ドウトク 公演情報 !ll nut up fam「ドウトク」の観てきた!クチコミとコメント

  • 実演鑑賞

    満足度★★★★

    真田林佳さん出演。
    餓(うえ)チームを観劇。3チーム制。

    何度も再演されている人気演目。エンタメ要素はなく、メッセージ性の強い演目です。

    2月に公開されたキャスト募集には以下の条件が書かれていました。

    死刑囚52:主人公(男性30代〜)
    死刑囚313:暴力的な殺人鬼(男性20代〜)
    死刑囚489:純粋な殺人鬼(性別問わず20代〜)
    死刑囚23:猟奇的な殺人鬼(性別問わず20代〜)
    死刑囚159:芸術的な殺人鬼(性別問わず20代〜)
    死刑囚043:望まない殺人鬼(性別問わず30代〜)

    真田さんは前回と同じく489役。普通の演目であれば「不思議ちゃん」に分類されるかも知れません。この演目では「純粋」という表現で納得です。

    ネタバレBOX

    オープニングが前回とだいぶ違いましたね。6人順番に呼称=番号の紹介があったのは良かったです。前回は無かったと記憶しています。

    そのあとの展開は前回とほぼ同じ。
    演者さんの個性が、とくに52と313に表われるような気がします。前回は朧チームを見ましたが、見るからに313の方が体格で勝っているので、52が疲れた状態でそのまま挑むのが不自然にも見えたのです。
    今回の餓チーム52の大力さんは大柄で、313の麻生金三さんと良い勝負になりそうでした。見た目の勝ちそう・負けそう はけっこう大事な要素な気がします。

    最後に489は52に自分を刺させるのですが、前回は52が戸惑いながらも自分の意志として刺したと記憶しています。今回は489が52の腕をつかんで自分の方に強く引き寄せて刺されました。比較すると52の意志が薄いと感じました。台本では表現されない範囲です。前回と変えたのかチームで差があるのかは分かりません。

    489は真田さんしか見てないのですが、演者さんによって印象が大きく違うのは想像できます。メッセージがあるとすれば、そのキーになる役割と思います。52は後悔するのでしょうか、それとも?

    159の百餅さんの、目をギョロギョロさせた演技が印象的でした。劇中で気になってしばらく観察していたところ、まばたきしない時間がすごく長いんですね。心配してしまいました。

    この演目は全員ほぼ出ずっぱりなので、ずっと演技をしていることになります。上演時間は80分くらいかな、自分のような素人には想像もできない長時間。いまさらながら、舞台役者さんはすごいです。いつも敬意をもって拝見しています。

    0

    2025/06/21 12:03

    0

    0

このページのQRコードです。

拡大