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ハイバイ
東京芸術劇場 シアターイースト(東京都)
2009/09/25 (金) ~ 2009/10/12 (月)公演終了
満足度★★★★★
これ、傑作!!!
五反田団の『新年工場見学会09』の中の短編
ハイバイ「チャゲ&飛鳥のニセモノ」が面白かったのと
この作品評判良かったので行ってきたが、
期待以上の傑作!
家族全員揃うと、何やら微妙な空気が流れる感じ、
知り合いもしくは親戚の修羅場に居合わせてしまった時の居づらさなど
うーん、分かる。
ほとんど、作演出の岩井さんの家の実体験を元にしているらしい。
会場ほぼ満員だったが、当日券とかまだ余裕あるみたい。
世田谷カフカ
ナイロン100℃
本多劇場(東京都)
2009/09/28 (月) ~ 2009/10/12 (月)公演終了
満足度★★★★
凄い舞台だった
凄い舞台だった。
だが、「おもしろかった?」と聞かれると、「うーん」
少なくとも、舞台あんま見たことない人には絶対にすすめない。
今まで観た何本かのケラさんの舞台とだいぶ違う。
(チラシとかにもそう書いてはあったが)
はっきりとしたストーリーはない。
フランツ・カフカっていう人(よく知らない「変身」が有名?)の
未完の小説3つ「審判」「城」「失踪者」がごちゃごちゃに入り混じって、
正直よー分からん!
観終わったあとも、なにも残らない。
でも、そのわからん話を3時間超(休憩15分含む)!
集中力途切れさせず、見せられるのはさすがケラさん!!
もちろん、笑えるシーンはたくさんある。
行くなら、前の方(E列以降)のセンターブロックがいいかも。
映像使うし、あと一人の役者の人が何役もやるから顔がはっきり見えたほうがいい。
マクベス
子供のためのシェイクスピアカンパニー
さいたま市地域中核施設プラザノース(埼玉県)
2009/09/19 (土) ~ 2009/09/19 (土)公演終了
満足度★★★★
こういうシェイクスピアなら、また観にいきたい
本日全国ツアーの千秋楽、場所の関係上席が埋まっているのは6割程度で
ちと寂しい。子ども全体の2割くらい?アフタートークもあり。
シェイクスピアは難しい。
1つ1つのセリフが長くて、なかなかついけず意外と楽しめないのが実際のところ。
で、今回。
シェイクスピアの長いセリフも出来るだけカットし、
要所要所に入る手拍子でスピーディーにうまく展開。
所々に入る寸劇もおもしろい。
舞台装置はシンプルに木製の机とイスだけ、それをうまく並べ替えたりして舞台に。
役者の人も複数の役はもちろん、出番でないときは黒マントの黒子として活躍、忙しそう。
それにしても
出ている人の演技力がみんな高い。
マクベス役の石田さんのセリフがちょっと聞き取りづらい部分はあったが。
かなり見ごたえあり。大人も間違えなく楽しめるはず。
毎年夏に公演をして今年で15年目、
こういうシェイクスピアなら、また観にいきたい(値段も安いし)
ザ・ダイバー 日本バージョン【9/20千秋楽】
東京芸術劇場
東京芸術劇場 シアターイースト(東京都)
2009/08/20 (木) ~ 2009/09/20 (日)公演終了
満足度★★★★
うー、息苦しい舞台だよー。(いい意味でね)
英語版の『The Diver』 は去年観たが
正直細かいところの記憶はあいまいだが、
基本的なストーリー・演出は同じだったと思う。
舞台美術も似た感じだった。
『The Diver』 は英語でのセリフ、日本語字幕だったので
ストーリー追うだけで精いっぱいだった気がするが、
今回は日本語でダイレクトなのでそれよりは分かりやすかったかな?
でも、85分の中に込められている情報量が多すぎて
なんとなく理解しようと脳みそフル回転。
緊迫感みたいのが常に舞台上にみなぎっていて、割と短いはずなのに
もっと長く感じたな。
渡辺いっけいさんのおかげもあり、笑いどころも前回より多かった気がする。
なんといっても大竹さんスゴイ。多様な人物像を見事に演じきっていた。
静かじゃない大地
G2プロデュース
本多劇場(東京都)
2009/09/12 (土) ~ 2009/09/23 (水)公演終了
満足度★
ここまで、不快な舞台ははじめてかも
つまんない舞台や訳の分かんない舞台は何度も観たが、
ここまで、不快な舞台ははじめてかも。
題材は、今非常にタイムリーな「大麻」栽培。
前半はコメディー、後半はシリアスな展開。
前半だけならかなり笑える舞台だが、
問題は後半、話が進むにしたがって
その薄っぺらさ、リアリティーのなさを感じずにはいられない。
舞台美術もなんか安っぽい。
人間関係の謎が解けていく終盤は
酷いとしか言いようがない。
ネタバレするので、細かくは書けないが
今、社会問題になっている話題がポンポンと出てくる。
それも、問題を掘り下げる訳ではなく、
非常に軽く話のネタ程度の扱い。
正直言って、この脚本を書いたG2の人間性も
疑いたくなるような内容。
はっきり言って、かなり不快。
まあ、出ている出演者は悪くない。
ヨーロッパ企画の諏訪さんは、いつも通りの食いしん坊キャラだし。
特に福田転球さんもやっぱりウマイ! すごい笑わせてくれる。
25年目の小堺クンのおすましでSHOW イン グローブ座
浅井企画
東京グローブ座(東京都)
2009/09/04 (金) ~ 2009/09/13 (日)公演終了
満足度★★
久しぶりにあさりどを見た
第一部 オペラ座の怪人をモチーフにしたお芝居
休憩を挟んで
第二部エンターメント・ショーで
計 3時間弱。
25年もやっているそうで
「内輪受けの感じじゃなければいいけど」と思いながら見に行ったら
ほぼその通りで、どっと疲れた
長い。でも会場がシアターアプルの時はもっと長かったらしい。
芝居も、同じボケをパターンを変えて何度も繰り返すのにうんざり。
おもしろいところは何ヶ所かあっただけに残念。
エンターメント・ショーも、
バックバンドはさすがに上手だが、小堺さんの歌もそこまでうまいとは言えず。。。
やっぱり、一人でのフリートークが一番おもしろかったかな。
小堺さんが好きなファンの方はいいかもしれないが、
一般の人は観にいくべきではないと思う。
狭き門より入れ
パルコ・プロデュース
PARCO劇場(東京都)
2009/08/17 (月) ~ 2009/09/06 (日)公演終了
満足度★★★★
初日観てきました
とても観たかった前川知大さんの舞台。
前川さん、ここ最近ほんと評判いい。
主宰のイキウメ、こないだの『奇ッ怪』とチケットを取りそこね
今回やっと観れました。
期待は裏切らない!独特の世界観。
前半は笑いも交えつなので、主人公同様にわかには信じがたい話だが
後半に行くにしたがって、妙に説得力が出てくる。
終演後、ほんとにまちの風景が違ってみえてくる。
出演者みんな良かったが、
謎の男役の手塚とおるさん特にいい。
イキウメも今度観にいこう!
来来来来来
劇団、本谷有希子
本多劇場(東京都)
2009/07/31 (金) ~ 2009/08/16 (日)公演終了
満足度★★★★
愛と憎しみ全開の舞台でした
うー、ドロドロだよー。
映画版『腑抜けども、悲しみの愛を見せろ』は見たが、
初の劇団本谷有希子。
登場人物みんな変なのはケラさんに似てるが、
どうもドロドロしすぎてて?なんかスッキリしない感。
↑やっぱ、男にはわからない感覚なのかな?
でも、面白かったです。
後半のりょうさんのふっきれ具合が良かった。
正直、この舞台観るまでなんか苦手な女優さんだったが
好きになった。
血縁~飛んで火に入る五兄弟~【10周年記念公演】※本日千秋楽!
モダンスイマーズ
赤坂RED/THEATER(東京都)
2009/07/17 (金) ~ 2009/08/02 (日)公演終了
満足度★★★★
祭りですね
今回は、10周年記念公演ということで
脚本と演出もモダンスイマーズ5人全員で行い、
普段は作演出の蓬莱さんも役者として出演。
前の公演の『夜光ホテル』も観たが、そのときは割りと重めの人間ドラマだった。
今回はまったく違う。たしかに「祭り!」
舞台というよりも、コントに近いかも!
踊りあり、年中行事あり。
毎回こんなノリだったらキツイけど、記念公演だしOKかな。
なにより単純に楽しめた!
開演前の客席案内も開演ギリギリまで劇団員自らやってたし
終演後も通路やロビーにたって丁寧に挨拶している姿にちょっと感動。
ねずみの夜 【公演終了・御来場御礼】
殿様ランチ
サンモールスタジオ(東京都)
2009/07/29 (水) ~ 2009/08/04 (火)公演終了
満足度★★★★
平日昼でチケットも安かったので観てきました
「その隣の家から再現」というのがポイント!
冒頭での入り方は抜群に面白い。
ただ、本編のセリフやストーリーがもう一歩詰めが甘いと言うか
もう少し歴史的事実も絡められたらよかったのに。
あと、登場人物が少し多いかな?
もっと少数に絞ってもいいんじゃないのかな。
まあ、値段分は十分に楽しめた!
その後のアフタートークも参加した。
作演出の板垣さんと お笑い芸人の安井順平さん。
なんか、アフタートークを聞いた限りでは
龍馬にそれほど思い入れがあるわけではなく、
詳しい人に聞いたりやウィキペディアで調べた程度みたい
納得。
旅がはてしない
アマヤドリ
東京芸術劇場 シアターイースト(東京都)
2009/07/17 (金) ~ 2009/07/21 (火)公演終了
満足度★★
5月のプレ公演の方が良かったかな?
5月にわざわざ一夜限りのプレ公演を行い、それを経ての
今回の本公演。
で結論からいうと
5月のプレ公演の方が良かったかな?
今回の公演でも、話の核の「ミネストローネ」などの不思議要素は結局よく分からず。
要所要所に笑いどころもあって、それほど飽きないが、
やっぱり、よく分からない話を2時間半(休憩なし)はつらい!
プレ公演の方が粗い部分もあったが、分からないなりに短くまとまっていて良かった。
配役もプレの方がしっくりきてたような。
でも、やっぱり乱舞(ダンス)の部分は圧倒的にかっこいい!
ヘッダ・ガブラー
メジャーリーグ
赤坂RED/THEATER(東京都)
2009/07/08 (水) ~ 2009/07/14 (火)公演終了
満足度★★★
特に山本亨さんがよかった
場面転換のBGM以外音楽もなく、非常に淡々と進んでいった印象。
100年以上前の古典といわれる作品でしたが、楽しめました。
主役は、名作昼ドラ「牡丹と薔薇」の小沢真珠さん。
今回も人の運命を弄ぶの大好きななかなかの悪女役でした。
やっぱり、人の不幸をくすくす笑う姿がさまになってる
小野哲史さん、伊達暁さん、町田マリーさんもそれぞれ良かったが、
特に山本亨さんがよかった。
毒にも薬にもならないが、非常にクセのある人物を見事に演じていた。
ケモノミチ
ブルドッキングヘッドロック
ザ・ポケット(東京都)
2009/07/08 (水) ~ 2009/07/12 (日)公演終了
満足度★★★★
ここの高評価をみて、いってきました
休憩無しの2時間半、高評価はだてじゃなかった!
こういう面白い舞台を観るとかなり得した気分。
作・演出の喜安浩平さん
ナイロン100℃の所属ということで
確かに作風はケラさんに似ている。
あえて気になったところを言うと、
冒頭とその後の部分の空気が違い、少し違和感。
それに、いろいろな部屋で同時進行で話が進む場面、
もう少しうまい見せ方というかスムーズにつながればなあ。
まあ、そうした点もチャラにするくらい
ステキな人物たち、魅力的な作品でした。
ブルドッキングヘッドロック次回公演も観にいこう。
NINAGAWA十二夜
松竹
新橋演舞場(東京都)
2009/06/07 (日) ~ 2009/06/28 (日)公演終了
満足度★★★★
面白かったです
面白かったです。
さいたま芸術劇場でやってる同じ蜷川さん演出の
シェイクスピアシリーズも過去に何本か観たけど
それより数段おもしろいかった。
普段は敷居の高い歌舞伎、その役者さんが
コメディを演じてるというギャップがいいのかな?
麻阿を演じてた市川亀治郎さん(大河の信玄の人)特に良かった。
アンドゥ家の一夜
さいたまゴールド・シアター
彩の国さいたま芸術劇場 小ホール(埼玉県)
2009/06/18 (木) ~ 2009/07/01 (水)公演終了
満足度★★★★★
さいたまゴールド・シアター、ナイスな企画だなあー
評判良かったので、直前にチケットとって観てきました。
ケラさんの脚本、はずさないなあー。
今まで観た蜷川さん演出の舞台の中で一番面白かったなあー。
それにしてもさいたまゴールド・シアター、ナイスな企画だなあー。
役者さんはみんなおじいちゃん&おばあちゃん!
確かに演技がまだ素人臭い部分もあるが、そうしたところも含め
みな存在がある。
今回は書き下ろし作品で登場人物の設定も実年齢に合わせてあるので
おじいちゃんとおばあちゃんしかいないことに、それほど違和感なし。
2部(休憩15分)で3時間半弱。(出演者の方が倒れないか心配)
1部の後半とか少し長いなあとも感じたが、
観終わったあとは、なんか満足。
蜷川さんは舞台袖周辺にいて
台詞を忘れた時の為にプロンプターとして舞台をみてた。
1部の大半、自分の真後ろで見ててちょっと緊張した。
東京原子核クラブ
俳優座劇場
俳優座劇場(東京都)
2008/08/30 (土) ~ 2008/09/07 (日)公演終了
満足度★★★★
1部と2部でだいぶ雰囲気が違う
埼玉市民劇場の会員の方にチケットをもらい埼玉会館で観劇しました。
マキノノゾミさんの作品一度みてみたいと思ってたのでラッキー。
面白かったです。
1部はかなーり軽いノリだが、
後半の2部は、うってかわってシリアスな舞台に。
日本も登場人物たちも太平洋戦争に向かい進んでいく。
2部への布石とはいえ前半少し長いかな。
単純に戦争反対みたいなメッセージで
終わっていないところがいい。
音楽劇「新宿パラダイス」光は新宿より
東京ギンガ堂
歌舞伎町「大久保公園シアターパーク」特設劇場(東京都)
2009/06/19 (金) ~ 2009/06/28 (日)公演終了
満足度★
いろいろな面でひどい
正直、つまんなかったです。
初めてみる劇団なので思い入れとかほとんどないですが、
これで5000円は高すぎ!
こういう音楽劇というスタイルに自分がついていないだけかとも
思いましたが、
こまつ座の音楽劇は普通に楽しめたのでそうではない。
そもそもこの脚本演出がよくないんだろう、
改めてこまつ座がいかに高いレベルの舞台をやっていたか分かった。
一緒に見にいった人もほぼ同意見でした。
具体的な内容は
ネタバレの方で
ボス・イン・ザ・スカイ
ヨーロッパ企画
青山円形劇場(東京都)
2009/06/17 (水) ~ 2009/06/28 (日)公演終了
満足度★★★
よくもわるくも、ヨーロッパ企画らしいダラダラした舞台
会場は青山円形劇場、
360度客席の独特の会場をどう使うか楽しみだったが
会場に入ってみてビックリ!
天井に届くほど高く組まれた足場。
どの席からも見やすい円形劇場ですが
たぶん、席は1列目より後ろの方が見やすいかも。
舞台自体は
いつものヨーロッパ企画らしくダラダラ、ウダウダ会話が続く。
前回の『ゴーレム』のようなちょっとした感動を期待していた
自分にとっては、多少拍子抜けな感じもあったかな?
流れ星
東京セレソンデラックス
シアターサンモール(東京都)
2009/05/20 (水) ~ 2009/06/14 (日)公演終了
満足度★★★
なんか期待してた分残念だな
前回の公演『夕』で、王道的な展開ながらも
不覚にも泣きそうになったし、ドラマ版の『歌姫』も良かった。
今回の再演も初演よかったみたいな話を聞いて期待してたのに、
正直いまひとつでした。
前半、登場人物がみな
あまりにもステレオタイプ的描き方でついていけない面が。
それに山田まりあさんのあの乱暴な言葉遣いはどうかな?
客演のうつみ宮土理さん、 山田さんも
それほど効果をあげているとは思えない。
後半の話の展開、
『夕』にあった、ある程度読めるがそれでも納得させるほどの
説得力もなかった。
人物の描き方が浅いから、いま1つ感情移入できない。
なんか期待してた分残念だな
きらめく星座 ~昭和オデオン堂物語~
こまつ座
天王洲 銀河劇場(東京都)
2009/05/06 (水) ~ 2009/05/24 (日)公演終了
満足度★★★★
やっぱり、こまつ座はハズレがないな。
今回も、「太鼓たたいて笛ふいて」「兄おとうと」同様の生ピアノ演奏の音楽劇。
少し違うのが、音楽学生?という役で後藤浩明さんが演技もしつつ、
要所要所で舞台上のピアノを弾く。
はっきりとした主役がいない分
話が、「太鼓~」「兄おとうと」に比べるやや弱いように感じた。
上演時間85分+85分で、長くないというと嘘になるが
特に後半部分はあっという間だった。
阿部 力さん、他のメンバーに比べると
やや歌、演技ともに硬かったかな?