石井幸一郎の観てきた!クチコミ一覧

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紙風船/葉櫻

紙風船/葉櫻

shelf

atelier SENTIO(東京都)

2010/06/10 (木) ~ 2010/06/14 (月)公演終了

岸田国士
岸田国士は現代にも攻撃力を持っていると思う。

四川の善人

四川の善人

劇団渡辺

atelier SENTIO(東京都)

2010/06/04 (金) ~ 2010/06/06 (日)公演終了

四川の善人
四川に善人が居たのかどうかと云うと、多分居たし居なかった。
それは多分当たり前の事なんだけど、そんな当たり前の事に気付かせてくれた劇団渡辺の舞台は結構凄いんじゃないか?と思います。

ネタバレBOX

なんか異形の演劇、だと思います。
『鳥辺野綺譚 ~老いの孤独~』

『鳥辺野綺譚 ~老いの孤独~』

花傳 KADEN Theater Company

atelier SENTIO(東京都)

2010/05/27 (木) ~ 2010/05/30 (日)公演終了

ドキリ!
和歌の詠み手さんが果たして芸術家としてソコに存在していたか否かは門外漢なので良く判らない。
でも、目の前で世界が変容した瞬間にはドキリ!としました。

ネタバレBOX

世界が変わってからまず現れる『手』がそのまま『手』だけで動いて、更に空でも飛んだなら本当に凄かったろう、と思いました。
どうやったらそんな事が出来るのか分かりませんが。

熱帯樹

熱帯樹

シアターオルト Theatre Ort

atelier SENTIO(東京都)

2010/05/05 (水) ~ 2010/05/09 (日)公演終了

グロテスクな現代史
三島由紀夫の言葉。
過剰にデコレーションされた身体。

グロテスクな紅白歌合戦を観ているかのような体験でした。

空から降るほんの小さな愛

空から降るほんの小さな愛

ジ~パンズ

銀座みゆき館劇場(東京都)

2010/04/23 (金) ~ 2010/04/29 (木)公演終了

凄く良い!
甘酸っぱい感覚が全うに突き刺さってきました。

ネタバレBOX

女の子がミスチルの歌を叫ぶところで、涙が出そうになりました!
しらみとり夫人/バーサよりよろしく

しらみとり夫人/バーサよりよろしく

百景社

atelier SENTIO(東京都)

2010/04/14 (水) ~ 2010/04/18 (日)公演終了

ガラスの仮面
もの凄く不細工なガラスの仮面、
と言ってしまったら、色々と失礼なのかもしれませんが、
翻訳物は固有名詞などの兼ね合いで、結構苦手なのですが、そういう諸々のことが気にならず、非常に楽しい。
確実に『不細工』である筈なのに、なんだか、観ているうちに、可愛く、愛おしく観えてくるのは不思議な体験でした。

奈白に落ちゆく君を愛す

奈白に落ちゆく君を愛す

ヲカシマシン

吉祥寺櫂スタジオ(東京都)

2010/03/12 (金) ~ 2010/03/14 (日)公演終了

2時間30分
2時間30分という上演時間が、全てを勿体無くしてしまっていた印象です。
ひとつひとつが長くて、いや長いことが悪いという訳ではないのでしょうが、ゆっくり流れすぎているのです。
なので面白い箇所があっても印象には残らない。
面白くない箇所も同じようにゆっくりと長く入ってくるから。

ネタバレBOX

内容は、一見のほほんとしているように見えた主人公の内面世界が、実は殺伐としていて、その内面世界に取り込まれた主人公自身が、最終的には内面世界の崩壊とともに消滅(死?)する?とういうような内容だったのかな、と思いました。
エヴァンゲリオンのテレビ版の最後の方みたいな?違うのかな?よくはわかりませんが、好きな題材ではありません。

まだ旗揚げしてから二回目の公演とのことだったので、これから作風なども色々と変わってゆくのでしょう。
そういう変化に期待したいです。
象

新国立劇場

新国立劇場 小劇場 THE PIT(東京都)

2010/03/05 (金) ~ 2010/03/30 (火)公演終了

群盲
様々な流儀?来歴?の華やかな出演者が、それぞれ思い思いの『象』を演じているように感じた。
それによって差し挟まれる断片的なシーン、会話がショートコントのようにも見え、楽しめたりするのだが

ネタバレBOX

裏腹に、大杉漣が演じる「オジサン」と稲垣吾郎の「男」へと、収斂してゆかない。グッと来ない、という結果になっていた気がします。
楽しい時は楽しいのだけど、溜まっていかない、というか。

巨きなテーマを手探りでバラバラになぞっていたら本当に良くわからないモノになってしまった印象。

群盲象を撫でる、を地でいってしまったのでしょうか。
真情あふるる軽薄さ

真情あふるる軽薄さ

東京農業大学 農友会演劇研究部

農大劇研アトリエ(東京都)

2009/10/15 (木) ~ 2009/10/18 (日)公演終了

真情
情熱であったように思える。
戯曲の言葉よりは、若い肉体が前面に押し出されていた。
思想も何も関係ねぇ、若さだ、というような
そういう意味では、あえて、この戯曲でなくても、とも思わずにはいられなかった。
演出観は多々あれど、どうしてもこの戯曲には、そういう、関係ねぇ、と切り捨てた部分がついてまわってしまう気がするから。


作品No.7

作品No.7

OM-2

日暮里サニーホール(東京都)

2010/02/12 (金) ~ 2010/02/13 (土)公演終了

ホトバシリ
我慢に我慢を重ね、耐えに耐え、そして『嗚呼そろそろツライ』となった頃合いに、何かが決壊したかのように迸る、その生命力、エネルギーに、顔が知らず知らずのうちに綻んでいました。

椿姫

椿姫

SPAC・静岡県舞台芸術センター

グランシップ中ホール・大地(静岡県)

2009/12/11 (金) ~ 2009/12/13 (日)公演終了

まさか
過剰な身振りを極端に排除した演出によって、椿姫の言葉(歌)が生々しいモノとしてぶつかってきました。
こんなに人間臭いなんて!

そして、まさか‥‥‥

ネタバレBOX

まさか、二つの劇場を使うなんて‥‥‥


公開リハーサルを観させて頂きました。
ありがとうございました。
『プルーフ/証明』 『心が目を覚ます瞬間~4.48サイコシスより~』

『プルーフ/証明』 『心が目を覚ます瞬間~4.48サイコシスより~』

DULL-COLORED POP

サンモールスタジオ(東京都)

2009/10/07 (水) ~ 2009/10/13 (火)公演終了

サイコシス
作者が演出家であり主演俳優でもあったこの舞台は、谷氏のかっこよさをもってしても(かっこよすぎたのかもしれない)谷氏の内面の葛藤(かっこいい)を修飾して(そんな気がしました)出力するだけのモノにしかなっていなかったように感じました。

俳優と演出家が分かたれた状態でこそ観たかった作品、と思いました。
純粋さがその純粋さによって時として悪魔のような残酷さへと変わってしまうような。

私たち死んだものが目覚めたら

私たち死んだものが目覚めたら

shelf

アトリエ春風舎(東京都)

2009/10/09 (金) ~ 2009/10/18 (日)公演終了

ワビサビモエ
死への欲望?消え去ってしまったふたり。

自分たちにこびり付いたモノを洗い流してしまいたい、浄化されたい、という願望にも見え、たり。
でもやっぱり消滅そのものを求めたのかな?消滅していくものの美に対する憧憬だったのかしらん。
ワビサビみたいな。
でも?だからこそ?『萌え』も欲しかったです。

エレクトリック:サーカス∴デイズ

エレクトリック:サーカス∴デイズ

エムキチビート

萬劇場(東京都)

2009/12/10 (木) ~ 2009/12/14 (月)公演終了

サーカス
サーカスというとテントと勝手にイメージしてしまっていたのですが、サスケ(筋肉番付)のような美術でした。
内容ももっとサスケ寄りの方が俳優の身体性を発揮出来たのではないかと感じました。

11月戦争とその後の6ヶ月

11月戦争とその後の6ヶ月

アロッタファジャイナ

ギャラリーLE DECO(東京都)

2009/11/23 (月) ~ 2009/11/29 (日)公演終了

影のあるオンナ
ひとりの実在する女優の虚実をないまぜにした、というか殆どデタラメな人生を適当に描き、それを観客にチョロッと見せてくれる、というのが思いのほか入り込みやすくて。

たぶん凄くダメな『シカゴ』なんですが、というか『ミチコ』なんですが、『シカゴ』より面白かったです。

カムパネルラ

カムパネルラ

Oi-SCALE

SAI STUDIO komone(東京都)

2009/10/08 (木) ~ 2009/10/13 (火)公演終了

空白
ジョバンニを観劇しました。
勝手な思い込みなんでしょうが、残された人間たち、と名乗るだけの空虚感、というか、足りなさ、が俳優や空間から満ちてこず(足りなさが満ちないってのも変な言い回しですが)乗りきれませんでした。
映画などの媒体であれば、また違った印象なんでしょうが、生の舞台だったので……
『レクイエム・フォー・ドリーム』からのサンプリングと思われるSEの使い方も、やはり俳優と繋がっていなかったように感じました。

4.48サイコシス(演出:飴屋法水)

4.48サイコシス(演出:飴屋法水)

フェスティバル/トーキョー実行委員会

あうるすぽっと(東京都)

2009/11/16 (月) ~ 2009/11/23 (月)公演終了

ビリーミリガンの頭の中
観劇しました。

ネタバレBOX

多重人格者と呼ばれたビリーミリガンの頭の中をもし覗き見ることが出来たなら、またはビリー本人の感覚とはこんな感じだったのかしらん、とか思いました。

サラケインの戯曲なんですが……。

私の中の僕や俺やIや、その他の何人もの私が、私を叱り、私を慰め、俺を励まし、僕を責め、愛してくれたりする。

戯曲の言葉に原理主義者のように忠実に従った結果、
戯曲がもたらす先入観
(サラケインに抱く先入観?)
から遥か遠い処にありそうな、もの凄い生命力を獲得したのかなぁ、と自分勝手に解釈してしまいます。
なんか元気を頂きました。
怖かったですけど。
山の手・女祭り・男祭り「お茶とおんな」「おとことお酒」

山の手・女祭り・男祭り「お茶とおんな」「おとことお酒」

劇団山の手事情社

小劇場 楽園(東京都)

2009/11/04 (水) ~ 2009/11/15 (日)公演終了

おんな祭りを観劇
明るく賑やかな雰囲気とは裏腹に、時間が進めば進むほど殺人事件(メディア、ハムレット、阿部定)の当事者たる女性の怖さ、ドロっと感が凄く……て。
不気味で楽しい作品でした。

遠吠えが聞こえるか。

遠吠えが聞こえるか。

キテレツゥ

RAFT(東京都)

2009/09/25 (金) ~ 2009/09/27 (日)公演終了

悪趣
露悪的なネタ…というか、人によってはお前なに考えてんだよ、なネタが多く、悪趣味を通り越して引いてしまう人も居るのではないか…好きになれるか嫌いになるかが、
楽しめるか、耐えられるかのワカレメなんだろうな…と。
で、自分は嫌いではないけど好きって程にはのめり込めないのでした。
ただ、何かギラッとした感じが綺麗だったなぁと思いました。

ネタバレBOX

主人公と友人の歌手、幼なじみの警官の3人の雰囲気に、昔の大人計画を思い出しました。
あとは上演時間がもう少し短ければ…
ゴドーを待ちながら

ゴドーを待ちながら

SCOT

利賀芸術公園 創造交流館芸術劇場(富山県)

2009/08/27 (木) ~ 2009/08/29 (土)公演終了

毎週、観ていた
小さい頃、好きで毎週観ていた
『加トちゃんケンちゃんごきげんテレビ』
が、頭の片隅に、いや半分くらいに流れていました。

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