長寿郎の観てきた!クチコミ一覧

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十三月の男 -メメント・モリ-

十三月の男 -メメント・モリ-

無頼組合

テアトルBONBON(東京都)

2010/01/20 (水) ~ 2010/01/24 (日)公演終了

満足度★★★

Vシネマのようでした
任侠な男の生き様が、よく演じられていました。
そこそこ詰めの甘いところもありましたが、
おおむね若さとパワーで押し切った感じがしましたね。
自分としては、組織の主任さん気に入りました。

ネタバレBOX

えーまず、主任さん初登場はインパクトなきように、
上段からの上から目線で出てきて欲しかったかな。
話の要所要所での存在感強いから充分だと思うのだが、いかがかな?

爆弾さんは、起爆装置よりも設置場所や量・種類が重要だと思うのだが。
そーゆー描写は無くて残念。

音響は銃撃や爆発音など、特に遜色なく感じたが。
いかんせん、ライトワークが甘い!
流星のシーンはインパクトあったけど、爆発シーンは今3つ位な出来ですよ。
もっとフラッシュとかいろいろ最後なんかのビルにしても、
派手にした方が良かったと思いますが?

最後の主任との銃撃戦で、赤外か光量増感か説明不足!
場所も屋上テラスにでもして、新月で流星群の光は外に溢れてるけど、
内側のシャッターで遮られて、シャッター背にしたイカロスの後ろで、
外の光が差込み、スターライトスコープがハレーション起こして
使えなくなり、外そうとする隙で銃弾打ち込む。といった話の方が
無理ないと思うのですが?どうかしら。

電車内の凍結病患者の暴行未遂シーンはよかったけど、
最後の「アジトまで・・・」といった科白は不自然です。
いりません!ふつーはその場から逃げたら、あと別々になりますよ。
イケメンについていったという話は、後のシーンでの語りで説明すればよい。

細かいところの煮詰め方が、もどかしかったー。
マスターキートンの引退したがったボマーの話も地下道だったので、
参考にするべきだな、友達との罰ゲームで地下坑道に来ている。
とか言う台詞は使えますよ。

イカロスのラストの羽根は、ライトでとか出来なかったのかな?
いままで積み上げてた世界観から、微妙にズレていた気がしました。
羽根の見せ方は、カレイドスターのラストシーンの演出に学びませう。

台詞かんだら、アドリブでごまかしてね。世界観壊さない程度で。

キャラは、しっかり作られたいましたね。役者さんたちもうまかった。
それっぽく見えました。ようは観客騙しとおせれば勝ちなんだから。

細かい事もうひとつ、「銃の撃ち方を・・・」よりは、
「武器の使い方を・・・」の方が、自然に耳に入りますね。

最高の人生の終わり方みたいな、ゲンジツ見に行くラストシーンは、
オチとしてうまかった。
あと「死んだように生きるな」の台詞も!

とうーことで、更なる研鑽望みます。
がんばってください。

PS 主任さんよかったー、ホントに。
   コメディーだったら、猫抱いてワイングラスもって登場でしょうな(^^)
キレイじゃなきゃいけないワケ

キレイじゃなきゃいけないワケ

TPT

ザムザ阿佐谷(東京都)

2009/12/29 (火) ~ 2010/01/17 (日)公演終了

満足度★★★

リアルで等身大でした
主人公の日和見的な行動・言動。周囲の環境や人間関係。良く出ていました。輸入物の話とはいえ、演じるのが日本人なので名前の応酬に微妙に違和感を感じたりしました。生きていくのは苦しいことなのかなぁ、などと考えさせられました。

ネタバレBOX

妙に主人公のカップル以外が、本場のアメリカ風に見受けられましたが。メイクだけではないような気もしましたね。

えー遅刻して最初の10分程見れませんでした。すみません。
なので、最後にひっくりかえされたゴミ箱の中に入っていた、
ボクシングブローブはどう使われていたのか、大変気になりました。

日常に流されて、あと一歩が踏み出せないもどかしさみたいな空気が、
うまく伝わってきました。

それにしても、別れの時の主人公への手紙はインパクト強かったです。
小鳥のさえずり

小鳥のさえずり

SPPTテエイパーズハウス

銀座みゆき館劇場(東京都)

2010/01/14 (木) ~ 2010/01/17 (日)公演終了

満足度★★★★★

サスペンスではなかったような気がします
どちらかというと、ドタバタコメディだったような気がしましたが。
とにかく面白く笑わしていただきました。
年明けに相応しい演劇でした。きちんと細かいところが繋がっていて、
後々の伏線になっていたりするところが、作りが丁寧で楽しめました。

ネタバレBOX

インコのピピちゃん、擬人化して加わってくるところが合ってましたねぇ。
燕尾服がピッタリです。籠揺らされてガクガクされる所とか笑えました。

始まりの携帯のパネルライトによる顔の浮き出しの演出は、
ホラー物の劇かと思わせる、面白い演出でした。

キャラクターがしっかり立っていて、きちんと矛盾無く絡んでいき。
話に撓み、無理が無く納得できるところが良かったです。

過剰に反応する「ドタコン」の笑いネタが、
のちのち繰り返されて生きてくるところとか、笑えました。

玄関の引き戸の開け閉めの音とか、ケータイの着信音とかも。
きちんと合わせていく丁寧な仕事が見ていて心地よく感じました。

いつものオヒネリシステム、なかなか芝居していて好きです。

3姉妹の登場も、あいまって。
往年の「やっぱり猫が好き」を思い出しました。

個人的には、昨年末寝正月だったので。
きちんとした年越しの擬似的追体験をさせていただいたので、
大変嬉しく思いました。ありがとうございます(^^)
カスタマーセンター

カスタマーセンター

BABY EINSTEIN

笹塚ファクトリー(東京都)

2010/01/15 (金) ~ 2010/01/17 (日)公演終了

なんとなくは理解できた
3つの話を見せてもらったのですが。
そこそこ繋がっていて、話が面白いかというと・・・。
考えさせられる事が多い芝居といえました。
トワイライトゾーンを、ゆるーく作った感じと云えましょうか。
そんな感じを受けました。

ネタバレBOX

OLのランチタイムの噂話?オムニバスでいいのかな?
そこんとこの説明が、よく理解できなかった。

前説でのシュールな警告劇のほうが、わかりやすかったです。

はじめの方言+地方の話は、主人公の喋り方聞き取りにくい。
大きな声にして、語尾やアクセント・イントネーションで表現するべきでは
なかったろうか?だんだんに東京が侵食してくる話は面白かったが、
もっと判り易い演出や台詞が、あったはずかと思われました。

2つ目の万引きバーさんの話は、取調べなんだから状況を観客に
名前・年齢・住所・職業など、きちんとキャラの立ち位置を説明して、
観客引き込むべきではなかったろうか?バーさんの個人情報の不足で、
子作り話にもってく不条理さが軽くなった気がしました。
椅子に男の人縛り付ける時も、「誰か入ってきたのか?」みたいな
科白入れて、不安感や不思議・不気味さを出した方が、よかったのでは?

最後の主婦話は、まぁ判り易かったけど。
結局女房さんは、宗教に入ったのですかね?
そこんところは説明したくなかった?

ストーリーテラーのOLの話が、うまく説明できていなかったので。
不条理話の集合体みたく感じられましたね。

ツルハシ男もキーパーソンにして、最後に出すなら。
乱入時にツルハシもたせて、各話のつなぎにも話出すべきだったと思う。

全体に切り口がハンパで役者の頑張りが、空回りしている印象受けました。

EKKKYO-!(公演終了!次回3月[家族の証明∴]は1/30より発売)

EKKKYO-!(公演終了!次回3月[家族の証明∴]は1/30より発売)

冨士山アネット

東京芸術劇場 シアターイースト(東京都)

2010/01/14 (木) ~ 2010/01/17 (日)公演終了

商業ベース?
で観れるものでは無かったように感じられました。
いまさら江戸時代の「大板血」やられても笑えません。
移動時間が無駄になり、期待感が裏切られた気分です。

美しいヒポリタ

美しいヒポリタ

世田谷シルク

小劇場 楽園(東京都)

2010/01/13 (水) ~ 2010/01/17 (日)公演終了

満足度★★★

2重構造的つくりは面白かった
古典の妖精たちの話と、現代のWebサイト(であってるかな?)運営会社内の人間関係で、2面的に表現してみせるところは斬新だったかな。ダンスも合間に上手に入れてましたし。

ネタバレBOX

ダンスや早送りの動きなんかは、面白くて楽しめたのですが。古典の方で使えた惚れ薬が、Web内での会話の書き換えでしか使えず、今ひとつな感が否めなかったです。 苦労した所だとは思いますが・・・。

妖精パックのSEさん、パック役がのってやってるみたいで笑わしてくれましたね。

社長の奥様とロバのシーンは、何気ないロバの突込みが受けました。

社長さんの現代の役どころと、古典での暴君ぶりな演技の2面性は楽しめた

ただ現代劇でのWeb上での会話の表現は面白く感じられたが、古典との兼ね合い方が、いまひとつであり。かなり改良する必要があると思うのだが、何をどうしたらよいか、具体的に思い浮かびません。申し訳ない。

チーフに一途な姉さんの演技の熱量に、男二人の姉さんの取り合い劇の熱量が負けていたせいで、そう感じたのかもしれません。

つば飛ばして押しまくるシーンは迫力ありました。

いっそのこと電脳空間上のアバター達に、簡単なAIでも付けた事にして。
人間関係の仮想シュミレーションやって。混乱するのを見ているという第3の視点入れたほうが、わかりやすかったかな。それとも、そう表現されていたのかな?その辺が今ひとつに感じたところです。
【無事終演!】LOOKING FOR A RAINBOW【公演写真多数UP!】

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劇団宇宙キャンパス

吉祥寺シアター(東京都)

2010/01/07 (木) ~ 2010/01/10 (日)公演終了

満足度★★★★

ホントに青臭かった(^^)
けれども、ただ懐かしいだけでなく。あの時の自分がいたから。
今の自分がいるんだと。再認識されられた劇でした。
王道な展開に、ステレオタイプのストーリーなのですが。
いろいろスパイス効かせて、上手にまとめ上げた芝居になっていました。

ネタバレBOX

まさか月影先生出してくるとは・・。笑えました。
いやあ3Dにすると、役者さんの上手もあるのでしょうが、
インパクト強いですねぇ。

前説なくて変だなあと思っていたら、劇に組み込んでいたんですね。
面白い寸劇でした。衣装さんの、つまんねー長話聞かされるのかー、
というところ。よくでていました。

なんか青春している、少年漫画見ている気分でした。
まぁ「ガラスの仮面」は少女漫画ですけどね。
他の芝居でも、よくも見かけるけど。
芝居好きの人は、必ず読んでるんでしょうねぇ(^^)。

ちゃんと前説に繋がったエピローグ、綺麗にオチました。すっきりしました。

どこまで実話入ってるのかな?
それとも、劇団の方々の個々のエピソードを上手にまとめたのかしら?
なんにせよ、心に残った芝居になりました。



この部屋で私はアレをして

この部屋で私はアレをして

ガレキの太鼓

都内マンション(最寄駅:月島駅)(東京都)

2010/01/05 (火) ~ 2010/01/13 (水)公演終了

満足度★★★

ガールズ編観ました
たしかに「のぞき見」でした。こういう芝居の形式も有りなんだなぁ。
と、この世界の奥の広さ、見せられた気がしました。

ネタバレBOX

観終えてみると何の事はない、日常のワンシーンを見せられた気がします。
特に芝居として、オチ・ヤマがあった訳でもないように感じましたし。
この芝居の面白さの最たる所は、シチュエーションと受付から開演に至るまでのドキドキ感に集約される気がしました。
届かないことだってある

届かないことだってある

パセリス

OFF OFFシアター(東京都)

2010/01/07 (木) ~ 2010/01/11 (月)公演終了

ガールフレンズだけの方が良かったかな
ボーフレンズは、観客おいていってしまった気がします。
携帯電話での繋がり方は、上手に表現されていました。
特にガールズサイトで。

説明に書いてあるからと、実際の芝居にて観客に舞台設定や、
状況を表現し伝えないのは、いかがなものかと思う。

舞台装置の作りは面白かった。

ネタバレBOX

♂編。3人がいたのは1つの部屋だったのかな?
なんで中央に各人のケータイ集めて置いていたのかな?
殺してしまうほど思い込める、長い付き合いだったり、
精神依存できていた彼女だった? 説明や納得できる設定は?
話に入っていけませんでした。

また、楽しく喧しく音楽やダンスしていても、心に届かないと人間。
寝てしまうんだなぁと、対面での観客の反応が見て取れる、
ユニークな舞台でしたね。(おじさま疲れてたのかしら?)

あと、一人一人シャツ血だらけにするよりも。
同時に上着着て戻った3人が・・・。とした展開の方が、
観客に冷静さを与えず、物語に無理やり引っ張れたと思いますが。
どうですかね、自分は演出に隙があったと考えます。
2本の話だと言っても、同じ時間で演じる必要性は無いと思うし・・。

♀サイト。女性の井戸端会議的、横繋がりがとても良く表現されていました。
話に説得力があって、話の展開が気になり続けましたね。

オチの暗転後の携帯の会話も、よいスパイスでした。

あーあと、女性陣が席変えたり、
移動表現でグルグル舞台をサークル上に歩く演出は見事とでしたわ。

男版のマイナスを、女版がプラスにはしたけど、
評価は+-で零とします あしからず
BOX1 「キリン」

BOX1 「キリン」

カラバコ

参宮橋TRANCE MISSION(東京都)

2010/01/09 (土) ~ 2010/01/11 (月)公演終了

満足度★★★

改善の余地は多い気がする
人の死。と言うものに関しては、良く表現しようとはしていた。
が、登場人物の性格設定が甘い気がする。
表現したい事が先に立ちすぎて、観客が感情移入し易い現実的対応が、
芝居上蔑ろにされていたように思われた。
インパクトは強かった。です。

ネタバレBOX

まぁ確かに、左腎臓部分刺されても、太い血管避けていれば。
そうそうTVドラマみたいに刺しただけで、すぐに死ぬような事は無いですが。
血糊の出し方はリアルでしたねー。

各登場人物の表現の仕方が、最初から飛ばしすぎてました。
小林君の登場みたく、マイペースで普通の学生風に出して。
喋らせていけばよかったのではないかと思いました。で。
だんだん、あれっと観客に思わせてズラしていけばよかったのに。
妹さんと無痛症のお姉さんは、その点うまくやってました。

さて、途中登場の謎のお姉さん。
ストーリーテラーとしては必要だったと思われるのですが、
いかんせん、登場シーンに関しても。正体に関しても。
説得力が無さ過ぎます。キャラは面白い分、もったいなかったです。

前半の、いきなりな傷害事件やらテロ話。
完全においていかれて、呆然と展開見ていましたが。
阿部君の死の真相やら、ゲイのカミングアウトの話は、
思いっきり笑えました。ですけど、
話の引っ張り方や展開の起伏が、もっとバランス良ければ。
さらに出来が良くなったrと思いますが。いかがなものでしょうか。

ラストの小林君の鬘とか、謎のお姉さんの正体とか。
裏の設定いろいろ作ってあったんだろうなぁ。と想像にかたくないのですが。
ひとつひとつの出来事に対する、個々人の現実的対応(反応)の推敲が、
不足しすぎて、前半部の話の弛みになったと思うのです。

伏線の張り方も甘すぎます。
テロがあるなら、警察車両がなんか集まってるの言葉に加えて。
声明文の書かれたビラとかもって部屋に入って来させるとか。

妹の宝物。母の指に関しても。はじめて見た人が、
いきなり人の指と見抜くことは出来ないと思うけど、どう思います?

今後の課題。傲慢かましてよかですか?
テーマは良かった。役者さんもがんばっていた。
出来事の動機も納得できた。あとは、現実的な各登場人物の対応を、
観客に納得させる展開が必要と感じます。

珍小芝居

珍小芝居

UDATSU

千本桜ホール(東京都)

2010/01/07 (木) ~ 2010/01/08 (金)公演終了

満足度

年末忘年会向けの宴会芸みたいでした
ほんとに演題通りにシモネタに走りましたね。
そこそこ笑いは取れてましたが。
やはり、そこそこのレベルに終始していたようにお見受けします。

ネタバレBOX

TV観るような感じでの芝居です。とは、ありましたが。
成功したのが「エリートサイヤ人」さんの割引話だけでしたな。
唯一のユビキタスコントでした。サイヤ人さんのキャラに助けられましたね。

ロシアン・ワーニャ叔父さんは面白い期待感の割りに
(各役者さんのがんばりに)もかかわらず、
面白さが突き抜けられませんでした。残念です。

江戸小芝居的で、思い出すと一番受けていた思い出が。
ナレーションのみで役者の登場の無い、勇者の話ですかね。
大イタチ(血)みたいで良かったです。

まとめたイメージで言うならば、ありあまるパワーを。
全て別方向のベクトルに散らしてしまった印象を受けました。

ゴツイおっさんに変身する魔女ッ子話は、楽しめたかな。
あさりよしとおの漫画みたいですね。

オムニバスショートコントなどで、力やアイデアを分散するより。
1本筋の通った骨太コメディーなどの方があっている気がしました。

イメージで言うならば、経営の傾いた出版社での。
アクの強いキャラの集まった会議室での話とか。
折りたたみの机とパイプ椅子・ホワイトボード位でセット済むので、
後は各人の、らしい衣装で。シチュエーションコメディとか?

とまあ、こんな感想を抱きました。
東京ノーヴイ・レパートリーシアター 6thシーズン

東京ノーヴイ・レパートリーシアター 6thシーズン

TOKYO NOVYI・ART

東京ノーヴイ・レパートリーシアター(東京都)

2009/11/06 (金) ~ 2010/05/02 (日)公演終了

満足度★★★★

曽根崎心中をみました
そっかー、こーゆー話だったんだ。
今風に言うなら、「世間で話題になった事件の再現ドラマ」なのでしょうか。
単純な話ゆえ、近松さん出してくれたり。
ほんとに人形で劇見せてくれたり。
いろいろ趣向が凝らされた上に、衣装や小道具・舞台装置。
言葉使いまで、丁寧に作られた良質な芝居に仕上がっておりました。

ネタバレBOX

それにつけても、借金踏み倒して遊んでいた九兵衛に腹が立つ。
それで死しか選ばない徳さんも弱いわ!しかるべく報いは受けさせねば。
などと憤り感じさせてくれましたね。
芝居としては、きちんと着物に草履履いて、おしろいに日本髪と、
手抜かりなく扮装し演じてくれて、
興味深く話を知る事が出来て楽しめました。
火打石の音や朗読、呼びかけなど。
音にも拘っていて、満足のいく劇でした。
さいれんないと

さいれんないと

PekopoN企画

遊空間がざびぃ(東京都)

2009/12/25 (金) ~ 2009/12/26 (土)公演終了

満足度★★★

細かいところもヌカリなく
丁寧に作ってました。
いろいろな出来事に納得のできる理由があり、共感がし易かったです。
登場人物の入れ替わりや。
状況もタイミングよく、不自然に感じる事はなかった。
ほのぼのとした蝋燭の灯りのような話でありました。

ネタバレBOX

幸運を呼ぶ部屋と褒めておいて、あの程度で・・・?
と、落とすところと。
ポルシェの破壊話。それに続くボールペンが使えなくなる話や。
古いチョコや、ハワイ風の千葉記念写真。
とどめは、ボーリングのマイボールに作成にかこつけた、
指輪サイズ計測話。落とし所に使ったボーリングの玉。
見事に繋げましたね。上手でした。
が、その分ラストシーンに苦労した気がいたしますね。

最後に出てきた劇団代表の方に、ストーリーテラーやってもらい。
始まりは、「とあるマンションの2階住人の引越しです」とかで、前説始めて。「こうして聖夜の夜は更けて行きました、この先インドから彼が戻ってくるか、この部屋の新住人に新しい出会いがあるのかは、また別のお話になります。今宵、この話は。ここで幕といたしましょう。」とか喋って、
暗転して終劇にした方が、上手なピリオドだと自分は思いますが。
いかがなものでしょうか?
Under Water Over Revival

Under Water Over Revival

GOKAN。

銀座小劇場(東京都)

2009/12/24 (木) ~ 2009/12/27 (日)公演終了

満足度★★★

カプサイシン注入コメディ?
顔を真っ赤にしながら、ハイテンションで演じる役が強く印象に残りました。
唐辛子でも齧っていたのでしょうか(^^)?ちょっと身体には悪そうですよね。
漫画的に振り分けられた役どころを、皆さん上手に演じられていましたが。
今ひとつ強弱のバランスが、欠けているように見受けられました。
あとシモネタに走り過ぎたキライもありますね。
笑えましたが、万人には・・・・。と思います。

ネタバレBOX

えー「かぶとむし」さん、前説笑えました。
特に現金で黙らせるところが、妙に琴線に触れましたね(^^)。

18人子持ちのお父様。テンション高かったです。血管切りそうな演技には、
脱帽物ですが、演出でしょうか?抑揚が今ひとつと感じましたね。

台詞上で、言葉尻捕らえてツッコム笑いは楽しかった。

話が進むにつれて、いろいろバレたり。
誤解が重なったりする、シチュエーションは段階踏んでいて笑えました。

生の女王様は迫力ありましたね(素人目にはですが・・・)
ちょっと仮面が、チープな感じだったのが残念です。

最大に驚かされたのは、地震のセットですね。
まさか、あんなに揺らすとは思いませんでした。

娘が嫁に行く!勘違い話は良い出来でした。
脱糞・くさいもの繋がりより、良いコントと思いました。

いろいろ極端な性格付けの配役でしたが、
オカマ?かな、のカミングアウトは衝撃強かったです。

ちなみに、持ち出そうとしていた書類の金銭的価値と、
オチの大団円は、軽すぎはしませんか?
今時紙媒体の記憶容量は少なすぎるし嵩張りますよね。
パソコン出来ない、おじさんだったら。
USB端子にメモリー差し込むような話の方が、
現実味増したと思いますがね。どうかしら?
まぁ臭いもの、ファイルギャグが出来なくなりますが、
そこを考えるのも、脚本屋さんのお仕事ですよー、と思います。

あと服装ですが、派遣社員って制服無かったんですよね。
そこら辺の説明とかも、入れた方が良かったかなと、思いました。

まぁパワーで引っ張る芝居でしたので、細かい所は無視すれば、
良いのでしょうが。そこはそのままアラになりますよ。
てなところです。

音もなく しぐれ降る 晩秋にて 候

音もなく しぐれ降る 晩秋にて 候

プロペラ☆サーカス

d-倉庫(東京都)

2009/12/23 (水) ~ 2009/12/27 (日)公演終了

満足度★★

荒削りな印象は、いなめなかった。
しっかりとした小道具の刀用いての殺陣など、
頑張っているのは良いのだが。
Wキャスティングにて演じているので、配役がわかりにくく感じました。
せっかく衣装とか凝っていたので、鉢巻や陣羽織・帯などのアイテムで
うまく陣営分けなどをして、観客にわかりやすさを
提供するべきだったのではないだろうか?

ネタバレBOX

台詞は、せめてかまないで。

Wキャストやってるので、衣装とかでも分けてみて欲しかった。

話は、とどこうりなく進むし、場面転換も面白くよいのであるが、
詰め込みすぎの気がしましたね。


閃華:夏の夜の夢(終焉!ご来場ありがとうございました。)

閃華:夏の夜の夢(終焉!ご来場ありがとうございました。)

劇団アニマル王子

武蔵野芸能劇場 小劇場(東京都)

2009/12/17 (木) ~ 2009/12/20 (日)公演終了

満足度★★★

エンジンかかったら早かった
出だしの人物紹介から、ストーリーが中盤へ進むまでは。
さほど身を乗り出すような事は無かったのだが。
男女間がこんがらがって、錯綜する段になったら。加速しましたね。
なかなか楽しめました。

ネタバレBOX

パック役の黄緑の髪の毛は、やりすぎのような気がしましたが。
どうなんでしょうか?私だけかな。

オープニングの自己紹介風の名前見せは、うまい演出でした。

一番受けたのは、男二人の愛の告白合戦のところでした。
掛け合い楽しかったです。

合間の着物の踊りも、良かったりはしましたが。
チラシにあった、大扇子みたいなの使ったところも観たかったかな?
(役者さんや演出家さんの苦労も知らんと、ね。)

親分さんの長話、次場面で出てきたら。まだしゃべってた。
なぁんて演出あっても、おかしくないような「長い!」の台詞が、
耳に残りましたね。 親分さん、活躍場面ありませんでしたね、あまり・・・。

髪結いの姉さんの、「人の不幸はミツの味」の小悪魔発言も笑えました。

でも、登場人物も少し絞って。集団シーンに用いて、
メインキャラクターのエピソードに焦点当てたほうが、よかったかな?
と思える事ありました。 話がボケた風になったきらいがあります。

メインキャストに物語の背景しゃべらせて、舞台の後方などで、
役者が場面を演じる方法とると、よかったかな。 と思いました。
そーするとメインに話が絞れますし、どうでしょうか。

最後に花魁道中にて、童子に閉めさせるのはうまかったです。

盛り込みすぎは、観客を楽しませようとする努力とわかるが、
泣いてCutする強き心も重要と思いました。


 『デストロイヤー花』

『デストロイヤー花』

junkiesista×junkiebros.

新宿FACE(東京都)

2009/12/18 (金) ~ 2009/12/21 (月)公演終了

満足度★★★★

半SFでございましたね
見事に踊り・歌い・エンターテイメントしていました。テンションも緩めたり締めたり。楽しく観劇できましたが、パイプ椅子は、ちと尻が痛くなりかけました。
パロディあり、感動あり、ほんとにいろいろ詰め込んでいました。楽しめました。

ネタバレBOX

スイカやパスモの宣伝やら、コーラスラインの微妙なパロディ。
楽しかったです。まさか男性入れてコーラスラインやるとは盲点でしたね。

THとOHのコードネームも笑えました。
OHさんの豹変演技やラップ。楽しめました。

現在と過去の錯綜や、回想シーンの入れ方なども、
演出がわかりやくくてよかったです。

ONOのゲーム、パーティーで盛り上がれそうな設定ですね。
(ゴセロみたいです、笑えましたねこれも。)

ラストで皆が消え行くシーンの、ライトのON/OFF上手でした。

おのおのの設定、心情、状況、性格付けに無理がなく。
素直に世界観に入る事ができて、話にも矛盾なく。納得できるものでした。
SFは説得力が要と思っているので、見事といいます。

で、ドリンク付でしたが。ビール飲むと寝てしまうので、
コーヒーにせざるを得なかった悔しさで、
個人的に星1つ引かせていただきます(-_-;)
破戒裁判

破戒裁判

劇団演奏舞台

門仲天井ホール<アート・キッチン>(東京都)

2009/12/18 (金) ~ 2009/12/20 (日)公演終了

満足度★★★★

演奏舞台のライブ感覚はすごかった
音楽に歌に、ストーリーに。なかなか感動させていたたきました。
配役変えながら、劇団員が役を演じる所や。
観客が陪審員になったような気になるところが、うまい演出でした。
一つの裁判で、さまざまな問題定義をし。
見事に感動につなげる骨太の物語でした。

ネタバレBOX

GAMEの逆転裁判って、こんな感じなのでしょう。
などと思ってみていました。

まさか演奏者まで、交代出演してくるとは思いませんでした。
斬新な演出に感動です。

長時間ながらも、次は次はと。先の展開が気になり。
目が離せなくなる展開で、引き込まれてしまいました。見事です。
海ノ底カラ星ヲ見上ゲヨ

海ノ底カラ星ヲ見上ゲヨ

おぼんろ

サンモールスタジオ(東京都)

2009/12/17 (木) ~ 2009/12/27 (日)公演終了

満足度★★★

暗い童話でした
前半のハイテンションな明るさに比べると。後半は、ひたすら暗かったです。
衣装や舞台、ダンスなど。荒い感じが拭えませんが、それらを飛ばして余りある若さと言うか、力強さを感じました。

ネタバレBOX

人の時間を吸い取って、生きながらえる主人公乙姫。なかなかダークな設定作りましたが、乙姫に一目惚れして行動する太郎の動機付けが弱い気がして説得力が今ひとつなきがしましたね。

若い太郎君、よく動きましたねー。身軽でした。孫悟空とか似合いそうな動きと思いましたよ。

亀のミケランジェロや乙姫のあだ名は、結構笑えました。

はじめの方の乙姫VS太郎のボクシング(?)対決はとっても愉快な出来でした。このノリでコメディ路線進んだ方が楽しい作品になったかなぁ、などと思いましたが。タイトルが既に物語暗示していましたね。

じーちゃんになった太郎を中心とした、医者・看護師らの話は。電動ドリルなども上手に使い、説得力のある話にまとまっていました。

オチの死神のパートナーは、うまくまとめたが。乙姫と太郎の関係が強すぎる設定の説得力は、やはり弱いと思えます。

話は、本家の人魚姫でしたねー。次回は明るいコメディーで突っ走ってるのが観たいです。
出発の日

出発の日

劇団SHOW&GO FESTIVAL

アイピット目白(東京都)

2009/12/11 (金) ~ 2009/12/14 (月)公演終了

満足度★★★

なんか憎めない、隣の馬鹿夫婦。
オムニバスと言いながら、話は繫がっていましたね。
上手に時間系列を散らしていたと思います。
前説の掴みから、最後の役者挨拶まで。
そこそこ上手に話がくっいていたのが楽しめました。
無理にオムニバスと宣伝しなくても良かったのではと思いますが。

ネタバレBOX

やられました、オープニング。
まさか隣の夫婦が、実際の主の帰宅を室内で待っているとは!
なにげに、ケータイかける婆さんも、うまい伏線でした。

それにつけても、隣の夫婦。テンション高くて、まさにトラブルメーカーでした。
悪気が無さそうなところが、またポイント高かったです。
役者さんの悪乗り(かな?)具合も楽しかったー(^^)。

ウポポ語の会話劇は、今ひとつ退屈に感じられました。
もっと短くしても、良かったのではないだろうか?

断れない性格の旦那さんが、チラシのイラスト状態になるのは、
面白かったが。その後はどうした?と少し続けても良かったのでは?

旅行代理店の話が、一番面白かった。

最後に、じーちゃんの手紙で閉めたのは良いが、なんか流れからいって。
死にに行った気がしてしまい、すっきりしなかったので。
じーちゃんが楽しく旅してるか、
家族に無事見つけられるシーンが欲しかったです。

チーフ&バリカン便は、なかなかにキャラが立ってて笑えました。

それにつけても、隣のバカップルは楽しかった。(繰り返し(^^))





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