ただひとつの家(全公演終了・ご来場ありがとうございました)
鵺的(ぬえてき)
【閉館】SPACE 雑遊(東京都)
2015/02/11 (水) ~ 2015/02/16 (月)公演終了
満足度★★★★★
無題1396(15-044)
19:30の回(晴)。19:00会場着、受付(全席指定)、開場。コの字の客席、入って奥から左回りに「A~C」、「B」が正面席のようで、私は「A」。高さ30cmくらいの長方形の舞台(板張りの床)がやや斜めに設置、客席との間に椅子(4脚)。舞台中央に柱(下のほうが細くなっている)、こちらにも4脚の椅子、背もたれ部分は切り取られ、足も他の椅子と換えたのか不揃い。「正規」のものではない「不具合」さを表していたのでしょうか。8作目になりました。
何作か観ている役者さんが多く、それ以外でも高橋さん「朝にならない(2012/11@ATTIC」、生見さん「カラフルな猫、再び(2011/4@バーボンタコス)」「向日葵と夕凪(2012/8@BASE)」など。
開演前、上演中も場面転換以外では無音。比較的、場面転換(この間ノイズが響く)が多いような気がしましたが、観ている間、息を凝らした状態に近いのか、そっと息を吐くのでした。
19:29前説(アナウンス)、19:34開演~21:24終演
ひとつ皮が剥かれるとさらに醜い皮が現れ、それは己自身に内在するものであるように思われる。どこか諦念した感のある人物たち、表情、軽さの中の重い石、血によって繰り返される業、焼け焦げ黒くなった柱の下部ではもう登場人物たちを支えられないのではないか、かつてそこで起こったことと各人とのかかわりが心を焼き尽くす。
私が座った位置ですと、役者さんが重なったり、背中しかみえなかったりでしたが、横から観る機会が少ないので、これはこれでよかったです。
朗読会『最後の一句』を読む
文京区立 森鷗外記念館
文京区立 森鷗外記念館(東京都)
2015/02/14 (土) ~ 2015/02/14 (土)公演終了
満足度★★★★★
無題1395(15-043)
18:00の回(晴)。17:30受付、17:33開場。会場は森鷗外記念館1F「モリキネカフェ」。庭園側は大きなガラス窓になっていて「大イチョウ」「観潮楼門「三人冗語」の文字があり鷗外ゆかりの庭園ということです。艶のある木の色、黒いテーブルと椅子。
観客の皆さんが北原さんを「先生」と呼んでいらっしゃるのでなぜかなと思い、当パンなどをみるとワークショップをひらいていらっしゃるのですね。
普段観ているお芝居のなかでも「朗読」「リーディンーグ」作品が何作かあり、よくカラダを動かすもの、ほとんど素の状態で読み飛ばすもの、一人~数人とさまざま、会場や音楽によっても印象が変わります。
北原さんの朗読は2回目で、昨年11月、島薗邸での「かたりと」による『紅梅振袖』が初めて。箏と語りと会場と作品、そのすべてがひとつに織り込まれて伝わってくるようで、それは他では得られないものでした。
今をさかのぼること数十年前、NHK「朗読の時間」、白坂道子さんによる「第七官界彷徨(尾崎翠著)」を聴いたときの、これが朗読というものかと驚嘆した体験、それが再び目の前に現れるとは、思ってもいませんでした。なんという不思議な巡り合わせでしょう。
それから約3ケ月、鷗外は読んだことがなくどうだろうという気持ちもありましたが、席に着く北原さんのお顔をみてそんな不安は消し飛んでしまいました。
18:01館長挨拶~ 18:49終演~19:05トーク終了。
和服姿、後ろのガラス、窓越しに見える庭と室内の様子が重なり、時は一気に1738年に。まっすぐ背筋を伸ばし、冬の夜を背景に語られる物語は長い年月を飛び越え、届けられたかのように聴こえてきます。
帰宅してから「青空文庫(2種あり)」を斜め読み。
次の公演「テルマエ太宰(6/19)」も行きたいと思います。
ロミオとヂュリエット
鮭スペアレ
黄金町 八番館(神奈川県)
2015/02/14 (土) ~ 2015/02/15 (日)公演終了
満足度★★★★★
無題1394(15-042)
14:00の回(快晴)。関内駅からイセザキ・モールを歩き「nitehi works」をみつけ、末吉橋を渡り会場へ。13:38受付(荷物預りあり)、開場。狭い階段を2階へ。
2階全面を使い、4面、壁際にクッション、好きなところに座ることができます。
ネットで「八番舘」をみるとわかるように、柱が多いもののいろいろな使い方ができそうです。窓があるみたいでしたが覆われていたのか、大きな(茅葺)民家で囲炉裏を囲んでいるうな、お話を聴くのにうってつけの雰囲気。
普通の天井位置あたりで柱が組み合わされ奏者/役者はそこでも演じます。脚立が2つ、梯子がひとつ、柱に巻かれた白い布に紙、客入れから楽器は鳴らされています。
間に「弱法師」公開稽古(2014/7@光が丘)がありましたが「かあいい日本~ごどーちゃんの居る77の風景~(2014/2@LE DECO)」以来なので1年ぶり、ずいぶん待ちました。
14:05前説(65分)、14:08開演(中込さんの挨拶)、14:10開演~15:12終演。階段が狭いので順番に階下へ。
演目はまだまだ苦手な外国戯曲/シェイクスピアですが、和調に転調された本作は普通の劇場とは異なった空気、床に座り、演者/奏者、見上げる視界、その視界を遮る柱、吊らされた電球、白(4人)の演者と黒の奏者、独特の節回し...これらが交じり合いながらオペラを観ているような感じを受けました。
この回は公開ゲネの回、明日、もう一回観に行くので違う位置で。
昨年11月、朗読(テキストなしで、ほとんど一人芝居)と筝の演奏による「紅梅振袖」を観に行き、自分は和的な人情ものが好きだということを突然意識するようになりました。シェイクスピアはそこからずっと遠いところにあると感じていて、昨年、あうるすぽっとで観た「ハムレット(2014/8」ではあっという間に撃沈。そこは前作では「盆栽」を頭に頂いた中込さん、建物の個性(縦)を使い切った演出、終演後購入したDVD(一関の公演(こちらは横)を収録)ともかなり違っていました。逍遥の訳は読んだことはありませんが、古風な節回しもよかったのだと思います。
僕の内定先は、ショッカーです
劇団サラリーマンチュウニ
上野ストアハウス(東京都)
2015/02/12 (木) ~ 2015/02/15 (日)公演終了
満足度★★★★★
無題1393(15-041)
19:30の回(晴)。18:53会場着、受付、18:58開場。
正面奥に薄い白幕(企業ロゴ?が透けて見える)、床は一段高く、最前列はミニ椅子、以降はひな壇。場内暗めで当パンが読みにくく、本は無理(但し、座席位置にもよりそう)。
普段より客席が賑やか。19:30前説(アナウンス、90分)、19:36開演~21:15終演(このときの挨拶で会社勤めの方、初めて舞台に立つ方がいらっしゃることを知りました)。
芝居が終わり暗転、客席からはすぐに大きな拍手。
「ショッカー」から想像した単純な正義と悪との対決(ある部分、それに近いものはありますが)ではなく、たいへん面白くアレンジしてあったと思いました。
Coppo
TIDELAND
参宮橋TRANCE MISSION(東京都)
2015/02/09 (月) ~ 2015/02/11 (水)公演終了
満足度★★★★
無題1392(15-040)
13:00の回(快晴)。12:30受付(1ドリンク付)、開場。上手にやや高さを持たせた床、ここと重なりながら中央にステージ、上手下手の壁際に椅子。天井には白い花びらをもった花がいくつも。12:46前説(105分)、12:55奏者登場(ギター、ヴァイオリン)~14:55終演。
風戸さん以外はみなさん初めてかなと思いながら調べてみると、青木さん「インスタントガール(2012/12@COREDO)」を観ていました。
「G」はエレガットギター、「V」はエレクトリックヴァイオリン。
ダークで赤く血の色に染まったどこかの国のお話、神、聖職者、領主、墓守、庭師、医者...赤と黒、白と青、カラスが獲物を狙って近づく。
演奏+歌、人形使い...どういう世界なのか(キャラクターたちが何を背負い、行動しているのか)が少しわかりにくかったので、当パンに背景や役名に加え役柄(相関図)などあるとありがたかったと思いました。
Gの方、譜面台で遮られ演奏しているところが見えなかったので、ポジションを工夫した方がいいのでは。
ノミの心臓
劇団サミシガリヤ
シアター711(東京都)
2015/02/10 (火) ~ 2015/02/15 (日)公演終了
満足度★★★★★
無題1391(15-039)
19:30の回(晴)。会場が見えてくるとなにやらピンク色の物体が貼り付いている、かなり大きい...ダイオウイカみたいな光沢、近づくと風船。アイドルの公演みたいだな、と思ったら、本作はそのお話でした。
18:50受付..予約返信メールには「整理番号は当日受付順」とありましたが、そうではなく受付順に並んで、ということでした。
19:00開場、薄いカーテンで仕切られた舞台、天井からはいろいろな色の丸い球体が吊られ、かかってる曲は邦楽なのでわからず(唯一、渡辺美里さんの曲のみ知っていました...コンサートにも行ったし)。
19:28前説(勅使河原氏によるアナウンス)、19:34開演~21:32終演。もちろん初演(2013/5)を観ていて5作目(2011年から年1作)になりました。
今回、どういうわけか観ていてシミジミと感じるものがありました。人生「夢見る頃」はとうに過ぎ、遠くなってしまった「後ろ」を懐かしむほどではなく、ぼんやりとした「今」。舞台の上、感情のおもむくまま、あるいはぐっと押さえつけ閉じ込めようとする「気持ち」、いろいろな感情が混じりあい、私自身とお話との距離をそっと縮めてくれたようです。
「三十路のそこそこのアイドル」が、水着でのオーディションを受け、武道館(まずは駅前劇場ですね)を目指す...また来年!
とらわれた夏
ほりぶん
ムーブ町屋4階ハイビジョンルーム(東京都)
2015/01/29 (木) ~ 2015/02/11 (水)公演終了
満足度★★★★★
無題1390(15-038)
20:00の回(曇)、19:20会場着、受付(チケットに番号がありましたが関係ないみたいでした)、19:30開場。ここは2回目です。入って左に客席(桟敷もありましたが、開演時には椅子席3列(ひな壇)。正面に四角いテーブル、イス3脚(黒い布)、奥と左右に暗幕、床面(少し高くなっている)も黒。客入れ時のBGMはもう少し不気味さを深めるとスリラーっぽくなりそう。20:01前説(墨井さん、60分)、20:03開演~21:04終演。
「とらわれた夏」...たしかに...東京ドーム3杯分くらいの汗(熱量)でしたでしょうか。母と娘と、お茶の時間から始まって、すぐ、ぞわぞわっと違和感。
劇中、「つり橋」について語られますが、真夏、そよとも吹かない風、じっとしている「橋」、そこを渡ろうとする者の心の中でのみ風が吹き嵐を呼び、心は千切れ飛び、4人の絶叫が場内で渦巻く。
タケルのミコト!【アンケート即日公開】
劇団バッコスの祭
シアターグリーン BOX in BOX THEATER(東京都)
2015/02/05 (木) ~ 2015/02/11 (水)公演終了
満足度★★★★
無題1389(15-037)
13:00の回(雨)。12:05会場着、1Fエレベータ前で待つ(ここで整理番号券を受け取り、その番号順に入場)。12:15受付、12:30開場、最前列はミニ椅子。
こちらはしばらく観る機会(前回は「白夜王アムンゼン(2012/1@BIG TREE)」がなかったのですが、森山彩美さん(5作目)が出るので観に来ました(初めて観た「ノミの心臓(2013/5@711)」の再演が2/10から始まる)。
正面奥に段差をつけただけのシンプルな舞台(ということは動きやすいということかな)。
「古事記」を題材にしたものを観たことがありますが、本作は「いま/これから」についても語られ、面白い組み合わせだと思いました。当パンに相関図と鑑賞の手引き、終演後、受付で作品解説をいただきました。
本質的に、重くなるだろうテーマですが、そうならないよう、でも観客に考えてもらいたい「温度」に配慮されたのではないかと思いました。もっと知りたいときの参考図書は「作品解説」にありましたので。
森山さんは前回「石影さま、京都行くってよ(2014/5@B1)」の時に比べ、ずいぶん精悍な顔つきになっていました。
個人的には「3人(ひとでいいのか?)の魔女」というのが好みで(マクベスですね)、本作でもキャラクターの違いがよかったと思います。
『Fermat's Last Theorem』(フェルマーの最終定理)
ユニークポイント
シアター711(東京都)
2015/02/04 (水) ~ 2015/02/08 (日)公演終了
満足度★★★★★
無題1388(15-036)
13:00の回(曇)。12:35会場着、受付(整理番号付"42番")、12:45開場(チョークを使うのでマスクの用意あり)、長テーブルを横に2つ並べ、椅子は4つ。奥に黒板(緑色)、「三平方の定理」が描かれています。
12:59遅れているお客さん待ちでややおし。J.ジョプリンやQueenらしいBGM。
13:03前説(黒板の説明)、13:05暗転せず開演~14:35終演。
劇中語られるように、好奇心を十分に満たしてくれる内容でした。自然科学系の本を読めば(宇宙の誕生、深海の謎、進化の不思議など)いつも「科学と数字」が生き生きと描かれています。お芝居でそれを感じることができるとは思いもしませんでした。
劇中聴こえるのはワイルズの講義?それにしてもみなさん黒板への殴り書きが様になっています。
図書館で「数学史の小窓(中村滋著) 」を予約中。早く読みたくなりました。
朗読『痴話』
アンファンテリブル
下北沢ARENA(東京都)
2015/02/07 (土) ~ 2015/02/07 (土)公演終了
無題1387(15-035)
16:00の回(曇)。15:30会場着、4Fで受付、1ドリンク注文、ビルのテラスのような場所、ガラス等で囲われているのでそれほど寒くはない。室内ではDJがLPを回し、カウンターにはボトルが隙間なく並び、みるとMarshallアンプが置いてある。人工芝を貼ったところにテーブルと椅子、ここが朗読者用、囲むように椅子(お客さん30人強?)。
16:03神農さん、16:05前川さん(おふたりは「昆虫系(2011/7@雑遊)」で)、開演~17:35終演。「アンファンテリブル」は「かと万(2014/4@あくとれ)」を観ています。
開演前、アルコール、喫煙OK。実質屋外なので始まってもあまり雰囲気はでてこず、暗くなってからなんとなくいい感じになりました。冒頭、スクリーンに白黒ですが「現場の写真」が映りました。
「阿部定の事件調書」「拘置所にて」などの章に分かれ、時にはお二人が交互に朗読。鵺的「昭和十一年五月十八日の犯罪(2014/6@楽園)」を観ているのでおおよそのことは知っていました。
Manhattan96 REVUE
Manhattan96
d-倉庫(東京都)
2015/02/04 (水) ~ 2015/02/08 (日)公演終了
満足度★★★★★
無題1386(15-034)
19:30の回(晴)。18:46会場着、受付、19:01開場、初日に続いて2回目です。19:28前説、1932開演~21:27終演。
マジックのなかで一つ確認したかったことがありました。やはり最初からマジックでした。
椿組の公演は「後ろの正面だあれ!(2013/2@雑遊)」「一本刀土俵入り(2014/10@雑遊)」を観ていてどちらにも今井さんは出ていらっしゃいました。で、よく調べてみると「THE BELL(2013/12@セッションハウス)」も観ていました(鳥越さんも)。それにしても、とても楽しい振付でした。
La saison du citron -ラ・セゾン・デュ・シトロン-
セッションハウス
神楽坂セッションハウス(東京都)
2015/02/07 (土) ~ 2015/02/07 (土)公演終了
満足度★★★★
無題1385(15-033)
19:30の回(雨)。19:00開場。19:27前説(90分、休憩あり)、19:32開演~20:12、
20:22~21:04終演。
「イマココニアル」、セリフがあったのがちょっとですが、冒頭、せせらぎ、鳥の声など春を思わせるような軽快さ。手足のすっと伸ばしたラインが美しい。
「時の裏側」、3ケ所に単行本を積み上げ、映像のなかのメトロノームのような動き、時計のネジに似たアニメーション。
「あいこうる」、こちらも凝った映像(白黒)、ピアノの生演奏と力強いタップ、近くまで来ると床が鳴り響く。
「くろのわ~る」、Be.を観るのは2回目で。スピード、切れの良い動き。黒い衣装がくノ一の集団に見えてくる。
ワンダーランド
Straw&Berry
王子小劇場(東京都)
2015/02/04 (水) ~ 2015/02/11 (水)公演終了
満足度★★★★
無題1384(15-032)
19:30の回(曇)。18:48会場着、受付(整理券あり)、19:01開場。
ミラーボールが回る舞台はワンルーム(キッチンや収納はどこ?)、角部屋なのか正面と上手に窓(カーテン)、玄関は下手、正面にテーブルと座椅子ひとつ、奥に机(PC、スピーカー)/チェスト(マンガ/文庫)、上手にはベッド、手前にTVモニター。この「絵」を囲うようにボディパーツで飾られた「額縁」、数えてみると頭の部分が13、右手首だけ...。19:27前説(125分)、19:34開演~21:33終演、おまけ演劇21:38~21:50。前作「マリア(2013/4@王子)」も観ていて2作目になります。特に予定はしていなかったのですが、藍沢さんが「演出助手」とあったので観にきました。
双子のような2つのお話が分裂しつつ、ほんの少し遺伝子の配列が変わってしまい、見えてくるものが違ってくる、その過程をゆっくりと描いているようにみえました。出てくる「男」がみな頼りなさそうなのはなぜでしょうね。
久しぶりの「おまけ」はやはり面白かったです。
チラシ表面に写っている「ホテルロンドン」「リミックス2」も観ました。
確認すると、亀田さん「オーシャンズ・カジノ(2012/4@王子)」「墓場、女子高生(2012/2@高円寺1)」。中村さん「看板娘ホライゾン(2012/5@王子)」。椎谷さん「In The PLAYROOM(2014/10@ミラクル)」、「あんかけフラミンゴ11(2013/10@王子)」「はなのいろ(2012/11@ルーサイト)」他を観ていました。
ちょっと生活感欠乏気味。ゴミはどうしている、掃除、ここは1階(屋上がある)なのか、あまり洗濯しないのか、なぜ机の上に「文芸春秋」...などなど
Manhattan96 REVUE
Manhattan96
d-倉庫(東京都)
2015/02/04 (水) ~ 2015/02/08 (日)公演終了
満足度★★★★★
無題1383(15-031)
19:30の回(曇)。18:48会場着、受付(チケットに整理番号あり:受付順)、19:01開場。
BGMにはクラシック、チラシに挟まれたグリーンのカードに一言、これを劇中で使いますと。
上手に大きめのカウンター、天井から紙風船が吊ってあります。
19:32スケッチブックを持った男性がイラストを見せながら前説(105分)。19:36開演~21:29終演。当パンによると全14章。
「説明」にあるように、楽しく、愛しく、歌、ダンス(振付もいい)、切ない男と女の間、???が!!!になる仕掛け、どれも楽しく観ることができると思います。何が飛び出すかは劇場で。
とけないまま、とけていく
100点un・チョイス!
中目黒キンケロ・シアター(東京都)
2015/01/14 (水) ~ 2015/01/18 (日)公演終了
無題1382(15-030)
19:00の回(晴)。18:35会場着、受付。18:45/19:00前説(相馬さん、120分)。19:06開演~21:13終演、アフタートーク21:16~21:25。
河村さんが出ている「B」を観ました。河村さんは「問題のない私たち」「女の子ものがたり」を観ています。他の方はみなさん初めて。
お芝居に先行して懸命に推理するような荒々しい筋立てではなく、捻ったトリックや動機でもなくTVのサスペンス(密室)ドラマを観ているようでしたが、これはこれでありかなと、ただ、ひとつのペンションの中で起こっていること...にしてはちょっと不自然さ(強引さ)があったように思いました。
ダンスがみたい!新人シリーズ13
「ダンスがみたい!」実行委員会
d-倉庫(東京都)
2015/01/05 (月) ~ 2015/01/18 (日)公演終了
満足度★★★★
無題1381(15-029)
19:30の回(晴)。18:48会場着、受付(投票用紙受取、4組のうち1番○、2番△)、19:00開場。舞台前面に白い面、19:29前説(アナウンス)、19:40開演~21:29終演
ブラバニ
尾花藍子「とけるころ」
ASMR「ゲームのような」
C×C「君と僕」
尾花さんのお名前があったので観に来ました。ご本人は覚えていないはずですが、2013/5@アートスクエアに「モータープール(子供鉅人)」を観に行ったとき、1Fでひとり先に開場を待つ方がいて、開場後、席に座っているとその方が隣にきて「よく観に来るんですか」と訊かれました。その方が尾花さんで、私のチケットの裏に名前を書き、よかったら観に来てください、と言われました。それからずっと機会を待っていましたが観に行けず、今夜となりました。ご本人ではなく、昨年12月この会場で観た白井愛咲(ダンストライフル)さんが出ていました。尾花さんは、6月にセッションハウスで単独公演があるようなので観に行きたいと思います。
ブラバニ「シアター21フェス vol.92"夏編"(2013/7)」、C×C「春木桜子の死に関する考察(2014/6)」どちらも@セッションハウス。
アルマ
THE TRICKTOPS
ザ・ポケット(東京都)
2015/01/28 (水) ~ 2015/02/01 (日)公演終了
満足度★★★★
無題1380(15-028)
19:00の回(曇)、18:30(整理番号あり)開場。幾何学(近未来)的ですっきりした舞台美術。
前3列は平土間、以降~ひな段、18:46前説(BGMの音量下げたほうがいいのでは)。18:50前説(佐渡さん、休憩込みで150分、スマホ画面について注意がオープニングにつながる)、19:00開演~20:12、20:22~21:22終演(役者面会なし、すぐに清掃)。
「宇宙の旅、セミが鳴いて(2011/6@参宮橋)」が初めて、本作8作目くらい(「まちづくり」は毎月に近かった)、最長上演時間。
いままでと随分違った作風。大きく3つのグループに分かれるようで、それぞれトーンが異なり、前半、全体感がまとまらないまま休憩に。ただ、一応、裏に隠されていたものは表に出てきた様子。で、後半。何のための情報操作なのかがもうひとつつかめず、このまま一組の男女に収斂してもいいものか...実はもっと「大きなもの」が動いていてすでに社会は...みたいな終わり方だと(個人的にですけど)ゾクっとして好みだなと思いました。
今回、桟敷童子の椎名さんが客演されるのでどのような役なのかなと思って観にきました。昨年12月「体夢(@すみだ)」を観に行ったとき..まだこれからと仰っていましたが、やはり巧い方ですね。
阿部さん「ちいさなひまわり(2014/7@ゴールデン街)」、池尾さん「壁あまた、砂男(2014/1@雑遊)」、馬場さん「くれない博徒(2014/12@BOX in)」。
お暇をこじらせてⅡ
aji 2021年活動終了
こまばアゴラ劇場(東京都)
2015/01/29 (木) ~ 2015/02/01 (日)公演終了
満足度★★★★
無題1379(15-027)
19:00の回(曇、雨)、18:28会場着受付(整理番号あり)、18:34開場。
(膝高)舞台上には「かかし」が不安定ながらも立っている。ベンチシート2列と椅子席。
19:01前説(90分)、19:08開演~20:29終演、アフタートーク20:42~20:55。
「Ⅰ(2013/4@画廊)」を観ているのですが、このときは二人芝居。「aji」は「こあじVol.1(2013/9画廊)」以来。「幸福の王子」は未読ながら他の劇団で観ていて、「正義の人びと」は初めて。
黒縁メガネと赤鼻は一度観ているし、口調は前回と同様。なので、突然の違和感などはありませんでした。もちろんお約束の「青い液体」もあり。
「幸福の王子」はかなり違った印象、カラスかと思った。「正義の人びと」は未読だからなのでしょう、(思い違い込みでも)かなり面白いものでした(実際のテロがどうの...という切り口とは別に)。
王冠(?)は英字新聞、北國新聞(?)。テロリスト=白系、つばめ=黒。「7番」のピアノ演奏は初めて。
ベンチシート席が椅子席より一列の人数が多いのは辛い。