そらの観てきた!クチコミ一覧

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ソコヂカラの使い方

ソコヂカラの使い方

デッドストックユニオン

ウッディシアター中目黒(東京都)

2012/11/20 (火) ~ 2012/11/25 (日)公演終了

満足度★★

淡々としすぎ
台詞のやりとりが淡白。

テンポは良いのだが、言われた事に対する反応が薄いので、予定調和を感じてしまう。
舞台の背景や人物の人となりを紹介し終わるまでこの調子が続く。特に必要性を感じない登場人物も多く、その人たちがストーリーに影響のない会話をしてるので、自然長くなるし飽きる。

上演時間も出演人数も料金も半分で良かった。

ネタバレBOX

イジメを苦にして自殺した子をカウンセラーが演じて、担任だった教師を励ますシーンがあるのだが、故人の心境を勝手に代弁してしまうのはいかがなものか。
「先生には生きて、イジメに復讐して欲しい」との台詞を吐くが、自殺した子はこんな事望むのだろうか。誰にも助けてもらえず、全てに絶望したからこそ自ら命を絶ったのではないのか。
己の立場を守る為に15歳の少女を見殺しにした男が、「自殺した子も俺に生きろと言っている」と勝手に解釈して普通に生活していく、というストーリーにはかなりの違和感。

自分に自殺した身内はいないが、例えば本当にイジメで自殺した子供の親などは、この芝居を見たらどう思うのだろう。
その名はブルー

その名はブルー

シアターノーチラス

参宮橋TRANCE MISSION(東京都)

2012/11/15 (木) ~ 2012/11/18 (日)公演終了

満足度★★

すっきりしない
率直に言うと脚本が悪い。

話の展開上、必要な台詞を言わせているのだろうが、辻褄が合わなくて逆にストーリーを破綻させている。

ネタバレBOX

実は妹死んでて家族の妄想でしたとか、どう考えても無理がある。
一対一ならともかく、部外者まで含めて会話してたし。

探偵物なのに、探偵による謎解きが全然納得行かなくて残念。
そもそも謎解く必要もなかったってお父さん言ってたし、その通りだと思った。
テノヒラサイズの飴と鞭と罪と罰

テノヒラサイズの飴と鞭と罪と罰

テノヒラサイズ

武蔵野芸能劇場 小劇場(東京都)

2012/11/06 (火) ~ 2012/11/12 (月)公演終了

満足度★★★

おしい
質の高いコメディだと思う。

だが、それだけに台本の雑な部分が目立つ。

ネタバレBOX

せっかくありそうなネタで人間関係をコミカルに描いてるのに、クライマックスに富士山と精神的にシンクロしたり、富士山に横穴開けたりと、リアリティに欠ける。

そうなると、急に舞台上の出来事が全部嘘に思えてしまった。
月。もしくは、チョコレートの川でピクニックを。

月。もしくは、チョコレートの川でピクニックを。

OUTofWIT

参宮橋TRANCE MISSION(東京都)

2012/11/01 (木) ~ 2012/11/04 (日)公演終了

満足度

ポエムだった
台詞がポエム過ぎて、言ってる意味が分かりづらい。
結果、話の内容も分からなくなった。

台詞がポエム過ぎて、役者の感情が伝わりづらかった。

台詞がポエム過ぎて、登場人物達が気取って見えたし、共感できなかった。


いっそ、詩の朗読会にしちゃえばよかったのではないか。

咲 emi

咲 emi

劇団ZAPPA

SPACE107(東京都)

2012/09/13 (木) ~ 2012/09/23 (日)公演終了

満足度★★★

広く薄く
登場人物が多すぎて、全員の風呂敷を畳むのが大変そうだった。
その分、一人一人の印象が薄くなっていく観は否めない。

ネタバレBOX

ラストの「女の笑顔で薩摩軍戦意喪失」には無理があった。
あれが出来るなら誰も死ななくて良かったし、最初からやれって話で。
ア・レーズン イン ザ パン

ア・レーズン イン ザ パン

(裸)ミチコイスタンブール

タイニイアリス(東京都)

2012/08/01 (水) ~ 2012/08/07 (火)公演終了

満足度

なにこれ
作りたい空気は何となく察したけど
役者や脚本、演出の力不足で面白いものにまで発展できてない。

結果、ただのわけわかんない芝居になってる。

ネタバレBOX

「変わらなくて良い」というメッセージが込められていたようだが
それは頑張ってる人とか、報われない人を慰める台詞であるべきで
ただ怠惰な主人公には当てはまらないように思える。

ちなみに、この団体は努力して変わっていくべきだと思う。


赤鬼 ―レッドパージ立山― 【終演致しました。ご来場ありがとうございました!!】

赤鬼 ―レッドパージ立山― 【終演致しました。ご来場ありがとうございました!!】

サイバー∴サイコロジック

駅前劇場(東京都)

2012/07/26 (木) ~ 2012/07/29 (日)公演終了

満足度★★★

バランス悪い
設定は破天荒で大雑把なのだが、演技はリアリティや人間臭さを表現しようとしてて、バランスが悪い。

どうせリアリティのない世界観なのだから、もっとハチャメチャにしてしまえば良いと思う。

ネタバレBOX

セリフが小難しい言葉を選択しているので、伝わりづらい。
「お姉ちゃんが何言いたいか分かんない」的な台詞があったと思うが、あれは観客皆の代弁か。
特にクライマックスの姉妹のやりとりは、長すぎ&分かりづらかったので寝た。


あと、どう見てもアホ学生のリーダーに皆がついて行く理由が分からない。

ラストの「肺ガン」のオチの意味も。
『ダンパチ10』&『ロボット三姉妹』

『ダンパチ10』&『ロボット三姉妹』

ショーGEKI

「劇」小劇場(東京都)

2012/07/10 (火) ~ 2012/07/22 (日)公演終了

満足度★★

ロボット三姉妹
台本が雑だったし、演出も特に目を引くものがなかった。

OPのロボットダンスは良かった。

ネタバレBOX

解説ばっかりで演劇っぽくなかった。
薄いストーリーをウンチクで埋めている印象。

Diamond Ray【ご来場ありがとうございました!】

Diamond Ray【ご来場ありがとうございました!】

東京ROSE company

SPACE107(東京都)

2012/06/27 (水) ~ 2012/07/01 (日)公演終了

満足度★★

飾りすぎ
台詞が飾りすぎててリアリティに欠ける。
よくあのカッコイイ台詞の数々を臆面も無く言えるものだ。

役者は自分のプランを持ってきて一人でしゃべってる印象。
互いの台詞の影響を受けてないように見える。
声が良い人が何人かいたのに、もったいない。


つまり、自分では気取った台詞いうけど、他人の話は聞いてない人がたくさんいる感じ。
実在したら、絶対仲良くなれないと思った。

ネタバレBOX

全体的に台本が破綻してた。

特にあのラストは、悲劇でもないし、ハッピーエンドでもないし、中途半端で感情移入しづらい。
冷たい唇、温かい箇所

冷たい唇、温かい箇所

ジ~パンズ

銀座みゆき館劇場(東京都)

2012/04/25 (水) ~ 2012/04/30 (月)公演終了

満足度★★

好きになれない
"懸命に元気に疾走する若者たちの等身大を 冷たく、温かく描く"とあるが、そんな爽やかな話じゃない。
自分の事しか考えない連中が自己主張して、受け入れられずに喚きちらす話。

登場人物のほぼ全員に嫌悪感。

脚本家には、今の日本の若者はこんな風に見えているのだろうか。

ラブ☆ガチャVol.4

ラブ☆ガチャVol.4

茶柱日和

シアターグリーン BOX in BOX THEATER(東京都)

2012/04/03 (火) ~ 2012/04/08 (日)公演終了

満足度★★★

「キュン」不足
恋をテーマにしたオムニバス。

アンケートには「一番キュンとなった作品は?」とあったが、どれもそこまでは至らなかった。

多分、私自身が登場人物の誰にも恋できなかったからだと思う。

ネタバレBOX

話のメインとなる女性が大抵自己中心的考えの持ち主なので、あまり好きになれなかった。

唯一好感を持った本を読んでいる女性の話を楽しみにしていたのだが、ないまま終わった。
非常に残念。
ヒューマンエラー(再演)

ヒューマンエラー(再演)

643ノゲッツー

OFF OFFシアター(東京都)

2012/03/27 (火) ~ 2012/04/01 (日)公演終了

満足度★★

入り込めない
ものすごく根の深い問題の、表面をかすった感じの印象。

ネタバレBOX

犯罪者の出所後、世間の声、被害者&遺族というのは正解がないまま、延々と議論されている問題。
被害者不在でやるのはもったいない、を通り越して片手落ちな気がする。

世間は再犯を恐れるあまり、更生後の犯人まで嫌悪するというが、
世間の声代表であるはずの杉山さんは犯罪者を全く恐れていない。
元殺人未遂犯の主人公を、至近距離でなじりまくる。
それが出来るなら、今まで友人だった主人公を嫌う必要ないのではないか。

あとは嫌われ役の登場人物達が感じ悪すぎて、引いた。

そんなこんなで、クライマックスの熱演も入り込んで見られないので、遥か彼方まで置いて行かれてしまった印象。
希望的観測

希望的観測

デッドストックユニオン

ウッディシアター中目黒(東京都)

2012/03/16 (金) ~ 2012/03/20 (火)公演終了

満足度★★★

長い
ラストシーンは良かったけど
そこに至るまでが長いし、けだるい

印象に残らない登場人物も多い

Oi-SCALE企画公演オムニバスof Oi Oi vol 3

Oi-SCALE企画公演オムニバスof Oi Oi vol 3

Oi-SCALE

駅前劇場(東京都)

2011/11/30 (水) ~ 2011/12/07 (水)公演終了

満足度

誰得?
平日の昼はお客さんを集めるためにトークライブがあるとの事。

これが酷い。
けだるいトーンで面白くも無い話を延々と。
テレビのトーク番組だって、しゃべりのプロがもっと楽しそうに話している。
さらに、テレビに出ている芸人を呼んで大喜利対決。
自分たちが盛り上がってないのに、客に盛り上がれとは傲慢すぎる。やってる人たちは自分が非常に面白い人間だと思っているんだろうなあ・・・。
本編まで長々と30分。苦痛だった。知ってたら30分遅れて来た。

で、本編は打って変わって、笑いとか無く、正直言って難解。
本当に、トークライブをやって誰が得したのだろうか。

二手目8七飛車成り戦法

二手目8七飛車成り戦法

劇団鋼鉄村松

ザムザ阿佐谷(東京都)

2011/12/02 (金) ~ 2011/12/05 (月)公演終了

満足度★★★

・・・将棋?
将棋のルールは分かっているものの
詳しい訳ではないので、途中の解説が意味不明。

作中にも出てきた『3月のライオン』や少し前の囲碁漫画『ヒカルの碁』は
専門用語や定石、盤面の展開など分からなくても、緊迫感があって楽しめたが
この芝居はそういう所まで至ってない。
多分、あの漫画の出来が良過ぎるんだろうけど。

楽しめなかった訳ではないが、それは役者の楽しさや馬鹿馬鹿しさであって
将棋じゃなくても良い所だったように思う。

明らかに何もしてない登場人物が多いのも気になる。
あと、ザムザの座席環境で2時間は辛い。

鳥は飛びながら夢をみる

鳥は飛びながら夢をみる

シアターノーチラス

参宮橋TRANCE MISSION(東京都)

2011/12/02 (金) ~ 2011/12/04 (日)公演終了

満足度★★

暗い
全体的に暗い。
雰囲気も、ストーリーも。

ネタバレBOX

作りたい雰囲気は分かるが、暗いだけに見える。
観客を引き込む雰囲気を作るには、もっとリアリティやシビアな演技が必要な気がする。


リアリティに欠ける原因として私が感じたのは、場面が固定されてるにも関わらず、人物の出入りが激しすぎる。

普通病院の待合室など、見舞いの行き帰りに一度通るだけだと思うが
何だかんだ理由をつけては行ったり来たりしてて、ちょっと不自然。
不機嫌なナースにいたっては「ナースなんだから」と言わんばかりに右往左往。

あの人が行った途端にこの人がやって来るとか、
脚本家の都合が見えてしまうとやはり萎える。


入院患者よりも見舞い客の方が、入院が必要そうな精神状態に見えるのも気になる。
Lullaby

Lullaby

進戯団 夢命クラシックス

SPACE107(東京都)

2011/11/09 (水) ~ 2011/11/13 (日)公演終了

満足度★★

薄味だけどお腹いっぱい
開幕早々、主役の五右衛門の声がカスカスだったのもあるが
「全体的に薄い演技だなー」と思った。
派手な殺陣やストーリーや衣裳が全て濃いので、余計に。

しかし、そんな薄味の演技でも2時間50分も観てれば満腹以上。

あれだけ豪華な歴史上の人物が集合して、少しずつでもスポットを当てたければこの位の時間になっても不思議ではない。
戦国時代大好きではない人間からしたら「だったら人数減らせば」と思ってしまう。

本当にお客の事を考えれば、不要なシーン、キャラクターが多すぎた。


あと、カッコイイ事を言ってるんだろうなって台詞のやりとりがあるが、
実際は何が言いたいのか、意味が良く分からない事が多い。
熱いシーンの後、「あいつは結局何が言いたかったのかな?」ってなる。

ネタバレBOX

エンターテイメントをやりたいが為に史実を無視するのは良い。
でも、その世界観の上でのリアリティは追求するべきではないだろうか。

忍術で斬られた事を無かった事にするのは良い。
でも、五右衛門も石田三成も島左近も森蘭丸も、何回斬られても死なないのは良くない。

その結果
何回斬られても死なないのに急に死んだり、
黒田官兵衛だけ短刀の一突きで死んだりする所に納得がいかなくなる。


個人的な意見だが、真田が稲姫に勝てないのは納得がいかない。
トンボ槍を一回振る間に、三回は斬れそう。
稲姫、本当に強そうだったら素敵だったのに、残念。
「萌えキャラ必要ですよね」っていうだけで出てきたようにしか見えない。

ついでに、島左近と直江兼続もナルシスト演技が五右衛門に被ってる。
そういう演技は主役に譲ってやればいいのに。

そんな中、豊臣秀吉と服部半蔵がキャラが立っていて好感を持てた。
演技班なのかと思って見てたら、アクションもこなすから驚いた。
不文律

不文律

643ノゲッツー

劇場HOPE(東京都)

2011/11/01 (火) ~ 2011/11/06 (日)公演終了

満足度★★★★

気が滅入る
観た後に気が滅入る。
これは観た人間に対しての影響力が大きいという事だと思う。

演出や演技は、いかにも舞台らしい、と思えるものが随所に見られる。
芝居観に来たなーって実感する。

本当は私は明るい話の方が好きだが、これはこれで楽しめた。

ネタバレBOX

クローン実験って所に違和感。

ただの医学の進歩の為の人体実験ではなく、あえてクローン技術のための人体実験にする必要がるのか?

クローン出てこないし。
出てきたけど気付かなかったのか?
飛ぶ教室

飛ぶ教室

演劇集団キャラメルボックス

あうるすぽっと(東京都)

2011/10/13 (木) ~ 2011/10/23 (日)公演終了

満足度★★

古典を観てるみたい
西洋文学の直訳台本だからなのか、日常であまり使われない言い回しでしゃべるので、感情移入がしづらい。
シェイクスピアを観た時と似ている感覚。演劇慣れしている人なら違和感ないのかもしれないが、私は終始気になって仕方なかった。

首のない王妃 マリーアントワネットのその後

首のない王妃 マリーアントワネットのその後

武田光太郎

博品館劇場(東京都)

2011/09/28 (水) ~ 2011/10/02 (日)公演終了

満足度★★

衣裳が素敵
衣裳、舞台美術、小道具、照明がとてもよく出来ているため、見た目は華やかに見える。

が、それだけの印象。当日6000円という安くないチケット代は、それを用意するために使われているのだろうなー・・・。

ネタバレBOX

のっけからフラメンコだかカルメンだかが始まるのだが、これがさして上手くもないし、情熱的でもないし、色気がある訳でもない。
おばちゃんが舞台で延々とくるくる回っているのを見させられ、いきなり興味をそがれる。

満を持して現れたマリーアントワネットは、どう見てもおっさん。
それを承知で見に来たものの、この配役で一体誰が得をするのか。
百歩譲って女性として見ようとしても、婆さんにしか見えない。
アントワネットは享年38歳らしいが、その辺りは全く考慮されていないのだろうか。
最後に現れた息子のルイ17世も10歳設定だったが、青年が演じていた。

役者は上手な人たちだと素直に認める事が出来るものの、年齢設定には正直、無理がある。

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