満足度★★★★★
スリリングの中にも安心さを持って観れた。
プロデュース公演なので、メインの役者に合わせた作品作りだった。
大竹しのぶ、市川染五郎、浅野和之の持ち味を充分引き出せていた。
大竹しのぶの狂気はやっぱ凄い!
市川染五郎は、新感線の『朧の森に棲む鬼』では全くダメだったが
今回は充分観れる芝居をしてた。
大人計画の面々も上手く脇を固めていたが、
やっぱり松尾スズキが断然ヨカッタ!
あと、猫のホテルの菅原永二もヨカッタ!
松尾御大にとってチェーホフのかもめ的な作品?とも感じた。
最近、井上ひさしの『ロマンス』やナイロンの『わが闇』といった
チェーホフへのオマージュ作品が続いているが、そういうものではない。
ある人物の人生を追っているところが、オイにはそう感じられたのだろう。
個人的には、同じコクーンでやったキレイのが好みであるし、
スリリングさに覆われ尽くした大人計画の作品のがより好みではある。
美術も面白い点があった。あえてこんなことしちゃうの!?的なね。
『朧の森に棲む鬼』のオイの感想
http://blog.livedoor.jp/GKGKGK/archives/50609681.html
それと、オイの9月の舞台もよろしく!
http://blog.livedoor.jp/GKGKGK/archives/51186463.html