Pittsburgh Philの観てきた!クチコミ一覧

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痕跡 〈あとあと〉

痕跡 〈あとあと〉

KAKUTA

青山円形劇場(東京都)

2014/08/10 (日) ~ 2014/08/17 (日)公演終了

満足度★★★★

あぶない
危うく観逃すところだった。

ウージェーヌ・イヨネスコ『禿の女歌手』『椅子』

ウージェーヌ・イヨネスコ『禿の女歌手』『椅子』

世田谷パブリックシアター

シアタートラム(東京都)

2014/05/10 (土) ~ 2014/05/11 (日)公演終了

満足度★★★★

衝撃再び
初めて「授業」を観た時の衝撃、再び。「禿の女歌手」にグイグイ引き込まれた。「椅子」はイっちゃい過ぎていて、うまく吸収できなかった。

パン屋文六の思案~続・岸田國士一幕劇コレクション~

パン屋文六の思案~続・岸田國士一幕劇コレクション~

ナイロン100℃

青山円形劇場(東京都)

2014/04/10 (木) ~ 2014/05/03 (土)公演終了

満足度★★★★

観た
「犬は鎖につなぐべからず」に続き。当日券を無事ゲット。

ガチゲキ2(最優秀賞決定!公式HPへGO!!)

ガチゲキ2(最優秀賞決定!公式HPへGO!!)

ガチゲキ!!実行委員会

花まる学習会王子小劇場(東京都)

2014/04/09 (水) ~ 2014/04/20 (日)公演終了

初見
宗教劇団ピャー!! vs 劇団だるめしあん。両劇団とも初見。シェークスピアの解釈が非常に似ていた二作品。どちらの作品も内輪で完結してしまっており、観客席まで何かを届けようという意思は希薄だったと感じた。初見なのでなんとも言えないが、それが劇団の色なのであれば、それはそれで良しか。

世迷言

世迷言

柿喰う客

本多劇場(東京都)

2014/01/29 (水) ~ 2014/02/04 (火)公演終了

満足度★★★

お見事
大好きな劇団である柿喰う客。久々に観劇させてもらったのだが、やはり圧倒されてしまう。劇団員の方々に関してはもう何も言う事はないのだが、客演の方々も「柿色」に染まる。一つもの申せば、本多劇場を小さく使い過ぎていた感じも。古典の模索が続くが、そろそろ答えが出るのか。

『わが闇』(再演)

『わが闇』(再演)

ナイロン100℃

本多劇場(東京都)

2013/06/22 (土) ~ 2013/07/15 (月)公演終了

満足度★★★★

再演
「百年の秘密」以来のナイロン100℃。初演後、せりふの時代に掲載された戯曲を読み倒し、再演の今回やっと神奈川公演に間に合った。しかもゲリラ豪雨による落雷のため東横線が遅れまくり、開演2分前に到着するという綱渡り感。せっかく仕事を早退したのが無駄になりかけたが、走って走って滑り込み。

発情ジュリアス・シーザー

発情ジュリアス・シーザー

柿喰う客

青山円形劇場(東京都)

2013/02/21 (木) ~ 2013/03/03 (日)公演終了

満足度★★★

003
前二作も楽しませてもらった女体シェイクスピアの第三弾。フライヤーからも見て取れるように、洋の時代劇と和の時代劇の融合。柿「らしさ」、柿「だからこそ」といった要素はあまり見られなかった直球作だった。

音響と照明のタイミングにはいつもキレがある柿喰う客なのだが、今日はなぜか消音やスポットのON/OFFにズレが多かった気がする。出演者の変更があった様なので、若干稽古不足の部分もあったりするのかも。

ジュリアス・シーザーの役は、これまでであればコロさんが演じていたのだろうな。その役を演じていた川上ジュリアさんもとても良かった。

あれだけの人数が出演していると、声の出し方&声量にかなりのばらつきが出る。円形劇場なので観客に背を向けて台詞を言う場面が多々出てくるのだが、女優さんによっては後ろを向いた途端に声が通らなくなり、セリフがほとんど聞き取れなくなってしまう。

パブリック・リレーションズ

パブリック・リレーションズ

JACROW

OFF OFFシアター(東京都)

2013/01/07 (月) ~ 2013/01/14 (月)公演終了

満足度★★★★★

2013年観劇初め
2011年の観劇初めもJACROWだった気がする。そして「冬に舞う蚊」の時の様に、1月の段階で今年のベスト5に入りそうな作品に出会ってしまった。TVプロデューサー役の寺十吾さんがたまらなく良い。

年末

年末

ろりえ

シアターグリーン BASE THEATER(東京都)

2012/12/28 (金) ~ 2012/12/30 (日)公演終了

満足度★★★★

劇団員公演
2012年の観劇納めとなる、ろりえの新作。7月の「㐂(よろこび)」以来。劇団員4名だけの作品は、「暖かそうな場所」以来かな。本当は夜に青☆組の「初雪の味」を観に行く予定だったのだが、急用でキャンセルをする事に・・・かなりショックだ。

とてもよく出来ていた。出演者が4人だけだったという事もあって非常にコンパクトにまとめられた作品になっていて、同時に劇団員のみで演じ切る作品なので奥山雄太さんが仕込んだろりえ的小ネタが至る所に散りばめられていた。女性4人の恋愛ストーリーを、淡い目線や接触で紡いでいく。良いですなあ。志水衿子さんへの評価がUP!

あの巨大サイズの鐘が、後半何かなるのではないか・・・と思わせておいて、最後までビターな思い出の象徴でしかなかった。うまいなあ。某作品での巨大ゴジラを思い出して、無駄にハラハラしてしまったではないか。

肉のラブレター

肉のラブレター

MCR

駅前劇場(東京都)

2012/12/19 (水) ~ 2012/12/23 (日)公演終了

満足度★★★★

生(せい)のエネルギー
12/22。劇団競泳水着を堪能した後、参宮橋のマクドナルドで読書。ここのマックにはダブルクォーターパウンダーが無いのだ!どういう事だ!!!そのまま下北沢駅前劇場へ向かい、「貧乏が顔に出る。」以来のMCR。

んー。やはりMCR、好きだな。重めのテーマをペーソス溢れる演出で書き出すところは櫻井智也さんの成せる技だ。チャップリンですよ、チャップリン。

堀靖明さんと百花亜希さんが人間の"生(せい)"の部分を全面に押し出す事で、ポシティブさ全開の作品になっていた。生きている!というエナジー全開。北島広貴さんの役は病気になる前から負の空気満載なのだが、金沢涼恵さん&堀さん&百花さんによって見事に中和されていて、落ちていくのではなく空に上がっていって死に向かっていった様な、明るい終末を迎えたのではないだろうか。強引な「ダンス」という"生"の表現も、なんだか納得させられてしまう今作。金沢さんのキャスティングが完璧だったと思う。

櫻井さん脚本のNHKドラマ「ただいま母さん」が、2/24に放映されるらしい。

すべての夜は朝へと向かう

すべての夜は朝へと向かう

劇団競泳水着

サンモールスタジオ(東京都)

2012/12/12 (水) ~ 2012/12/24 (月)公演終了

満足度★★★★

9作品目
冷たい雨だったが、思いのほか早く止んでくれた。折り畳み傘にしておいて正解だった。で、この寒い中、サンモールスタジオにて「Goodnight」以来の劇団競泳水着。この劇団の作品を観させてもらうのも、もう9作品目だ。

お見事です。上野友之さんの作品は外れませんな、もう。俺なんかでは到底感じ取る事ができない、女性目線での恋愛ストーリーを書かせたら関東演劇の当代一に近付いてきているのではないか。かつてトレンディードラマシリーズという連作を上演していたが、そこからの大人アプローチへの成長が著しい。この劇団の成長は、「そして彼女はいなくなった」辺りから二次曲線を描き始めている。

後半にさしかかって少し話が重くなり過ぎてダレ始めたかなあというタイミングで、細野今日子さん&根津茂尚さん夫婦のエピソードがスッと入ってくる。あのタイミング、あの構成は技だ。上演時間を見越したタイミングで、やり過ぎの無いコミカルさを挿入するのって実はかなりの度胸とテクニックを要するのではないかと思う。最後のザンヨウコさんのエピソードも、2012年の素敵な締め。

劇団員の中で一番演技の幅が広い大川翔子さん。今回もお見事だった。川村紗也さん、細野さんももちろん上手なのだが、この2人は若干タイプキャストになりつつある。大川さんは毎回違った温度の役を全く違和感無く演じているので、俺の中での評価がとても高いのだ。お見事、お見事。

相楽樹さん。とても演技がうまい。ものすごく若い段階で舞台に挑むアイドルを何度か見かけているが、皆驚く程演技がうまいの。相楽さんもそう。ゴールデンのドラマで目にする日も近いかもしれない。まあ事務所の力次第なのだろうけれども。

行方不明

行方不明

ブラジル

赤坂RED/THEATER(東京都)

2012/11/17 (土) ~ 2012/11/25 (日)公演終了

満足度★★★

ブラジル
赤坂RED/THEATERにて「イエスタデイ」以来のブラジル。

「軋み」の様なリアリスティックなブラジルの方が好みではあるのだが、今作や「怪物」の様な"B級ドフィクション"に振り切れている作品もなかなか良い。硬派な作品から虚構作品まで、幅の広いテイストを提供してくれるからこそこの劇団の評価は高いのだろう。「行方不明」というタイトルがとても良い。

ただ、櫻井智也さん演じる主人公の行動を動機付ける理由がかなり薄かったので、話にエンジンがかかるのがかなり遅くなってしまっていた様な気がする。リストラ、浮気と負の連鎖が起きたので、では過去を再訪問しよう・・・ではあまりにも弱い。話がどこへ向かっているのか、着地点はどこなのかが、ブラジリィー・アン・山田さんにしては珍しくぼやけていた感がある。

とはいえ、それが逆に現実と現実の間に挟まれた夢魔の様な時間を際立たせていたのかもしれない。まんまとやられてしまったか。

傷は浅いぞ

傷は浅いぞ

柿喰う客

東京タワー フットタウン1F 特設ステージ(東京都)

2012/11/09 (金) ~ 2012/11/11 (日)公演終了

満足度★★★

11/11
「無差別」以来の柿喰う客。2007年の作品の再演。東京タワーにああいう劇場的なスペースがあるんだな。初めて知った。

うん、面白かった。柿喰う客という劇団の存在を知ったのは2008年の「俺を縛れ!」の時なので、それよりも前の作品を再演で観させてもらえるというのは嬉しい限りだ。

話の設定自体は雑なのだけれど、アイドルとテレビ業界の「汚れ」部分を、針を振り切った方向で畳み掛けてくる。2007年当時の劇団のエネルギーと方向性を感じる事ができた。あとはやはり音ゲー的なテンポ。「学芸会レーベル」の時の感動を思い出した。水槽の脳的な終わり方も、5年前の中屋敷法仁さんの思考錯誤が表れていていろいろと考えさせられた。

深谷由梨香さんの汚れアイドルは完璧だなあ。真っ直ぐしか見ていないイタさ。技も策も無く、力だけでなぎ倒していくイタさを極限まで表現できるのは、やはり深谷さん。

永島敬三さん、うまくなっているなあ。まだ演出に頼っている感じもあるけれど、素で持っている感性と反応の良さが更に表に出てくる様になったら、ナイロン100℃の大倉孝二さんみたいに化けるかもしれない。期待。

否定されたくてする質問

否定されたくてする質問

箱庭円舞曲

駅前劇場(東京都)

2012/11/01 (木) ~ 2012/11/11 (日)公演終了

満足度★★★★★

2012年 No. 1 かもしれない
下北沢で素晴らしい舞台を観た後ジムへ行ったのだがどうも気分が乗らず、ジャクジーに入ってサウナを2ターン堪能して帰ってきた。

で、その舞台。「いつも誰かのせいにする」以来の箱庭円舞曲。あれ?第十八回公演って観逃したっけ・・・?

素晴らしい!!!2012年 No. 1 かもしれない。毎作品、違う分野・業界の内情を、粗の無いセリフ回しで観せてくれる。例えその業界について知らなくても、また興味が無くても、舞台に釘付けになってしまうのだ。古川貴義さんの知識量、リサーチ力には恐れ入る。

脚本・演出がソリッドである事は毎作品変わらないのだが、この劇団は何といっても役者さん達だ。劇団員の方々、客演の方々全て素晴らしかったのだが、今回は爺隠才蔵さんかな。表舞台に立つのを諦めて裏に回り、表で活躍する自分よりも才能のある人間を叱咤激励する。若干の劣等感や敗北感、羨望感を含みながらも、客観的な第三者としての編集者を好演していた。

昨今のナイロン100℃の役者さんの中で、かなり好きになりつつある白石廿日さん。相変わらずのすっとぼけ感が良かったです。もう一人の気になるナイロン女優、菊池明明さんと共に、積極的に客演をしているところが好きだ。

完全版・人間失格

完全版・人間失格

DULL-COLORED POP

青山円形劇場(東京都)

2012/11/01 (木) ~ 2012/11/07 (水)公演終了

満足度★★★

時間が経ってしまいましたが
「くろねこちゃんとベージュねこちゃん」以来のDULL-COLORED POP。硬派な演劇人、谷賢一さんはやはり気になってしまう。何だか取り壊しなってしまうという噂の青山円形劇場にて。皆さまもchange.orgで陳情してみてはいかがでしょうか。

とても分かり易い、良作だった。コロさんのバージョンを観させてもらったのだが、葉蔵という不安定なキャラクターを、女性のコロさんが演じているところに妙な説得力があった。原作は数回読ませてもらっているのだが、葉蔵というキャラクターには苛立ちと不快感しか感じる事ができず、毎回「もう二度と読むまい」と思っているのだが、それでも数回手を出してしまっている。

でも今回演劇という媒体でこの作品に触れさせて頂いて、この作品の本質がうっすら見えてきた気がする。正直、どうでもいい作品なんだろうな。太宰治が自分のどうしようもなさ、無力さ、無気力さを、何となくカッコ良く世間に見せたかった作品なのだと感じた。これも谷さんの筆の力か。

帰宅後、早速「人間失格」を引っ張り出してきて再度読読。

コロさんはこの後しばらく演劇から離れてしまう・・・のかな?

ライオンキング【東京】

ライオンキング【東京】

劇団四季

四季劇場 [春](東京都)

2000/01/01 (土) ~ 2016/05/28 (土)公演終了

満足度★★★

初の劇団四季
初の劇団四季。ライオンキングだ。

うん。噂通り面白かった。まあ良く知られているストーリーだからあまり語る事は無いのだけれど、客席側からワラワラと動物が登場するオープニングとか、動物アンサンブルの小道具とか、螺旋階段調のセットとか、やはり圧倒されてしまう。日本の商業演劇も捨てたものではない。「商業演劇」って嫌な響きか。大劇場演劇も捨てたものではない。

ただ、あの母音を強調する発生方法、気持ち悪いなあ。好き嫌い分かれるんだろうな、あれは。

貧乏が顔に出る。

貧乏が顔に出る。

MCR

サンモールスタジオ(東京都)

2012/09/20 (木) ~ 2012/09/24 (月)公演終了

満足度★★★★

MCR
「女がつらいよ」以来のMCR。過去作品の再演との事。「俺以上の無駄はない」を観逃したショックをまだ引きずっている・・・

素晴らしかった。櫻井智也さんが創る作品・出演する作品は、ハズレが無さ過ぎて恐ろしい。まだMCRという劇団の存在を知らなかった頃の作品なので、観る事ができて本当に嬉しい。櫻井さんの想像力・創作力を尊敬してまう作品。

正直、第一幕は???と感じた。なんだか強引な作品になりそうな気がする・・・と。だけどそれは大間違い。地蔵であれだけ広がるのか。ある意味ファンタジーなのだが、伏線の張り方が強引ではなく、「こいつらならあり得そう」と思わせるところに櫻井さんのペンの力あるのだと思う。本当に傷つく人をあまり生み出さないところが櫻井さんの優しさであり、観る側が劇作家としての櫻井智也さんを他と差別化できる要因になっているのだろうな。深くて、不条理で、笑いがあって、潔い。MCRバンザイ。

東谷英人さんは、ホント観る度にレベルが上がっていっている気がするなあ。堀靖明はあひるなんちゃら系の役者さんだけど、MCR系でもある事を今日知った。って、あひるなんちゃらも結構観逃しているじゃないか。

ただ、白ジャージがいないと「あれ?」と思ってしまう。

無差別

無差別

柿喰う客

東京芸術劇場 シアターイースト《公開GP》(東京都)

2012/09/14 (金) ~ 2012/09/14 (金)公演終了

満足度★★★

すごく時間が経ってしまいましたが
「絶頂マクベス」以来の柿喰う客。久々の新作本公演。

相当な試行錯誤があったのではないだろうかと思わされる作品だった。脚本+演出+役者力のトータルでいうと、やはり柿喰う客は俺の中での関東ベスト5に入るなあ。

中屋敷法仁さんは無駄が無い。そつがない。妥協が無い。で、中屋敷さんの希望・要望・要求に応える事ができる役者さんが集まっている。期待していた作品と全く違ったものが提供されても納得してしまうし、そもそも、柿喰う客に関してはそろそろ先入観無しで観に行かねばと思っている。それだけの演劇力を持った劇団になりつつあるのではないか。浅く広くではなく、深く広いジャンルのオリジナルを手がけるきっかけとなる作品となるのではないか、これは。新しい血がが入って、ますます楽しみだ。

神、樹、犬、モグラに対する畏怖、劣等感を中央の木に集中させ、観客の視線を一切ブラすことがない淡白な舞台美術。あのシンプルさと落ち着きが、これからの柿喰う客"B-Side"として定着し始めるのではないかな。

役者・中屋敷法仁、久々に拝見しました。

秘密の繭

秘密の繭

劇26.25団

OFF OFFシアター(東京都)

2012/10/24 (水) ~ 2012/11/04 (日)公演終了

満足度★★★★

久々
「正しい晩餐 山の幸バージョン」以来久々の劇26.25団。

うん。とても面白かった。時事ネタ(中国ネタ)をかなり強引に盛り込んだ箇所があって若干大味になってしまった場面もあったが、生の舞台だからこそ提示ができる「家族の焦点のズレ」を堪能させてくれる重厚な作品だった。力のある役者さんたちが演じる危うい不穏さを秘めた家族劇を、あの距離でビリビリ感じながら観られるというのは、演劇ならではの醍醐味だ。

叙述ミステリな趣を秘めて、不協和音漂う家族が過去と現在を繰り返し訪れ記憶の修正を図っていく。その脚本の構成がお見事。そうだと思い続ければ、時を経て、無かった出来事も真実になる。そういった不協和音が最後の合唱に繋がったのかなとも思うが、あの歌の部分はちょっと冗長だったか。そしてある意味クリフハンガーなラスト。この家族はまだまだ荒れる。荒んでいく様な余韻が残って終幕。良作。

長尾長幸さん演じる古賀が毎回玄関の靴を並べ直す演出に、なぜか目を魅かれた。

舞台美術の完成度がお見事。

りんご

りんご

快快

神奈川芸術劇場・大スタジオ(神奈川県)

2012/09/13 (木) ~ 2012/09/16 (日)公演終了

満足度★★★

静と動
「SHIBAHAMA」以来、ものすごく久しぶりの快快。その後に「Spicy, Sour, and Sweet」もあったか。この公演を最後に篠田千明さんと中林舞さんが脱退し、天野史朗さんと大道寺梨乃さんが活動を休止するとの事。かなり残念な話だ。そういった事も心に留めて、今作を観させてもらった。

うん、良い作品だった。静の快快と動の快快の両方を楽しめた。パフォーミング集団色が濃くなりつつあった快快だが、やはり演劇集団としてのチーム力はハンパ無い。断片的なエピソードが繫がれていく話の構成だったのでついていくのに苦労する部分もあったけれど、想定外の事が起きている時の人間の思考はああいった状態になるのだろう。理解不能な事は虚構の世界に持ち込んでこそバランスが取れる時もある。

楽しい事であれ悲しい事であれ、自分の心に居座っているものを作品として解放してあげるツールとしての演劇はやはり素晴らしい。現快快としての一つの区切りを観させてもらった。

旧作の再演時にはまたこのメンバーが集まるそうなので、これまで観逃していた作品が再演される時には是非観に行きたい。もちろん新生快快にも注目し続けるけど。

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