満足度★★★★
コラボ企画
よくイッツフォーリーズがこの企画に乗ったなというか、気が付いてもなお最後までスタミナやの指示に従ったなという感じでした。
ネタバレBOX
記念写真を撮りに来て、急に妊婦と夫が歌いながら踊りだすなど、なんでここで歌うねんといった一番ミュージカルに対するツッコミを受けるようなシーン、あるいはミュージカルをパロディ化するときにありがちなシチュエーションをすんなり受け入れたのだろうかと思いましたが、突き抜けた感じが良かったです。
話は、商店街を守ろうと立ち上がるものでもなく、ショッピングモールを受け入れて金銭的にも不利益を被らないような現実的な展開、地元アイドルオタクの引きこもりも親が道路開発に土地を売ったお金持ち、詐欺も結構手前で食い止めることができるなど波乱万丈にはならず、落ち着いた展開で盛り上がりには欠けましたが、役者さんの個性でそこそこ面白いヒューマンドラマに仕上がっていました。
満足度★★★
少し
雑な本かなと思いました。
ネタバレBOX
最後に、承平が生死の境目のときにお母さんと呼んだことで彼を好きになったことが明らかにされましたが、医者とキスしてすぐに彼と逃避行する霧里に唖然としました。
当日パンフレットに書かれていた言音(ことね)というシステムや貸屋八人衆の存在について知っておくことが前提でしたが、少し不親切かなと思いました。
子役さんが頑張っていたのが良かったです。
満足度★★★★
はちきれそうで
楽しゅうございました。
ネタバレBOX
瀧川鯉毛 「やかん」 先生と愚者の物知り論議。
神田京子 「出世の馬揃え」 山内一豊の出世話。
瀧川鯉昇 「ちりとてちん」 知ったかぶりの嫌な奴には腐った豆腐を。
中入り
桂米紫 「たぬき賽」 サイコロがつつつつと走っても。
神田京子 怪談牡丹灯籠より「お札はがし」 百両もらえれば。七月大歌舞伎が観たくなりました。
上手最前列辺りでぼそぼそ会話するお婆さんたちがいましたが、負けずに頑張りました。
満足度★★★★
重層構造
意欲的でしたが、肝心の革命運動グループの存在が希薄でした。
ネタバレBOX
政治犯の釈放を求めて在ペルー日本大使公邸を占拠した革命運動グループの事件に、フジヤマ大統領が組織した私兵集団が過去に引き起こした不祥事を隠蔽するために司法省判事を暗殺しようとする大統領の思惑が絡み、さらにはこの暗殺役が大使公邸占拠事件の交渉人の妻にしでかした過去の悪事が明らかになる話。
神父が大統領自体を支配する経済マフィアの存在を強調し、さらに複雑な重層構造になっていました。ただ、神父はその組織の意志に従って動いているかのように吹聴していましたが、大統領の私兵の一人に過ぎず、大統領の命令で動いていたに過ぎませんでした。
トンネルを掘っていることを革命運動グループが知ってなお、何もしなかったのは不思議でした。様々に絡んだ話ではありますが、下っ端が騒ぐだけで肝心の革命運動グループの存在は希薄でした。
交渉人の自殺した妻に似ている革命家の女性ですが、一番重要な女性の割には全体を通して響いてきませんでした。最初の結婚式シーンは、薄暗闇の中でやられても誰と誰の結婚式か分かりません。事件当日、大使公邸内で結婚式があったのかと思ってしまいました。また、ウエディングドレスがちゃち過ぎて、結婚式そのものが不要だと思いました。
大音量の上を向いて歩こうは雰囲気が出ていました。
満足度★★★
想像してみよう
生活、政治、色んなことに想像力を発揮してほしいものです。
ネタバレBOX
いいむろなおきは得意のカバン芸、以前はメンバーよりも下手だったように感じましたが今回はそこそこでした。長谷川寧は思考芸、想像してみようがテーマだっただけに考えていました。
ラジコンカーが目の前のプロジェクターのコードに絡んで車輪が空回りしました。動かしてあげようかと躊躇していたところにスタッフの女性が登場して、出演者が体調不良云々と言って移動させ、すぐさま復調したとのことで再開しました。想像してみようですから、観客が動かしたら動かしたで、それに対応するバージョンもあったのでしょうが、全ては仕込みでちょっとがっかりでした。
満足度★★★★
二日目
鬼フェス参加してきました。
ネタバレBOX
時間厳守で各ステージが始まるなど、山田佳奈さんの仕切りの上手さが光っていました。
15分コーナーでは無名の人の頑張りが目立っていましたが、30分コーナーはお祭り仕様という感じでした。
満足度★★★
ポスターに
負けている。
ネタバレBOX
人間の身勝手さから処分されるペットたちの話。
犬の遠吠えはお隣の駅前劇場でもありました。同時期に犬を扱ったお芝居が隣同士であるとは珍しいことですね。
登場した動物たちは助かったようですが、登場しない動物たちはどうなるのでしょう。里親制度に注力している施設があったり、ブリーダーからの引取りは既に断っている施設があったのではないかと思ったり、今の現実そのものかどうかちょっと考えました。
ミナモザ『ファミリアー』が思い出されました。そして、2012年に動物愛護法改正が行われたことを知りました。
満足度★★★
氷川丸を巡る2題。
アイデアは良かったのですが。
ネタバレBOX
もじゃもじゃ頭とへらへら眼鏡『天麩羅男と茶舞屋女』
1932年、横浜からロサンゼルスに向かう氷川丸の船内で、日米開戦派の軍人に恋をして、彼の指示に従ってチャップリンを毒殺しようとした女の話。
暗殺されそうになったことがきっかけで、映画「独裁者」の構想を得たというのがミソでした。チャップリンが平和を愛する人物だと知った女でしたが、やはり恋に生きて自決するのでしょうか。悩ましいところです。
ところで、対面舞台の反対側にしか文字を映さず、随分冷たい仕打ちだなと思いましたが、途中から見づらいながらも見えるようになり、手違いかと一応は納得しました。また、女の顔を水に浸け水責めに使用したタライをそのまま人参を洗う料理場のタライとして使ったのはあまりにも不衛生で配慮に欠けていました。気持ちが悪くなっておえっとなりそうでした。
青春事情『FRIENDSHIP』
2215年、火星から横浜に戻る宇宙船氷川丸の中における、男性クルーの成長物語。
先の話と同じ船長で同じ役者さん、と言っても時代が違うので秋吉七郎と秋吉百三七郎の違いはありましたが、ちょっと受けました。そして、先の話は全体がシリアスな話なのに船長だけが何か頼りなく浮いた感じがした原因も分かりましたが、先の話ではシリアスに徹した方が良かったのではないかと思いました。因みにこちらの船長は豚型ロボットでした。
頼りないクルーの成長物語でしたが、どこか焦点がぼやけているように感じました。『ロボと暮らせば』で青春事情を知り、そのときの藤吉みわさんが良くて注目するようになり、劇団ズッキュン娘を応援している私ですが、彼女と随分差がついてしまったように思いました。
ところで、寿退社する先輩女性クルーに憧れているクルーですが、婚約によって人間的に優しさが増した彼女だからこそ憧れたのであって、もし婚約していなかったら憧れてはいなかったかもしれないというようなセリフがありました。
えっ、これってまさに不倫を扱ったお芝居、結婚によって男に包容力が増し、人間的に一回り成長したそんな男に惚れたということであって、もし男が結婚していなかったら恋愛感情に陥ることはなかっただろうと断言した劇団ズッキュン娘『2番目でもいいの♡』そのものじゃないかと思いました。
満足度★★★★★
素晴らしい!
7年振りに観劇しましたが、改めて名作だと思いました。心に沁みました。
ネタバレBOX
広島の図書館で司書をしている福吉美津江が図書館に通い始めた木下という原爆の資料を収集している大学の助手の男にふとときめいたことから、逆に普段から肝に銘じている自分は幸せになってはいけないという思いが強まり、それが原因で父竹造の妄想を見るようになり始めてから数日経った1948年7月27日(土用の丑の日・火)から7月30日(金)までの四日の間に、父親との会話を通して幸せになってはいけない病が癒され、木下との結婚を決意し、もうこれで父親の妄想を見なくなると自覚するまでを描いた話。
広島の昔話が取り入れられるなど細かいところにも気配りがされていましたが、全てが伏線として繋がっていました。子供たちに昔話を読み聞かせをするのが彼女の楽しみですが、なぜ司書の職に就いたかというと福村という同級生と民話の研究会を作ったことがきっかけでした。福村は原爆で死んで、美津江はたまたま福村への手紙を落として拾おうとしゃがんだことで灯篭の陰になって助かったのですが、福村の母親に会ったときになぜ自分の子が死んであんたが生きているんやと言われたことから幸せになってはいけない病にかかったかのように思えました。
しかし、違っていました。出がけにB29の飛来を竹造に伝えたのが美津江で、竹造はまともに原爆が爆発する瞬間を見てしまい、しかも家の下敷きになって助けることができず、火が近付くに伴い父親を見殺しにして逃げてしまったことによる自責の念にかられたことが本当の原因でした。真相を知って驚いた父親から、次の世代、さらに次の世代へと命を繋ぐことを願った納得づくの死であったことを聞かされ癒されました。
木下のために風呂を炊きに下手に下がる竹造と、それを見送り、トラックの音にうきうきする美津江の姿から、父親との別れを自覚し、木下との結婚を決意したことが窺えました。
満足度★★★★
啖呵売
たんかばいって言うんですね。
ネタバレBOX
昭和40年頃、神社の境内でバナナの叩き売りなどをしていたテキ屋グループの悲喜劇。米兵の捕虜を上官の命令で殺したことで戦犯に問われ死刑になった元日本兵がいたことが遠因となった話でした。
案内文にも犬と書かれているので仕方ありませんが、初っ端のこ汚い男が犬だということはすぐに分かり、大松を探しに来た娘さんが登場した時点では、帽子までは想像できませんでしたが、ラストのパリっとした白のスーツ姿も想像できてしまいました。まさか終盤殺人事件にまで発展するとは驚きでしたが、何か残念でした。
奇しくも、お隣のOFFOFFシアターでも同じような主人公の舞台が始まるのではないかと思われます。競演、対決が見ものです。
中村まゆみさんの役は年格好が実年齢っぽく、そのような姿は初めて見たような気がします。感情の起伏が激しい役をこなすには適任でした。
満足度★★★★
【プログラム A】観劇
そうだったのか、雪が降っていたのかと。
ネタバレBOX
『野ばら』(原作・小川未明) 敵対する国のそれぞれの国境を守る老兵と若い兵士がいて、二人は親しくなったものの開戦によって若い兵士は戦場に行き、その後老兵の夢の中に挨拶に来たという話。
そんだけって感じでした。
『十二月八日』(原作・太宰治) 作家の妻が記念すべき日の普段暮らしを記録しようと思い立ち記録する話。
三鷹や吉祥寺辺りではその日雪が降ったことを初めて知りました。私の田舎はどうだったのだろう、些細なことを覚えておくことが豊かな記憶に繋がるのだと思いました。
つい先日、若い役者さんたちの朗読劇に行きましたが噛み噛みでした。青色文庫ではそんなところは一ヶ所もなく、さすが青✩組と感心しました。
満足度★★★
可愛過ぎる女優
吉岡紗良さんが良い。
ネタバレBOX
Qと言うと、何か良く分からないけど可愛い人や超可愛い人が出演するというイメージがある劇団です。
前回公演や『flat plat fesdesu Vol.3』のレビューを見直してみて、女性の性欲みたいなものを扱っていることを再確認しましたが、やはり今回もそうでした。命を繋ぐ女性にとっての卵、栄養として摂取する鶏卵の話でしたが、ワークショップの演目を繋いだようなものでした。
そんなことはさておき、やはり超可愛い人の名を知ることが重要だと考えました。調べるとその名は吉岡紗良さんで、クラシックバレエもできる可愛過ぎる女優さんです。
満足度★★★★
美しい殺陣
若い人とベテランの人とでは腰の据わり方が違います。
ネタバレBOX
八犬伝の頃から時代が下り、江戸時代において八犬士の末裔たちが陰謀に巻き込まれる話。ほとんどの犬士が丶大法師にたぶらかされる中、犬塚信乃と柳生十兵衛が最後丶大法師を倒します。
休憩前のベテラン役者のチャンバラコントが面白かったです。殺陣の上手い人は腰が据わっています。そんな人たちによる国定忠治や瞼の母のコントはさすがでしした。上の瞼と下の瞼を合わせれば何も見えねえ、大笑いでした。
満足度★★★★★
ステキな2時間
それぞれに特徴があり、全体として楽しめました。
ネタバレBOX
15分で6チームが共演する企画ではどうしても意外性とか衝撃的なシーンで笑いを取った方が記憶に残り易いのは仕方のないことだと思います。
そういう意味では、顔に白いゲル状の液体を付けたMUの『HNG』は、しらーっと普通に進行する中で顔を見るとつい笑ってしまうといった印象に残るシーンがあって面白かったです。
Mrs.fictions 『祭りの準備』 子供の頃いじめられていた青年二人が爆弾攻撃をした後で自爆しようと計画する話。最後のオチはミエミエでしたが、アイウエオ順の昆虫食はグッドアイデアでした。
20歳の国 『消えないで、ミラーボール』 高校の時のマネージャーに当時も今も思いを寄せる同級生の話。死んじゃったのかと思わせるところが、えっなんだーで、素敵でした。
MU 『HNG』 HはNGと言って公園など人前でのセックスを取り締まるボランティア組織HNGと、特にセックスを極端に嫌う青年の話。
第27班 『夏の灯り』 夏祭りに誘われた男の話。男はウキウキしているわけでもなく、彼女を慕う別の男が世話を焼く不思議さなどがありましたが、ラストで全て納得できました。
The end of company ジエン社 『私たちの考えた墓に入る日の前日のこと』 東京で起きた大災害でどこか遠くの海岸にまで流された多くの死体や物と、それを片付けるボランティアたちの話。海岸が茨城の海岸であることは終演後中野さんから聞きました。この作品は他と異質で、だからこそこういう企画のアクセントになって良いことだと思いました。
シンクロ少女 『性的人間 あるいは(鞭がもたらす予期せぬ奇跡)』 官能小説家の私生活を描いた話。徳橋みのりさんのような素敵な妻を持ちながら気付かない小説家や哀れ。
満足度★★★★
『知り難きこと陰の如く、 動くこと雷霆の如し。』観劇
分かりづらく、声も聞きづらい
ネタバレBOX
当日パンフレットには俳優が陪審員とヒトラーの側近の二役を演じる風に書かれており、陪審員それぞれがヒトラーを演じることでヒトラーを知ろうとする話。
浮浪者だった彼が政治組織に入って牛耳り、国政に参加し、過半数に達していないにも拘らず独裁体制を構築したこと、彼の女性関係、ユダヤ人弾圧のこと、ベルリン火の海計画は側近の裏切りで防げたことなどをみんなで演じました。いったい何の裁判だったのか、死後の彼らがヒトラーのこと、自分たちのことをロールプレイングの手法によって理解し直そうとするのが目的だったのかと考えましたが分かりづらかったです。
大きな劇場での四面舞台は声が聞きづらかったです。
満足度★★★★
強烈
多岐にわたって強烈でした。
ネタバレBOX
一見おとなしく誠実に生きてきたように見えた男、むしろ理不尽にも妻に浮気をされる被害者然とした男でしたが、つい生と性をないがしろにしたことによって思わぬ制裁に遭ったという話。
常に怪我をしている妻、突飛さはずば抜けていました。初演の当て書き振りを想像しました。
前夫の子か自分の子か分かりませんが、息子は血を見たがり屋の戦争好きでしたが、屠畜場では血を見ることができませんでした。男は、自身の浮気の要因を考えるに、相手の卵巣摘出手術があったことを認識し、自らも唖然とするとともに相手からも軽蔑されました。
そして、ラストで男と息子は血を見ることになるという因果応報的寓話になっていました。
満足度★★★★
気になって
カフカは気になって気になって仕方が無かったのですね。
ネタバレBOX
万里の長城の造り方をカフカは研究したのですね。勉強になりました。
二つのチームで1,000メートルずつ造らせ、出来たらまた遠方で造らせる。遠方に行く途中で全く別のチームが造った壁を見ると彼らは奮い立つという。人間の気持ちを途切れさせないようにする手法に驚きました。
言葉のKが物語のMになるからKM、Kの上半分を動かすとMになる、なんじゃそりゃでした。
この劇団だけではないですが、えいの発音が気になります。ダイエー、ローマ字ではdaiei、エーザイ、ローマ字ではeisaiが昔から慣れ親しんだ発音だと思うのですが、最近ことさらえいを平仮名通りに読む傾向があって、四季の影響でしょうか、嫌いです。平仮名通りに読むのは間違いです。
満足度★★★★
これが現状
愛とマタハラは全く別物なのに、なんかごまかされたような気もします。
ネタバレBOX
夫はプロのシンガーを目指しつつのバイト生活、妻が正社員として働き生計を立てている夫婦の身に起こったマタハラ事情を描いた話。
同僚へのしわ寄せ、人件費に思い悩む中小企業の経営者の立場を考えると、産休、その後の復職が当然の流れとは言え、理不尽に退職に追い込まれる現状が見えてきます。
男34歳、メジャーデビューを目指すもままならず、そろそろあきらめようと思っても妻の熱烈な応援があって辞められないというのも辛いですね。ただ、男が働くことを決意することで妻の退職を受け入れてオシマイ、会社と戦いそうにも見えたのに、厳しい現状があるのは分かりますが、愛でマタハラをごまかすような展開にはちょっと残念な気もしました。
本人たち以外のサイドストーリーがぶっ飛び過ぎていて、異状で、面白さを通り越して唖然としてしまいました。
満足度★★★★★
え、えっえーっ
ワクワクしました。
ネタバレBOX
アルツハイマー病の特効薬を研究している大学の研究室の話。
あれあれー、火に巻き込まれたーと言って、はいそれまでよーってところから明転で冒頭と同じようなシーンに、え、えっえーっ、やられたーと思ってもうワクワクしました。
ズボンの色が赤かったりしてパラレルワールドかと思いました。
パラレルワールドでもデジャブでも正夢でも夢オチでもいいのですが、スピリチュアルという言葉だけは使ってほしくありませんでした。一気にいかがわしい方向に向かってしまいます。特に、科学者がスピリチュアルが好きなんですよだけは御免被りたいと思います。
攪拌機の回転数が遅くなったことでアルツハイマーに関連するタンパク質に試薬のタンパク質が結合したようです。成功したら真っ先に同僚に飲んでもらって治るといいですね。みんな同じ気持ちです。
ところで、掃除のおばちゃんがゴミ箱に捨てられた書類をシュレッダーにかけてしまい大切な資料が失われる結果になりましたが、誤って捨てることもあります、今日収集した書類ゴミは数日間厳重に保管しておくのが普通だと思いました。
それにしても、二枚看板いい感じでした。
満足度★★★★★
幻想譚
繕って丸めて過ごしてしまう、そんな時代もあったのねと。
ネタバレBOX
花鳥風月雪月花春夏秋冬、有ると無い、十二人の女たち、同じ模様の着物を着て面をつけた八人の女は一人の女か、何人もの女か、終戦直後に戦地から帰還する夫を待つ日本全国を代表するみたいな女の話。
開場から終演まで2時間半程、花鳥の二人は終始ダンスをしていました。大変だと思います。
戸籍はいらんかね、名前はいらんかね、家系図はいらんかね、そんな混沌もあったのでしょう。そして生き延びることができた人もいたのでしょう。人間の性が時にはこんなことも必要なのだと叫んでいるのかもしれません、政治家面した誰かを使って。