満足度★★★★
活き活き
始まりは、真っ暗闇の中。
舞台上で何が起こっているのか、まったく見えないまま、見えないから聞こえてくる音、声から想像が膨らむおもしろい始まり方でした。
強盗と、強盗に押し入られた部屋の住人。
この住人がただものではなく、どんどん強盗にむちゃ振りを仕掛け。
そしてなぜだか、強盗はどんどんエスカレートしてゆくむちゃ振りに応え続けるという。
しまいには、ちょっとは断れよ!って突っ込みいれたくなるくらいでしたw
始まりはそこからだったのですが、話が進むにつれあれよあれよという間に、もうどんどん異次元へ突き進んでいっちゃって。
確かにタイトルどおり、ファンタジーでした♪
わたしは山浦さんの作品は初めてだったのですが、とても「らしい」作品だという声が聞こえました。
今思うと、確かにw
とかく、演じておられるお二人の演技が、表現力豊かで味わい深く。
生身の人間の演技を見るという観劇の魅力があふれたお芝居でした。
この公演は確か震災の翌日くらいだったかな・・・そんな時期。
わたしもとても沈み込んだ状態での観劇で、行くのも迷いが生じたくらいだったのですが。
観に行ってよかったと思えました、とっても心が元気になった!
演劇のもつチカラをつくづく実感した公演でもありました。