いずこをはかと
PocketSheepS
TACCS1179(東京都)
2018/02/08 (木) ~ 2018/02/11 (日)公演終了
満足度★★★★
キャラメルボックスに通ずる初心者にも分かりやすいストーリーにメリハリある演技と軽快なテンポ。
特に盗人珊瑚とお宝女が逃亡してからの疾走感は爽快。
ストーリー的には自由を追い求める覚悟の決め方が印象的でした。
笑いのテクニックに磨きがかかれば更に上質な作品になるのではないかと。
開場数分前、外まで漏れ聞こえてくる気合い入れのセレモニー。
音楽と共に、楽しませる直前の集中力と炸裂するエネルギーまでもが漏れ出てきて凄い迫力。
本来見せる為のモノではないし本編との兼ね合いもあるでしょうが、こういう場面って公開する価値があると思うのだけれど。というかめちゃくちゃ観てみたい。
もしも早く会場に来た特権として観る事ができるのならば絶対早く行く。
「ザ・アパートメント」
望創族
阿佐ヶ谷アルシェ(東京都)
2018/02/07 (水) ~ 2018/02/11 (日)公演終了
満足度★★★★★
ボロアパートの『はちぽち荘』。
舞台であるその共有スペースは、床・壁・調度品の隅々まで芸が細かい!
演劇通の方から最近聞いたばかりの「劇場に入り、まず舞台セットを見て細かい所まで目が行き届いていた場合、その公演はほぼ面白い」の格言をさっそく思い出しました。
イイ感じに持ち崩した5人のアパート住民と、文句たれながらも今の暮らしに満足気な大家さん。
何というかキャラクターやストーリーの輪郭がハッキリしていて、とても世界観に入っていきやすい。
「あっ、今の台詞ぜったい伏線だろ~っ」というところや、謎めいた部分は「どこがどうおかしいのか」というところまで輪郭がハッキリ。
その謎めいた部分を尻目に、無理めの希望を糧に生活する彼等の姿はとても面白楽しく、それらは期待通りであり予想通りで、うんうんと観ていたのですが・・・
ここから先はネタバレになり、劇団さんも望まないと思うので残念ながら書けませんが、私は全身トリハダがたちました。
生の舞台ってやっぱり凄い!
「笑いの分野を制する役者は、あらゆる分野を制する」
今日の公演でMy格言がひとつ生まれました。
桜歌
ラビット番長
演劇制作体V-NETアトリエ【柴崎道場】(東京都)
2018/02/02 (金) ~ 2018/02/04 (日)公演終了
満足度★★★★★
何というかまだ子供の頃に、人も疎らな図書室で何気なく手に取った本に思いのほか引き込まれてしまい、夢中で読みふけってしまった時の様な懐かしい匂いのする作品でした。
初めて出逢ったとは思えない懐かしさと共に、戦時中の生々しい若き痛みが心に共鳴してきて激しく心揺さぶられました。
瀬戸の花嫁
ものづくり計画
シアターKASSAI【閉館】(東京都)
2018/01/31 (水) ~ 2018/02/04 (日)公演終了
満足度★★★★★
あぁ~瀬戸の方言に癒される~。
お嫁さん候補を心待ちにする島民と一緒になって、こちらのワクワク感もヒートアップのオープニング。
そうそう!やっぱりこういうイベントは迎える前が特に楽しい。
遂にやって来る運命の日。
ここまで漕ぎ着けるまでにもいろいろあって、もうすっかり自分も瀬戸の仲間気分。
既にこんな気持ちにさせるなんて「この作品なかなかあざといなー」と思いながらも、どの役者さんも役に入り込んだ表情のひとつひとつが実にイイ。
そして言葉の掛け合いのタイミング!・・・なんて絶妙であざとい。あぁでもそれが楽しい。
島民の皆さんの思惑は赤裸々に、女性陣の本音はまだちょっと不透明なのが、またイイ。
イベンターの人達の仕切りも心憎くて実にイイ。
もうラストを待たずに心のホカホカメーターはMAXに。
こういう心の芯まで温まる作品は、観る者を無条件に笑顔にしてくれるのでとても貴重。
オホヒルメ
アブラクサス
シアターグリーン BASE THEATER(東京都)
2018/02/01 (木) ~ 2018/02/05 (月)公演終了
満足度★★★★
権力抗争の渦中、父 聖武天皇から受け継いだ理想郷を胸に2度も天皇の位に就いた孝謙天皇の物語は、史実的にも面白い時代を取り上げた作品だと思います。
ただ付け刃の知識で挑んだ私にとって、混乱の時代だけにコロコロ情勢が変わる描写についていくのを大変に感じた箇所もいくつか。
なので例えば孝謙天皇の側で仕えた和気広虫からの視点に特化して、彼女の所見を加えて描かれる等のひと工夫があったりすると、もっと消化しやすかったかなーと思えました。
何より側近同士のやり取りが面白かったので、そこをもっと観たかった、というのもありますが。
俺を縛れ!
柿喰う客
本多劇場(東京都)
2018/01/24 (水) ~ 2018/02/04 (日)公演終了
満足度★★★★★
徳川将軍ご乱心。2時間フル稼働のめくるめく展開は、多くの役者さんに次々とメイン配役以外の役割を担わせるが、余程構成がしっかりしているのか何の混乱もきたさず、その自由自在感は観ていて爽快。
これだけ強烈な面白さと狂気を併せ持ったストーリーの流れ&役者力をもってすれば、がっつりカタルシスをもたらすラストも可能であっただろうに、わざと崩してくるのは柿喰う客流といったところなのだろうか。
「そこでふざけるんだ!」と肩透かしを食らいながらも、最後の最後まで予定調和を覆す展開は生身ライブならではの驚きの連続で「ホント恐れ入りました」と思うしかありません。
今回が初見でしたが、唯一無二の完成スタイルを既に手に入れている劇団さんだったなーという印象。
怖いものなしといった感じで強そう。
ご無沙汰してますKYです。
KY brothers
ART THEATER かもめ座(東京都)
2018/01/26 (金) ~ 2018/01/28 (日)公演終了
満足度★★★★
二人芝居。お二人とも声質と滑舌がメチャクチャ良い!
全編を通してこの武器はかなり有効。
3年ぶりの大放出、いろいろ楽しめる盛り沢山な公演でした。
前半の一連は正統ともいえるコントな作品陣、後半からは更にグ~ンとオリジナル性がUPし「これがKY brothersかッ!」と思わせる力強い三連発。
一般のコント公演とは一線を画すモノで、観てきたぞーッ感が満たされました。
特にラストパートは役者の強みが前面に出た内容で見応えアリ。
浅草★ロ・ロ・ロック
劇団 演劇らぼ・狼たちの教室
雷5656会館・ときわホール(東京都)
2018/01/25 (木) ~ 2018/01/29 (月)公演終了
満足度★★★★
ゆっくりと仲見世通りをひやかし、浅草寺エリアを通り抜けて雷5656会館へ。
駅を降りてから本作のテイストまで全てが浅草尽くしでやたら楽しい!
スタートからしばらくは、その世界観に入り込む為の努力を少々要しましたが、入り込んでしまえばレトロ風味の荒唐無稽ワールドがやたら楽しい。
(スタートしばらくのハードルは周りの観客の様子からもチラホラ)
芝居にはまだ充分慣れていない役者さんが多いのかも。と思えましたが、それを込みでの面白味!
“熱さ”と“いかがわしさ”を足して2で割ったような独特の雰囲気が漂っていました。
特に印象的だったのは作・演出の方が、そこそこのご年齢にも関わらず、他の役者さんと同じ土俵で同じ汗をかき頑張っていた姿でしょうか。
観劇で心暖まった帰り道で見た浅草寺や五重塔が、来た時よりもずっと美しく見えました。
明智小六郎が出ていたからという訳ではないですが(イヤそれもありますが)狼たちの教室さんには是非、江戸川乱歩の少年探偵団VS怪人二十面相シリーズの『電人M』『魔人ゴング』『宇宙怪人』あたりをモチーフにした作品を創って欲しいと思いました。場所はもちろん浅草で!
(私が一番乱歩作品で浅草っぽいと思うのは『一寸法師』・・・しかし二十面相ではない)
狼たちの教室さんの世界観に妖しさ増量、絶対ハマると思うのだけれど。
俳優名鑑vol.4【全公演終了しました。ご来場ありがとうございました!!】
KUROGOKU
中板橋 新生館スタジオ(東京都)
2018/01/25 (木) ~ 2018/01/28 (日)公演終了
満足度★★★★
ゆったりと腰を据えた環境で「俳優名鑑」のタイトル通り“役者”が主役の舞台をじっくり鑑賞できる至福の時間。
演劇がもっと一般の生活に浸透してくれさえすれば、気軽にふらっと入場して、良質な芝居をごく自然に鑑賞できるこの様な企画は、連日定番化も可能になるのになーと。
若手チームと中堅チーム、それぞれ役者さんの背丈に合わせた内容で、趣の異なるオーダーメイドな2作品。
共通点は、どちらも普通からちょっと(?)はみ出した「妙な感じ」にコチョコチョくすぐられる様な可笑しさ。
1作目『欲しい花は決まってる』は「爽やかな変態」「ほのぼのした狂気」の“妙”に脇腹をコチョコチョ。
2作目『隕石はこめかみをめがけて』は更にワンランクステージが上がり、慇懃無礼の中にとんでもない侮辱がぶち込まれての脇の下をコチョコチョ。
今回は王道の分かりやすくて楽しめるコメディータッチでしたが、今後は実験的なモノとか、夏にはホラーチックなモノとか、何かと小回りの利きそうなシリーズだと思えました。
オケハザマ
流山児★事務所
ザ・スズナリ(東京都)
2018/01/24 (水) ~ 2018/02/04 (日)公演終了
満足度★★★★
ブッ飛んだイメージの しりあがり寿氏の作品についていけるのだろうかと一抹の不安がありましたが、カオスなエンターテイメントの中で遊びまくりながらも、今川義元の人物像がしっかり描かれており、本格的歴史絵巻としてラストまで振り落とされず一気に楽しみきる事ができました。
しりあがり寿氏と流山児祥氏のテイストがうまく半々に融合した安定感があって良かった!と思う反面、とんでもない化学反応を期待していたところもあり・・・その場合、やっぱり振り落とされてるかなー
アスファルト・キス
ワンツーワークス
あうるすぽっと(東京都)
2018/01/18 (木) ~ 2018/01/21 (日)公演終了
満足度★★★★
最初は順当に主役青年の視点・立場になって物語を観ていましたが、段々辛くなってくる。
なので青年の義妹の視点へと乗り換えることに。
義妹は事件から程よい距離間、一歩引いた客観的視点ゆえ、なかなか具合がいいぞっと思っていたら・・・あちゃ~
「腐敗したマスコミの実態を暴いた物語」そう解釈して観ていたものが、本流にもっと怖い正体がある事に気付かされます。
紛らわしい行動が、悪意あるマスコミに利用され拡散されたその先。
自分の場合は?とイヤでも問いかけてくるシンプルゆえにストレートな作品でした。
事件に対する世間の反応のしかたに違和感がある等、実際の原作はすんなりと飲み込みにくい作品なのではないかと推測しますが、演出によって喉ごし良く観られる工夫が色々と施されているのは充分感じ取ることができました。
らん
秦組
こくみん共済 coop ホール/スペース・ゼロ(東京都)
2018/01/17 (水) ~ 2018/01/21 (日)公演終了
満足度★★★★★
観劇後の満足感というのは「面白かった!」「感動した!」等の手土産をどれだけぶら下げて帰れるかともいえますが、まさに大漁!もう胸いっぱい、お腹いっぱいです。
悪政に苦しむ極貧の村民、更なる底辺に属する毒地で暮らす賤民の人々。
その一人、苛酷な境遇ながらも賤民ゆえの逞しさと結束の強さに包まれ、青春グラフティーさながらに恋をし、明るさ、真っ直ぐさで楽しませてくれる少女。
しかしその先には、青春モノというにはあまりに血生臭く、少女はおろか彼女を祭り上げ、裏で画策する大人達さえもドツボの争いに巻き込こんでいく悲劇。
観劇前には「予言」というキーワードから『マクベス』をイメージするところがありましたが、実に日本人的泥臭さと、闇が光を、光が闇をより際立たせるコントラストが鮮やかな展開で振り幅大きく心揺さぶられました。
ふんだんに盛り込まれた殺陣シーンでは、どれもが単純に善と悪が争う図式に当てはまらず、両者のバックボーンが充分刷り込まれている為、どちらが斬られても「あ~っやられちまった!」と心穏やかではいられない連続・・・
今年初の感動泣き。
「より激しく、より切なく、より残酷に・・・」
感極まり、気持ちいいくらい涙たくさん流させて頂きました。
はいけいそれぞれ
劇団うけつ
シアターグリーン BASE THEATER(東京都)
2018/01/17 (水) ~ 2018/01/21 (日)公演終了
満足度★★★★
小学4年生時代の汚点(?)を高校卒業まで引きずり続けた青年のお話し。
劇団デビュー作(当時大学1年生!)の再演ということで、客演も加わりパワー溢れる舞台。
全編隈なく笑わせようとする心意気はサービス精神旺盛な劇団カラーの反映と思わせる一方、もう少し鼻息を落ち着かせた部分があっても良かったかなと。
(その分ストーリーに深みが必要になってきますが)
ちょっと過剰気味に味付された役柄は、各人本来の持ち味をかえって削いでいる様な気がし、役柄キャラ50% 自前持ち味キャラ50%の配分が“うけつ”さんの場合、最も輝くのではないかというのが個人的な感想。
他劇団にはない武器(個性や瞬発力など)を沢山持たれているのだから、それらを自由度高く存分に生かせれば、もっと面白くなると思えました。
【東京公演】三の糸
ゴツプロ!
本多劇場(東京都)
2018/01/10 (水) ~ 2018/01/14 (日)公演終了
満足度★★★★
「軽い」「お気楽」「可笑しい」からの「重い」「厳しい」「哀しい」へ移行する絶妙なグラデーション構造がお見事!
後半での因縁・諦念渦巻く世界観は、実力ある役者さん揃いゆえに納得ずくともいえますが、前半の一見マンガ的な立ち振る舞いさえも、渾身の演技で徐々に馴染ませ、引き込んでしまう“力業”
謎解きをしている様な面白さも加わりグイグイ惹きつけられました。
非国民的演劇
しあわせ学級崩壊
王子小劇場(東京都)
2018/01/11 (木) ~ 2018/01/14 (日)公演終了
満足度★★★★
時は世紀末だろうか退廃的で享楽的な雰囲気。
ストリップ劇場の控室でのやり取りや、リズミカルに飛び交う様々な人達の言葉や感情を四方八方全身に浴びてきました。
この体感をどう感想とすれば良いのか、ちょっと難しいのですが、
「嫌われるかもしれない。」
「叱られるかもしれない。」
「捨てられるかもしれない。」・・・そして「殺されるかもしれない。」
どの若者も何らかに怯え、親兄弟を含めた他者との共存に苦しんでいる一方、大人達は自身を守るため彼らを更に追い込んでいた印象。
かといって暗く気が滅入る公演だったかというと、案外そうでもなく、どちらかというと元気をもらった気が。
それは何故に?・・・苦しんでいる人間を上から目線で観る優越感?
いや、そうではなく彼らの内部には濃厚なエネルギーが漲っており、迷い悩みながらも強い生命力を感じたからではないかと。
作者さんの意図するモノとは、もしかしてちょっと違う所見かもしれませんが私はそう感じました。
SHIT AND LOBSTER 【ご来場ありがとうございました】
MILE STONE
吉祥寺シアター(東京都)
2018/01/10 (水) ~ 2018/01/14 (日)公演終了
満足度★★★★
スタイリッシュなエロ サスペンスコメディーとでも形容すればよいのでしょうか。
う~ん、まだ他にも要素があるので一言では言い表せないッ。
例えるなら「anan(アンアン)のSEX特集」の延長線上で演劇を創ってみた!的な雰囲気が何ともキャッチィー。(ananをちゃんと読んだ事は無いのでイメージです)
まずはスゴク気になっていた「SHIT AND LOBSTER」の概念が冒頭でズバーンと提示されるシーンには思わずゾクッときました。
ごく普通のカップル。あらすじで明記されたとおり、男が女に質問した事を発端に想像もつかない方向に展開していくストーリー。
遊び心溢れる演出でかなり楽しめる内容でした。が、さらにブラッシュアップすればするほど、より深く より面白くなっていきそうな可能性に★はひとつ空けておきます。
客層:当然若い女性も多かったですが、老若男女まんべんなく網羅された実に幅広い客層でした。
砂糖菓子の弾丸は撃ちぬけない
ときめき怪獣
参宮橋TRANCE MISSION(東京都)
2018/01/06 (土) ~ 2018/01/07 (日)公演終了
満足度★★★★
ジュブナイルの世界観でありながらも、かなりのダークさを包含しており子供向けの作品でない事は明らか。
あらすじからは既に“海野藻屑”という少女がバラバラ遺体となる結末が分かったうえで、彼女が転校し“山田なぎさ”という少女と出逢うところから物語はスタート。
この“山田なぎさ”の視点を中心に作品は描かれている為、ほぼ彼女は舞台に出ずっぱり。
切れ長の目には未成年ながら強く現実を見据えようとする力が宿っており、相当な気合いで役柄に挑まれている事が伺えました。
理不尽な現実に対して、ファンタジーを身にまとうことで武装したり、インターネットの世界へと逃げ込んだり、無事大人に成長するだけでも大変な子供は沢山存在するのだろうと考えさせられ心が痛むと共に、大人には手の届かないその心内は僅かながらでも分かる気がして、懐かしい痛みを呼び起こす作品でもありました。
ぼくらの90分間戦争
企画演劇集団ボクラ団義
シアターKASSAI【閉館】(東京都)
2017/12/27 (水) ~ 2018/01/15 (月)公演終了
満足度★★★★
中学生時代に何があったのか、かつての仲間達がそれぞれに向き合わなければならないノーカット90分。
その誰もに何かしら同調できる分、強い個性を放つ人物が少ない様に思いましたが、徐々に明らかになってくる事の真相を見守りながら何ともやり切れない気持ちになった90分でした。
ドラマの純度を上げる為に色んなモノを削ぎ落してみたボクラ団義さんの通過点的作品なのかなという印象。
大川の大忘年会2017
大川興業
ザ・スズナリ(東京都)
2017/12/30 (土) ~ 2017/12/31 (日)公演終了
満足度★★★★
芸名も何やら不謹慎な阿曽山大噴火さんの公演。
今年初めて裁判傍聴なるものを体験しましたが、やはりその時も今日と同じスカートをはいていらっしゃいました。
その時の事件内容は某有名人が被告の名誉棄損。
即日ラジオでこの裁判の様子を語っていましたが、確かに妙な面白味ばかりを巧く抽出して腕は確かだなーと思いました。
2017年東京地裁で扱われた事件21ケース+α。
そう言えばあったねーな事件も含め下世話な事件総括に思わず笑ってしまった大晦日でした。
ハダシの足音
万能グローブ ガラパゴスダイナモス
駅前劇場(東京都)
2017/12/27 (水) ~ 2017/12/30 (土)公演終了
満足度★★★★
体験した記憶。例えば「感動的だったライブ体験の記憶」とかが売買できる未来でのお話し。(作中では既に違法行為)
自分にも売り物になる記憶が沢山あるけれど、やっぱり売りたくはないかなーと。
もちろん今回の観劇体験もしかり。 ・・・う~ん、ちなみにいかほどで? イヤイヤイヤ、福岡からやって来た劇団さんの貴重な公演でした。
曖昧になった記憶をクリアに蘇らせる的なサービスもありましたが、自分では完璧に美しい思い出だと確信していたものが、掘り起こしてみると実は余計な枝葉がくっついていてガックリ。そんな事もあり得るかな~と思ったりしながらの観劇でした。