やまの観てきた!クチコミ一覧

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IN HER TWENTIES

IN HER TWENTIES

TOKYO PLAYERS COLLECTION

王子小劇場(東京都)

2011/05/31 (火) ~ 2011/06/05 (日)公演終了

満足度★★★★

明日の私が今日の私を応援してる。
演劇でしか表現しえない手法にチャレンジしていることを感じました。10人の女優で表現する一人の女性の10年は、人間の多面性をも表現していて、違和感を払拭してくれたと思います。
私はとっくに20代は終えているので、優しい大人目線で観てしまいますが、ラスト、29歳の私が20歳の私に語る言葉は切なくて心が痛みました。自分を大切にするってこういうことなのか。
これ、男性はどんな感想なんでしょうかね?

愛情爆心地はボクのココ

愛情爆心地はボクのココ

ぬいぐるみハンター

王子小劇場(東京都)

2011/07/07 (木) ~ 2011/07/18 (月)公演終了

満足度★★★★

やっぱ愛なんだぜ。
前回の「くちびるぱんつ」に続いて2回目。おとぎ話のような虚構の町を舞台に、当たり前のラブを描くのがとても好きです。ラストシーンの切なさ一瞬でグッと物語が引き締まったと思います。
座席の位置がとてもよかったので、奥行きのあるお芝居や小ネタも楽しめました。前回から気になっていたのですが、浅見さん(ラスカル顔)がとても良いですね。あと、八幡さんはリアルピノコで可愛い!!!

【耳のトンネル】満員御礼!ありがとうございました。

【耳のトンネル】満員御礼!ありがとうございました。

FUKAIPRODUCE羽衣

こまばアゴラ劇場(東京都)

2012/03/09 (金) ~ 2012/03/19 (月)公演終了

満足度★★★★

唯一無二の味
人類の愛と情と変わらない歴史そのものをギュウギュウに詰め込んだ妙ージカル。
オープニングの時点からオチは読めてしまっているのですが、懐かしいような、これから出会うような、愛すべき登場人物たちの人生にしみじみします。

くろねこちゃんとベージュねこちゃん【ご来場ありがとうございました!!】

くろねこちゃんとベージュねこちゃん【ご来場ありがとうございました!!】

DULL-COLORED POP

アトリエ春風舎(東京都)

2012/03/14 (水) ~ 2012/04/08 (日)公演終了

満足度★★★★

母親という人生
お母さんの闇サイドの描写はリアル。家族としてひとつ屋根の下に暮らしていても感じる孤独。失われる自分。広がらない世界。どこにでもあるような珍しくない人生。
醜悪なまでの家族の心のぶつかり合いを描いていながらも、嫌悪感やエグさは感じませんでした。抱きしめてあげたいくらい。私が女性だからかもしれません。
開演前の猫カフェ、キュートな猫ちゃんたちにおもてなしされたかったけど、ちょっと勇気が足りませんでした(笑)

翔べ翔べ翔べ!!!!!バナ学シェイクスピア輪姦学校(仮仮仮)

翔べ翔べ翔べ!!!!!バナ学シェイクスピア輪姦学校(仮仮仮)

バナナ学園純情乙女組

王子小劇場(東京都)

2012/05/24 (木) ~ 2012/05/27 (日)公演終了

満足度★★★★

劇場を出た瞬間の脱力感。
まず、配布されたレインコートのあり得ない薄さに「ひぃ!」となりました。手早く手荷物をビニール袋に包んだ際、パンフレットも入れてしまったのですが、目を通してから観た方がよかったかなと後悔。
私の観た回は客層も多種多様で、日ごろ小劇場、ましてや王子では見かけることができないような雰囲気のお客さんもいて、現象としてのバナ学を感じました。1日3回公演ということで、片付けや客席の準備が大変なのは推察されるのですが、開場を待つお客さんが劇場前に放置になってしまっていたのは気になりました。彼らのパフォーマンスを評価するためにも、そこはちゃんとして欲しいところです。
内容は「演劇」で「シェイクスピア」であることをうたっていましたが、そのために表現が狭められたというかパワーが削がれてしまった感はありました。しかし、終盤の「田園」からガガ様にかけて襲ってきた高揚感は何なんでしょう!?演者の力一杯のパフォーマンスに心打たれる、これぞバナ学!
そして、あの空間にあっても、七味さんの惹きつけるパワーはすごい。惚れました。
余談ですが、帰宅後すぐに倒れこむように寝てしまいました。観る側にもパワーが必要なんです!

確率論 【コロブチカ「2」は、6/28~7/3@SPACE雑遊にて】

確率論 【コロブチカ「2」は、6/28~7/3@SPACE雑遊にて】

岡田あがさ×須貝英

【閉館】SPACE 雑遊(東京都)

2011/06/21 (火) ~ 2011/06/26 (日)公演終了

満足度★★★

あなたと出会う確率
二人芝居、椅子だけの空間なのにとても濃密な時間が流れていました。
人と人が出会い、心を通わせることは偶然なのか?必然なのか?…そんなことを考えました。今日この日、わたしが『確率論』を観たことさえも。
劇中の確率エピソードがとても興味深く、ストーリーが刺激的になっていたと思います。理系な演劇ってところが面白いですね。
アフタートークで岡田あがささんが須貝さんのことを「色気がある俳優」と評していたけれど、すごく納得。抑えた演技の中でちょっとした仕草に色気を感じました。この感じ、これは女性にしかわからないかも。

サザンカの見える窓のある部屋

サザンカの見える窓のある部屋

カムヰヤッセン

小劇場 楽園(東京都)

2011/03/03 (木) ~ 2011/03/06 (日)公演終了

満足度★★★

柔らかな記憶
初カムヰヤッセンでした。
近未来SF風味が意外に感じましたが、それがメインなのではなく、登場人物の気持ちを追うための一要素として上手く組み込まれていたので良かったです。
クライマックス部分、私は展開が読めてしまったのですが、人の記憶というものがいかに大切で曖昧で柔らかく暖かいものであることが伝わってきました。

深海のカンパネルラ

深海のカンパネルラ

空想組曲

赤坂RED/THEATER(東京都)

2012/04/15 (日) ~ 2012/04/22 (日)公演終了

満足度★★★

繊細過ぎる心の行方
『銀河鉄道の夜』の作品世界に寄りすぎていたように見えてしまって残念
。途中まで『銀河鉄道の夜』を見ているのかと思ってしまう程でした。超有名作品がモチーフなので、物語の展開、登場人物の心の行方はある程度予想がついてしまいました。モチーフとなる作品に主人公を絡ませることでオリジナルの展開が見られることを期待したので、予想を越えてこなかったことが残念でした。
しかしながら、舞台装置、音楽、照明、衣裳などで宮沢賢治の世界観が違和感なく表現されていたのは見事。キャラクター一人ひとりも魅力的で、くらげと黒蜜星の乙女という真逆の女性の対比が良かった。登場人物たちが主人公の精神世界を揺さぶっていく様はドキドキしました。

パラリンピックレコード

パラリンピックレコード

北京蝶々

シアタートラム(東京都)

2011/04/07 (木) ~ 2011/04/10 (日)公演終了

満足度★★★

未来の東京
どこからをマイノリティとして線引きするのか?彼らは守られる存在なのか?理解できないものとして排除される存在なのか? 架空の未来のイシハラ都知事なる人物が登場していたり、かなり痛烈な批判が込められたテーマだったと思います。実際、未来の東京が劇中のような社会になってしまう可能性もないとは言えない社会情勢なわけですし。
様々な劇団の役者が大勢出演されていたので豪華な感じがしましたが、各々のポジションが散漫な印象になってしまったのが残念でした。トラムの空間の広さのせいかもしれません。

櫻井さん

櫻井さん

MCR

駅前劇場(東京都)

2011/02/23 (水) ~ 2011/02/28 (月)公演終了

満足度★★★

生きづらい。
始め、ヌルっとゆるくはじまって、どんどん息苦しくなる感じ。今ってこんなに生きづらい世界なのかなぁ。そうかもなぁ。…と思っていたら衝撃のラスト。
誰も彼も、生きていることで誰かと影響し合う存在。
きっと、私もそうなのだ。

NUMBERS-再開ー【無事閉幕。ご来場ありがとうございました。】

NUMBERS-再開ー【無事閉幕。ご来場ありがとうございました。】

Sun-mallstudio produce

サンモールスタジオ(東京都)

2011/07/14 (木) ~ 2011/07/18 (月)公演終了

満足度★★★

見ごたえたっぷり
「確率」をテーマにした、4つの劇団の競演。持ち時間が30~40分と限られている中で、存分に各団体の持ち味を盛り込んでいてよかった。どれも2時間モノのお芝居にできそうなのに、凝縮したのがまたよかったのかも。
特に、世田谷シルクのやりきった感はすごかった。あんなに紙吹雪散らしてどうするのかと思ったら、全員で休憩時間に地味に片付けているのも含めて(笑)

【公演終了】『完璧な世界』【ありがとうございました!!】

【公演終了】『完璧な世界』【ありがとうございました!!】

タカハ劇団

ギャラリーLE DECO(東京都)

2011/07/05 (火) ~ 2011/07/17 (日)公演終了

満足度★★★

誰にでもある、完璧な世界。
何もかも自分の思い通りになる「完璧な世界」ってみんな大なり小なり持っているものだと思う。それをエロゲーだったり体操着姿の妄想彼女をモチーフにわかりやすく具現化してくれたお芝居。
主人公は、妄想世界に入り込んで現実を否定しているのだけれど、最後は現実世界へ歩み寄っていく。だからといって妄想世界を否定しないラストがとても良かった。現実だけに生きるには、とても生きづらい社会だから。

15 Minutes Made Volume10

15 Minutes Made Volume10

Mrs.fictions

シアターグリーン BOX in BOX THEATER(東京都)

2010/12/16 (木) ~ 2010/12/19 (日)公演終了

満足度★★★

素晴らしいスタッフワーク
一度に6団体も観れるおトク感で初見。
15分という限られた時間の中で精いっぱい個性を見せてくれる各劇団の頑張りもさることながら、総合演出、スタッフワークの素晴らしさに感激。
運営は大変なことと思いますが、このような企画は是非続けて行って欲しいと思いました。

湯煙の頃に君を想う 舞台写真UPしました!!!

湯煙の頃に君を想う 舞台写真UPしました!!!

ホチキス

テアトルBONBON(東京都)

2011/04/13 (水) ~ 2011/04/19 (火)公演終了

満足度★★★

徹底的に、火サス。
今はなき火曜サスペンス劇場のお約束をパロディにしながら、主題は別のストーリーが展開していく構成は良かったと思います。でも、その構成に縛られてしまったために、ドラマが薄くなってしまった感もあったのでは?
小玉さんと、客演の村上さんがいい意味で飛び道具になっていて、よかったです。

女優(おんなやさしい)

女優(おんなやさしい)

ろりえ

シアターグリーン BOX in BOX THEATER(東京都)

2010/12/22 (水) ~ 2010/12/26 (日)公演終了

満足度★★★

選曲センスが絶妙!
初見でした。
オープニングのダンスでグッとつかまれました。以降も選曲が絶妙にシブい(誉め言葉です)感じでとても好きでした。
3時間弱ということでかなり覚悟をして観たのですが、やはりもう少しコンパクトにできたのではないかという印象。役者さんたち(特に女優)が素敵で個性的過ぎるのも一因でしょうか?(笑)
次回公演にも期待します。

『そこで、ガムを噛めィ!』

『そこで、ガムを噛めィ!』

8割世界【19日20日、愛媛公演!!】

テアトルBONBON(東京都)

2011/04/26 (火) ~ 2011/05/01 (日)公演終了

満足度★★★

とにかく、コメディ。
間違いなく「草野球コメディ」。あまりの直球ぶりに感動。とにかくコメディにこだわり、コメディを貫く潔さを感じます。
1シチュエーションかと思いきや大胆な場面転換があり、後半の野球シーンは1試合全てを見せる演出で、野球愛も感じられました。
直球コメディを見せる劇団は最近あまりないように思えるので、頑張ってほしいです。

ヒールのブーツ

ヒールのブーツ

オーストラ・マコンドー

JORDI TOKYO(東京都)

2011/01/14 (金) ~ 2011/01/19 (水)公演終了

満足度★★★

とても映像的
青春群像劇なので、とても映像的だと思いました。というか、映像向き。設定もオシャレだし、ショートムービーにしたらいいのにな。川村紗也さんは可愛い。感情移入したら、こんな私でもオトメ気分です(笑) 空間を使った演出は、私は好きです。

ストレンジャー彼女

ストレンジャー彼女

tsumazuki no ishi

【閉館】SPACE 雑遊(東京都)

2012/03/28 (水) ~ 2012/04/01 (日)公演終了

満足度★★★

「死」を思う。
「どうして殺しちゃいけないの」。
現代の倫理観では論じることさえ憚られるテーマについて深めていく時間でした。死後の世界なんかない、この現世が全て…という突き放しも良かったと思います。
寺十吾さんの地底人ポール役、飄々とした物言いに笑わされ、核心を突いたセリフにドキリとさせられましたが、ご自身で演出されて舞台に上っているのだと思うとちょっと反則かな。
ラスト、家族で食卓を囲むシーンで、もりもりとご飯を口へ運ぶ食べっぷりに、清濁併せのむ人間の逞しさが眩しいほどに感じられ、私も明るい現実世界へ戻ってこられたように思います。「死」を思うことは「生」を考えることなのだと感じる舞台でした。
あと私が観賞した日は、現実の世界では死刑囚の刑が執行されたことがニュースになった日で、偶然とはいえ重く心に刻まれる日となりました。

オーシャンズ・カジノ

オーシャンズ・カジノ

北京蝶々

王子小劇場(東京都)

2012/04/18 (水) ~ 2012/04/30 (月)公演終了

満足度★★★

コージャスなエンターテインメント
カジノの妖しい煌びやかさ、その裏に群がる黒い社会の恐ろしさをエンターテインメントでくるんでいて楽しめました。
チャイナドレスのコンパニオンたちのスリットの隙間と胸元には、女性である私もクギヅケ(笑) ギャンブルにはまり崩れていく人々の描写はリアルでした。
舞台を縦横無尽に駆け回る登場人物たち、疾走感のある演出はとても良かったと思います。終盤のカジノでの息詰まる大勝負までに、もう少し緩急が欲しいところでした。ちょっとオチもお約束だったので。
日本にカジノを、とどこかの知事が言っていましたが、それが政治と日本経済を救うものと成りえるのかどうか、起爆剤となりえるのかどうか?ということが下敷きになっていると思うのですが、もっと斬りこんじゃって欲しかったかも。

銀河旋律

銀河旋律

演劇集団キャラメルボックス

山野ホール(東京都)

2011/07/03 (日) ~ 2011/07/05 (火)公演終了

満足度★★★

GREEN観劇
REDチーム観劇追加します。

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