+sugar+の観てきた!クチコミ一覧

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きょうの日は

きょうの日は

コメディユニット磯川家

in→dependent theatre 2nd(大阪府)

2011/06/15 (水) ~ 2011/06/19 (日)公演終了

満足度★★★★

楽日に二回
千秋楽の日に、昼と夜二回観てきました。

初日明けてからの評判は上々。
そして同時に、初日は噛みまくりだったという話もちらちら。
さて、わたしが観る回はいかがなものか?という。

昼公演は、パーフェクト。
前回公演が初磯川家でしたが、今回のお話もめっちゃ笑えて楽しくて、人情あふれてほっこり暖かい、しあわせなお話でした。
とても良かった!

まだ東京公演が残っているので、詳細な感想はまた東京公演が終わってからになりますが・・・。
前半詰め込みすぎで、後半暗転につぐ暗転急いで話をまとめたかのような印象があり、ちょっと全体的な配分のバランスは悪い気がしましたが。
観て損のない舞台です。

東京公演は、またいろいろ変わってくるのでしょう。
また楽日に二回観てきます。楽しみ。

ネタバレBOX

アフターイベント、おもしろかったです♪
コントを初めて観ました。
あぁ、コメディユニットなんだな~と実感。
東京も同じ内容なのかな?
せっかくだから、違うの観たいな☆

昼公演はパーフェクトだったのですが・・・夜公演はちょっと台詞の間違いが激しすぎた。
舞台はナマモノ。
何回もリピートできる人ばかりではなく、その日のたった一回こっきりの観劇を楽しみに来ている人も必ずいるはずで。
「一期一会」、この言葉を一回一回の公演でも大切に。
厳しい意見かもしれませんが、東京公演は初回から楽日まで全公演パーフェクトでお願いしたいです。

しかし、間違いをアドリブで乗り越えようとした湯浅さんはさすがの力量。
またそれを「無理!」と無駄に引きずらずにいさぎよくすっぱりいった岡さんもさすがでした(笑)
舞台版『千年女優』(大阪凱旋公演は5/11)

舞台版『千年女優』(大阪凱旋公演は5/11)

TAKE IT EASY!

梅田芸術劇場シアター・ドラマシティ(大阪府)

2011/05/11 (水) ~ 2011/05/11 (水)公演終了

満足度★★★★★

素敵な時間をありがとう!
大阪で観た日から4ヶ月を経て、再びかえってきた『千年女優』凱旋公演。
もちろん行きました。

1月観た時に買ったサントラで聞きまくった和田さんの美しい音楽。
それがまた劇場に鳴り響く…これでもう劇場で聴けるのは最後。
冒頭、きらきらしたあのイントロが流れ出した時点で、もう感極まってすでにうるうる。

劇場が大きくなって、舞台が広くなった分、動線が大きくなっていたので、疾走感が一層増してました。
第一疾走、第二疾走、第三疾走、もうほんとなんて美しいのでしょう!
走り出すたびに視界がどんどん滲んでゆきました、感動で。

小ネタは随所パワーアップしてました。
最後だけあって体張ってたなぁ(笑)
お見事!!

最後は、スタンディングオペレーションでした。
拍手は大きく鳴り響き、鳴り止まず。
会場内すべての人の感動が現れてました。

終わってしまった、その一抹の寂しさを感じつつ。
素敵な舞台を、ありがとうございました!
そして、長きに渡っての公演お疲れ様でした!!

舞台版『千年女優』(大阪凱旋公演は5/11)

舞台版『千年女優』(大阪凱旋公演は5/11)

TAKE IT EASY!

HEP HALL(大阪府)

2011/01/20 (木) ~ 2011/01/24 (月)公演終了

満足度★★★★★

美しかった
初めてのテクイジで、『千年女優』自体も初演版も映画版も観たことがないという、完全なる初見でした。

元を知らないのでその辺はわからなかったのですが、原作をとても忠実に再現してあるそうです。
事前に見てから行けばよかったかな~と思うくらい、話の展開は少しわかりにくかった。

しかし、千年女優の真髄はそこにはなく。
とても、とっても美しい舞台でした。
和田さんの作られた音楽が美しくて、その音楽にぴったり合わせられたパフォーマンスの美しさといったら・・・感動です。
爆笑ものな小ネタも挟まれているのですが、それがなくていいくらい、うっとり浸りきれます。
いや、おもしろかったんですけども(笑)

素晴らしい世界を見せていただき、ありがとうございました!!

ネタバレBOX

シャッフルネタで使われていた、大阪公演会場近くの居酒屋はっぴー工場。
後日、行ってきました☆
一部地域で一世風靡したはっぴー工場、わたしはめちゃくちゃ気にいりましたよ♪
愉快犯

愉快犯

柿喰う客

大阪市立芸術創造館(大阪府)

2011/01/21 (金) ~ 2011/01/25 (火)公演終了

満足度★★★★★

おもしろかった!
噂に名高い柿喰う客さん、初めて観に行きました。

磨きあぎられた、いささかの隙もない完全無欠の舞台でした。
台詞が洗練されていて、印象的なフレーズの反復は柿色なのかな?
台詞回しが独特で、非常におもしろかった!

単純ではなくアクが強いお芝居なので、合わない人は合わないかもしれないけども。
目の離せない展開、狂気をはらんだ凄み、小気味のよい台詞のやり取りがたまらない、おもしろい舞台でした!

そしてやはり観ておかねばな乱痴気も行きました。
本気で乱痴気騒ぎでした(笑)
本編をトレースしつつも、そこはやっぱり本編のような完璧さはなく、隙がありつつ。
ネタなどちょっとしたところでも変化があり、観る値打ちのある公演でした♪

ネタバレBOX

「ほっつき、ほっつき」や、「おーもちーをー、やきやき♪おもち、やきやき♪」などのフレーズは今でも頭に残るくらい印象的☆
特に、「ほっつき」のほうなんて、もはや日常的用語になっちゃってます(笑)
Dressing/日曜日よりの使者(5月4日のみ)

Dressing/日曜日よりの使者(5月4日のみ)

feblaboプロデュース

エビス駅前バー(東京都)

2011/05/03 (火) ~ 2011/05/10 (火)公演終了

満足度★★★

がーるずおんりー
女優オンリー8人での、本物のバーを使ったお芝居。
ガールズバーというものがどういうものなのか知らないのですが。
狭い空間で8人もの女子がひしめきあう勢いで演じるお芝居。
華やかでしたね~目が潤いますね♪

8人それぞれに個性的なキャラ付けがされていて、それだけ揃えば話の展開はそれだけで自然と動く。
お店の開店前のどたばたとしたある日のひとこま。
一緒に観にいった人と、わたしはあの子が好み~とかいう話題にも花咲きそうな(笑)

ちょっと、そのお美しい人にそんな台詞言わせたり、そんな仕草させちゃうの!?っていうようなシモネタも混じってはおりましたが。
おもしろくて、かわいらしい、ほっとするお芝居でした。

俺のカー・オブ・ザ・イヤー

俺のカー・オブ・ザ・イヤー

売込隊ビーム

ABCホール (大阪府)

2011/05/13 (金) ~ 2011/05/15 (日)公演終了

満足度★★★★

ベテランの安定感
初めての売込隊ビームさん。

セリフのやりとりがこなれていて、間のとりかたや空気がごく自然。
ナチュラルに小ネタの応酬が繰り広げられる、熟練の技に笑かされました。

でも、陽な部分だけで終わらず。
登場人物それぞれが、内面に「秘密」をかかえていて。
サスペンス要素まであったのが、意外でおもしろかった。
秘められた狂気が表に出てきた時の凄み、ぞわぁっと鳥肌たつみたいな。

付け加えていうならば。
セットが軽トラのみというのも、特徴的。
軽トラだけで、見事に場面転換してました。

売込隊ビーム、とてもおもしろかった!
充電前最後の公演に、すべりこみ間に合ってよかったです☆

ネタバレBOX

終演後のイベントも爆笑させていただきました(笑)
文化祭で観たあのネタ!女子高生コント!
DVDも申し込みさせていただきました。
届くの楽しみ~♪
初級革命講座 飛龍伝

初級革命講座 飛龍伝

VAG asobeeno

一心寺シアター倶楽(大阪府)

2011/06/14 (火) ~ 2011/06/15 (水)公演終了

満足度★★★

第四弾
とてもシンプルで、ゆえにそのままむき出しのつかさん世界でした。

始まってしばらくは、戯曲をそのまま読み聞かされているかのよう。
つかさんの言葉がそのまま舞台上から流れてきているだけという印象で。
新聞で顔を隠した複数の人を相手に台詞のやり取りするなど、リーディングっぽいこういうやり方もありはありだなとも思いましたが。
表現力において物足りなさを感じ、このまま2時間はしんどいな・・・とも思ってました。

が、男性二人が揃ったとたん、熱量が急激に増し。
山崎役の方から飛び出るシャワーで、最前列だと傘が必要なほど(笑)
熊田役の方もそれまでの場面と打って変わって、活き活きと。
熱いのが揃うと、いっそう燃え盛るという象徴のようなおふたりでしたw

お話しは、やはりこちらもおもしろかったです。
非人道的なことや、非常識的なことが、常識的にそこには存在していて。
建前なんて、うわべの綺麗さなんてそこにはなくて、人間の本能がそこにはある。
一見ひねくれているようだけど、とても素直なんですよね。本音に。

観に行っておいてよかったです!
つかさん作品をまたひとつ知ることができて満足です。

ロイヤルホストクラブ

ロイヤルホストクラブ

ミュージカル座

THEATRE1010(東京都)

2011/06/09 (木) ~ 2011/06/12 (日)公演終了

満足度★★★

煌びやかなミュージカル
見目麗しい女性に男性、衣装もきらびやかで、建てこまれたセットは絢爛豪華。
歌われる歌も美しく、ダンスはかっこよく綺麗で。
とてもとても華やかな、きらきらした舞台でした。

見た目の華やかさはミュージカルらしくて、夢の世界でしたが。
でも、お話的には前回の『トラブルショー』ほどではなかったかな。
どちらがよりミュージカルらしいかといえば・・・それはこちらになるのかもしれませんが(笑)

ネタバレBOX

KAZZさんが、前回は封印していた例のキャラでご登場あそばされた時には、びっくりいたしました☆
どこにでも存在できてしまう安男は、ちょっとすごいのかもしれない。
あんなメイクなのに、歌声は素敵で。あんなメイクなのに、うっとり聞きほれます。
メイク、メイクというと、またメイクではありませんよ~って言われそうですが(笑)

大輔さんは、これまで観てきて、そして今回を観て。
やはり演劇よりも、ミュージカル向きだなという印象を。
あのネタ、ファンのみなさんには喜んでいただけていたようなのですが。
わたしとしては残念でした、とても残念な思いです。
ストリッパー物語

ストリッパー物語

劇団大穴

一心寺シアター倶楽(大阪府)

2011/06/07 (火) ~ 2011/06/08 (水)公演終了

満足度★★★★

最初で最後の大穴さんでした。
初めての劇団大穴さん観劇でした。

つかこうへい追悼企画第二弾、やはりわたしは初見で元を知らないのではありますが。
熱海殺人事件、ストリッパー物語ときて、根が同じというか、共通して流れるものを感じました。

台詞が独特で、記憶に残るような印象的なものが多いです。
長台詞も各所にあり、そこが役者さんの腕の見せ所・・・という気も。
ストリッパー物語では、マツイさんが舞台中央で。
時には座りこみながらの、長台詞。
同じ目線の高さの語りかけは聴き応えがあり、最前列で聞き入ってました。

しかしながら残念なことに、舞台全体でかんでいる場面が多く。
台詞の内容が良いだけに、できればそこばしっと決めて欲しかったかな。
かむ毎に世界がぶつっぶつっと途切れるような感じでした。

内容はとても刺激的で、飾らない人間の本質を赤裸々に描かれたもので。
役者さんたちは、そのつか作品世界を、激しく、体当たりで演じておられました。

ストリッパー明美役の紗貴さんが美しかった。
垂幕越しではありますが、舞台内でストリップショーを演じたりも。
あれってほんとに一糸纏わぬ姿になってしまっていたのか、どうなのか。。。
美しく、一歩も引くことなく演技に挑んでいられるようなお姿が女優魂を感じました。

アフターイベントでは、現役ストリッパーさんのショーもありました。
言うまでもなくストリップというものを初めて。
想像していたよりも、高度で美しいダンスで芸術的。
どこまでだろう・・・と、かなりどきどきしてましたが、演劇舞台でできる範疇で終了。ほっ。

初劇団大穴さん観劇、素敵なカンパニーでした。
ストリッパー物語、急遽観にいくことにして、観ておいてよかったと思えるすごい舞台でした。

天守物語

天守物語

少年社中

吉祥寺シアター(東京都)

2011/06/03 (金) ~ 2011/06/12 (日)公演終了

満足度★★★★★

素晴らしかった!!
舞台セットの造りが凝ってました。
その造りを駆使した疾走感は、少年社中らしい。

しかし今回オトナシャチュウというだけあって、流れるテーマはしっとり。

わたしは天守物語そのものが初めて。
妖の存在の、なんという儚さ。
強くて、美しくて、優しくて、恐ろしくて、哀しい。
それぞれの報われない愛と、運命が、たまらなく切なかったです。

シャチュウ独自と思われる人物像や演出に、「らしさ」が出てました。
遊び心が楽しい。

各キャスト毎の感想は、また次に。
また観に行くので。

最後の乱舞が、生命そのものを現しているようで。
舞い上がる火の粉、降り注ぐ紙吹雪を浴びたその舞は必見です。

PEACE MAKER ~新撰組参上~

PEACE MAKER ~新撰組参上~

Knocturn

シアターGロッソ(東京都)

2011/06/03 (金) ~ 2011/06/12 (日)公演終了

満足度★★★

ど派手
舞台上は一見したら、素舞台。
なのですが、のっぺらんとした壁面に映像と投影することによって、場面場面を視覚的にみせていました。

天井近くにある通路も使っていたり、光線ビームを使っていたり。
とにかく派手で、アトラクションショーのような舞台でした。

お話は漫画原作なので、原作ありき。
伏せたりせずにそのまんま表現してきたあたりに、それなりの意図をおもったりもしますが。
とかく後味の悪いお話でした(笑)

TeamAZURAが指導しているだけあって、殺陣アクションはすばらしかった!!
めっちゃ迫力のある、かっこいい殺陣で・・・そこ大満足です☆

ネタバレBOX

主役の人、声が掠れすぎで、何を言っているのかわからない部分が多かった。
喉のメンテナンス不足?
主役なだけに、物語において大切な台詞を言っていることが多いので、そこは残り日程なんとかがんばってほしい。

浜尾くんの、沖田役はおそろしくハマっていました!
深夜にやってたドラマは見ていたものの、原作知らず。
「沖田総司」としてハマってました☆
珍しい凡人

珍しい凡人

箱庭円舞曲

駅前劇場(東京都)

2011/05/04 (水) ~ 2011/05/11 (水)公演終了

満足度★★★★★

期待値以上のお芝居でした
初めての箱庭円舞曲さんでした。
なので、どういう舞台をされるのかとても楽しみにしておりました。

まず、舞台美術が見たこともないようなセット。
舞台セットと呼ぶのは躊躇してしまうような、素敵な芝居空間が創り上げられてました。
劇場内にいるとは思えないほど現実的で、臨場感高し。

その空間の使い方が巧み。
ふたつのおうちにある、ふたつの扉。
その扉を同時に開閉することで、不思議な空間の繋がりを生み出していて、素晴らしき演出。
あれはタイミングがずれたら台無し、でもきっちり合わせてきてまったくずれることがなかった。

出てくる登場人物たちは、けっして平凡ではありませんでした。
だからといって非凡なのかといえば、そういうわけでもなく。
各自の個性を平凡に貫いている、そんな人々。

普通である必要なんてない、普通であることにこだわる必要なんてない。
だからといって奇をてらった行動をとって目立とうとする必要もない。
そもそも「普通」ってなんだ?誰にとっての「普通」なんだ?
自分自身のパーソナリティを大切にすれば、それでいい。
それがたまたま「普通」といわれることと同じであるか、そうでないかというだけのこと。

なんかね、観て、いろいろと内側に潜って思考をめぐらしてしまうような。
そんな舞台でした。とてもとても良かった!!

最後、井上さんと、玉置さんのシーン。
あの光景、あのシーンを観ている間のあのえもいわれぬ感情は忘れられません。
公演DVD待ち望む。

台本は買って帰ってきてはいるのですが、まだ読破できずにいます。
時間つくって、なんとかまたじっくりあの世界に浸りたい。
次回公演は11月。もう今から行く気満々です。楽しみ!

ネタバレBOX

座席は3方になっていて、入り口から奥地に向う道は、ふたつのおうちの間にある庭に在って。
そこにリアルに踏み石が置かれていました。
その踏み石には、公演タイトルが描かれてあって・・・それを踏んで座席に向かうという。
なかなかにおもしろい趣向でした☆

役者陣で印象的だったのは、まず須貝さん。
ホチキスで観てぶりでしたが、また濃ゆかった(笑)
他にない、須貝さん独自の個性というものを確立されておられるように思います。

玉置さん、シャープで切れがあり、哀愁ただようお芝居でした。
そして・・・めちゃくちゃイケメンになってました!かっこよかった!
いや、「なってた」というと御幣があるか。。。元から?w

ザンヨウコさんは、少年社中ネバーランドで観てぶりですが。
安定感ありますね~ごくごく自然体で、味わい深いお芝居。
でもどっかかわいらしくて、おちゃめな感じが好きです☆

すぴかさん、所属本公演の時とぜんぜん違いました。良かった!
もう見事なまでにイラッとくる役柄を演じておられました(笑)
ほんと頭はたきたくなったもんね・・・どうしようもなさすぎでw
今回、このすぴかさんを観られてよかったです。

はづきさん、相変わらず可憐で可愛らしい♪
でも・・・たぶん3方向囲みということもあり、座席の位置的に表情が見えない部分が多かったせいだと思うのですが。
間のため方が、ちょっと重かった。
ひょっとしたら表情でみせてたのかもしれないのですが、ためすぎでテンポが悪いように感じました。
湯煙の頃に君を想う 舞台写真UPしました!!!

湯煙の頃に君を想う 舞台写真UPしました!!!

ホチキス

テアトルBONBON(東京都)

2011/04/13 (水) ~ 2011/04/19 (火)公演終了

満足度★★★★

ホチキスらしい火曜サスペンス劇場
ホチキス的、火サス温泉宿人情ものがたり。
でもそこはそれ、やっぱりあくまでもホチキスなので、そのまんまな火サスではなく。
火サスの定番をひねりひねっておもしろおかしく仕立て上げてました。

セット組み、震災の影響で大変だったろうに・・・。
クオリティ落とすことなく、いつも通りの非常に立体的な造りで。
臨場感、旅情あふれまくりでした。

そして、客演陣が光ってた。
キャラメルボックスの渡邊安理さん。
とっても活き活きしていたように感じました。そしてかわいかった♪
柿喰う客の村上誠基さん。
客演先であるにもかかわらず、確固たる個性ゆるぎなく柿色満載。
ひとり柿喰う客状態(笑)

ホチキス陣はとかくキャラが濃ゆいのは相変わらずなのですが。
小玉さんが今回もずば抜けてましたねぇ。
直近の公演ではしっとりめの役柄だったため、余計に濃さを感じました。

満足度はじゅうぶん高いのではありますが。
なんだろう、ホチキスはもっともっとおもしろい!っていうのを知ってるからなのか、もっともっとを望んでしまう感じなのかな。
ネタが全体的に多少弱かったような気もしました。
とんでもない破壊力を望みすぎている、という自覚はあります(笑)

今回も楽しいおもしろい舞台でした!

ネタバレBOX

エンディングテーマまで、しっかり火サス使ってくるなんて。
吹きました☆最後の最後まで、やられた(笑)
ローヤの休日

ローヤの休日

ゲキバカ

in→dependent theatre 1st(大阪府)

2011/04/02 (土) ~ 2011/04/04 (月)公演終了

満足度★★★★

初ゲキバカさん
東京の劇団さんながら、かねがねお名前は聞いていたのですが。
今回、やっと初めてのゲキバカさん観劇でした。

ダンスパフォーマンスから、それもなかなか高度はものから始まるという。
話の運びも爆笑ものの破壊力の高いネタまみれで。
のっけからエンターテイメント色押し出してきながら…。

わたしまったく気づきませんでした。
なんというトリッキーな展開。
タネ明かしされた後で、冒頭からの全てを振り返ると。
ぞわぁ~~っと全身総毛立つような、底知れぬ闇が急に口をあけるような面持ちがしましあ。

ラストシーン、壮絶。
呼吸を忘れて、完全に呑まれましたね。

ゲキバカさんすごいです。
ただ騒がしいだけの賑やかなお芝居じゃない、凄みのある舞台でした。

孤空通信

孤空通信

浮遊許可証

in→dependent theatre 1st(大阪府)

2011/04/28 (木) ~ 2011/04/29 (金)公演終了

満足度★★★

柔らかい童話的舞台
初めての浮遊許可証さん観劇。
全体的に、女性の作演らしい舞台だったように思います。

まず目を引くのが、舞台セット。
1stっぽくない雰囲気に仕上がってました。
上下にも前後にも奥行きのある立体的な造りになっていて、可動式の扉、灯りの灯された小窓、凝ってた。
衣装は出演者みんな共通の虹色の衣装で、童話ちっくな意匠になっててかわいらしかった。

お話の雰囲気的にも、童話ちっく。
死者が出てくる割には、ちっとも薄暗いところがなく、ぬくもりが感じられました。
観終わった後、たまらなくスープが飲みたくなる舞台。
どんなスープだったんだろうな~と、夢想しちゃいますね♪

ただね、伝えたいこと、テーマ、そういうのが詰め込まれすぎててあふれちゃってて。
軸が定まらずブレてしまっている、という風に感じました。
もちろん、個人的主観なわけですが…。
ひとつひとつのシーンは、とても印象的で良かっただけに、それがわたし的には残念でした。

ネタバレBOX

加藤さんと、三浦さんが、もみ合い殺し合いをするシーンが、非常に印象的でした。迫真で呑まれました。
なぜ?という思いを抱いたので、ほんというとそのシーンにこめられた意図をおうかがいしてみたかったです。

遠い遠い星の光の記憶に想いを馳せるところ。
子供の頃に学校で初めてその事実を習ったとき、その不思議さ、見えてるのにもう存在しないかもしれないはかなさに胸をつかれた思いが脳裏をよぎり。
なんともいえない、せつない気持ちになりました。
福喜多さんちの三兄弟3

福喜多さんちの三兄弟3

劇団925

in→dependent theatre 2nd(大阪府)

2011/04/23 (土) ~ 2011/04/24 (日)公演終了

満足度★★★★

ほっこりしあわせな日常
劇団925さん初観劇でした。
初だったので、今回で3作目の福喜多さんちのお話も、これが初めて。
でも初めてでも楽しめる内容になってました。

まず、舞台上のセット組みがすごい。
もうこれでもかってくらい小物がてんこもりに配置されていて、とてもリアルに生活感のあるリビングでした。
それがあったか正統派ホームコメディなお芝居の雰囲気作りに、大きな役割を果たしてました。

お話の内容は、ごくごく普通の、普通に幸せなとある家庭の日常のひとこま。
ぬくもりに満ちた福喜多さんち、憧れますねぇ。

別段そんな大きな事件が起こるわけでもなく。
もうごくごく普通の日常が描かれているんですけども。。。
そこにいる役者陣がモンスター揃いなばかりに、やたらおもしろい☆
底力発揮しまくりで、爆笑のるつぼと化しておりました。

もしまた4があるならば、ぜひぜひ観にいきたいですね♪
ほっこり幸せいただける、あったかい舞台でした。

ネタバレBOX

リビングに飾られていたフィギュアたち。
あれきっと、お値打ち物とにらんでいるのですが、実際はどうなんでしょう(笑)
手にとって見てみたいものまみれでした!
もこもこ のこって、ありがとー。

もこもこ のこって、ありがとー。

baghdad cafe’

in→dependent theatre 1st(大阪府)

2011/04/19 (火) ~ 2011/04/19 (火)公演終了

満足度★★★

もこもこは、もふもふのもこもこ
火ゲキ内企画「30×30」のラスト公演でした。
トリを飾るに相応しく、共通テーマは「最後」

泉さんワールド全開で、とても抽象的で不思議な世界でした。
ごっこの時もそうでしたが、今回もバグの看板女優おふたりの衣装がめっちゃめるへんちっく。
動きも、普段なんとなしにシュッとしてる印象なのですが。
今回はふわふわ可愛らしかった♪

非常にバグさんらしいお芝居で、バグさんの個性が感じられるお芝居でした。

ネタバレBOX

お母さんが待っても待っても帰ってこなかった場面。
自分の実体験がフラッシュバックしました。
いまだに、生々しく脳内にこびりついている記憶です。
そういう、自己体験とフラッシュバックする場面が観たひと毎にありそうな、そんな舞台だったと思います。
『栗田家の人々』

『栗田家の人々』

CHO-ZIN

TORII HALL(大阪府)

2011/05/07 (土) ~ 2011/05/10 (火)公演終了

満足度★★★★

超人的なおもしろホームコメディ
前説からすでに爆笑させていただきました☆
ほのかに懐かしいかおりのする、あったかドタバタホームコメディ。
喧嘩ばっかりしてる三姉妹の里帰りと、三姉妹に絡む男性、それぞれがみ~んなキャラ濃かったです。

どんどん、どんどん、話が盛られていって。
もうどこまで盛られていくんだろうという(笑)
そのぐいぐいくる感じが爆笑だったわけですが。
いくつかはちょっと腑に落ちなかったり、無理ありすぎっていう部分もあったり。

でもさすがエース級の選りすぐりの役者さんたち。
楽しませていだきました!
ジェットコースターに乗ってるかのようなおもしろさでした。

ネタバレBOX

セプテンバー酒井さんのCD熱望☆
あと・・・ハゲてないよ!あれは!まだ、ハゲじゃないですよ!(笑)
DOLLY

DOLLY

ムーンビームマシン

in→dependent theatre 2nd(大阪府)

2011/05/20 (金) ~ 2011/05/22 (日)公演終了

満足度★★★★

うっとりするほど幻想的
初めてのムーンビームマシンさんでした。
観劇を決めた後から、評判をちらちら観劇友達から聞くようになり。
期待に胸ふくらませての観劇でした。

期待どおり!とても良かったです!

しっかり創り上げられたファンタジックな世界観。
それを舞台上で具現化する高度なパフォーマンス、レースたっぷりでめっちゃかわいいゴスロリ衣装。
小道具もこだわりの意匠の凝ったものばかり。
ひじょうに幻想的な世界にうっとりでした♪
アクションもふんだんでかっこよかったぁ☆

お話の内容的には、もっと童話的なめるへんちっくなのを想像していたのですが。
主軸はマトリックスやアバターと同一の、仮想現実を扱った近代的科学的なもの。
近代科学的なものを扱いつつ、かぎりなく幻想的にファンタジックに仕上げているあたりが素敵でした。

お話がしっかり作られているので、感情移入もしやすく。
心動かされました、せつなかったです。

見終わってすぐ、また次回公演も絶対観たい!と思いました。
冬、楽しみにしてます!

ネタバレBOX

剣が金属製だったのが、やっぱりすごいです!
だって観てる側には、それが発砲スチロールであろうとも、金属製であろうともわからないのに。。。
そこをちゃんと金属製の剣を使ってるあたりの、細かいこだわりが素敵!!
悪役姉妹~ムチと五寸釘~

悪役姉妹~ムチと五寸釘~

演劇ユニット スイス銀行

劇団そとばこまちアトリエ 十三 BlackBoxx(大阪府)

2011/05/27 (金) ~ 2011/05/29 (日)公演終了

満足度★★★

ゆるめの女子プロ話
数々の引きの強さにて、スイス銀行さん本公演初観劇となりました。
無理やり予定に入れてよかった!おもしろかったです♪

わたしはプロレスというか、格闘技全般見ないので、プロレス界の実際の内情などは知らなかったりしますが。
それ抜きにしても、楽しめました。

役者陣が実力派のベテランさん揃いで、やっぱりうまい!
演技が自然で、小ネタの挟み方もさりげなくて。
くすぐられまくりましたね~おもしろかった☆

また次回公演もぜひ行きたいです♪

ネタバレBOX

でもわたしはやっぱり、ラムちゃんはアリだと思います!(笑)
あさのさんのMキャラっぷりが突き抜けてて最高だった!

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