Renの観てきた!クチコミ一覧

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「13日間の罪と罰」

「13日間の罪と罰」

劇団アニマル王子

武蔵野芸能劇場 小劇場(東京都)

2011/06/16 (木) ~ 2011/06/20 (月)公演終了

満足度★★★

久々のアニマル王子
よいイメージを持っている劇団の一つでした。

ネタバレBOX

帝都大学に通う一人の女性。神堂ルカ。

質を預けた女主人に手をかけた。
そこから物語は始まる。

周りを蠢く複数の思惑とルカの追い求めるモノが交差し、背景では古代と現代がリンクしてゆく-




前半。
ものすごい勢いで物語が進みます。録画の早回しを見ているようです。

そこで既に、遠くから眺める傍観者になってしまい、物語の中に入りこむ隙間を見つけられなくなりました。

何を伝えたいのかが、するすると流れてしまったような印象。

後半物語がまわりだして、ようやく前のめりに。

古代と現代のつながりも若干薄かったような。


良い印象の役者さんもいるだけに、大分もったいないような気がしました。
疾走感はとてもよい印象。

次回に期待します。
衣紋坂から

衣紋坂から

なぎプロ・草薙良一

博品館劇場(東京都)

2011/06/09 (木) ~ 2011/06/12 (日)公演終了

満足度★★

博品館
中々行く機会のない劇場です。
昔ミュージカルをよく観に行ったイメージがありました。

料金設定と劇場をとってみると、商業芝居だと思うのです。
小劇場より一段高いハードルにある芝居。
ですので、より完璧なものを見る側としては求めます。
がっかりしてしまう度合いが高くなります。

それをふまえて。
役者さんがとにかくセリフをたくさんかまれるので一回一回観ている物語が止まってしまいました。

殺陣のシーンも少し残念な印象。

少年から大人へ、大人から少年へ。
この数回の切り替えがなぜあのタイミングだったのか?


若手にも見せ場があるのはとてもよかったと思います。その若手がとてもよい印象でした。

『嵐が丘13番地 殺られる前にヤってやる』

『嵐が丘13番地 殺られる前にヤってやる』

劇団40CARAT 【第36回公演『ダーリン×ダーリン×ダーリン』9月15日[金]~9月17日[日]阿佐ヶ谷アルシェ】

ザムザ阿佐谷(東京都)

2011/06/03 (金) ~ 2011/06/05 (日)公演終了

満足度★★★

久しぶりのザムザ
こちらの劇団を以前観たのもザムザでした。
ザムザが好きなんでしょうか。

ネタバレBOX

屋敷の一部屋。
椅子に縛られた老紳士、それを取り囲むのは武器を手にした老婆3人。
人質をとってたてこもっているのだが、全てが奇妙。

屋敷の中を、人の姿をしたものが右往左往している。

魔女の存在を口にする老婆たちは何故屋敷に入り込んだのか―?


しばらくぶりに観させて頂きました。
以前からあるちょっとしたシュール感は残りつつ。
今回はとてもわかりやすい物語が展開していました。

冒頭の老婆のシーンはかなり長く感じました。

老紳士の生い立ちや魔女に体を奪われた老婆の話。
大分後半で物語が動き出し、そこからは前のめりに。

ここの不思議感はとても独特。

最後は微笑ましい気持ちになりました。
時泥棒~昭和歌謡短編集~

時泥棒~昭和歌謡短編集~

はぶ談戯

新宿ゴールデン街劇場(東京都)

2011/05/31 (火) ~ 2011/06/05 (日)公演終了

満足度★★★★

昭和色はポップに
物語がどんどんリンクしていくのが観ていて楽しかった。

ありきたりといえばそうかもしれない。それでも楽しめたのだからそれで良いのだと思う。

役者がそれぞれたってて面白かった。

堕落美人

堕落美人

弾丸MAMAER

赤坂RED/THEATER(東京都)

2011/05/25 (水) ~ 2011/06/01 (水)公演終了

満足度★★★★★

良作
縁あって観に行きました。

ネタバレBOX

夫を殺し、逃げまどった女は、広島のとある終着駅にたどり着いた。
スナックへ駆け込み、住み込みで働き始め、環境とともに心情も変化していく。
幾多の葛藤、人々の優しさ、混迷。

なぜ、女は捕まったのだろうか―?



まず、作り込まれた舞台美術に興味をひかれました。

動きのある冒頭から、静かな語り、振り返る女性と赤い傘。

効果的な音の入り方など、惹きつけられる場面も多く、印象的なシーンが連続。

ラストはもう少しさらっとしていたほうが個人的には好みですが、それでも。
達者な役者たちがつくりあげる濃厚な作品に始終惹きつけられました。

見ごたえのある一作。
PerformenVI~Paradiso~

PerformenVI~Paradiso~

電動夏子安置システム

吉祥寺シアター(東京都)

2011/05/07 (土) ~ 2011/05/15 (日)公演終了

満足度★★★

観てきました
観てからは少し経ってしまいました。

パーツはパーツはとても精巧。
数珠繋がりにすると視点があやふやに。

それでも浮き上がるキャラクターの存在が物語をひっぱっている。


冒頭、音もなく大勢の人間が立つ姿を見て美しいと思いました。

舞台セットが芝居にあっていて、広がりのあるよい空間でした。

丹青の「網とり 嫁とり 命とり」

丹青の「網とり 嫁とり 命とり」

深川とっくり座

江東区砂町文化センター(東京都)

2011/05/07 (土) ~ 2011/05/08 (日)公演終了

満足度★★★

大入りでした
2日間の公演ではありましたが、満席(席はどんどん追加されていましたが、フロア内は椅子で埋め尽くされました)。
商店街関係の方なのでしょうか、客席は年配の方が多くいらしていました。
演目の色見もあるのでしょうが、これが公演というものだなあと辺りを見ながら思いました。

お江戸喜劇、ロシア文学の江戸版、初の現代劇、と3本のオムニバス。


お江戸喜劇はこの劇団の十八番のようで、安心して楽しめる作品。
ロシア文学を江戸調にしたものは、また喜劇で展開の面白い作品でした。
現代劇は初、ということもあってか、なかなか入りこむのに難しかったのですが、大元の作品が誰でも知っているものとあって、終わった後は自然な拍手がまわりで起こっていました。



中々杞憂な劇団だと思います。
昔懐かしい雰囲気と、おもしろおかしさと。

DISTANCE

DISTANCE

Neo Mask

吉祥寺シアター(東京都)

2011/04/20 (水) ~ 2011/04/25 (月)公演終了

満足度★★

時代劇
殺陣教室などもやっている劇団。
殺陣、アクションがみどころと聞いていたので、そのあたりを楽しみに観に行きました。

ネタバレBOX

城主である父に命を狙われた姫は、臣下である盛長と城から落ち延びた。
姫は力を蓄え、盛長とともに反旗を翻す―



物語が進むにつれ、わからないことが多くなり、観ていて少しおいていかれてしまいました。

上からロープを伝って人が下りてくるシーンはとても目をひきました。布が巻きあがった瞬間後ろから人が現れるという手法も。
義時役の方のアクションもすばらしかったです。

ただ、出来る方が少なかったせいか、思ったより見どころは少なく感じました。
「公房工房」 「幸福な王子」おかげさまで無事に千秋楽の幕をおろしました。ありがとうございました!

「公房工房」 「幸福な王子」おかげさまで無事に千秋楽の幕をおろしました。ありがとうございました!

THEATRE MOMENTS

劇場MOMO(東京都)

2011/04/06 (水) ~ 2011/04/10 (日)公演終了

満足度★★★★

公房工房
何度かみさせて頂いているMOMENTS。
数回みると、こちらも見方がわかってくるというか、一つの役に対してどんどん人が変わっていっても早めに納得できます。

今回は少し長く感じたのですが、それでもこの劇団らしさがたくさん詰まっていて見どころは満載。

展開の仕方がとても面白い。特有の動きや表現方法。

またみたいと思わされました。

八犬伝

八犬伝

劇団S.W.A.T!

SPACE107(東京都)

2011/04/07 (木) ~ 2011/04/12 (火)公演終了

満足度★★★★

ずっと観たかった劇団
いつかみさせて頂こうと思っていました。
ようやく念願叶いました。

ネタバレBOX

大学のサークルを探し、一つの部屋へ訪れた女子大生イヌハタ。
文芸サークルのはずが、そこにいるのはどう見ても同じ年代には見えない女性が一人。
そのうちどんどん人は増え、勢ぞろいしたのは七人の女性たち。
自分たちは八犬士の生まれ変わりだと言うのだが…



チラシの印象から、シリアスな時代劇だと勝手に思って観に行きました。
それについては戸惑ったのですが、繰り広げられた物語に始終釘づけ。

劇団名は大分以前から知っていて、老舗の印象があったのですが、役者陣もベテランが揃っていて圧巻。
一人や二人ではなく、何人もいらっしゃってセリフのバトルがあるとかなりの面白さや安心感があります。
かけあいをみているだけで既に満足。


こんなに面白かったのならもう少し早く知っていたかったと思いました。
今後、時間が空けば観に行きたい劇団の一つになりました。
カミクイ

カミクイ

風ノ環~かぜのわ~

TACCS1179(東京都)

2011/04/06 (水) ~ 2011/04/10 (日)公演終了

満足度★★

初観劇
こちらの劇団の第二回目だそうです。
初めてみさせて頂きました。

ネタバレBOX

自然や生き物の言葉を聞く神子と、それを守る神使。
対立の中、消えていくモノたち…。

数年の時を経て、その心を持つ現代に生きる人々に想いはたくされた-


始まりがバイオリン演奏でしたので、生音にこだわりがあるのか、音楽がかかるシーンがとても少なく感じました。SEも同じ。
こういった物語だと、それが良い方には向いていないように思いました。
やりようだとは思うのですが。

殺陣のシーンは随所にあるのですが、わりとゆっくりとした印象。

セリフを言っている役者が、前に立っている役者で全く見えなかったり、何度も意識は中断。

役者さんでは、鴉霞の高田さんが好印象。

途中に入る映像はとても見ごたえがありました。これは本当にすごかったです。
修羅雷姫

修羅雷姫

48BLUES

シアター風姿花伝(東京都)

2011/04/01 (金) ~ 2011/04/03 (日)公演終了

満足度★★★

時代劇
シリアスな時代劇なのだと思って観に行ったら、冒頭でアニメソングが流れたので何か別なものを観に来てしまったかと不安に。

途中から話が展開していき面白くみれました。

ネタバレBOX

第二部です、と言われて大殺陣でも始まるのかと思いきや。
あっさり終わってしまったのでとても残念でした。
悟らずの空

悟らずの空

Jungle Bell Theater

シアターグリーン BIG TREE THEATER(東京都)

2011/02/10 (木) ~ 2011/02/14 (月)公演終了

満足度★★★

西遊記
こちらは初観劇。

ダンスあり、殺陣ありといったエンターテイメント性の高いお芝居でした。
コメディ色もありつつ、オーソドックスな場面展開もあり。

なんとなくクセになる感じでしょうか。

もう一度別なものを観てみたいような気がします。
現在出ている方が次はどんなことをされるのか、興味がわきました。

23分後

23分後

innocentsphere

吉祥寺シアター(東京都)

2011/01/15 (土) ~ 2011/01/23 (日)公演終了

満足度★★★★

初観劇
ずっと観たいと思っていた劇団の一つ

ネタバレBOX

初めはたんたんとしていたので、ひょっとこ乱舞の「旅がはてしない」を観た時の印象と少しかぶりました。
このまま進んでいくのだろうか?と。

ただそこまで抽象的ではなく、話はとてもわかりやすい。
バラバラの物語が一つになっていくような。

最後の集約の仕方が見事。疾風のように物語が駆け抜け、暖かな場所にたどり着く。

見終えてほほえましい気分になりました。

もっとファンタジー作品をつくられているのかと勝手に思っていたので、かなり現代劇だったので少々驚き、なるほど、と。

また機会があれば観たいと思います。
第5回公演 U-ru ウル

第5回公演 U-ru ウル

トランジスタone

調布市せんがわ劇場(東京都)

2011/01/12 (水) ~ 2011/01/16 (日)公演終了

満足度★★★

小屋が広い
ぜんがわ劇場、初めてみました。よい空間でした。

前回観た作品よりは断然よかったです。
まとまっている印象。

観に行っていつも出ている役者さんがいると安心します。

ただ、何か、もうひとつ欲しかったような。
それがなんであるか、自分でもよくわかりませんでした。

ジハード家族

ジハード家族

案山子堂

シアター711(東京都)

2011/01/13 (木) ~ 2011/01/18 (火)公演終了

満足度★★★

711にあった芝居
spacenoidが解散とのこと。残念です。
今後は案山子堂という名で公演されるのでしょうか。

以前見た2作品ともまた違った味わいのある作品でした。

また機会があれば見てみたいです。

池田屋コント

池田屋コント

劇団Spookies

SPACE107(東京都)

2010/12/15 (水) ~ 2010/12/19 (日)公演終了

満足度★★★

久しぶりに
こちらの劇団は数年ぶりに観に行ってきました。

ネタバレBOX

幕末ものがコントになるというのは、多少不安感をおぼえていたのですが、とても楽しく観させていただきました。

残念なのは、現代で一人一人切られていくシーン、ラストあたりの新撰組と攘夷派が激しく言葉を戦わせるシーンが少々長く感じたこと。

それでも見終えて、割と爽やかな気分に。

宮部役の方が一番印象に残りました。
のら猫たちは麗しの島をめざす

のら猫たちは麗しの島をめざす

榴華殿(RUKADEN)

タイニイアリス(東京都)

2010/11/20 (土) ~ 2010/11/23 (火)公演終了

満足度★★★

数年ぶり
こちらの劇団の芝居はとても好きでよく観ていました。
海外での公演が増えて日本での上演が減っていってから観る機会がなくなってしまい、本当に数年ぶりの観劇でした。

ネタバレBOX

興業を生業とする一組の男女。
正体はよくわからない。
幽霊のような少女と、言葉を話さない恰幅のよい男。
さらに韓国語を話すアコーディオン弾きに、歌を歌う中国の少女。

日本では成り立たない興業。

舞台は海の外へと移り変わっていく―


森田さんはいらっしゃる。
ただ、それ以外があまりにも変わりすぎていて、自分が何の劇団の芝居を観に来たのかとつい考えてしまったほどだった。
スタイルが変わってしまったのか。たまたま今回がこういったものだったのか。

耽美で不鮮明、あるいは謎に包まれていた世界はどこにもなく。

ただ、三ヶ国で作り上げるというのはこういうものなのだと思わされた。

ラストの雰囲気はとても好きだ。缶詰を見つめる二人の男性。
あのシーンを観て、なぜかとても榴華殿を感じたのは不思議な感覚だった。
世界は僕のCUBEで造られる

世界は僕のCUBEで造られる

ACTOR’S TRASH ASSH

シアターブラッツ(東京都)

2010/11/17 (水) ~ 2010/11/21 (日)公演終了

満足度★★★

ようやく観劇
ずっと観たいと思っていた劇団。
初観劇。

どんな芝居かまったく情報を得ずに観に行きました。

異世界がシュールでかつコミカル。不思議な空間を形成。

若手の役者を観て「……上手い」と思わされることはなかなかないことです。
役者陣はとても好印象。

ただ、客席はとてもわいているのに、その波に全くのれない自分がいました。
遠巻きに観戦しそのまま終演したような。
趣味の問題なのかもしれません。

バカが乗りたがる自転車の色

バカが乗りたがる自転車の色

GORE GORE GIRLS

ワーサルシアター(東京都)

2010/11/10 (水) ~ 2010/11/14 (日)公演終了

満足度★★★★

2作品目
旗揚げ公演を観て興味をひかれた劇団。

ネタバレBOX

彼女が出来ないことを悩む青年、それを取り巻く3人の男性。
「おじいちゃん」と呼ばれる3人の男たちはどこか空気が違っている。
一人の女性の登場で和やかな雰囲気が一変する。

除霊師。
これから霊である者を取り除くのだ。
一人?二人?それとも……


この劇団は本当に面白い。
本がおもしろい、組み方がおもしろい。
そして役者もぴったりときている。

ラスト間際の重さの比重がもう少し違っていたらもっと好きになった作品。

それでも全体的には好印象。

今後も時間が出来たら足を運びたい。

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