?の観てきた!クチコミ一覧

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春子ブックセンター

春子ブックセンター

シアターBRAVA!

東京芸術劇場 プレイハウス(東京都)

2008/06/12 (木) ~ 2008/06/15 (日)公演終了

満足度★★★★★

グダグダさも含めオモロカッタ
部分部分グダグダもしてたけど
芝居とお笑いのコラボってことで、独特のノリだったんだと思う。

福田、平田、加藤の役者連が上手く締めてたし♪

にしても友近はスンゴイわーーー!
コントでもやってるおっさんは本当に本物!
あれ見たら男性役者のやるおっさんなんて屁に思えるワ!

たけしの伝記を映像化する時は是非友近にやって欲しい!

オイは大人計画の『春子ブックセンター』を観てないけど
両方観た友達は違った面白さだったって言ってた。
それでイイんだと思う♪

一月三日、木村家の人々

一月三日、木村家の人々

青年団リンク 二騎の会

こまばアゴラ劇場(東京都)

2009/05/23 (土) ~ 2009/06/02 (火)公演終了

満足度★★★★★

二騎の会『一月三日、木村家の人々』を観た
気になっていた東京デスロックの多田淳之介氏の演出を観たく観劇。

普段、オレが見る舞台とは全く違うものだったがオモシロかった。

テレビドラマだと山田太一が似ていると思うが、
舞台はマスメディアじゃないのでテレビ以上に痛いところを見せていた。

今回の舞台くらい赤裸々な面を出してくれると、
落ち着いた舞台でも十分見れる。
稽古の様子や稽古後の役者の人間関係も見たくなった。
全員青年団の人らしいので、よく知った仲でお互いに自由度がある気がした。
※どんな芝居をしても、周りは受け止め回せる関係みたいな。

小さい舞台に合った作品でもあった。
大舞台では同じ空気を客に伝えられないと思う。

今回でこまばアゴラに入ったのは4回目だが、
毎回ステージと客席の位置関係がちがって
箱の自由度も素敵だ。

七人は僕の恋人

七人は僕の恋人

大人計画

本多劇場(東京都)

2008/11/08 (土) ~ 2008/12/07 (日)公演終了

満足度★★★★★

ウーマンリブVOL11『7人は僕の恋人』を観た
最高という言葉以外思いつかない!
今年観た舞台の中でダントツの1位!

池田成志最高!
伊勢志摩最高!
荒川良々最高!
峯村リエ最高!
猫背椿最高!
星野源最高!
クドカン最高!

前回のウーマンリブ『ウーマンリブ先生』と対極的作品で、
どちらもそれぞれのジャンルでトップクラスだろう。

クドカン恐ろしや.。.

いつも満足度をつける時それなりに悩むが、
今回は悩むというよりチープな満足度システムに腹が立つ!

5点満点で100点つけたいわ!

女教師は二度抱かれた

女教師は二度抱かれた

Bunkamura

Bunkamuraシアターコクーン(東京都)

2008/08/04 (月) ~ 2008/08/27 (水)公演終了

満足度★★★★★

スリリングの中にも安心さを持って観れた。
プロデュース公演なので、メインの役者に合わせた作品作りだった。
大竹しのぶ、市川染五郎、浅野和之の持ち味を充分引き出せていた。
大竹しのぶの狂気はやっぱ凄い!
市川染五郎は、新感線の『朧の森に棲む鬼』では全くダメだったが
今回は充分観れる芝居をしてた。

大人計画の面々も上手く脇を固めていたが、
やっぱり松尾スズキが断然ヨカッタ!

あと、猫のホテルの菅原永二もヨカッタ!


松尾御大にとってチェーホフのかもめ的な作品?とも感じた。
最近、井上ひさしの『ロマンス』やナイロンの『わが闇』といった
チェーホフへのオマージュ作品が続いているが、そういうものではない。
ある人物の人生を追っているところが、オイにはそう感じられたのだろう。

個人的には、同じコクーンでやったキレイのが好みであるし、
スリリングさに覆われ尽くした大人計画の作品のがより好みではある。

美術も面白い点があった。あえてこんなことしちゃうの!?的なね。


『朧の森に棲む鬼』のオイの感想
http://blog.livedoor.jp/GKGKGK/archives/50609681.html

それと、オイの9月の舞台もよろしく!
http://blog.livedoor.jp/GKGKGK/archives/51186463.html

洞海湾 ー九州任侠外伝ー

洞海湾 ー九州任侠外伝ー

サモ・アリナンズ

ザ・スズナリ(東京都)

2008/04/04 (金) ~ 2008/04/15 (火)公演終了

満足度★★★★★

初サモアリ!
作・演出松尾スズキに惹かれて観て来た!

物語も空気も独特でいいわ!

熊沢パンキースやドブの輝きに似た空気もあったかな?

平田敦子嬢も素敵!

でもしばらくサモアリお休みなんだって…

49日後・・・

49日後・・・

パルコ・プロデュース

PARCO劇場(東京都)

2008/04/12 (土) ~ 2008/05/06 (火)公演終了

満足度★★★★★

成志LOVEだぜ!
このメンツでつまらん訳ないっしょ!

役者全員がベストファフォーマンスって感じ!

成志の演出を見たのは「月影十番勝負SASORIX」以来だけど
全く違う演出手法で、こっちの方が好み!
それに成志の出番も多かったしね!

この本って当て書きしたんじゃないかなぁー?
そんぐらい皆はまり役だったし。
この本書いたデス電所も気になるナー!近々行くかぁー!?

ドブの輝き

ドブの輝き

大人計画

本多劇場(東京都)

2007/05/10 (木) ~ 2007/06/03 (日)公演終了

満足度★★★★★

大人フェスティバルそのままの勢い!
クドカン作品、井口昇映像作品、松尾スズキ作品の3本立て!
それぞれ1本の公演にしてもおかしくないヴォリューム!

特に、松尾作品の宮崎吐夢と近藤公園は最高!

松尾ちゃんが体調不良で降板は残念だったけど
個人的に大大大好きな池田成志が代役で良かった!
2回観に行ったが、1回目に甘かった阿部サダヲのツッコミも
2回目には完璧にマッチしてた!

これからも成志に客演して欲しいと思ってたら
ウーマンリブVol11にも出ちゃうね!

にぎやか動物横丁

にぎやか動物横丁

ゴキブリコンビナート

タイニイアリス(東京都)

2009/04/10 (金) ~ 2009/04/13 (月)公演終了

満足度★★★★★

劇団ゴキブリコンビナート第24回公演『にぎやかどうぶつ横丁』を観た
ハンパない凄さだ!
突進し続けられる役者観たことねぇ!
カオスと思いきや、物語は決められた枠にはまって正確に進んでいる。
さらに肉体体験型ですでに芝居でなくアミューズメントだ!

日本を代表するミュージカルの一つにしていいと思う。
新感線をもじって壊(パンク)ミュージカルがいいと思う。

裏原宿という言葉があるが、
マフィアや暴力団とは違う裏新宿を見せられた気にもなった。

ただ気を付けて欲しいのは、決して全ての人に薦めているのではない。
あくまで評価に値するということだ。

わが闇

わが闇

ナイロン100℃

本多劇場(東京都)

2007/12/08 (土) ~ 2007/12/30 (日)公演終了

満足度★★★★★

作品のバラエティーさにただただ感服!
秋にケラ作・演出の犯さん哉で最高のナンセンスを観せられ
その勢いで久しぶりにナイロンを観た!

ケラ自身、永井愛のことをパンフレットに書いていたが
確かにその匂いを感じる作品だった。

また、最高の映像効果を観せた作品だ!

ナイロンの女優陣が素晴らしいとよく聞いていたが
峯村リエ・希美は本当に素敵だ!

楽屋

楽屋

シス・カンパニー

シアタートラム(東京都)

2009/05/10 (日) ~ 2009/06/14 (日)公演終了

満足度★★★★

『楽屋』を観た
この作品を観るのは2回目。
前回は役者友達のもの。
初見のインパクトが強かった分、今回は落ち着いて観れた。

日本の作品なのに途中内容が前回と違っていた気がした。
渡辺えり演ずる女1の部分。

戯曲を読んだ訳じゃないから何とも言えないけど。

あと、蒼井優演じた女4が初見の時ほど変じゃなかった。
個人的にはより変でずれてる方が好きだ。

夢を達成できなかった役者の情念の話だが、
自分はとにかく役者をやることで後悔しない人生と考えているが、
死んだ後望んだ役を掴めなかったと情念が彷徨ったどうしよう…と思った。
やらなくても後悔、やっても後悔。
でも世の中のほとんどの事は、そういうものじゃないかとも感じる。

あなたの普通の人生を

あなたの普通の人生を

忍びこみ

OFF OFFシアター(東京都)

2008/10/30 (木) ~ 2008/11/03 (月)公演終了

満足度★★★★

忍びこみ第二回公演『あなたの普通の人生を』を観た
サモ・アリナンズの若手、大政知己氏作・演出作品。
以前サモアリの公演で観た『洞海湾』(松尾スズキ作・演出)っぽい匂いを感じた。
『洞海湾』ほどグロくはなかったが、登場人物の設定と関わりが奇抜でオモシロイ。
なにより目を惹いて凄かったのは、
あの狭く小さいOFFOFFシアターを完全に作り変えていたことだ。
パッと見、結構な叩きをしたんじゃないかと思う面白いセット。
恐らく上手くパーツパーツを付けただけだと思うが、
完成されていたし物語の初期設定をちゃんとなしていた。

シャープさんフラットさん

シャープさんフラットさん

ナイロン100℃

本多劇場(東京都)

2008/09/15 (月) ~ 2008/10/19 (日)公演終了

満足度★★★★

シャープさんフラットさん ホワイトチームを観た
ブラックチームの内容のが個人的には好きだ。
でもホワイトチームの内容がベースでアレンジしたのが、ブラックな気もする。

ホワイトチームは若手の劇団員が頑張っていたので、
ブラックチームの感想で劇団らしい公演を期待したオイとしては嬉しかった。
大人計画の色のある役者と違って、堅実な芝居をする役者たちだった。

松永玲子が彼女らしい役で活き活きしていたし、
なぜかとても多く来場してた年配の客にもウケていた。
なんで年齢層が高かったのか、とても不思議だ。
ただオイの目には松永玲子かアンサンブルから浮いて見えた。
それは彼女の芝居が断然良かったからなのかもしれないが、
とにかく交じり合わない空気が見えた。

サトエリを舞台で観るのは2度目だったが、
小池栄子と違ってオーラがなかった。
その分チームに溶け込んではいた。
それを狙ってオーラを消してるのだったら凄いが…

どん底

どん底

Bunkamura

Bunkamuraシアターコクーン(東京都)

2008/04/06 (日) ~ 2008/04/27 (日)公演終了

満足度★★★★

次は犯さん哉みたいなのやって欲しいナ!
昨年のナイロンのわが闇に続くKERA作品の観劇。
すごく良く出来た作品で見ごたえもあり。
その分、なんだかKERAがどんどん大御所になっていってしまってる気がした。
出来たら次のナイロンはナンセンスをやって欲しい。
おバカなこともガンガンやっちゃう大御所になってくり!

ボクは、段田がすごく良かった!
大好きな池谷のぶえの上行っちゃってたナァ(^^;)

満足度は、ボクの一番の好みと違うという理由だけで
限りなく5に近い4です。

世界の博覧会

世界の博覧会

サモ・アリナンズ

駅前劇場(東京都)

2008/09/17 (水) ~ 2008/09/23 (火)公演終了

満足度★★★★

このメンツ、テッパンでしょ
サモ・アリの小松、オクイに浅野和之、荒川良々が加わった最強キャストで何をやってもつまらないはずなかった。
ちゃんと芝居の出来る役者がグダグダだったりメロメロだったり意外な一面を見せるから、面白いし笑える。
オイがコレをやったら本当にグダグダでメロメロな役者と思われてしまう。
いつの日かワンダフルズみたいな芝居もやってみたいけど、今はまだ必死に芝居せなアカン!
必死にやってる中でのボロになら、お客さんも温かいしネ♪

サモ・アリで言ったら、今のオイは『世界の博覧会』じゃなく『洞海湾』を目標にせな!

床下のほら吹き男

床下のほら吹き男

MONO

吉祥寺シアター(東京都)

2009/02/06 (金) ~ 2009/02/15 (日)公演終了

満足度★★★★

『床下のほら吹き男』を観た
オープニングの淡々とした始まりに舞台に惹き込まれるのに時間がかかった。
通常派手さや激しさやスピードのあるたたみ掛けでお客を引きずり込むものなので珍しかった。
オレはスピードのあるたたみ掛けが好きだ。

プロなだけあって、背の高い吉祥寺シアターの空間を上手く埋めていた。
ただ、最近は舞台を二階構造にすることがパルコ劇場も含めテッパンになってきていて
何か別の攻略法も観てみたいものだ。

作品は、人物のバックグラウンドをほとんど出さなくても成立するキャラにしてあり、
大展開はないがリアリティーはあり、
肩肘張らずに観れる程よさで作られていた。
キャラを薄めてリアリティーさを増したヴォードヴィルショーって感じだろうか。

そのため、しっかり固定ファンを掴んでいた。

ただ、物語の最後にオレの大嫌いなものが付いていた。
何で付けてしまう?これを蛇足と呼ばずして何が蛇足だ!

お客さんは流れを感じられないバカか?
お客さんは観せてくれないと分かってくれないバカか?

舞台人は究極のサービス業と思っている。
だからお客の満足度は重要だ。
でも自分が楽しいと思うもの作りたいものに着いて来て欲しい。
だからオレは前向きにお客を選び、お客に選ばれたい。

色々書いたが本作は秀作には違いない。

P.S.
個人的には、同じ土田英生作品なら『橋を渡ったら泣け』(生瀬勝久演出)の方が好きだ。
あのエンディングは切なく且つシュールだ!

遺骨のトットさん、ドブに落ちる

遺骨のトットさん、ドブに落ちる

毛皮族

駅前劇場(東京都)

2008/02/14 (木) ~ 2008/02/17 (日)公演終了

満足度★★★★

らしさを取り戻したかな
ホームに戻ってきた感じがした駅前劇場での公演だった!

時事ネタやマイブームが作品の着眼点になってきたが
最近の公演ではマニアックな話題を引用することが多く
客全体がついて行ってない感じがしてた。

だが本作は誰にでも分かる簡単な引用で
何より全ての知り尽くした駅前劇場でのびのびと遊んでた!

R2C2〜サイボーグなのでバンド辞めます!〜【6月14日千秋楽】

R2C2〜サイボーグなのでバンド辞めます!〜【6月14日千秋楽】

パルコ・プロデュース

PARCO劇場(東京都)

2009/04/27 (月) ~ 2009/05/31 (日)公演終了

満足度★★★★

『R2C2』を観た
くんく、好きなことやり倒して楽しそうだな~。

近藤公園器用だなー、芝居上手いだけじゃなく出来ることがドンドン増えてる。

ロック大好きだし、WhoのTommyも好きだからもちろんおもろかった。

B-Tもね。

ただ起承転結じゃないけど、物語の展開のタイミングが悪かったと思う。

あの展開をもっと前に起こしていたら、とか思う部分があった。

多分、前回の自分自身の舞台にも中だるみという同じ点があったからだろう。
※作演はもちろん気づいてたが、時間的に修正できなかった。

あの位の出演者になると、くんくも任せちゃってるのかな?

あと客のレベルが低かった~。

前にも言ったけど皆川猿時が出てきただけで、笑うなよ!話すなよ!

もちろん皆川猿時はおもろいよ!でも何かやって見せてくれたのを笑えよ!バカ!

その点で言うと、くんくが客に対して間口を広げた気がして残念な気がした。

テレビドラマでファンになった多くの若い女性客がドン引きしてた『ウーマンリブ先生』か
くだらなおもしろさ満載の『七人は僕の恋人』みたいに何かとはげしいモノが良かった。

パルコだから?

パルコの芝居好きだったし外れないけど、
放送禁止コードみたいな演劇的刺激禁止コードがある気がしてきてる。

ネタバレBOX

くんくギターどんどん上手くなってるな~。

しかも座って練習しにくいフライングV。

見た目イエモンのベースみたいだった。
蜉蝣峠

蜉蝣峠

劇団☆新感線

赤坂ACTシアター(東京都)

2009/03/11 (水) ~ 2009/04/12 (日)公演終了

満足度★★★★

劇団☆新感線『蜉蝣峠』を観た
ぶっちゃけ新感線には飽きてきていたし、
一般ウケの芝居は微妙と思ってるし、
何より自分の舞台があったので今回パスるつもりだった。

唯一オレの気を引いたのはクドカン作だということ。

劇評だと賛否半々でさらに迷ったが、
芝居に関してだけは観ないで後悔したくないので、
結局行くことに。

初赤坂ACTシアター。

芝居にはちょっと大き過ぎるんだよなー!
芝居を見尽くしてる人が設計してるとは思えない!

思いのほか簡単に当日券をゲットできた。

一幕。

オモシロがところどころに散りばめられているが、
コーナー的になっていて芝居全体のテンポがない。
それに加え、劇評や小屋の大きさも気になって
オレ自身芝居にのめり込んでいけない。

正直、失敗したと思った。

一幕終わり~二幕。

物語がくっきりし、しかも面白かった。
クドカンの持つダークさを新感線風に表現した印象。
ぶっちゃけ殺陣のある芝居は嫌いで、
特に新感線のダンス的な殺陣は興醒めしていたが、
今回は普通の殺陣で尚且つ堤真一と古田新太の剣先の奇跡や大きな振りが綺麗だった。
もう少し殺陣の尺が短くても良かったかな。
あと見栄切りも多くてテンポを落としていたけど、
そこを売りにして「いのうえ歌舞伎」と名打ってるんだから仕方ないか。
エンディングもオレなら少し違う演出が好きだが、正直かなり感動したのも事実。

観終えて。

創作時代演劇をお金を取って見せられるのは新感線だけ!と再認識した。
伝統芸能的な存在が嫌いなオレで、その点では新感線も嫌いになってしまうが、
完成度・オリジナリティー・キャスティング・照明音響効果で
お客に感動を与えている以上素晴らしいという他ない。

そして最近の古田新太は淡々としててイイ!
存在感が強い為、たっぷり演じると芝居のテンポが狂ってしまうのが欠点だった。
充分ベテランの域に達しているのに、最善を求めて変化していることに敬意を払いたい。

稽古で行かなかったが、リチャード三世を見逃したのが悔やまれる。
恐らくたっぷり芝居の古田新太だったと思うが、
芝居全般でたっぷりでなければ、作品に合うある程度のたっぷり芝居は許される。

オレの知る現役バリバリの舞台役者の中で、
古田新太はダントツの悪役俳優だ。
その古田新太のリチャード三世。

観ないで後悔することもある。

シャープさんフラットさん

シャープさんフラットさん

ナイロン100℃

本多劇場(東京都)

2008/09/15 (月) ~ 2008/10/19 (日)公演終了

満足度★★★★

シャープさんフラットさん ブラックチームを観た
最初に満足度は4つ星にしているが、
クオリティーは余裕で5つ星である。
ただオイの趣向であったり、わが闇のインパクトと比べて
あえてワンランク落とした。
来週ホワイトチームも観に行くが、ケラ作品への期待は変わらない。


ケラの考える面白さと実際にウケる面白さのジレンマから出来た
芝居に感じた。

ところどころのナンセンスを含みつつも
落ち着きのある旧来の芝居っぽい作品だ。

その分、笑いや激しさや展開を求めるオイには長くも感じられた。


観劇後、ケラの作品について考えた。

ケラはどんどん(少なくとも外見は)普通の人が演じる芝居に
進んでいて、
リアリズムの追求をしているようでもあり、
短編集で一緒に作品提供をした別役実っぽくもなっている。

オイはお客さんにエンターテイメントを届けたい。
だからキャラクターの立った役者がキャラを活かした演技が好きだ。
皆川猿時しかり荒川良々しかり。
実世界のリアルでなく、演劇的アリが好きでやりたい。

だから大人計画が一番好きになる。


ところでKERA MAPのチラシが入っていた。
プロデュース公演なので芸能人やら舞台役者やらである。
だったら今回のナイロン本公演は芸能人は要らなかったんじゃ!?と思う。
マギーと住田だけ出れば充分でしょ。
別に小池栄子も佐藤江梨子も嫌いじゃないけど、
せっかくの劇団の公演なんだから…とオイは思う。

『光る女』

『光る女』

Hula-Hooper

OFF OFFシアター(東京都)

2008/10/16 (木) ~ 2008/10/20 (月)公演終了

満足度★★★

Hula-Hooper『光る女』を観た
ぶっちゃけ元大人計画の宮沢紗恵子見たさ!で行った。
脱力系の舞台だった。
一年前のオレだったら、「流行の芝居だな、ふむふむ」と思ったろう。
でも今のオレには、芝居の全ての要素が足りなく感じた。
何かもっと出来る部分を、脱力系だから?こういうセンスだから?サブカル的なものだから?と
いった理由で挑戦すらしてない風に見えた。

宮沢紗恵子は、大人計画よりもこういう芝居をやりたかったのだろうか?
プレッシャーから解放されたのだろうか、前以上にキレイにはなっていたけど。

観劇後、新宿へ。
紀伊国屋6階の演劇コーナーに向かうと、
手前に唐十郎を特集した小さなコーナーがあった。
数冊手に取り中の写真を見ただけだが、内容をどうたら言う前に熱さを感じるものだった。
過去に一度唐組を観たが、一つの伝統芸能として観てしまった。
先入観なしでもう一度観に行こうと思う。

オレの大好きな大人計画も訳が分からない作品から始まっている。
精錬されたり客や世間の思考が変わった結果、今の姿になってはいるが。

もっと変なものや特異なものに触れないといけないと思った。
そうすることで今やりたい芝居をもっとよく出来るはずだ。

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