tomyleeの観てきた!クチコミ一覧

121-140件 / 274件中
墨と考えて飛沫

墨と考えて飛沫

埋れ木

王子小劇場(東京都)

2018/12/05 (水) ~ 2018/12/09 (日)公演終了

満足度★★★★

鑑賞日2018/12/08 (土) 19:00

価格2,800円

分散していた話は中盤から結集していきますが、芽、露子、楓と個性的なキャラが引き立ていました。
面白かったのは猫の存在。どんな色とか特徴を言わなかったこと。これミスリードだったのでは?
クリスマスというこの時期に避けそうな題材も上手く絡んだアンサンブルでした。

またメッセージ性も強い作品でした。
うまく付き合っている人とはいつも思いをぶつけたり受け止めたりその繰り返し。そこには概念や名前なんて気にしたことはありません。何者なのか?ではなくて如何様なのか?

この劇団の作品は初めてでしたが、出演は馴染みのある方がいらっしゃいました。
メグムを演じた津嘉山珠英さんは、はらぺこペンギン!『古書パラレル浪漫譚』、田島実紘さんは劇団献身『死にたい夜の外伝』、竹内なつきさんと佐瀬ののみさんはたすいち作品、加藤睦望さんはやみ・あがりシアターさんで三作品。林揚羽さんはしあわせ学級崩壊本公演の運営としてお会いしていました。

毒づくも徒然

毒づくも徒然

MCR

OFF OFFシアター(東京都)

2018/11/20 (火) ~ 2018/12/02 (日)公演終了

満足度★★★★★

鑑賞日2018/12/02 (日) 16:00

座席1階2列

価格3,000円

『価値観』『期待感』など人との付き合いにぶち当たるときをプロレスの控え室という舞台設定がもう面白い。ナニータはその場を中和させたり掻き回す絶妙な存在。久しぶりに演劇で爆笑させていただきました。

残念なのは新日ジャージなのにラスト曲『スパルタンX』。これは三沢光晴なんだよなぁ。
ただオープニングは橋本真也だったので亡くなった二人への想いが詰まっていたのかな。ただカッコいい曲を選んだだけのような気もしますが。

演劇なんて暇つぶし

演劇なんて暇つぶし

あめんぼう 

赤坂CHANCEシアター(東京都)

2018/11/30 (金) ~ 2018/12/02 (日)公演終了

満足度★★★★

鑑賞日2018/12/02 (日) 13:00

座席1階2列

価格0円

立ち上がりの悪さに不安になるも中盤からは盛り返してまずまずの出来映えでした。

前半の劇団建て直しの経緯が長過ぎました。中盤舞台左からスポットを当て、アンサンブルな感じからが良かったです。ここからスタートしても良かったのでは。そこまでの劇団の背景は観客に想像させるぐらいでもいいと思います。

そしてもうひとつ良かったのは劇団員が個性的なこと。終わってみても全員の顔が浮かびます。これは劇団の強みになると思います。
次回作品を楽しみにしています。チケプレありがとうございました。

この星に生まれて

この星に生まれて

アンティークス

「劇」小劇場(東京都)

2018/11/28 (水) ~ 2018/12/02 (日)公演終了

満足度★★★★

鑑賞日2018/12/01 (土) 14:00

座席1階1列

価格3,800円

AとB。どちらも面識ある役者さん(つまり推し)が出演されていなかったので、前公演で気になった長谷川なつみさんが出演されるAを選択しました。

今回もアンティークスさんらしい人の温もりを感じるファンタジーな仕上がりでした。結構笑えるシーンが多かったですが、『15分間の奇跡』はジーンとしましたね。オムニバス形式もよかったです。

長谷川さんは三作品全て出演。京野ことみさん似の美人さんですね。演技もキリッキリッとしていて声もしっかり通りますね・・そこに涙はグッと来ました。

帰りに受付を見ると前作『あしおと』のDVDがー。これは明らかに私に『買いますよね?』と主演だった坪和さんの声が聞こえたような聞こえなかったような。気がついたら2500円お支払してました。

すると隣から『ありがとうございます。これ私も出ているんですよ。』

存じてます。Aを選んだのも長谷川さんが理由とお伝えして、めでたく相互フォローとなりましたとさ。終わり。(°Д°)

キャンプ荼毘

キャンプ荼毘

ひとりぼっちのみんな

STスポット(神奈川県)

2018/11/21 (水) ~ 2018/12/02 (日)公演終了

満足度★★★★

鑑賞日2018/11/30 (金) 20:00

価格0円

この作品は青春をしくじった人のほうが楽しいと思います。
カラオケ『岩崎宏美・思秋期』フルコーラスはクソ笑いました。しかも私のハイライト。

無邪気なあの頃の想い出はカラオケルームの会話のように軽く記憶から飛んでいく儚さ。そして過ぎてから気付くものも感じました。

柿の長尾さんが好演。どうしてあんなに口が曲がるの??
チケプレありがとうございました!

青の日

青の日

少女東京奇襲

中野スタジオあくとれ(東京都)

2018/11/09 (金) ~ 2018/11/11 (日)公演終了

満足度★★★★

鑑賞日2018/11/09 (金) 19:30

座席1階2列

価格3,000円

前作『その子17歳』の余韻を持ったまま来場したお客さんも多かったのではないでしょうか。私もそのひとり。

いきなり「男子」が出て来て「劇場間違ったか_?」と不安になったお客さんも多かったのではないでしょうか。私もそのひとり。

今回は泣けるシーンより圧倒的に笑えるシーンが多かったですね。
ひとつのネタを引きずらず、サラッと青春を描く奇襲さんならではのテイストがとても好きです。

アフターイベントのONEOR8の伊藤俊輔さんと奇襲さんの主催である花岡美月のトークショーは面白かったなー。

帰りには『その子17歳』の脚本をゲットしました!大収穫。

ネタバレBOX

この演劇を見てなんとなく気付きましたよ。
演劇ファンは「四季が好き」「キャラメルが好き」「どっちも嫌い」の三分類できるんだろうなって。(ネタバレでもなんでもない)
遺産

遺産

劇団チョコレートケーキ

すみだパークスタジオ倉(そう) | THEATER-SO(東京都)

2018/11/07 (水) ~ 2018/11/15 (木)公演終了

満足度★★★★★

鑑賞日2018/11/10 (土)

座席1階G列10番

価格3,800円

『真実より尊いものはない』

胸が熱くなる重厚ないい作品です。

紅姫物語【ご来場ありがとうございました!】

紅姫物語【ご来場ありがとうございました!】

劇団えのぐ

萬劇場(東京都)

2018/10/24 (水) ~ 2018/10/28 (日)公演終了

満足度★★★

鑑賞日2018/10/25 (木) 19:00

価格0円

木曜日に観劇しました。タイトルコール時の機材トラブルがとても残念でした。
そのためか中盤まで劇場全体が何か落ち着かず、役者の良し悪しもクッキリ出てしまいました。

ストーリーは非常にわかりやすいのですが、構成に味のある捻りをもう1つ欲しかったところ。芝居小屋が題材になっているので、芝居シーンをもっと取り入れて、劇団・演者・スタッフの色をもっと強く出しても良かったでは。

逃げる追い掛けるシーンは見応えありました。これは舞台の幅だけでは足りないのを奥行きを上手く使って表現していたと思います。全体的には華やかな作りになっているので、ラストはダンスで締めても良かったかな。

役者では大人になったカカシの男優さんが味のある演技でした。

最後になりましたがチケプレありがとうございました。

背に描いたシアワセ

背に描いたシアワセ

やみ・あがりシアター

APOCシアター(東京都)

2018/10/24 (水) ~ 2018/10/30 (火)公演終了

満足度★★★★★

鑑賞日2018/10/26 (金)

前作、前々作を観劇した私には立ち上がりから「随分と甘ったるいホームドラマだな。嫁と姑ねぇ。昼ドラテイスト?」

しかしホームドラマにしてはかなり笑える。2番目に好きな布(笑)

さてここからはネタバレになるので書けません。私の観劇中の心のつぶやきをお届けします。

「あららホームドラマかよ!・・あれ?笠浦さんコメディも書けるんだ,へぇ結構笑えるな!あはは あはは、・・ん?ん?ぎええええええええ!そういうことかよー!!」

チケプレありがとうございました。
あとさんなぎさん素敵です。

ネタバレBOX

こういった「錯覚」は小説では多々ある。貫井徳郎「慟哭」、乾くるみ「イニシエーション・ラブ」もその部類であろう。年齢というモチーフでは歌野晶午「葉桜の季節に君を想うということ 」か。しかし芝居では非常に珍しいと思う。とても難しいと思うが、これは笠浦さんの脚本力の何物でもない。そしてこの脚本に惚れ込んだ役者がとてもフィットしているもうかがえる。

何が難しいかと言うとただ伏線を巻けばいい言う訳ではないところ。ミスリードも作らないといけないが、今回はコメディタッチにしたテイストが実にセンスがいい。

千歳船橋と決して交通の便がいいところではありませんが、見るのを迷っている人がいたら「見て後悔しませんか?」と私は騙してみたい。
みんなのへや・改

みんなのへや・改

Aga-risk Entertainment

CHARA DE asagaya(東京都)

2018/10/17 (水) ~ 2018/10/21 (日)公演終了

満足度★★★★

鑑賞日2018/10/18 (木) 19:30

価格2,800円

時間が空いたので急遽観劇しました。中盤少し笑いが乾きましたが、最後の回収っぷりは流石のアガリスクでした。演者さんは皆さんはじめまして。若々しくエネルギッシュで好印象!

古書パラレル浪漫譚

古書パラレル浪漫譚

はらぺこペンギン!

神保町花月(東京都)

2018/10/17 (水) ~ 2018/10/21 (日)公演終了

満足度★★★★★

鑑賞日2018/10/18 (木) 15:00

価格3,300円

とても面白かったです。かなり設定は細かいですが、飽きなく話もわかりやすく構成されています。本がイイんでしょうね。役者は数も適度であり、役にもとても馴染んでいたと思います。これは演劇を初体験したい方を同行するのには丁度いい作品です。

照明が凄く新鮮でしたね。こんな使い方があるなんて。担当さんはとても勉強されたのではないでしょうか。
また宮沢賢治「銀河鉄道の夜」を重ねたストーリーがなかなかステキでした。

今年結成16年目だそうですが、恥ずかしながら存じませんでした。これから注目をしていきたい劇団です。

ネタバレBOX

「銀河鉄道の夜」に加えて「銀河鉄道999」もネタにしてます。こう言った既存モノを使うのはやや怠慢か?と思われがちですが、ここは「演劇を自虐」でカバーしています。そしてアラレちゃんの「キーン」は終盤に泣かせるワンシーンにつながります。沢山のネタをバランス良く書かれた脚本、そして優れた演出作品に出合うことはなかなかありません。
みどり色の水泡にキス

みどり色の水泡にキス

オフィス上の空

あうるすぽっと(東京都)

2018/10/17 (水) ~ 2018/10/24 (水)公演終了

満足度★★★★

鑑賞日2018/10/17 (水) 19:00

座席1階G列

価格6,000円

初日を観劇してきました。
前作吉祥寺シアターで公演した「おかえりのないまち。色のない」の余韻を残したまま来場したお客さんは私だけではないはず。

今回キ上の空論第9回公演となりますが、中島さんが立ち上げた「オフィス上の空」のプロデュースとしては初になります。

本編は「輪廻」が中心となって話は進みますが、私はあるワードを聞き逃してしまったので「なぜ?なぜ?」がずっと頭に残っていて消化不良のまま今朝を迎えました。
そして改めてあらすじを読むと「あー、そういうことね」と。
ですのでいままでそういった経験がある方はあらすじを読んでいくことをオススメします。あらすじは1つ注意があります。カンティフェで書かれているのは脚本修正前と思われます。公式サイトに書かれているものが正式のようです。
http://kijyooo.com/midoriiro/

さて芝居そのものの感想としては「目に入ってくるものが新鮮でした」。
プロジェクションを新たに導入したのは成功でしょう。
そして初めてキ上の公演に出演された演者さん。特に気になったのはハルさん演じた片山陽加さんは好演技でした。次回公演チェックします。
それと脇役につきまして。キ上の常連が豪華に出演でしたが、以前と似た役をやっていた感がありました。キ上ファンとしてもっと意外な役にもチャレンジして欲しいところです。

最後にチケット代金について。6000円はちょっと高いです。
いい会場、いい客席、いい演者、、、等々理由はあると思いますが、キ上の公演は2度観て「確認したいこと」があります。リピートするにはちょっと値段がキツイのが残念です。

★は前作と比べて付けました。

ネタバレBOX

私が聞き逃したワードは『おじいちゃんは生まれ変わって、きっとまた会いに来てくれる』です。ここはあらすじにも書いてあります。
ここ聞き逃すとかなり消化不良になりますのでご注意を。
となりの事件

となりの事件

シアターノーチラス

OFF OFFシアター(東京都)

2018/10/10 (水) ~ 2018/10/14 (日)公演終了

満足度★★★★★

鑑賞日2018/10/12 (金) 19:30

価格0円

シアター・ノーチラスさんは前作「カッター」に引き続き2度目の観劇になります。

今作品「となりの事件」ですが前作よりもイイ出来上がりと思います。

ハッキリ言いますと地味です。音楽も劇中一切無し、ラストだけ。舞台美術は椅子だけ。でもねとてもキレイな椅子なんです。

台詞は派手じゃありません。でもとても心に響く言葉があります。「そうだよなぁ」と頷くこともあれば「そうかぁ」と気付かされることも。

本がまずいいんでしょうね。そして演者さんもいい芝居を見せてくれました。あの珈琲屋を夢見る旦那さんの含み笑いが絶妙だったなぁ。あの笑いの意味を読み取るのも楽しかったです。

小劇場という身の丈を考えて丁寧に作られたこのような作品が私は好きです。
最後になりましたがチケプレありがとうございました。

夜を、徘徊。

夜を、徘徊。

ものづくり計画

萬劇場(東京都)

2018/10/10 (水) ~ 2018/10/14 (日)公演終了

満足度★★

鑑賞日2018/10/10 (水) 19:30

価格0円

チケプレありがとうございました。
少し辛い感想になります。

ネタバレBOX

まずセットの作り込みが甘いと思いました。置いてあるものは色あせている、人がハケるところも狭そう...。

そのせいかシーンが変わるとき役者さんのハケ方がとても不自然に感じました。死んだばかりのひとがムクっと立ち上がって消えていく・・。黒幕をめくって中に入っていく演者もいる...。首を切りながらハケていくなんて滑稽過ぎました。
肝心なところは暗転をもっと使ってもよいのではないでしょうか。

また目に入ってくるものが多く、情報が溢れてしまっている印象がありました。あれだけの台詞量があれば手の細かい動きは少し見ているほうは邪魔になります。

出演者も多すぎると思いました。
女性四人が卒業から25歳まで背負ってきたものをじっくり描き、それぞれのキャラクターをもっと色濃く感じさせて欲しかったです。
プラスチック・ピノキオ/モンストロ・メモリ

プラスチック・ピノキオ/モンストロ・メモリ

たすいち

新宿シアター・ミラクル(東京都)

2018/10/06 (土) ~ 2018/10/21 (日)公演終了

満足度★★★★★

鑑賞日2018/10/06 (土) 14:00

座席1階2列

価格5,000円

結局両作品をリピートしました。しかも最終日。
3週間というロングランもあってすっかり役に皆さん馴染んでいました。
たすいち公演は多々あるのですが「謎」なストーリーなので細かいところまで追いかけることができません。要するにリピートは必須。「たすいち」はまさにその通りだと改めて思いました(勿論ほめています)。

2度観感じたのは「丁寧に作っている」。役者が言葉を放ったときの表情、シーンに合わせた照明と音楽、とにかく細部に渡って妥協は許していません。目崎さんは今回は2作品同時に演出されたわけですが、これは偉業ですよ。しかも年々話は面白くなっているので全然飽きがきません。

そう言えば「キズツクキカイ」から丁度4年になります。まだまだ期待できる劇団です。

ネタバレBOX

「プラスチック・ピノキオ」はヒラエスのような子供・人外一切なしの大人テイストな作品でした。
笑いもあり90分は飽きの来ない丁度いいまとめかたでした。役者さんでは福富さんがまたおかえりのないまち。色のない(キ上の空論)の米良ちゃんみたいに弾けていたのが目立っていましたね。Twitterでも意欲的に色んな企画やワークショップにも挑戦している活発な役者さんです。それにしてもセットですが、クジラの中を表現していたんですね。皆さん気付きました?

「モンストロ・メモリ 」は人間とアンドロイドと自我という少し未来のお話し。
ラストがいままでのたすいち作品では有りそうでなかったテイストでしょうか。
脚本を購入するとあとがきがあります。そこに目崎さんがこのラストにした理由が書いてあります。

それと今回も役名は全てアナグラムになっています。
プラスチック・ピノキオは全部解けましたが、モンストロ・メモリの役名は2つ解けませんでした。「菱あずみ」「臼井田昴」この2つ。 前者は解けた人はいるのかな?後者はね・・2つの「す」がやっかいでした。頭固いぞワシ。
秋の超収穫祭

秋の超収穫祭

feblaboプロデュース

新宿シアター・ミラクル(東京都)

2018/10/01 (月) ~ 2018/10/02 (火)公演終了

満足度★★★

鑑賞日2018/10/01 (月) 19:30

価格2,800円

全体的には「超収穫」という印象はありませんでした。
開場前に1階に案内はなし(3分前に池田さんが持ってきた)、チケットはなし(代わりにレーズンチョコ)、当日パンフなし、上演順の発表なし(中休みに池田さんが発表)と準備不足と人数不足も残念でした。以下は上演順の感想です。

■家のカギ『うらみつらみ』
話はわかりやすいのですが、何かもうひとスパイス欲しかったです。
あとアドリブは多すぎると途中から飽きちゃいます。ほどほどに。

■feblabo『日曜日よりの使者』
汗たくさんの熱演もそればかりが気になってしまいました。構成はもうちょっとシンプルにして時代もボケ老人と小学生の2つだけでも組み立てられた感じがしました。

■大統領師匠『ベテラン声優のアテレコ風景』『スイカ割り』
笑えましたが「収穫祭」と言えるほどの目新しさを感じなかったのが残念。
ゆきちさんが出て来てビックリ。出演者チェック漏れていました。

■feblabo『いまこそわかれめ』
目崎さん・竹内さんバージョンを観たことがあるので話はすっと入ってきました。
そういう意味では「目新しさ」はないのですが、作品が秀逸なのでこれは何度みても飽きません。塩原さん・大和田さんの演技も素晴らしかった。特に表情と話のテンポはかなり演出で微調整したのではないでしょうか。

話は逸れますが。竹内さん(バブさんね)が観劇していたらしく「やっぱりたすいちは短編集をそろそろやるべきなのでは」とツイート。
以前この話は目崎さんにも直接していて「人外短編祭」どうでしょうと。
これもいいんですけど「たすいち主催・名作二人芝居祭」もいいかなと。
『いまこそわかれめ』は勿論だけど『東京へつれてって(ミセスフィクションズ)』とか名作を固定して毎年役者を変えてもいいかなと思いました。

バイバイ・マイホーム

バイバイ・マイホーム

踊る演劇集団 ムツキカっ!!

シアター風姿花伝(東京都)

2018/09/26 (水) ~ 2018/09/30 (日)公演終了

満足度★★★★★

鑑賞日2018/09/28 (金) 19:30

座席1階1列

価格3,500円

前作「追想のエレジー」を拝見しました。何とも言えない後味でしたが、途中に挟むダンスは本編に関係なさそうで関係あり、しかも真相は台本買って読んで下さいというなかなか商魂たくましい劇団です(割とほめています)。

今回も同様にダンスはありましたが、これは難易度が低い。そう「わかりやすい」です。作品は前作のシュールな部分は全くなく私にはとてもハッピーエンドな印象でした。

今回はお墓購入の説明会に集まった人たちのそれぞれの「購入理由・事情」を描き、売り手側も含めた群像劇。この説明会の前日、家に帰ってからのシーンを織り交ぜていきますが、構成がとてもイイ。そう、この作品は非常に見ている側がストレスを全く感じないわかりやすさがあります。

観劇する決め手は前作を見て気になったことに加えて中学校の後輩である廣瀬響乃さんが出演したことですね。

次回作も楽しみにしています。

ドキュメンタリー

ドキュメンタリー

劇団チョコレートケーキ

小劇場 楽園(東京都)

2018/09/26 (水) ~ 2018/09/30 (日)公演終了

満足度★★★★★

鑑賞日2018/09/26 (水)

価格3,500円

ある製薬会社社員が非加熱製剤を売り切るまで血友病患者に投与されていることを内部告発をするところから話は始まる。

しかし日本医学会の体質はもっと根っこの部分にあった...。

これは事実であろう。芝居は事実を伝える力がある。まさにその1本。
圧巻の三人芝居でした。

残念なのは途中空調が切れてしまったこと。
そのことをスタッフに告げたが何も発しず。ラスト15分は色んな意味であつかった。

ネタバレBOX

11月公演「遺産」は今回の話とつながっているらしい。
以前は『我が祖父、老医師Iの遺産』というタイトルを予告していたので、今回の老医師の孫の話になるのであろう。
その子17歳

その子17歳

少女東京奇襲

高田馬場ラビネスト(東京都)

2018/01/18 (木) ~ 2018/01/21 (日)公演終了

満足度★★★★★

鑑賞日2018/01/20 (土) 14:00

当作品こりっちに登録されていなかったので「年間アワードの順位どうしよう」と思っていたら、9ヵ月の歳月をかけてメールが飛んできましたよ。最初は「再演か?」と期待したけどそうではありませんでした。

そう、再演を期待したほどこれはイイ作品でした。
30歳以上の女性が観るとかなり高確率で泣けます。私は観劇で泣いたことはこれまで1度もなかったけど、これは泣けました。作品にではなくてあまりにも周りが泣きすぎて「もらい泣き」。

作品の感想ですが、「とにかく小口ふみかさんがヤバかった」。彼女の出演作は「グリーン・マーダー・ケース(Mo’xtra produce)」からだけど、そのときはまだ慣れていない客演さんのイメージ。その次に観た「三英花 煙夕空(あやめ十八番)」ではあの金子侑加さんと並んで見劣りしない演技に惚れてしまいました。
そしてその次に観たのが今作。手が震えるぐらいまでに感情を込めた台詞には観客誰もが目も心も奪われたのではないでしょうか。

「もういい大人なのでリアル寄りの女子高生は劇団員がキツいから(笑)」と演出の花岡美月さん。
きっとこの役者じゃないと成り立たないのでしょう。演出の調整もかなり繊細だと伺えました。この規模の劇場で公演された作品としては今年No.1です(9月現在)。

故郷、〇庭にて

故郷、〇庭にて

劇団milquetoast+

APOCシアター(東京都)

2018/09/07 (金) ~ 2018/09/09 (日)公演終了

満足度★★★★

鑑賞日2018/09/07 (金) 20:00

価格2,800円

全てはどこかで繋がっている・・メッセージ性が強く不思議な構成でした。
序盤のコミカルシーンはかなり冷冷でしたが、女学生二人の主張シーンからグッとのめり込みました。・・君はいま何をしたい、それを寄り添って応援してくれる人はいるのか!

2年ぶりの公演とのことですが、坪和あさ美さんが所属していた頃も観たかったですね。いつか客演ないかな。

振り返るとやみ・あがりシアターさんを好きな人はいいかもね。
女性が主張するところや、人と人のつながりをとても丁寧に描いています。
ミルクさんのほうがやや内容がてんこ盛りでしょうかね。

充実の115分でした。

このページのQRコードです。

拡大