miss_youの観てきた!クチコミ一覧

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甘い感情

甘い感情

キミエドリ

サンモールスタジオ(東京都)

2012/07/06 (金) ~ 2012/07/08 (日)公演終了

満足度★★★★★

無題414(12-157)
13:00の回(晴)。12:32受付、開場。12:15頃着いたので入口扉前で待ちます。珍しく扉は開いていました。どこかに受付時間を書いたものがないかなと、中に入ってみると、喫煙コーナーにいた方が「30分前から」というのでそのまま待つ…並んでいるのは10人位でしょうか…12:30になっても誰も来ません…、12:32、勝手に降りて「受付いいですか?」と聞いて…ようやく受付。開演10分遅れはみなさん書いていらっしゃる通りで、追加席が出るわけでなし、開演時間過ぎた前説で「おタバコは」はないと思います。※余談です:「超<集客力>革命」人気美術館が知っているお客の呼び方(蓑豊著)、を読んでいます。こんなタイトルは嫌いですが、書いてあることは、当パンに、主催/演出家のお二人が書いていることと大きな違いはありません。ただ、スタッフ陣がそれを自身のこととして受けとめ、実行したかどうかだと思います。開場時間、開演時間を宣言しているのだから、説明責任あるのでは?
13:11開演〜15:25終演。

舞台、現代アート(デザイン)と古風な趣き(素材)を感じ、照明の使い方、BGM、どれも好み。ただ、2つのソファ、PCがちょっとそぐわない気がしました。

複数のお話が並行/平行して、よく見えない部分(特に前半)が多く、また、みなさんほとんど同じトーンなので整理できないまま時間が過ぎて行きました。当パンに役名+簡単な役柄紹介があるとありがたいです(登場人物の関係が理解しやすいので)。

評価:難しいです…Q:みてよかったでしょうか。A:はい、とてもそう思います。

7/9追記:本作の前にみた競泳水着(2回目のほう)もそうだったのでしょう、今の「自分」と、重なるもの、感覚に染み込んでくるもの、奥底から引きずり出されるもの…それは一つのセリフかもしれない、役者さんの表情かも、笑顔、泣き顔、諦め、混乱、屈しないこと、這い上がること、いろんなもののなかではっきりとしないけど大きな振動となって伝わってくるもの、そういったものがあるんだな、と。なので評価しました。

NYということはこれでおしまい?

ネタバレBOX

不思議なもので、終盤、ぐぐっと情感が伝わってくるようになり、もし、このあと予定(会社へ…)がなければもう一回みていました。

最近、時間に追われているせいか、そのときの「気持、気分」によって、みているものに対する反応が相当違っていることを自覚しています。みているとき、終わってからの電車のなか、一晩おいた翌日、でも微妙に違ったみえ方をします。

今回、2回みたら…そう思いました。映画では、ロードショーの次にDVDで、という機会がありますが、お芝居では、「そのとき」とDVDとでは別物…、美術展での原画と図録との違いみたいなものでしょうか。

懸命にもがいても指先からこぼれてしまうもの、しっかり握っていたのに突然崩れてしまうもの、否応なく足に絡みついてくるもの。そうであっても、なんとかするしかないと…

時間が流れているはずのに、その感覚がなく、いつも同じ場所、同じ時間のように錯覚してしまいましたが、それぞれの終わり方(まずは前に進む)、今の自分によくあいます。

「 肉弾 」ご来場ありがとうございました。

「 肉弾 」ご来場ありがとうございました。

演劇ユニットG.com

【閉館】SPACE 雑遊(東京都)

2016/03/23 (水) ~ 2016/03/28 (月)公演終了

満足度★★★★★

無題1782(16-072)
18:30の回(曇)。

17:48受付(整理番号あり)、18:00開場。

入って左と奥に客席(L字)、最前列はベンチシート。奥に座ります。

3つのエリア。中央、ドラム缶にロープで固定された先端が赤、胴体が白の魚雷が鎮座、周囲は焼け残ったような壁、小便器、今にも壊れそうな小さな木のベンチ、石、毛皮(?)、畳に座布団。

波の音が聴こえてきます。18:28前説(100分)。

6作目になりました。前回ここで観た「穴の中~(2014/8)」は会場の造りを活かした演出と(個人的に)好みの楽曲という構成でしたが、本作ではどうなるのかな、SFではなさそうだし、と思いながら観に来ました。

チラシをみると「一寸法師」の(突撃の)ような印象。

滑稽さ、紙芝居風の進行、秘め事、終戦~現在。人情味あるナレーション(福田さん)が人物の心情や背景の理解を深めてくれました。

毎年夏になると太平洋戦争についての本(新刊がでるので)を読みます。大和、原爆、特攻、海軍、東京裁判...軍人、市井の人々、声なき人々、影になってしまった人々...等々。

お馴染みの方と初めての方。その初めて観る豊田さん(少年)は希望のようにみえました。6月に公演があるようで時間があえば。


◆余談:本作ではアルバムMeddle(1971)から「Echoes」。何度も聴いた曲、最初の音でわかる。73年(ヤング・ミュージック・ショウ)Pink Floyd Live at Pompeiで聴いたのが初めて(だと思います)。そのあと、LPを買ったのは「おせっかい」が先か「狂気」が先だったかはもう覚えていません。公式ライブ音源は持っていませんが高音質ブート盤はたまに聴きます。1988年のギルモア/フロイドの来日公演は4回観に行き、ロジャーのソロは2002年。


新版 青森県のせむし男

新版 青森県のせむし男

劇団 風蝕異人街

ザムザ阿佐谷(東京都)

2013/08/10 (土) ~ 2013/08/11 (日)公演終了

満足度★★★★★

無題786(13-214)
14:00の回(少し雲)、風が止むと猛烈に暑い、とにかく暑い。13:20会場着、受付(半券に整理番号を書いてくれます)、13:32開場。特に予定していたのではなく、何となく前日深夜に予約メール…だからなのでしょうか受付に名前がありませんでした。ザムザは約1年半ぶり。劇中、カミナリが聴こえましたが音響だと思っていましたし、照明も落ちたそうですが気づかず。そんな雰囲気に満ちたお話でした。こちらは初めて、14:02前説(70分、遅れているお客さんありで、5分おし)、14:06開演〜15:21終演…外は豪雨。

ネタバレBOX

(手前側)真っ赤な柵で仕切られた舞台、下手に黒い学生服が案山子のように立っていて、その足下には上半身を露わにした白い女性が二人、一人はゆっくりと身をくねらせ、一人はじっとうずくまる。壁に和服、破れたセーラー服などがあり、暗めの照明、提灯を使った演出、狐の面、柵の向こうで身じろぎせずに息を潜める者。張り詰めた空気がとても心地よく、また都内で公演があればみたいと思います。

夕方、通りかかった古本屋で文庫本を発見するも…1,500円。
1富士、2鷹、3TABATHA!! ~Dianna COMPLEX~

1富士、2鷹、3TABATHA!! ~Dianna COMPLEX~

TABATHA

UPLINK FACTORY(東京都)

2016/01/14 (木) ~ 2016/01/14 (木)公演終了

満足度★★★★★

無題1719(16-009)
20:00の回(曇)。

19:28受付、19:32開場。

板張りのフロア。壁際に若干の椅子席。多くのお客さんは床座り。正面スクリーンに過去(かなり古い)の正月TV映像が低画質で流れる。

20:00、客席後方から闖入、このシーンですでに客席は笑いで盛り上がる。メガネの4名が所狭しと笑いをまき散らしながら駆け抜ける超快作~20:51、1部終了。21:03~21:16お客さんも一緒に楽しく踊る第2部。

「FIESTA!!〜わたしのメキシコ〜(2014/11)」に続く底抜けに明るいダンス。セッションハウスでもあったように会場内外を走るは、獅子&虎舞、もちろんセーラー服などサービス満点。

 す き  と お り

す き と お り

miel(ミエル)

スタジオ空洞(東京都)

2014/07/30 (水) ~ 2014/08/05 (火)公演終了

満足度★★★★★

無題1192(14-240)
19:30の回(晴)19:00受付、19:11開場。

金崎さんは4作目…「プラシーボ(2012/2@上野)」「朝日一家の挑戦状(2013/1@吉祥寺」「ティティプー見聞録(2013/12@POO)」。miel(ミエル)としては初めてです。

L字の客席、奥に座ります。白い布、白い箱(椅子)、入口近くにオフィス用の回転椅子。19:28前説、19:32開演〜21:06終演。白い衣装でまっすぐ立っている姿は、聖火式のような厳かさ。ダンス〜各作家の作品。

終演後、「構成表・キャスト表」が配られ、それをみながら台本を購入することができます。

石井さん「とても個人的〜(2911/3@眼科画廊」〜「眠る男(2014/6@絵空箱)」など多数、古市さん「沼辺者(2011/9@ワーサル)」「荒野1/7(2012/8@DECO」、与古田さん「星読み騙り(2012/10@「劇」)」「癒し刑(2013/8@王子)」、齊藤さん「フリキル(2011/9@Site)」、「時々は、水辺の家で(2013/12@眼科画廊)」。

ヴォイツェク

ヴォイツェク

ttu【2017年5月末解散】

酒井理髪店 2F スペース(東京都)

2013/11/22 (金) ~ 2013/11/25 (月)公演終了

満足度★★★★★

無題908(13-337)
19:30の回(晴)。焼き鳥屋(いい匂いが…)の隣、入口前で待ちます。19:13受付、19:15開場、狭い階段を上がり、案内された奥の席に座ります…「物件」の図面でいうと、右上。内部は「バートルビー」の時のようなつくりで…何もないただの部屋、窓を暗幕で覆うわけでもなく、窓の外はむき出しの街、階下から話し声が聞こえます。階段上がった左側にテーブル、ラジカセ、Mac、ハンドベル、E.ギター、アンプ。床の真ん中に白線のヒト型、3辺の壁際に客席、チラシでみると、右から時計回りで左側、中央の柱まで。「Vol.4」とありますがイベント参加作品を含め5作目です。
5月の福岡公演は行けなかったものの、今夜は出演された木村さんも客席に(ちょっとお話)、木村さんはダンサーで2011/5(@デイ・プラッツ)から、6〜7回みに行ってます。Vol.1〜3に出ていらした岩崎さんもダンサー、5月にpit北/区域の公演へ行きました。
公演前にいただいたメールに寒い可能性…とありましたが、一部のシーンで(演出上)そう感じることがありましたが概ね良好でした。
19:31前説(70分)、19:35開演〜20:53終演。「ヴォイツェク」は未読、本公演、ますます異色。

気になったので帰ってから確認すると、小川さん、shelf(2013/6@d-倉庫)でみていました。

ネタバレBOX

双方向の「会話」ではなく、意思疎通のための「身体言語」でもなく、状況を補完するための「音」や「光」でもないもので満ちた48.55㎡。

白線にあわせ重なるカラダ、広がる6本の腕..6本の腕の持ち主は三面六臂の阿修羅像...ゆえに、此処は修羅場なのでしょう。

付きまとうノイズ、繰り返すこと、従うことによってのみ過ごすことができる日常。

消えては現れる個体、此処は何だったのでしょう。視界に異質を持ち込もうとしているのか、「階段」の先は地獄ではないかと思えてくる。引きずりこもうとする俗世間の声、ノイズ。

不思議、混乱、異形...そして刺激的な空間と時間でした。

ペルセポリス

ペルセポリス

かもねぎショット

ザ・スズナリ(東京都)

2016/01/28 (木) ~ 2016/01/31 (日)公演終了

満足度★★★★★

無題1734(16-024)
14:00の回(曇)。

13:25会場着、受付(全席指定)、13:30開場。

席の前後が狭く一旦座ると身動き困難。「ペルセポリス」イランの世界遺産、マルジャン・サトラピ著「ペルセポリス」に激励されて、とサイトにあります。

こちらは3公演目...「赤と白(2013/11@セッションハウス)」「新・赤と白(2015/3@B1)」。日芸の公演から観ている藤谷さん(5公演目)が前作に続いて出ているので観に来ました。

14:01前説(105分)、14:05開演~15:53終演。

爆弾が落ち、人の背丈より高い本のページがバラバになる。イランから女性がやってくる。刑事が2人いる..ここは修道院らしい。

2人の女性が旅をしながらいろいろなシーンに出会う。現実なのか、記憶なのか、かつての夢だったのか。コミカルで暖かい演出、ついくすくすっと笑ってしまう、ひょうきんな役者さんたち、ダンスシーン(思わず笑う)、歌(ここでも笑う)。

ローヤの休日

ローヤの休日

ゲキバカ

王子小劇場(東京都)

2011/03/16 (水) ~ 2011/03/27 (日)公演終了

満足度★★★★★

還るところは
女囚バージョンを観ました。緩急つけ話は進み、そのなかで少しずつ「ずれてゆくもの」を感じていましたが、それはラストにたどり着くまでに必要な一歩一歩だったようです。両手にそっと包み込んだ「花」。最後に還って行ったところで安らぎを得ることができたのでしょうか。間に織り込まれた笑いも楽しめました。

誰そ彼時の雨

誰そ彼時の雨

10・Quatre

シアター風姿花伝(東京都)

2014/03/19 (水) ~ 2014/03/23 (日)公演終了

満足度★★★★★

無題1048(14-087)
14:00の回(曇、強風)。13:00受付、13:30開場。こちらは2作目(草莽の剣)、前回でも書きましたが、漢人さんが「水辺のデッサン(2013/4@ルーサイトギャラリー)」に出ていらして、好印象でしたので観に来たのがきっかけです。

「和風」のさっぱりした舞台、屏風にもみえそうな白壁の仕切り、上手に階段、客席左寄りに通路。14:00前説(140分)、14:04開演〜15:45本編終了、〜16:09「show time」終了。

邪智暴虐(「走れメロス」から借用)の殿、暗躍する敵/寝返る味方、刃と刃、鋭く切り込まれる、素早いカラダの動き、複雑な剣さばき、畳み掛ける展開。

写真撮影可のショー・タイムではそれぞれの役者さんにシャッターチャンスがあり、それはそれは楽しいイベントでした。

息が苦しくなるほどに跳ぶ

息が苦しくなるほどに跳ぶ

オーストラ・マコンドー

NICA: Nihonbashi Institute of Contemporary Arts(東京都)

2016/11/30 (水) ~ 2016/12/11 (日)公演終了

満足度★★★★★

無題1976(16-266)
14:00の回(晴)。

13:16(戸外で待ち→地階へ)受付、13:31開場。ここは初めてで少し迷う。

真っ白な壁(正面には模造紙が貼り付けてある)とコンクリート床、ベンチシートと椅子席。14:15開演~15:55終演。

「オーストラ・マコンドー」を初めて観たのは「東京の空に(2011/4@王子)」、直近は「カズオ/斜めから見ても~(2014/8@DECO)」但しこれは二人芝居、5作目。

加藤睦望さんが出るというので久しぶりに観に来ました。

お話は「説明」のとおり。どちらかといえば狭い会場でカラダもココロも激しくぶつかり合います。激場版おしくらまんじゅう。

絡み合わない繋がり、大集団でスタートを切った後、どんどん離れてゆく距離感、(運不運)前後であったり、(分岐点)左右であったり、(普通の生活)大人になるということ、書きなぐった想いのほとんどは薄れ、破れ、消えてゆき、記憶から落ち二度と思い出すことはない、そんな風に観ていました。


加藤睦望さんは「さよならシンデレラ/σ^2=1(2011/9@DECO)」「座敷父さんと未来少女(2015/10@市田邸)」「バケホーダイ/月(2016/1@パラータ)」「少しのあいだ眠ること(2016/6@かもめ)」「マルカジット、マーカサイト(2016/10@サニーサイド)」。

カトウシンスケさんは「劣る人(2011/3@サンモール)」「~演劇のススメ~「走れメロス!」@SENTIO)」「片腕(2012/12@森下)」「さくらの会-太宰 治『女生徒』より-(2013/11@やわらぎ)」や今年は「knob(2016/7@EDGE)」。

遠藤留奈さん「第2回ブス会*「淑女」(2011/4@リトルモア)」。

でく田ともみさん「音木商店街物語(2015/9@風姿花伝)」。

鈴村悠さん「荒川、神キラーチューン(2016/6@ウエスト)」。

亜矢乃さん「ナチュラル・ウーマン2010(映画)」「檻の中の懲りない女たち(2010/6@銀座小)」「ハバカリ・ザマin寝覚子SA2010夏(2010/9@スズナリ)」「日本全国奇形鍋(2011/9@雑遊)」「白夜 -BYAKUYA-(2011/10@原美術館)」「ストレンジャー彼女(2012/3@雑遊)」「HEAVEN ELEVEN OF THE DEAD(2012/9@スズナリ)」「その日/比類なき明日の君へ(2013/11@MONSTAR)」

みそじんで観た釣遥子さんが演出助手だった(!)。

上手な想いの遺し方

上手な想いの遺し方

削除

北池袋 新生館シアター(東京都)

2012/03/16 (金) ~ 2012/03/18 (日)公演終了

満足度★★★★★

無題334(12-077)
12:00の回(曇り)。11:15、2Fへ受付、11:30開場。左右に各1枚、中央には、上下に1枚ずつ、絵があります。舞台には横長の箱...新聞記事などがコラージュされていて、震災の記事「an・an」のロゴ。ベンチシートとイス席、ザブトンあり。11:51黒の上下、黒いネクタイ姿の女性による前説(を聞きながら飴を食してしまう)、90分。12:05開演~13:29終演。終演後、お二人にお話しをうかがう。客演の3人もはりきっていた。うち、お一人は客席まで乱入、傍若無人、やりたい放題で暴れまくり、お客さんを震え上がらせる(爆)。続く。

『みちのく民話 まんだら  民話のなかの女たち』

『みちのく民話 まんだら 民話のなかの女たち』

語りと和楽の芸人衆 かたりと

旧安田楠雄邸庭園(東京都)

2015/09/26 (土) ~ 2015/09/26 (土)公演終了

満足度★★★★★

無題1709(15-398)
19:00の回(くもり)

18:40受付、開場。

会場の旧安田楠雄邸庭園は、大正8(1919)年に建設された近代和風建築だそうでとても広い(夜なので全体はみえませんでした)。「かたりと」を初めて観たのは(聴いたのは)すぐ近くの「島薗邸 (2014/11)」。

19:00前説的な案内~20:03終演。いつもの深みのある声と、三味線と箏が地方から時を超えて物語を届けてくれました。

北原さんの声、和楽器の音色は古民家が似合うと思いながら長い廊下をたどって玄関へ、今夜は西日暮里駅まで歩いてみました。

【ご来場ありがとうございました!】退カヌコビヌカエリミヌヌ

【ご来場ありがとうございました!】退カヌコビヌカエリミヌヌ

ロ字ック

サンモールスタジオ(東京都)

2013/11/02 (土) ~ 2013/11/10 (日)公演終了

満足度★★★★★

無題961(13-400)
13:00の回(曇)。12:15受付(整理券あり)、12:30開場。舞台をみるとかなり手前に「壁」...その前には上手から下手に下る坂道、「止マレ」と大きな文字、自転車が一台。13:08開演、壁は崩れ~14:44終演。

「ファニー・ガール」がよかった満間さん、ポかリンの本公演はいつになるんだろう...中島さん、前月は保健体育だった川田さんと多彩な役者さんたち。いつものように走る...、人の、人生の悲しさを振り切るように走り続ける。

羽とままごと」

羽とままごと」

劇団晴天

SOOO dramatic!(東京都)

2016/11/23 (水) ~ 2016/11/28 (月)公演終了

満足度★★★★★

無題1971(16-261)
19:30の回(晴、寒波か)。

18:50受付(整理券あり)、19:00開場。

コンクリートに囲まれた倉庫のようところにこたつ、ベッド、ソファ、テーブルが離れ離れに。入って奥にひな壇席、たぶん満席。

19:26前説(90分)、19:33開演~20:57終演。

こちらは初めて、ここも初めて。

かなり歯ごたえあるお話でした。「これはこういうことか?」→「いやいや違うんじゃないか」と自問自答しながら少しずつ輪郭がはっきりしてくるのが後半に入ってから。「この倉庫」を会場としてどういう「家」として設定しているのかと勘違いな方向をみていました。見えているものが物語でどういう意味を持っているのかいろいろ考えてしまうのですが結局考える必要などありませんでした。まずは素直にみましょうということでしょうか。

言葉遊びは少々苦手、よくある話しではない話はとても面白く、なんといっても役者さんたち好演。

※暖房が入っているのかいないのかだいぶ寒さを感じました。

過去の作品では

浅場万矢さん「動物たちの冬(201 2/11@せんがわ」「男装音楽劇 くるみ割り人形(2016/3@ウエスト)」「それから(2016/4眼科画廊)」「ケムリ少年、挿し絵の怪人(2016/6@吉祥寺)」。
本山歩さん「三鷹の化け物(2011/9@星のホール」「男装音楽劇 くるみ割り人形」「㐂(よろこび)2012/5@BOX)」「ドブ、ギワギワの女たち(2013/3@AiiA」「木(2013/8@サンモール)」。
白石花子さん「劇王 天下統一大会2015 東京予選(2015/1@ミラクル)」」「楽屋(2015/3@眼科画廊)」「ゾーヤ・ペーリツのアパート(2016/7@ウエスト)」。
西島大輔、角田悠さん「ザ・シェルター(2016/5@絵空箱)」。
鈴木彩乃さん「男装音楽劇 くるみ割り人形」。

月と老人

月と老人

語りと和楽の芸人衆 かたりと

東京都指定名勝 旧安田楠雄邸庭園(東京都)

2016/09/17 (土) ~ 2016/09/17 (土)公演終了

満足度★★★★★

無題1938(16-228)
19:00の回(曇)。

18:40受付、開場。

ここは2回目、1年前「みちのく民話」、今回は南側の庭をみる位置。

廊下に箏と椅子。ガラス戸を少し開けると虫の鳴き声、19:01開演、山田さんの箏~19:20、北原さん~20:01終演。

演目は。白石一郎さんの「月と老人」。

外の庭はすっかり暗くなり、少し風が入ってきます。冷暖房設備がないのでありがたい。

江戸時代、お話の舞台、そのときも風は木々は緑の葉を揺らしていたでしょう。

表情、速さ、声音で、情景や老人の爽快なしたたかさを呼び起こす北原さん。

今夜は生粋のカープファンであるという山田さんの唄を聴くことができました。

門をくぐり、見上げた夜空の丸い月は雲に隠れるところでした。

ドアを開ければいつも

ドアを開ければいつも

演劇ユニット「みそじん」

atelier.TORIYOU(東京都)

2015/04/25 (土) ~ 2015/05/11 (月)公演終了

満足度★★★★★

無題1462(15-110)
14:00の回(晴、暖)。

13:30受付、開場。3公演目(2014/10、2014/12)。本作では配役の変更がありました。斎藤さんは初めて、釣さんは「観たい!」にも書きましたように役者さんとしては「ひげ太夫」で。大石さんはパワーアップ、天乃さんは急に大人びて。

2Fへ上がり、靴を脱いで部屋へ...実家そのもの。見慣れた部屋、調度、かすかにラジオ放送、~小林克也さんの声が聴こえる~14:01前説(80分)、14:03(ラジオの時報に合わせて)開演~15:28終演。

4人中、3人の配役が変わっていますが、どんどん引き込まれます。少しだけ不器用な「姉妹」、もっとちゃんとしなきゃと思ってしまう「父」。優しかった亡き「母」を含めて6つの個性が瑞々しく描かれ、あまりに自然すぎてすぐには気がつかないSE(おやっ?雨かな、とようやく気がつく)、一人きりで寒くて仕方がなかったはずの部屋、最後には心まで暖かくなったように感じました。そして、もちろんまた観に行くのですね。

Parting

Parting

ELTEN

神楽坂セッションハウス(東京都)

2014/05/17 (土) ~ 2014/05/18 (日)公演終了

満足度★★★★★

無題1110(14-149)
19:00の回(晴)。18:30受付開場。18:51前説(アナウンス、70分)、19:07にも前説があリ、なんと続いてカウントダウンで開演~19:08終演。

「Ribbon(2012/4@HOPE」を観ていて2作目です。1作目は正直なところよくわかりませんでしたが、本作は力強いだけではなく、随所にコミカルなものを織り込んであり、とても充実した1時間でした。

大竹さんは「童貞キューピット(2014/1@王子小)」、「ラフレシア(2013/10@明石)」..高橋さん、四戸さんも。

國島さんは「月を泳ぐ女(2014/3@LIFT)」。

折原さんは「回転磁石」の「透化石恐竜の夢~(2013/1@新生館」「人皮の本と舞い天狗(2014/3@シャイン)」もあって4作目。

で、実は制作の平岡さんも「生活図鑑」を入れて4作目。途中まで

セーラー服とブルーシート

セーラー服とブルーシート

TOKYOハンバーグ

ワーサルシアター(東京都)

2015/05/27 (水) ~ 2015/06/01 (月)公演終了

満足度★★★★★

無題1495(15-183)
14:00の回(ゲネプロ、晴、暑)。

13:30開場、入口側に客席、ほぼ正方形の舞台、両サイドに学校の椅子各5脚、中央にポツンとひとつ、奥の壁の美術が意味深。13:46前説(アナウンス)、14:00滝本さんの挨拶。

此処は久しぶり、B.LET’S は「春の遭難者(2014/2@劇)」からで、永島さんは「劇王 天下統一大会2015 東京予選(2015/1@ミラクル)」、土田さんは「蛍よ...~(2015/1@高円寺)」、松田さんは「2番目の女たち。(2013/10@HOPE)」「少女Aの帰還(2011/12@COREDO)」。

大西さん(作品)の場合、登場人物はみな温かい、触れればきっと感じるはず、いままでそう思ってきました。一方、今回、滝本さんの作品では、もしかしたら(孤独、疎外)冷え切っているのではないか、そんなことを考えながら観ていました。どちらであっても手を差し伸べ抱きしめたい気基になる。

空間(立場)が逆転し、表と裏とが反転し合う。(美術から連想)閉じ込められていた者が閉じこめる側に転移する。

壜の中の鳥 没30周年、寺山修司へ~

壜の中の鳥 没30周年、寺山修司へ~

演劇実験室◎万有引力

キッド・アイラック・アート・ホール(東京都)

2014/01/10 (金) ~ 2014/01/11 (土)公演終了

満足度★★★★★

無題965(14-004)
17:00の回(晴)、16:30受付、16:50開場。入って左側が客席、最前列はミニ椅子、後方にひな壇。舞台奥、2箇所、階下への(奈落)扉が開かれ、下手に小さな四角い机、上手奥はヴァイオリン奏者スペース、各種エフェクターが半円にセットされています。「万有引力」は2作目(奴婢訓@トラム)ですが、最後列のトラムシート(立見)で役者さんの見分けがつかず、実質、村田さんは初めて。太田さん(ヴァイオリン)、浅野さん(舞踏)も初めて。17:04前〜18:21終演。太田さんの変幻のヴァイオリンが会場内を駆け回り(生音も良かったです)、渇いたヴォーカルが染み入り、幼女が語っているような朗読、妖しい舞踏が一体となった時間でした。

ダンス花 アドバンス 1st stage part1

ダンス花 アドバンス 1st stage part1

セッションハウス

神楽坂セッションハウス(東京都)

2016/09/03 (土) ~ 2016/09/03 (土)公演終了

満足度★★★★★

無題1923(16-213)
19:00の回(曇)

18:30受付、開場。お客さん(ダンサーの方も)多い。
19:08開演~20:42終演。

8月後半、、象の鼻テラス「ダンス縁日 DANCE ENNICHI」、東京都美術館「ZEN展」、ザムザ阿佐ヶ谷「踊り上戸~夏~」と普段とは異なる会場(空間、周囲、雰囲気、お客さん)での公演が続いて、フル装備の会場はなんだか久しぶり。

音楽、照明、観に来ていらっしゃるお客さんが全然違うというのも新鮮な体験。

Nect「Wall(2015/12@セッションハウス)」「おんなのさが(2015/7)」「shut(2014/5)」。
水越朋「U / M(2016/7@RAFT)」「KisamaAlternative × 水越朋(2016/1@神保町試聴室)」「Tinnire(2015/11@ここ)」「-W-(2013/3@ST)」。
デルトーカ「醒めるほどに舞い堕ちる Hidden in Frequency(2015/9@ここ)」。
悪童'sのおふたり「カラダモアソブ(2015/1@ここ)」「GAME(2014/@ここ)」。


デルトーカで映ったのは「パンセ」124「われわれは事物を別の面から見るばかりではなく、別の目でもって見る。だからそれらの事物が同じように 見えるわけがない」。
縦と横、2つの平行する(すなわち決して交差しない)道。歩く男と這う女、上下に流れるデジタルのイメージ、鏡像の衣裳、背中のデザイン、冷え冷えとした寂寥感。

異星人のような(Nect)、唯一の生命体のような(水越さん)、異次元空間のような(悪童's)振付は拡がり(深まり)を感じるものでした。

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