緑地-ryokuchiの観てきた!クチコミ一覧

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女の一生

女の一生

松竹

新橋演舞場(東京都)

2022/10/18 (火) ~ 2022/10/23 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

森田涼花さん出演。
新橋演舞場という大きなところ、座敷席は14,000円するそうですが、3階B席はなんとたったの3,000円。パンフレットはとても立派なB5のもので、1,300円。コロナ禍になって舞台の価格がかなり上昇している中、破格すぎてびっくりです。
というわけで3,000円の席から観劇しました。もちろん遠いので表情まではよく見えませんが、演目が素晴らしくて、大満足でした。
30歳になられた森田さんですが、やっぱりというか、演じる役はずっと若く、おそらく10代でしょう。もちろん何の違和感もなく。さすがです。
※後日、とある配信で19歳の役と発言されてました。

ネタバレBOX

5幕で構成されていて、パンフレットでご本人の言葉として書いてあるとおり、森田さんは第4幕に出演です。あらかじめ知っていたので、前半は集中できないかもと思って臨んだのですが。どっこい、目を離すことはできませんでした。
段田安則さんや高橋克実さんが学生服、段田さんの言葉で「笑ってください」とのことですが、3階B席からはまったく気にならないのがむしろ良かったです。遠すぎてお顔のお年がぜんぜんわからないので。
森田さんは第4幕だけの登場なので登場時間という意味では物足りなかったですが、広い劇場にひびく若々しく大きな声はさすがで、大きな存在感を示していました。今後も女優としての活動を願わずにはいられません。
異母姉妹

異母姉妹

ベニバラ兎団

小劇場B1(東京都)

2022/09/14 (水) ~ 2022/09/18 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★

玉川来夢さん出演。
女優活動をいったんお休みすると宣言されてましたが、今回で再開だとすればとても嬉しいことです。これまでとは違う役どころ、見る側としては楽しいです。
小劇場B1は舞台横にも客席があります。自由席なので選べます。今回あえて横に座りました。基本的には前の人に対して演技されているので前の方が分かりやすいと思いますが、横は横で新鮮でした。
水野伽奈子さんはどこかで・・と思いながら見てました。今年2月の舞台「軋み」で見事な主演でしたね。今回も熱演でした。
Kいち さんは先日の「残念天使と駄目役者」でも玉川ちゃんと共演されてましたね。こんなに面白い方だとは。自由に演技されているように見えるところが良かったです。

ネタバレBOX

三女27才役の玉川ちゃんと五女18才役の小林ひな実さんですが、実は同い年なんですね。ちょっと驚きでした。

私の席からは舞台上の「窓」の外がよく見えませんでしたが、原案・プロデューサーのIZAMさんのツイートからすると、そこに見える伏線のようなものがあったようですね。
見えないこともある。それもまた舞台かな。
ザ・ファイナル・セカンド

ザ・ファイナル・セカンド

インヘリット東京

萬劇場(東京都)

2022/09/01 (木) ~ 2022/09/04 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

倉田瑠夏さん出演。
Bチームを観劇。主役が3人いて、その3人だけがダブルキャストという。あんまりない構成ですね。
1989年はついこの間かと思いきや。戦後44年。そうですよね、当時は戦争を経験された方はたくさんいました。今とは全然違うのですね。光陰矢のごとしというか。。。

ネタバレBOX

舞台の現代は1989年。戦争で特攻した3人が、現代に。それは病室で生死を彷徨っている原口氏の夢なのでしょうか。
原口氏は目覚めましたが、3人とは会うことはありませんでした。現実ならどれほど良かったか。やはり夢なのでしょうね。

倉田さんは戦時中の邦子役。特攻したうちのひとりの恋人で、のちに原口氏の妻になります。44年の歳月が如何に重いものなのか、現代の邦子役の風間舞子さんが教えてくれました。

江間綾香役の樫村みなみさんは、偶然ですが、たくさんの舞台で拝見しています。倉田瑠夏のほかにもフォンチー、麻衣愛、玉川来夢、高橋胡桃など共演されてますので、機会が多くありました。特徴のある役が多くて楽しい方、という印象です。個人的には「リライト」の役がお気に入りです。
今回もさすが、樫村さんならではの演技だったと思います。
舞姫 〜ディーヴァ〜

舞姫 〜ディーヴァ〜

株式会社フリーハンド

六行会ホール(東京都)

2022/07/06 (水) ~ 2022/07/10 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

倉田瑠夏さん出演。
土曜日マチネのAチームを観劇。演者さんがとても多く40人。圧巻でした。
あとから知ったのですが、原作のコミックがあるんですね。5巻で完結。小学館のサイトで少しですが試し読みができます。なるほど、こういうイメージだったのですね。読んでからの観劇だったら違う印象だったかも知れません。
倉田ちゃんは13歳の頃から見てます。当時披露した激しいダンスを鮮明に覚えています。もともとダンスをやっていて。アイドルのダンスは全然違うから難しい、という発言が印象的でした。
そうですか、あれから12年経ちましたか。。。

ネタバレBOX

この舞台では倉田ちゃん含む多くの女性陣が見事なダンスを披露されました。終演後の発言によると、松田侑子さんともうひとりを除いて皆さん踊られたそうです。男性の2人も見事でした。
クライマックスの、倉田ちゃん演じる柊舞のチーム4人が踊るシーンで、「チューしようぜ!」が流れた時はびっくりしました。「AKBアイドリング!!!」の2009年の曲です。調べたところ、白石莉乃役の中野郁海さんは元AKB48なのですね。それを踏まえた選曲だったのかと。アイドリング!!!のオールドファンとしてはとても楽しかったです。
星降る学校

星降る学校

K-FARCE

萬劇場(東京都)

2022/06/08 (水) ~ 2022/06/12 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

後藤郁さん出演。
後藤ちゃんは脚のお怪我から回復されたばかり。心配でしたが、演技を拝見する限り問題なさそうでした。安心しました。
役柄はもうぴったりの、ザ・後藤郁でした。力強さと弱さを兼ね備え、安心感があります。
この演目は何度も再演されているのですね。評価が高いからだと思いますが、それも納得です。いいお話でした。
遥りさ さん良い演技でした。つい最近、テレビドラマで拝見してました。観劇中、どこかで見たことあるような・・と。あとで確認し、年齢を知って驚きました。二十歳くらいかと。
矢野たけしさんは「オーバースマイル」で拝見してました。そのまんま、元気で楽しかったです。

ネタバレBOX

最初舞台セットを見たとき、ちょっと驚きました。屋上で、変えようのない配置で、出入りはひとつのドアからするしかない形でした。この制約の中でどのようになるのだろう、と。

遥さんと加藤竜二さん演じる高校生のシーンから始まります。中盤で、それが過去のことだと分かってきます。終盤で初めて、後藤ちゃん演じる田原の過去だと分かります。きっと亡くなったのだろうな、と思うときに、それが分かります。うまいですね。

とうとう、出入りはドアひとつだけでした。これを守ったのは素晴らしいです。
Les Miserables~惨めなる人々~

Les Miserables~惨めなる人々~

グループ虎 × 縁劇人

シアターX(東京都)

2022/05/21 (土) ~ 2022/05/29 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

麻衣愛さん出演。
レ・ミゼラブル=ああ無情 はもちろん有名なのですが、自分はよく知らず。知らないまま観劇できることは幸いでした。最大限に楽しめたと思います。

劇中で年号を明確に教えてくれるのが良かったです。出てきた年号から、フランス国内が混乱してた時期だということが分かりました。原作を知らなくても、背景は理解しやすかったです。

しかし両国にこんな立派なシアターがあるとは、知らなかったです。せり出した部分を横から見られる席がありましたが、そこが羨ましかったですね。ちょっと変わった視点から観るのが舞台の楽しみだったりします。

ネタバレBOX

冒頭の各役者さんの大きな声のセリフは、大きな音楽でほとんど聞こえませんでした。野村宏伸さんはけっこう大事なことを言っていたようなのですが。セリフのときは音を下げるとかしてほしかったですね。

麻衣愛さんはファンティーヌということで、どんな役かな、と思っていましたが、なんとこんなに良い役だとは。いや悲惨な役ではありますが、良い役で。歌い出したときは感動しました。相変わらず綺麗な歌声です。

松本幸大さんのラップみたいなものは、ご自身が得意でらっしゃるのかな、と思いました。シナリオには合わなかったと思います。

終盤はパリの6月暴動を描いていると思います。フランスの方々にとっては、きっと重要な歴史イベントなのでしょう。日本で言えば何かな。鎮圧される反乱。島原とか一向一揆とかですかね。

松本さん演じる主人公は、無情にさらされたのでしょうか。そうでもない、救いはあったかな、と思います。
軋み

軋み

WHITE WAY

コフレリオ 新宿シアター(東京都)

2022/02/23 (水) ~ 2022/02/27 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

持田千妃来さん出演。
劇中で、ドアの軋む音がありました。タイトルは果たしてそれを指しているのか。どうなんでしょうね。
公式サイトにもチラシにも序盤のストーリーが書いてあります。死体がある。その死体の前で、妻と編集者が自分に自首を勧める。なんでだよ、と。そこから物語が始まります。
あまりサスペンスという感じではないですが、「ほんとは生きているのでは?」と思わせる細かいところが良かったです。

ネタバレBOX

死体処理のプロが、女装のアシスタントとして出てくるところ、ギャグなのかどうなのか、ちょっと混乱しました。漫画家の精神状態を描いているということと、女装のギャグが重なって、どう解釈すべきかよく分からなかったです。のちに同じ人が出てきた時に、精神状態の描写だな、と分かりました。結果的には上手いと思いました。ちゃんと分かりやすくしてくれました。

終盤に、妻の漫画は、実は死んだアシスタント頼りだった、ということが分かります。漫画のアイデアはもらっていたり、盗んでいたりしてたのですね。ちゃんと自首することで終わったのは良かったというか、救いだったかな、と思います。

持田さんは序盤は死体なのでじっと動かず。このままだったらどうしようかと思いましたが、過去シーンで犯人を怒らせるところと、幻覚としての登場で存在感ありました。最後は美味しくプリンを食べる。犯人の後悔。良い終わり方でした。
残念天使と駄目役者

残念天使と駄目役者

NO DAY BUT TODAY IN ACT

シアターブラッツ(東京都)

2021/10/27 (水) ~ 2021/10/31 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★

麻衣愛さん、玉川来夢さん出演。

おふたりは初の共演です。そもそも、アイドリング10号小林麻衣愛さんが他のメンバーと舞台で共演するのが初めてです。玉川ちゃんは29号で5期生。2期生の麻衣愛さんの後輩ということになります。もちろん所属期間は重なってませんが。

初日の劇中の日替わりシーンでは、アイドリングをいじるシーンもあり。アフタートークで玉川ちゃんが「センパイー」と。その後も仲良しになったようで、とても嬉しいことです。

公演の数日前に麻衣愛さんから聞きましたが、玉川ちゃんのお顔というか素顔は18号のミシェル未来さんに似てるという印象を持ったそうです。なるほど。

ネタバレBOX

現代の仲間たちが、実は前世で関係していて、その業が続いてる、ということでしょうか。服装からすると古墳時代か飛鳥時代かと。長である主人公は、危機で仲間を頼ることなく死んでしまった。意地を張らずに頼るべきだった、と。現代では過ちを繰り返さず、仲間を頼ることで、物事はうまく進みました。天使はその仲介をしたのかな。

玉川ちゃんの高い実力は折り紙付きですが、そのとおり、力強い演技で天使を見事にこなしました。水曜と土曜に観劇しましたが、その間で髪型を変えるという、さり気ない演出がありました。きっとご本人が工夫したんでしょう。

麻衣愛さんは珍しいダンスシーンが。得意ではないと思ってましたが、なんの、素晴らしかったです。夢麻呂さんとの掛け合いや、城戸崇宏さんへの3連続平手打ちは面白かったです。

玉川ちゃんの天使に対して、女性陣が「触らせて!」といって、胸を触るシーンがあります。最初は意味がよく分かりませんでした。どうやら、天使の胸が大きいという前提があるようです。であればもっと目立たせて、明らかに分かるようにすべきだったと思います。ちなみに私の連れは、終演後も良く分かってませんでした。

実在する自治体である千葉県の多古町が出てきます。スペシャルサンクスに表記がありましたので、公式に協力いただいたようですね。ちなみに登場人物の名前はほぼ全員、千葉県の地名です。

良くない点です。と言っても運営面ですが。チケットの「券種」がたくさんあるのですが、意味がよく分からなかったことです。「DVD2枚組」の意味とか、映画ってなんのことなのかとか、いろいろ。分かりにくいのは不安を招きます。自分も購入は見送りました。

あらためて、舞台のDVDが売り出されているならば、買います。もう一度見たいです。
アキカゼフクカワベ

アキカゼフクカワベ

WHITE WAY

萬劇場(東京都)

2021/12/29 (水) ~ 2021/12/31 (金)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★

持田千妃来さん出演。
先日17才を演じられたばかりですが、今回はだいぶ性格の違う29才。メンタルクリニックの先生の治療を受けている、ヒステリックな会社員。新鮮な役どころでした。

ネタバレBOX

現実の震災や事件のことを扱っています。明るい話はありません。必然として、「いい舞台だった」と観客に思ってもらうのは、ハードルが高いです。それだけに基本的な「分かりやすさ」は大事だと思います。

基本の場面は2005年。
現代の2021年がワンシーンはさまり、
2005年の続きに戻ります。
2016年がワンシーンあり、
再度、2005年の続きで、終わります。

それぞれの年は、ステージ後ろに映写して客席に知らせます。表記は西暦です。

劇中のセリフで、事件について話すとき、「平成7年の〜」と。ここだけ元号では分かりにくい、というか多くの人が分からないと思います。統一すべきと思いました。

また、地下鉄サリン事件のことを言っているのであれば、その文言をはっきり示すべきと思いました。少なくとも私の連れは、最後まで分かっていませんでした。皆が東京のことを理解しているわけではない、ということかと。かく言う私も「聖路加病院と言ったから分かるのでは」と思ってしまいましたが、良く考えればエゴですね。知らなきゃ分かるわけないですね。

あとから分かりましたが、いわゆる当日パンフレットのチラシに、いろいろと書いてありました。これを読んでいたら理解度はだいぶ違ったでしょう。しかし開演前の客席はずいぶんと暗く、文字を読もうとは思いませんでした。
舞台『獅子の如く〜戦国湯舟評定〜』厳冬の陣

舞台『獅子の如く〜戦国湯舟評定〜』厳冬の陣

獅子の如く

六行会ホール(東京都)

2021/12/22 (水) ~ 2021/12/27 (月)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★

麻衣愛さん出演。
獅子の如くというゲームがあるそうで、その舞台版ということに。
戦国時代ものではよくあることですが、人物の年齢と歴史の年代が合わないです。武田が徳川に強かった頃は、お市の子・お江は生まれたてかそこらのはずで。まあそれはそれで。幅を持たせた方が、いろんな人物を出せますものね。
多数並んでいる女性たちの、誰がどの武将の関係者なのかをちゃんと覚えることで、より楽しめると思います。自分は上演中に、結構頑張って覚えました。この人が浅井長政の妻だけど信長の妹のお市で、この人が明智光秀の子だけど細川家のガラシャで・・と。
麻衣愛さんは予告されていたとおり、武田勝頼の妻である北条夫人。反織田のリーダー的存在で、強くてカッコ良かったです。
忍び役の真田林佳さんが、お顔もコミカルなところも谷澤恵里香さんに似てました。だから何ということはないですが、じっと見てしまいましたね。

ネタバレBOX

三方ヶ原の戦い、第二次信長包囲網のあたり。調べたら北条夫人は10歳にもなっておらず。その後武田勝頼に嫁いで、19歳の若さで亡くなります。
でも麻衣愛さんの演じた北条夫人は、本当に信長包囲網をリードした強さを感じました。
おいてきぼりの桜の園

おいてきぼりの桜の園

gekidanU

アトリエ5-25-6(東京都)

2021/12/09 (木) ~ 2021/12/12 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

持田千妃来さん出演。
初日 木曜夜と、最終日 日曜の朝の2回観劇。家公演というだけあって、ほんとうに家の中で。客席は20のみ。演者さんは当たりそうなくらい近かったです。
初日を観劇してとても気に入りました。ただ、チェーホフの「桜の園」を知ってた方がより楽しめると思いました。そんなわけで土曜に図書館に行って、原作の戯曲と解説本を読破。その上で日曜に観劇したところ、格段に分かりやすくなりました。

前説されたヒガシナオキさんが演者として出た時、その違いようにびっくりしました。いいギャップでしたね。
主役の花奏和音さん、すごくいい声で迫力ありました。方言でまくし立てるシーンはほとんど分かりませんでしたが、それも良し、です。

持田さんの舞台で、ここまで近いのは初めてだったかも。持田さんに限らずですが、あまりの近さにドキドキしましたね。当たってしまうかも、というのもありますが。

ネタバレBOX

家であること、狭いことを存分に活用していました。水も火も食材も本物。蛇口から水を出し、電気ポットに入れて温め、注いだカップから湯気がのぼります。レコードプレーヤーで、丁寧に針を置いてレコードを再生します。携帯電話の着信音はほんとうに演者のカバンから聞こえました。喫煙所のタバコも本物であることは、匂いでわかりました。包丁以外は全部本物だったと思います。
持田さんは17歳の家出少女の役。複雑な事情をもった人が多いシナリオですが、その中でも突出しています。弟が溺れ死んだことなど、チェーホフの「桜の園」の夫人、あるいは娘と重ねているところがあります。
ところどころに出てくる「桜の園」のエピソード。それが物語を深くしつつ複雑にしていました。この複雑さは嫌いじゃないです。よくわからない部分も含めて、良かったです。

座席が狭いので、膝に乗らない荷物は入り口で預ける必要があります。そのことは事前にしつこくSNSなどでアナウンスした方が良いと思いました。眼鏡や防寒具など、人によってはいろいろあるので。
浦安鉄筋家族~子ども大戦争~

浦安鉄筋家族~子ども大戦争~

劇団TEAM-ODAC

こくみん共済 coop ホール/スペース・ゼロ(東京都)

2021/07/10 (土) ~ 2021/07/18 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★

後藤郁さん出演。
登場人物が多く、とても勢いのある演目で、楽しかったです。
原作を知らないまま観劇しました。これは知ってからの方が良かったですね。世界観を理解するのに時間がかかりました。主人公たちが小学何年生かは分かりませんが、低学年でしょうか。主人公のお姉さんのボーイフレンドが変な感じなのは、どう解釈すれば良いか悩みました。原作を少しでも知ってから観劇に臨めば、すんなりと入り込めたでしょう。
後藤郁さんは珍しい役柄でした。ご本人の元を知っている身としては、ピッタリとは言いませんが得意になりうる役、と思いました。これまで清楚可憐な役が多かった、というかほとんどでした。さて今回の本番を拝見すると、これぞ後藤ちゃんでした。とても良かったです。

ネタバレBOX

後藤ちゃんの「のり子のおかん」役。夫とともに粗暴な役でした。このタイプは初なので、難しかったのではないかと思いますが、実力をいかんなく発揮してくれました。今後のキャラの幅が広がることを期待します。
グッドモーニング、アイスパーソン

グッドモーニング、アイスパーソン

天才劇団バカバッカ

東京芸術劇場 シアターウエスト(東京都)

2014/07/24 (木) ~ 2014/07/27 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

森田涼花さん、フォンチーさん出演。
2014年の公演です。天才劇団バカバッカさんらしい、人種国籍ジェンダーなど、多様性とその問題を前面に出した脚本です。

舞台は2020年、オリンピックに沸く東京、と。2021年の今から思うと、何というか、不思議なものですね。

バカバッカさんによくあることですが、主人公が誰かは明確ではありません。いろんな人がフィーチャーされます。森田さんはメインのひとり。序盤で別所ユージさんとともに、澄んだ歌声を披露しました。もともと歌が得意ではないと思ってましたが、この当時の森田さんはとても上手になられています。その後の舞台「TARO URASHIMA」などでも歌を披露されてます。

フォンチーさんは木村昴さんとコンビの役で、さすが貫禄のある演技でした。ベトナム人であることを示唆されますが、ストーリーにはあまり関係なかったです。

森田さんとフォンチーさんの共演は、2012年の「おるんと高麗犬」以来2度目だったと思います。その後も期待しましたが、今に至るまでありません。

2021年9月現在、フォンチーさんはテレビドラマで抜擢されて、大事な時期だと思いますが。舞台に戻られることも期待してます。

森田涼花さんは声優に比重を移されてますが、やはり舞台で拝見したいものです。

ネタバレBOX

アイスパーソンのDNAを分析すると1%がクマムシ、と。クマムシは強靭な生命力でたびたび話題になる生き物です。ストーリーにうまく使ったと思いました。もちろん非現実的ですが。

アイスパーソンたちは融解によって目覚めてから、はじめは猿のようだったが、そのうちに人間として記憶を取り戻す。何故か日本語を話す。実は過去の「バス失踪事件」の、日本に住む人たちだった。この辺り、少し混乱しました。2020年の設定でしたね、そう言えば。2014年にバスの事件があったと言うことでした。

2人の未来人が日本語を話すのは、未来のコンピュータが、日本人が発明したもののため。それが森田さん演じる電子工学者の発明した量子コンピュータ。ここ、ちゃんとした理由で説明できているのが良かったです。

鈴樹志保さんと木村飛鳥さんの、それぞれ家族に電話をかけるくだり、泣けました。違う過去に来てしまったので、戻るところが無い。結末はハッピーエンドだったので、きっと元に戻れたのでしょう、良かったです。

木村昴さんとフォンチーさん演じるふたりには、子供が3人いた。これは見事と思いました。子供はひとりだと思い込んでいましたから。

全体として、適度にギャグの入ったらストーリー。バカバッカさんの割に少ないとも言えますが、個人的には、ちょうど良かったです。
クロスフレンズ

クロスフレンズ

LOGOTyPEプロデュース

六行会ホール(東京都)

2021/05/27 (木) ~ 2021/05/30 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

持田千妃来さん出演。
全16曲のリストはネタバレに書きます。
90年代の邦楽でのミュージカル。有名な曲が多く、世代のひとにはぴったりのラインナップです。自分はあまり音楽に詳しくないのですが、半分くらいが知ってる曲、残りが聞いたことがある曲、でした。
主役は橋本愛奈さん。演技を拝見するのは初めて。お歌を拝聴したことはあまりなかったですが、とてもいい声でした。主役にふさわしい方だと思いました。
持田さんはエル少年の役。意外にも少年役は初めてだったようですが、子供らしく可愛くも聡明な役、ぴったりだったと思います。この舞台の3か月後の「シーボルト父子伝」でも少年役でした。背が低いことを活かして、幅広い役をこなせそうですね。
デボラ役の仙葉由季さんは魔女と呼ぶににふさわしい、妖艶さを見事に表現されてました。
そのほかの皆さんも良かったです。歌の威力はすごいものだと、再認識しました。

ネタバレBOX

ミュージカルの歌はすべてJ-POP。物語の舞台はアメリカ。セリフは意図的な「英語の日本語訳」調もあったり。序盤の遠藤瑠香さんの「プロムの服ってどこで仕立てる予定?」のくだりはアメリカのドラマそのまんまで笑ってしまいましたが、おかげで序盤のうちに雰囲気が分かりました。あとは物語にすっかり入り込むことができました。
ジャロの「息子がいた」の件、分かりにくかったので整理。デボラとの子で、2年前に、3才で亡くなった。麻薬に関することが原因と思われる。そのためにジャロは辞める決意をし、デボラを警察に売った、と。
全16曲は以下の通りです。あらためてDVDで確認して調べました。けっこう大変でした。

1. Swallowtail Butterfly 〜あいのうた〜 / YEN TOWN BAND
2. 忘却の空 / SADS
3. Fly high / 浜崎あゆみ
4. そばかす / JUDY AND MARY
5. 晴れたらいいね / Dreams Come True
6. Driver's High / L'Arc〜en〜Ciel
7. 真夏の夜の夢 / 松任谷由実
8. 希望の轍 / サザンオールスターズ
9. There will be love there -愛のある場所- / The brilliant green
10. BE TOGETHER / 鈴木亜美
11. Chase the Chance / 安室奈美恵
12. 1/2 / 川本真琴
13. 今すぐ Kiss Me / LINDBERG
14. Man & Woman / My Little Lover
15. 世界の終わり / THEE MICHELLE GUN ELEPHANT
16. 小さな頃から/ JUDY AND MARY
「シーボルト父子伝~蒼い目のサムライ~」再演

「シーボルト父子伝~蒼い目のサムライ~」再演

ACTOR'S TRIBE ZIPANG

ブディストホール(東京都)

2021/08/04 (水) ~ 2021/08/09 (月)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

持田千妃来さん出演。
シーボルトというと蘭学、西洋医学、塾を開いて門下生に高野長英、ということを学校で習いました。それくらいの知識でしたが、その子供たちも活躍していたのですね。勉強になりましたし、知ることができて良かったです。

ブディストホールは築地本願寺と一体化している建物内で、階段を上った2階にあります。階段とロビーに、説明のパネルがたくさん展示されていました。2回観劇し、1回目は話の展開にちゃんとついて行けなかったのですが、2回目はパネルをある程度読んで、より楽しむことができました。パネルがあってよかったです。

主人公のハインリッヒの生涯、日本との関わりを追う話でした。ざっくり 外交官→考古学者→外交官 と解釈しました。いろんなことがありすぎて、「え、急に考古学で、貝塚の発掘?」と驚いたりしましたが、ほんとにいろんなことを成し遂げた生涯だったのですね。

アーネスト・サトウ(Ernest Satow)役の竹若さんが飛びぬけて声が大きく、存在感がすごかったです。調べたところ、「サトウ」は日本の姓とは関係ないようですね。ドイツにSatowという地名もあり、ドイツ系の姓として存在するようです。日系と思ってしまいましたが。

持田さんは3役あって、序盤の日本に向かう船上の女性、ハインリッヒの子供時代、アレキサンデルの子供時代。出番は多くありませんでしたが、重要な役だったと思います。持田さんの背格好ならではの配役でしたね。

アレキサンデル役の塩谷瞬さん。舞台ではないですが「魔法のiらんど イケない課外授業」で撮影当時15才だった大川藍さんと共演された方です。そのチャラい先生役のイメージでしたが、今回でかなり見る目が変わりました。良い青年でもあるし、かっこいいミドルでもあります。

ネタバレBOX

伊藤博文のセリフで吉田松陰の辞世の句があったのですが、土曜のマチネでは「朽ちぬとも」のところを「尽きぬとも」と。言い間違いと思います。木曜ソワレでは違和感なかったので、土曜のマチネだけかもしれません。とはいっても伊藤役の福地清さん、とても素晴らしかったです。
商店街グランドリオン

商店街グランドリオン

劇団バルスキッチン

シアターグリーン BIG TREE THEATER(東京都)

2021/07/21 (水) ~ 2021/07/25 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★

倉田瑠夏さん出演。
シアターグリーンの前の道、きれいになりましたね。
バルスキッチンさんの舞台観劇は2本目ですが、聞くところによるといつもコメディ満載で、笑いが絶えないとか。確かに前回「どぎまぎメモリアル」、そうでした。今回、同じく楽しかったです。しつこいくらい繰り返すギャグも、不思議なほどにちょうど良く。
前説でズドンさんがおっしゃっていましたが、一本道の分かりやすい話の中に、沢山の笑いを詰めている感じでした。
ズドンさんは先日の「菅生ゼミ休講のお知らせ」でゲスト出演された時に初めて拝見しました。お笑い芸人さんかな、と思いましたがこちらの劇団員さんだったのですね。

ネタバレBOX

倉田さんと少しお話させていただきました。こんなカッコいい役は初めて、ということで見解が一致しました。あとご本人は「セクシー」と。思い起こせば2011年、まだ中学生の初舞台「Stranger than Paradise」。当時の演技はさすがにそれなりだったのですが。隔世の感というか、感慨深いとはこのことですね。
ヒロインの遠藤瑠香さんは、たまたまですが、たくさん拝見してます。今回は高校出たての役なので19歳くらいですかね。まったく違和感なく。過去の出演では、なんと言っても「タイラー×2」が素晴らしかったです。男性の役、かっこよく演じておられました。
大野清志さんもたくさん拝見しています。今回もイケメンならではの、実はカッコ悪いというギャップで楽しませていただきました。過去に好演された「ゴーストライターズ」をもう一度、大野さんで観られることを願ってます。

今回の上演で悪い点をひとつ。老女に対して、悪者側ではないところから「○○○」と呼ぶのは、気持ち良いものではありません。やめた方が良いと思います。
ガールズトーク☆アパートメント 2020Ver.

ガールズトーク☆アパートメント 2020Ver.

UDA☆MAP

シアターKASSAI【閉館】(東京都)

2021/06/16 (水) ~ 2021/06/21 (月)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★

持田千妃来さん出演。
この演目はシリーズものなのですね。2010年、2015年があって、今回が3回目のようです。過去のは拝見していませんが、きっと、宇田川美樹さんが同じ役をされたのでしょう。楽しいシェアハウスの様子が目に浮かびます。

2010年の初演の公開情報によると、シェアハウスは「祖師ヶ谷大蔵辺りの、2階建て5LDK」とのことです。部屋数より人数が多いので、相部屋なのですね。

大橋頼さんはどこかで拝見したな・・・と。この4月に観劇した「みく×ぶれ」の漫画家さん役で、熱演されてました。

宇田川美樹さんはホットポットクッキングの「失神タイムスリドル」以来、何度も拝見しています。コミカルな役が多い印象ですが、今回はさらにコミカルで楽しかったです。

ネタバレBOX

舞台の前面に全面のアクリル板。最近見た中で最も強固なガードでした。見るところによっては歪むところがありますが、ほぼ大丈夫です。

今は2021年も半ばなのにタイトルの「2020」はなぜなんだろうと思っていました。コロナ禍の話なのですね、なるほど。去年から数々の舞台を見ましたが、直接的にコロナ禍を取り上げたのは初めてです。

座席に置かれた資料によると、四季に分かれていてそれぞれに主人公がいることが分かります。自分はたまたま、事前に見ませんでした。なので、目当ての持田さんがなかなか出てこないな・・・と心配してしまいました。4つめの「冬」では主役で、がっつり出演でした。

今回の役はスーツ姿でバリバリ働くキャリアウーマン。今までなかった役です。怒りで興奮すると新潟弁になるのが面白かったです。ほとんど分かりませんでしたが。ご本人もネット配信でおっしゃっていましたが、知らない言葉が多かったとのこと。

新潟弁といえば、めぞん一刻の五代のおばあちゃんの言葉を思い出します。「可愛い」を「いとしげ」と言うそうですね。
遠慮ガチナ殺人鬼

遠慮ガチナ殺人鬼

企画演劇集団ボクラ団義

ザ・ポケット(東京都)

2019/01/09 (水) ~ 2019/01/20 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

目当ての役者さんとくになし。
こちらは2019年1月の公演。ボクラ団義さんによる再演になります。前回は2013年4月。森田涼花さん目当ての観劇でしたが、とても気に入ったので、再演したら絶対見ようと思ってました。
前回は沖野晃司さんが急病によって直前で降板し、添田翔太さんが手帳を見ながらの演技で代役をつとめられました。刑事役なので違和感もなく、添田さんの堂々とした演技もあって、結果として素晴らしいものになったことを覚えています。
今回は沖野さん刑事役のリベンジということで、どうなるのかなと思っていました。手帳を見ることなく、見事にリベンジを果たしました。手帳を見ることが予定されたものではなかった、ということが6年越しに分かりました。

ネタバレBOX

「私が殺した」の理由でよく考えるとおかしなものもありますが、それはそれとして。
序盤から後ろに存在していた壺が、いつの間にか消えている。空気中に散らばったということ。それによって密室の人たちが全員死ぬことになる。個人的にはとても気に入っています。すばらしいシナリオだと思います。
今回一緒に観劇した連れは、壺が消えた、ということがよく分からなかったようです。ということはオチのインパクトが伝わらなかったということで。そういう人もいるのですね。
しかしそういう人がいないように、分かりやすくすることが大事、ということでもあります。
王将【大阪公演中止 動画配信&緊急YouTubeライブ】

王将【大阪公演中止 動画配信&緊急YouTubeライブ】

新ロイヤル大衆舎

KAAT神奈川芸術劇場 アトリウム特設劇場(神奈川県)

2021/05/15 (土) ~ 2021/06/06 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

森田涼花さん出演。3部作の最後、第3部。
大阪公演の中止が決まったことは残念です。神奈川公演は無事に千秋楽を迎えましたが、東京だったらどうなっていたかな・・・。

第1部は明治末から大正、第2部は大正から昭和。そして第3部は昭和13年から。この3部構成は丁度よいというか、良い構成ですね。自分は第2部と第3部の観劇ですが、第1部は図書館で原作=戯曲を読みました。読んでいると、観ていない第1部の上演の様子が鮮やかに浮かび上がりました。これまでの観劇では、原作を読むということはあまりしなかったのですが、けっこう楽しいものですね。

この舞台はアンサンブル的な演者さんはいなくて、皆さんが兼任されています。「あれ、同じ人が出てきたぞ」と考えてしまうことがありますが、それも良いというか、ある意味得した気分です。目当ての役者さんの、より多くの演技を観ることができます。

ネタバレBOX

最初の鉄道事故で弟子の松島が死んでしまうこと、初演で観たときは衝撃でした。このあとどれだけ辛く悲しい物語になるのか・・・と心配したものです。
さらに弟子の森川も戦争に駆り出され。長女の玉枝は遠くに行ってしまい。しかしそれぞれ戻って来ます。ほっとしました。

演者さんの兼任がけっこう面白いです。2部で後援会会長だった櫻井さんは大垣駅の助役、弟子の松島だった武谷さんは君子の最初の結婚相手、など。君子役の森田さんも、冒頭の大垣駅のシーンでは駅員の役で。大きな声で電話してました。
菊岡博士役の大堀こういちさんは、正装の同じ姿のまま、宮田の妻、君子の子といった、見るからに違和感がある役を、不思議と違和感なくみごとに、面白く演じられていました。

森田さん演じる君子は、相思相愛の森川と再婚することになる。坂田三吉の人生は最高だったと、晴れやかに拍手を送れる終わり方でした。
王将【大阪公演中止 動画配信&緊急YouTubeライブ】

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新ロイヤル大衆舎

KAAT神奈川芸術劇場 アトリウム特設劇場(神奈川県)

2021/05/15 (土) ~ 2021/06/06 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

森田涼花さん出演。3部作の第2部。
特設会場には驚きました。舞台袖が会場外から見えるところにあり、あえて幕で覆ったりもしていません。これも演出の一部だそうです。
上も、ある程度布で隠していますが完全ではないので、エスカレーターの踊り場から客席が見えます。上の方の階では別のイベント会場があり、それが終わるタイミングには、ざわざわと声が入ってきます。これは少し気になりましたが、オープンな雰囲気の良さがそれを上回りました。
演目は有名な戯曲で、劇団としては4年前の再演になります。初演では下北沢の小劇場楽園というとても小さな会場で、3部合わせて35回もありながら激しいチケット争奪戦でした。今回の特設会場は170席ほど、38回。さらに大阪公演9回。チケット取りは苦労しませんでした。
この舞台はひとりで何役もこなします。森田さんは次女の君子役ですが、2部では三吉の弟子や芸妓も演じます。これは分かりやすいのですが・・。
あとはネタバレにて。

ネタバレBOX

世話人・西村役の荒谷清水さんが後から出てきた時、観る方は「あの西村だ」と思います。しかしどうやら別人を演技しているようなのです。これは良く分からず、混乱しました。ちなみに、役者さんは違いますが初演でも同じでした。
森田さんの君子役。2部3部は坂田三吉と次女の君子の物語と言っても過言ではなく。とても良い役です。
今年29になる森田さん。15の頃からから見てますが、若い役も昔と変わらず、見事なものです。

そう言えば、面白いシーンがありました。三吉が飛び出して宮田が追いかけるシーン。舞台を飛び出し、さらに建物を飛び出します。舞台を降りるとき、ちゃんとマスクをつけます。建物の外は一般の人が座る椅子やテーブルがあるところ。そのシーンの前に、その辺りの人に「もうすぐ演者が飛び出して来ますがびっくりしないで」と注意があります。この舞台セットならではの、楽しいシーンでした。

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