中古少年漂流記の観てきた!クチコミ一覧

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贋作・Wの悲劇

贋作・Wの悲劇

劇団フライングステージ

新宿シアター・ミラクル(東京都)

2010/12/29 (水) ~ 2010/12/30 (木)公演終了

今年も残りわずかだというのに、
「もう、年末はどうでもいいや」みたいな人ばかり(?)で熱気ムンムンの場内。緩めの芝居と、緩めの歌が妙にいい感じ。今年最後の観劇がコレでいいのか?! という気持ちと、今年最後の観劇はコレでいいのだ(注・バカボンのパパ風)! という思いが交錯する中、とても楽しませていただきました。

ネタバレBOX

場内パンフの配役表の役名と役者名の間に(薬師丸ひろ子)とか(三田佳子)とか書いてあるんですけど……(笑)、それに、あの「かおり」は、ロン毛の女装というより長州力のコスプレにしか見えなかったんですけど……(笑)。
THE DIAMOND DUST #2

THE DIAMOND DUST #2

劇団ダイヤモンド

ART THEATER かもめ座(東京都)

2011/01/07 (金) ~ 2011/01/16 (日)公演終了

「『ハムレット』のように」は面白かったが、
「ハムレット」のように面白かったわけではない。つまり「ハムレット」のように面白かったのではなく「『ハムレット』のように」がそれなりに面白かったのだ(しつこい!)。簡単な作りなんだけど、表現で遊んでいる感じがとても楽しい。変な幽霊も出てくるし。きっと、シェークスピアも草葉の陰で……日本語わからないから気づいてないか……。

ネタバレBOX

パイプ椅子の上に座布団2枚重ね、隣の椅子とのすき間15センチという極上の客席環境(すいません、あまりいい劇場に行ったことないもんで)で観られたことも幸せでした。チラシの開演時間通りにちゃんと開演するし(ひえー、演劇界の奇跡?!)。
ハイイロノ・ド・ンゾコ [皆様、応援ありがとうございました!大盛況のうちに公演無事に終了いたしました。これにて休止させていただきます。ちょっと充電してきます…では、また。]

ハイイロノ・ド・ンゾコ [皆様、応援ありがとうございました!大盛況のうちに公演無事に終了いたしました。これにて休止させていただきます。ちょっと充電してきます…では、また。]

サルとピストル

王子小劇場(東京都)

2010/11/25 (木) ~ 2010/11/28 (日)公演終了

活動休止ってことで
いわば今回の公演は、さよならパンティー(こらこら)……じゃなかった、さよならパーティーみたいなものなのですね。どの席にも必ず死角が生まれるようなユニークな舞台設計!? 最後は山田洋次監督の映画を思い出したくなる感動的な大スペクタクル!? しかも、変態を通して……じゃなかった、全体を通して仮面舞踏会(こらこらこら)!?  登場人物で唯一まともな(実際は逆か?)由美さんのアニメ声でのボヤキが、実にまっとうでずっと笑ってました。女性陣の衣装が良かったです(むろんここは外側の衣装のことです……意味深……)。

ネタバレBOX

アフタートークの質問コーナーで、観客からたくさんのパンティーをどうやって用意したのかという質問が出たときの「えー、それにはちょっとお答えできません……他に質問ありませんか。どんな質問でもお答えします」なんて、マジに言ってたんですけど……。
THE DIAMOND DUST #2

THE DIAMOND DUST #2

劇団ダイヤモンド

ART THEATER かもめ座(東京都)

2011/01/07 (金) ~ 2011/01/16 (日)公演終了

「がっしゃおむにばす」面白かったのに
物足りない感があったのはなぜだろう? 芝居を観に行って、コントと落語を観せられちゃった感じだけど、それはともかく、この内容で1時間切る長さだと、やはり物足りないのは確か。まあ、4演目観ることができるうちのひとつと考えれば、客に取ってはこんなもんかも……いや、それでいいのかって気もするかな……ちょっと半端な気分。

ネタバレBOX

コントのときの白い体育着(?)みたいな衣装とうわばきみたいな靴が良かった。
終わりなき将来を思い、18歳の剛は空に向かってむせび泣いた。オンオンと。

終わりなき将来を思い、18歳の剛は空に向かってむせび泣いた。オンオンと。

青年団若手自主企画 だて企画(限定30席!)

アトリエ春風舎(東京都)

2011/01/14 (金) ~ 2011/01/25 (火)公演終了

「観てきた!」プレビュー公演を……
いや、あれは「観た」のだろうか? 「登校してきた」か? いや、むしろ「転校してきた」というべき!?(年齢的には保護者参観日に行って来たって感じか?……トホホ) 物語の筋を語ろうとすれば、それはわりと簡単なんだけど、そんなことしても意味のない作品だという気がする。その時によって出来も普通の芝居以上に全然違うだろうし、様々な要素への賛否もいろいろあるだろうけど、そんな作品だからこそ、この機会に「出席」しておかないと単位落としちゃうかもよ(友達発言)!? 全然、怖いことなかったし(ただし本公演で内容が怖く変化していても私ゃ知りません)。

ネタバレBOX

もう巷で話題の3Dなんて目じゃないっス。だって、飛び出すどころか、360度ステージで、その最前列(って、つまりどこ???)にいるようなものなんだもの……。
追憶の村、生命の樹

追憶の村、生命の樹

空想天象儀

高田馬場ラビネスト(東京都)

2011/01/08 (土) ~ 2011/01/10 (月)公演終了

記憶障害を患う主人公の登場
から始まって、一時はどうなることかと思うほどストーリーを捏ねくりだした感もあったが、最後の謎解きで「本当に守るべきもの」を含めてすべてに説明がついて気持よくめでたしめでたしでした。内容とタイミングでギャグが滑りまくっていた感もあるけど、それはそれで味になっていた気がする……。場内パンフの役名の解説も、ちゃんと気を配ってたんですね。

ネタバレBOX

私の少ない知識で言えば、テレビドラマの「トリック」を映画の「トータルリコール」風味にした感じ!? 黒板椅子地蔵(名前がわからないので勝手に名づけました)の使い方が面白かった。まあほとんど、なくてもいいような気もしたけど(笑)、八面六臂、立派に働いてました。個人的趣味としては、ラストを考えると、前半の圭吾がもう少し好青年の方が怖かったし、あの「樹」の書割も、関係のないシーンでは見えないようにしておいたほうが、現れたときに不気味さが増したんじゃないかな?
繋がらない世界の話【終演しました!たくさんのご来場ありがとうございました】

繋がらない世界の話【終演しました!たくさんのご来場ありがとうございました】

ソテツトンネル

RAFT(東京都)

2010/12/14 (火) ~ 2010/12/19 (日)公演終了

なんというのか……
「ノアの箱庭」と「かいたい」の回を観たのだけれど、佇まいは面白そうで、面白くなりそうな雰囲気もあるのだが、どちらの芝居も結局イマイチという感じのまま終わってしまった。起承転結の起と承だけ、あるいは起だけ観たような不思議なイマイチ半端感がどんよりと全体を包んでいた。この先どうなるかは気になったのだけれど、不思議なイマイチ半端感は、今のところ私には「つまらない世界」でしかなかった。もう少しで次の世界へ繋がりそうな気もするのだが……。

ネタバレBOX

会場の狭さも問題のひとつなのかなあ。「ノアの箱庭」では役者が大きく動けないでいらだつような感じが伝わってきてこっちが息苦しかったし、「かいたい」の交通量調査の3人は、イスに座りっぱなしで動かないのではあるが、もっと広い場所にポツンと3人固まって座っていたら、それだけでもっと面白みが出た気がする。前の芝居の道具類を舞台から見えないようにできないのも厳しい。
あなたの部品 リライト

あなたの部品 リライト

北京蝶々

ギャラリーLE DECO(東京都)

2010/12/14 (火) ~ 2010/12/19 (日)公演終了

取り扱い注意!
的なデリケートな部分を含むテーマを、気を使いながら丁寧に、かつ当たり障りのないものにはせず、しかもエンターテイメント性のあるモノに仕上げているという印象。障害者と呼ばれる人の体の補完の問題は、心の問題でもあること、そしてそれは障害のあるなしではなく、障害者ではない人にも実は同様に存在する共通の問題であるのだと考えさせられる。主人公である義肢装具士の真摯な姿勢が、全体を嫌味のない世界にしていた。

ネタバレBOX

劇中で使われたケータイ女性器(!?)のデキが、とても良かった……らしい(いや、私はそんなにじっくり見ていないので知りませんてば!)。
リーマン兄弟と嫁 【公演終了!ご来場ありがとうございました!!】

リーマン兄弟と嫁 【公演終了!ご来場ありがとうございました!!】

劇団鋼鉄村松

シアターグリーン BASE THEATER(東京都)

2011/01/14 (金) ~ 2011/01/18 (火)公演終了

だいぶ乱暴に言わせてもらうと
統合失調ぎみなんだけど、ギリギリ統一感があるというか、破壊的に組み立てているというか、どうでもいいギャグの途中に別のどうでもいいギャグはさんだりして、それでいいんですか!的な面白さ。わけわからないからどうでもいいや気分で観だすと面白いんだけど、そんな気分になれないと辛そう。ま、さっさと自分はどうでもいいや気分になって、そういう辛そうな人をチラ見するのもオツなもんです(嫌な性格!)。変な部分が多すぎて、変が変でなくなってしまうところが惜しいような、どうでもいいような……。

ネタバレBOX

そーか、シャラポアってあんな背丈なんだ(私がこの公演を見て唯一覚えているどうでもいい情報)。ビジュアル的には「コブラ」の女性の方の衣装がもっとじっくり鑑賞したかった……いや、美術的な意味でだってば……。
SHINOBU’s Brain in the soup  weekly 4 溺れる金魚

SHINOBU’s Brain in the soup  weekly 4 溺れる金魚

アヴァンセ プロデュース

シアター711(東京都)

2010/12/23 (木) ~ 2010/12/28 (火)公演終了

私は、またひっくり返りそうになった
んです。4演目で1ヶ月連続公演だとかいううちの、最初の「EGO-WRAPPIN`とメス豚の太股」を観たら、ただただ登場人物が怒鳴り合っているみたいな芝居だったので(キレイな女優さんが多かったんだけど)ひっくり返りそうになった。で、今回も心配しながら観たんだけど、また、ひっくり返りそうになった。ただし、今回は面白くて。舞台中央の3匹の金魚の入った水槽。そのエアポンプの音。ほとんどが薄暗い照明で、しかも演者の表情が影になるようなときも多い。そんな中で展開する、ダークで重い物語。最初から最後まで途切れない緊迫感。深まる謎。どんでん返し。論理的に苦しい印象のところもあったし、最後のシーンの後味は決して良くなかったのだけれど、それでも充分に面白かった!

ネタバレBOX

明るいお宮の松がいい味を出していた。そのせいで、重苦しい雰囲気の中、観客は息を抜くことが出来た。そして、その彼が最後の謎の扉を開ける……。子役の少年や映像の中の少女もしっかり物語を盛り上げていましたね。
Monday's Moon

Monday's Moon

トリビアファクトリー

野方区民ホール(東京都)

2010/12/27 (月) ~ 2010/12/28 (火)公演終了

まず最初に気になったのは、
ファミレスが舞台なのに、ステージ上にファミレスらしい明るさが感じられなかったこと。バックが黒幕なのはともかく、しわの寄ったテーブルクロスはマズイし、店内の装飾もなく、テーブルの賑やかさもなく、なんか場末の人気の無い定食屋のように寒々とした感じ。なんとか工夫が欲しかった。時間の問題とか、予算の問題とかあるだろうけど、そういうことって、影響大きいと思う。粗さが目立つ脚本も含めて発展途上って感じなのかな。ちょっと残念。

ネタバレBOX

よくわからなかったのは、2010年の大晦日の設定なのに、盛んに「月曜日」だと言っていたこと。なぜ? 店の名前「Monday`s Moon」に関係あるのかなあ? また、お店の営業企画で、いいものがあったら社長賞3千万円(!)もらえるって額の設定はどうなのかなー、よほどの理由がないと、説得力のある数字ではない気がする。あと、禁煙席のことをずっと「横綱お断り」とか呼んでいて、芝居の最後もそのネタから「ノースモーキング」というセリフで終わるってのも、どうなんでしょう(笑)。
くちびるぱんつ

くちびるぱんつ

ぬいぐるみハンター

王子小劇場(東京都)

2011/01/27 (木) ~ 2011/01/31 (月)公演終了

王子小劇場をあんなふうに使って
走り回る空間作るとは。肩で息して宇宙を走るとは。いや、走りこんだ風で、激しいダンスもイケてました。最初は神戸アキコと劇団ひまわりの皆さん(いや、女性陣のサイズ的に)の出演かと思ったけど、面白かった。面白かったけど、「ギャグと狂気の間をギリギリアウトで駆け抜け」てたかなあ……「ぶっちぎりオーバーラン」してたかなあと考えると、普通に面白かった、だった気もする。ぬいぐるみハンターには、つまらなくてもいいから(?!)ギリギリアウトもやって欲しいなあ……。

ネタバレBOX

なぜか、最近、王子小劇場というとパンツのイメージが浮かぶなあ……(あ、サルピスの「ハイイロノ・ド・ンゾコ」のせいだ)。それはそうと、神戸アキコさんファンの私に言わせれば彼女が宇宙で迷子なんざ役が小さい!(笑) しかも、誰だ指差して「ジャバ・ザ・ハット」って言ってたやつは(笑)! 次はぜひとも宇宙制服、じゃなかった、宇宙征服か宇宙を滅亡させるくらいの役をお願いします。
オーマイ ゴッド ウイルス

オーマイ ゴッド ウイルス

劇団スーパー・エキセントリック・シアター(SET)

東京芸術劇場 プレイハウス(東京都)

2010/10/01 (金) ~ 2010/10/17 (日)公演終了

豪華でせこく、ゆるくて楽しい
三宅裕司さん本人が言うように、「重いテーマをいかに軽く描くか」、「豪華なセットにせこいギャグ」の精神です。緩さと無駄さとバランスの悪さもいつものままです。だからこそ、重い気分にならず、三宅・小倉の軽妙な掛け合いも楽しめる。去年で30周年だもんなあ。それでも、相変わらずのSETです。

11月15日の夜空に

11月15日の夜空に

劇団Peek-a-Boo

あうるすぽっと(東京都)

2010/09/23 (木) ~ 2010/09/26 (日)公演終了

心も洗濯(柔軟剤入り)してるぜよ!
もう評価も実績もあるせいか、荒削りなものから感じるハラハラ感はないけれど(良い意味でも悪い意味でも)、きめ細かに工夫された内容はしなやかで、気持ちのいい完成度でした。

愉快犯

愉快犯

柿喰う客

東京芸術劇場 シアターウエスト(東京都)

2011/01/07 (金) ~ 2011/01/16 (日)公演終了

ふーむ、ワークインプログレスって
開演時間に女優さんがガチで(?)ウ○コに行ってしまい遅れたりするものなんだ。開演時間ならぬ開ウン時間……なんか縁起良さそう。いや、「演技」が良くなるおまじないなのかも!? それはともかく、稽古の時点の芝居なんて、初めて観ることばかりで楽しかったです。貴重な体験をさせていただき、ありがとうございました。なにより、この時点でこんなに完成していることに驚いたなあ。ちなみに、本当にウ○コだったかどうかもわかりません。劇団の方たちが確信ありげにそう言っていただけです。行った女優さんが誰かはネタバレ……

ネタバレBOX

……で言うのもやめておきます、さすがに。
愉快犯

愉快犯

柿喰う客

東京芸術劇場 シアターウエスト(東京都)

2011/01/07 (金) ~ 2011/01/16 (日)公演終了

ワークインプログレスのときにも
思ったけど、公演ではそれにも増して役者というよりアスリートを見ている感じ。芝居はといえば、歌舞伎役者を乗せたジェットコースター(意味不明ですか?)。 一度乗ったら、最後まで降りられない面白さ!? でも、乗りそこなうと、あっというまに目の前から走り去ってしまうのでご注意! 最後の三本締めも良かったなあ……。

ネタバレBOX

ワークインプログレスの「観てきた!」で品のないことを書いてしまったので(チェックなんかしないよーに!)、しっかりとその反省を胸にしつつ、楽しく観劇させていただきました、はい。三本締め、「よーお!」で照明が消えたときには、さすがに「やられた」と思った……てへっ。
空の片隅

空の片隅

演劇企画 徒歩

サブテレニアン(東京都)

2011/01/07 (金) ~ 2011/01/09 (日)公演終了

あまりに普通な感じ
だった。「星の王子さま」って、確かに本を読んでもあんな感じなんだけど、舞台美術と言えるようなものもなく、衣装も普通、小道具もなく、動き少なく、芝居としては地味過ぎて、朗読を聴いているのと大差なくなってしまっている気がした。演劇的な遊びがなく、悪くはないけど面白くないというか、真面目すぎて退屈な感じ。演技そのものは決して悪くはないのだから、もう少しメリハリをつけて、観客の想像を超える(あるいははずれる)何かがあれば魅力的になると思う。

ネタバレBOX

水の落ちる音を効果音に使っていたようだが、最初はとくに半端で、単に楽屋の音がもれているのかと思った。
EMPTYMAN

EMPTYMAN

たすいち

新宿シアター・ミラクル(東京都)

2011/01/08 (土) ~ 2011/01/10 (月)公演終了

全体的にまとまっているが
良くも悪くもライトでチープな印象。キャラの立て方にギャグアニメっぽさもあり、小難しいことを言わないから、演劇なんか興味が無いタイプの中学生でも楽しめるほどわかりやすいと思うけど、ちょっと薄味で食い足りない感じも。後向きの卑屈改造人間の絶望という面白いテーマに、もっと強い光を当ててくれても良かった。

ネタバレBOX

最初からあんなに怖くなく、悪党の才能がない悪党も珍しい(笑)。いつも同じ悪党と犠牲者という閉塞感や、全体的に世を拗ねた感じの雰囲気で、登場人物だけではなく、劇そのものにひきこもっている感があるのが面白かった。その中でのマコトライダーの半端さも良かった。
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エムキチビート

シアターサンモール(東京都)

2010/12/08 (水) ~ 2010/12/12 (日)公演終了

何か起こりそうな(起こるンですけど)舞台美術
がそれだけで雰囲気を盛り上げる。物語は、ゲーム、仮想現実、精神世界といった感じの、近年よく見かける内容で、劇団、あるいは役者のファンが多いのか、あまりたいしたギャグでもなくてもウケたり、特定の役者のギャグにだけ過剰に反応する人がいたりして少しうろたえる(笑)。そんな状態だったから、前半はまあまあという感もあったが、物語が収斂しだした終盤はスピード感も迫力もあり、謎ときも鮮やかで、とても演劇らしい楽しさを味わえた気がした。わりと月並みに思えた設定に沈んでしまわず、人間の物語になっていた。ちなみに、男性客にとっては、会場でくれるチラシ類に入っている吉木りささん(ヒロイン)の写真集のチラシ(クラッ……!)を事前に目にするかどうかで、また違った味わいがあるかも!?

ネタバレBOX

舞台上をうろうろするイイミドリクマナオスケ(勝手に命名)がいい味出してました!?
真説・ウラハラ海峡

真説・ウラハラ海峡

のりしろチップス

pit北/区域(東京都)

2010/11/05 (金) ~ 2010/11/07 (日)公演終了

うーーーーーーーーーーーーー
ーーーーーーーーーーーーーーん。「説明不足で、しかも論理的ではない展開をする物語」と「登場人物の性格の一貫性の無さ」と「たまに出るあまり面白くないギャグ」がデススパイラル!!! これは作者の思いとはウラハラのデキなのか、そうでもないのか? 3つのうち1つでも改善してくれれば、海峡の霧のむこうに行きたい場所の影が見えてきそうな気もするが……。

ネタバレBOX

脚本家さん頑張って下さいよ。シモネタやらされて全くウケずに場内が静まり返っている(客の表情まで見えるんだもん)ときの役者さんの顔見てたら、世界の恵まれない子のドキュメント見ているくらい泣けてきました(ふ、不謹慎ですみません!)。

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