実演鑑賞
鑑賞日2024/12/07 (土) 18:00
創設間もないユニットで、もちろん初見。ハイバイ2016年の作品を、達者な役者陣を集めて上演して、心が削られる場面が多く、覚悟を持って観るべき。107分。
ハイバイの岩井秀人が、医師だった父との記憶を辿りつつ、母と父の関わりを舞台化。暴力的だった父が肺癌で死にそう、という連絡を母から受けるシーンで始まり、憎んでいた父の死を巡るあれこれに、回想を加えた展開。観ていてシンドクなる場面も多く、ストーリーもそうだが、役者陣が巧すぎてリアルに見えるし、かなり心を削られる。事前通告してほしかったなぁと思う(鵺的なら必ずやるレベル)。夫婦の不思議を巧みに描いているとは思うし、父(山森)と母(菊地)は前から観てるが、さすがに巧い。モニターを使った演出はどうかなと思った。
席がL字型で、右ブロックと左ブロックで見え方が違うのだが、入場時にもそういった説明はなかったし、これも事前に通告をしてほしいところ。