あにょの観てきた!クチコミ一覧

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「マンハッタンの女たち」

「マンハッタンの女たち」

〜Alternative Project〜 THE 座

要町アトリエ第七秘密基地(東京都)

2012/09/28 (金) ~ 2012/09/30 (日)公演終了

満足度★★★★

女は強い
 第七秘密基地という妖しげ(怪しげ?)な劇場にもひかれ、平日の昼間に行ってみると、観る人も女の人が多く、「スイーツ食べ放題に来たら案の定女の人ばっかりで気後れした」状態に。
 NYの、生活に疲れていない、女3人。でも何か足りない感じ、日本でいえば鎌田敏夫あたりが描きそうなドラマ。はじめは違和感があったが、観終わったら、なんとなく納得。観劇された女性の方々はさらに共感する部分も多かっただろうと思う。

HOTEL CALL AT “杉並演劇大賞”受賞

HOTEL CALL AT “杉並演劇大賞”受賞

メガバックスコレクション

阿佐ヶ谷アルシェ(東京都)

2012/03/16 (金) ~ 2012/03/25 (日)公演終了

満足度★★★★

命の尊さ
 荻窪アルシェの地下には洋館ぽいホテルのロビーが広がった。真っ白い顔をした正装の男が無表情にカードで塔を作っているのが既に現実から物語世界へと誘う。
 もちろん、芝居も素晴らしいのだが、観客席も無理に詰め込まずゆったりと座れる椅子を使っていて、我々もホテルの客であるような錯覚に陥る。
 ☆5つをつけてもいいのだが、昨冬に観た「カルナバリート伯爵の約束」の方がさらに好み(昨年の観劇ではベストとして投票した)なので、差をつける意味で4つ。

ネタバレBOX

 普通ホテルを舞台にした芝居だと各部屋の入口ぐらいはわかるようになっているのだが、これはロビーのみ。観ているときは駅や港の方がしっくりくるのかな、と思っていたが、今考え直すと「生きてきた疲れをゆっくり癒す」ことができるのはやはり宿なのだろう。
 ウェイン夫人が義父を殺したのはなんのためなのか、従業員は一体なんといわれる種族なのか、2人しか出てこないのに三つ子の設定にしてあるのはなぜか、などこれは観客に考えさせているのだろう。
 生への渇望、現世に残した思い、そして新しい生命の誕生。震災から1年という今の時期だからこそ改めて生きる意味を問われたような骨太の舞台だったように思う。ありがとう。
ズーキーパーズ ★第24回 池袋演劇祭「優秀賞」受賞作品★

ズーキーパーズ ★第24回 池袋演劇祭「優秀賞」受賞作品★

マグズサムズ

シアターグリーン BOX in BOX THEATER(東京都)

2012/09/27 (木) ~ 2012/10/01 (月)公演終了

満足度★★★★

そこにいない動物が観えた?
 主人公が動物園の仕事の面白さに次第に目覚めていく過程がとてもよく、息子が父を演じることになることになるシチュエーションもかなり好きです。
 周りの観客にも大いに受けていて、観終わった時の感じでは満点でした。

ネタバレBOX

 ただ、今考えてみると、園長がテレビクルーを引き連れて行くシーンで、各動物らしい対応をもっと身振りをいれてもらった方がいいかな。さらにジョモがホワイトライオンの赤ちゃんをバッグに入れるシーンでは例えばマギー審司のように見え見えの手業で生きている感じを出す工夫なんかもいいと思います。
 後、TVの方々は納得して帰りましたが、オンエアされればどうせばれる話なので、ここはキャスターが義夫の活躍に感動して、納得したうえで「延長だけでなくスタッフ全員の頑張りを描くように内容を変更した」というオチにもっていった方がつじつまが合うのではないでしょうか。
 もっともかなり良質のコメディだとは思いますが。
週末たち(満員御礼で終幕。ありがとうございました。御感想お待ちしています!)

週末たち(満員御礼で終幕。ありがとうございました。御感想お待ちしています!)

MU

BAR COREDO(東京都)

2012/12/01 (土) ~ 2012/12/04 (火)公演終了

満足度★★★★

楽しかった
オムニバスでも少しずつリンクさせてるのがいい感じ。どれもよかったが、特に「ジャンクション」はよかった。
予定では80分だったというが、無駄なシーンなど無いように思う。間延びなく、店舗が良かったので、100分でも短かった。

ネタバレBOX

「フリマ」楽しかった週末と今の厳しい週末を較べているような真澄はリアルさがあって、導入としてよくできている。

「ジャンクション」タイニイアリスの3人の倦怠感。みっくんとエリックの現代とその当時の気持ちなどが交差して、複雑な人間ドラマを創り出していていいと思う。
また、楽屋が舞台ということで、コレドの雰囲気によく合っていた。
最後のエリックが振り向いたところなど印象的。

「暗い日曜日」一番ありえないシチュエーションながら、一番週末を感じさせる。明らかに美智子の方がおかしいんだが、また女の人が観ると感想も違ってきそうな気がする。

「まめまめしい女」3人のキャラが立っているが、レイコの外出中に他の2人がパソコンを覗いてしまうのは予想されたところ。奇妙な女の友情がレイコの哀しさを強調させていたと思う。

「こちらN公園管理人事務所爆発前」役者さんたちのオーバー気味の熱演で実は一番笑ったかもしれない。男ならメグミのような物言いの女との会話に疲れを感じることは皆経験していると思うし、逆に真子のような女も実在しそうで怖い。


こい!ここぞというとき!(2012年サンモールスタジオ最優秀演出賞、受賞)

こい!ここぞというとき!(2012年サンモールスタジオ最優秀演出賞、受賞)

ポップンマッシュルームチキン野郎

サンモールスタジオ(東京都)

2012/10/18 (木) ~ 2012/10/29 (月)公演終了

満足度★★★★

まずまずのポップンタイム
 オカマ、ゲイ、おなべ、変態、幽霊が出てくる芝居を、二丁目にほど近いサンモールスタジオで、しかも平日の昼間に観ているというのに満席。
 はじめは正直期待外れで(まぁ人生の袋小路に入っている俺にはお似合いなのかな…)と自虐的なM的快感に襲われたが、盛り上げ方が半端なく、どんどん面白くなって、最後もこの劇団らしい優しさがにじみ出る。
 極上ならずとも標準以上に笑わせてもらった。 

ネタバレBOX

 改めてパンフの登場人物紹介をみると、
「いくら『ネタバレにならない程度』っていったって『青年A』はおかしいだろ!少なくとも青年ではないよ」
と気持ち悪く独り笑いすることだった。
三人姉妹

三人姉妹

華のん企画

あうるすぽっと(東京都)

2013/10/24 (木) ~ 2013/10/27 (日)公演終了

満足度★★★★

よかった
 自由になれない時代の、因習にとらわれた片田舎。都会での生活を忘れなれない姉妹。そんな哀しみと、そんな中でも喜びと、という爆発しそうで、爆発させない危うさというものが垣間見えてよかったです。

オレンジ新撰組 リターンズ

オレンジ新撰組 リターンズ

劇団6番シード

シアターKASSAI(東京都)

2014/05/02 (金) ~ 2014/05/11 (日)公演終了

満足度★★★★

面白かった、けど…
 6番シードはギラギラしている感じがとてもいい。今回もよくもまぁこんなくだらないことで1つ芝居をつくっちゃったな、という感じ。
 他の方も思われたようだが、殺陣や音楽を含め、さすがに洗練されすぎている。ただ、期待が大きかっただけに何か中だるみのように中盤がだれた感じがしてしまう。
 もっと面白くなるだろう、という期待をこめて辛口で。

ノー・サイド NO SIDE

ノー・サイド NO SIDE

トツゲキ倶楽部

小劇場 楽園(東京都)

2017/09/12 (火) ~ 2017/09/18 (月)公演終了

満足度★★★★

鑑賞日2017/09/12 (火) 19:30

座席2列

隔てている何かを無くしていく、というテーマを持つ3つの短編からなるオムニバス作品。ラグビーとはあまり関係ありません。
 前説を受け持った桜井が、そのまま第1話に導入し、また第3話の最後の台詞も受け持つという構成も見事でした。
 アンケートを書いた人の中から抽選で次回公演の割引券がもらえるということでしたが、筆記具を持っていなかったので、泣く泣くそのまま帰ることになりました。

ネタバレBOX

「それでも地球は廻っている」
 壁が無くなったのは、桜井と鈴川の関係だけだったのでしょうか。まあ、財津のおかげで登場人物間の隠し事は無くなったのかも知れませんが。
 タイムマシンネタなのに、タイムマシンの装置は出てこず、観客の頭の中で想像させるのは巧いと思います。また、その原理を人間で説明するのもわかりやすくて良かったです。
 また3話を通じて唯一のラガーマンである古谷がボーダーを着ていたのも、在学中のプレーヤーを髣髴とさせ、良かったです。

「ハヴァナイストリップ!」
 前話の古谷の恋人はアサマだったのでしょうか。
 頑ななナンバの心が解けていく様子は感動的でさえありました。
 時間経過を示すのに、マサルとアサマはほぼ動かさず、ユウキだけいじるというのには笑わせられました。

「NO SIDE」
 前話のマサルとユウキが、この話の登場人物がいない間に舞台をちょろちょろするという展開が面白かったです。また、どちらがいづみの父であるか、というのは、三宅ならずとも観客が惑わされたと思います。
 しかし、なんといっても面白かったのは、いづみの妄想のショックを示す照明と音楽でした。
Regulation'sHigh

Regulation'sHigh

BLACK JAM

萬劇場(東京都)

2017/09/20 (水) ~ 2017/09/24 (日)公演終了

満足度★★★★

鑑賞日2017/09/20 (水) 19:00

 前作までの2作は上野で演じたのですね。大塚に来てもらってよかったです。もちろん、前作までを観ていなくても十分楽しめましたが、前作までを観ていれば、さらに人間関係がわかったのでしょうか。
 教育のあり方をも考えさせる良作でした。面白かったです。
 40年前は小学生でしたが、先生に怒られたら、親に話すなんて考えられなかったです。そんなことをすれば、「どんな悪いことをしたのか?」と二重に叱られますから。
 前の二作を観た方は問題ないのでしょうが、合言葉の「ざくろ」は、音読み+訓読みのいわゆる重箱読みなので、ふりがな振った方がいいと思います。

ネタバレBOX

★印象に残ったシーンは丸山がゴールを決めたシーンですね。
 印象に残った人物は進藤先生と氷室先生です。


★客演が多いのに、抜群のチームワークを感じました。野郎だけの舞台がプラスに働いたのでしょうか。

 40年前で何日間過ごしたのかわかりませんが、速水たちがすぐに頭髪を戻されなかったのに大いに違和感を感じました。それだけ厳しい校則があるのなら、まず強制的に散髪、脱色させられるでしょう。さらに、それだけ厳しいのに、煙草の吸殻が校内に落ちているというのもまず考えられません。あの落書きだらけの壁も不思議です。
 同じようなことなのですが、氷室や浦辺はもう六十前ということになります。浦辺の息子が中学生とか長谷川の息子が高校生とか相当な晩婚になってしまいますので、これも少し違和感があります。もっといえば、終戦時軍曹だった進藤は少なくとも三十代だったでしょうから、それから32年経って六十代半ばでしょう。このあたり、役者さんたちが皆若すぎました。
一念発起!

一念発起!

劇団フリースマイル

アドリブ小劇場(東京都)

2011/03/04 (金) ~ 2011/03/06 (日)公演終了

満足度★★★

寂しいですね
 持ち味であるほのぼのとした雰囲気は充分に伝わりましたし、ほっこり感も出ていましたので、狙いとしては成功だと思いますが、面白さという点ではマラソン同好会や大江戸FMの話にはとても及ばなかったと思います。
 多分その辺りが活動休止の理由の1つなのかな。寂しいです。
 ゲストハウスに戻りたくなったなぁ。

リーマン兄弟と嫁 【公演終了!ご来場ありがとうございました!!】

リーマン兄弟と嫁 【公演終了!ご来場ありがとうございました!!】

劇団鋼鉄村松

シアターグリーン BASE THEATER(東京都)

2011/01/14 (金) ~ 2011/01/18 (火)公演終了

満足度★★★

ラブサスペンスではある
 ラブとサスペンスはあったような…、ただしラブもサスペンスもそれぞれ独立して、しかも劇中の嫁の言葉を借りれば「足りない」…。
 ☆2つでもよかったが、映像との組み合わせが結構いい手法かな、ということでおまけの☆☆☆。
 早く帰って腕立て伏せがしたくはなった。

ネタバレBOX

 結局兄の嫁はどうなったのか?兄の娘の役回りは中絶するだけの役か?しかも中絶を笑いにしてしまおうという感覚がさもしい。
 隣りの席の方が大受けだったので、つられて笑ったけど、周りが冷静な観客ばかりだったらかなり辛い内容だったと思う。
欠陥の魔術師 -EXPLOITER-

欠陥の魔術師 -EXPLOITER-

空想天象儀

小劇場てあとるらぽう(東京都)

2011/04/29 (金) ~ 2011/05/01 (日)公演終了

満足度★★★

しっかりした構成
 とにかく構成がよかったと思います。チャプター3の声の話やチャプター5の透明人間の話など設定に少し不満もありましたが、説明ぽくならずに話を進めていくのは作家の卓越した技を感じました。
 挿話ごとには不満の残るものもありましたが、これは人の好みによる部分だと思います。オムニバスのよさを充分に出していましたね。、
 それ以上にこの地震に対する気持ちが全員に出ていたと思います。地震に対する説明もあり、観る方も気合が入りました。

ネタバレBOX

 ただ舞台をあたためるための前説のはずが、から回りでしたね。もちろん、こちら観客も悪いのですが、「ロミオと」のフリはむちゃだと思いました。「ジュリエット」でいいのか今日のタイトルでいいのか、答えに窮しましたからね。
アウト・オブ・オーダー

アウト・オブ・オーダー

ファルスシアター

シアターグリーン BOX in BOX THEATER(東京都)

2010/06/25 (金) ~ 2010/06/27 (日)公演終了

満足度★★★

面白い
 さすがレイ=クーニーなのか、この劇団がうまいのか?とにかく面白かったです。
 無理やり巻き込まれていく秘書のジョージの役者さんがまた気の弱そうな顔をしていてぴったりでした。

 シチュエーションコメディはいつも思うのですが、必ず嘘や勘違いで1人の登場人物に2つ以上の役名がつくことがあります。耳慣れない片仮名の名前では混乱しがちですね。もっともイギリスの議会政治の雰囲気を出すためには原作通りの役名でないと雰囲気はでないでしょうから…難しいところだと思いますが。
 あらすじに触れない程度の人物相関図などあったらもっと助かると思いました。

ネタバレBOX

 おっかないヘルパーさんの切れた演技は魅力的で、ジョージとくっつき、ウィリー夫妻、ワージントン夫妻も元の鞘に収まっての大団円はやはりレイ=クーニーらしく満足でした。

 問題の窓の開閉はどうやっていたのか?タイミング良くバタンと落とすのはどうやっていたのか気になりますが。
ホームカミング・クイーン

ホームカミング・クイーン

アカネジレンマ

神楽坂die pratze(ディ・プラッツ)(東京都)

2011/03/10 (木) ~ 2011/03/13 (日)公演終了

満足度★★★

可も無く不可も無く
 しみじみとした雰囲気で、次の展開も読みづらくてまあまあだとは思うのが。
 お店から外に出たり入ったりするシーンが多かったので、せめてパントマイムでドアを開け閉めして欲しかった。
 家族の再生がテーマだったと思うのだが、それにしてはお母さんとの関係は観客に投げすぎではないか?せっかくの「カレーライスやめました」が活きてこない感じ。
 とはいえ、観劇後、実家に電話してしまった。

ネタバレBOX

「腑抜けども、悲しみの愛を見せろ」から想を採ったのだろうか?と思った人は多かったと思う。
 黛の役割も今一歩よくわからなかったし。
恋夢

恋夢

少年ギ曲団

シアターグリーン BIG TREE THEATER(東京都)

2014/09/25 (木) ~ 2014/09/28 (日)公演終了

満足度★★★

退屈はしませんでした
 予想された内容は「人造人間キカイダー」のようなものかと思いましたが、かなり違っていました。

ネタバレBOX

 予想が合っていたのは、MJが人間になりたがろうとしたことくらい。ラブコメディなら年齢的に気恥ずかしいな、と思っていましたが、もっと人間の本質を問うような感じではありました。
 ロボットと人間の演じ分けをどうするのか、と思いましたが、「実在した人間の魂をロボットに入れるので、より人間らしくなる」ということで、特に差をつけることもなく、考えられた脚本だと思います。
 適度なギャグもあり、そこそこ観られましたが、ラストはあまりに観客の想像にゆだねすぎな気がします。
エフ スカート

エフ スカート

はちみつシアター

劇場MOMO(東京都)

2009/01/21 (水) ~ 2009/01/25 (日)公演終了

満足度★★★

ミニスカの功罪
 女優さんの脚は堪能しましたし、ダンスも狭い舞台の中でかなり楽しめましたし、キャラクターの性格もそれぞれはっきりしていて、それぞれに見せ場があってよかったです。
 2時間が短く感じました。

ネタバレBOX

 歌がもう一つ。それに縄跳びシーンがかなり上手にこなしてましたが、あれがもっと成功率が高くなるとあのシーンの重要性も増すと思います。
 ミニスカだからでしょうか?あまり警官に見えませんでした
ホテルロンドン

ホテルロンドン

国分寺大人倶楽部

王子小劇場(東京都)

2011/02/23 (水) ~ 2011/02/27 (日)公演終了

満足度★★

難しかった
 劇団も所見だが、あの舞台の置き方もはじめて観た。舞台の間に観客がそれぞれいるような。
 取り返しのつかない人達の話なのかもしれないけど、その取り返しのつかないことを必死にごまかしてる奴がいなくて、ただみんな諦めてる感じがした。必死にごまかす人間の醜さが面白いと思うんだけど。
 思った以上に客の年齢層が高く、また観客の男女比でも男の方が多いようなので、劇団のコアなファンが多くて、説明不要の世界があるのかな、と思った。

ネタバレBOX

 退廃的な雰囲気を出すための演出なんだろうが、開演までと幕間のロックがあまりにもうるさすぎる。
 電話の男は結局、どれと繋がるのかもよくわからなかった。台詞と台詞の間にあるものを観客に考えさせることが多い芝居だと思う。
 女優さんの半裸がいっぱい観られるのは嬉しいが、全体的に難しく、観劇慣れしている人しか受け付けないような雰囲気があった。
ビリーバーズイントウキョウ

ビリーバーズイントウキョウ

ぷぐあんず企画

要町アトリエ第七秘密基地(東京都)

2015/01/10 (土) ~ 2015/01/11 (日)公演終了

満足度

つまらなかった
正直、自分には難しすぎたのか意味がわかるようでわからなかったです。
役者さんたちの演技にははっとさせられることもあったのですが…、野心的な実験作品ととらえればいいのか。それとも完成された新しい芝居なのでしょうか。

ネタバレBOX

台詞の繰り返しは心理的にエコーがかかっているということなのでしょうか。単に短い話を延ばしているようにしか感じませんでした。
白虎隊風雲録 コダマ!(CM大会最優秀賞受賞!)

白虎隊風雲録 コダマ!(CM大会最優秀賞受賞!)

劇団バッコスの祭

シアターグリーン BIG TREE THEATER(東京都)

2012/09/26 (水) ~ 2012/10/01 (月)公演終了

満足度

観たいものとは違った
 うーん。わざわざ戊辰戦争の会津を舞台にしたわけがわかりません。悲惨な負け戦に散って行った例は古今東西数限りなくあるのに。東北のヒーロー総出演にしたかったからなのでしょうか?
 アニメや実写映画のような映像作品であればまずまず面白かったのかもしれませんが、生で演じる意味がわかりません。単なる学芸会に堕ちている感じがしました。
 もちろん、殺陣や役者さんの演技、照明効果などは別に悪くないのですが、いろいろな意味でもったいない感が満載でしたので、正直観終わったとき拍手する気が置きませんでした。
 まぁ、ここは歴史ものが得意な劇団だと思ってますので、次回作に期待したいところです。

ネタバレBOX

 まだ会津藩では封建制度が続いていたわけですよね? 自分の殿様を「松平様」と呼ぶでしょうか?
 コダマの力が生前の人物に関連付けられていないし、生前の性格も受け継いでいないし、何よりわざわざあれだけ大人数コダマを準備してしまうと単なるファンタジーですよね。超人的な力を持つのはもう少し絞った方がよいと思います。それを期待して観に来ている人には面白かったのでしょうけど。
 後はもう少し方言を取り入れてリアルさを出した方が好みですね。
 歴史で遊ぶのは楽しいのですが、私が観たいものでは無かったです。
 
嗚呼、青春が僕に輝かない。君にも輝かない。

嗚呼、青春が僕に輝かない。君にも輝かない。

コーヒーカップオーケストラ

明石スタジオ(東京都)

2010/12/03 (金) ~ 2010/12/06 (月)公演終了

ほんとに何にも残らない
 ここまで何も残らないのは実に清清しいです。何かテーマらしいものを匂わせてお涙頂戴、みたいないやらしさが無くて、観終わった後に「ああいい舞台を観た」とか「時間の無駄だった」とかの感想が無かったのが長所でした。
 脚本家が考えたいくつかの話を合体させただけ。一応のストーリーはあるんだけれど、場面場面だけでも話が成立しそうな、小コントの連続のような感じでしたね。
 何か妄想をそのまま表現したような、演者が楽しんでいる感じがうまく表現されていて、結構笑わせてもらいました。
 評価は観る人の精神状態にかなり左右されるかな?ま、日常を忘れたい人にはうってつけかもしれませんね。

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