ぴおんち33の観てきた!クチコミ一覧

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ミュージカル 湖の白鳥

ミュージカル 湖の白鳥

劇団あおきりみかん

シアターグリーン BOX in BOX THEATER(東京都)

2012/06/22 (金) ~ 2012/06/24 (日)公演終了

満足度★★★

う~ん・・・?
本当に歌の上手い役者さんが歌の下手な役を演じるのと、そうでないのとはぜんぜん違う。面白いストーリーで、アイディア満載で楽しかったですが、ずっとそれが気になった。ダンスも同じ。歌やダンスのスキルが高いともっと楽しめたと思う。

『COUPLE』

『COUPLE』

川口プロヂュース

小劇場 楽園(東京都)

2012/06/21 (木) ~ 2012/06/24 (日)公演終了

満足度★★★

客席の一部に
一部屋設けてあるという、ユニークで面白い舞台装置でした。小劇場「楽園」の狭さを上手く利用してあり、感心!また、典型的な日本家屋の作りで、別の部屋の生活音がモロに聞こえてくるなど、とてもリアリティがありました。さて内容ですが、クライマックスでは場内すすり泣きの嵐で、設定のありえなさや不明瞭な部分のもやもやも吹き飛ばした感がありましたが、このストーリーどこかで観たような・・・・。いえ、似ていてもいいのですが、それならもう少しフォーカスする場面を変えたほうが良かったのでは、と思いました。

ネタバレBOX

これ、内容が、ものすごく名作「煙が目にしみる」に似てますよね。感動を呼ぶ場面も同じ。「煙が・・・」のほうはコメディ仕立てで、こちらはシリアス感が強いですが、それなら強調するところを「限りある生を生きるとはどういうことなのか」とか、「死ぬ一週間前に結婚することの意味」とか、「それぞれのカップルのそれぞれの愛情」にするとか、別の視点から捉える必要があったと思います。
10年目のペンギン

10年目のペンギン

はらぺこペンギン!

ザ・ポケット(東京都)

2012/06/20 (水) ~ 2012/06/24 (日)公演終了

満足度★★★

もたもた感がいい!
オールドデイズな音楽とともに繰り広げられる、もたもた感満載の大人のダサめコメディ。そう、先生方のギャグってこんな感じですよね~。古くてダサくて、でもなんだか笑える。後味がとても良く、楽しかったです。もう少しノリが良ければ、要所要所で拍手が起きたところですが、なんというか、このもたもた感のせいで拍手しそこなったというか・・・・・。そこが味なんですけれど。大爆笑というのではないけれど、味のあるコメディでした。ちょっとギャグを入れすぎてバラけた感じが残念。

ネタバレBOX

それにしても前振りの長さにはびっくりしました。後振りもなんだか長かったな~。ゲイサークルの話なんかは無かったほうがすっきりした感じがする。でもすっきりまとめるとこの劇団の持ち味が出ないような気もします。やっぱりもたもた感が大事なのかな?笑いが宝塚に集中していたのは劇団としては不本意だったと思います。私は他のところでも笑わせてもらいました。焦るとステップを踏んでしまうところなんか、一人で大受けしてました。でもどちらかというと、可愛かったですね。
落ちる紫陽花

落ちる紫陽花

張ち切れパンダ

サンモールスタジオ(東京都)

2012/06/13 (水) ~ 2012/06/18 (月)公演終了

満足度★★★★

どうしても結婚したい女の気持ちが
よく表現されていてすごく面白かった。そう、結婚とはこういうことなのだ。訳の分からない近所付き合いや、イライラする同じことの繰り返し。亭主のわがままや暴言も笑って聞き流す度量が必要だし、うっとうしい家族も切り捨てるわけにはいかない。舞台の上で起こっていることはすべて、そのまま凝縮された主婦の生活だ。で、なんだかんだ言いながら、みんなそこそこに妥協し、着地点を見つけてゆく。これが生きるということであり、生活するということなのだ。しかし、人間だからたまには切れることもあり、みんながびっくりし、雨降って地固まるのことわざどおり、もう少し妥協のグレードを上げて生きていく。こんな女の生活が、痛いほどによく分かる劇でした。そしてこの当たり前の過程を上手く劇に仕立てた脚本家に拍手。

ネタバレBOX

設定がありえないって???これに似たようなこと、現実でも、もう死ぬほどありますってば。こんなでイライラするようでは、皆さん修行が足りない(笑)
GO HOME

GO HOME

サスペンデッズ

吉祥寺シアター(東京都)

2012/06/15 (金) ~ 2012/06/24 (日)公演終了

満足度★★★★

美しい舞台美術にまず
心を奪われる。吉祥寺シアターの地下まで利用した舞台は初めてみました。鮭の生と人間の生をシンクロさせながら紡がれる物語は、まるで香気ある文学作品のようだ。生や輪廻、人間の業といった形而上学的なものを上手く舞台化していたと思います。ライトの使い方も印象的。この作品に他の劇団には見られない芸術的な品格を添えていた。なんだか、「THE 舞台芸術」とでも呼びたいような作品だ。演出家の意図が明確で分かり易く、きれいに一つのトーンにまとまっている。欲を言えば、まとまりすぎて破綻が無いのが寂しいところ。これだけの舞台と役者さんなら、もう少し暗示的なシーンとか幻想的なシーン、イメージのみのシーンなど、本筋に関係ないシーンを入れても十分に鑑賞に耐えたと思う。
ラストは感動的。まさに文学。

ネタバレBOX

これは完全に私の好みというだけですが、開演前から流れていた川のせせらぎや森の音、ずっと流し続けていて欲しかったなぁ。鮭の生と回帰本能を暗示する素晴らしい効果音になったと思う。また、せっかく地下まで見せているのだから、
飛び込む為だけに使われてしまったのは残念。この地下からの幻想的なライティングなど、ぜひ見たかったです。美しい舞台でしたが、もっともっとと欲張るのは観客の常。生にフォーカスしたこの舞台、もっと芸術性を追っても十分に分かり易く、観客にアピール出来たと思います。
15 Minutes Made Volume11(ご来場ありがとうございました!!)

15 Minutes Made Volume11(ご来場ありがとうございました!!)

Mrs.fictions

シアターグリーン BOX in BOX THEATER(東京都)

2012/06/07 (木) ~ 2012/06/11 (月)公演終了

満足度★★★★

面白かった~。お奨めです。
お話としては3番目の「お父さんは若年性健忘症」が好みだけど、演技としては「あやめ18番」の一人芝居すごかったですね~。照明の使い方も上手く、一人芝居にありがちな観客に緊張を強いるということも無く、素直に物語の中の人物になっていた。泣かされました。このお話、主人公の設定がいい。義弟という立場からのお話で、ふだんの家族関係まで見えてくるような、素晴らしい演技でした。また最後のダンスユニットの「梅棒」最初から最後までハイテンションかつスピーディなダンスでお芝居をやるという離れ業を見せてくれて、演劇の新しい可能性を拓いたと思います。様々な劇団が見れてすごく楽しかった!

ネタバレBOX

「梅棒」のダンスの切れのよさ、すごいです!切れが良すぎて、女子マネを演じている子が男の子だとすぐにわかってしまった。(男性ですよね?)ダンスユニットとしてはもちろんそれで正解なんだろうけど、お芝居だとするともう少し隠していても良かったかも。
【全日程終了!】鬼畜ビューティー【ありがとうございました!】

【全日程終了!】鬼畜ビューティー【ありがとうございました!】

ロ字ック

サンモールスタジオ(東京都)

2012/06/06 (水) ~ 2012/06/10 (日)公演終了

満足度★★★

女のパワー
けたたましかったけど、様々な女のパワーを感じられて面白かった。でもあれですね、たとえ人生上手くいってなくても、これだけの凄まじいパワーがあれば何でもできる気がする。無駄に元気も悪いことじゃない。舞台をふたつに分けた構成も見応えありました。中学教師が男を知ってから、姉妹の立場が逆転していくのが圧巻。でも一回きりというのはちょっと・・・・・(笑)というか、一回であれだけ変わる経験って??

未来という名の昨日を連れて

未来という名の昨日を連れて

東京アンテナコンテナ

吉祥寺シアター(東京都)

2012/06/01 (金) ~ 2012/06/10 (日)公演終了

満足度★★★

楽しかったし、笑えたし、
様々なエンターテイメントもありお得な感じですが、なぜだろう?天井の高い吉祥寺シアターの舞台がいつも以上に広く、高く感じられた。脚本の弱さをアドリブで補うのは無理。最後は華やかなダンスか歌でにぎやかに終わって欲しかったですね。

ネタバレBOX

吉祥寺シアターは本当に実力ある役者さんとよく練られた脚本だと素晴らしい舞台になるが、何か一つでも欠けると途端に舞台がスカスカな感じになる。今回は残念だが後者でした。発声が悪い役者さんが何人かいて、もうそれだけで舞台に精彩が無くなる。たぶん役者泣かせのシアターなんでしょうね。アドリブは・・・・・う~ん、こんな情けないアドリブとは思わなかったです。
㐂(よろこび)

㐂(よろこび)

ろりえ

シアターグリーン BOX in BOX THEATER(東京都)

2012/05/30 (水) ~ 2012/06/03 (日)公演終了

満足度★★★★

ありえない設定の中にも
強烈に人生を感じさせるものがあって、お芝居の醍醐味みたいなものを感じました。女が生まれてから死ぬまでのエピソードを積み上げたらこんな感じになるのかな?とすると、やはりこれだけの大作になるのも仕方ないような気がする。どんなに悲しいことがあっても、やはり人生は生きるに値するものなのですね・・・。
と素直に思える作品。

【当日券あります!】さよならは言わないで

【当日券あります!】さよならは言わないで

てにどう

シアター711(東京都)

2012/05/25 (金) ~ 2012/06/03 (日)公演終了

満足度★★★★

せっかくのピアノとパーカッションの生演奏
もう少し効果的に使えなかったかな、と少し残念感が残る。各場面が生演奏ありと無しにはっきり分かれてしまって、つながりのあるオムニバスなのに生演奏のせいで却って断絶した感じが強い。せめて暗転の間だけでも演奏があったらよかったのに、と思いました。生演奏というのはやはりすごく存在感が強く、今回は裏目に出た感じだ。ストーリーも楽しめたし、演技も達者で無理に大団円にしていないところにも新鮮な魅力があってよかった。私はこういうタイプのオムニバス好きです。

真義―マギ―★千秋楽完売しました!

真義―マギ―★千秋楽完売しました!

u-you.company

Geki地下Liberty(東京都)

2012/05/25 (金) ~ 2012/06/03 (日)公演終了

満足度★★★

テンポのいい演出で
とても楽しめました。シリアスバージョンから急に現実に戻り、会社員としてオタオタするそのギャップがいい。ちょっと台詞の端々(特に語尾)が甘い役者さんがいて気になった。こうした台詞のギャップを楽しむ劇としてはかなり残念。
あと、部長の靴が気になりました。Wの打ち合わせの背広にあれはないだろうと・・・・・(笑) 女性版も見てみたいです。

緋旗青嵐記

緋旗青嵐記

流星揚羽

シアターグリーン BOX in BOX THEATER(東京都)

2012/05/16 (水) ~ 2012/05/20 (日)公演終了

満足度★★★

前回よりちょっと印象が
薄い感じでした。女性もがんばった殺陣のシーン、この劇団は効果音など使わずにやるので、その意気は素晴らしいのですが、いかんせん迫力が出てこない。男女の筋肉の差を感じました。もう少し各エピソードに重点を置いてじっくり見せても良かったのでは。

首無し乙女は万事快調と笑ふ!

首無し乙女は万事快調と笑ふ!

ポップンマッシュルームチキン野郎

サンモールスタジオ(東京都)

2012/05/12 (土) ~ 2012/05/20 (日)公演終了

満足度★★★★

相変わらず強烈な求心力
を持つ舞台でした。手馴れたお笑いも突き抜けたギャグも、この求心力の渦に巻き込まれ一体感がある。今回は歴史の狂気に翻弄される人間を描いてなかなか
骨太な感じが強く、面白かったです。役者陣が秀逸。同じ美術が様々な背景に見える。演技力あってのことだと思う。余計なことですが、首無し乙女って、あれは胴無し乙女じゃないのか、という突っ込みは私だけでしょうか・・・・・?

思いは願いのうそとなり

思いは願いのうそとなり

演劇企画ハッピー圏外

TACCS1179(東京都)

2012/05/11 (金) ~ 2012/05/15 (火)公演終了

満足度★★★★

この劇団らしい
温かい笑いと涙。上手く着地したな、という感じでした。ちょっと各エピソードがばらばらで、特に劇団関係者のシーンなど声が大きいせいもあってインパクトが強く、本筋にどう絡むか心配しましたが、最後は上手くまとまっていた。でもちょっとこなれが悪かったような・・・・・。全体にもう少し一体感があったらなお良かったと思います。

東京バンビ『他人の確率』御来場ありがとうございました!次回は10月!お待ちしております!

東京バンビ『他人の確率』御来場ありがとうございました!次回は10月!お待ちしております!

元東京バンビ

OFF OFFシアター(東京都)

2012/05/04 (金) ~ 2012/05/15 (火)公演終了

満足度★★★★

血の繋がらない
家族の絆をテーマに、なかなか考えさせられる作品でした。でも、なんというか、出演者(特に男性人)がキャラクタリスティックすぎて、おかっぱ頭や奇矯な甲高い声ばかりに気を取られて大笑いしてしまった・・・・。この脚本、もっと普通の俳優さん(失礼!)で見たかったなぁ。脚本の良さがずっと活きるような気がします。

Fire Ball Men ~火の玉兄さんの逆襲~

Fire Ball Men ~火の玉兄さんの逆襲~

劇団 EASTONES

ザ・ポケット(東京都)

2012/05/09 (水) ~ 2012/05/13 (日)公演終了

満足度★★★

こういう表現は劇団の本意では
ないかもしれませんが、私はこの劇、新大衆演劇として楽しみました。踊り、アクロバット、筋肉マン、殺陣など見せ場が盛りだくさん。もう、ストーリーなどどうでもいい感じ。衣装や鬘も手が込んでいて美しく、見ていて楽しい。ただ、泣かせの部分など、いかにもチープだ。終わったらすぐ、何で泣いたのか忘れてしまう。
もう一つストーリーに心に残るものがほしかったな~、と思います。

六男坊の嫁

六男坊の嫁

ふくふくや

「劇」小劇場(東京都)

2012/05/09 (水) ~ 2012/05/20 (日)公演終了

満足度★★★★

いや~、思いがけず
熱い舞台でした。任侠台詞が小気味いい。なるほど、女性が仁義を切るときはああやって着物をまくるのか~、なんて興味深かったです。まくる所作が鮮やかでした。また、赤い腰巻もよく効果が計算されていて美しかった。全体に笑いとペーソスがあって、すごく楽しめました。でもバランス的には笑いのほうが強く印象に残りましたね~。それも熱い笑い。なんだかコメディの力溢れる舞台でした。

煙が目にしみる

煙が目にしみる

劇団だるま座

アトリエだるま座(東京都)

2012/04/27 (金) ~ 2012/05/02 (水)公演終了

満足度★★★★★

まるでだるま座のための脚本
かと思われるほど、ピタリとはまったキャスティング。何度か他でも観ているけれど「煙が目にしみる」といえば自然にだるま座を思い出してしまう。それぐらい素晴らしい出来でした。いつもながらの安定感に笑いも泣かせも切れが加わって、すごく磨き上げられていた感じがしました。演劇初心者の友人は感動で言葉少なめ。(笑) ああ、そうだ、私も初めてだるま座のこの劇を見たときはそうだったなぁ、と感慨を新たにしました。

A Taste of Honey

A Taste of Honey

Prayers Studio

ギャラリーLE DECO(東京都)

2012/04/24 (火) ~ 2012/04/29 (日)公演終了

満足度★★

プロンプ付きと紹介される劇を始めて見ました。
これについては演出家がロングスパンでこの劇を育てていきたいためと善意に解釈、また、毎回キャスティングを換えることについてもなんらかの深い意図があると了解したとして、それにしてもラフな感じは否めない。極限まで絞った照明は東京ノーヴィの舞台を思い起こさせるが、それが活きるのも役者の優れた技量があってのことだ。こうした台詞中心のゆるくて長い劇で、プロンプによって緊張感が失せるともう目も当てられない。主人公の運命は母親が出て行ったあたりから大体読めてしまったし、そんなに何度も同じ舞台を見るわけではない素人の観客は何を楽しみに最後まで観劇すればいいのかよく分からないのでした。

ネタバレBOX

小雨の降る中で「準備が押してますので・・・・」と舞台用語で言われ、大人しく傘をさして待つ観客。どうして一階のギャラリーでも案内しないのだろう。無料で入れる綺麗なプリザードフラワー展をやっているのに。こうした気の利かなさ、素人である観客の視点を無視してしまっているスタンスが劇のあちこちに出ている。芸術を追い求めるのも重要だが、見づらい舞台設定、平間の客席、別の階の音がうるさく響き台詞が聞き取れないなど、プラクティカルな問題を何とかしてほしい。また、あの小さな劇場でプロンプなど論外だ。(珍しかったけど)
Go To GOTO

Go To GOTO

いしくらけんしろうとかっぱ3兄弟

荻窪小劇場(東京都)

2012/04/20 (金) ~ 2012/04/22 (日)公演終了

満足度★★★

ゆる~いキャラと
いいテンポが上手くマッチしてとても楽しく見られました。なんだか不思議な魅力がありますね。もう一つテンポを速く、暗転なども短く取れば、ゆるキャラがもっと生きてきて絶妙のコメディになると思います。それと、こういう劇はもうちょっと全体にお洒落感があれば見ていて楽しい。せっかく背広を着ているのだから、派手なストライプのシャツとか、粋なネクタイとか、袖口からのぞくカフスとか、それなりに男性の魅力も欲しかったところ。美術ももう少し色だけでもポップにするとかできたんじゃないかな。キャッツアイの衣装は論外。なんとかして~(笑)

ネタバレBOX

お金を持って逃げちゃう役者さんの背広のベンツが、糸とじがついたままなのが気になりました。こんなところへも衣装へのこだわりの無さが出ていて残念。

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