そのとき橋には誰もいなかった
オーストラ・マコンドー
アサヒ・アートスクエア(東京都)
2010/11/06 (土) ~ 2010/11/14 (日)公演終了
満足度★★★★
橋ってやつは絵になるね
平たく言うと、見目麗しい男女がニューヨークを舞台に繰り広げるラブストーリー
というすこぶるオシャレなお話(皮肉ではない)。
もちろん演出も物語もそんなに単純ではないのだが、
育ちの悪い演劇好きなのでもっとベタでもいいのになぁと(笑)
ドラマを支えるのは岡田あがさ。これは彼女の舞台だと思う。
ちなみに吾妻橋を渡って帰るのもまた一興。
座敷は桟敷5列、椅子4列でちょっと変則な並び。
あがさファンは前方下手、奥田恵梨華目当ての方は上手へ。
奥行きのある橋がどどんと建ってるので後方が見やすいとは思う。
俺の屍を越えていけ【無事に終了しました】
七里ガ浜オールスターズ
【閉館】SPACE 雑遊(東京都)
2010/11/01 (月) ~ 2010/11/07 (日)公演終了
満足度★★★★
肩肘張らずに
楽しめる娯楽作という表現がぴったりな仕上がり。
登場人物たちの葛藤は滲ませる程度に止め、コメディ(8):ドラマ(2)くらいに感じた。
キャスティング抜群。
特に佐藤みゆき。今回の愛くるしさは人間を超えてるよ。
座席はコの字型に2列。
場所によっては役者が背を向けた状態が続く場面もあるが気にはならなかった。
転転転校(千秋楽・当日券ございます)
水素74%
アトリエ春風舎(東京都)
2010/10/26 (火) ~ 2010/10/31 (日)公演終了
満足度★★★
退屈はしなかった
もっと観客を突き放した芝居を想像していたが、全くそんな事はなかった。
開演前に照明である事をアピールする山岡さんからすでにネタフリだったんだよね?
って誰に聞いてるんだろう。
その気になれば観客に受け入れられるものはたやすく創れるんじゃないかな、
田川啓介という人は。
そして、黒木絵美花さんはやはりいい。
図書館的人生 vol.3 食べもの連鎖
イキウメ
シアタートラム(東京都)
2010/10/29 (金) ~ 2010/11/07 (日)公演終了
満足度★★★★
ダブルコールでたよ
ハズさないなイキウメは。毎回確実に楽しめる劇団だ。
前菜から魚料理、肉料理、デザートまでのコース仕立てなので話の長さやテイストもさまざま。
ちょっぴり刺激的な前菜。
安井順平をメインにしたさっぱり味の中にコクがある魚料理。
板垣雄亮の存在感が濃厚な肉料理。
伊勢佳世がスイートなデザート。
いやはや、満腹満腹。
起て、飢えたる者よ
劇団チョコレートケーキ
ギャラリーLE DECO(東京都)
2010/10/27 (水) ~ 2010/10/31 (日)公演終了
満足度★★★★
飢えたる者は今何処
浅間山荘事件の舞台と関係者の背景を借りたオリジナルストーリー。
史実を知っているだけに思い切った展開に戸惑う。
予備知識が多過ぎて、純粋なフィクションとして楽しむのは難しかった。
とはいえ、なかなかの力作ではある。
「浅間山荘事件なんて知らないよ」という人には密室サスペンスに映るのかも。
菊池豪、西尾友樹の客演陣が印象に残る。
ルデコの座席選びはいつも悩ましいが、音響ブース前の正面4席がベストかな。
どうじょう
コマツ企画
OFF OFFシアター(東京都)
2010/10/23 (土) ~ 2010/10/31 (日)公演終了
満足度★★★★★
初コマツ企画
人情喜劇というほどウェットではなく、艶笑喜劇というほど艶っぽくもない。
が、すこぶる面白かった。
がっつりハマった配役だと思う(小林タクシーが二枚目役…)。
ろりえの斎藤加奈子を観るのは二度目だが、観客を味方にできる役者だ。
観客参加型の演出は、果たしてこの先上手くきまるのか(笑)
微笑の壁
城山羊の会
ザ・スズナリ(東京都)
2010/10/22 (金) ~ 2010/10/31 (日)公演終了
満足度★★★★★
シュラバラバンバ
絶妙だ。絶妙過ぎるくらいだ。
そして、濃い。
決して大仰という訳ではなく、知らないうちに高濃度の酸素を吸わされたみたい。
100分の芝居なのにどっと疲れた。
ファーストシーンのSEXの匂わせ方の上手さよ。
芸達者ばかりで文句なし。
石橋けいさんの眼鏡はやっぱりいいなぁ。
毛皮族のウィークエンド軽演劇
毛皮族
リトルモア地下(東京都)
2010/10/15 (金) ~ 2010/10/24 (日)公演終了
満足度★★★★
P演目観劇
工業系会話劇なんて言われても何のこちゃ分かりませんが、
1時間ゲラゲラ笑って気持ち良く帰れた。
劇団員のスペックが確実に上がってるように感じる。
そして、武田さんは今回もギリギリアウトだ(笑)
他の演目も観たかったな。
いつだって可笑しいほど誰もが誰か愛し愛されて第三小学校
ロロ
新宿眼科画廊(東京都)
2010/10/17 (日) ~ 2010/10/24 (日)公演終了
満足度★★★★★
恐るべき子供たち
キレてる。キレキレだ。
ロロ未見の方はここから始めてほしい。
小橋れなの怪演、亀島一徳の童貞演技もいいなぁ。
そして、今回可愛い過ぎる望月綾乃を凌駕した、
北川麗のヒロインオーラはいったい何なんだ。
ナウシカばりじゃないか。
桟敷一列、丸椅子一列の30席に満たないキャパでは勿体ない。
褒め過ぎてちょっと恥ずかしくなってきた。
これから5本つまらないもの作っても見捨てないと思う。
座席は中央から入り口よりが良いと思います。あまり奥はNGかな。
女ともだちのそうしき
RONNIE ROCKET
大吉カフェ(東京都)
2010/10/15 (金) ~ 2010/10/18 (月)公演終了
満足度★★★★
女はつらいよ
男版よりも人生の悲哀が濃かった。
女の32歳は重いなぁ。
32の男なんてまだまだ鼻たれだもん。
男、女ときたら次は…。
けっこう何でもいけそうな気がする。
坂口安吾 白痴
726
OFF OFFシアター(東京都)
2010/10/14 (木) ~ 2010/10/19 (火)公演終了
満足度★★★★
夢見るように眠りたい
初726。
原作を読んだのは遥か昔ながら、読後と観劇後の印象が変わらなかった。
オリジナルの要素も多分にあったので巧みな脚色なのだと思う。
対面座席にする必要あったのかなと、終盤まで疑問だったが、なるほどなるほど。
ラストシーンの余韻がとても好きだ。
無邪気で邪気なみんなのうた【総製作期間2週間終了しました!】
ぬいぐるみハンター
参宮橋TRANCE MISSION(東京都)
2010/10/08 (金) ~ 2010/10/11 (月)公演終了
満足度★★★★
愉快愉快
こりゃあ、楽しいわ。
役者に交じって一緒に歌いたかった。
目に止まった役者は志水衿子と桐村理恵。
宇宙人ネタおもろいわ~。
神戸アキコふてぶてしいわ~。
ウラの目と銀杏の村【公演終了・ご来場誠にありがとうございました!】
キコ qui-co.
王子小劇場(東京都)
2010/10/09 (土) ~ 2010/10/13 (水)公演終了
満足度★★★
土着
旗揚げ同様キャストに惹かれて観劇。
やはり苦手な世界観だな。けっこう凄惨だし。
その割にはコミカルな味付けもあったりちぐはぐな印象。
番外編は好みの芝居だったんだよな(演出は黒澤世莉だけど)。
女優陣が元気。
特に清水那保。飛び抜けていた。
彼女が出てきて物語に血が通い始めた。
見応えのあるシーンがいくつもあるけど、土着はもういいかなぁ。
気付かない奴は最強
箱庭円舞曲
駅前劇場(東京都)
2010/10/06 (水) ~ 2010/10/11 (月)公演終了
満足度★★★★★
気付かなくて良かったのに
シニカルビターな好みの芝居だった。
中盤以降は身を乗り出さんばかりに引き込まれた。
前作の華やかさに比べると地味ではあるんだが、何だろうこの吸引力は。
劇団員3人をはじめ役者も皆いいなぁ。
原田優理子の贅沢な使い方よ。
津留崎夏子の微笑みよ。
古川氏の前説は今回で最後。残念。
気付かなくて良かったのに…。
ご来場はお早めに!
Project BUNGAKU 太宰治
Project BUNGAKU
ワーサルシアター(東京都)
2010/09/30 (木) ~ 2010/10/10 (日)公演終了
満足度★★★★
太宰のダは…
ダメ人間のダ。小学生の頃の思い出。他意はないです。
小劇場好きには堪らない顔触れの企画。
期待以上とまでは言わないが見応えは充分。
「HUMAN LOST」
私的1位。短編はキレ味だと思う。佐藤みゆき良いなぁ。
「燈籠」
小粋で華やか。うまいこと作るね、まったく。
「ヴィヨンの妻」
オーソドックスというか、これくらい鈍臭いくらいが太宰っぽいと思う。
「人間失格」
物足りなさが残った。役者、滅私奉公。長編にした方がいいのでしょう。
「ヴィヨンの妻」以外は技が勝ち過ぎている印象。
太宰って短編向きじゃないのかな。
前方から座敷2列、ベンチシート2列。背もたれのある椅子は後方でした。
やわらかいヒビ
カムヰヤッセン
三鷹市芸術文化センター 星のホール(東京都)
2010/10/01 (金) ~ 2010/10/11 (月)公演終了
満足度★★★★★
ヒビ割れた世界を生きるヒビ
これは泣けるわ。
嗚咽もれそうだった。いや本当に。
近未来が舞台だったり、特殊な設定があったり、あれやこれやあるんだけど、
描かれているのはシンプルで力強いものだった。
クロム勢が素晴らしい。
まいった。いや~泣かされた。
かぶりつきで観て欲しいな。
バニラ
643ノゲッツー
OFF OFFシアター(東京都)
2010/09/29 (水) ~ 2010/10/05 (火)公演終了
満足度★★★
赤組観劇
喜劇50%の言葉通りの演出。けっこうベタでした。
脚本そのものは喜劇要素低い方がいい内容ではないかと思う。
白組と見比べたいけど、時すでに遅し。
TorinGi(トリンギ)「捨てる。」再演【キャスト写真UP】
feblaboプロデュース
エビス駅前バー(東京都)
2010/09/24 (金) ~ 2010/09/29 (水)公演終了
満足度★★★
捨てられない。
血縁を題材にしたドラマをユーモラスに。
オーバーアクト気味かなと感じた。エビス駅前バーのキャパでは。
ナチュラルな導入、ラストのじんわり感はとても好きだ。
権八亜希子、加賀美秀明が印象に残る。
客層が若くて意外だった。
歌えロレッタ愛のために!
秘密結社ブランコ
ART THEATER かもめ座(東京都)
2010/09/22 (水) ~ 2010/09/26 (日)公演終了
柔らかいモザイクの街
サラダボール
アトリエ春風舎(東京都)
2010/09/23 (木) ~ 2010/10/06 (水)公演終了