長寿郎の観てきた!クチコミ一覧

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通る夜・樽水家の場合

通る夜・樽水家の場合

劇団芝居屋

中野スタジオあくとれ(東京都)

2025/12/26 (金) ~ 2025/12/28 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

お寺の一室を再現した舞台セットで
左の格子引き戸が外で右の格子引き戸が本堂へと繋がってる設定で
部屋の中央に円筒形のレトロな石油ストーブ
座テーブル二つに座布団と和室を再現してて
四十九日に集まった近縁者らが繰り広げる人間模様を見せる芝居でした
あーありそうだなぁ こんな人間関係って
説得力の高かった1時間25分の作品

ネタバレBOX

北国の小都市にある 大乗寺という寺で
檀家である樽水(たるみ)家の当主
樽水勝利が逝去して四十九日
本日は十一時から近親者のみで納骨式が
行われるので寺の待合室=舞台=に
喪服を着た方々集まるのでした
喪主の妻と その娘 故人の仕事を引き継ぎ
テキ屋を仕切ってるのだが
(テキ屋(的屋)とは、祭りや縁日などの人出の多い場所で露店を出し、食べ物や雑貨を売ったり、見世物を興行したりする商人(香具師・やし)のことで、独特の口上(こうじょう)で客を引きつけ、「当たれば儲かる」という語源から「的屋」と呼ばれるようになりました と Google AIさん引用)
分家筋の喪主の姉さんの妹分が
何と故人と駆け落ちして子を成して
折り合い悪くなっていたのが
この納骨式の場にて和解するのが
メインの話であります

外から聞こえる音とか
周囲の気の使い方とか出来が良かったデス
第一回公演「しそうきかん。」

第一回公演「しそうきかん。」

しそうきかん。

小劇場 楽園(東京都)

2025/12/22 (月) ~ 2025/12/22 (月)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

説明通りのファンタジーと云うか
不条理劇と言えようか
雰囲気としては
「星の王子さま」みたいな感じかしら

「点灯夫(てんとうふ)」とは
明治から昭和初期頃にあった職業で
ガス灯や石油ランプの街灯に
火を灯し消すのを仕事としていた人の事で
電灯の無い時代に街の明かりを支えてたと
また『星の王子さま』にも登場するから
やはり今作は オマージュとも言えようかなぁ

長方形の木製椅子のみ置かれた
素舞台に点灯夫とセミの二人で
語られる世界の話でした
ストーリーは やや分かりにくかったが
二人の掛け合いとかは なかなか良かったんだけど
音響ブースの灯火管制が甘くて
完全暗転に出来てなかったのが惜しいかな

サイハテ

サイハテ

演劇企画集団Jr.5(ジュニアファイブ)

小劇場B1(東京都)

2025/12/10 (水) ~ 2025/12/16 (火)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

自分好みの面白いSFだった
なんか 80年代にこんな感じの映画を
よく見たなーって記憶があります
イメージで言うと「赤ちゃんよ永遠に」とか
そんな感じかなーって
何か他にもあったな
太陽挟んで地球の公転軌道上に
もう一つの地球があってーみたいな映画が
それにも感じが似てるかな
分類するなら不条理 SF っていうトコか
とても とても静かな舞台でありました
白い円形舞台と黒の素舞台に
白いレース垂らしての白黒モノトーン配色も
印象に残りました

ネタバレBOX

イメージ的にはデストピアなんだけれども
そうでもないような変わった世界観だった

定年退職後に書類審査が通ると
サイハテに行く権利が貰えるという
関所のビルディングにて
1日1回 ガラガラを回して当たりが出たら
サイハテに行けるのだが
主人公の元職場の上司が10年も
日々抽選やっててずっと関所に住んでいる
ココだけ切り取ると衣食住を保証された
よい老後みたいな気がしますが
ココに居る方々は皆サイハテ行きを
希望してるから本人からすれば楽園では無いと

さて主人公の放棄した権利をもらい
その先輩がガラガラを回すとなんと当選
そして 主人公はサイハテに行くことに
なるのだがサイハテに持ち込んでは
いけないものの一つ 人骨を
亡き妻のもの=遺骨=を隠し持ち
行けなくなるかと思ったが
何事もないのが一番という行動不明な
政府の男により主人公は
無事サイハテに行くことができたのだが
ただ サイハテとは国の外に行けただけであり
そこに楽園があるわけではなかった
遠くの方には 別の国があるらしいと
先にサイハテに来た人と出会い 聞くが
主人公は全てから自由になったと
妻望みであった いや
本当は自分の望みだった と
妻の亡霊との対話で気付かされた主人公
サイハテにて決意として
妻の遺骨をその場に ばらまき
何処へと去るのであった
遺骨が白いビー玉で表現され
円形の舞台から周囲に散らばるのは
音といいインパクトといい凄かったデス

木製枠のラジオが
なかなか良い小道具として印象ヨカッタ

やりたい放題な感じの
元職場上司の課長さんのキャラが立ってたわ
スリッパ叩きの女性国家管理官さんもねー♪
劇場版 ツインルームス

劇場版 ツインルームス

丸福ボンバーズ

APOCシアター(東京都)

2025/12/10 (水) ~ 2025/12/16 (火)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

うたい文句に間違いなし
海の見えるホテル ラウンジを模した
舞台セットで奥の上の方に画像投影し
下の方で生演奏ステージを配し
中央にはチョット凝った形の
白いソファーを置いて
先生と呼ばれるホテルゲストに
ホテルマンさんが語る3つの物語
丁寧な作りに生演奏等が合い
素敵な舞台に仕上がっておりました

ネタバレBOX

ホテルヘブンの予備ルーム800号室での
出来事を一つずつ完結するのではなく
積み上げてくように切り取って
語られてく手法も上手いなぁと思えたッス

プロローグとエピローグは先生と呼ばれる
ご夫婦のお話であり
800号室での話は3つ
レンタルおじさんと
ホテルオーナーの思い
バンドメンバーの双子の弟の話で
これはゾン100みたいなーいや
最高の人生の見つけ方が近いかなぁ

レンタルおじさんでの狂言誘拐をした
財閥のお嬢様 その父親がラストに
ゲストさんとして出てきます
なかなか金と権力のあるらしいキャラにして
とても笑えた=出てくるとは思わなんだ

また霊が出ると言われる800室
幽霊ちゃんらが出てきて
ラストに話に花を添えるのでした
その表現も上手でした♪

各話で背景となるシーンに合わせて
映像が投影されるのですが
アドベンチャーゲームのようで 分かりやすかった
「Collapse Of Values」Re:Mix

「Collapse Of Values」Re:Mix

SFIDA ENTERTAINMENT

劇場HOPE(東京都)

2025/12/09 (火) ~ 2025/12/14 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★

ダークサスペンスストーリーではあったが
世界観設定が古かったなぁ
'60年代みたいな印象でした
ストーリーや設定の粗とかが
自分的には合わなかったデス

ネタバレBOX

謎バイトで集められた連中が
高額報酬と履歴書等の身バレで拘束され
閉じ込められた一軒家で
死体の解体をさせられるというダークなもの
6人以上いて4体程度の内臓抜かれた死体を
解体するのに1週間近くかかるかな?
OUTではリアリティある解体描いてたなぁ
それと比べてもねぇって感じたデス

主役さん殺陣も頑張ってたし
他の登場人物達も演技とかは
物語の世界観壊すような感じは無かったが
話の整合性とかが自分ついていけずでした

闇の臓器売買の後処理での
死体解体ってー埋めるとか焼くとか
薬品で溶かすとかチョット
リアル過ぎてて言えない方法様々にあるのに
雑というか何というか

全員始末しにきた方も刃物と銃だけって
「心の一方」使いの鵜堂刃衛みたいに
刃物で人体切るのが好きという趣味かな
閉鎖空間の対象なら
混ぜるな危険でも生成すれば楽だろうに
とか いろいと突っ込み要素が多かった

まぁラストの全員死亡を見せたかったのかな
あっさり皆死にましたが
一本のナイフで胴体刺して
直ぐ死ぬなぁ毒でも付いてたのか

作品イメージがショットガンで
cm単位の貫通根しか残さなかった
某TV警察ドラマ思い出しました
フレシェット弾としても
そんな芸当は現実ではありえないよねぇ
という感想です
パーク

パーク

甲斐ファクトリー

シアター711(東京都)

2025/12/10 (水) ~ 2025/12/14 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

杮落とし観劇
あり得そうなシチュエーションで
何の変哲もない普通の公園のベンチを
中心に日常? が描かれておりましたわ
全席自由の1時間45分の作品

ネタバレBOX

シャマランみたいな不可思議な話ではなく
現実に即した納得できる話でありました

芝床に中央奥にライトブルーの
木製ベンチが一つ置かれたシンプルな
舞台美術で 側奥に街灯が一つ

ベンチに思い入れのあるオジサンと
近くのスーパーのパートさんらと
大学の同期だった女の子と男の子
女子大学中退しニートで
男子はウーバーイーツやってる
基本はオジサンかな
事故があったから危険だと
どんどん公園遊具が撤去され
残った鉄棒も骨折した子が出たので
撤去と調査認可する市役所職員2名も
加わって 市民の声を
という建前で撤去に誘導する職員
ベンチも深夜に寝てる人がいるからと
座り心地を悪くする様にーとなるが
まぁ止めるかという話が
と先の読めそうで読めない展開が
登場人物たちの背景や行動を
細かに描いて説得力強く話が展開してました
籠鳥ーCAGOTORIー

籠鳥ーCAGOTORIー

ショーGEKI

小劇場B1(東京都)

2025/12/03 (水) ~ 2025/12/07 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

説明通りの130分
見事に歌い切っておりました
舞台表現は明るく元気で楽しかった♪
鳥籠の雰囲気出しての舞台美術や
3人の生演奏者と
ちょっとビターな笑いのアドリブ等
予想も期待も裏切られなかった作品でありました

ロカビリーに恋をして

ロカビリーに恋をして

タマかけるモノ

ザ・ポケット(東京都)

2025/12/04 (木) ~ 2025/12/07 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

舞台下手にベースとギターを配した
生演奏付きで開演前からのBGMも
ロカビリー三昧です
ヒロインズも日劇時代の装いで雰囲気を
盛り上げておりました♪
時代を行ったり来たりと見せますが
分かりにくい事はなく
合間に挟む歌等で盛り上がり
楽しい舞台と仕上がってた作品

ネタバレBOX

素舞台かなーと思ってたら
奥のトコに親父殿の住んでた部屋を
再現してて客席に一番近いトコは
切り取った正方形の歌唱舞台としてました

基本は父を急に亡くした兄妹を中心に
父母が出会った過去と
3年前に母が亡くなってて
一人暮らししていた父の周囲を彩っていた
人間関係を描いて長男の心が晴れてゆく
という展開でした

真面目が取り柄だった父親が
ロカビリーに傾き
カラオケ大会でエルビスのコスプレまで
する予定だったのを知り
困惑する兄妹の反応がリアルだったなーと
交差点のプテラノドン

交差点のプテラノドン

演劇集団 Ring-Bong

座・高円寺1(東京都)

2025/12/03 (水) ~ 2025/12/07 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

素舞台だったのに
開演してから巧みにセットを
仕上げるのに驚かされたし
家族のあり方 親と子 夫婦など
とても深く掘り下げて描かれていた
2時間10分の作品
アフタートークで
特別養子縁組の事とか
子育てとかを主宰劇作家氏が
ゲストを交えて語ってくれてました
25分くらい
いろいろと勉強になり
考えさせられた良い作品でありました

ネタバレBOX

ネタバレしないでねと
口止めされたので記述は公演終了後にーデス
で 終演したから記述スタート

素舞台じゃん と思ってたら
黒い床に色テープ貼って枠決めて
小道具の棚とか
枠だけだが扉を配して
開け閉めにSEで音合わせてました
上手な演出!!

さて 荒筋ですが
産婦人科を頑張ってた父が急死して
舞台中央に白い棺が置かれて
3人の子供らが
今後の事を話し合うシーンから始まって
突然死んだ親父殿が棺から起き出して
幽霊となって子供らの動向に
いちゃもんつけたりしてくのです
その父には見守り役の幽霊の先輩さんが付き
一緒に現世の動向を見つつ成仏まで
見守るのですが
子供らは先に亡くなってる母親に
人生のレールをひかれてて
自由が無かったと吐露し
長女は漫画家になりたかった夢を捨て
母親の代役になり医院を守ろうとし
長男は医者にはなったものの
産科は継がず整形外科として独立し
次女は産科にはなったものの
父とは志が異なると家を出ていました
長女の娘が高校生で妊娠し
産む産まないで悩み
残った医院も借金が有り
誰かが継がないと閉院となる事態に
それぞれの立場や考えを
丁寧に表現してみせてくれた
作品に仕上がってました

明るいコメディ調ではあったものの
女性の妊娠から出産
特別養子縁組制度等キチンと説明し
物語に感動と共に組み込んでおりました
小学生の お子さんを持つ方が
脚本書かれたと 納得でした
JKの妊娠で誰にも相談できず
一人公園のトイレで出産し失血死したが
埋めようと思った子が愛しくなり
抱いたままで発見されてと繋がる話は
落涙ものでした
見守り幽霊の先輩さんが そのJKで
もしかしたら自分の産んだ子に会えるかもと
いう話の伏線回収は巧みでしたわ
長女の娘は産む決意するも
学校には居づらくなり
出産宿舎への入居を決め
子供は特別養子縁組に出す事になるのでした
次女の堕胎話も女性にばかり負担を強いる
社会の歪みを語れておりましたわ

アフタートークでは脚本さんが
やっと取材できた特別養子縁組で
子供さんを迎えたダンサーさんに
リアルな話を引き出されてのトークに
心強く動かされました

親が喜ぶから やってるんだ
という子供の科白は 何かくるものがあったデス

タイトルのプテラノドンは
亡くなった祖父から父親 孫娘が恐竜好きで
自由に空を飛ぶことがーと
掛けてて模型も出てきました
ラストには白幕に影絵でも表現されて
印象に強く残りました
青少年版 フランケンシュタイン 青田の影

青少年版 フランケンシュタイン 青田の影

芝居処 華ヨタ

劇場MOMO(東京都)

2025/12/03 (水) ~ 2025/12/07 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

物語は説明通りで
舞台セットは高低差や見た目がユニークな
作品世界感を十二分に表した
見応えのあるものでした
バイクの免許とバイクの購入資金欲しさに
叔父の居る田舎でバイトをしにきた主人公が
「時を戻そう」みたいなビジュアルの
フランケンシュタインモンスターの息子と
巡る作品世界をなぞる物語でした
111分 全席自由
ただ最前列の方がスマホの着信音鳴らして
直ぐに切らないわ 電源切れやボケ!
ガラケーをひたすら数分単位で何度も弄るわ
観劇マナーが欠けまくってたのには
閉口しきりだったわ

ネタバレBOX

色々と詰め込んでて とても楽しめた♪
原作の説明やツッコミに愛も感じたし
フランケンシュタインズ
ホントに複数形で合ってるんだよ
モンスターさんは楽しめたし
リアルに飲み食いしながら田舎生活を
らしく表現してて作品世界を良く表現してた
ラストはフランケンシュタインの息子さん
風船持って浮き上がりましたしー
仕込む仕込む('-')
劇団鹿殺し Shoulderpads 凱旋公演+abnormals 3作同時上演

劇団鹿殺し Shoulderpads 凱旋公演+abnormals 3作同時上演

劇団鹿殺し

駅前劇場(東京都)

2025/11/30 (日) ~ 2025/12/07 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

【abnormal】 (アブノーマルズ)
「銀河鉄道の朝」を観劇
とても とっても ハイテンションでした~♪
丸尾丸一郎、書き下ろし新作、
演出の完全新作作品。
「銀河鉄道の夜」の世界観を
過去も未来も現実も狂気も、
自在に行き来する、
アグレッシブにしてフリーダム、
演劇への遊び心満載の新企画。
エディンバラで得たインスピレーションと
パワーアップして待ち構えるメンバーとの
タッグをお楽しみに。の説明通りでしたわ〜。
開場してから舞台上ではお祭り騒ぎで
クラブと言うかディスコのダンス会場でした
ハロウィンな感じのデスかね
その世界観に引き込まれたままでの
60分の作品だが
まぁ開場時からも作品時間だと思えたから
90分としても いいんじゃなかろうか
と思ったです 全席自由

ネタバレBOX

カンパネルラが川で溺れ死んで5年
今まで自粛してたらしい星祭りが開催され
人々がハイテンションで踊りまくります
そしてカンパネルラの死因を
それぞれが述べるのですが正解が無く
?となった処でカンパネルラが現れるのだが
彼は実はブルカニロ博士であると言い出し
この世界の事象は博士の見せた幻であり
カンパネルラは川で亡くなっていると
現実を皆に知らせて幕となるのでした
90分もハイテンションでいたのに
幕となりカーテンコール時に
スンっ! て感じで急に皆 静かに
整列するのが 物凄い違和感で
ギャップが楽しかった♪
客イジリも面白く劇場の一体感も増してた
コレがエジンバラ風味を加えた
最新の鹿殺しなんだねぇと
感心しきりであります

因みにブルカニロ博士
ロングコートが似合う長身で
とってもスタイルが羨ましかったデス
首2

首2

きっとろんどん

OFF OFFシアター(東京都)

2025/11/27 (木) ~ 2025/12/07 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

都市伝説や事件を日常に落とし込む
独自のジャンル“サイココメディ”を
持ち味にダークでシニカルな作風にて
追い込まれる人々の人間性を
描き出す事がメインの劇団さんだそうで
今回は「すすきのホテル殺人事件」が
テーマで超能力と劇団メンバーや次回作の
制作進行等を絡めたダーク系の
スラップスティックコメディスリラー
のような2時間の作品です
ハイテンションな科白と
若々しい舞台上の動きが堪能できました

ネタバレBOX

すすきのホテル殺人事件とは
まぁサイケな女がラブホの浴槽で
男女間の縺れのあった
オッサンの首を切り落とし
持ち帰った首の皮を剥いだりしてて
で その殺人映像=自家撮り
スナップ映像まで撮ってたという
猟奇的な殺人事件であります
そこに地元が札幌である劇団さんが
持ち前の超能力使って作品仕上げて
芝居で金儲けしようとする
成り上がりストーリーを挟み込んだ話

舞台が素舞台に
シャワーカーテンで囲われた浴槽だけで
なんかシュールで怖かったですわ
ただシャワーカーテンの下の方は
浴槽内に入れないと水が外に漏れますわよ

舞台右のモニターに事件等の日時が表示され
リアリティ感出してました

行動の妙なリアリティと
芝居としての嘘とのバランスは
今一つだったが
熱量は凄く感じ取れた舞台でした

主人公格の脚本家さんの超能力は
相手の考えてる事が読めるというもので
台本作りに役立ち
もう1人の超能力は記憶の消去で
どんな迷惑かけようとも全て無かった事に出来
やりたい放題な進行に一役立ちます
もう一人のはテレキネシスです
開眼の発端がスカート捲りなのが 何ともでしたが
後半は銃弾まで防いでましたフィクション編で

現実の劇団の何かをなぞってる
人間関係は笑えたが
仲間の寺の坊さんにタカリまくってるのが
恐ろしいかった=素で賽銭箱から
交通費抜こうとしたり=リアリティが何とも


友達

友達

劇団カナリ

玉川学園3丁目子ども広場(東京都)

2025/11/30 (日) ~ 2025/11/30 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

割と広い広場的な公園での野外劇
工夫を凝らした舞台美術に
力量の感じられた役者さん達の演技が
堪能できた約80分の作品
幕間にストレッチタイム入り
後半 寒くなってきたから
開演時間が1時間早かった方が嬉しかったかな

ネタバレBOX

舞台セットに周囲から演者さんらが集まって
歌から始め 掴みは巧かった
第一声って重要だなぁと思わされました
話は安部公房の戯曲『友達』です
内容は一人暮らしの男の部屋に
見知らぬ連中が押しかけて
親切心を振りかざし
男を追い詰めていくという内容で
初演が1967年で「谷崎潤一郎賞」を
受賞した代表作の一つだそうです
話はウィキペディアに
まんま掲載されている通りですが
ちょいミュージカル風にアレンジされており
観劇方向も幕間後に後ろにと展開したり
野外劇ならではの工夫を凝らしておりました
これで無料とスゲェーと思ったデス
ふかい疵

ふかい疵

京浜協同劇団

スペース京浜(神奈川県)

2025/11/22 (土) ~ 2025/11/30 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★

舞台セットは田舎の山道や炭焼き場等を
簡略化再現したもので
高低差等凝っていました
小道具としての衣装等も
しっかりと時代らしさを出していましたがーちょい台詞の噛み噛み等が残念だったな
話は終戦間近の男女の話で
割と王道的な感じで違和感や齟齬などは
感じられなかった分科白とかはねぇ
と思った 約1時間強の作品
「めしあげ」漫画とか思い出したデス
開演前BGMは小鳥の囀りとか
アンケート用紙有り
次回は100回公演になるそうです

ネタバレBOX

炭焼き場に居る女性に
初老の男性が訪ねてくる
最近若くして亡くなった女性の姉
その姉の子に会いに来たらしい

幕の間には朗読劇風にナレーションを
読んでくれる方々が
毎交代で説明してくれます
暗転しピンライトUPでセット変えしつつ

その25歳で亡くなった女性と
駐屯地に居た軍人さんの
出会いと別れの話が回想として
メインに進むのが本作品であります

食料調達で五貫目の芋を買いに行かされた
軍人星野が憎まれ口を叩きつつも
足場の悪い山道で芋五貫目は
重くて大変だろうと代わりに買ってきてやるという山に慣れたヒロインとの
出会いから終戦直前10日前の
別れまでを描いたのが流れです
逢瀬を重ねて子まで成したが
軍に厭われ転属となり戦地にて死んだ事を
星野の元上司に知らされ
一人子育てをしていたが
死期を悟り子供の祖父母に手紙を出したのでした
冒頭で会いに来た遺児が
息子の残した一粒種と手紙で知り
星野の父が会いに来たという筋です

亡くなった姉さんは
軍人さんと逢瀬を重ねてた一本杉の根元に葬られ
子も母の眠る一本杉によく行くとしてました
冒頭の人間関係等は
もーちょい丁寧で印象付けた表現が
欲しく思われたデス
お寺でポンポン‼︎

お寺でポンポン‼︎

劇団娯楽天国

ザ・ポケット(東京都)

2025/11/19 (水) ~ 2025/11/24 (月)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

舞台セットは田舎の大きな家の居間です
奥の開き戸からは遠くに山並みが見えて
田舎感がよく出た作り込まれたセットでした
のんびりとスローライフする主人公に
いろいろと絡んでくる人々の織りなす
ドタバタコメディだったディス
全席指定であります
そんで高低差の無い座席は
もーちょい千鳥配置強めでと思ったッス

開演前の前説で
「この芝居 長う御座います」を聞くと
何かホッコリ致します

ネタバレBOX

説明とはチョイズレてますねー
娘3人都会に置いて定年退職後に1人
田舎で一軒家を購入しスローライフする
主人公さん妻の七回忌も ここで行おうと
知名度のある寺に頼んだり
昔チョット仏教の修行もした事があり
写経をしつつ将来は妻の墓も移して
ゆくゆくはココを寺にしようと
ゆるい希望を抱いていたが
修行先の寺の御坊らが泊まり込み
次女が特殊効果マンの彼氏と共に
二階に住み込んだり
長女が女性救済の駆け込み寺の事務に
使い始めたり
なんや怪しい中国人観光業者が
出入り始めてツーリスト集めたり
豪放磊落な宗教家市会議員候補が来たりと
賑やかになり収集つかなくなりー
爆発オチでピリオドが付くのです

いやぁ舞台でのバクハツ落ちは
何とも珍しくて楽しかったデス♫

オープニングでの坊主の踊る
ヘビーローテーションとか
インパクトも強くて掴みはバッチリでした

昭和な感じのチラシにある
金眼像みたいのは出てこなかったけど
ドタバタ感の強い田舎暮らしコメディは
十二分に堪能できた作品でした

結局焼けた家から出て
都会に戻るという主人公さん
ホントは田舎暮らしはキツかったと
本音をもらしての終演です
何か定年退職後の
蕎麦屋とか居酒屋経営で失敗する
典型的なパターンみたいで
オチは妙に納得できましたわ

似非中国人観光業氏の連れて来る
二人組のベタな中国娘さんが
明るく楽しく気に入ったデス♫
喜劇王暗殺

喜劇王暗殺

トツゲキ倶楽部

「劇」小劇場(東京都)

2025/11/19 (水) ~ 2025/11/23 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

喜劇王の“笑い”を愛し
その“笑い”を守るために奔走する姿を描く
ヒューマン・コメディという説明通りに
結構な熱量で駆け抜けた感があった作品
史実に合わせた辻褄合わせに
何か背後に危ない感じがする世の中を
逞しく明るく生き抜いてる感じが
楽しめた舞台でありました

ネタバレBOX

有名なカフェと名前が似てて
それが客数を伸ばしてるので
あえて間違えを正さず
営業をしてる喫茶店内が舞台で
有名人の喜劇王も
その流れで入店するのだが
店に出入りする情報通が電報で
官邸に行くと暗殺されると知らせてきて
必死に店内に留めて
官邸行きを阻止しようとする
ドタバタを描いた話になってました
男女の仲を描いたり
婚活してる占い師さんが来たり
お嬢様に女中ーメイドさんかなーとか
濃い目の登場人物たちが
騒がしくも明るく話を進行していきました

なんとか喜劇王の興味を相撲に向けて
暗殺は防げたのですが
世の中の先行きが戦争という
暗雲に向かいそうと暗示して
終演となります
MOON 全公演終了しました、ご来場ありがとうございました!

MOON 全公演終了しました、ご来場ありがとうございました!

KUROGOKU

シアターシャイン(東京都)

2025/11/19 (水) ~ 2025/11/23 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

わかりやすい不条理劇で
説明にあった通りに
夫を待ちわびる妻の寂しさを
描いた作品でした
で あってるのだろうか?

ネタバレBOX

舞台美術はモノトーンでカラフル
漫画的な感じで表現されていました
花道的な通路を作り
劇場出入口からも演者が出入りしてました
アンケート用紙有り

プロローグは旦那のモノローグで
アノことが原因でコウなったんですと説明し
本編は軸が夫で家で待つ妻が
待ち人の認識が無くなり
間男氏を向かい入れてしまい
本当の旦那さんがアイディンティティを
模索して彷徨うような話となってくのでした

旦那の母親さんが状況に巻き込まれて
ペット扱いされたり
可燃ごみとして出されたりと
ブラックなコメディパートを担当されてて
受けたなぁって

不倫というか本妻との諍いを目指す
迷惑系のOLさんの設定も面白かった

ラストは全当事者同士が
背中向きに円陣組んで
放射状に10歩歩いて振り向いて
拳銃で撃ち合う決闘をし 暗転ー
住居のマンションの取り壊しの轟音と
重なって 残った奥さんに本当の夫が
後ろにくるも妻の手の中には
銀のトースター以外に銃も持っていて と
終演となるのでした
星の流れに

星の流れに

羽原組

赤坂RED/THEATER(東京都)

2025/11/18 (火) ~ 2025/11/24 (月)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

太平洋戦争後の昭和23年の東京上野での物語
底辺から成り上がり 自分の夢を掴もうとして
もがき這い上がろうとする話でありました
レトロな昭和歌謡と当時に合わせた衣装で
レビューをするミュージカル調の芝居で
ありながらも 戦争の悲惨さも
とても伝わってくる話となっていた
2時間の長尺ながらも
その長さを感じ取らせない 熱量があった♫

ネタバレBOX

舞台は基本素舞台でライトと効果音 等で
情景等うまく出しており
服装は その当時を再現していたかしら
服飾歴史はあまり詳しくないですので
レトロな感じが
また目に新鮮に感じられました

レビューから始まって
そのセンターの女性が自分がどうして
この場で歌やダンスを披露しているのか
ここに至るまでの経緯
3年前からの物語を語って
回想を語っていくという話である
その話の主人公は
プロローグで語った女性の姉で
戦争で父が戦地で死亡し
母が 東京大空襲で亡くなり
食べていくため 東京に出てくるも
仕事も無くて 自らの体を
切り売りするしかなかったという
底辺の生活から
妹の目指していたキャバレーをやろうと
夢見るも結局はうまくいかず
姉の夢は叶わなかったが
姉が妹のために という気持ちは
妹に伝わり 妹は 戦後 舞台に立ち
歌を披露できるほどになったと
エピローグで綺麗に歌ってくれるのでした
その姉は自らの希望であった
教師になれたようで
教壇から生徒の出席を取るシーンで
終演となります

舞台の最後は撮影 OK なタイムがあり
なかなかゴージャスなシーンが撮れました

回想の主人公である姉が語る
東京大空襲での母との別れや
妹の世話になってるドクターの語る
戦争の悲惨さはなかなか胸にくるものがあり8月の終戦記念日とかに合わせていたら
なんか 周囲 的にも
もっと盛り上がったかなー とか思いました
メアリーという名の姉

メアリーという名の姉

劇団かに座

横浜関内ホール(神奈川県)

2025/11/15 (土) ~ 2025/11/16 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

舞台設定は 昭和55年であり
黒電話など小道具も配して
舞台セットも木の柱に土壁の居間を
再現してました
とても丁寧に作り込まれていた
そして説明からも分かる通り
昭和の人情物であり
家族間の確執や思いやり等
様々な感情の方向を上手に
舞台上で見せていました
休憩を含めて2時間10分の長作品で
見応えありました

ネタバレBOX

父親の葬儀にも帰国しなかった長女が
その父の13回忌に28年ぶりに来日し
テキサスの大牧場の奥様ということで
お金持ちというので
饅頭屋の長男も借金を立て替えてもらおうと長女の財産をあてにすることにしたり
家族が姉をいいように
使おうとするのを厭い
それを知った弟が姉に忠告し
姉は実は借金を抱えているということにし
反省を促すも
結局姉は長男の借金を立て替えてくれて
家族が姉に感謝し丸く納まります

舞台上では直に飲み食いが
リアルにされており
お饅頭がとても美味しそうでありました

勘の良い母に言われた 姉が
自身の体調の不備を知り
日本の家族の会いたかったという
望郷の念からの帰郷であった
そして姉も米国に帰り
しばらくして その姉の息子からの
エアメールが 饅頭屋に届く
その内容は姉が癌で亡くなったという話で
姉の本当の帰国目的が
自分が死ぬ前にもう一度家族に
会ってみたかったという事が分かるのでした

まぁ脚本的に落涙誘導された感があるが
なかなか琴線に触れた物語であり
淡々とした演技といい
リアルなセット といい
良い作品に仕上がっておりました
『はりこみ』

『はりこみ』

殿様ランチ

駅前劇場(東京都)

2025/11/12 (水) ~ 2025/11/16 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

作品内容は説明通りです
舞台セットは マンションの1室を配してて
シチュエーションというよりも
面白セリフで笑わせてくれたなぁと感じた
1時間50分の作品
アンケート用紙とミニペン付きでしたが
会場内は結構暗かったですよ

ネタバレBOX

冒頭は川崎警察署刑事第1課強行犯係の
巡査長 渡辺 女史が突入訓練を
するところからスタートし
締めも同じく 突入訓練になります
なんか 海外ドラマっぽくてよかったです

その元交際相手の張り込みですが
通っていたジムのトレーナーと
いい仲になるも
そのトレーナー氏が詐欺で
警視庁にマークされており
結局 終盤に逮捕されるのですが
それに伴い 張り込みの被監視者も
任意同行で引っ張られるところを
話し合いで なんとか 外し
ホッとしたけどゴタついた間に
第一目標の強盗殺人の容疑者は
長崎の漫画喫茶で逮捕され
この張り込みは撤収となります
監視されてることを
何も知らずに日々を送っていた被監視者を
遠くに眺めながら刑事たちは
マンションを去っていくのでした

舞台セットのクローゼットの扉が
引き戸と開き戸で分けて
場面転換する手法はユニークでした
これで場面転換を面白く
一室内で見せることが出来てました

エセ関西弁の警視庁さんが
皆にエセとバレてるのに
関西弁バリバリでしゃべりまくるのが
何とも楽しかった♪
アンパンとお茶を全て持ってくセコさも
何ともでした~♫

父親が警察のお偉いさんで
将来 上の方に行くはずのキャリアさんが
かっこいい スーツ姿の2枚目なのに
なんだかとってもポンコツな
残念な感じが とても味があった
役者さん巧いなあと 思ったデス

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