いと愛し
劇団競泳水着
【閉館】SPACE 雑遊(東京都)
2011/11/01 (火) ~ 2011/11/06 (日)公演終了
4×15
北京蝶々
新宿眼科画廊(東京都)
2011/10/29 (土) ~ 2011/10/30 (日)公演終了
満足度★★★
四者四様
全く毛色の違う話を4編。役者さんにそれぞれの個性と言うか特性が出ていて面白かったのですが、どの話も何と言うか一ひねり足りなかったかなと思いました。
料理で言うと隠し味的な物が欲しかったかなと。
ひとよ
KAKUTA
シアタートラム(東京都)
2011/10/21 (金) ~ 2011/10/30 (日)公演終了
満足度★★★★★
人よ一夜に愛おしい
黒い話ではあるんですが、単純に暗い話としては進んでいかないのが素晴らしかったです。やはり、皆さん言われているとおり牛飼いがアクセントとして効いているんですよね。本当に脚本とその構成力がお見事でした。
また、それに応えている役者さんも皆さん流石でした。
Archives of Leviathan
風琴工房
ザ・スズナリ(東京都)
2011/10/19 (水) ~ 2011/10/24 (月)公演終了
満足度★★★★★
嫉妬と言う化け物
タイトルを額面どおりに受け取ると「嫉妬の記録」となるのでしょうか。それがある個人そのものへの嫉妬なのか、その成果へなのか。個人そのものでも、個人の性格なのか才能なのか。サラリーマンとしてはなかなか身につまされましたが、ぞくぞくワクワクしながら面白く見させていただきました。
大筋は鉈の切れ味のようにズバッと切りながら、細かな部分で剃刀のような冷たい切味言うか人の暗部を抉り出す感じが良いです。熱い男の冷たい嫉妬と言ったら良いのか、とにかく男前な話に役者さんも皆さん凄い雰囲気があっていて素晴らしかったです。
ハイヤーズ・ハイ
劇団ガバメンツ
劇場HOPE(東京都)
2011/10/13 (木) ~ 2011/10/17 (月)公演終了
満足度★★★★★
面白さ抜群!
コテコテなのに洒落ているとても不思議なお芝居でした。綺麗なネタ振りによるベタな笑いは勿論のこと予定調和を崩す笑い、緊張と緩和から生まれる笑い等々様々な技法でとにかく笑わせていただきました。様々なコメディと明言していだけあってこと笑わせる楽しませることに長けていますねえ。
ハッピーエンドじゃないけどグッドエンドのラストは良かったです
Lodestarの軌跡
明治学院大学演劇研究部
ART THEATER かもめ座(東京都)
2011/10/13 (木) ~ 2011/10/15 (土)公演終了
満足度★★★
遮二無二に一生懸命
ストーリーはゴチャゴチャしてるし、演技も演出もとっ散らかっちゃってる感じはするのですが、それが逆に荒削りな感じで面白かったです。
とにかく真面目に一生懸命やっている感じが前面に出ていて好感が持てましたよ。
ヨコハマアパートメント
studio salt
ヨコハマアパートメント(神奈川県)
2011/10/08 (土) ~ 2011/10/30 (日)公演終了
満足度★★★★★
素晴らしき人間賛歌
まず、会場の雰囲気が素晴らしい。初めはびっくりしましたが、話が進むにつれて日常を切り取った一場面に本当に入り込んだようで楽しかったです。
そして、嫉妬や虚飾と言った心の闇の部分も全部ひっくるめてそれが人間だと開き直り、何だかんだ言いながらも人間肯定している物語にもの凄く共感出来ました。
登場人物それぞれが悩みやダメな部分を抱えながら生きていく姿が本当に良かったです。
Re:サイクリング
明治学院大学演劇研究部
ART THEATER かもめ座(東京都)
2011/10/07 (金) ~ 2011/10/09 (日)公演終了
満足度★★★
良くも悪くも若い芝居
自分には、青臭くて苦いからと言って、必ずしも不味くは無いんだなあと思わせる舞台でした。
話も演技もギャグも良い意味で完成されていなくて不完全な分、それが味になっていたと思う。
とにかく一生懸命な必死さが伝わる舞台でしたよ。
【ご来場ありがとうございました】ファミリーコンフューザー/無縁バター
Aga-risk Entertainment
新宿シアター・ミラクル(東京都)
2011/10/06 (木) ~ 2011/10/10 (月)公演終了
満足度★★★★
重くて暗いテーマをライトな笑いに転化
両作品とも振りが素晴らしく効いていて、ラストを爽やかに演出していました。
しかし、某国営放送で真面目に討論する社会的に大きな問題を、それが正しいかそうでないかは別として軽く笑い飛ばせる芝居と言うのは何とも痛快で面白かったです。
砂利塚アンリミテッド
ホチキス
王子小劇場(東京都)
2011/10/05 (水) ~ 2011/10/10 (月)公演終了
満足度★★★★★
心暖まる喜劇
家族の根本は愛であり、 愛は愛によって生まれ、愛によって育まれる。何てな事を思いながらも結局いつも通り爆笑させてもらいました。
そして、小玉久仁子さん、素晴らしかったです。お派手なお顔立ちでの顔芸もとい演技は感服の一言です。
ホットパーティクル
ミナモザ
【閉館】SPACE 雑遊(東京都)
2011/09/21 (水) ~ 2011/09/27 (火)公演終了
満足度★★★
剥き出しの熱情
セットと話の入り方を見て、これは正しくロードムービー的なものかなあと思っていたら、感情あけっぴろげの私戯曲でした。
観た感想として、勿論、人間としては心震えるし、考えさせられるものではあるのですが、一観客として観た場合、表現物としては素晴らしいけど商品としてはどうなんだろうと思いました。
確かに映画や小説と言うその他の商業的表現媒体?では出来ないであろうタブーも何もない純生の題材を神経が露出しているぐらい剥き出しの私的感情で表現しているのは凄いんですが、実験的試作品を観させられてる感じになってしまいました。
また、役者さんの皆さん、心意気を含めて素晴らしい演技でした。瀬戸山さん役を瀬戸山さん本人が演じたら、それこそカオスになるのかと思ってしまいました。
ハリーポタ子【5年ぶりの東京。たくさんのご来場、ありがとうございました。】
石原正一ショー
シアター711(東京都)
2011/09/23 (金) ~ 2011/09/26 (月)公演終了
満足度★★★★
眼福にあずかる
まあ、眼の保養と言うよりも脳の保養になる、とても楽しい舞台でした。
ハチャメチャに好き放題暴れているようで、物語がしっかり進んでいのですが、根底はやっぱり好き放題と言った感じですかね。
とにかく皆さんハートが強いなと、観客の反応、場の雰囲気に怯む事無く、役者さんたちが本心から物凄く楽しんでいるのが伝わってきて、そうなるとこちらも楽しくなってくるから不思議です。
難しいのかもしれませんが、なるべく早く東京でも公演して欲しいものです。
悩殺ハムレット
柿喰う客
シアタートラム(東京都)
2011/09/16 (金) ~ 2011/09/25 (日)公演終了
満足度★★★★
疾走感と言葉遊びが絶妙
相変わらず、前のめりに生き急ぐ芝居でカッコ良すぎでした。
現代風にアレンジしたシェイクスピアを独特のリズムとスピード感で観ているこっちも必死に付いていかないといけないんだけど、それが楽しくてたまらない。言葉遊びも何だか分からない歌も変な動きとリアクションも全てが面白かったです。
しかしながら、初めて観劇したシェイクスピア劇がこれと言うのは幸福なんだろうか、不幸なんだろうか。
沼辺者
浮世企画
ワーサルシアター(東京都)
2011/09/22 (木) ~ 2011/09/26 (月)公演終了
満足度★★★★
歪んだ世界で病んでいくのを抗う
とても面白かったです。何より子供役は勿論のこと、奇跡的に全ての役者さんと役柄がピッタリと自然で驚きでした。
当日パンフで男臭いかっこいい話を目指したら、結局ダメ人間のうじうじした話になってしまいましたと書いてありましたが、結構ハードボイルドに仕上がっているようにに感じました。任侠と言うよりは、男たちの挽歌に近いんですかね。
明烏 -Akegarasu-
ブラボーカンパニー
恵比寿・エコー劇場(東京都)
2011/09/14 (水) ~ 2011/09/19 (月)公演終了
満足度★★★★
落語コメディに満足
最初は乗りについていけませんでしたが、上地春奈嬢が登場してからはスッと入っていけましたね。落語で言うところのまくら的なものがあっても良かったのかと、暖まる前に、いきなりギャグの連発は厳しいかと。入ってしまうと、落語ネタのオンパレードを楽しませてもらいました。
ロベルトの操縦
ヨーロッパ企画
本多劇場(東京都)
2011/09/08 (木) ~ 2011/09/18 (日)公演終了
満足度★★★★
相変わらず面白い
全体的にゆるふにゃでありながら疾走感がある不思議な舞台でした。言葉遊びと会話の掛け合いで話を進めていく様はお見事。ダメ人間のノリと勢いと開き直りは、恐ろしい。
ぶどう畑に落ちた流れ星
メガバックスコレクション
阿佐ヶ谷アルシェ(東京都)
2011/09/08 (木) ~ 2011/09/11 (日)公演終了
満足度★★★★★
Bチーム観劇
特に終盤からラストにかけて方々から啜り泣きが聞こえてくる中、ちょげる涙を抑えつつ観させてもらいました。脚本・演出、役者・演技、セット設営、受付等に至るまで完璧なんじゃないかなと思う公演でした。これを当日パンフに書かれている期間でやったと言うのは他の観劇者の方も書かれていますが謎過ぎます。
めろす
チェリーブロッサムハイスクール
こまばアゴラ劇場(東京都)
2011/09/10 (土) ~ 2011/09/14 (水)公演終了
満足度★★★★★
ほとばしる活力
初見でしたので前回までと比べるとどこかどう変わったのか、何が挑戦なのか正直分かりませんでしたが、今回の舞台、その猛々しい躍動感とスクラッチの様に入る笑いに自分はとても楽しませてもらいました。言うならばジェットコースター芝居と言うよりもジェットストリームアタック芝居と言った感じでしょうか。
表現方法と言うのは無限だし、表現自体も無尽蔵だなあと改めて感じさせてもらう舞台でした。
青い夏、エピローグ
けったマシーン
タイニイアリス(東京都)
2011/09/07 (水) ~ 2011/09/12 (月)公演終了
満足度★★★★
.ビタースイートな青春
高校生同士の甘酸っぱい交流に鋭く刺激的な苦みと渋みを持った大人社会との関係が良い感じのバランスでした。
また、小物(調理パンや部活カバン等)の使い方と細かいエピソードが非常に見事で高校時代にこんなことあったなあと懐かしく思いました。
「ベルナルダ・アルバの家」
ウンプテンプ・カンパニー
シアターX(東京都)
2011/09/01 (木) ~ 2011/09/04 (日)公演終了
満足度★★★★★
これぞ重厚
会場に入って、パンフレットを見た第一印象は、格調高く高尚な感じがして、これは主人公の言い様じゃありませんが下賤の身の私にはかなり場違いな場所に来たな、楽しめるのかなと不安になりましたが、不安は稀有に終わりました。重厚深遠な脚本と、超絶演技に圧倒されました。観て来た皆さんが一様に言われている通り、自分も観て良かったと思う作品でした。