jokermanの観てきた!クチコミ一覧

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証

証

劇団民藝

紀伊國屋サザンシアター TAKASHIMAYA(東京都)

2026/09/27 (日) ~ 2026/10/06 (火)上演中

実演鑑賞

満足度★★★★

鑑賞日2026/09/30 (水) 18:30

中津留章仁と民藝のタッグで上演される過疎地の物語。長く続いた劇団の底力を観た気もする。47分(16分休み)81分。
 山がちの過疎の村で、祭で奉納する棒術の指導をしていた老人が亡くなる。親族や近所の人々が集まる中で交わされる、それぞれが正しい意見の対立が厳しく、いかにも、な展開だが、いろいろと考えさせられることが多い中津留らしい脚本。いろいろな世代をカバーする役者陣を抱えているのが老舗劇団らしい見事さで、そろぞれが力量ある演技。暗転時などに流れる音楽も巧い。難しい選択をしなくちゃいけない区長を演じた横島亘と、「都会から来た無邪気な悪意」を演じた新澤泉が印象に残った。

遺体はまだ発見されておらず、

遺体はまだ発見されておらず、

怪奇月蝕キヲテラエ

新宿眼科画廊(東京都)

2026/09/19 (土) ~ 2026/09/22 (火)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

鑑賞日2026/09/22 (火) 13:00

緻密な会話劇で定評のある劇団の新作は、ミステリー仕立ての短編3話。面白い。前説3分、38分、31分、15分。
 1話『檻秘め』は、行方不明だった母の失踪宣告をするかで悩む22歳が知った真相は…、の物語。2話『地糊』は、藝大で名画や文化財などのレプリカを作るセクションが知った、「落ちていた小判」の真相。3話『黒白』は、1話で登場したNPO職員が悩む物語。タイトルに反して死体の話は出て来ないが、巧妙で不思議な感触の3話だった。2話に登場の藤真廉の目力に圧倒される。

いつかアイツに会いに行く

いつかアイツに会いに行く

ニッポン放送

博品館劇場(東京都)

2026/09/11 (金) ~ 2026/09/22 (火)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

鑑賞日2026/09/17 (木) 14:00

思ったいたよりもずっと「おバカな」(誉めています)ロードムービー音楽劇。
106分。
 予備知識皆無で行ってみた。主人公は初めて観た方だが、相手役の梶原善初め、小劇場演劇で見慣れた役者も多く楽しんで観た。偶然出会った「ヒーローになりたい若者」(䋝田圭亮)と「くたびれたおじさん」(梶原)がNASAを目指す、という荒唐無稽な設定から、次々にご都合主義的展開で物語は進行する。そういう話ね、と理解すれば、充分楽しめる。いろいろな役を演じる福永マリカの変身も楽しい。

歌を歌わないように食べる昨日

歌を歌わないように食べる昨日

クロムモリシタン

インディペンデントシアターOji(東京都)

2026/09/09 (水) ~ 2026/09/20 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

鑑賞日2026/09/13 (日) 14:00

事実上のクロムモリブデンの復活だが、あぁこんな芝居だったよな、の印象。(前説で2分押し)93分。
 活動休止中のクロムモリブデンが、森下亮プロデュースによりクロムモリシタンとして復活。訳が分からないけど面白い、の典型だが、繰り返しとマルチ展開の総合が見事。久保貫太郎と森下亮という絵面だけで楽しいのだが、渡邊とかげのムーヴィングのキレがすごくて感動。劇団員でない2人が違和感なく芝居に加わっていたのも楽しい。とにかく楽しい。

喜劇「ワタクシたちの道徳」

喜劇「ワタクシたちの道徳」

秋田雨雀・土方与志記念 青年劇場

紀伊國屋サザンシアター TAKASHIMAYA(東京都)

2026/09/11 (金) ~ 2026/09/21 (月)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

鑑賞日2026/09/11 (金) 19:00

青年劇場らしい風刺の利いた作品だが、ちょっと生々しいか。(3分押し)65分(15分休み)55分。
 塾経営から議員になり、衆議院議員4期目で文部科学大臣にまでなった徳丸秀一(島本真治)だが、首相の肝煎り「道徳の教科化」に手を染めると、怪しい人々が続々現われ…、の物語。誰がモデルか分かりやすい分、生々しい展開なのがちょっとシンドイ部分もあるが、概ね楽しく観ていられる。冒頭の徳丸の演説が支離滅裂だと思ったら、やっぱりダメ議員だったというのは当たり前か。場面転換が全て暗転なのは工夫してほしい。徳丸の娘・真奈美を演じた前田和保が鮮烈だと思ったら初舞台だとか…(*_*!)。

商人

商人

シヅマ

上野ストアハウス(東京都)

2026/09/09 (水) ~ 2026/09/13 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

鑑賞日2026/09/09 (水) 19:00

予備知識皆無で観に行ったが、達者な役者陣が刺激的な戯曲を上演した。69分(11分休み)77分。
 百花亜希が出るというので、何も調べずチケットを取ったら、中田顕史郎は出るし、佐藤拓之は出るし、なんと松浦佐知子も出るというので、まず驚いた。シェイクスピアの『ベニスの商人』の一種の別解釈としてアーノルド・ウェスカーが書いた戯曲だが、シャイロックとアントウニオウが親友だったとして、「肉1ポンド」の契約が冗談だった、という設定からの物語。U字形の八百屋舞台という役者にとっては厳しいセットで、1幕からシャイロック(中田)が派手にぶちかまし、2幕ではポーシャ(百花)がポップに演じる、等、衣装も含めて現代的に演出されている。物語のテーマは分かりやすいようにも思うが、感情移入し易い登場人物が少ないのがもったいないか。80年代から観てる松浦が元気でしっかりした演技をしているのが…(遠い目)。

楽屋ー流れ去るものはやがてなつかしきー【avenir'e】

楽屋ー流れ去るものはやがてなつかしきー【avenir'e】

avenir'e

新宿眼科画廊(東京都)

2026/09/05 (土) ~ 2026/09/15 (火)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

鑑賞日2026/09/07 (月) 19:00

teamBを観劇。超有名な戯曲だが、観る度、ユニット毎に新鮮な感触があるのはスゴイ。(前説5分)68分。
 数多ある上演の中で、みそじんの大石ともこ出演というので観に行ったのだが、豊田可奈子も出ていて、他の2人は初見だと思う。新宿眼科画廊のシンプルな舞台で展開される物語はいつもの通り。多くの演出が4人の特徴を出すようにしていたと思うのだが、本作は同質性に落ち着く演出になっていたようで、面白いと思った。モノトーンの衣装も興味深い。

みちとさせのこわいはなし

みちとさせのこわいはなし

みちとさせ

雑遊(東京都)

2026/09/04 (金) ~ 2026/09/06 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★

鑑賞日2026/09/05 (土) 13:00

ユニットとしては初見。不思議な(一応)ホラーだが、ちょっと勿体ない感じ。93分。
 日本のラジオの屋代秀樹が作・演出した。初見のユニットで良く知ってる役者は出ていないのだが、演技はしっかりしているし、とにかく丁寧に作劇してるのは分かる。ただし、プロジェクタで日付を移す形で時間の前後を表すのだけど、見損ねることがあって良く分からないまま進むことがあるのが勿体ない感じ。

卓

卓

風雷紡

小劇場B1(東京都)

2026/08/12 (水) ~ 2026/08/16 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

鑑賞日2026/08/13 (木) 19:00

諏訪の旧家が舞台の重厚なミステリー仕立てで、「家」の持つ不条理を炙り出す。124分。
 2010年初演の『墨を塗りつつ』を改作しての上演だが、初演は観てない。蚕農家から製糸業へと進出して財を成した藤盛家では、終戦の日に当主の泰彦が毒殺され…、の物語。その後、連続殺人となり、ミステリー仕立てながら、戦争の不条理や「家」の不条理などをベースとしつつ、時代が変わろうとする時期のあれこれが展開される。重厚な舞台で笑うシーンはほとんどないが、緊張感を持って観ていられるのが心地好い。役者陣も丁寧かつ迫真の演技で、安心して観ていられる感じが良い。推しの吉水雪乃はいつもながらの「豹変」的演技で魅せるが、時折、ストーリーを離れた台詞を語る本間理紗に印象が残る。舞台美術は単純だが美しく、ライティングの妙が光る。セリフフェチの私にとっては、気になるセリフがちょっと…。

隔たる

隔たる

JACROW

THEATRE E9 KYOTO(京都府)

2026/08/21 (金) ~ 2026/08/23 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

鑑賞日2026/08/07 (金) 19:30

社会派の雄の新作は、実話ベースながら重くストレート。129分。
 1968年に連続射殺事件を起こした永山則夫(劇中では近山由夫・小平伸一郎)を自分と重ねて獄中結婚した妻・新垣和美(劇中では古垣洋美・宮越麻里杏)が辿った経緯を、妻の立場から描く。なぜ結婚を、の、誰でも思う疑問から初めて、丁寧に永山の死までを紡ぎ、特に、被害者遺族との軋轢や報道関係者の悪意がストレートに描かれる。いつものような笑いを誘う展開ではなくて、淡々と描かれる芝居に息を呑む。

この夏、屋根裏から異世界へ(※行けません)

この夏、屋根裏から異世界へ(※行けません)

猿博打

OFF・OFFシアター(東京都)

2026/08/05 (水) ~ 2026/08/09 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

鑑賞日2026/08/06 (木) 19:30

お気に入り劇団の新作。ヲタク心をくすぐり、見たことがない芝居が展開される。観るべし。(前説3分含み)102分。
 やみ・あがりシアターの笠浦静花の書き下ろしを、劇団員の村上弦が演出し、劇団員の3人で展開される芝居は、笑えて切ない。祖父母の家の屋根裏にやってきたアオイ(村上)は、突如現われた騎士レイド(河村凌)と出会い、大好きなライトノベルの世界に行けるのでは、と期待するが…、という物語。もう一人の異世界から来た???(板場充樹)と「三すくみ」になるという発想が強烈で、大笑い・苦笑の連続だった。笠浦の「頭オカシイ(誉めています)」は本作でも存分に発揮され、元々が見事なコンビの3人なので見事に演じ、見事な作品になっていた。

「TOKYO SLUM」

「TOKYO SLUM」

TRASHMASTERS

上野ストアハウス(東京都)

2026/07/30 (木) ~ 2026/08/09 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

鑑賞日2026/08/01 (土) 14:00

お気に入りの劇団の新作は、深刻な現状から始まって一種のファンタジーで終わる。とても面白い。観るべし。(4分押し)79分(11分休み)85分(2分置いて、アフタートーク23分)。
 都庁前での食糧無料配付に並ぶ様々な人々が起こす軋轢から、派遣会社内部のあれこれから、誰も悪くないのにシンドイ思いをする人々、それを解決しようとする人々が入り交じって、最後は一種のファンタジーで終わる。前半は気持ちが苦しくなるような場面も少なくないが、後半はちょっと巧く行きすぎている感じもあって、『チョークで描いた夢』と同様のファンタジーとも感じる。冒頭のシーンから、ホームレス3人組を演じるベテラン勢(亀井幸代・松田史朗・山本亘)が存在感を見せ、後半もそれをしっかりキープするあたりは凄い。他の役者陣も役割をしっかり演じて、どちらかというと悪役でもある三田村を演じる神野崇や、その元先輩の名波を演じる佐藤礼菜、そして台詞は多くはないが、一人だけ浮いた出で立ちの愛美理を演じた白瀬りかも注目。軸になる秋野宇宙(あきのそら)を演じた倉貫匡弘も成長著しい。押しの小崎美希子は珍しく恋愛モードがあり、一段グレードアップした印象がある。ベテラン劇団員の長谷川景は出演作毎にビジュアルがかなり変わっているのが面白い。

新撰組 IN 1944

新撰組 IN 1944

PSYCHOSIS

ザムザ阿佐谷(東京都)

2026/07/24 (金) ~ 2026/07/29 (水)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

鑑賞日2026/07/24 (金) 19:00

スタイリッシュなアングラ。凄~く面白い。(客入れと前説で3分押し)109分。
 月蝕歌劇団・高取英の作品を、現代的にアレンジして上演する劇団の最新作だが、月蝕での上演は観てない。冒頭、新撰組の池田屋襲撃を現代的にアレンジして展開するが、暗転して1930年代のドイツに移り、少年合唱団の会話に・・・。その後は、2つの時代と1944年を飛び回り、歴史を変えようとする人々のあれこれ。いつも以上に分かりやすく、途中で「演劇界一のめちゃくちゃな作家の作品」みたいなセリフもあって、奇想天外な展開だが、とてもとても楽しめた。たまたまなんだろうが、「玉を取る」というセリフがあって皇室典範改訂のタイミングにピッタリな物語だとも思った。押しの大島朋恵は一人だけ「笑い」担当だったけど、大事な場面で大事な役をやるのも彼女ならではだな…、と満足。

パール食堂のマリア

パール食堂のマリア

青☆組

吉祥寺シアター(東京都)

2026/07/17 (金) ~ 2026/07/20 (月)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

鑑賞日2026/07/18 (土) 18:30

再々演で静かに沁み入るいい話。心が洗われる。(前説等で3分押し)123分。
 劇団化した2011年に初演、その後2016年に再演した作品を再々演。初演も再演も観ている。作・演出の吉田小夏の出身地である横浜で、伝説の街娼をモデルに、昭和30年代、歓楽街の外れにあるパール食堂とその周辺の人々の群像劇。それぞれが心に寂しい所を抱えた人々が、互いにかばい、ある時は傷つけ合いながらの物語は、切なく温かい。初演と同じ役で、ストリッパーの役を演じる小瀧万梨子のすがすがしさが気持ちよい。この所注目してる蓑輪みきの演じ方が素敵。

煙の汽水域

煙の汽水域

ムシラセ

小劇場B1(東京都)

2026/07/11 (土) ~ 2026/07/19 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

鑑賞日2026/07/13 (月) 19:00

名前は知っていたが初見のユニット。丁寧で繊細な会話劇。(2分押し)81分。
 誠吾(阿岐之将一)の誕生日。20歳・35歳・50歳の3つの誕生日を描き、それぞれ「別れ」があるのだが、巧みに繋がれた物語が面白い。誠吾と友人の宍道(池岡亮介)はそのままだが、それぞれの場面に出てくる女性・母:秋・恋人:圭・愛人:時を異儀田夏葉が一人で演じる。巧妙で繊細な展開は面白いとは思うのだけれど、セリフフェチの私にはフィットしない言葉の選択もあったりした。タイトルは活きていない気がした。
 終演後、3分置いてアフタートーク20分弱。聞かない方が良かったかなとも思う。

プライマ・フェイシィ

プライマ・フェイシィ

シス・カンパニー

ザ・スズナリ(東京都)

2026/07/01 (水) ~ 2026/07/26 (日)公演終了

実演鑑賞

鑑賞日2026/07/11 (土) 17:00

2度目の観劇。110分。三浦本人が慣れてきたようで、前半は笑いを誘う演技をする余裕ができていたが、その分、後半の絶望が深く響く。エンディング、前方に出てくる演出は、我々にも問い掛けているという意味なんだろうなぁ。
カーテンコール3回の価値があることは認めるが、あのタイトな作品を演じた後に3回も呼び出すのは、三浦に可哀相ではないかという気がした。

野火

野火

世田谷シルク

サンモールスタジオ(東京都)

2026/07/08 (水) ~ 2026/07/12 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

鑑賞日2026/07/08 (水) 19:30

タイトでシビアで緊張感ある舞台。観るべし!87分。
 大岡昇平の小説を舞台化した作品で2024年に初演で何回か上演しているが、初見。フィリピン・レイテ島で肺病のため、部隊から追い出された兵士・田村がさ迷いながら生き延び後に回想した、というスタイルで描かれる。登場人物が3人いるが、一人芝居にすることで逆に緊張感ある舞台になっている。演じる永井秀樹が精神を痛めないかと心配するほどのリアルさ。戦争が如何に人を狂わせるかをも描いているように思う。
 元来は「絵画的」な作品が多いユニットだが、本作はある種のリアルさを追求して珍しい。近年、東京近辺での上演が少ない同ユニットだが、元気なのが嬉しい。

プライマ・フェイシィ

プライマ・フェイシィ

シス・カンパニー

ザ・スズナリ(東京都)

2026/07/01 (水) ~ 2026/07/26 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

鑑賞日2026/07/04 (土) 17:00

三浦透子渾身の一人芝居はシビアでタイトで緊張感ある舞台。凄い。110分。
 2019年にイギリスで書かれた作品が日本に初上陸、舞台・映像で活躍する三浦透子が初めて一人芝居に挑戦した。女性弁護士が被害者になり、立場が変わったことで…、の物語。個人の物語であると同時に、男性優位的な制度への問いかけという気がした。一人芝居なので、全てを一人で背負うので、シビアでタイトなセリフに心を削られるんじゃないかと心配するほどの熱演だった。トリプルコールも当然か。

シャープさんフラットさん

シャープさんフラットさん

キューブ

紀伊國屋サザンシアター TAKASHIMAYA(東京都)

2026/06/19 (金) ~ 2026/07/05 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

鑑賞日2026/07/03 (金) 18:30

笑いとは何か、も考えさせられて、切ない舞台。いい。(2分押し)62分(14分休み)82分。
 ナイロン2008年の作品で、元々はホワイト/ブラックのダブルキャストで上演された作品を、マギー演出で上演する。物語は両方を混在しているような…。シュールな笑いの作品を書く劇作家・演出家のペンネーム辻/本名・田中(柄本時生)がある事情で隠れるように住む長野のサナトリウムを舞台に、さまざまな事情の入居者と関係者・職員の群像劇。徐々に、何故、が分かってくるプロセスと、シュールな笑いの数々が、最終的には切ない物語となってエンディングに向かう。初見の高梨臨はじめ役者陣も好演しているが、何と言っても松永玲子の存在感が凄い。

 杏仁豆腐のココロ

杏仁豆腐のココロ

演劇ユニット「みそじん」

阿佐ヶ谷アルシェ(東京都)

2026/06/30 (火) ~ 2026/07/05 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

鑑賞日2026/07/01 (水) 19:30

橙チームを観劇。思っていたのとちょっと違って、シリアスでハードなセリフが飛び交う。面白い。(2分押し)82分。
 鄭義信が2000年に書いた戯曲で、いろいろなところで何回も上演された作品だが、個人的には初見。クリスマスイブの茶の間、離婚しようとしている夫婦の2人芝居。ちょっとホッコリする芝居が多いユニットだが、本作はシビアなセリフも多いし、何故別れるのかが徐々に分かる展開が一種の謎解きの要素もある。優れた戯曲だが、演出も2人の役者も舞台美術も優れた、良い芝居だった。
 構成員が三十路ということで「みそじん」と名付けたユニットも、40代の大石ともこ一人になったが、芝居作りは変わらず面白い。

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