tomiが投票した舞台芸術アワード!

2020年度 1-10位と総評
最終電車極楽橋往

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最終電車極楽橋往

MEHEM

とても良い作品でした。
物語 キャスティング 舞台セット 照明 音響 演技
真綿で優しくゆっくりと、締め上げられる感じ、観劇では初めての感覚、
この感じ 小川洋子『薬指の標本』を思い出しました。
こんな お芝居が観れるから 観劇がやめられないんですよ。

ぬれぎぬ

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ぬれぎぬ

げきだんかえる

犯罪 冤罪 身代わり 倫理 自由 法律の罪と倫理としての罪 考えさせられます。
入り込んだ演技で引き込まれた。

スリーウィンターズ

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スリーウィンターズ

劇団未来

原作は、クロアチア出身のテーナ・シュティヴィチッチ、とても日本的な考えに感じた。3つの時代4世代の女性の生き方 時代に翻弄された女性の生き方 どの時代でも力と権力 生きるために、それぞれの女性の生き方どれもが、何かを犠牲に何かを我慢している。難しい芝居を とても上手く作り上げている 演じている。
幅の広い役者陣 「芝居を観た―――」て感じた芝居 面白かった。
 一つのカギを選んだ女性 ローズ・キング 見覚えのある鍵を選んだ 社会主義国の成立 崩壊 EU加盟 社会主義 資本主義 アムルーシュ家の3階ホルヴァットと1階ホラクをルツィアは、婚約者ダミヤンの力とお金で出て行かせた。

将軍の寵愛 ローズ、権力者のダミアンと結婚するルツィア 祖母と孫娘は、生き抜く強い女性。 母として生きたマーシャ 二つの恋に苦しんだドゥーニャ 時代に翻弄された女性の生き方 どの時代でも力と権力 生きるために、それぞれの女性の生き方どれもが、何かを犠牲に何かを我慢している。 原作は、クロアチア出身のテーナ・シュティヴィチッチ、とても日本的な考えに感じた。 社会情勢は異なるが女性 母性 人生 前回作のまほろばと重なる 3つの時代4世代の女性の生き方 難しい芝居を とても上手く作り上げている  演じている。
幅の広い役者陣 「芝居を観た―――」て感じた芝居  面白かった。

slatstick 第3回公演「No Time」

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slatstick 第3回公演「No Time」

スラステslatstick

とても いい芝居 いい脚本に上手い演技、台詞が普通に女性二人の会話に聞こえる、さらっと進む会話の中と台詞のない間にも多くの感情が入ってくる。 後味がとても良い観れて良かったお芝居。
重力 引力 重力に負ける
勝つ時もある 彼に説明して 会社へも引継ぎして。
千春が 子供の頃に流行ったゴム飛びノータイム 息を切らす 重力!!
夏澄がマレーシア クアラ・ルンプールの夫の留守中に引っ越しの手伝いを千春に依頼
アメリカの元彼ロビーから復縁の連絡
夏澄の母から電話 
安定した収入がないロビー 夢を追っている 結婚を反対したロビーの家族は無くなった
土地を買ってログハウス 収入の無い男の夢の話
千晴は小説家の夢 誰だっけホテルのような名前・・・ロビー
ロビーと同じ 私は違う。

夏澄ゴム飛び 息を切らす 重力!!

夏澄が愛の歌と思い歌う。  千晴が訳 別れの歌なのよ。 
 You Are My Sunshine  君は僕の太陽だ
 My only sunshine.    僕だけの太陽だ
 You make me happy   君は僕を幸せにしてくれる
 フン フン フン フ~ン ここは知らない

Please don't take my sunshine away  どうか僕の太陽を奪わないでください。
別れようとしている、男の声に感じる。

重力 引力 重力に負ける
勝つ時もある マレーシアの彼に説明して 会社へも引継ぎして。

TRANS(トランス)

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TRANS(トランス)

をまちながら

しっかりと芝居にしていた、
TRANSを何回か観ているが、ぼやけていたところが、
最後をしっかりと作っているから今回で見えた。
始まり 白衣に手を伸ばす 一人の男と 1人の女
おかまの参三と出会う雅人 精神科の紅谷礼子
学生の頃 屋上での出来事
・・・・
3つの人格は別次元の宇宙の様に、元はどれかも分からなくなる
孤独な心 誰もが陥るかもしれない ループ
 
1人ではない、今の幸せ 家族を想う。
しっかりと芝居にしていた、
TRANSを何回か観ているが、ぼやけていたところが、
最後をしっかりと作っているから今回で見えた。
始まり 白衣に手を伸ばす 一人の男と 1人の女
おかまの参三と出会う雅人 精神科の紅谷礼子
学生の頃 屋上での出来事
3人が集まった この時が3人の人格の出会いと観ました。
締め付けられた生活から 生まれた人格
参三のおかまとしての恋 嫉妬
礼子のSEXへの嫌悪感 宗教への逃避 溺れは、参三の心の葛藤
参三の夢の作家になった雅人
参三の性同一障害と締め付けの逃避で出来た
理想の男性像の雅人とその恋人の紅子の人格
この2つ人格が参三の想いを苦しめる 3つの人格は、ループになり苦しむ
やるせない、逃げられない想いが、心を壊す、
3つの人格は別次元の宇宙の様に、元はどれかも分からなくなる
孤独な心 誰もが陥るかもしれない ループ
 
1人ではない、今の幸せ 家族を想う。

短篇集『会議家族』【9/20配信&アーカイブあり】

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短篇集『会議家族』【9/20配信&アーカイブあり】

中野劇団

追い込む笑いから 物語で役者の色を上手く作って不意を衝く笑いが加わり 変わってきた さらにとても面白い 個性的な出演陣は笑いの武器になっていた。これからどうなるんだろう。次回も楽しみ。

テノヒラサイズの人生大車輪2020

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テノヒラサイズの人生大車輪2020

BALBOLABO

とても面白い 絡み合う人生 それぞれの人生の物語だけでも面白い このキャストも良い。

くつしたのなか

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くつしたのなか

kusukusu's rabo

工場に来ていたあの人もこの人もサンタだったんだ
会場までの時間もイベントで楽しませてくれる。
生地を伸ばして 切って 縫って 客席も巻き込んで
キラキラな中に登場人物の個性を出している
今のモヤモヤを吹っ飛ばす 楽しかった。

持主不明~あたしとかこと~

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持主不明~あたしとかこと~

せんすtheatre

プレトークで答えはないですと言っておりましたが、この芝居 観客に投げっぱなしではなく 言いたいことが、シッカリとありました。死は 日常の変化 そして無くなって 町の風景のように気が付かない 少しだけ変わってその先に移り変わり その先に。 過去の自分と今の自分 変わっていく自分 締め切り 通り過ぎる人に嫌な思いをさせた “ねばならない” の今。この芝居を観て少し楽になった、聞いていた様に、この芝居の中にとても柔らかい優しさを感じた。
2回目の会場 soap opera classics 70分 開場 若木志帆さんが、白い服 白い靴下 2mの四角い部屋で雑誌を読む くつろいでいる。 作演のプレトーク 本編開演の10分前からこの芝居について話しておりました。 これ良いですね 極まれに、観劇迷子になる事があります、とりあえず観劇する方向が解れば、ずっと気楽に、リラックスして観れます。 生と死がテーマ 何を芝居に求めていますか この芝居に、答えはないです。 嫌な答えに眼を背ける 歌 音楽 道具 何かがフックになれば。

プレトークで答えはないですと言っておりましたが、しかしこの芝居 観客に投げっぱなしではなく 言いたいことが、シッカリとありました。死は 日常の変化 そして無くなって 町の風景のように気が付かない 少しだけ変わってその先に移り変わり その先に。 過去の自分と今の自分 変わっていく自分 締め切り 通り過ぎる人に嫌な思いをさせた “ねばならない” の今。この芝居を観て少し楽になった、聞いていた様に、この芝居の中にとても柔らかい優しさを感じた。

悪夢が私を食べつくす かろうじて生きている 私じゃないそこの誰かへ 朗読 ピアノ 劇場へようこそ この中では有るかもしれない そんな世界 ここから始まる // 白髪 抜く 蜘蛛 殺す? 朝蜘蛛 クモです 人間は嫌だね そろそろ聞こえるわ 美味しい 綺麗 楽しい 有るのは不安 何これ。 歌 ピアノ 小さな箱の中で、思い出せない 観葉植物 猫 出てきなさいよ。 かこからの手紙 手紙は過去から もう無いのさ あのカフェテリアは もう無いんだこの世には 耳を澄まして 店主は店をたたんだ 私は嬉しかったのかもしれない かこが見てる 似ている 曲を生み出していた 何かが生まれそう かこに合いたい 動けない だから ああやって会いに行くのよ 何度でも同じ年を祝う 誕生日 打ち切り 終わり みんな気が付いている 綺麗な空 足が全部抜けた蜘蛛 胴体の美しさも気が付いて 全てが抜けて ビー玉の様にコロコロ転がって死期が来ただけ ゆっくりと姿を消す 会える かこはあんたが作ったあんたが悩んでいた 辛かったんだね 窓を開ける 嫌いだった夕日を一杯浴びる かこは子供 再開が待っている また会おうね 大好きって言えたらな

「☆ TRYすこしずつ☆」

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「☆ TRYすこしずつ☆」

あみゅーず・とらいあんぐる

音太小屋 T-6で、この小屋があみゅーず・とらいあんぐるの空気で一杯になりました。
面白かった。
殺意のレシピ 荻原 浩
夫婦がお互いに抱く お見通しよ 食べ合わせで有毒に お見通しよ
笑い合う 笑い続ける
知らずの食べてた笑いダケ  似た者夫婦 現実にありそうだ。

佇む人 筒井 康隆
犬柱 枤(ケン)の 木苗 朲 邪魔になってきた 書き物をする人 妻 会ってはいけない
だんだん木になっていく 感じなくなっていく 今の世の中 言えない国 
なってはいけない世界。

総評

新型コロナの影響で、公演の延期、中止が多く、自身も自粛により観劇数は減りました、残念なことです。毎年 振り返って良かったお芝居を思い返すと、毎年レベルは上がっています。今年は、観劇本数は減りましたが、良かった、面白い、お芝居が多かった。 2021年も困難は続く中、感染対策をしての公演、観劇で、演劇文化を続けていきましょう。

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