1995
ブルドッキングヘッドロック
ザ・スズナリ(東京都)
2015/07/29 (水) ~ 2015/08/05 (水)公演終了
満足度★★★
初見でした。
序盤、エンタメなのか会話劇なのか、イメージがつかみにくいと感じて物語の世界に入り込みづらいと感じてしまいました。お目当ての、鳴海由莉ちゃんの姿をもっと観たかったです。岡田あがささんの卓越した演技力と存在感が圧巻でした。
みんなの宅配便
EPOCH MAN〈エポックマン〉
明大前KID AILACK ART HALL 5F ギャラリー(東京都)
2015/06/27 (土) ~ 2015/07/12 (日)公演終了
満足度★★★★★
両ver×2回観ました!
感想、ブログに書きました。
http://ameblo.jp/kangeki-jyoshikai/entry-12047011230.html
http://ameblo.jp/kangeki-jyoshikai/entry-12050082109.html
いしだ壱成主演「俺の兄貴はブラームス」
劇団東京イボンヌ
スクエア荏原・ひらつかホール(東京都)
2015/06/03 (水) ~ 2015/06/05 (金)公演終了
満足度★★★★★
演劇+クラシック
初見の劇団さんで作風を全く知らないまま足を運んだのですが、舞台の上にスタンバイをしたオーケストラを見てテンションが急上昇。蓋を開けると、演劇とクラシック演奏とが同比重で扱われた新ジャンルの舞台でした。
蒼いラフレシアの鼓動
東京ジャンクZ
早稲田大学大隈講堂裏劇研アトリエ(東京都)
2015/05/23 (土) ~ 2015/05/31 (日)公演終了
満足度★★★★★
初見でした。
題材的に完全に目を覆う寸前でしたが、徐々に呑まれて前のめりになって見入ってしまいました。絶望的なまでに暗鬱とした本筋ですが、ギリギリのラインでギャグを常に盛り込んで、絶妙なバランスで芝居が綴られるその手腕に「これは本当に学生演劇なのか」と驚愕。後ほど追記します、ひとまず★を。
ゴベリンドン
おぼんろ
吉祥寺シアター(東京都)
2015/05/21 (木) ~ 2015/06/07 (日)公演終了
満足度★★★★★
おぼんろ初観劇。
なんの前知識もなく初観劇。素晴らしい幻想世界を「観劇」でなく「体感」。時間とお金とがあれば何回でも観たいです。終わらないうちに沢山の方に体感してほしい。投げ銭制の回がいっぱいあります、超おすすめ!
もっと超越した所へ。
月刊「根本宗子」
ザ・スズナリ(東京都)
2015/05/09 (土) ~ 2015/05/17 (日)公演終了
満足度★★★★★
本公演初見。
これはもう!素晴らしすぎる!!カーテンコールを待たずして何度も起こる拍手喝采。このクオリティで初日かと思うと千秋楽はどうなるのかと。凄まじく面白いのでチケット完売必至、「根本宗子」の疾走を見逃さないで!(後日追記します。)
うさぎとシーラカンス。
SCARLET LABEL
駅前劇場(東京都)
2015/02/26 (木) ~ 2015/03/03 (火)公演終了
『解体されゆくアントニン・レーモンド建築 旧体育館の話』
趣向
シアタートラム(東京都)
2015/02/26 (木) ~ 2015/03/01 (日)公演終了
赤ずきんちゃん
トリコ・Aプロデュース
OFF OFFシアター(東京都)
2015/02/18 (水) ~ 2015/02/22 (日)公演終了
夏目漱石とねこ
DULL-COLORED POP
座・高円寺1(東京都)
2015/02/05 (木) ~ 2015/02/15 (日)公演終了
NINAGAWA×SHAKESPEARE LEGEND Ⅱ 『ハムレット』
彩の国さいたま芸術劇場
彩の国さいたま芸術劇場 大ホール(埼玉県)
2015/01/22 (木) ~ 2015/02/15 (日)公演終了
満足度★★★★
力強い「演劇」でした。
個人的には「竜也くんは覚くんのハムレットを超えられるか」が見所でしたが、それはさておき藤原竜也という力強い演技をする俳優さんを間近で観られてよかったです。
ホームルームは終わらない
すくらんぶるえっぐ(活動終了)
ザ・ポケット(東京都)
2015/04/29 (水) ~ 2015/05/04 (月)公演終了
ちょっと高い
4,000円は高いなぁ、というのが正直な感想です。脇くんのネームバリュー代だと思いますが、脚本演出ともに無難すぎて、商業演劇にしても地味な印象。身内客の笑いや音響ミスばかりが印象に残りました。笹木皓太くんはもっと実力を発揮できる舞台で観たいです。
紅白旗合戦
Aga-risk Entertainment
サンモールスタジオ(東京都)
2015/03/18 (水) ~ 2015/03/29 (日)公演終了
満足度★★★★★
初の長編観劇!
アガリスク作品はコントレックスで3回拝見していたものの、長編は初めて。周囲の評判があまりに良かったのと、客演に好きな俳優さん達が並んでいるのとでとても期待していたのですが、期待に違わない面白さでした!たまに役者さんが噛んでしまうと途端に現実に引き戻されてしまうものの、この点はきっと千秋楽に向けてどんどん良くなっていくと思われるので、次の機会にも期待大。出来ればリピートしたいと思いながらも時間なく無念(TT) 更なる笑いの渦に客席が包まれることを確信しています。
丘の上、ただひとつの家(全公演終了・ご来場ありがとうございました)
鵺的(ぬえてき)
【閉館】SPACE 雑遊(東京都)
2015/02/11 (水) ~ 2015/02/16 (月)公演終了
満足度★★★★★
「鵺的」。
生きているだけでその血を呪うような暗鬱を背負う人間と、血の繋がりを何の疑いもなく温かなものだと信じている人間。ごく普通に後者として生きてきた身としては、果てしなく堕ちていく前者の生が恐ろしくて直視できない。鬱屈とした重々しさ。この感覚が「鵺的」。観終わる頃には「家族」という言葉でさえも恐ろしく感じる。自分の生が「幸せ」だということと直面することがこんなに怖いことだと思わなかった。多分、私もいろいろなことに目を塞ぎ、耳を塞いで逃げているんだろう。一皮剥けばあの母親と同じかもしれない。(明日以降、ネタバレBOXに追記します)
APOFES 2015
APOCシアター
APOCシアター(東京都)
2015/01/16 (金) ~ 2015/02/01 (日)公演終了
自己オマージュ=シャウクロス
劇団パラノワール(旧Voyantroupe)
サンモールスタジオ(東京都)
2015/01/15 (木) ~ 2015/01/22 (木)公演終了
満足度★★★★★
「知れ」
初演の「シャウクロス」は短編で、私が初めて観た海賊ハイジャック作品でした。長編になったことで、より深くシャウクロスという人間の闇・・・というより、観ているうちに彼の狂気が解き明かされて、果たして彼は悪いのか?そのもそも狂っているのか?という疑問さえ湧いてしまいました。耽美的な美術と研ぎ澄まされた照明の中、舞台を戦時の日本に置き換えてシリアルキラーの深淵を探る、Voyantroupeを知るならこれという一本だったと思います。シャウクロスを演じた平良さんが壮絶で、狂気の狂気たる所以を体現していました。あの母親が産み、戦争が育てた怪物。平良さん、本当に、ものすごく成長して素晴らしい役者さんになってました。
「だいなし」/「本日昔噺」
劇団ウミダ
王子小劇場(東京都)
2015/01/08 (木) ~ 2015/01/12 (月)公演終了
満足度★★★
本日昔噺→だいなし、の順で観ました。
ふたつのお芝居、間を取って☆3つ(甘め)。まずは『本日昔噺』。狭い舞台で背の高い役者さん達が暴れまわる様を「イケメン芝居かぁ」なんて思って観ていたのですが、ナルシスト侍な野口オリジナルさんの牽引力で昔噺世界に引き込まれ、いつの間にか爆笑しながら観てしまってました。そして、殺陣が加熱してきた頃からか、ヨタを演じた悠茉くんが超絶私好みであることに気付いていつの間にか釘付け。心の中でキャーキャー言いながら観てました(笑)イケメン芝居って、役者さんがカッコいいと思えたら勝ちなんですよね。ダメな芝居だったらカッコいいと思えないので。勝ちました。そして『だいなし』へ。だいなしでした(苦笑)
奇跡の年 ANNUS MIRABILIS
趣向
KAAT神奈川芸術劇場・大スタジオ(神奈川県)
2015/01/10 (土) ~ 2015/01/12 (月)公演終了
満足度★★★★
果たしてこの世界は美しいのか、
と。劇中の作品から作家の思いを探りながら観ました。寓話のような彼の物語世界は可愛らしい衣装とメイクに彩られ、役者さん達がこの上なく魅力的に息づいていて。中でも、ブタと3人の少年達。見惚れました。上品なエロスを醸すオノマリコさんの脚本には、時間堂「テヘランでロリータを読む」でも感じたように、観る間に緩やかに重みを増していつの間にか清らかな泉のような冷たい心地よさを体にもたらされます。難解ではあるけれどそれを紐解きたいと思える魅力に溢れていて、思わず脚本を購入。素敵でした。
朗読『東京』(第三回)
東京芸術劇場
東京芸術劇場 シアターイースト(東京都)
2015/01/07 (水) ~ 2015/01/09 (金)公演終了
満足度★★★★★
「白痴」
朗読というジャンルにおいてはこの人が頂点に立つと思っている川口覚くんお目当てで「白痴」を。小説が題材ということで、戯曲がもとではない朗読劇で。二入の心が動いていく、というよりは、二人の朗読で物語が動いていく様を感じられて。どんどん奥行きを増す舞台に、こんな朗読劇もあるんだなと驚きながら楽しみました。アフタートークで演出の山本卓卓さんが仰っていたように、二人の声の表現力の前にはスクリーンに映る文字は不要。覚くんに釘付けになって文字は全く見ませんでした笑
完熟リチャード三世
柿喰う客
吉祥寺シアター(東京都)
2015/02/05 (木) ~ 2015/02/17 (火)公演終了
満足度★★★★
お久しぶり、の。
女体シェイクスピアはグッと進化してました。2年前の「発情ジュリアス・シーザー」では円形舞台で慣れない女優さんたちに演出が行き届いてないなぁと思ったものでしたが、今回は7人の精鋭!素舞台で、黒いドレスを観に纏った「完熟」(←演技的に卓越しているという意味で)の女優さん達が、80分出ずっぱりでその実力と魅力を存分に発揮。スタイリッシュかつスピーディーな中屋敷さん演出がよく映えた舞台でした。個人的に、古典の舞台は演出家の解釈と表現を楽しむものだと思っていて、4日前にも蜷川ハムレットでそれを楽しんだばかりなのですが、この女体シリーズも今までにないシェイクスピアの表現で、色々模索しながらずっと続く人気シリーズになるんだろうなと思いました。って、既に人気ですけどね^^