七夕スターダスト 公演情報 劇団バルスキッチン「七夕スターダスト」の観てきた!クチコミとコメント

  • 実演鑑賞

    満足度★★★★

    バルスキッチンさんの公演は再演が多いのですが今回は新作。個人的にも再演の観劇が多かったので、新作は久しぶりでした。

    ズドンさんの前説はいつも楽しいです。ほぼ毎回おっしゃっていることがあります。劇団は一貫してコメディを作っている、伏線がどうとかややこしいことはない、おふざけが多い、と。

    これまでの前説では「真面目に見ないでください」という定番のくだりがあったと思いますが、私の見た回ではありませんでした。初日はそれどころか、涙を誘うシーンがあることを示唆されてました。珍しいなと思ったものです。

    ※バルスキッチンさんはこりっちにエントリが無いことが多いですが、今回はあってうれしいです。感想書けます。今後もぜひ。

    ネタバレBOX

    活気が無く人口減少中の「七月市」という自治体。主人公は若き新人市議。市に伝わる「七月物語」の世界から彦星と織姫と仲間たちが現れる。織姫は主人公の亡くなった妻にそっくり。

    市は隣の市から合併を持ちかけられている。市の力関係から事実上の吸収合併。主人公はそれに反対し、織姫や市民たちと共に、市独自に活気を取り戻そうとする。

    絵に描いたような一本道で、すごく分かりやすかったです。バルスキッチンさんはそれが魅力のひとつだと思ってます。

    老人役の五十嵐かいと さんたち3人が突然若返って歌いだすところはびっくりしました。チラシでも老人だったので珍しいと思っていたところ。一本取られました。

    主人公の市議を演じるのは中島拓人さん。バルスキッチンさんではこの1年で5回の主演。エースですね。クライマックスでの力強い演説はすごく魅力的でした。

    今回「真面目に見ないでください」と前説で言われなかった理由は分かりました。いつもより真面目なのです。現実世界の問題に対するメッセージが込められているのかも知れませんね。そこは受け取り方次第かな。

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    2025/07/17 00:28

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