緑地-ryokuchiの観てきた!クチコミ一覧

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私のきらいな演劇

私のきらいな演劇

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CBGKシブゲキ!!(東京都)

2026/10/07 (水) ~ 2026/10/11 (日)上演中

実演鑑賞

満足度★★★★★

森田涼花さん出演。木曜ソワレの森田さんが天使役の回。

舞台好きとしても人としても、心動かされる素敵なお話でした。

マイクスタンドが6個。ひとりふたりだけのときでもマイク間を移動するなど、演劇感のある朗読劇。こういうの好きですね。なにしろシブゲキという広いステージ。動かないともったいないですし。

演者さん12人と朗読劇としては多め。待機席を兼ねたセットはしっかり作りこまれたもの。しもては学校の教室のような。かみては一般家庭のテーブルのような。中央は三段あがって主人公の作業場所。たくさん貼られた劇場の座席図が、演劇を題材としている雰囲気を出していました。

効果音などはすべて演者さんが声で。動きも表情も豊かで、朗読劇の枠を超えてましたね。

台本は標準語ですが天使の森田さんは方言で演じました。16で演じたシンケンイエローは例外として、ドラマや舞台の出演でほとんどは方言なし。今回は普段の京都弁。森田さんらしさがそのまま出ていたような気がします。

ネタバレBOX

天使の「ひさしぶり」にアザミ(15)の「はじめまして」。話が進むうちに天使の正体が分かってきて、序盤のやりとりの理由が分かります。天使は舞台の精みたいなものだったのですね。

終盤の”プロローグ”。少女は客席後方に立って演じました。私はすぐ横だったのでちょっと緊張しましたが、貴重な機会なのである意味ラッキーでした。

舞台運営の現実、厳しさをあらためて。知っているつもりでしたが、数字はインパクトありますね。少しでも多く観劇して、力になれればと。

とは言いつつも2500円という破格席に感謝している自分がいます。でもパンフ、台本、ブロマイドを買いました。貢献できたかな。
YESかNOか~ガラ版積恋雪関扉~

YESかNOか~ガラ版積恋雪関扉~

ガラ劇

萬劇場(東京都)

2026/09/30 (水) ~ 2026/10/04 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

真田林佳さん出演のAチームを2回観劇。水曜ソワレと土曜マチネ。

2500円+送料の豪華なパンフレット兼台本がありがたいです。台本部分の下には主宰のガラ林さんとヒロインの高橋朋伽さんの会話形式で詳細な解説や裏話が。B5のしっかりした冊子で、演者さん全34人それぞれ専用ページ。これだけ読み応えのあるもの、昨今の相場からすると激安です。

カエサル役(A真田さん、B平安さん)ページの落丁というトラブルがあり、別冊子での対応となったようです。どちらかの扱いで事前注文したひとには完全版を送付いただけました。私も含めて。
舞台界隈ではパンフのトラブルはよくあります。ちゃんと対応していただけて良かったです。

「つもるこいゆきのせきのと」と読みますがそれは副題で、メインタイトルは「イエスかノーか」の方です。題名についてもパンフで詳細に解説されていて面白いです。イエスはキリストに。ノーは農にかかっています。

昨年「ガラ版世界の国からこんにちわ」を観劇していたので、ガラ劇さんの特殊な雰囲気をつかんでいたつもりでした。その上で今回はずっとダイナミックで驚きました。コロスたちが走り回る広いステージ。萬劇場にしてはステージが広いなあと思いよく見ると最前列がD列相当。ABC部分を使って広げていたのですね。舞台後方の「囲み席」が2列あってもかなり広く感じました。

真田さん演じる皇帝カエサル。SNSでも出されていますが模様入りの網タイツ。アクセサリーや髪の色など、皇帝の強さを示す細やかなこだわりを感じました。いつも期待される(?)お笑いシーンもきっちりと。

ネタバレBOX

歌舞伎の「積恋雪関扉」がどの程度反映されているか分かりませんが、あんまり関係ないような気がしました。話のメインというか観る側の印象に残るのはキリストにかけたところだと思います。

十二支誕生のシーンは圧巻でした。トラの大きな口と鋭い爪を表現したところがお気に入りです。竹ひごでここまでできるんですね。

十二支のうち丑卯午未酉戌亥の7つが人間に従順。なるほど、家畜ですね。
ヒトキリと行動を共にするのは子寅辰巳申の5つ。なるほど、家畜にはならないですね。子(ネズミ)がユダよろしく裏切る、なるほど。

獄中のヒトキリのセリフ「四人の中の二人は俺と一緒に死んでもらう」の「四人」が寅辰巳申を指すことは、あとから台本を読んで分かりました。牢獄にはネズミ以外の十二支がいるので、前後で誰がどんなセリフを言ったかよく見ていないと分からず。よーく考えれば行動を共にしていたのはネズミとその4人なので分かるのですが、ちょっと難しかったですね。

身分、宗教、戦争。深いテーマですが主張があるわけではなく、観る側に託しているのだと理解してます。
世界線リライター

世界線リライター

劇団バルスキッチン

シアターグリーン BIG TREE THEATER(東京都)

2026/09/16 (水) ~ 2026/09/23 (水)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

9/18ソワレのAチーム、9/22マチネのBチームを観劇。

バルスキッチンさんはこりっちにエントリが無いことが多いですが、シアターグリーンの公演はいつもCoRich案内人さんが作ってくださって。普段書けない感想を書けて嬉しいです。

世界線というとパラレルワールドが付きものかと思いきや、この脚本では”単一世界線”と言って、”歴史はひとつ”という立場をとっているらしいです。劇中の毒島先生もおっしゃってます。なるほど。

その役の山内誠治さん。昨年「七夕スターダスト」での市長役がいい味出してはまってると思ってましたが、今回さらにいい味を出されていて、目が離せませんでした。「ファッションかい!」がお気に入りです。

大内真佑花さんはAチームで主人公の友達のギャル。ズドンさんの時任教授とのかけあいではウーパールーパーと言われて真顔で平手打ち。いい音でした。

Bチームでは出演扱いではありませんが、序盤に時任と論戦する専門家として大内さんが演じました。1シーンだけですが意外と出番が長くてセリフも多くお笑いもあって良かったです。最初に観劇したAチームでは橋本浩太朗さんがその役で、その活躍(量)を見てBチームも観ようと決めた次第です。

ネタバレBOX

物語のポイントになる写真。最終盤のシーンで、10年後の2036年に翔(かける)たち同級生7人と悪巧家の4人計11人の集合写真、と示唆されます。

さかのぼって劇の中盤では、写真を見た未来人の増美たち兄弟姉妹は「私たちの両親が写っている」と。写真を見るシーンにはその同級生たちがいて、会話内容から「両親は7人の誰かではない」と解釈することになります。悪巧家の4人は兄弟姉妹なので、両親にはなりません。

増美たちの先祖、最大の謎ですね。
まあ悪巧家の先祖と子孫もそもそも謎なので、深く考えないほうが良いですね。
サヨナラノ唄

サヨナラノ唄

企画演劇集団ボクラ団義

CBGKシブゲキ!!(東京都)

2017/07/13 (木) ~ 2017/07/23 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

石田佳蓮さん出演。
アイドリング!!!ではニックネームが無く、そのままカレンと呼ばれてました。

2017年7月なので9年経ってますね。ゲスト(客演)は記述上位3人が入来茉里さん、白井那奈さん、そしてカレン。9年の間に起きたいろんなことを思いつつ、今さらながら感想を。

ボクラ団義さんの十八番であるタイムスリップもの。ふたりひと役の回し方はいつもながら惚れ惚れします。

進むうちに明らかになる「この人が実はこの人だった」。それが分かるたびに驚き、気が付いたら引き込まれています。

カレンのアイドリング!!!加入は2012年3月。その少し前にStraydogさん系の舞台に出演経験があるらしいですが、グループ在籍中は無く。2015年の卒業(解散)後の最初の舞台出演でした。ほとんど初舞台のようなものだったと思います。その後は今日までありません。

ネタバレBOX

カレンの役は木山という入院中の高校生。重い病人ということもありほとんど動かないですがセリフはかなりあって、感情の表現が重要な役でした。観劇の連れは演技イマイチと言ってましたが私はそうは思わず。どうしようもない悲しみや怒りを、よく表現していたと思います。今後の舞台出演が楽しみと思っていました。

医師役の添田翔太さん。三枚目でもかっこいいのですが今回は超のつく二枚目で、かっこよかったです。

佐津川(2003年)役の白井那奈さん。死にゆく木山に「だって完璧じゃん」は不可解ですが、それが「十代の恋愛」なのかも知れませんね。大きな矛盾に気づかない”若気の至り”を見事に表現していました。引退されたのは本当に惜しいです。

2003年の事故で脳死判定された佐津川の脳の一部を木山に。回復した木山は、自分は佐津川であると。ここ、震えました。だから入来さんの佐津川は、両者の記憶を持っていたのですね。

最終盤、1回目のツアーを経た竹石悟朗さんの北島愁矢がツアー社長に2003年への再バスツアーを頼むところ。「たぶん、気がつきますよ。彼女だけは」。この意味が分かって序盤のバスシーンとつながったときのエウレカ感。さすがボクラ団義さんです。

実はチケットは栗生みなさん扱いで買ってました。素晴らしい歌声。序盤バスシーンでの歌唱は途中で切られるのですが、そこはフルで聴きたかったですね。
ガラ林短編集 【ファンタスマゴリ4】

ガラ林短編集 【ファンタスマゴリ4】

ガラ劇

シアターシャイン(東京都)

2026/03/25 (水) ~ 2026/03/29 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

真田林佳さん出演のCチーム「ガラ版ブラスフェマス」を観劇。
ブラスフェマスは宗教や神聖なものに対しての「冒涜的」という意味だそうです。

ファンタスマゴリはWikipediaによると「18世紀末にフランスで発明された、幻灯機を用いた幽霊ショー」とのこと。知らなかったので勉強になります。

登場人物はこの6人。
1 速水
2 田中
A 吉田
B 警視
C サカキバラ
D 佐川

1、2、A、Bが警察。C、Dが招かれた専門家。場面は一貫して警察の一室です。

ネタバレBOX

舞台上の壁や床にはプラダン(プラスチック段ボール)が張られています。吉田は事件の説明を始めるとともに席を立って、プラダンにペンで大きく書き始めます。みんなに見せているのかなと思いきや、書く(描く)内容があまりにも抽象的。実は吉田の頭の中。警視が1回だけ空席に向かって話します。それが種明かしというわけですね。

面白いことに、台本ではそれが表現されていません。こういうのゾクゾクしますね。

台本を読まないと分からないこともあります。冒頭で速水が読んでいるのは聖書ではなく”聖傷”。耳では聖書だと思っちゃいますよね。

「原罪者」「飢えた者あれば肉を与え」は聖書っぽいですが「着るものに困るようなら人肌で応えよ」がおかしい。服を与えるべきですよね。「あくまで己の肉体で償わなければ」と続きます。「ロカ・クリサンタ」といういかにもフィクションの聖人名を出すところがちょうどいい感じで好きです。

「ファラリスの雄牛」の伝説や、ゴヤの絵画「我が子を食らうサトゥルヌス」といったものは実際にあります。フィクションとノンフィクションをうまく取り合わせてます。

台本を読み返しましたが、ややこしいので詳細の理解は無理かな、と。でも観劇者はそのややこしさを理解する必要はなく、雰囲気でポイントが分かるのがうまい。速水の弟が犯人に殺されたこと、警視の追及で明かされる速水の復讐、速水と弟の関係、田中の怒り。それでだいたいOKです。

専門家として警察に招かれた佐川とサカキバラの役割は。この話の重要な要素である「グロ」を語らせることだけでなく、華やかなアクセントでもありました。吉水さんの佐川はピンクのロリータ。真田さんのサカキバラはキャンディ舐めて首にヘッドフォンかけてたり。・・・まあとにかく、警察だけでは地味ですものね。

台本とパンフレットは有料のPDFです。せっかくなのでAIに読ませてみたのですが、縦書きが不得意らしく誰のセリフかを取り違えられてしまったり。でも、舞台の楽しみ方の新たな可能性を感じましたね。余談でした。
スタントウーマン2026

スタントウーマン2026

朝倉薫プロデュース・ガールズハイパーミュージカル

ブディストホール(東京都)

2026/07/22 (水) ~ 2026/07/26 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

真田林佳さん出演。華厳組の初日と千秋楽を観劇。

朝倉薫さんプロデュースの舞台を観るのは2017年の「タイラー×タイラー」以来、9年ぶりです。今回のはさらにミュージカル色が強く。「ガールズハイパーミュージカル」というシリーズなのですね、そういえば「タイラーxタイラー」も全員女性でした。

物語の舞台は1980年代。今のようなCG技術はありません。当時のアクション撮影の現場は今よりずっと危険な場所だったでしょう。マリー倉本のセリフでそれが表現されています。「実弾が混ざっていたことは!?」は強烈でした。

藍星良さんは逆班の那智組でW主演のひとりマリー倉本役なのですが、この華厳組の西条潮としても出演。降板された方の代役とのこと。主演が逆班の代役とは驚きです。
出番が少ない役かと想像していたら、見ていくうちに驚き驚き。とても重要な役でした。ある意味いちばんの見どころで、感嘆しました。

真田さんは十八番の役でしたね。酒飲んでクダを巻くのなんてもう、真田さんそのまま(あくまでイメージです)。
CM監督の役ですがアクションの見本を見せるようなシーンがあって。前蹴りなど、流石の切れ味でした。

ネタバレBOX

内藤先輩が亡くなるところ、泣きました。2回見て2回とも。

滝に飛んだのは倉本なのかアキなのか。どっちでしょうね。
ナイト・メアⅡ 

ナイト・メアⅡ 

Project To Do

萬劇場(東京都)

2026/07/16 (木) ~ 2026/07/20 (月)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

木曜ソワレと日曜ソワレを観劇。

前作を観ていなかったので話を理解できるか少し心配ありましたが、結果としてはだいたい大丈夫。前作未見でも分かるように会話に工夫がされていたのだと思います。

序盤でキャラと文字映像による役名の紹介の時間が。普通の舞台では役者名と役名の両方出すと思いますが、役名だけ。この発想は無かったですが、頭に入りやすくて良かったです。短い時間で読める字は限られてますものね。

光で客席の目を眩ませることで、影役が急に現れる演出がお見事でした。ここまでキレイにきまったのは見たことないかも。

ネタバレBOX

殺陣が9割くらいあったんじゃないかと思うくらい、とにかく多くて迫力満点でした。はっきりと「殺陣アクション・エンターテイメント」と謳っていることからも分かるとおり、最大の魅力がそれで間違いありません。

日替わりゲストを除いて27人。うち13人とアンサンブル7人計20人が本格的な殺陣を。これだけ多いと人によっては出番が少ないかと思いきや、実際はそんなことなく、皆さんに見せ場がたくさんあったという印象です。

拝見したことある役者さんはたくさん。今回は五十嵐かいとさんが殺陣をすると聞いていたので注目していました。演目数で10本くらい拝見してますが、殺陣は記憶が無かったので。大人数なので出番はそれほど多くないという予想でしたが、いい意味で裏切られました。かっこよかったです。

淡野さんの灰崎が前作の主役だったのかな。はっきりは分かりませんが、そんな印象を受けました。

天城という人は前作に出てきたのかな。一条にとって恩人だけど「お前はもう必要ない」と言われた。しかしそんなこと言う人ではない。眠って一年になる、と。次作で展開がありそうですね、期待します。
Villains' Requiem-ヴィランズレクイエム

Villains' Requiem-ヴィランズレクイエム

Sword Performance Team 偉伝或~IDEAL~

ウエストエンドスタジオ(東京都)

2025/12/17 (水) ~ 2025/12/21 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

持田千妃来さん出演。
木曜ソワレ、土曜マチネを観劇。

Villains の綴りがパンフレットの表紙では Villans と i が一個抜けてます。しかし裏表紙にぽつんと i の文字が。実はスペルミスとのことですが、リカバリがおしゃれですね。チケットもよく見ると i が下に転がってます。

ゼロ、ワン、みつ、スー、・・・というように数値が名前になっていることは、話が進むうちに分かりました。ユイってなんだっけ・・・あとから知ったのはフランス語”huit”の8。ところで10までのうち2だけが無いのはなぜだろう。なにか意図がありそうです。
セントは100。ウロボロスは無限と解釈できます。フィニティは無限の対義語ですね。

持田さんの拳銃アクション。発砲の衝撃を吸収する動きに強いこだわりを感じました。両足をついてしっかり構えて撃つ。反動が腕だけでなく体全体に伝わり、それが吸収される。ほんとに衝撃があるようで。

ネタバレBOX

ファーザー、ZERO、ウロボロス、スーの4人のシーン。1回目の観劇ではファーザーが生きているものと思い、その後ちょっと混乱しました。実はZEROの頭の中の存在で。2回目観劇のそのシーン、あらためて見るとほれぼれするほどよく作られてましたね。ファーザーがいないと仮定してもちゃんと成り立ってました。

主宰の川渕かおりさん。この前年(2024)に3本「贋作夜想曲」「道雪」「リア女王」と拝見していました。とくに道雪の家臣「安東蘭」が印象に残ってます。史実には存在しないしそもそも女性武士の家臣はおかしいと感じるはずですが、なんにも違和感なく。

1か月後のアフターイベントも、いろんな裏話が聞けたり楽しかったです。iの抜けた件もそのひとつ。
全員でショートストーリーの劇が披露されました。後日談や前日譚というわけではない、別の世界線というのかな。こうだったらいいな、という思いを感じるものでした。
贋作夜想曲

贋作夜想曲

イノセントギアカンパニー

ザ・ポケット(東京都)

2024/06/19 (水) ~ 2024/06/23 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

持田千妃来さん出演。

興味深いタイトルですね。パンフレットによると、正義、魂、信念、イデオロギー闘争 といった深いことがテーマに含まれているようです。

持田さんの「カノン」はアンドロイドと言うよりドールという方が合ってるかな。機械というには不思議な存在。場面転換で踊るなど、いわゆるメタの役割も。

ネタバレBOX

カノンは存在がコメディでもあり、ラスボスでもあり。コメディは機械人形のように、アクションは機械人間のように。無表情で残忍な機械。あまり無い役で新鮮でした。

「イデオロギー闘争」について難しいことはわかりませんが、「はこ」と「カリギュラ」のセリフにそれが表れています。それは解釈次第、舞台の楽しみ方次第。百人百様と思います。

闇会社、テロリスト集団、秘密警察。3つの勢力がそれぞれの思惑で干渉し合う構図。人数が多く、1回見ただけでは把握できませんでした。誰がどこの所属か覚えきれません。
相関図を確認して2回目の観劇。やっぱり把握できませんでしたが、それはそれとして楽しみました。

アニメ「ワンピース」のネタをギャグとして使ったようなのですが、自分はほとんど知らないのでポカンとしてしまいました。

難しいことは置いといて、壮大なエンターテイメントとして面白かったです。ぜひ再演してほしいですね。
〜ちはる塾〜「裏がないとは言わせない」

〜ちはる塾〜「裏がないとは言わせない」

制作「山口ちはる」プロデュース

下北沢 スターダスト(東京都)

2026/06/04 (木) ~ 2026/06/14 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

真田林佳さん出演。

下北沢スターダストは平坦なレンタルスペース。部屋の床がそのままステージ。座席との分かれ目もなく、とても近く感じました。

登場人物は6人。5役がダブルキャスト、1役がトリプルキャストで、回ごとに出演者の組み合わせが違います。
(まだ上演期間中ですが)全16回のうち真田さんの出演回は8回で、その8回だけでも共演者の組み合わせは7通り。ほとんど毎回違う顔ぶれということになります。

1回見て別の組み合わせも見たくなったので複数回行きました。観劇した回は以下の通り。
  役名
   宇野真紀/三角綾乃/乙川双葉/遠巻望/志村順子/胡蝶霊視
  6月5日(金) 19時半
   板垣まゆ/矢吹桃子/明桜/片山音嶺/山下優紀/真田林佳
  6月6日(土) 15時半
   花栁のぞみ/矢吹桃子/明桜/藤原咲恵/滝本葵/真田林佳

真田さんは占い教室の先生の「胡蝶霊視(れみ)」。先生的な立場は過去にも「志立彩色女学院アイドル科」「橋の下のショコラティエ」「BAN&COLORS」など、真田さんの十八番という感じですね。ときどき発するドスの聞いた声の使い分け。いつも期待される(?)コミカルなシーンもちゃんと。楽しく見させていただきました。

追記
最終的に4回行きました。あと2つはこの組み合わせ
  6月13日(土) 13時
   板垣まゆ/綾瀬礼音/西川美月/藤原咲恵/滝本葵/真田林佳
  6月14日(日) 13時
   花栁のぞみ/矢吹桃子/明桜/片山音嶺/山下優紀/真田林佳

ネタバレBOX

ここまで2回見てどちらもストーリーは同じでしたが、「遠巻」の片山さんが関西弁、藤原さんが標準語という違いがあり、だいぶ印象が違いました。「宇野」の板垣さん・花栁さん どちらも強烈な演技でそれぞれ見ごたえがありました。

「三角」&「乙川」 コンビが劇の核だからだと思いますが、ダブルキャストながらその組み合わせは固定になっています。もしここもシャッフルしてたら、三角役・乙川役の4人の演者さんはかなりたいへんだったかも。

ドロドロした不倫を題材にしてはいても終始コメディで、笑いながら楽しく見られました。終盤の三角の暴れ方には物理的にびっくりしました。

オチについて「ありそう感」が全くなかったのは残念。伏線が無いので話の「無理やり感」が。たとえば冒頭の「落ち込んでいる」ことが株で失敗ではなく本線の伏線になっていれば、もう少し納得感があったかもしれません。
グリムプリンセスストーリー The New Order

グリムプリンセスストーリー The New Order

フェアリーテイルシアター

参宮橋TRANCE MISSION(東京都)

2025/11/21 (金) ~ 2025/11/24 (月)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★

持田千妃来さん出演。23日のチームPUのマチネとソワレを観劇。

1公演で2話。
14:00 公演 白雪姫&いばら姫
17:30 公演 灰かぶり姫&髪長姫

グリム姫:雨宮美都
グリム王子:持田千妃来
グリム魔女:清水星来
グリム娘:藤本麻依、伊澄ちひろ
グリム親父:波多野和俊
グリム語り部:岩田裕耳

各話で役割を 姫、王子、魔女、娘x2、親父、語り部 の7人で回すという、合理的な配役体制。各童話に似たようなキャラクターがいるんですね。

椅子の無い朗読劇で出入りと動きはたくさんあり。朗読劇はともすれば眠気を誘うので、なんらかの動きがあるのが良いと思います。

持田さんは王子。よく考えれば女性が男性を演じる唯一の人ですが、なんら違和感なく。得意分野のひとつになってますね。

フェアリーテイルシアターさんは「リア女王」などのイノセントギアカンパニーさんと主宰は同じ方で。ペンネームはたびたび変化してますが名前の読みは一貫していて「ゆうたろう」さんです。

ネタバレBOX

タイトル通り、グリム童話を原作としているとのこと。
調べたところグリム童話集は昔話を19世紀に再編したもの。グリム兄弟が作ったわけではなく、整理したものなのですね。

今回は原作に沿っているものとアレンジ多めなものがあり。「灰かぶり姫」はいわゆるシンデレラ。けっこう原作に沿った、復讐的な話になってます。いちばん興味深かったですね。

「いばら姫」は眠れる森の美女として知られるもの。劇団東少さんで観劇したことがあり「糸車の針に刺されて死ぬ」が印象的でした。今回のはちょっと表現が違いましたが。好きな話です。
吉原ロミオとジュリエッタ〜百花繚乱・仇吹雪〜

吉原ロミオとジュリエッタ〜百花繚乱・仇吹雪〜

劇団ドガドガプラス

すみだパークシアター倉(東京都)

2026/05/05 (火) ~ 2026/05/10 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

真田林佳さん出演。7日夜と8日夜の2回観劇。
真田さんは8日が誕生日。昼はぱすてるからっとさんのイベントで夜は舞台本番、ハードな一日だったと思います。ちょっと心配しましたが、舞台もイベントも変わらずお元気そうで安心しました。劇団の方からうかがった話によると8日は楽屋でお祝いしたとのこと。年齢を一つ重ねて、新たなステージに入りましたね。おめでとうございます。
役の「卯月」は観た感じでは十代前半かな、珍しく幼い役でしたね。これも新たなステージかな?

ドガドガプラスさんは初めて観劇しました。主演の丸山正吾さんは何度か拝見してますが、その中でも2019年「月に吠えろ、夜ヲ焦ガセ君ヨ」の外道丸の印象がとても強く。今回の剣士も変わらずかっこよかったです。

ヒロインのシミズアスナさんも何度か拝見していますが、初見だった2022年「失創セブンスプレイ」でのセリフ量と声量が衝撃的でした。今回もすごい声量とスピードで。正直、強い役が合っていてヒロインのタイプではないと思ってたのですが、ここまで強いヒロインはありですね。

ネタバレBOX

丸山さんとシミズさんのキスシーンはびっくりでした。客席から笑いが漏れたことは、驚きや照れの反応として自然だったと思います。シミズさんの「これが恋か」を含む真面目な長セリフは、場内の雰囲気がざわついた状態で。直後に歌唱シーンが入るのは良いですね。ざわついた空気を次につなげる、計算された演出と受け取りました。

赤穂浪士を「義士」と呼ぶのは違和感がありました。討ち入りの前なので。

ロミジュリなので二人とも死ぬと思っていました。ところがどっこいハッピーエンド。休憩込みで160分と長い演目ですが、目が離せない壮大なエンターテイメントでした。
舞台「スター☆ポリス」~美しき戦士たち~

舞台「スター☆ポリス」~美しき戦士たち~

特定非営利活動法人 劇団スターキャスト

ブディストホール(東京都)

2026/05/06 (水) ~ 2026/05/10 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★

持田千妃来さんが声の出演。

2023年製作の映画の舞台版。スターポリスの5人のうち、疾風健役の五十嵐優斗さんだけが同役で。子役の佐藤右京さんと、監督で悪役の天美幸さんも同役。ほかはほぼ一新されているようでした。右京さんは2年前の映画上映会でお話したときは6歳だったので、今は8歳かな。大きくなりましたね。

持田さんは映画では警察官を演じられてましたが、今回の舞台版ではその役はなし。今回は声の出演なので登壇はありませんでしたが、主人公の母など複数を声色を変えて表現されていました。

勿来一記役の稲見悠寿さんは2024年「怨霊撲滅屋GB」での初舞台を拝見してました。あれから1年半ですね。今後の活躍に期待します。

終演後の皆さんでのダンスは圧巻でした。監督がマイクを持って歌われたのはびっくり。楽しかったです。

ネタバレBOX

2年前の映画の上映会に行ってたので話の大枠は覚えていましたが、いろいろと忘れていました。映画も舞台も尺は1時間ほど。大筋は映画のとおりだったようです。映画を知らないと分からないだろうなあ、というところがいくつか。映像での表現を舞台でそのままは難しいですね。

土曜のマチネ、ブディストホール客席は30人ほど。今後に期待します。
ウチの師匠がつまらない

ウチの師匠がつまらない

劇団バルスキッチン

シアターグリーン BIG TREE THEATER(東京都)

2026/01/16 (金) ~ 2026/01/25 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

19日のソワレを観劇

錦笑亭満堂(末高斗夢)さんの本の舞台化。
タイトルと内容は合ってないですが、本を売るためにはタイトルにインパクトが必要だそうです。そういった話が聞けたアフタートークでは師匠の三遊亭好楽さんとご子息の7代目円楽さん。もっといろいろ暴露されたりして、場内は爆笑の渦でした。

好楽役の佐藤正宏さん。好楽さんから見ても好楽さんそのものだったようで、絶賛されていました。

主演の渡辺裕太さん。ご両親が有名人なのはもちろんですが、アイドリング!!!界隈では遠藤舞の大ファンを公言していたことで超有名です。満堂さんにどれだけ寄せられたのかは分かりませんが、素敵な演技でした。

大内真佑花さんは1月のこの舞台のあと、2月上旬に「鬼は妖怪」、3月上旬に「ロベスピエール」と立て続けで、4月も「ほぼスポ」が控えています。大車輪の活躍ですね。

ネタバレBOX

「コヒル」というのは春風亭小朝さんのことなのですね。観劇後に満堂さんの名付け親を調べて分かりました。

昔テレビで三遊亭小遊三さんとお弟子さんのドキュメンタリーがあって。師匠に話しかけることも許されないという厳しさ。そういうものだと思ってたのですが、好楽さんはぜんぜん違うのですね。勉強になりました。

尾上さんが大内さんの頭をはたいたのはちょっと驚きました。そういうのなしで十分笑いをとれると思います。

アフタートークによると。満堂さんが「とむ茶」として売ってるお茶のうち、玄米茶はそれほど○○○○○ではないそうです。帰りに買いました。おいしかったです。
鬼は妖怪

鬼は妖怪

ポット企画

バルスタジオ(東京都)

2026/02/04 (水) ~ 2026/02/08 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★

高島平のバルスタジオ。バルスキッチンさんで拝見したことのある役者さんがたくさん。大内真佑花さん愛恵さんはもちろん。山崎玲央さん上杉輝さん山田洋介さん。安心感がありますね。黒木美佑さん宮崎理奈さんも去年の「商店街グランドリオン」で。

パンフレットでは「たてくりかえし」役は女性の有井ちえさんなのですが、観劇した回は男性の佐野祐介さんでした。有井さんの体調不良で 2/4,5 だけの交代だったようです。佐野さんまったく違和感なく、学生服で、特徴的な(変な?)妖怪を演じられてました。

ネタバレBOX

滅! はやっぱりミルクさんのあれでしょうか。

パンフには「妖怪たちの妖怪学園ドラマ」と。ストーリーはとても分かりやすく。

赤鬼が妖怪のスター。青鬼より赤鬼なのですね。
青鬼がとてもかっこよく。夜鳴き石がとても可愛かったです。
「ロベスピエール」~夜明けへの進軍〜

「ロベスピエール」~夜明けへの進軍〜

LiberaProduce

萬劇場(東京都)

2026/03/04 (水) ~ 2026/03/08 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

金曜マチネの当日券で観劇。休憩込み約140分の大作です。

ベルサイユのばらを挙げるまでもなく、フランス革命は日本人にとっても有名で人気のあるところですよね。数多くの作品がありますが、ロベスピエールを主役にしたものは珍しいようです。

その湯本貴大さんのすさまじい演技。言葉では表せません。すごかったです。

一部ミュージカル的なシーンあり。市民の行進。神村風子さん演じるアントワネットの独唱。素敵でした。

ネタバレBOX

フランス革命期の混乱を、ロベスピエールとオリジナルキャラであるリュカを主役として。ロベスピエールが処刑されるまで。

市民革命、王政廃止、恐怖政治、独裁者。自身で進めたのか、進めざるをえなかったのか。ダントン派の処刑のあたりでは、その微妙なところを表現されていたのが良かったです。後戻りできなくなり、行きついた先には。

フィクションを交えつつの歴史ものなのか、史実を交えつつのフィクションなのか。それは見る人次第かな。

ミラボー伯爵が死去したあとのルイ16世のセリフ「最後の希望であるミラボーが亡くなってしまった」。さりげないですが、史実にあった内通が示唆されています。

民衆が歌う革命の歌。国歌になった「ラ・マルセイエーズ」ともだいぶ異なるので、オリジナルでしょうか。「塗り替える絵の具は我等の血潮で構わない」という表現、響きました。

革命期に作られた「ラ・マルセイエーズ」の歌詞は、この現代でよく残ってるなあというくらい、恐ろしいものです。今のフランスにとってのフランス革命がどんなものであるか、一端を知ることができます。
PRINCESS TOKUGAWA

PRINCESS TOKUGAWA

Alexandrite Stage

草月ホール(東京都)

2025/10/02 (木) ~ 2025/10/08 (水)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

倉田瑠夏さん出演。
三女のお江の「壮年期」。台本にはそのときどきの年齢が書かれています。江(22)とか江(30)とか、終盤は江(41)とか。なんと分かりやすい。

タイトルから察するに徳川に嫁いだお江がメインと思いきや、そこまでメインではなく。お江を含む浅井三姉妹を軸にしつつ、豊臣から徳川の世になるまでの物語。

休憩含めて約3時間。長いですが、飽きることなく。和泉元彌さんなどの大御所の演技には惚れ惚れ。
二階席上手の席から、舞台の上部がよく見えました。一階からは見えない景色が見えたのではないかと勝手に思ってます。

ネタバレBOX

草月ホールの西の入口から入るとすぐに「うめ」役の松岡里奈さんにお出迎えされて、ちょっと驚きました。ほかにも何人か出演者の方がその衣装のまま案内をしたりお出迎えしたり。うれしい演出ですね。

その「うめ」の機転を利かせた「古狸でございます」は見事に笑わせてもらいました。

生まれる前に「名前はお江としよう」。まだ性別分からないはずですが、まあそれはそれで。

最終版で、孝蔵主がお市の姉と明かされる、と。実際のところ孝蔵主の出自は不明とのことなので、姉だったかも知れないですね。

十蔵と千代女の関係も、本当だったのかも知れないですね。歴史には想像も夢もあります。だから面白いのだと思います。
~火遊び~

~火遊び~

フェアリーテイルシアター

赤坂CHANCEシアター(東京都)

2025/12/24 (水) ~ 2025/12/26 (金)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★

持田千妃来さん出演。
12/25公演。持田さんのほかは逢来りんさん、高橋麻里さん、杉咲杏奈さん。
杉咲さんだけは12/24公演もありますが、その他3人は1回のみの公演。

公式には「即興リーディング フラっと vol.3 ~火遊び~」と題されています。実際はいわゆる即興というわけではなく、準備時間が短いことを「即興」と表現したようです。台本を受け取ったのが本番1,2週間前で、4人で合わせるタイミングは1回だけ、というようなことをおっしゃってました。

「トラ横キッズ」の2人が、大人の2人にだまされる、という構図です。持田さんは大人のひとり。椅子に座っての朗読ですが、杉咲さんとともに悪者としての演技を、椅子にいながらも全身を使って表現されてました。「1回しかない、1回で全部出し切る」という演者としての矜持を感じました。

ネタバレBOX

台本は気になる点がいくつか。朗読劇なので演劇よりも言葉の影響がずっと大きいです。
「死刑の宣告を受けました」の12年後に「ようやく死刑宣告を受けました」は「???」です。後者は執行のことでしょうか。エンディング付近の大事なところ、ひっかかってしまいました。
ガラ版世界の国からこんにちわ

ガラ版世界の国からこんにちわ

ガラ劇

シアター風姿花伝(東京都)

2025/11/19 (水) ~ 2025/11/23 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

真田林佳さん出演。Bチームの木曜と土曜ソワレ。
真田さんは學天則の西村博士。よく考えたら男性ですが、それを忘れるくらいイメージぴったりでしたね。いつも期待される(?)面白ネタもしっかり入れて。

事前に少しヒントをいただいたのはありがたかったです。それでもなかなか難しかった。木曜に観劇、電子パンフレット買って台本読んで、土曜に観劇。
その後もまだ読んでます。台本の解説部分で初めて意図が分かるところも多いです。

主演は倉垣まどかさん。2015年「ハッピー・ウェディング」よく覚えています。なにしろ3回観劇したので、売り場におられたショートカットの方が仮面をつけて出演されているのには気づいてました。そして千秋楽カーテンコール。木村昴さんに呼ばれて初めて紹介されたその倉垣さん、遠慮がちに出てこられました。段取りと違ったのか、主演の河村さんがド真ん中でまごまごしてたのが目に焼きついてます。

ネタバレBOX

土曜ソワレの日替わりネタ「なんだ国会議員か」は大笑いするのを耐えました。
多くの言葉遊び。大谷のチケットはエチケット。イエスは肯定と殉教者。

なかなか理解は難しかったです。読み手に委ねているというよりは、明確に表現したいことがあり、言葉遊びのフィルターであえて遠回りしている、と感じました。
電子パンフレットでたくさん解説されてます。有料ですが、それとセットで楽しむのか良いですね。犬地雷、人間地雷の話は知らなかったです。

2025年の大阪万博から1970年1940年と遡っていく。1970年はクフと南のいるシーン?
倉垣さんの「人」のセリフ「私が一人称です」は、岩永さんの「僕」と自分を分けた?
「いたいけな少女があんなことするなんて」は放火を指す?ならば終盤の太陽の塔の火事は2025年?
サヨナラにはまた明日が枕言葉(西村) / サヨナラはまた明日の枕言葉(人)
→これは後者の方が正しそうですね。

万人向けとは思いませんが、自分はリピートしたくなる演目でした。引き続き電子パンフレット読みます。
WITCH LIGHT

WITCH LIGHT

ProjectAmythos

ザ・ポケット(東京都)

2025/10/29 (水) ~ 2025/11/02 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

持田千妃来さん出演。金曜ソワレと千秋楽を観劇。

持田さんは演出助手に初挑戦。初日の2週間前に驚きの発表が。降板になった大庭すみ花さんの代役として出演されると。
予定されていなかった役を短い準備期間で引き継ぐということになります。とても難しいこと、大きな負担だったことでしょう。ご本人のSNSからも伝わってきます。

観劇して。あたかも元からエミリア役だったかのようでした。フィジカルもメンタルも強い役。ご自身の強味を活用されて、役のイメージに見事にアジャストされていたように思います。

運営さんもすごいですね。パンフレットやグッズはちゃんと間に合いました。大庭さんとは身長がだいぶ違いますが衣装はぴったりで。主宰の長田さんの、完成度についての強いこだわりを感じました。

ネタバレBOX

王のセリフに「各国」という表現があります。「大国アヴァロン」の王だけれども、その中に複数の国がある、という構成のようです。一国の王であり、各国も統べる立場、と理解しました。
「独裁を疑われる」というセリフがあります。現状は独裁ではない、各国の主権が尊重されていることが示唆されています。
国を統べる側の苦悩が具体的に伝わりました。こういうのリアリティがあって好きです。

Project Amythosさんのダークな世界。たくさんの犠牲があって、生き残ったのは子ども3人だけでしたね。王の言うとおりであれば、未来は明るく無さそうです。

演者さんの名前は把握しつつ、各役は把握せずに臨みました。どの役がどの演者さんかな、と考えながら見るのも楽しいものです。今回はメイクでちょっと難しかった。

主演のひとり平松可奈子さんは「梅雨のむらさき」で主演された際、持田さんとは母子でしたね。印象はずいぶん違うというか180度違いました。

一本鎗希華さんはつい最近「ブラッドムーン・ドラッグ」でヒロインをされたのを拝見していました。今回、見終わってもどの役か分からず。光の魔女メルガだったのですね。分からなかったのは特殊なメガネのため、ということで。

ジャネットの藤川茜さんは声で分かりました。さすが声優さんです。
ジョーンの七海とろろさんは雰囲気で分かりました。さすが・・・です。

アグネスの山﨑悠稀さんは背の高さですぐに分かりました。「降臨SOUL」シリーズで拝見していたのですが、何役だったかな・・と。そう思って見ていたらだんだん角が見えてきて、思い出しました。井伊直政ですね。
2000年生まれとお若いのは正直意外でした。降臨SOULでもですが、存在感あります。

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